JPH08256718A - 凝固剤として苦汁を用いた絹ごし豆腐の加熱凝固装置 - Google Patents

凝固剤として苦汁を用いた絹ごし豆腐の加熱凝固装置

Info

Publication number
JPH08256718A
JPH08256718A JP7069979A JP6997995A JPH08256718A JP H08256718 A JPH08256718 A JP H08256718A JP 7069979 A JP7069979 A JP 7069979A JP 6997995 A JP6997995 A JP 6997995A JP H08256718 A JPH08256718 A JP H08256718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
steam
coagulation
soybean milk
water tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7069979A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Takahashi
進 高橋
Kiyoshi Takahashi
高橋  清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOOFUAA KK
Original Assignee
TOOFUAA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOOFUAA KK filed Critical TOOFUAA KK
Priority to JP7069979A priority Critical patent/JPH08256718A/ja
Publication of JPH08256718A publication Critical patent/JPH08256718A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 凝固剤として苦汁を用いた絹ごし豆腐の加熱
凝固装置。 【構成】 凝固剤として苦汁を用い葛湯状の半ヨセ状態
の絹ごし豆腐用豆乳を収容する箱本体と該箱本体を密閉
する蓋とからなる豆乳凝固箱10と、多数の豆乳凝固箱を
相互の間を熱水が充分に循環するような間隔を保って立
体的に収容する豆乳凝固箱収納枠16と、熱水を所望の温
度に加熱すると共に熱水を攪拌する熱水加熱装置22を具
備し豆乳凝固箱収納枠を熱水中に完全に浸漬することが
できる熱水槽20と、豆乳凝固箱収納枠を熱水槽中に浸漬
したり熱水槽中から引き上げたりする昇降装置36とから
なるものであって、小さな設置面積で第1の凝固工程を
終了した豆乳を凝固箱に入れた状態のままで熱水中で加
熱し完全凝固させる第2の凝固工程を行うことができる
ので、豆乳凝固箱で製造した後に一丁の大きさにカット
するいわゆるカット豆腐の製造に適した加熱凝固装置で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は凝固剤として苦汁を用い
た絹ごし豆腐の加熱凝固装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来製造されている豆腐は、木綿豆腐と
絹ごし豆腐に大別される。木綿豆腐は、ヨセ桶で凝固さ
せた豆乳を、杓で掬い取り、内部に木綿を敷きつめ湯が
流出するように孔を開けた型箱に移し入れて、脱水プレ
スして製造されるもので、表面に布目が付き、断面が不
均一で舌ざわりが粗い豆腐である。
【0003】絹ごし豆腐は、相当に濃厚な豆乳をそのま
ま全部寒天を以て寄せるようにゲル状に固めるものであ
って、孔の開けていない凝固容器に入れて脱水すること
なく凝固剤で固める。絹ごし豆腐は、製品の外観および
舌ざわりが木綿豆腐に比較して滑らかで、断面も卵豆腐
のようにこまかく美しい。
【0004】すなわち、絹ごし豆腐の場合は、呉が煮上
がった時点で加水量を原料大豆の5倍量程度に止めるよ
うにする。原料大豆の5倍量というと、ブリックス糖度
で12.5%程度である。
【0005】豆乳の温度が75℃程度になったところ
で、遅効性の凝固剤である硫酸カルシウムまたはグルコ
ノデルタラクトンで絹ごし豆腐を製造していたが苦汁だ
けでの製造は全く不可能であった。苦汁すなわち塩化マ
グネシウムを主成分とする凝固剤を用い豆腐を製造すれ
ば、最も美味な豆腐になることは業界の常識であるが、
この場合木綿豆腐は出来ても絹ごし豆腐だけは出来なか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の絹ご
し豆腐の製造方法においては、凝固剤に速効性の苦汁を
用いると、豆乳が濃厚であるため反応が早過ぎて豆乳を
うまく凝固させることができず、そのため反応が遅く豆
乳全体をゲル状に凝固させるに適した硫酸カルシウムが
用いられる。
【0007】また、凝固剤グルコノデルタラクトンは、
従来の凝固剤に比較して、絹ごし豆腐の製造に非常に適
しており、水に溶けやすく加熱によってグルコン酸に分
解し、豆乳中の大豆蛋白質を凝固する作用を有するもの
で、凝固温度が80〜90℃の高温でも、反応がゆっく
りしているので、でき上がった豆腐の性状は滑らかで、
肌の良いものが得られる。
【0008】しかしながら、従来から凝固剤に苦汁(塩
化マグネシウム)を使用した豆腐が美味であるとされ、
硫酸カルシウムで凝固させた豆腐は味の点で劣るとされ
ている。また、グルコノデルタラクトンは栄養学的には
カルシウム分がないこと、多量に使用すると豆腐が酸味
を帯びて不味くなるという欠点がある。
【0009】また、仮に苦汁を用いて絹ごし豆腐を製造
するにしても、苦汁は凝固力が強烈であるし、絹ごし豆
腐は豆乳の濃度が木綿豆腐のそれよりもはるかに濃いた
め、凝固時の気泡が空気中に抜けずに絹ごし豆腐の中に
残留し市販に供することが無理であった。
【0010】そこで、凝固剤に苦汁を使用するために、
豆乳を一旦25℃以下に冷却して、これに苦汁を混合し
た後、一丁分の大きさ、つまりワンパック大のプラスチ
ック容器に充填し、この容器を密閉し蒸気等で加熱して
豆乳を凝固させる方法が用いられている。これは業界で
は充填豆腐と称されるものであって、ワンパック大の豆
腐しか製造することが出来ず、生産性が悪く非常に手間
が掛かると共に、設備費が嵩むという欠点がある。
【0011】そこで、本発明者等は従来の絹ごし豆腐の
製造方法の前記のごとき問題点を解決するために、近時
のグルメ指向に対応して苦汁を主成分とする凝固剤を用
い、数十丁分の絹ごし豆腐を大きな豆乳凝固箱で製造し
一丁分の大きさにカットする業界でいわゆるカット豆腐
が製造できる新絹ごし豆腐の製造方法であって、かつ従
来の絹ごし豆腐より美味で栄養価の高い絹ごし豆腐の製
造方法を提供することを目的として、先に凝固剤として
苦汁を用いた新絹ごし豆腐の製造方法の発明を出願し
た。
【0012】前記の凝固剤として苦汁を用いた新絹ごし
豆腐の製造方法の発明は、絹ごし豆腐用煮沸豆乳を中温
に冷却する工程と、前記豆乳を凝固箱に注入しながら苦
汁を主成分とする凝固剤を混合し葛湯状に半ヨセする第
1の凝固工程と、前記第1の凝固工程を終了した豆乳を
前記凝固箱に入れた状態のままで熱水中で加熱し完全凝
固させる第2の凝固工程とからなることを特徴とする要
旨とするものである。
【0013】しかしながら、前記新絹ごし豆腐の製造方
法をそのまま従来の豆腐の製造装置を用いて行うことに
は、色々と問題点がある。第1に絹ごし豆腐用煮沸豆乳
を中温に冷却する工程に用いる装置に欠けること、第2
に豆乳を凝固箱に注入しながら苦汁を主成分とする凝固
剤を混合し葛湯状に半ヨセする第1の凝固工程に欠ける
ことである。そこで、本願発明者等は、前記二つの問題
点を解決すべく、さらに凝固剤として苦汁を用いた絹ご
し豆腐の製造装置の発明を出願した。
【0014】
【発明が解決しようとする問題点】このように、前記発
明により豆乳を凝固箱に注入しながら苦汁を主成分とす
る凝固剤を混合し葛湯状に半ヨセする第1の凝固工程ま
でを実施することができるが、次の第1の凝固工程を終
了した豆乳を凝固箱に入れた状態のままで熱水中で加熱
し完全凝固させる第2の凝固工程を行うために、従来の
装置を使用するには次のような問題点があった。
【0015】凝固剤を混合した豆乳から、数十丁分のブ
ロック状の豆腐を大きな豆乳凝固箱で製造した後に一丁
の大きさにカットするいわゆるカット豆腐の製造に使用
される豆乳凝固箱は、いずれも箱本体のみからなるもの
であって蓋がないため、豆乳を注入した豆乳凝固箱を熱
水にて加熱凝固させるには豆乳凝固箱の上縁から熱水が
浸入しない程度にして熱水に浸漬しなけれはならないと
いう不便がある上に、豆乳凝固箱の上面からの加熱がで
きないため、豆乳の加熱凝固が均一にできないという問
題点がある。
【0016】本発明は凝固剤として苦汁を用いた新絹ご
し豆腐の製造方法の発明のうち、第1の凝固工程を終了
した豆乳を凝固箱に入れた状態のままで熱水中で加熱し
完全凝固させる第2の凝固工程を行うための前記のごと
き問題点を解決するためになされたものであって、小さ
な設置面積で第1の凝固工程を終了した豆乳を凝固箱に
入れた状態のままで熱水中で加熱し完全凝固させる第2
の凝固工程を行うことができ、かつ豆乳凝固箱で製造し
た後に一丁の大きさにカットするいわゆるカット豆腐の
製造に適した凝固剤として苦汁を用いた絹ごし豆腐の加
熱凝固装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の凝固剤として苦
汁を用いた絹ごし豆腐の加熱凝固装置は、凝固剤として
苦汁を用い葛湯状の半ヨセ状態の絹ごし豆腐用豆乳を収
容する箱本体と該箱本体を密閉する蓋とからなる豆乳凝
固箱と、多数の前記豆乳凝固箱を相互の間を熱水が充分
に循環するような間隔を保って立体的に収容する豆乳凝
固箱収納枠と、熱水を所望の温度に加熱すると共に熱水
を攪拌する熱水加熱装置を具備し前記豆乳凝固箱収納枠
を熱水中に完全に浸漬することができる熱水槽と、前記
豆乳凝固箱収納枠を前記熱水槽中に浸漬したり前記熱水
槽中から引き上げたりする昇降装置とからなることを要
旨とする。
【0018】
【作用】豆乳凝固箱の箱本体には、凝固剤として苦汁を
用い葛湯状の半ヨセ状態の絹ごし豆腐用豆乳が充満し、
その上から蓋が被せられ密閉される。これにより、箱の
中の豆乳が外にこぼれ出すことがなく、また熱水中に浸
漬しても熱水が箱の中に浸入することがないので、豆乳
凝固箱を熱水中に完全に沈めることができる。
【0019】豆乳凝固箱収納枠は、当初昇降装置により
熱水槽中から引き上げられており、この豆乳凝固箱収納
枠には多数の豆乳凝固箱が相互の間を熱水が充分に循環
するような間隔を保って立体的に収容される。次いで、
豆乳凝固箱を収納した豆乳凝固箱収納枠は、昇降装置に
より熱水槽中に浸漬される。
【0020】熱水槽は、熱水を所望の温度に加熱すると
共に熱水を攪拌する熱水加熱装置を具備しているので、
所望の温度に制御された熱水が満たされ常に攪拌されて
いる。また、昇降装置は豆乳凝固箱収納枠を熱水中に完
全に浸漬したり、あるいは熱水槽中から引き上げたりす
ることができるので、豆乳凝固箱を収納した豆乳凝固箱
収納枠は、昇降装置により熱水槽中に浸漬することがで
き、熱水中では豆乳凝固箱は豆乳凝固箱収納枠に相互の
間を熱水が充分に循環するような間隔を保って立体的に
収容されているので、熱水中において豆乳の凝固に必要
な熱の伝導が極めて早くかつ平均に加熱することができ
る。豆乳凝固箱中で葛湯状に半ヨセされ第1の凝固工程
の完了した豆乳が熱水槽中で加熱され完全に凝固したな
らば、豆乳凝固箱は豆乳凝固箱収納枠に収納された状態
で昇降装置により熱水槽から引き上げられる。
【0021】
【実施例】本発明の好適な一実施例について以下図面に
従って説明する。図1は本発明の一実施例装置の側断面
図である。豆乳凝固箱10は豆乳を入れる箱本体12
と、蓋14とからなり、箱本体12には第1の凝固工程
を終了し葛湯状に半ヨセされた豆乳が満たされ蓋14に
より密閉されて、多数の豆乳凝固箱10が豆乳凝固箱収
納枠16に収納される。
【0022】豆乳凝固箱収納枠16は豆乳凝固枠10を
上下に熱水が充分に循環するような間隔を隔てて上下に
重ねて収容できる棚18を有する枠であって、棚18は
循環する熱水が豆乳凝固箱10の底面を充分に加熱でき
るように、2本〜3本の丸棒を枠体に差し渡したもので
ある。なお、本実施例では豆乳凝固箱10を一列に積み
上げたものを示したが、その横に熱水が充分に循環する
ような左右の間隔を隔ててさらにもう一列または2列の
豆乳凝固箱10を収納できるようにしても良い。
【0023】加熱水槽20は、豆乳凝固箱収納枠16を
完全に浸漬できる大きさの水槽であって、熱水を所望の
温度に加熱すると共に熱水を攪拌する熱水加熱装置22
を具備している。熱水加熱装置22は蒸気配管24、温
度制御装置25、電磁弁26、温度計30およびサイレ
ンサ28からなる。
【0024】サイレンサ28の構造は図3の断面図に示
す通りであって、蒸気噴射管32の内部に一定の間隙4
8を隔てて2個の蒸気加速コーン50を取り付けたもの
であって、この間隙48には側面から水吸入管34が取
り付けられて連通している。図3において、矢印Bの方
向から蒸気噴射管32へ蒸気が吹き込まれると、第1の
蒸気加速コーン50aにより絞られて加速された蒸気は
間隙48を通過して第2の蒸気加速コーン50bへ噴射
される。
【0025】その際、間隙48を通過する蒸気は間隙4
8中の周囲の水を巻き込むので、第2の蒸気加速コーン
50bへは蒸気と共に水が吹き込まれる。そのため、間
隙48の水が蒸気と共に蒸気加速コーン50bに吸い込
まれ、水吸入管34からは水が吸入されると共に、第2
の蒸気加速管50bから噴射された蒸気と熱水は、蒸気
噴射管32の矢印Cの方向へ噴射される。
【0026】蒸気配管24aにより電磁弁26に吹き込
まれた蒸気は、図2の熱水槽20のA−A断面図に示す
ように、蒸気配管24bにより熱水槽20中に引き込ま
れ、蒸気配管24bの先端にT字型に接続されたあ蒸気
配管24cにより2つに分岐し、分岐した蒸気配管24
cの両端にはサイレンサ28が取り付けられる。
【0027】電磁弁26には電磁弁26を開閉制御する
温度制御装置25が接続されており、その温度制御器2
5には熱水槽20中の熱水の温度を測定する水温計30
が接続されている。水温計30の温度が温度制御装置2
5の設定温度より高いときは、温度制御器25は電磁弁
26を閉じ蒸気配管24aから入る蒸気量を止め、逆に
水温計30の温度が温度制御装置25の設定温度より低
いときは、温度制御装置25は電磁弁26を開き蒸気配
管24aから蒸気を吹き込む。
【0028】昇降装置36は、熱水槽20側面に立設さ
れたガイドレール38、このガイドレール38に案内さ
れて昇降する昇降ヘッド40、この昇降ヘッド40を昇
降する昇降シリンダ42および昇降ヘッド40の側面か
ら熱水槽20の上に突出し豆乳凝固箱収納枠16の上端
に取り付けられ、豆乳凝固箱収納枠1を熱水槽上に吊り
下げる昇降アーム44とからなる。
【0029】以上の構成からなる本実施例の作動につい
て説明する。先ず、熱水槽20に水46が満たされ、熱
水加熱装置22により所望の温度の熱水に加熱される。
すなわち、蒸気配管24aから電磁弁26に吹き込まれ
た蒸気は、水温計30の温度が温度制御装置25の設定
温度より高いときは、電磁弁26を閉じ蒸気配管24a
から入る蒸気を止め、逆に水温計30の温度が温度制御
装置25の設定温度より低いときは、電磁弁26を開き
蒸気配管24aから蒸気を吹き込む。そして、温度制御
装置25で制御され噴射された蒸気は、蒸気配管24b
により熱水槽20内に導入され、その先端の蒸気配管2
4cにより分岐し、それぞれの先端に接続されたサイレ
ンサ28に吹き込まれ、サイレンサ28の蒸気噴射管3
2から蒸気を噴射する際に同時に水吸入管34から水を
吸入し、蒸気噴射管32からは、蒸気と共に熱水が噴射
される。
【0030】豆乳凝固箱収納枠16は、当初昇降装置3
6により熱水槽20中から引き上げられており、この豆
乳凝固箱収納枠16には多数の豆乳凝固箱10を相互の
間を熱水が充分に循環するような間隔を保って4個の棚
18が設けられているので、4個の豆乳凝固箱10が豆
乳凝固箱収納枠16に立体的に収容される。
【0031】次いで、昇降装置36の昇降シリンダ42
を作動し、昇降ヘッド40をガイドレール40に沿って
下降させると、昇降アーム44により吊り下げられた豆
乳凝固箱収納枠16が熱水槽20中に下降し、豆乳凝固
箱10を収納した豆乳凝固箱収納枠16は、昇降装置3
6により熱水槽20中に浸漬される。
【0032】熱水中では豆乳凝固箱10は豆乳凝固箱収
納枠16に相互の間を熱水が充分に循環するような間隔
を保って立体的に収容されており、かつ熱水はサイレン
サ28により絶えず攪拌されているので、熱水中におい
て豆乳の凝固に必要な熱の伝導が極めて早くかつ平均に
加熱することができる。豆乳凝固箱中で葛湯状に半ヨセ
され第1の凝固工程の完了した豆乳が熱水槽中で加熱さ
れ完全に凝固したならば、豆乳凝固箱10は豆乳凝固箱
収納枠16に収納された状態で昇降装置36の昇降シリ
ンダ42を作動し、昇降ヘッド40を上昇させることに
より、熱水槽20から引き上げられる。
【0033】
【発明の効果】本発明の凝固剤として苦汁を用いた絹ご
し豆腐の加熱凝固装置は以上詳述したように、凝固剤と
して苦汁を用い葛湯状の半ヨセ状態の絹ごし豆腐用豆乳
を収容する箱本体と該箱本体を密閉する蓋とからなる豆
乳凝固箱と、多数の豆乳凝固箱を相互の間を熱水が充分
に循環するような間隔を保って立体的に収容する豆乳凝
固箱収納枠と、熱水を所望の温度に加熱すると共に熱水
を攪拌する熱水加熱装置を具備し豆乳凝固箱収納枠を熱
水中に完全に浸漬することができる熱水槽と、豆乳凝固
箱収納枠を熱水槽中に浸漬したり熱水槽中から引き上げ
たりする昇降装置とからなるものであって、小さな設置
面積で第1の凝固工程を終了した豆乳を凝固箱に入れた
状態のままで熱水中で加熱し完全凝固させる第2の凝固
工程を行うことができるので、豆乳凝固箱で製造した後
に一丁の大きさにカットするいわゆるカット豆腐の製造
に適した加熱凝固装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の側断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図であある。
【図3】サイレンサの断面図である。
【符号の説明】
10・・・・・豆乳凝固箱 12・・・・・箱本体 14・・・・・蓋 16・・・・・豆乳凝固箱収納枠 18・・・・・棚 20・・・・・熱水槽 22・・・・・熱水加熱装置 24・・・・・蒸気配管 25・・・・・温度制御装置 26・・・・・電磁弁 28・・・・・サイレンサ 30・・・・・水温計 32・・・・・蒸気噴射管 34・・・・・水吸入管 36・・・・・昇降装置 38・・・・・ガイドレール 40・・・・・昇降ヘッド 42・・・・・昇降シリンダ 44・・・・・昇降アーム 46・・・・・熱水 48・・・・・間隙 50・・・・・蒸気加速コーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝固剤として苦汁を用い葛湯状の半ヨセ
    状態の絹ごし豆腐用豆乳を収容する箱本体と該箱本体を
    密閉する蓋とからなる豆乳凝固箱と、 多数の前記豆乳凝固箱を相互の間を熱水が充分に循環す
    るような間隔を保って立体的に収容する豆乳凝固箱収納
    枠と、 熱水を所望の温度に加熱すると共に熱水を攪拌する熱水
    加熱装置を具備し前記豆乳凝固箱収納枠を熱水中に完全
    に浸漬することができる熱水槽と、 前記豆乳凝固箱収納枠を前記熱水槽中に浸漬したり前記
    熱水槽中から引き上げたりする昇降装置とからなること
    を特徴とする凝固剤として苦汁を用いた絹ごし豆腐の加
    熱凝固装置。
JP7069979A 1995-03-28 1995-03-28 凝固剤として苦汁を用いた絹ごし豆腐の加熱凝固装置 Pending JPH08256718A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7069979A JPH08256718A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 凝固剤として苦汁を用いた絹ごし豆腐の加熱凝固装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7069979A JPH08256718A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 凝固剤として苦汁を用いた絹ごし豆腐の加熱凝固装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08256718A true JPH08256718A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13418300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7069979A Pending JPH08256718A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 凝固剤として苦汁を用いた絹ごし豆腐の加熱凝固装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08256718A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2700657B2 (ja) 木綿豆腐の製造方法および装置
JPH08256718A (ja) 凝固剤として苦汁を用いた絹ごし豆腐の加熱凝固装置
JP2006345839A (ja) ゆば豆腐の製造方法
JP2013528392A (ja) ブルーチーズの製造方法
JP2507250B2 (ja) 絹ごし豆腐の製造方法
KR100759525B1 (ko) 한천의 제조 방법 및 그에 의한 한천
JPH071786U (ja) 絹ごし豆腐の製造装置
JPH08191672A (ja) 凝固剤として苦汁を用いた新絹ごし豆腐の製造方法
JPH09238635A (ja) 豆腐の製造方法
CN106070683A (zh) 一种无菌砖豆腐的生产方法
JPH09238636A (ja) 豆腐の製造方法
JP3600946B2 (ja) 高濃度豆乳による油揚げの製造方法
JPS62151152A (ja) 布目付き絹ごし豆腐の製造方法
JPS60118159A (ja) 充填豆腐の製造方法
CN215936192U (zh) 一种咸蛋批量蒸煮装置
JPH11126A (ja) 凝固剤として苦汁のみを用いた絹ごし豆腐の製造方法
JP3013773U (ja) 絹ごし豆腐用豆乳凝固箱
JPH0376554A (ja) 豆腐の自動連続製造装置
JP3569048B2 (ja) 豆腐の凝固成型方法及び装置
JPH0591848A (ja) 苦汁100%による絹ごし豆腐の製造方法
KR101256129B1 (ko) 속성 전두부 제조장치 및 제조방법
JPH0219B2 (ja)
JPH05111363A (ja) 絹ごし豆腐の製造方法
JPH02273152A (ja) 豆腐の自動連続製造装置
JPS5849229B2 (ja) トウニユウニクウキオフキコムアゲダネノセイゾウホウ