JPH08221164A - 試作支援装置、ic搭載用基板およびバス装置 - Google Patents

試作支援装置、ic搭載用基板およびバス装置

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JPH08221164A
JPH08221164A JP7049194A JP4919495A JPH08221164A JP H08221164 A JPH08221164 A JP H08221164A JP 7049194 A JP7049194 A JP 7049194A JP 4919495 A JP4919495 A JP 4919495A JP H08221164 A JPH08221164 A JP H08221164A
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socket
bus
terminal
connector
mounting board
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JP7049194A
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Satoru Arita
悟 有田
Shigeru Mitsugi
茂 身次
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ARITETSUKU KK
KUMAMOTO TECHNO PORISU ZAIDAN
Original Assignee
ARITETSUKU KK
KUMAMOTO TECHNO PORISU ZAIDAN
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短い時間で安価に、且つ修正が容易で、信頼
性が高く、ディジタルICを用いた装置を試作できるよ
うにし、複数のICをバスで接続する装置の試作も可能
にする。 【構成】 試作支援装置は、バス装置10と、バス装置
10に接続されるIC搭載用基板20とを備えている。
バス装置10は、複数のコネクタ11と、コネクタ11
を互いにバス接続するバス配線を有するバス基板12と
を備えている。IC搭載用基板20は、バス装置10の
コネクタ11と結合するためのコネクタ21と、ICを
挿すためのICソケット23と、ICソケット23とコ
ネクタ21に接続されたFPGA22とを備えている。
任意のICをIC搭載用基板20のICソケット23に
挿し、IC搭載用基板20をバス装置10に挿し、FP
GA22をプログラムすることにより、ICを用いた装
置を試作することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
に代表されるディジタルIC(集積回路)を用いた装置
を試作するのに適した試作支援装置と、これを構成する
IC搭載用基板およびバス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル回路やマイクロコンピ
ュータ応用回路のようなディジタルICを用いた装置を
開発する場合、回路設計の後、手配線やラッピング接続
によって試作を行っていた。そして、試作で設計の検証
を行った後、プリント基板を作成し、量産を行うように
している。その他の試作方法としては、プリント基板を
いきなり作ってしまう方法や、ジャンパ線接続方式のブ
レッドボードを用いて試作する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手配線
やラッピング接続は時間がかかり、誤配線の可能性もあ
る。また、設計ミスや誤配線の場合の修正も大変であ
る。プリント基板をいきなり作ってしまう方法は高価で
あり、プリント基板設計・製作業者へ製作を依頼した場
合、納品までに1カ月程度を要することが多い。また、
設計ミスの修正の場合、多層プリント基板の内層の配線
を修正することは難しい。
【0004】ブレッドボードは、多数の穴の開いた基板
にICを挿し、IC間をジャンパ線でつなぐことによ
り、回路の試作を行う装置である。穴は接点になってい
て、ICのピンやジャンパ線のピンを挿すことにより、
電気的な接続を得る。しかし、これは機械的な弱い接触
であり、ジャンパ線に触れてピンが動いた場合等に、電
気的な接続が不安定になり、回路にノイズが乗ることも
ある。また、ジャンパ線のピンが簡単に穴から抜けてし
まう。結局、ブレッドボードによる方法は信頼性の面で
問題がある。
【0005】これに対処するに、例えば特開平1−20
2026号公報には、複数のプログラマブルロジックI
Cを搭載した第1のボードと汎用ICによるディジタル
回路を搭載した第2のボードとを組み合わせて所望の機
能を実現できるようにした技術が示されている。また、
特開平3−186916号公報には、プログラマブルロ
ジックデバイスを用いて、マイクロコンピュータと汎用
書き込み装置等との接続関係を任意に設定可能にした技
術が示されている。また、特開平5−88801号公報
には、プログラマブルデバイスを用いて、マザーボード
とサブボードとの接続関係を任意に設定可能にした技術
が示されている。
【0006】しかしながら、例えばマイクロコンピュー
タ応用回路を試作する場合には、CPU(中央処理装
置)、ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)、入出力インタフェース等
を互いにバスで接続する必要がある。上記各公報に示さ
れる技術では、このような複数のICをバスで接続する
装置を試作することができないという問題点がある。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、短い時間で安価に、ディジタルIC
を用いた装置を試作でき、修正が容易で、信頼性が高
く、しかも複数のICをバスで接続する装置の試作も可
能な試作支援装置、IC搭載用基板およびバス装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の試作支援
装置は、互いにバス接続された複数のバス接続用コネク
タを有するバス装置と、このバス装置に接続されるIC
搭載用基板とを備え、IC搭載用基板が、バス接続用コ
ネクタと結合するためのバス装置接続用コネクタと、I
Cを挿すためのICソケットと、一部の入出力端子がI
Cソケットの全ての端子にそれぞれ接続され、他の入出
力端子がバス装置接続用コネクタの端子に接続された、
結線と論理がプログラム可能なプログラマブルICとを
有するものである。
【0009】この試作支援装置では、IC搭載用基板の
ICソケットに任意のICを挿し、IC搭載用基板をバ
ス装置に接続し、プログラマブルICの結線と論理をプ
ログラムすることによってICを用いた任意の装置を試
作することが可能になる。
【0010】請求項2記載の試作支援装置は、請求項1
記載の試作支援装置において、IC搭載用基板が、IC
ソケットに隣り合うように配置され、ICソケットの端
子に接続された端子を含む補助ソケットと、電源に接続
された電源ソケットと、接地された接地ソケットとを更
に有するものである。
【0011】この試作支援装置では、補助ソケットと、
電源ソケットおよび接地ソケットとを接続することによ
って、ICソケットに挿したICに電源を与えることが
可能になる。
【0012】請求項3記載の試作支援装置は、請求項1
記載の試作支援装置において、IC搭載用基板が、IC
ソケットに隣り合うように配置され、ICソケットの端
子に接続された端子を含む第1の補助ソケットと、電源
に接続された電源ソケットと、接地された接地ソケット
と、他の装置との接続のための装置接続用コネクタと、
この装置接続用コネクタの端子に接続された端子を含む
第2の補助ソケットと、この第2の補助ソケットに隣り
合うように配置され、ICソケットの端子に接続された
端子を含む第3の補助ソケットとを更に有するものであ
る。
【0013】この試作支援装置では、装置接続用コネク
タに他の装置を接続し、第2の補助ソケットと第3の補
助ソケットとを接続することにより、ICソケットに挿
したICと他の装置との接続が可能になる。
【0014】請求項4記載の試作支援装置は、請求項1
ないし3のいずれか1に記載の試作支援装置において、
IC搭載用基板が、ICソケットに並列に接続され、I
Cソケットと異なる形状の第2のICソケットを更に有
するものである。
【0015】この試作支援装置では、ICソケットと第
2のICソケットとによって、複数の形状のICに対応
可能になる。
【0016】請求項5記載の試作支援装置は、互いにバ
ス接続された複数のバス接続用コネクタを有するバス装
置と、このバス装置に接続されるIC搭載用基板とを備
え、IC搭載用基板が、バス接続用コネクタと結合する
ためのバス装置接続用コネクタと、ICを挿すための第
1のICソケットと、一部の入出力端子が第1のICソ
ケットの全ての端子にそれぞれ接続され、他の入出力端
子がバス装置接続用コネクタの端子に接続された、結線
と論理がプログラム可能なプログラマブルICと、第1
のICソケットに隣り合うように配置され、第1のIC
ソケットの端子に接続された端子を含む第1の補助ソケ
ットと、電源に接続された電源ソケットと、接地された
接地ソケットと、他の装置との接続のための装置接続用
コネクタと、この装置接続用コネクタの端子に接続され
た端子を含む第2の補助ソケットと、この第2の補助ソ
ケットに隣り合うように配置され、第1のICソケット
の端子に接続された端子を含む第3の補助ソケットと、
ICを挿すための第2のICソケットと、この第2のI
Cソケットに隣り合うように配置され、第2のICソケ
ットの端子に接続された端子を含む第4の補助ソケット
とを有するものである。
【0017】この試作支援装置では、IC搭載用基板の
第1のICソケットに任意のICを挿し、第2のICソ
ケットに他のICを挿し、IC搭載用基板をバス装置に
接続し、プログラマブルICの結線と論理をプログラム
することによって複数のICを用いた任意の装置を試作
することが可能になる。また、第1の補助ソケットおよ
び第4の補助ソケットと、電源ソケットおよび接地ソケ
ットとを接続することによって、第1のICソケットに
挿したICと第2のICソケットに挿したICとに電源
を与えることが可能になる。また、装置接続用コネクタ
に他の装置を接続し、第3の補助ソケットあるいは第4
の補助ソケットと第2の補助ソケットとを接続すること
により、第1のICソケットに挿したICあるいは第2
のICソケットに挿したICと他の装置との接続が可能
になる。
【0018】請求項6記載の試作支援装置は、請求項5
記載の試作支援装置において、IC搭載用基板が、第1
のICソケットに並列に接続され、第1のICソケット
と異なる形状の第3のICソケットを更に有するもので
ある。
【0019】この試作支援装置では、第1のICソケッ
トと第3のICソケットとによって、複数の形状のIC
に対応可能になる。
【0020】請求項7記載の試作支援装置は、請求項3
ないし6のいずれか1に記載の試作支援装置において、
IC搭載用基板が、第2の補助ソケットに隣り合うよう
に配置され、接地された第2の接地ソケットを更に有す
るものである。
【0021】この試作支援装置では、第2の補助ソケッ
トと第2の接地ソケットとを接続することによって、ノ
イズ対策のための接地が可能になる。
【0022】請求項8記載の試作支援装置は、請求項1
ないし7のいずれか1に記載の試作支援装置において、
プログラマブルICが複数設けられ、これら複数のプロ
グラマブルICはバス装置接続用コネクタやICソケッ
トへの接続を分担し、バス装置接続用コネクタやICソ
ケットに接続していない互いの入出力端子同士が接続さ
れているものである。
【0023】この試作支援装置では、1つのプログラマ
ブルICの入出力端子の数がバス装置接続用コネクタや
ICソケットの端子に比べて少ない場合に、複数のプロ
グラマブルICで、バス装置接続用コネクタやICソケ
ットへの接続を分担することが可能になる。
【0024】請求項9記載の試作支援装置は、請求項1
ないし8のいずれか1に記載の試作支援装置において、
プログラマブルICを、フィールド・プログラマブル・
ゲート・アレイとしたものである。
【0025】請求項10記載の試作支援装置は、請求項
1ないし8のいずれか1に記載の試作支援装置におい
て、プログラマブルICを、プログラマブル・ロジック
・デバイスとしたものである。
【0026】請求項11記載の試作支援装置は、請求項
1ないし10のいずれか1に記載の試作支援装置におい
て、バス装置の複数のバス接続用コネクタのうち、少な
くとも一つのバス接続用コネクタが、その接続方向が他
のバス接続用コネクタの接続方向に対して直角方向にな
るように配置されているものである。
【0027】この試作支援装置では、バス装置の複数の
バス接続用コネクタに接続する複数のIC搭載用基板の
うちの少なくとも一つを他のIC搭載用基板に対して直
角方向に配置することが可能になり、デバッグや調整が
容易になる。
【0028】請求項12記載の試作支援装置は、請求項
11記載の試作支援装置において、バス装置が、各バス
接続用コネクタの接続方向に合わせたIC搭載用基板案
内用のガイドレールを更に有するものである。
【0029】この試作支援装置では、IC搭載用基板を
ガイドレールに沿って案内して、バス装置のバス接続用
コネクタに接続することができ、バス装置に対するIC
搭載用基板の接続が容易になる。
【0030】請求項13記載のIC搭載用基板は、互い
にバス接続された複数のバス接続用コネクタを有するバ
ス装置と、このバス装置に接続されるIC搭載用基板と
を備えた試作支援装置に用いられ、バス接続用コネクタ
と結合するためのバス装置接続用コネクタと、ICを挿
すためのICソケットと、一部の入出力端子がICソケ
ットの全ての端子にそれぞれ接続され、他の入出力端子
がバス装置接続用コネクタの端子に接続された、結線と
論理がプログラム可能なプログラマブルICとを備えた
ものである。
【0031】このIC搭載用基板では、ICソケットに
任意のICを挿し、IC搭載用基板をバス装置に接続
し、プログラマブルICの結線と論理をプログラムする
ことによってICを用いた任意の装置を試作することが
可能になる。
【0032】請求項14記載のIC搭載用基板は、請求
項13記載のIC搭載用基板において、ICソケットに
隣り合うように配置され、ICソケットの端子に接続さ
れた端子を含む補助ソケットと、電源に接続された電源
ソケットと、接地された接地ソケットとを更に備えたも
のである。
【0033】このIC搭載用基板では、補助ソケットと
電源ソケットおよび接地ソケットとを接続することによ
って、ICソケットに挿したICに電源を与えることが
可能になる。
【0034】請求項15記載のIC搭載用基板は、請求
項13記載のIC搭載用基板において、ICソケットに
隣り合うように配置され、ICソケットの端子に接続さ
れた端子を含む第1の補助ソケットと、電源に接続され
た電源ソケットと、接地された接地ソケットと、他の装
置との接続のための装置接続用コネクタと、この装置接
続用コネクタの端子に接続された端子を含む第2の補助
ソケットと、この第2の補助ソケットに隣り合うように
配置され、ICソケットの端子に接続された端子を含む
第3の補助ソケットとを更に備えたものである。
【0035】このIC搭載用基板では、装置接続用コネ
クタに他の装置を接続し、第2の補助ソケットと第3の
補助ソケットとを接続することにより、ICソケットに
挿したICと他の装置との接続が可能になる。
【0036】請求項16記載のIC搭載用基板は、請求
項13ないし15のいずれか1に記載のIC搭載用基板
において、ICソケットに並列に接続され、ICソケッ
トと異なる形状の第2のICソケットを更に備えたもの
である。
【0037】このIC搭載用基板では、ICソケットと
第2のICソケットとによって、複数の形状のICに対
応可能になる。
【0038】請求項17記載のIC搭載用基板は、互い
にバス接続された複数のバス接続用コネクタを有するバ
ス装置と、このバス装置に接続されるIC搭載用基板と
を備えた試作支援装置に用いられ、バス接続用コネクタ
と結合するためのバス装置接続用コネクタと、ICを挿
すための第1のICソケットと、一部の入出力端子が第
1のICソケットの全ての端子にそれぞれ接続され、他
の入出力端子がバス装置接続用コネクタの端子に接続さ
れた、結線と論理がプログラム可能なプログラマブルI
Cと、第1のICソケットに隣り合うように配置され、
第1のICソケットの端子に接続された端子を含む第1
の補助ソケットと、電源に接続された電源ソケットと、
接地された接地ソケットと、他の装置との接続のための
装置接続用コネクタと、この装置接続用コネクタの端子
に接続された端子を含む第2の補助ソケットと、この第
2の補助ソケットに隣り合うように配置され、第1のI
Cソケットの端子に接続された端子を含む第3の補助ソ
ケットと、ICを挿すための第2のICソケットと、こ
の第2のICソケットに隣り合うように配置され、第2
のICソケットの端子に接続された端子を含む第4の補
助ソケットとを備えたものである。
【0039】このIC搭載用基板では、第1のICソケ
ットに任意のICを挿し、第2のICソケットに他のI
Cを挿し、IC搭載用基板をバス装置に接続し、プログ
ラマブルICの結線と論理をプログラムすることによっ
て複数のICを用いた任意の装置を試作することが可能
になる。また、第1の補助ソケットおよび第4の補助ソ
ケットと電源ソケットおよび接地ソケットとを接続する
ことによって、第1のICソケットに挿したICと第2
のICソケットに挿したICとに電源を与えることが可
能になる。また、装置接続用コネクタに他の装置を接続
し、第3の補助ソケットあるいは第4の補助ソケットと
第2の補助ソケットとを接続することにより、第1のI
Cソケットに挿したICあるいは第2のICソケットに
挿したICと他の装置との接続が可能になる。
【0040】請求項18記載のIC搭載用基板は、請求
項17記載のIC搭載用基板において、第1のICソケ
ットに並列に接続され、第1のICソケットと異なる形
状の第3のICソケットを更に備えたものである。
【0041】このIC搭載用基板では、第1のICソケ
ットと第3のICソケットとによって、複数の形状のI
Cに対応可能になる。
【0042】請求項19記載のIC搭載用基板は、請求
項15ないし18のいずれか1に記載のIC搭載用基板
において、第2の補助ソケットに隣り合うように配置さ
れ、接地された第2の接地ソケットを更に備えたもので
ある。
【0043】このIC搭載用基板では、第2の補助ソケ
ットと第2の接地ソケットとを接続することによって、
ノイズ対策のための接地が可能になる。
【0044】請求項20記載のIC搭載用基板は、請求
項13ないし19のいずれか1に記載のIC搭載用基板
において、プログラマブルICが複数設けられ、これら
複数のプログラマブルICはバス装置接続用コネクタや
ICソケットへの接続を分担し、バス装置接続用コネク
タやICソケットに接続していない互いの入出力端子が
接続されているものである。
【0045】このIC搭載用基板では、1つのプログラ
マブルICの入出力端子の数がバス装置接続用コネクタ
やICソケットの端子に比べて少ない場合に、複数のプ
ログラマブルICで、バス装置接続用コネクタやICソ
ケットへの接続を分担することが可能になる。
【0046】請求項21記載のIC搭載用基板は、請求
項13ないし20のいずれか1に記載のIC搭載用基板
において、プログラマブルICを、フィールド・プログ
ラマブル・ゲート・アレイとしたものである。
【0047】請求項22記載のIC搭載用基板は、請求
項13ないし20のいずれか1に記載のIC搭載用基板
において、プログラマブルICを、プログラマブル・ロ
ジック・デバイスとしたものである。
【0048】請求項23記載のバス装置は、コネクタ、
ICを挿すためのICソケット、および、一部の入出力
端子がICソケットの全ての端子にそれぞれ接続され、
他の入出力端子がコネクタの端子に接続された、結線と
論理がプログラム可能なプログラマブルICを有するI
C搭載用基板と、複数のIC搭載用基板のコネクタ同士
をバス接続するためのバス装置とを備えた試作支援装置
に用いられ、互いにバス接続され、それぞれIC搭載用
基板のコネクタと結合するための複数のバス接続用コネ
クタを備え、この複数のバス接続用コネクタのうち、少
なくとも一つのバス接続用コネクタは、その接続方向が
他のバス接続用コネクタの接続方向に対して直角方向に
なるように配置されているものである。
【0049】このバス装置では、バス装置の複数のバス
接続用コネクタに接続する複数のIC搭載用基板のうち
の少なくとも一つを他のIC搭載用基板に対して直角方
向に配置することが可能になり、デバッグや調整が容易
になる。
【0050】請求項24記載のバス装置は、請求項23
記載のバス装置において、各バス接続用コネクタの接続
方向に合わせたIC搭載用基板案内用のガイドレールを
更に備えたものである。
【0051】このバス装置では、IC搭載用基板をガイ
ドレールに沿って案内して、バス装置のバス接続用コネ
クタに接続することができ、バス装置に対するIC搭載
用基板の接続が容易になる。
【0052】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0053】図1は本発明の第1の実施例に係る試作支
援装置の外観を示す斜視図、図2は図1におけるIC搭
載用基板の平面図、図3は図1に示した試作支援装置の
ブロック図である。これらの図に示すように、本実施例
の試作支援装置は、バス装置10と、このバス装置10
に接続されるIC搭載用基板20とを備えている。バス
装置10は、複数、例えば3つのコネクタ11と、これ
らのコネクタ11を互いにバス接続するバス配線BUS
1〜BUSmを有するバス基板12とを備えている。I
C搭載用基板20は、バス装置10のコネクタ11と結
合するためのコネクタ21と、ユーザが任意のディジタ
ルICを挿すためのICソケット23と、一部の入出力
端子がICソケット23の全ての端子にそれぞれ接続さ
れ、他の入出力端子がコネクタ21の端子に接続された
FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレ
イ;Field Programmable Gate Array )22とを備えて
いる。FPGA22は、内部の結線と論理がユーザの手
元で自由にプログラム可能なプログラマブルICであ
る。
【0054】図2に示したように、IC搭載用基板20
のコネクタ21はIC搭載用基板20の長手方向の端部
に設けられ、バス装置10のコネクタ11とIC搭載用
基板20のコネクタ21の接続方向はバス基板12に対
して直角方向であり、IC搭載用基板20をバス装置1
0に接続した状態では、図1に示したように、IC搭載
用基板20は垂直になる。
【0055】図4は図1におけるバス装置10の回路図
である。バス装置10の複数のコネクタ11は、m本の
バス配線BUS1〜BUSmによって互いにバス接続さ
れている。
【0056】図5は図1におけるIC搭載用基板20の
回路図である。IC搭載用基板20のコネクタ21のm
本のピンは、FPGA22の入出力端子IOa1〜IO
amと配線で結ばれている。ICソケット23のn本の
ピンは、FPGA22の入出力端子IOb1〜IObn
と配線で結ばれている。ここで、ICソケット23の全
てのピンがFPGA22の入出力端子と結ばれている。
これは、ICソケット23に挿す任意のICがどのよう
なICであっても対応できるようにするためである。I
Cのどのピンにどういった信号を割り振るかは、ICに
よってまちまちである。
【0057】図6は図1におけるFPGA22の構造の
一例を示すブロック図である。この図に示す例では、F
PGA22は、規則正しく配列された多数の論理ブロッ
ク(A〜I)31と、隣接する論理ブロック31間に設
けられたクロスポイントスイッチ32と、四方のクロス
ポイントスイッチ32の任意の端子間を接続するスイッ
チマトリックス33とを備えている。クロスポイントス
イッチ32は、四方の入出力端子321間の接続関係を
任意に設定することができるようになっている。図6で
は、論理ブロックAの端子OUT2と論理ブロックEの
端子a2とを、クロスポイントスイッチ32とスイッチ
マトリックス33を介して接続している例を示してい
る。
【0058】図7は図6における論理ブロック31の構
成の一例を示すブロック図である。この図に示す例で
は、論理ブロック31は、ルックアップテーブル311
とセレクタ312とフリップフロップ313とスリース
テートバッファ314,315とを備えている。ルック
アップテーブル311の3つの入力端子は論理ブロック
31の入力端子a1〜a3に接続され、ルックアップテ
ーブル311の出力端子はスリーステートバッファ31
4の入力端子に接続されていると共に、セレクタ312
の一方の入力端子に接続されている。セレクタ312の
他方の入力端子は論理ブロック31の入力端子bに接続
されている。セレクタ312の切り換えのための制御入
力端子は論理ブロック31の入力端子cに接続されてい
る。セレクタ312の出力端子はフリップフロップ31
3の入力端子Dに接続され、フリップフロップ313の
出力端子はスリーステートバッファ315の入力端子に
接続されている。フリップフロップ313のクロック入
力端子は論理ブロック31のクロック入力端子CLKに
接続されている。スリーステートバッファ314,31
5の各出力制御入力端子はそれぞれ論理ブロック31の
入力端子OE1,OE2に接続されている。スリーステ
ートバッファ314,315の各出力端子はそれぞれ論
理ブロック31の出力端子OUT1,OUT2に接続さ
れている。ルックアップテーブル311は、3つの入力
の組合せに対して出力を任意に定義することができる。
ルックアップテーブル311の内容やセレクタ312の
切り換えのための情報は、論理ブロック31内に配置さ
れている図示しないヒューズやROMあるいはSRAM
(スタティックRAM)によって保持されるようになっ
ている。そして、外部からこの内容を設定することによ
り、論理ブロック31の機能をプログラムすることがで
きるようになっている。
【0059】図8は図6におけるクロスポイントスイッ
チ32の構成の一例を示すブロック図である。この図に
示す例では、クロスポイントスイッチ32は、端子a1
1〜a13と端子c11〜c13を結ぶ配線と、端子b
11〜b13と端子d11〜d13を結ぶ配線と、各配
線の交差する点に設けられ、交差する配線を接続可能な
スイッチS1〜S9と、各スイッチS1〜S9の制御端
子に接続され、各スイッチS1〜S9のオン、オフの情
報を記憶した記憶素子(ヒューズやROMあるいはSR
AM)M1〜M9とを備えている。このクロスポイント
スイッチ32では、例えば、スイッチS7を閉じること
によって端子a13,c13と端子b11,d11が結
ばれる。そして、外部からスイッチS1〜S9のオン,
オフを、記憶素子M1〜M9に設定することにより、複
数の論理ブロック31間の端子の接続関係をプログラム
することができるようになっている。
【0060】図9は図6におけるスイッチマトリックス
33の構成の一例を示すブロック図である。この図に示
す例では、スイッチマトリックス33は、各端子a21
〜a23,b21〜b23,c21〜c23,d21〜
d23毎に、自身と他の全ての端子とをスイッチ331
を介して結んだものである。なお、図9では、端子b2
1からの接続のみを示し、他を省略している。各スイッ
チ331のオン,オフは、スイッチマトリックス33内
に設けられた図示しない記憶素子(ヒューズやROMあ
るいはSRAM)によって設定されるようになってお
り、外部から各スイッチ331のオン,オフを、記憶素
子に設定することにより、複数の論理ブロック31間の
端子の接続関係をプログラムすることができるようにな
っている。
【0061】図10は図5に示したFPGA22の結線
と論理のプログラムの一例を示す説明図である。FPG
A22は、入出力端子IOa1〜IOam,IOb1〜
IObn間を自由に結線することができ、また、結線の
間に論理回路を入れることもできる。図10に示す例で
は、入出力端子IOa2からIOb3へバッファ41を
介して接続し、入出力端子IObjからIOa1へバッ
ファ42を介して接続し、アンドゲート43によって入
出力端子IOaiとIOai+2 の論理積をとって入出力
端子IObj+1 へ出力している。このような結線と論理
の指示は、電源投入時に外部からFPGA22のプログ
ラム端子に結線および論理データを入れることにより行
われる。結線および論理データは、例えば、パーソナル
コンピュータ上のスクリーンエディタを使ってソースプ
ログラムを作り、このソースプログラムをFPGA専用
のコンパイラにかけることにより作成することができ
る。従って、ソースプログラムを変更することにより、
FPGA22の結線および論理を変更することができ
る。
【0062】次に、マイクロコンピュータを試作する場
合を例にとり、本実施例の試作支援装置の作用について
説明する。
【0063】図11は本実施例の試作支援装置を用いて
試作するマイクロコンピュータの構成を示す回路図であ
る。このマイクロコンピュータは、CPU51としてZ
80(米国ザイログ社の商標)と、PROM(プログラ
マブルROM)52としての27256と、負論理のア
ンドゲート53としてのSN74LS32とによって構
成されている。なお、クロック回路、リセット回路等の
周辺回路は省略している。CPU51のピンD0〜D7
はPROM52のピンD0〜D7に接続され、CPU5
1のピンA0〜A14はPROM52のピンA0〜A1
4に接続され、CPU51のピンA15はPROM52
のピンCE* (“* ”は負論理であることを表す。)に
接続されている。CPU51のピンMREQ* とピンR
* は負論理のアンドゲート53の各入力端子に接続さ
れ、負論理のアンドゲート53の出力端子(信号名ME
RD* )はPROM52のピンOE* に接続されて
いる。図11において、CPU51とPROM52の各
ピンの外側に記してある数字は、IC搭載用基板20に
挿す場合のICソケット23のピン番号を表している。
【0064】以下、本実施例の試作支援装置を用いて図
11に示したマイクロコンピュータを試作する場合の組
み立て、バス配線BUS1〜BUSmへの信号の割り当
て、FPGA22のプログラム、マイクロコンピュータ
の動作について順に説明する。
【0065】(1)組み立て 1枚のIC搭載用基板20のICソケット23には、C
PU51としてのZ80を挿す。他のIC搭載用基板2
0のICソケット23には、PROM52としての27
256を挿す。PROM52としての27256には、
適宜の方法で、CPU51としてのZ80で実行するプ
ログラムが書き込まれているものとする。この2枚のI
C搭載用基板20の各コネクタ21を、バス装置10の
2つのコネクタ11に挿し、それぞれコネクタ21とコ
ネクタ11を結合させる。この結合により、バス装置1
0のバス配線BUS1〜BUSmを介して、2枚のIC
搭載用基板20のコネクタ21の同一番号のピンは互い
に接続される。図1は、以上の組み立てが完了した状態
を示している。
【0066】(2)バス配線BUS1〜BUSmへの信
号の割り当て 試作支援装置を用いて試作するマイクロコンピュータで
は、CPU51のピンとPROM52のピンとをFPG
A22とバス装置10を介して接続する。ここで、CP
U51やPROM52の信号をピン番号通りにコネクタ
21に出したのでは、CPU51とPROM52の間は
図11に示した回路図のようには接続されない。そこ
で、CPU51を挿したIC搭載用基板20のコネクタ
21と、PROM52を挿したIC搭載用基板20のコ
ネクタ21の同一番号のピンは、互いにバス装置10を
介して接続されることを考慮し、CPU51とPROM
52の間が図11に示した回路図の通りに接続されるよ
うに、各FPGA22内部の結線と論理をプログラムす
る。そのため、図12に示すように、各IC搭載用基板
20のコネクタ21のピンおよびバス装置10のバス配
線BUS1〜BU25に、信号A0〜A15,D0〜D
7,MEM RD* を割り当てる。
【0067】(3)FPGAのプログラム 各IC搭載用基板20上のIC、すなわち、2つのFP
GA22とCPU51とPROM52には、適宜の方法
で電源を供給する。また、FPGA22のプログラム端
子に結線および論理データを入れることで、2つのFP
GA22のプログラムを行う。
【0068】図13および図14はCPU51としての
Z80を挿したIC搭載用基板20のFPGA22のプ
ログラムの内容を示したものである。これらの図におい
て、バス配線、割当信号名、コネクタピン番号は図12
と同じものである。CPU51を挿したIC搭載用基板
20のFPGA22では、FPGA22の端子IOb3
0〜IOb40,IOb1〜IOb5から端子IOa1
〜IOa16へ、それぞれバッファ61を介して接続
し、端子IOa17〜IOa24と端子IOb14,I
Ob15,IOb12,IOb8,IOb7,IOb
9,IOb10,IOb13間は、それぞれ双方向バッ
ファ62を介して接続している。FPGA22の端子I
Ob21は、各双方向バッファ62の端子IOb14〜
IOb13側から端子IOa17〜IOa24側へ信号
を出力するバッファの制御端子に接続していると共に、
ノットゲート63の入力端子に接続している。ノットゲ
ート63の出力端子は、各双方向バッファ62の端子I
Oa17〜IOa24側から端子IOb14〜IOb1
3側へ信号を出力するバッファの制御端子に接続してい
る。FPGA22の端子IOb21,IOb19は負論
理のアンドゲート64の各入力端子に接続し、負論理の
アンドゲート64の出力端子はFPGA22の端子IO
a25に接続している。負論理のアンドゲート64は図
11における負論理のアンドゲート53に対応するもの
である。
【0069】図15および図16はPROM52として
の27256を挿したIC搭載用基板20のFPGA2
2のプログラムの内容を示したものである。これらの図
において、バス配線、割当信号名、コネクタピン番号は
図12と同じものである。PROM52を挿したIC搭
載用基板20のFPGA22では、FPGA22の端子
IOa1〜IOa15から端子IOb10〜IOb3,
IOb25,IOb24,IOb21,IOb23,I
Ob2,IOb26,IOb27へバッファ65を介し
て接続している。また、FPGA22内部に標準TTL
(トランジスタ・トランジスタ・ロジック)のLS24
5に相当する双方向バスバッファ66を構成し、FPG
A22の端子IOa17〜IOa24を双方向バスバッ
ファ66の入出力端子A1〜A8に接続し、FPGA2
2の端子IOb11〜IOb13,IOb15〜IOb
19を双方向バスバッファ66の入出力端子B1〜B8
に接続している。また、FPGA22の端子IOa1
6,IOa25をそれぞれバッファ67,68の入力端
子に接続し、バッファ67の出力端子を双方向バスバッ
ファ66のイネーブル、ディセーブルを制御する制御端
子GとFPGA22の端子IOb20に接続し、バッフ
ァ68の出力端子を双方向バスバッファ66の信号の入
出力方向を制御する制御端子DIRとFPGA22の端
子IOb22に接続している。
【0070】このように、CPU51を挿したIC搭載
用基板20のFPGA22と、PROM52を挿したI
C搭載用基板20のFPGA22の結線と論理を図13
ないし図16に示したようにプログラムすることによ
り、CPU51とPROM52の間を図11に示した回
路図の通りに接続することができる。
【0071】(4)マイクロコンピュータの動作 適宜の方法で、CPU51のリセットを解除し、CPU
51の動作をスタートさせると、CPU51は、PRO
M52から命令を読み込み、その命令に従って動作す
る。
【0072】以上説明したように本実施例によれば、任
意のICをIC搭載用基板20のICソケット23に挿
し、IC搭載用基板20をバス装置10に挿し、エディ
タでFPGA22のプログラムを作成し、コンパイル
し、FPGA22をプログラムすることにより、ICを
用いた装置を試作することができるので、短い時間でデ
ィジタル回路およびマイクロコンピュータ応用回路を試
作することが可能となる。しかも、試作のためにプリン
ト基板を新たに作成する方法や、半田付けやラッピング
接続による配線を行うのに比べて短い時間で済むと共
に、安価である。また、信頼性の落ちるジャンパ線での
接続は少量で済み、全体をジャンパ線で接続する方式の
ブレッドボードによる試作に比べて信頼性が高くなる。
【0073】また、本実施例によれば、FPGA22の
プログラムをエディタで修正すると、FPGA22の結
線や論理を変更することができるので、回路の修正が容
易である。また、FPGA22やIC搭載用基板20
は、プログラムやICを入れ換えて何度でも使うことが
できる。
【0074】また、本実施例によれば、IC搭載用基板
20が複数に別れてモジュール化され、使用時は立体構
造をとるため、1枚の大きなプリント基板にFPGAや
ICソケットを数多く並べる方法に比べて、面積をとら
ず、バス配線の長さも短くて済む。
【0075】また、本実施例によれば、複数のICをバ
スで接続する装置の試作も可能になる。
【0076】次に、図17ないし図33を用いて、本発
明の第2の実施例について説明する。本実施例は、第1
の実施例に比べて、より具体的にそして、より使い易く
したものである。
【0077】図17は本発明の第2の実施例に係る試作
支援装置の外観を示す斜視図である。本実施例における
バス装置10は、複数、例えば4つのコネクタ11a,
11a,11a,11bと、これらのコネクタ11a,
11a,11a,11bを互いにバス接続するバス配線
を有するバス基板12と、このバス基板12の一方の側
部に垂直に取り付けられたガイド用板13と、このガイ
ド用板13に設けられた4つのガイドレール14a,1
4a,14a,14bとを備えている。バス基板12の
外側寄りの3つのコネクタ11aはIC搭載用基板20
のコネクタ21との接続方向がバス基板12に対して垂
直方向であり、バス基板12の中央側の他の1つのコネ
クタ11bはIC搭載用基板20のコネクタ21との接
続方向がバス基板12に対して平行な方向になってい
る。ガイドレール14aは、IC搭載用基板20をコネ
クタ11aに挿す際にIC搭載用基板20を案内するも
のであり、ガイドレール14bは、IC搭載用基板20
をコネクタ11bに挿す際にIC搭載用基板20を案内
するものである。IC搭載用基板20をコネクタ11a
に挿す場合には、IC搭載用基板20をガイドレール1
4aに沿って、バス基板12に対して垂直方向に挿す。
IC搭載用基板20をコネクタ11bに挿す場合には、
IC搭載用基板20をガイドレール14bに沿って、バ
ス基板12に対して平行な方向に挿す。
【0078】図18は図17におけるIC搭載用基板2
0の平面図である。本実施例におけるIC搭載用基板2
0は、バス装置10のコネクタ11(11a,11bを
代表する。)と結合するためのコネクタ211と、内部
の結線と論理を自由にプログラム可能なFPGA22
と、ユーザが任意のICを挿すためのICソケット23
1,232,233と、他のIC搭載用基板20等の他
の装置との接続のための装置接続用コネクタ212とを
備えている。IC搭載用基板20は、更に、ICソケッ
ト231に隣り合うように配置され、ジャンパ線を挿す
ための第1の補助ソケットとしての丸ピンソケット24
1,242と、コネクタ212に隣り合うように配置さ
れた第2の補助ソケットとしての丸ピンソケット244
と、この丸ピンソケット244に隣り合うように配置さ
れ、丸ピンソケット244との間で互いに短絡ピンで接
続するための第3の補助ソケットとしての丸ピンソケッ
ト243と、ICソケット232に隣り合うように配置
され、ジャンパ線を挿すための第4の補助ソケットとし
ての丸ピンソケット245,246と、ICソケット2
33に隣り合うように配置され、ジャンパ線を挿すため
の第4の補助ソケットとしての丸ピンソケット247,
248,249,2410とを備えている。IC搭載用
基板20は、更に、電源に接続され、丸ピンソケットで
構成された電源ソケット251と、接地され、丸ピンソ
ケットで構成された接地ソケット252とを備えてい
る。
【0079】図19は図18に示したIC搭載用基板2
0のブロック図である。コネクタ211、ICソケット
231、丸ピンソケット241〜243はFPGA22
に接続されている。丸ピンソケット244は装置接続用
コネクタ212に接続されている。丸ピンソケット24
5,246はICソケット232に接続されている。丸
ピンソケット247,248,249,2410はIC
ソケット233に接続されている。
【0080】図20は図19におけるコネクタ211、
ICソケット231、丸ピンソケット241〜243と
FPGA22との接続関係を示す回路図である。コネク
タ211のm本のピンはFPGA22の入出力端子IO
a1〜IOamと配線で結ばれている。ICソケット2
31のピン1〜nはFPGA22の入出力端子IOb1
〜IObnと配線で結ばれている。また、ICソケット
231のピン1〜n/2は丸ピンソケット241のピン
1〜n/2と配線で結ばれ、ICソケット231のピン
n/2+1〜nは丸ピンソケット242のピン1〜n/
2と配線で結ばれている。丸ピンソケット243のピン
1〜pはFPGA22の入出力端子IOb1〜IObp
と配線で結ばれている。
【0081】図21は図19におけるコネクタ211、
ICソケット231、丸ピンソケット241〜243、
FPGA22以外の配線を示す回路図である。コネクタ
212のp本のピンは丸ピンソケット244のピン1〜
pと配線で結ばれている。ICソケット232のピン1
〜q/2は丸ピンソケット245のピン1〜q/2と配
線で結ばれ、ICソケット232のピンq/2+1〜q
は丸ピンソケット246のピン1〜q/2と配線で結ば
れている。ICソケット233のピン1〜q/2は丸ピ
ンソケット247,248のピン1〜q/2と配線で結
ばれ、ICソケット233のピンq/2+1〜qは丸ピ
ンソケット249,2410のピン1〜q/2と配線で
結ばれている。電源ソケット251のピン1〜rは+5
Vの電源に接続され、接地ソケット252のピン1〜r
は接地されている。
【0082】次に、マイクロコンピュータを試作する場
合を例にとり、本実施例の試作支援装置の作用について
説明する。
【0083】図22および図23は本実施例の試作支援
装置を用いて試作するマイクロコンピュータの構成を示
す回路図である。このマイクロコンピュータは、CPU
51としてZ80と、PROM52としての27256
と、SRAM71としての6264と、パラレルインタ
フェースIC72としての8255とを備えている。C
PU51のクロック入力ピンCLKには水晶発振モジュ
ール73が接続されている。CPU51のリセット入力
ピンRESET* にはリセット回路74が接続されてい
る。リセット回路74は、抵抗器741とリセットスイ
ッチ742とダイオード743とコンデンサ744とで
構成されている。抵抗器741の一端には電源電圧VC
Cが印加され、抵抗器741の他端はリセットスイッチ
742の一端に接続され、リセットスイッチ742の他
端は接地されている。抵抗器741の両端間には、カソ
ードが電源電圧側となるようにダイオード743が接続
され、リセットスイッチ742の両端間には、正極が電
源電圧側となるようにコンデンサ744が接続されてい
る。抵抗器741とリセットスイッチ742の接続点
は、CPU51のリセット入力ピンRESET* に接続
されていると共に、ノットゲート75を介してパラレル
インタフェースIC72のリセット入力ピンRESET
に接続されている。
【0084】CPU51のピンD0〜D7は、PROM
52のピンD0〜D7と、SRAM71のピンD0〜D
7と、パラレルインタフェースIC72のピンD0〜D
7とに接続されている。CPU51のピンA0〜A14
はPROM52のピンA0〜A14に接続され、CPU
51のピンA15はPROM52のピンCE* に接続さ
れている。CPU51のピンA0〜A12はSRAM7
1のピンA0〜A12に接続され、CPU51のピンA
15はノットゲート76を介してSRAM71のピンC
S1* に接続されている。CPU51のピンA0〜A2
はパラレルインタフェースIC72のピンA0,A1,
CS* に接続されている。
【0085】CPU51のピンMREQ* とピンRD*
は負論理のアンドゲート77の各入力端子に接続され、
負論理のアンドゲート77の出力端子(信号名MEM
RD * )はPROM52のピンOE* とSRAM71の
ピンOE* とに接続されている。CPU51のピンMR
EQ* とピンWR* は負論理のアンドゲート78の各入
力端子に接続され、負論理のアンドゲート78の出力端
子(信号名MEM WR* )はSRAM71のピンWE
* に接続されている。CPU51のピンIORQ* とピ
ンRD* は負論理のアンドゲート79の各入力端子に接
続され、負論理のアンドゲート79の出力端子(信号名
IO RD* )はパラレルインタフェースIC72のピ
ンRD* に接続されている。CPU51のピンIORQ
* とピンWR* は負論理のアンドゲート80の各入力端
子に接続され、負論理のアンドゲート80の出力端子
(信号名IO WR* )はパラレルインタフェースIC
72のピンWR* に接続されている。
【0086】パラレルインタフェースIC72のピンP
A0〜PA7はポート81のピン2,4,…,14,1
6に接続され、ポート81のピン1,3,…,15,1
7は接地されている。なお、図22および図23におい
て、CPU51、PROM52、SRAM71、パラレ
ルインタフェースIC72の各ピンの外側に記してある
数字は、IC搭載用基板20に挿す場合のICソケット
231のピン番号を表し、水晶発振モジュール73のピ
ンの外側に記してある数字はICソケット232のピン
番号を表している。
【0087】以下、本実施例の試作支援装置を用いて図
22および図23に示したマイクロコンピュータを試作
する場合の配線および組み立て、バス配線BUS1〜B
USmへの信号の割り当て、FPGA22のプログラ
ム、マイクロコンピュータの動作および調整について順
に説明する。
【0088】(1)配線および組み立て まず、4枚のIC搭載用基板20のICソケット231
に、それぞれ、CPU51としてのZ80、PROM5
2としての27256、SRAM71としての626
4、パラレルインタフェースIC72としての8255
を挿す。PROM52としての27256には、適宜の
方法で、CPU51としてのZ80で実行するプログラ
ムが書き込まれているものとする。
【0089】次に、図24に示すように、CPU51を
挿したIC搭載用基板20上で、CPU51の電源入力
ピンに対応する丸ピンソケット241のピン(ピン番号
11)と電源ソケット251のピンとをジャンパ線83
を介して接続し、CPU51の接地ピンに対応する丸ピ
ンソケット242のピン(ピン番号29)と接地ソケッ
ト252のピンとをジャンパ線83を介して接続する。
次に、CPU51の周辺回路であるクロック回路および
リセット回路を作成する。すなわち、ICソケット23
2に水晶発振モジュール73を挿し、水晶発振モジュー
ル73の電源入力ピンに対応する丸ピンソケット246
のピン(ピン番号14)と電源ソケット251のピンと
をジャンパ線83を介して接続し、水晶発振モジュール
73の接地ピンに対応する丸ピンソケット245のピン
(ピン番号7)と接地ソケット252のピンとをジャン
パ線83を介して接続する。また、水晶発振モジュール
73の出力ピンに対応する丸ピンソケット246のピン
(ピン番号8)と、CPU51のピンCLKに接続され
た丸ピンソケット241のピン(ピン番号6)とをジャ
ンパ線83を介して接続する。
【0090】また、ICを挿していないICソケット2
33の所定のピンに、リセット回路74を構成する抵抗
器741、リセットスイッチ742、ダイオード74
3、コンデンサ744を挿し、これらに接続された丸ピ
ンソケット248,249のピンを図24に示すように
ジャンパ線83で接続することにより、抵抗器741と
ダイオード743の両端、リセットスイッチ742とコ
ンデンサ744の両端を、それぞれ接続する。また、ダ
イオード743とリセットスイッチ742に接続された
丸ピンソケット247のピン間をジャンパ線83で接続
することにより、抵抗器741およびダイオード743
と、リセットスイッチ742およびコンデンサ744と
を接続する。更に、抵抗器741に接続された丸ピンソ
ケット2410のピンと電源ソケット251のピンとを
ジャンパ線83を介して接続し、リセットスイッチ74
2に接続された丸ピンソケット2410のピンと接地ソ
ケット252のピンとをジャンパ線83を介して接続す
る。また、抵抗器741に接続された丸ピンソケット2
47のピンと、CPU51のピンRESET* に接続さ
れた丸ピンソケット242のピン(ピン番号26)とを
ジャンパ線83を介して接続する。
【0091】次に、図25に示すように、パラレルイン
タフェースIC72を挿したIC搭載用基板20上で、
パラレルインタフェースIC72の出力を外部の装置に
送るため、パラレルインタフェースIC72のピンPA
0〜PA7に接続された丸ピンソケット243のピン
と、これに隣接する丸ピンソケット244のピンとを短
絡ピン84を介して接続する。
【0092】次に、図17に示したように、それぞれP
ROM52、SRAM71、パラレルインタフェースI
C72を挿した3枚のIC搭載用基板20を、ガイドレ
ール14aに沿って案内して、各コネクタ211をバス
装置10のコネクタ11aに挿す。また、CPU51を
挿した1枚のIC搭載用基板20を、ガイドレール14
bに沿って案内して、コネクタ211をバス装置10の
コネクタ11bに挿す。この結合により、バス装置10
のバス配線BUS1〜BUSmを介して、4枚のIC搭
載用基板20のコネクタ211の同一番号のピンは互い
に接続される。CPU51を挿したIC搭載用基板20
は水平に設置され、部品面が上にあるので、ジャンパ線
83の抜き挿し等のデバッグや、測定器のプローブ等を
回路に接触させて行う調整が行い易くなっている。ま
た、CPU51を挿したIC搭載用基板20の隣に垂直
に立っているIC搭載用基板20は、基板の半田面が見
えているので、半田面からのデバッグや調整が行い易く
なっている。他のIC搭載用基板20を、CPU51を
挿したIC搭載用基板20と入れ換えれば、他のIC搭
載用基板20のデバッグや調整もできる。
【0093】(2)バス配線BUS1〜BUSmへの信
号の割り当て 試作支援装置を用いて試作するマイクロコンピュータで
は、CPU51、PROM52、SRAM71、パラレ
ルインタフェースIC72の各ピンを、FPGA22と
バス装置10を介して接続する。ここで、CPU51、
PROM52、SRAM71、パラレルインタフェース
IC72の信号をピン番号通りにIC搭載用基板20の
コネクタ211に出したのでは、CPU51、PROM
52、SRAM71、パラレルインタフェースIC72
の間は図22および図23に示した回路図のようには接
続されない。そこで、各IC搭載用基板20のコネクタ
211の同一番号のピンは、互いにバス装置10を介し
て接続されることを考慮し、CPU51、PROM5
2、SRAM71、パラレルインタフェースIC72の
間が図22および図23に示した回路図の通りに接続さ
れるように、各FPGA22内部の結線と論理をプログ
ラムする。そのため、図26に示すように、各IC搭載
用基板20のコネクタ211のピンおよびバス装置10
のバス配線BUS1〜BU29に、信号A0〜A15,
D0〜D7,MEM RD* ,MEM WR* ,IO
* ,IO WR* ,RESETを割り当てる。
【0094】(3)FPGAのプログラム 各IC搭載用基板20上の4つのFPGA22には、適
宜の方法で電源を供給する。各IC搭載用基板20上の
CPU51等の他のICには、電源ソケット251に挿
したジャンパ線83を通して電源が供給される。また、
各FPGA22のプログラム端子に結線および論理デー
タを入れることで、各FPGA22のプログラムを行
う。
【0095】図27および図28はCPU51としての
Z80を挿したIC搭載用基板20のFPGA22のプ
ログラムの内容を示したものである。これらの図におい
て、バス配線、割当信号名、コネクタピン番号は図26
と同じものである(図29〜図33においても同様)。
CPU51を挿したIC搭載用基板20のFPGA22
では、FPGA22の端子IOb30〜IOb40,I
Ob1〜IOb5から端子IOa1〜IOa16へ、そ
れぞれバッファ61を介して接続し、端子IOa17〜
IOa24と端子IOb14,IOb15,IOb1
2,IOb8,IOb7,IOb9,IOb10,IO
b13間は、それぞれ双方向バッファ62を介して接続
している。FPGA22の端子IOb21は、各双方向
バッファ62の端子IOb14〜IOb13側から端子
IOa17〜IOa24側へ信号を出力するバッファの
制御端子に接続していると共に、ノットゲート63の入
力端子に接続している。ノットゲート63の出力端子
は、各双方向バッファ62の端子IOa17〜IOa2
4側から端子IOb14〜IOb13側へ信号を出力す
るバッファの制御端子に接続している。FPGA22の
端子IOb19,IOb21は負論理のアンドゲート8
5の各入力端子に接続し、負論理のアンドゲート85の
出力端子はFPGA22の端子IOa25に接続してい
る。FPGA22の端子IOb19,IOb22は負論
理のアンドゲート86の各入力端子に接続し、負論理の
アンドゲート86の出力端子はFPGA22の端子IO
a26に接続している。FPGA22の端子IOb2
0,IOb21は負論理のアンドゲート87の各入力端
子に接続し、負論理のアンドゲート87の出力端子はF
PGA22の端子IOa27に接続している。FPGA
22の端子IOb20,IOb22は負論理のアンドゲ
ート88の各入力端子に接続し、負論理のアンドゲート
88の出力端子はFPGA22の端子IOa28に接続
している。負論理のアンドゲート85〜88は図22に
おける負論理のアンドゲート77〜80に対応するもの
である。
【0096】図29および図30はPROM52として
の27256を挿したIC搭載用基板20のFPGA2
2のプログラムの内容を示したものである。PROM5
2を挿したIC搭載用基板20のFPGA22では、F
PGA22の端子IOa1〜IOa15から端子IOb
10〜IOb3,IOb25,IOb24,IOb2
1,IOb23,IOb2,IOb26,IOb27へ
バッファ65を介して接続している。また、FPGA2
2内部に標準TTLのLS245に相当する双方向バス
バッファ66を構成し、FPGA22の端子IOa17
〜IOa24を双方向バスバッファ66の入出力端子A
1〜A8に接続し、FPGA22の端子IOb11〜I
Ob13,IOb15〜IOb19を双方向バスバッフ
ァ66の入出力端子B1〜B8に接続している。また、
FPGA22の端子IOa16,IOa25をそれぞれ
バッファ67,68の入力端子に接続し、バッファ67
の出力端子を双方向バスバッファ66の制御端子GとF
PGA22の端子IOb20に接続し、バッファ68の
出力端子を双方向バスバッファ66の制御端子DIRと
FPGA22の端子IOb22に接続している。
【0097】図31および図32はSRAM71として
の6264を挿したIC搭載用基板20のFPGA22
のプログラムの内容を示したものである。SRAM71
を挿したIC搭載用基板20のFPGA22では、FP
GA22の端子IOa1〜IOa13,IOa26から
端子IOb10〜IOb3,IOb25,IOb24,
IOb21,IOb23,IOb2,IOb27へバッ
ファ90を介して接続している。また、FPGA22内
部に標準TTLのLS245に相当する双方向バスバッ
ファ91を構成し、FPGA22の端子IOa17〜I
Oa24を双方向バスバッファ91の入出力端子A1〜
A8に接続し、FPGA22の端子IOb11〜IOb
13,IOb15〜IOb19を双方向バスバッファ9
1の入出力端子B1〜B8に接続している。また、FP
GA22の端子IOa16をノットゲート92の入力端
子に接続し、ノットゲート92の出力端子を双方向バス
バッファ66の制御端子GとFPGA22の端子IOb
20に接続している。また、FPGA22の端子IOa
25をバッファ93の入力端子に接続し、バッファ93
の出力端子を双方向バスバッファ91の制御端子DIR
とFPGA22の端子IOb22に接続している。
【0098】図33はパラレルインタフェースIC72
としての8255を挿したIC搭載用基板20のFPG
A22のプログラムの内容を示したものである。パラレ
ルインタフェースIC72を挿したIC搭載用基板20
のFPGA22では、FPGA22の端子IOa1,I
Oa2,IOa28,IOa29から端子IOb9,I
Ob8,IOb36,IOb35へバッファ94を介し
て接続している。また、FPGA22内部に標準TTL
のLS245に相当する双方向バスバッファ95を構成
し、FPGA22の端子IOa17〜IOa24を双方
向バスバッファ95の入出力端子A1〜A8に接続し、
FPGA22の端子IOb34〜IOb27を双方向バ
スバッファ95の入出力端子B1〜B8に接続してい
る。また、FPGA22の端子IOa3をバッファ96
の入力端子に接続し、バッファ96の出力端子を双方向
バスバッファ95の制御端子GとFPGA22の端子I
Ob6に接続している。また、FPGA22の端子IO
a27をバッファ97の入力端子に接続し、バッファ9
7の出力端子を双方向バスバッファ95の制御端子DI
RとFPGA22の端子IOb5に接続している。
【0099】このように、CPU51、PROM52、
SRAM71、パラレルインタフェースIC72を挿し
た各IC搭載用基板20のFPGA22の結線と論理を
図27ないし図33に示したようにプログラムすること
により、CPU51、PROM52、SRAM71、パ
ラレルインタフェースIC72の間を図22および図2
3に示した回路図の通りに接続することができる。
【0100】(4)マイクロコンピュータの動作 CPU51を挿したIC搭載用基板20上のリセットス
イッチ742を押して、CPU51の初期化と動作のス
タートを行わせると、CPU51は、PROM52から
命令を読み込み、その命令に従って動作し、SRAM7
1やパラレルインタフェースIC72にアクセスする。
【0101】以上説明したように本実施例によれば、任
意のICや部品をIC搭載用基板20のICソケット2
31,232,233に挿し、必要に応じてジャンパ線
83で接続を行い、IC搭載用基板20をバス装置10
に挿し、エディタでFPGA22のプログラムを作成
し、コンパイルし、FPGA22をプログラムすること
により、ICを用いた装置を試作することができる。ま
た、IC搭載用基板20をバス装置10に挿す方向に、
垂直方向と水平方向とがあるため、IC搭載用基板20
のデバッグや調整が行い易い。本実施例のその他の構
成、作用および効果は第1の実施例と同様である。
【0102】なお、本発明は上記各実施例に限定され
ず、例えば、以下の図34ないし図37に示すような変
形が可能である。
【0103】図34は、FPGA22の入出力端子の数
が、コネクタ21(またはコネクタ211)およびIC
ソケット23(またはコネクタ231)のピン数に比べ
て少ない場合に、複数のFPGAを用いた例である。図
34では、2つのFPGA221,222で、それぞれ
コネクタ21とICソケット23のピンを半分ずつ分担
している。更に、2つのFPGA221,222間で、
コネクタ21やICソケット23に接続していない入出
力端子IOc1〜IOcu同士を配線で結んでいる。こ
れは、互いに相手が担当しているコネクタ21やICソ
ケット23のピンに信号を送ることができるようにする
ためである。
【0104】図35は、FPGA22に接続されたIC
ソケットとして、互いに異なる形状の複数(図35では
2つ)のICソケット23A,23Bを設けた例であ
る。図35では、ICソケット23Aのピン1〜nはF
PGA22の入出力端子IOb1〜IObnに接続さ
れ、ICソケット23Bのピン1〜vはFPGA22の
入出力端子IOb1〜IObvに接続されている。この
ように複数のICソケットを設けることにより、1種類
のIC搭載用基板20で、複数の形状のICに対応する
ことができる。ただし、ICはそのうちの1つのICソ
ケットにしか挿すことができない。
【0105】図36では、第2の実施例におけるIC搭
載用基板20のコネクタ212に接続された丸ピンソケ
ット244の横に平行して、接地された接地ソケット2
53を設けたものである。コネクタ212にフラットケ
ーブルを接続する場合、ノイズ対策のためフラットケー
ブルの心線を1つおきに接地する。この場合、丸ピンソ
ケット244の横に接地ソケット253があれば、図3
6に示したように、短絡ピン84を丸ピンソケット24
4と接地ソケット253に挿すことにより、簡単に接地
することができる。
【0106】また、結線と論理がプログラム可能なプロ
グラマブルICとしては、FPGA22の代わりに、P
LD(プログラマブル・ロジック・デバイス;Programm
ableLogic Device )を用いても良い。図37はPLD
の構造の一例を示したものである。このPLDは、入力
端子101に接続された複数のノットゲート102と、
多入力アンドゲート103と、出力端が出力端子105
に接続された多入力オアゲート104を、この順で、配
線が交差するように配列して構成したものである。そし
て、配線の交差点を任意に接続することにより、入出力
数の許す限りどのような多項式からなる組み合せ回路で
も構成することができるようになっている。配線の交差
点のオン、オフの情報は、PLDの内部に設けられたヒ
ューズやROMあるいはSRAM等によって保持され
る。外部からこの内容を設定することにより、PLDの
機能をプログラムすることができる。また、結線と論理
がプログラム可能なプログラマブルICとしては、PL
Dを論理ブロックとしてチップ内に複数配置し、FPG
Aと同様に、クロスポイントスイッチ等でこれらの接続
をプログラム可能にした複合PLDを用いても良い。
【0107】
【発明の効果】請求項1ないし12のいずれか1に記載
の試作支援装置によれば、互いにバス接続された複数の
バス接続用コネクタを有するバス装置と、このバス装置
に接続されるIC搭載用基板とを設け、IC搭載用基板
には、バス接続用コネクタと結合するためのバス装置接
続用コネクタと、ICを挿すためのICソケットと、一
部の入出力端子がICソケットの全ての端子にそれぞれ
接続され、他の入出力端子がバス装置接続用コネクタの
端子に接続された、結線と論理がプログラム可能なプロ
グラマブルICとを設けたので、IC搭載用基板のIC
ソケットに任意のICを挿し、IC搭載用基板をバス装
置に接続し、プログラマブルICの結線と論理をプログ
ラムすることによって、短い時間で安価に、ディジタル
ICを用いた装置を試作でき、修正が容易で、信頼性が
高く、しかも複数のICをバスで接続する装置の試作も
可能になるという効果がある。
【0108】請求項2記載の試作支援装置によれば、請
求項1記載の試作支援装置において、IC搭載用基板
に、ICソケットの端子に接続された端子を含む補助ソ
ケットと、電源ソケットと、接地ソケットとを設けたの
で、請求項1記載の試作支援装置の効果に加え、補助ソ
ケットと電源ソケットおよび接地ソケットとを接続する
ことによって、ICソケットに挿したICに電源を与え
ることが可能になるという効果がある。
【0109】請求項3記載の試作支援装置によれば、請
求項1記載の試作支援装置において、IC搭載用基板
に、ICソケットの端子に接続された端子を含む第1の
補助ソケットと、電源ソケットと、接地ソケットと、装
置接続用コネクタと、装置接続用コネクタの端子に接続
された端子を含む第2の補助ソケットと、第2の補助ソ
ケットに隣り合うように配置され、ICソケットの端子
に接続された端子を含む第3の補助ソケットとを設けた
ので、請求項1記載の試作支援装置の効果に加え、装置
接続用コネクタに他の装置を接続し、第2の補助ソケッ
トと第3の補助ソケットとを接続することにより、IC
ソケットに挿したICと他の装置との接続が可能になる
という効果がある。
【0110】請求項4記載の試作支援装置によれば、請
求項1ないし3のいずれか1に記載の試作支援装置にお
いて、IC搭載用基板に、ICソケットと異なる形状の
第2のICソケットを設けたので、請求項1ないし3の
いずれか1に記載の試作支援装置の効果に加え、複数の
形状のICに対応可能になるという効果がある。
【0111】請求項5記載の試作支援装置によれば、I
C搭載用基板に、第1のICソケットと第2のICソケ
ットとを設けたので、請求項1記載の試作支援装置の効
果に加え、複数のICを用いた任意の装置を試作するこ
とが可能になるという効果がある。また、第1の補助ソ
ケットおよび第4の補助ソケットと電源ソケットおよび
接地ソケットとを接続することによって、第1のICソ
ケットに挿したICと第2のICソケットに挿したIC
とに電源を与えることが可能になるという効果がある。
また、装置接続用コネクタに他の装置を接続し、第3の
補助ソケットあるいは第4の補助ソケットと第2の補助
ソケットとを接続することにより、第1のICソケット
に挿したICあるいは第2のICソケットに挿したIC
と他の装置との接続が可能になるという効果がある。
【0112】請求項6記載の試作支援装置によれば、請
求項5記載の試作支援装置において、IC搭載用基板
に、第1のICソケットと異なる形状の第3のICソケ
ットを設けたので、請求項5記載の試作支援装置の効果
に加え、複数の形状のICに対応可能になるという効果
がある。
【0113】請求項7記載の試作支援装置によれば、請
求項3ないし6のいずれか1に記載の試作支援装置にお
いて、IC搭載用基板に、第2の補助ソケットに隣り合
うように配置された第2の接地ソケットを設けたので、
請求項3ないし6のいずれか1に記載の試作支援装置の
効果に加え、第2の補助ソケットと第2の接地ソケット
とを接続することによって、ノイズ対策のための接地が
可能になるという効果がある。
【0114】請求項8記載の試作支援装置によれば、請
求項1ないし7のいずれか1に記載の試作支援装置にお
いて、複数のプログラマブルICによってバス装置接続
用コネクタやICソケットへの接続を分担するようにし
たので、請求項1ないし7のいずれか1に記載の試作支
援装置の効果に加え、1つのプログラマブルICの入出
力端子の数がバス装置接続用コネクタやICソケットの
端子に比べて少ない場合に、複数のプログラマブルIC
で、バス装置接続用コネクタやICソケットへの接続を
分担することが可能になるという効果がある。
【0115】請求項11記載の試作支援装置によれば、
請求項1ないし10のいずれか1に記載の試作支援装置
において、バス装置の複数のバス接続用コネクタのう
ち、少なくとも一つのバス接続用コネクタを、その接続
方向が他のバス接続用コネクタの接続方向に対して直角
方向になるように配置したので、請求項1ないし10の
いずれか1に記載の試作支援装置の効果に加え、バス装
置の複数のバス接続用コネクタに接続する複数のIC搭
載用基板のうちの少なくとも一つを他のIC搭載用基板
に対して直角方向に配置することが可能となり、デバッ
グや調整が容易になるという効果がある。
【0116】請求項12記載の試作支援装置によれば、
請求項11記載の試作支援装置において、バス装置に、
各バス接続用コネクタの接続方向に合わせたIC搭載用
基板案内用のガイドレールを設けたので、請求項11記
載の試作支援装置の効果に加え、IC搭載用基板をガイ
ドレールに沿って案内して、バス装置のバス接続用コネ
クタに接続することができ、バス装置に対するIC搭載
用基板の接続が容易になるという効果がある。
【0117】また、請求項13ないし22の記載のIC
搭載用基板によれば、それぞれ、請求項1ないし10記
載の試作支援装置と同様の効果がある。
【0118】また、請求項23または24記載のバス装
置によれば、それぞれ、請求項11または12記載の試
作支援装置と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る試作支援装置の外
観を示す斜視図である。
【図2】図1におけるIC搭載用基板の平面図である。
【図3】図1に示した試作支援装置のブロック図であ
る。
【図4】図1におけるバス装置の回路図である。
【図5】図1におけるIC搭載用基板の回路図である。
【図6】図1におけるFPGAの構造の一例を示すブロ
ック図である。
【図7】図6における論理ブロックの構成の一例を示す
ブロック図である。
【図8】図6におけるクロスポイントスイッチの構成の
一例を示すブロック図である。
【図9】図6におけるスイッチマトリックスの構成の一
例を示すブロック図である。
【図10】図5に示したFPGAの結線と論理のプログ
ラムの一例を示す説明図である。
【図11】本発明の第1の実施例に係る試作支援装置を
用いて試作するマイクロコンピュータの構成を示す回路
図である。
【図12】図1における各IC搭載用基板のコネクタの
ピンおよびバス装置のバス配線への信号の割り当てを示
す説明図である。
【図13】図1においてCPUを挿したIC搭載用基板
のFPGAのプログラムの内容を示す説明図である。
【図14】図1においてCPUを挿したIC搭載用基板
のFPGAのプログラムの内容を示す説明図である。
【図15】図1においてPROMを挿したIC搭載用基
板のFPGAのプログラムの内容を示す説明図である。
【図16】図1においてPROMを挿したIC搭載用基
板のFPGAのプログラムの内容を示す説明図である。
【図17】本発明の第2の実施例に係る試作支援装置の
外観を示す斜視図である。
【図18】図17におけるIC搭載用基板の平面図であ
る。
【図19】図18に示したIC搭載用基板のブロック図
である。
【図20】図19におけるコネクタ、ICソケット、丸
ピンソケットとFPGAとの接続関係を示す回路図であ
る。
【図21】図19における図20以外の部分の配線を示
す回路図である。
【図22】本発明の第2の実施例に係る試作支援装置を
用いて試作するマイクロコンピュータの構成を示す回路
図である。
【図23】本発明の第2の実施例に係る試作支援装置を
用いて試作するマイクロコンピュータの構成を示す回路
図である。
【図24】図18に示したIC搭載用基板における配線
の一例を示す説明図である。
【図25】図18に示したIC搭載用基板における配線
の一例を示す説明図である。
【図26】図17における各IC搭載用基板のコネクタ
のピンおよびバス装置のバス配線への信号の割り当てを
示す説明図である。
【図27】図17においてCPUを挿したIC搭載用基
板のFPGAのプログラムの内容を示す説明図である。
【図28】図17においてCPUを挿したIC搭載用基
板のFPGAのプログラムの内容を示す説明図である。
【図29】図17においてPROMを挿したIC搭載用
基板のFPGAのプログラムの内容を示す説明図であ
る。
【図30】図17においてPROMを挿したIC搭載用
基板のFPGAのプログラムの内容を示す説明図であ
る。
【図31】図17においてSRAMを挿したIC搭載用
基板のFPGAのプログラムの内容を示す説明図であ
る。
【図32】図17においてSRAMを挿したIC搭載用
基板のFPGAのプログラムの内容を示す説明図であ
る。
【図33】図17においてパラレルインタフェースIC
を挿したIC搭載用基板のFPGAのプログラムの内容
を示す説明図である。
【図34】本発明の実施例における第1の変形例に係る
IC搭載用基板の一部を示す回路図である。
【図35】本発明の実施例における第2の変形例に係る
IC搭載用基板の一部を示す回路図である。
【図36】本発明の実施例における第3の変形例に係る
丸ピンソケットと接地ソケットを示す説明図である。
【図37】本発明の実施例における第4の変形例に係る
PLDの構造を示す回路図である。
【符号の説明】
10 バス装置 11 コネクタ 12 バス基板 20 IC搭載用基板 21 コネクタ 22 FPGA 23 ICソケット 51 CPU 52 PROM

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにバス接続された複数のバス接続用
    コネクタを有するバス装置と、このバス装置に接続され
    るIC搭載用基板とを備え、 前記IC搭載用基板は、バス接続用コネクタと結合する
    ためのバス装置接続用コネクタと、ICを挿すためのI
    Cソケットと、一部の入出力端子がICソケットの全て
    の端子にそれぞれ接続され、他の入出力端子がバス装置
    接続用コネクタの端子に接続された、結線と論理がプロ
    グラム可能なプログラマブルICとを有することを特徴
    とする試作支援装置。
  2. 【請求項2】 前記IC搭載用基板は、ICソケットに
    隣り合うように配置され、ICソケットの端子に接続さ
    れた端子を含む補助ソケットと、電源に接続された電源
    ソケットと、接地された接地ソケットとを更に有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の試作支援装置。
  3. 【請求項3】 前記IC搭載用基板は、ICソケットに
    隣り合うように配置され、ICソケットの端子に接続さ
    れた端子を含む第1の補助ソケットと、電源に接続され
    た電源ソケットと、接地された接地ソケットと、他の装
    置との接続のための装置接続用コネクタと、この装置接
    続用コネクタの端子に接続された端子を含む第2の補助
    ソケットと、この第2の補助ソケットに隣り合うように
    配置され、ICソケットの端子に接続された端子を含む
    第3の補助ソケットとを更に有することを特徴とする請
    求項1記載の試作支援装置。
  4. 【請求項4】 前記IC搭載用基板は、ICソケットに
    並列に接続され、ICソケットと異なる形状の第2のI
    Cソケットを更に有することを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1に記載の試作支援装置。
  5. 【請求項5】 互いにバス接続された複数のバス接続用
    コネクタを有するバス装置と、このバス装置に接続され
    るIC搭載用基板とを備え、 前記IC搭載用基板は、バス接続用コネクタと結合する
    ためのバス装置接続用コネクタと、ICを挿すための第
    1のICソケットと、一部の入出力端子が第1のICソ
    ケットの全ての端子にそれぞれ接続され、他の入出力端
    子がバス装置接続用コネクタの端子に接続された、結線
    と論理がプログラム可能なプログラマブルICと、第1
    のICソケットに隣り合うように配置され、第1のIC
    ソケットの端子に接続された端子を含む第1の補助ソケ
    ットと、電源に接続された電源ソケットと、接地された
    接地ソケットと、他の装置との接続のための装置接続用
    コネクタと、この装置接続用コネクタの端子に接続され
    た端子を含む第2の補助ソケットと、この第2の補助ソ
    ケットに隣り合うように配置され、第1のICソケット
    の端子に接続された端子を含む第3の補助ソケットと、
    ICを挿すための第2のICソケットと、この第2のI
    Cソケットに隣り合うように配置され、第2のICソケ
    ットの端子に接続された端子を含む第4の補助ソケット
    とを有することを特徴とする試作支援装置。
  6. 【請求項6】 前記IC搭載用基板は、第1のICソケ
    ットに並列に接続され、第1のICソケットと異なる形
    状の第3のICソケットを更に有することを特徴とする
    請求項5記載の試作支援装置。
  7. 【請求項7】 前記IC搭載用基板は、第2の補助ソケ
    ットに隣り合うように配置され、接地された第2の接地
    ソケットを更に有することを特徴とする請求項3ないし
    6のいずれか1に記載の試作支援装置。
  8. 【請求項8】 前記プログラマブルICは複数設けら
    れ、これら複数のプログラマブルICはバス装置接続用
    コネクタやICソケットへの接続を分担し、バス装置接
    続用コネクタやICソケットに接続していない互いの入
    出力端子同士が接続されていることを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれか1に記載の試作支援装置。
  9. 【請求項9】 前記プログラマブルICは、フィールド
    ・プログラマブル・ゲート・アレイであることを特徴と
    する請求項1ないし8のいずれか1に記載の試作支援装
    置。
  10. 【請求項10】 前記プログラマブルICは、プログラ
    マブル・ロジック・デバイスであることを特徴とする請
    求項1ないし8のいずれか1に記載の試作支援装置。
  11. 【請求項11】 前記バス装置の複数のバス接続用コネ
    クタのうち、少なくとも一つのバス接続用コネクタは、
    その接続方向が他のバス接続用コネクタの接続方向に対
    して直角方向になるように配置されていることを特徴と
    する請求項1ないし10のいずれか1に記載の試作支援
    装置。
  12. 【請求項12】 前記バス装置は、各バス接続用コネク
    タの接続方向に合わせたIC搭載用基板案内用のガイド
    レールを更に有することを特徴とする請求項11記載の
    試作支援装置。
  13. 【請求項13】 互いにバス接続された複数のバス接続
    用コネクタを有するバス装置と、このバス装置に接続さ
    れるIC搭載用基板とを備えた試作支援装置に用いら
    れ、 バス接続用コネクタと結合するためのバス装置接続用コ
    ネクタと、 ICを挿すためのICソケットと、 一部の入出力端子がICソケットの全ての端子にそれぞ
    れ接続され、他の入出力端子がバス装置接続用コネクタ
    の端子に接続された、結線と論理がプログラム可能なプ
    ログラマブルICとを備えたことを特徴とするIC搭載
    用基板。
  14. 【請求項14】 ICソケットに隣り合うように配置さ
    れ、ICソケットの端子に接続された端子を含む補助ソ
    ケットと、電源に接続された電源ソケットと、接地され
    た接地ソケットとを更に備えたことを特徴とする請求項
    13記載のIC搭載用基板。
  15. 【請求項15】 ICソケットに隣り合うように配置さ
    れ、ICソケットの端子に接続された端子を含む第1の
    補助ソケットと、電源に接続された電源ソケットと、接
    地された接地ソケットと、他の装置との接続のための装
    置接続用コネクタと、この装置接続用コネクタの端子に
    接続された端子を含む第2の補助ソケットと、この第2
    の補助ソケットに隣り合うように配置され、ICソケッ
    トの端子に接続された端子を含む第3の補助ソケットと
    を更に備えたことを特徴とする請求項13記載のIC搭
    載用基板。
  16. 【請求項16】 ICソケットに並列に接続され、IC
    ソケットと異なる形状の第2のICソケットを更に備え
    たことを特徴とする請求項13ないし15のいずれか1
    に記載のIC搭載用基板。
  17. 【請求項17】 互いにバス接続された複数のバス接続
    用コネクタを有するバス装置と、このバス装置に接続さ
    れるIC搭載用基板とを備えた試作支援装置に用いら
    れ、 バス接続用コネクタと結合するためのバス装置接続用コ
    ネクタと、 ICを挿すための第1のICソケットと、 一部の入出力端子が第1のICソケットの全ての端子に
    それぞれ接続され、他の入出力端子がバス装置接続用コ
    ネクタの端子に接続された、結線と論理がプログラム可
    能なプログラマブルICと、 第1のICソケットに隣り合うように配置され、第1の
    ICソケットの端子に接続された端子を含む第1の補助
    ソケットと、 電源に接続された電源ソケットと、 接地された接地ソケットと、 他の装置との接続のための装置接続用コネクタと、 この装置接続用コネクタの端子に接続された端子を含む
    第2の補助ソケットと、 この第2の補助ソケットに隣り合うように配置され、第
    1のICソケットの端子に接続された端子を含む第3の
    補助ソケットと、 ICを挿すための第2のICソケットと、 この第2のICソケットに隣り合うように配置され、第
    2のICソケットの端子に接続された端子を含む第4の
    補助ソケットとを備えたことを特徴とするIC搭載用基
    板。
  18. 【請求項18】 第1のICソケットに並列に接続さ
    れ、第1のICソケットと異なる形状の第3のICソケ
    ットを更に備えたことを特徴とする請求項17記載のI
    C搭載用基板。
  19. 【請求項19】 第2の補助ソケットに隣り合うように
    配置され、接地された第2の接地ソケットを更に備えた
    ことを特徴とする請求項15ないし18のいずれか1に
    記載のIC搭載用基板。
  20. 【請求項20】 前記プログラマブルICは複数設けら
    れ、これら複数のプログラマブルICはバス装置接続用
    コネクタやICソケットへの接続を分担し、バス装置接
    続用コネクタやICソケットに接続していない互いの入
    出力端子が接続されていることを特徴とする請求項13
    ないし19のいずれか1に記載のIC搭載用基板。
  21. 【請求項21】 前記プログラマブルICは、フィール
    ド・プログラマブル・ゲート・アレイであることを特徴
    とする請求項13ないし20のいずれか1に記載のIC
    搭載用基板。
  22. 【請求項22】 前記プログラマブルICは、プログラ
    マブル・ロジック・デバイスであることを特徴とする請
    求項13ないし20のいずれか1に記載のIC搭載用基
    板。
  23. 【請求項23】 コネクタ、ICを挿すためのICソケ
    ット、および、一部の入出力端子がICソケットの全て
    の端子にそれぞれ接続され、他の入出力端子がコネクタ
    の端子に接続された、結線と論理がプログラム可能なプ
    ログラマブルICを有するIC搭載用基板と、複数のI
    C搭載用基板のコネクタ同士をバス接続するためのバス
    装置とを備えた試作支援装置に用いられ、 互いにバス接続され、それぞれIC搭載用基板のコネク
    タと結合するための複数のバス接続用コネクタを備え、
    この複数のバス接続用コネクタのうち、少なくとも一つ
    のバス接続用コネクタは、その接続方向が他のバス接続
    用コネクタの接続方向に対して直角方向になるように配
    置されていることを特徴とするバス装置。
  24. 【請求項24】 各バス接続用コネクタの接続方向に合
    わせたIC搭載用基板案内用のガイドレールを更に備え
    たことを特徴とする請求項23記載のバス装置。
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