JPH0826025B2 - 環置換4−アザフタリド - Google Patents

環置換4−アザフタリド

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JPH0826025B2
JPH0826025B2 JP61004445A JP444586A JPH0826025B2 JP H0826025 B2 JPH0826025 B2 JP H0826025B2 JP 61004445 A JP61004445 A JP 61004445A JP 444586 A JP444586 A JP 444586A JP H0826025 B2 JPH0826025 B2 JP H0826025B2
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    • C09B11/04Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D491/02Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はピリジン環において置換された4−アザフタ
リド、その製造方法ならびに感圧または感熱記録材料に
おける発色剤としてのその使用に関する。
本発明による環置換アザフタリドは下記一般式で示さ
れる。
式中、 Qは式 の置換フエニル基または式 の3−インドリル基を意味し、 Y1とY2は互いに独立的に水素、未置換またはハロゲン、
ヒドロキシル、シアノまたは低級アルコキシによつて置
換された多くとも12個の炭素原子を有するアルキル、ま
たは1乃至12個の炭素原子を有するアシル、ベンジル、
またはハロゲン、シアノ、低級アルキルまたは低級アル
コキシによつて置換されたベンジルを意味し、 Z1とZ2は互いに独立的に水素、低級アルキルまたはフエ
ニルを意味し、 R1とR2は互いに独立的に水素、未置換またはハロゲン、
ヒドロキシル、シアノまたは低級アルコキシによつて置
換された多くとも12個の炭素原子を有するアルキル、ま
たは5乃至10個の炭素原子を有するシクロアルキル、ま
たは未置換またはハロゲン、シアノ、低級アルキルまた
は低級アルコキシによつて置換されたベンジルまたはフ
エニルを意味するか、または R1とR2はそれらが結合している窒素原子とともに5また
は6員の好ましくは飽和の複素環式基を意味する、 Xは水素、ハロゲン、低級アルキル、C1−C12−アルコ
キシ、C1−C12−アシルオキシ、ベンジル、フエニル、
ベンジルオキシ、フエノオキシ、またはハロゲン、シア
ノ、低級アルキルまたは低級アルコキシによつて置換さ
れたベンジルまたはベンジルオキシ、あるいは基−NT1T
2(ここでT1とT2は互いに独立的に水素、低級アルキ
ル、シクロアルキル、ベンジル、またはハロゲン、シア
ノ、低級アルキルまたは低級アルコキシによつて置換さ
れたベンジル、または1乃至12個の炭素原子を有するア
シルを意味し、そしてT1はさらにフエニル、またはハロ
ゲン、シアノ、低級アルキルまたは低級アルコキシによ
つて置換されたフエニルも意味する)を意味する、そし
て ピリジン環Aは低級アルキル、低級アルコキシ、低級ア
ルキルチオ、フエニル、フエノオキシ、またはハロゲ
ン、シアノ、低級アルキル、低級アルコキシまたはシア
ノ−低級アルキルによつて置換されたフエニルまたはフ
エノキシ、またはテトラメチレンによつて置換されてお
り、 ベンゼン核BとDは互いに独立的に未置換であるかまた
はハロゲン、シアノ、低級アルキル、低級アルコキシ、
低級アルコキシカルボニル、アミノ、モノ低級アルキル
アミノまたはジ低級アルキルアミノによつて置換されて
いる。
上記アザフタリドの置換基の定義における低級アルキ
ル、低級アルキルチオおよび低級アルコキシは1乃至5
個、特に好ましくは1乃至3個の炭素原子を有する基ま
たは基の部分を意味する。低級アルキル基を例示すれば
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、se
c−ブチル、アミルまたはイソアミルがあり、低級アル
コキシ基の例としてはメトキシ、エトキシ、イソプロポ
キシまたはt−ブトキシがあり、低級アルキルチオ基の
例としてはメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオまた
はブチルチオなどがある。
アシルはとくにホルミル、低級アルキルカルボニルた
とえばアセチルまたはプロピオニル、またはベンゾイル
である。その他のアシル基としては低級アルキルスルホ
ニル、たとえば、メチルスルホニルまたはエチルスルホ
ニル、さらにはフエニルスルホニルなどが考慮される。
ベンゾイルおよびフエニルスルホニルはハロゲン、メ
チル、メトキシまたはエトキシによつて置換されること
ができる。Xの意味するアシルオキシの例はホルミルオ
キシ、低級アルキルカルボニルオキシまたはベンゾイル
オキシである。Xが意味するC1−C12−アルコキシは直
鎖状または分枝状であり得、たとえば、メトキシ、エト
キシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、n−ヘキシルオ
キシ、オクチルオキシまたはドデシルオキシである。
置換基R1、R2、Y1、Y2がアルキル基を意味する場合
は、それは直鎖状または分枝状アルキル基であり得る。
たとえば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、アミル、
イソアミル、n−ヘキシル、2−エチル−ヘキシル、n
−ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、n−ノニ
ル、イソノニルまたはn−ドデシルである。
R1、R2、Y1、Y2のアルキル基が置換されている場合に
は、それは、とくに、シアノアルキル、ハロゲンアルキ
ル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキルであり、
いずれも全部で2乃至4個の炭素原子を有するのが好ま
しい。例示すれば、β−シアノエチル、β−クロルエチ
ル、β−ヒドロキシエチル、β−メトキシエチルまたは
β−エトキシエチルである。
R1、R2、T1、T2が意味するシクロアルキルの例はシク
ロペンチル、シクロヘプチルまたは好ましくはシクロヘ
キシルである。これらのシクロアルキル基は場合によつ
ては1つまたはそれ以上のC1−C4−アルキル基、好まし
くはメチル基を含有することができ、そして全部で5乃
至10個の炭素原子を有するのが好ましい。
R、T、XおよびYが意味するベンジル基、R1、R2
T1が意味するフエニル基およびXが意味するベンジルオ
キシ基中に存在しうる好ましい置換基は、たとえば、ハ
ロゲン、メチルまたはメトキシである。このような芳香
族脂肪族(araliphatic radicals)および芳香族基の例
を示せば、p−メチルベンジル、o−またはp−クロル
ベンジル、o−またはp−トリル、キシリル、o−、m
−またはp−クロルフエニル、o−またはp−メトキシ
フエニル、o−またはp−クロルベンジルオキシまたは
o−またはp−メチルベンジルオキシである。
2つの置換基R1とR2がそれらの共有の窒素原子と一緒
で複素環式基を意味すれ場合、その複素環式基−NR1R2
の例はピロリジノ、ピペリジノ、ピペコリノ、モルホリ
ノ、チオモルホリノまたはピペラジノたとえばN−メチ
ルピペラジノである。−NR1R2が意味する好ましい飽和
複素環式基はピロリジノ、ピペリジノまたはモルホリノ
である。
置換基R1とR2は好ましくはシクロヘキシル、ベンジ
ル、シアノ低級アルキルたとえばβ−シアノエチル、特
に低級アルキルたとえばメチルまたは特に好ましくはエ
チルを意味する。−NR1R2はまた好ましくはピロリジニ
ルを意味する。
Xは好ましくは次のものを意味する。水素、ハロゲ
ン、低級アルキルたとえばメチル;ベンジルオキシ、C1
−C8−アルコキシ、特にたとえばメトキシ、エトキシ、
イソプロポキシまたはt−ブトキシのごとき低級アルコ
キシ、または基−NT1T2(ここで、T1とT2の一方は好ま
しくはC1−C8−アシルまたは低級アルキルを意味しそし
て他方は水素または低級アルキルを意味する)。この場
合、アシル基は特に低級アルキルカルボニル、たとえ
ば、アセチルまたはプロピオニルである。Xはアセチル
アミノ、ジメチルアミノ、ベンジルオキシまたは特に低
級アルコキシ、とりわけエトキシを意味するのが好まし
い。
N−置換基Y1およびY2は好ましくはベンジル、アセチ
ル、プロピオニルまたは特に1乃至8個の炭素原子を有
するアルキル、たとえば、メチル、エチル、n−ブチル
またはとくにn−オクチルである。
Z1とZ2は好ましくはフエニルまたは特に好ましくはメ
チルである。
ピリジン環Aの置換基としてのアルキル、アルキルチ
オおよびアルコキシの例は次のものである:メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソアミル、t−
アミル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプ
ロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、t−ブトキ
シ、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオまたはブチ
ルチオ。
ピリジン環Aの置換フエニルまたはフエノキシ基の例
としては次のものが示される:メチルフエニル、エチル
フエニル、メトキシフエニル、エトキシフエニル、クロ
ルフエニル、ブロムフエニル、フルオロフエニル、クロ
ルフエノキシ、メチルフエノキシ、メトキシフエノキ
シ、トリフルオロメチルフエニル、2−シアノエチルフ
エニルまたはトリフルオロメチルフエノキシ。ピリジン
環Aがテトラメチレン基を含有している場合は、それは
好ましくはテトラヒドロキノリン基である。
好ましくはピリジン環Aは、たとえば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル
またはt−ブチルのごときC1−C4−アルキルによつて置
換されている。ピリジン環Aはモノ−、ジ−またはトリ
−置換されていてもよい。しかし、ピリジン環Aはモノ
置換されているのが好ましい。
ベンゼン環B及びDはそれ以上さらに置換されていな
いのが好ましい。環BおよびDが置換基を含有している
場合には、その置換基は好ましくはハロゲンまたは低級
アルキル、たとえば、メチルである。
重要な環置換された4−アザフタリドは下記式で表さ
れるものである: 式中、 Aは上記の意味を有し、 Q1は式 の置換フエニル基または式 の3−インドリル基を意味し、 式中、Wはハロゲンまたは好ましくは水素、Y3は水素、
1乃至8個の炭素原子を有するアルキル、アセチル、プ
ロピオニル、ベンジル、またはハロゲン、メチルまたは
メトキシによつて置換されたベンジル、 Z3は低級アルキルまたはフエニル、 R3とR4は互いに独立的に低級アルキル、シアノ低級アル
キル、シクロヘキシル、ベンジル、またはハロゲン、メ
チルまたはメトキシによつて置換されたベンジルを意味
するか、または R3とR4はそれらが結合している窒素原子と一緒でピロリ
ジノ、ピペリジノまたはモルホリノを意味する、 X1は水素、ハロゲン、低級アルキル、C1−C8−アルコキ
シ、ベンジルオキシまたは (ここでT3とT4は互いに独立的に水素、低級アルキル、
ホルミル、低級アルキルカルボニル、ベンゾイル、また
はハロゲン、メチルまたはメトキシによつて置換された
ベンゾイルを意味する)を意味する。
上記式(1)および(2)の中の置換基の定義におけ
るハロゲンは、たとえば、フツ素、臭素または好ましく
は塩素を意味する。
式(2)のアザフタリドの中では、式中のQ1が式(2
a)の基を意味し、 X1が低級アルキル、C1−C8−アルコキシ、特に低級アル
コキシ、ベンジルオキシ、低級アルキルカルボニルアミ
ノ、ベンゾイルアミノまたはジ低級アルキルアミノを意
味するものがとくに好ましい。この場合、Y3は好ましく
はC1−C8−アルキルを意味しそしてピリジン環Aは好ま
しくはC1−C3−アルキルによつてモノ置換またはジ置換
されている。
特に興味のあるものは下記式の環置換4−アザフタリ
ドである。
式中、 V1とV2は一方がC1−C3−アルキルそして他方が水素また
はC1−C3−アルキルを意味し、 Y4は水素、1乃至8個の炭素原子を有するアルキルまた
はベンジル、 Z4はフエニルまたはとくにメチル、 R5とR6は互いに独立的に低級アルキル、シクロヘキシル
またはベンジルを意味するか、または−NR5R6がピロリ
ジノまたはモルホリノを意味する、 X2はメチル、低級アルコキシ、ベンジルオキシ、アセチ
ルアミノ、プロピオニルアミノ、ベンゾイルアミノまた
はジ低級アルキルアミノを意味する。
式(3)の化合物の中ではとくに、 V1がメチル、エチルまたは特にプロピル、V2が水素、 R5がメチル、エチルまたはシクロヘキシル、R6がメチル
またはエチルまたは−NR5R6でピロリジニル、 X2が低級アルコキシ、とくにエトキシ、Z4がメチルそし
てY4がメチル、エチル、n−ブチル、ヘキシルまたはと
くにn−オクチルを意味するものが好ましい。
式(1)乃至(3)の本発明によるアザフタリドは新
規な色原体化合物であり、それ自体公知の方法で製造す
ることができる。式(1)のアザフタリドの1つの製造
方法は、式 の化合物を、式 の化合物または式 の化合物と反応させるものである。
上記式中のA、B、D、R1、R2、Y1、Y2、Z1およびZ2
は前記の意味を有し、そしてX′はXに対して前記した
意味を有するかまたはヒドロキシルを意味する。
X′がヒドロキシルまたは−NT1T2(ここでT1および
/またはT2は水素)を意味する場合には、上の反応によ
る反応生成物をさらに後から定義に従つてアルキル化、
アラルキル化および/またはアシル化することができ
る。
また、本発明によるアザフタリドは式 の化合物または式 の化合物を式 のインドール化合物と反応させることによつても製造す
ることができる。
上記式中のA、B、D、R1、R2、Y1、Y2、Z1およびZ2
は前記の意味を有しそしてX′はXに対して前記した意
味を有するかまたはヒドロキシルを意味し、そして X′がヒドロキシルまたはT1および/またはT2が水素
を意味する場合には、上の反応による反応生成物はさら
にアルキル化、アラルキル化および/またはアシル化す
ることができる。
反応は酸縮合剤(acicl condensing agent)の存在
下、20乃至140℃の温度で両反応成分を反応させること
によつて有利に実施される。使用される縮合剤の例は無
水酢酸、硫酸、リン酸、オキシ塩化リンである。
式(1)の目的生成物の単離は一般に公知の方法で実
施される。すなわち、アルカリ金属水酸化物、アンモニ
ア、アルカリ金属炭酸塩または重炭酸塩のごときアルカ
リで反応混合物を少なくとも6、好ましくは7乃至11の
pH価に調整し、生じた沈澱を分離し、洗浄しそして乾燥
するかあるいは適当な有機溶剤、たとえば、メタノー
ル、イソプロパノール、ベンゼン、クロルベンゼン、ま
たはとくにトルエンで処理することによつて単離され
る。異性体混合物が得られた場合には、クロマトグラフ
イーおよび/または再結晶によつてそれぞれ4−アザフ
タリドと7−アザフタリドとに分離することができる。
X′がヒドロキシルまたはT1とT2の少なくとも1方が
水素を意味する場合の反応生成物のアルキル化またはア
ラルキル化またはアシル化は一般に公知方法によつて実
施できる。例えば、この反応は酸受容剤、たとえば、ア
ルカリ炭酸塩または第三窒素塩基、たとえば、トリエチ
ルアミンの存在下および場合によつては不活性有機溶
剤、たとえば、アセトン、イソプロピルアルコール、ク
ロルベンゼンまたはニトロベンゼンの存在下または不存
在下で実施される。適当なアシル化剤は、たとえば、脂
肪族カルボン酸の反応性官能基誘導体、とくに脂肪酸ハ
ライドまたは無水物、たとえば、臭化アセチル、塩化ア
セチルまたは無水酢酸、あるいは芳香族カルボン酸の誘
導体、たとえば、安息酸ハライドなどである。適当なア
ルキル化剤はアルキルハロゲン化物、たとえば、ヨウ化
メチルまたはエチル、塩化メチルまたはエチル、ジアル
キルスルホナート、たとえば、硫酸ジメチルまたはジエ
チルである。アラルキル化剤としては特に塩化ベンジル
またはその対応置換生成物、たとえば、p−クロルベン
ジルクロライドまたは2,4−ジメチルベンジルクロライ
ドが適当であり、そしてこれらは非極性有機溶剤、たと
えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの中で使用す
るのが好ましい。
Y1がアシル、または置換されていないかまたは置換さ
れたアルキル基またはベンジル基を意味する式(4)の
化合物は、同じく、式(8)の無水物をY1が水素を意味
する式(9)のインドール化合物と反応させて得られた
中間生成物を常用方法によつてアシル化、アルキル化ま
たはアラルキル化することによつて製造される。このア
キル化剤、アルキル化剤またはアラルキル化剤は式
(1)乃至(3)の化合物の製造について記載したもの
と同様のものである。
式(4)、(7)および(8)の出発物質は一般に、
ピリジン−2,3−ジカルボン酸からえられた式、 の無水物を式(9)の化合物あるいは式(5)または
(6)の化合物と反応させることによつて得られる。こ
の場合の反応は所望により有機溶剤中そして好ましくは
塩化亜鉛または塩化アルミニウムのような有機または無
機金属塩の存在下で実施される。適当な有機溶剤は、た
とえば、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル、低級脂肪族カルボン酸(たとえば、酢酸
またはプロピオン酸)、ベンゼン、トルエン、キシレン
またはクロルベンゼンである。反応は、好ましくは5℃
から使用した溶剤の沸騰温度までの範囲の温度で実施さ
れる。得られた式(4)、(7)または(8)の化合物
は好ましくは単離することなく、そのまま次の式(5)
のアニリン化合物との反応または式(9)のインドール
化合物との反応に使用される。
置換ピリジン−2,3−ジカルボン酸(キノリン酸)の
無水物への変換は有利にはその酸を無水酢酸中で加熱
し、その混合物を乾燥体まで蒸発濃縮しそしてその乾燥
残留物を酢酸のような低級カルボン酸の中に溶解または
懸濁することによつて実施され、そしてひきつづきさら
に生成物溶液または懸濁液を直接使用する。
置換ピリジン−2,3−ジカルボン酸は次のようにして
製造される。すなわち、式 (式中、Aは前記の意味を有しそしてRは低級アルキル
またはとくにフエニルを意味する)のピリジンジカルボ
ン酸イミドをHCl、HBr、HI、HClO4またはH2SO4のごとき
鉱酸で処理してアミンを脱離するのである。このような
置換2,3−ジカルボン酸は欧州特許明細書第161221号に
記載されている。
式(1)のアザフタリド化合物の製造は中間生成物を
分離することなく、単一の反応器を利用する2段階法で
好ましく実施される。
低級脂肪族カルボン酸またはその酸のニトリルからなる
有機溶剤中そして有機または無機金属塩の存在下で式
(10)の無水キノリン酸を式(9)のインドール化合物
と反応させる第一段階は0乃至60℃の温度、更に好まし
くは室温(17乃至30℃)で都合よく実施される。
反応媒質として使用される低級脂肪族カルボン酸とし
ては1乃至5個の炭素原子を有し、反応条件下で液体で
あるカルボン酸が好ましい。反応媒質を構成するかかる
適当な脂肪族カルボン酸の例はギ酸、酢酸、ジクロル酢
酸、プロピオン酸、酪酸、イソン酪酸、吉草酸またはこ
れらの酸の混合物である。
同じく反応媒質として使用できる適当なニトリルの例
はアセトニトリル、プロピオニトリルまたはブチロニト
リルである。
使用される金属塩は原子量が24乃至210、好ましくは2
6乃至140、特に好ましくは26乃至120の多価金属から得
られたものが好ましい。このような金属を例示すればア
ルミニウム、バリウム、鉛、カドミウム、カルシウム、
クロム、鉄、ガリウム、コバルト、銅、マグネシウム、
マンガン、モリブデン、ニツケル、水銀、ストロンチウ
ム、タンタル、チタン、バナジウム、タングステン、亜
鉛、錫、ジルコニウムなどである。これらの中では、ア
ルミニウム、カルシウム、カドミウム、鉄、クロム、コ
バルト、銅、ニツケル、マンガン、ストロンチウム、
錫、亜鉛が好ましい。これらの金属塩の陰イオン成分は
鉱酸または有機酸から誘導されているのが好ましく、た
とえば、硫酸塩、ハロゲン化物、硝酸塩、ギ酸塩、酢酸
塩、プロピオン酸塩、クエン酸塩またはステアリン酸塩
が好ましい。
上記金属塩は単独で、あるいは混合物として使用する
ことができる。
第一反応工程における金属塩の使用量は使用された無
水キノリン酸を基準にして10乃至100モル%、好ましく
は12乃至50モル%である。
第一反応工程終了後、その反応生成物(単離されてい
ないケト酸)はそのまま直接的に式(5)または(6)
の化合物と縮合される。この第二の反応工程は両反応成
分を酸縮合剤の存在下、20乃至80℃の温度で反応させる
ように実施するのが好ましい。
式(1)乃至(3)のアザフタリドは常態において無
色であるか、または極めて薄く着色しているにすぎな
い。この発色剤を好ましくは酸性の顕色剤、すなわち電
子受容体と接触させると、QおよびXの意味および使用
された顕色剤の種類に応じて鮮明な赤、紫、緑青、青ま
たは紫青の色が発色する。その色は昇華堅牢性および耐
光堅牢性が非常に良好である。したがつて、本化合物は
1種またはそれ以上の他の公知発色剤と組み合わせて
青、濃紺、グレイ、黒などの色を発色させるためにも非
常に有用である。他の公知発色剤の例としてはつぎのも
のが考慮される: 3,3−(ビス−アミノフエニル)−ナフタリド、3,3−
(ビス−インドリル−)フタリド、3−アミノフルオラ
ン、2,6−ジアミノフルオラン、2,6−ジアミノ−3−メ
チル−フルオラン、ロイコオーラミン、スピロピラン、
スピロジピラン、クロメノピラゾール、クロメノインド
ール、フエノキサジン、フエノチアジン、キナゾリン、
ローダミンラクタムカルバゾリルメタンまたはその他の
トリアリールメタンロイコ染料。
式(1)乃至(3)のアザフタリドは特にフエノール
系下地の上で、あるいはまた活性化粘土の上でも非常に
高い色濃度および耐光堅牢性を有する色を発色する。本
発明の化合物は特に複写材料でもありうる感熱またはと
くに感圧記録材料の中に即時発色性発色剤として使用す
るのに好適である。さらに、本発明の化合物はpH安定性
であり、しかもカプセル油に極めて良く溶けるという性
質によりきわだつている。CBシートで露光後、それらは
色濃度の若干の減少〔CB−衰退(decline)〕を示す。
感圧記録材料はたとえば少なくとも1対のシートから
構成され、そのシートは有機溶剤に溶解した式(1)乃
至(3)の少なくとも1種の発色剤(colour former)
ならびに顕色剤(developer)としての電子受容体を含
有している。
顕色剤の代表例としては次のものが挙げられる。
活性粘土物質たとえばアタパルガス粘土、酸性粘土、
ベントナイト、モンモリロナイト、活性化粘土たとえば
酸活性化ベントナイトまたはモンモリロナイト、さらに
はゼオライト、ハロサイト、二酸化珪素、酸化アルミニ
ウム、硫酸アルミニウム、リン酸アルミニウム、塩化亜
鉛、硝酸亜鉛、活性化カオリンあるいはその他の任意の
粘土。その他の顕色剤は酸性有機化合物たとえば場合に
よつては環置換されたフエノール、レゾルシノール、サ
リチル酸たとえば3,5−ビス−(α,α−ジメチルベン
ジル−)−サリチル酸または3,5−ビス−(α−メチル
ベンジル)−サリチル酸またはサリチル酸エステルおよ
びそれらの金属塩たとえば亜鉛塩、さらには酸性重合体
材料たとえばフエノール系重合体、アルキルフエノール
アセチレン樹脂、マレイン酸/ロジン樹脂あるいは部分
的または完全に加水分解された、無水マレイン酸とスチ
レン、エチレンまたはビニルメチルエーテルとの重合
体、またはカルボキシメチレンの重合体、さらにこれら
のモノマーおよび重合体化合物の混合物も使用できる。
特に好ましい顕色剤は酸活性化ベントナイト、サリチル
酸亜鉛またはp−置換フエノールとホルムアルデヒドと
の縮合生成物である。最後に挙げた縮合生成物は亜鉛で
変性されていてもよい。
上記顕色剤にはさらに付加的に他の、それ自体は反応
性を有しないかまたは殆ど有しないピグメントあるいは
その他の助剤たとえばシリカゲルまたは紫外線吸収剤た
とえば2−(2′−ヒドロキシフエニル)ベンゾトリア
ゾルなどを配合添加することができる。このような目的
のためのピグメントの例としては、タルク、二酸化チタ
ン、酸化亜鉛、チヨーク、粘土たとえばカオリン、およ
び有機顔料たとえば尿素−ホルムアルデヒド縮合物(BE
T表面積2−75m2/g)またはメラミン−ホルムアルデヒ
ド縮合生成物があげられる。
本発色剤はそれが電子受容体と接触した箇所に着色マ
ークを与える。感圧記録材料中に存在している発色剤が
早まつて活性化されるのを防止するため通常は発色剤は
電子受容体と分離しておく。これは発色剤を発泡構造
体、スポンジ構造体またはハネーカム構造体の中に入れ
ておくことによつて都合良く実現できる。より好ましい
のは発色剤を一般に圧力によつて破壊可能なマイクロカ
プセルに封入する方法である。
そのマイクロカプセルがたとえば鉛筆による圧力によ
つて破壊されると、発色剤溶液が電子受容体を塗布され
ている隣接シートに転移しそしてその地点が発色する。
この色は生じた色素が電磁スペクトルの可視領域の光線
を吸収することから得られたものである。
発色剤は好ましくは有機溶剤に溶解した溶液の形態で
マイクロカプセルに封入される。適当な溶剤は好ましく
は非揮発性のものであり、下記にその例を示す。
ポリハロゲン化パラフイン例えばクロロパラフイン、
またはポリハロゲン化ジフエニルたとえばモノクロルジ
フエニルまたはトリクロルジフエニル、さらにはトリク
レシルホスフエート、ジ−n−ブチルフタレート、ジオ
クチルフタレート、トリクロルベンゼン、トリクロルエ
チルホスフエート、芳香族エーテルたとえばベンジルフ
エニルエーテル、炭化水素油たとえばパラフインまたは
灯油、ジフエニル、ジフエニルアルカン、ナフタリンま
たはターフエニルのたとえばイソプロピル、イソブチ
ル、sec−ブチルまたはtert−ブチルによつてアルキル
化された誘導体;ジベンジルトルエン、ターフエニル、
部分水素化ターフエニル、ベンジル化キシレン、モノ乃
至テトラC1−C3−アルキル化シフエニルアルカン類、ド
デシルベンゼン、またはその他の塩素化または水素化、
縮合芳香族炭化水素類。発色に最適の溶解度を得るた
め、迅速かつ濃厚な発色のためおよびマイクロカプセル
化に好都合な粘土を得るためにしばしば異種溶剤の混合
物、とくにパラフイン油または灯油とジイソプロピルナ
フタリンまたは部分水素化ターフエニルとの混合物が使
用される。封入されると、環置換アザフタリドはきわめ
てよいpH安定性(例えば、4乃至10のpH範囲)により特
徴づけられる。
カプセル壁は発色剤溶液の液滴の周囲にコアセルベー
シヨン力によつて一様的に形成することができる。この
際カプセル材料として使用されるものは、たとえば米国
特許第2800457号明細書に記載されているゼラチン及び
アラビアゴムからなることができる。またカプセルはア
ミノプラストまたは変性アミノプラストから重縮合によ
つて好ましく形成することができる。これについては英
国特許第989264号、1156725号、1301052号および135512
4号明細書に記載がある。界面重合によつて形成された
マイクロカプセルたとえばポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリスルホンアミド、ポリスルホナート、特にポ
リアミドまたはポリウレタンから形成されたマイクロカ
プセルも同様に適当である。
式(1)乃至(3)の発色剤を含有しているマイクロ
カプセルは公知各種の感圧複写材料の製造のために使用
されうる。かかる感圧記録材料系の種類の相違は実質的
にカプセルの配置、発色反応体および支持材料の種類と
配置による。
好ましい構成の1つはカプセル封入された発色剤を転
写シートの裏側に1つの層の形に存在させそして被転写
シートの表側に1つの層の形に顕色剤を存在させた構成
である。
いま1つの構成は発色剤を含有しているマイクロカプ
セルと顕色剤との両者を同一のシート内または上に1層
または多層の形状で存在させるかあるいは紙パルプ内に
存在させたものである。
カプセルは好ましくは適当な接着剤を用いて支持体に
固定される。紙が最も好ましい支持材料であるので接着
剤は主として紙塗布剤たとえばアラビアゴム、ポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシメチルセルロース、カゼイ
ン、メチルセルロース、デキストリン、でんぷんまたは
でんぷん誘導体あるいは重合体ラテツクスである。重合
体ラテツクスの例はブタジエン−スチレン共重合体また
はアクリル系単独重合体または共重合体である。
紙としてはセルロース繊維からなる普通紙ばかりでな
くセルロース繊維が合成重合体の繊維によつて(部分的
または完全に)代替されている紙も使用できる。
式(1)乃至(3)の化合物は熱反応性記録材料の発
色剤としても使用されることができる。熱反応性記録材
料すなわち感熱記録材料は一般に少なくとも1つの層支
持体、発色剤、電子受容体および場合によつてはまた結
合剤および/またはワツクスとを含有してなる。
熱反応性記録材料系にはたとえば感熱記録および複写
材料および感熱記録材料および複写紙などが含まれる。
このような感熱記録材料系はたとえば電子計算機、テレ
プリンター、テレタイプなどで情報の記録のために使用
され、またたとえば心電図等の記録測定装置での情報の
記録のために使用される。像形成(マーク)は加熱ペン
による手書きでも実施される。熱によるマーキングの別
の手段はレーザーである。
感熱記録材料は発色剤を第1の結合剤層に溶解または
分散させ、そして第2の層の結合剤の中に顕色剤を溶解
または分散させることによつて構成することができる。
別の構成として発色剤および顕色剤の両者を1つの層の
中に分散することもできる。結合剤は加熱によつて特定
領域内で軟化しそしてその地点で発色剤と電子受容体と
の接触が起こり即座に所望の色が発色する。
顕色剤としては感圧記録紙に使用されるものと同じ電
子受容体が適する。顕色剤の例としては既に前記した粘
土ならびにフエノール樹脂または特にフエノール系化合
物たとえばドイツ特許1251348号明細書に記載されてい
るような化合物が挙げられる。例示すれば次のものであ
る: 4−tert−ブチルフエノール、4−フエニルフエノー
ル、メチレン−ビス−(p−フエニルフエノール)、4
−ヒドロキシジフエニルエーテル、α−ナフトール、β
−ナフトール、4−ヒドロキシ安息香メチルエステルま
たはベンジルエステル、4−ヒドロキシジフエニルスル
ホン、4′−ヒドロキシ−4−メチルジフエニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−アセトフエノン、2,2′−ジヒド
ロキシジフエニル、4,4′−イソプロピリデンジフエノ
ール、4,4′−イソプロピリデン−ビス−(2−メチル
フエノール)、4,4′−ビス−(ヒドロキシフエニル)
−吉草酸、ハイドロキノン、ピロガロール、フロログル
シノール、p−、m−、o−ヒドロキシ安息香酸、没食
子酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸およびホウ酸、
ならびに有機好ましくは脂肪族ジカルボン酸たとえば酒
石酸、シユウ酸、マレイン酸、クエン酸、シトラコン酸
またはコハク酸。
感熱記録材料の製造のためには溶融可能な膜形成結合
剤を使用するのが好ましい。このような結合剤は通常水
溶性であり、これに対して本アザフタリドおよび顕色剤
は水に難溶性または不溶解性である。結合剤は室温で発
色剤および顕色剤を分散させかつ固定させうるものでな
ければならない。
熱が作用したときに結合剤は軟化または溶融して発色
剤が顕色剤と接触して発色することができる。水溶性ま
たは少なくとも水で湿潤可能な結合剤は、たとえば親水
性重合体たとえばポリビニルアルコール、ポリアクリル
酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルピロリドン、ゼラチン、でんぷんまたはエーテ
ル化コーンスターチである。
発色剤と顕色剤とが別々の層に存在する場合は、水に
不溶性の結合剤すなわち非極性または弱極性溶剤に可溶
な結合剤たとえば天然ゴム、合成ゴム、塩素化ゴム、ア
ルキド樹脂、ポリスチレン、スチレン/ブタジエン共重
合体、ポリメチルアクリレート、エチルセルロース、ニ
トロセルロースおよびポリビニルカルバゾル等も使用で
きる。しかし、発色剤と顕色剤とが1つの層の水溶性結
合剤内に存在する構成がより好ましい。
熱反応性被膜はその他の添加物を含有することができ
る。たとえば白色度の向上、紙の印刷性の向上あるいは
また加熱ペンの粘着防止の目的で、その被膜はタルク、
二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化ア
ルミニウム、炭酸カルシウム(たとえばチヨーク)、粘
土または有機ピグメントたとえば尿素−ホルムアルデヒ
ド重合体を含有することができる。また限定された温度
範囲内でのみ発色が起こるようにするために尿素、チオ
尿素、ジフエニルチオ尿素、アセトアミド、アセトアニ
リド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸、金属ステア
リン酸塩たとえばステアリン酸亜鉛、フタル酸ニトリ
ル、ジメチルテレフタレートのごとき物質または対応す
る発色剤と顕色剤との同時溶融をもたらすような他の適
当な可溶性物質を添加することができる。サーモグラフ
記録材料はワツクスたとえばカルナバワツクス、モンタ
ナワツクス、パラフインワツクス、ポリエチレンワツク
ス、あるいは高級脂肪酸アミドとホルムアルデヒドとの
縮合生成物または高級脂肪酸とエチレンジアミンとの縮
合生成物などを含有するのが好ましい。
以下に本発明を説明するための実施例を記す。実施例
中のパーセントは別途記載のない限り重量パーセントで
ある。
実施例1 5−プロピル−2,3−ピリジンジカルボン酸無水物
(融点:42−44℃)1.9g、塩化亜鉛0.4g、氷酢酸15mlお
よびN−オクチル−2−メチルインドール2.9gを室温で
5時間攪拌する。つぎに無水酢酸5mlと3−(N,N−ジエ
チルアミノ)−フエネトール2gとを添加し、この反応混
合物を55−60℃に加熱しそしてこの温度で2時間攪拌す
る。反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液でpH6−7に
調整しそしてトルエンで抽出する。この際2相になるの
でこれを分別する。その有機相を水洗いしそして硫酸ナ
トリウムで乾燥したのちシリカゲルのクロマトグラフイ
ーにかける。この際、溶離剤としてトルエンと酢酸エチ
ルエステルとの4:1混合物を使用する。しかして、下記
式の4−アザフタリド化合物5gを得る。
融点は116−118℃である。この発色剤はフエノール樹
脂上で濃い青色に発色する。
実施例1で使用された5−プロピル−2,3−ピリジン
ジカルボン酸無水物は次のようにして製造される。
5−プロピルピリジン−2,3−ジカルボン酸−N−フ
エニルイミド(融点149−151℃)2.67gと濃塩酸50mlと
を4時間還流沸騰させる。このあと、その反応混合物を
蒸発により濃縮しその残留物に氷水100mlを加える。晶
析した生成物をろ過し、水で洗いそして70℃で真空乾燥
する。しかして、下記式のジカルボン酸1.5gを得る。
融点163−165℃(分解) 5−プロピル−2,3−ジカルボン酸1.5gと無水酢酸10m
lとを110℃で2時間攪拌する。ついで、この混合物を乾
燥体まで濃縮しそさてその残留物を80℃で真空乾燥す
る。これによつて、5−プロピル−2,3−ジカルボン酸
無水物1.35gが得られる。
実施例2 5−プロピル−2,3−ピリジンジカルボン酸無水物1.9
g、塩化亜鉛0.4g、氷酢酸15mlおよびN−エチル−2−
メチルインドール1.8gを室温で5時間攪拌する。つぎに
無水酢酸5mlと3−(N,N−ジエチルアミノ)−フエネト
ール2gを添加し、この反応混合物を55−60℃に加熱しそ
してこの温度で2時間攪拌する。反応混合物を水酸化ナ
トリウム水溶液でpH6−7に調整しそしてトルエンで抽
出する。この際2相になるのでこれを分別する。その有
機相を水洗いしそして硫酸ナトリウムで乾燥したのちシ
リカゲルのクロマトグラフイーにかける。この際、溶離
剤としてトルエンと酢酸エチルエステルとの4:1混合物
を使用する。しかして、下記式の4−アザフタリド化合
物3.2gを得る。
融点は171−172℃である。この発色剤はフエノール樹
脂上で濃い青色に発色する。
実施例1および2と同様の方法で、対応する出発物質
を使用して次の表1に示す下記式の環置換アザフタリド
が得られる: 実施例20 5−プロピル−2,3−ピリジンジカルボン酸無水物1.9
2g、塩化亜鉛0.4g、氷酢酸15mlおよびN−エチル−2−
メチルインドール3.2gを室温で5時間攪拌する。つぎに
無水酢酸5mlを添加し、この反応混合物をこの温度でさ
らに2時間攪拌する。反応混合物を水酸化ナトリウム水
溶液でpH10−11に調整しそしてトルエンで抽出する。こ
の際2相になるのでこれを分別する。そのトルエン相を
水洗いしそして硫酸ナトリウムで乾燥したのちシリカゲ
ルのクロマトグラフイーにかける。この際、溶離剤とし
てトルエンと酢酸エチルエステルとの4:1混合物を使用
する。下記式の3,3−ビス−インドール−4−アザフタ
リド化合物3.8gを得る。
融点は193−194℃である。この発色剤はフエノール樹
脂上で濃い赤紫色に発色する。
実施例20と同様の方法で、対応する出発物質を使用し
て次の表2に示す下記式の3,3−ビス−インドール−4
−アザフタリドが得られる: 実施例27 感圧記録紙の製造 式(21)のアザフタリド(実施例1)3gをジイソプロ
ピルナフタリン80gと灯油17gとの混合物に溶解し、この
溶液をそれ自体公知の方法でゼラチンとアラビアゴムを
使用しコアセルベーシヨンによつてマイクロカプセル化
しそしてでんぷん溶液を混ぜて1枚の紙シートの上に塗
布する。第二の紙シートにはその表側面に顕色剤として
のフエノール樹脂を塗布する。発色剤を塗布した第一シ
ートと顕色剤を塗布した第二シートとを塗布面が互いに
隣接するようにして重ね合わせる。手書きまたはタイプ
ライターで第一シートに圧力を印加したところ顕色剤を
塗布したシート上に即座に発色が起こり濃い青色複写が
得られる。この複写は極めて昇華堅牢かつ耐光堅牢であ
る。
実施例2乃至26の製造例に記載したその他の発色剤を
使用した場合にも、同じく濃い、昇華堅牢かつ耐光堅牢
な青色乃至赤紫色の複写が得られる。
実施例28 実施例2によるアザフタリド1gをトルエン17gに溶解
し、この溶液に攪拌しながらポリ酢酸ビニル12g、炭酸
カルシウム8gおよび二酸化チタン2gを添加する。これに
よつて得られた懸濁物を1:1の重量比でトルエンで希釈
して一枚の紙シートにドクターブレードで10μmに塗布
する。この紙シートの上に第二の紙シートを重ねる。こ
の第二のシートにはその裏側面に、アミドワツクス1
部、ステアリンワツクス1部および塩化亜鉛1部とから
なる混合物が3g/m2の塗布量で塗布されていた。手書き
またはタイプライターで上のシートに圧力を印加したと
ころ発色剤が塗布されていたシート上に即座に発色が起
こり濃い、耐光堅牢な青色複写が得られる。
実施例29 感熱記録材料の製造 4,4′−イソプロピリデンジフエノール(ビスフエノ
ールA)32g、エチレンジアミンのジステアリルアミド
3.8g、カオリン39g、88%まで加水分解されたポリビニ
ルアルコール20gおよび水500mlをボールミルに装填して
粒子サイズが約5μmになるまで磨砕する。また第二の
ボールミルに実施例1によるアザフタリド6g、88%まで
加水分解されたポリビニルアルコール3gおよび水60mlを
装填して粒子サイズが約3μmになるまで磨砕する。
上記により準備された2つの分散物を一緒にして1枚
の紙の上に乾燥塗布量5.5g/m2で塗布する。この紙に加
熱されたボールペンを接触させたところ濃い青色が得ら
れ、これは極めて耐光堅牢かつ昇華堅牢である。
実施例2乃至26に記載の他の発色剤を使用した場合に
も濃い、耐光堅牢な青色または赤紫色が得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/30 C09B 11/26 (56)参考文献 特開 昭50−3426(JP,A) 特開 昭49−68818(JP,A) 特開 昭57−120495(JP,A) 特開 昭57−212092(JP,A)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 〔式中、 Y1は多くとも12個の炭素原子を有するアルキルであり、 Z1は低級アルキルであり、 R1とR2とは互いに独立的に多くとも12個の炭素原子を有
    するアルキル、または5乃至10個の炭素原子を有するシ
    クロアルキルであるか、またはR1とR2はそれらが結合し
    ている窒素原子とともにピペリジノ環であり、Xは水
    素、低級アルキル、C1−C12−アルコキシ、ベンジルオ
    キシ、あるいは基−NT1T2(ここでT1とT2とは互いに独
    立的に水素、または1乃至12個の炭素原子を有するアシ
    ルである)であり、そして V1はC1−C4アルキルであり、 V2は水素、C1−C4アルキルまたはフェニルであり、さら
    に V1とV2とは一緒になって−CH2CH2CH2CH2−を形成するこ
    とができる〕の環置換4−アザフタリド。
  2. 【請求項2】式(3−a)中のY1がC1−C8−アルキルで
    ある特許請求の範囲第1項に記載のアザフタリド。
  3. 【請求項3】式(3−a)中のR1とR2が互いに独立的に
    低級アルキル、シクロヘキシルであるか、または−NR1R
    2がピペリジニルである特許請求の範囲第1項または第
    2項のいずれかに記載のアザフタリド。
  4. 【請求項4】式(3−a)中のXが水素、低級アルキル
    または−NT1T2(ここでT1とT2の一方はC1−C8−アシル
    であり、そして他方は水素である)である特許請求の範
    囲第1項乃至第3項のいずれかに記載のアザフタリド。
  5. 【請求項5】式 〔式中、V1とV2とは特許請求の範囲第1項に記載した意
    味を有し、ここにおいて Y3は1乃至8個の炭素原子を有するアルキル、 Z3は低級アルキル、 R3とR4は互いに独立的に低級アルキル、シアノ低級アル
    キル、シクロヘキシルであるか、または R3とR4とはそれらが結合している窒素原子とともにピペ
    リジノであり、 X1は水素、低級アルキル、C1−C8−アルコキシ、ベンジ
    ルオキシまたは (ここでT3とT4とは互いに独立的に水素または低級アル
    キルカルボニルである)である〕で表わされる特許請求
    の範囲第1項に記載のアザフタリド。
  6. 【請求項6】式(3−b)中のX1が低級アルキル、C1
    C8−アルコキシ、ベンジルオキシまたは低級アルキルカ
    ルボニルアミノである特許請求の範囲第5項に記載のア
    ザフタリド。
  7. 【請求項7】式(3−b)中のY3がC1−C8−アルキルで
    ある特許請求の範囲第5項または第6項のいずれかに記
    載のアザフタリド。
  8. 【請求項8】式(3−b)中のV1がC1−C3−アルキルで
    あり、V2が水素またはC1−C3−アルキルである特許請求
    の範囲第5項または第7項のいずれかに記載のアザフタ
    リド。
  9. 【請求項9】式 (式中、 V1がC1−C3−アルキルであり、そしてV2が水素またはC1
    −C3−アルキルであり、 Y4は1乃至8個の炭素原子を有するアルキル、 Z4はメチル、 R5とR6とは互いに独立的に低級アルキルまたはシクロヘ
    キシルであるか、または−NR5R6がピペリジノであり、
    そして X2はメチル、低級アルコキシ、ベンジルオキシ、アセチ
    ルアミノまたはプロピオニルアミノである)である特許
    請求の範囲第1項に記載のアザフタリド。
  10. 【請求項10】式(3)中、 V1がメチル、エチルまたはプロピル、 V2が水素、 R5がメチル、エチルまたはシクロヘキシル、 R6がメチルまたはエチル、または−NR5R6がピペリジ
    ノ、 X2は低級アルコキシ、 Z4はメチル、そして Y4がメチル、エチル、n−ブチル、ヘキシルまたはn−
    オクチルである特許請求の範囲第9項に記載のアザフタ
    リド。
  11. 【請求項11】式 〔式中、 Y1は多くとも12個の炭素原子を有するアルキルであり、 Z1は低級アルキルであり、 R1とR2とは互いに独立的に多くとも12個の炭素原子を有
    するアルキル、または5乃至10個の炭素原子を有するシ
    クロアルキルであるか、またはR1とR2はそれらが結合し
    ている窒素原子とともにピペリジノであり、Xは水素、
    低級アルキル、C1−C12−アルコキシ、ベンジルオキ
    シ、あるいは基−NT1T2(ここでT1とT2とは互いに独立
    的に水素、または1乃至12個の炭素原子を有するアシル
    である)であり、そして V1はC1−C4アルキルであり、 V2は水素、C1−C4アルキルまたはフェニルであり、さら
    に V1とV2とは一緒になって−CH2CH2CH2CH2−を形成するこ
    とができる〕の環置換4−アザフタリドの製造方法にお
    いて、式 の化合物を、式 と反応させるか、あるいは 式 の化合物を、式 のインドール化合物と反応させ(なお、上記各式におい
    て、R1、R2、V1、V2、Y1およびZ1は上記に記載した意味
    を有し、そしてX′はXに対して前記した意味を有する
    か、またはヒドロキシルである)、そしてその反応生成
    物を、X′がヒドロキシルであるかまたはT1および/ま
    たはT2が水素である場合には、続いてアルキル化、アラ
    ルキル化および/またはアシル化することを特徴とする
    方法。
  12. 【請求項12】式 〔式中、 Y1は多くとも12個の炭素原子を有するアルキルであり、 Z1は低級アルキルであり、 R1とR2とは互いに独立的に多くとも12個の炭素原子を有
    するアルキル、または5乃至10個の炭素原子を有するシ
    クロアルキルであるか、またはR1とR2はそれらが結合し
    ている窒素原子とともにピペリジノであり、Xは水素、
    低級アルキル、C1−C12−アルコキシ、ベンジルオキ
    シ、あるいは基−NT1T2(ここでT1とT2とは互いに独立
    的に水素、または1乃至12個の炭素原子を有するアシル
    である)であり、そして V1はC1−C4アルキルであり、 V2は水素、C1−C4アルキルまたはフェニルであり、さら
    に V1とV2とは一緒になって−CH2CH2CH2CH2−を形成するこ
    とができる〕の環置換4−アザフタリド化合物の少なく
    とも1種が発色剤としてその上にコートされているかま
    たは含有されている基材を有することを特徴とする感圧
    または感熱記録材料。
  13. 【請求項13】アザフタリド化合物が有機溶剤に溶解さ
    れており、そして、さらに少なくとも1種の固体電子受
    容体を含有している特許請求の範囲第12項に記載の感圧
    記録材料。
  14. 【請求項14】アザフタリド化合物がマイクロカプセル
    に封入されている特許請求の範囲第13項に記載の感圧記
    録材料。
  15. 【請求項15】カプセル封入されたアザフタリド化合物
    が転写シートの裏側面に1つの層をなして存在し、そし
    て電子受容体が被転写シートの表側面に1つの層をなし
    て存在している特許請求の範囲第14項に記載の感圧記録
    材料。
  16. 【請求項16】アザフタリド化合物を1種またはそれ以
    上の他の発色剤と一緒に含有している特許請求の範囲第
    12項に記載の感圧記録材料。
  17. 【請求項17】少なくとも1つの層の中に少なくとも1
    種の環置換アザフタリド発色剤と、少なくとも1種の電
    子受容体と、少なくとも1種の結合剤および/またはワ
    ックスとを含有している特許請求の範囲第12項に記載の
    感熱記録材料。
JP61004445A 1985-01-15 1986-01-14 環置換4−アザフタリド Expired - Lifetime JPH0826025B2 (ja)

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