JPH08215522A - 排ガスフィルター及びその製造方法 - Google Patents

排ガスフィルター及びその製造方法

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JPH08215522A
JPH08215522A JP16946095A JP16946095A JPH08215522A JP H08215522 A JPH08215522 A JP H08215522A JP 16946095 A JP16946095 A JP 16946095A JP 16946095 A JP16946095 A JP 16946095A JP H08215522 A JPH08215522 A JP H08215522A
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JP
Japan
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exhaust gas
gas filter
pore
forming agent
thermal expansion
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Application number
JP16946095A
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English (en)
Inventor
Shinji Wada
信二 和田
Nobuaki Nagai
伸明 永井
Yuichi Murano
雄一 村野
Yukinori Ikeda
幸則 池田
Makoto Ogawa
誠 小川
Koichi Watanabe
浩一 渡辺
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 融点が高く耐熱性に優れ異常燃焼に対する抵
抗力が高いと同時に熱膨張係数が小さく熱履歴による疲
労に強く耐久性に優れる排ガスフィルター及びその製造
方法を提供することを目的とする。 【構成】 チタン酸アルミニウムを主成分とするハニカ
ム柱状体を備えた排ガスフィルターであって、ハニカム
柱状体が29〜63%の気孔率を有し、かつ、ハニカム
柱状体の製造時の押し出し方向及び押し出し方向と垂直
な方向の熱膨張係数αが|α|≦1.8×10-6
-1で、気孔率が8〜42μmの平均気孔径を有する構成
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼルエンジン等の
燃焼機関から排出される排気ガスに含まれるスス等の粒
子状物質を捕集・処理する排ガスフィルター及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題が深刻化したことに伴い
ディーゼルエンジン等の燃焼機関から排気される排気ガ
スとともに大気中に分散されるスス等の粒子状物質の処
理が注目を集めている。これらの粒子状物質は排気管の
途中に接続された排ガスフィルターにより捕集される。
排ガスフィルターは粒子状物質の捕集を進めると捕集能
力が次第に低下するため所定の捕集量に達すると粒子状
物質を燃焼し排ガスフィルターを再生せねばならない。
排ガスフィルターの再生は主として電気ヒータ方式が用
いられる。電気ヒータ方式では排ガスの流入側もしくは
流出側に電気ヒータを据付、電気ヒータを加熱し粒子状
物質を加熱し発火させ燃焼させる。燃焼温度は供給空気
量により制御される。粒子状物質は全体が一度に燃焼す
るのではなく端部から徐々に燃焼が進行するので、排ガ
スフィルターに温度勾配が生じ熱応力や熱衝撃が発生す
る。この際、粒子状物質の捕集量を正確に検知すること
ができず目標捕集量に対して±40%の捕集量の変動が
頻繁に発生するため異常燃焼が発生する可能性がある。
この際異常燃焼とは設定値より多くの粒子状物質が捕集
された場合再生時に急激な燃焼が行われ温度が1000
℃以上に上がる現象をいう。排ガスフィルターはこの異
常燃焼に耐える耐熱性が必要である。また、排ガスフィ
ルターは再生処理による熱履歴により生じる熱応力や熱
衝撃に基づく疲労破壊が生じないように低熱膨張係数及
び耐熱衝撃性が強く要求される。また、粒子状物質の捕
集効率が高く圧力損失の少ないことも求められ、これら
の特性のバランスが極めて重要である。これらの要求を
満たすため排ガスフィルターは各方面から検討が行われ
種々の開発が行われている。
【0003】例えば、排ガスフィルターに用いる材料と
してコージェライト焼結体(2MgO・2Al23・5
SiO2)が挙げられる。コージェライトの結晶は一般
的に異方的な熱膨張を示し熱膨張係数がa軸では2.0
×10-6-1、c軸では−0.9×10-6-1と異なっ
ている。しかしながら、原料に含まれるカオリンやタル
ク等の板状結晶が押し出し工程で剪断力を受け格子と平
行な方向に分散されるので焼結工程でこの板状結晶が焼
結結晶の成長起点となりコージェライトの結晶のc軸は
押し出し方向に僅かながら多く配向された状態となる。
従って、コージェライトの結晶方向と板状結晶との組み
合わせで押し出し方向の熱膨張係数は0.4〜0.7×
10-6-1となり押し出し方向に垂直な方向の熱膨張係
数は0.9〜1.5×10-6-1となり全方向に渡って
熱膨張係数が小さくなり熱衝撃に有利に働くことが検討
されている。
【0004】また、他の排ガスフィルター用の材料とし
てチタン酸アルミニウム(Al23・TiO2)が挙げ
られる。チタン酸アルミニウムは溶融温度が1600℃
以上と高く排ガスフィルターの再生時に発生する異常燃
焼に対して抵抗力があり耐熱性に優れている。しかしな
がら、チタン酸アルミニウムの結晶の熱膨張係数はa軸
が11.8×10-6-1、b軸が19.4×10
-6-1、c軸が−2.6×10-6-1であり結晶方向に
より異方性を有している。また、チタン酸アルミニウム
は押し出し成形時に押し出し方向にc軸方向が配向する
と同時に焼結時の粒成長で押し出し方向に柱状又は板状
に結晶粒が延びて成長する。従って、押し出し方向の熱
膨張係数は室温から800℃の範囲で約−1.0×10
-6-1、押し出し方向と垂直な方向の熱膨張係数は約
3.0×10-6-1という高い値を示す傾向にあった。
【0005】次に、従来の排ガスフィルターの製造方法
について説明する。まず、セラミック粉末に造孔剤を混
合分散させペースト状とした後にハニカムダイスを通し
て押し出しハニカム構造体に成形する。次に、このハニ
カム構造体を焼成し造孔剤を焼失させると同時にハニカ
ム構造体を強固に結合させ排ガスフィルターを製造す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の排ガスフィルターでは、異常燃焼により排ガスフィル
ターが1400℃付近の高温になった場合コージェライ
トでは溶融が起こり溶損を発生する。排ガスフィルター
内部で溶損が発生すると形状変化に伴う粒子状物質の捕
集能力が低下するばかりでなく排ガスフィルター内部で
粒子状物質の捕集量の部分的ばらつきが起こるので新た
な溶損を誘発する可能性が高く排ガスフィルターの機能
が低下して圧力損失が大きくディーゼルエンジンに異常
をきたすという問題点を有していた。また、チタン酸ア
ルミニウムは融点が高いので上記の異常燃焼に対する抵
抗力が強く耐熱性に優れるが結晶方向による熱膨張係数
の異方性があるとともに製造時の焼結工程の粒成長で結
晶方位が揃い排ガスフィルター全体の熱膨張係数が高く
なる。従って、再生処理を繰り返すと排ガスフィルター
に熱膨張と熱収縮の繰り返し応力が発生し熱疲労を起こ
し最終的にはクラックが発生し排ガスフィルターが破損
するという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、融点が高く耐熱性に優れ異常燃焼に対する抵抗力が
高いと同時に熱膨張係数が小さく熱履歴による疲労に強
く耐久性に優れる排ガスフィルターの提供、及び、耐熱
性及び耐熱疲労性に優れる排ガスフィルターを生産性及
び量産性良く製造でき製造歩留りの高い排ガスフィルタ
ー及びその製造方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の排ガスフィルターは、チタ
ン酸アルミニウムを主成分とするハニカム柱状体を備え
た排ガスフィルターであって、ハニカム柱状体が29〜
63%の気孔率を有し、かつ、ハニカム柱状体の製造時
の押し出し方向及び押し出し方向と垂直な方向の熱膨張
係数αが|α|≦1.8×10-6-1で、気孔が8〜4
2μmの平均気孔径を有する構成を有している。
【0009】本発明の請求項2に記載の排ガスフィルタ
ーの製造方法は、平均粒子径が3〜25μmの主成分を
チタン酸アルミニウムとする粉末100重量部に対し
て、平均粒子径が20〜61μmであり平均アスペクト
比が1〜2.0である造孔剤粉末を10〜60重量部混
合し、必要に応じて結合剤、可塑剤、及び、水を添加し
混合物とする混合工程と、混合工程で混合された混合物
をハニカム柱状体形状に押し出し成形する成形工程と、
成形工程で押し出された成形物を加熱し造孔剤粉末を焼
失させ気孔を形成すると同時に成形物を焼結する焼成工
程と、を備えた構成を有している。
【0010】本発明の請求項3に記載の排ガスフィルタ
ーの製造方法は、請求項2において、焼成工程におい
て、昇温速度が1〜30℃/時間である構成を有してい
る。
【0011】本発明の請求項4に記載の排ガスフィルタ
ーの製造方法は、請求項2又は3の内いずれか1におい
て、造孔剤粉末が、活性炭、コークス、合成樹脂、澱
粉、及び、黒鉛の内少なくとも1以上からなる構成を有
している。
【0012】ここで、ハニカム構造体は29〜63%の
気孔率を有するのが好ましい。気孔率が29%未満にな
るにつれ圧力損失が高くなり排気機能が低下し好ましく
ない。気孔率が63%を越えるにつれ捕集効率が低くな
り粒子状物質が外部に排出され環境上問題となり好まし
くない。ハニカム柱状体の製造時の押し出し方向及び押
し出し方向と垂直な方向の熱膨張係数αが|α|≦1.
8×10-6-1であるのが好ましい。熱膨張係数αが
1.8×10-6-1を越えるにつれ粒子状物質の再生処
理時に生じる熱応力により熱膨張や熱収縮が発生し熱疲
労を起こす傾向となり好ましくない。気孔は8〜42μ
mの平均気孔径が好ましい。平均気孔径が8μm未満に
なるにつれ圧力損失が高くなり排気ガスの排出が十分で
なくディーゼルエンジンの機能を低下させる傾向となり
好ましくない。平均気孔率が42μmを越えるにつれ粒
子状物質が排ガスフィルターを透過し捕集効率が悪化し
好ましくない傾向となる。チタン酸アルミニウム粉末の
平均粒子径は3〜25μmが好適に用いられる。平均粒
子径が3μm未満となるにつれ焼成時の収縮が大きく変
形する傾向となり好ましくない。平均粒径が25μmを
越えるにつれ焼結時の原子の拡散による焼結性が十分で
なく強度が低下する傾向となり好ましくない。造孔剤粒
子の平均粒子径は20〜61μmが好適に用いられる。
平均粒子径が20μm未満或いは61μmを越えるにつ
れハニカム構造体の平均気孔径を8〜42μmとできな
い傾向となり好ましくない。造孔剤粒子の平均アスペク
ト比は1〜2.0が好適に用いられる。平均アスペクト
比が1未満又は2を越えるにつれ押し出し時にチタン酸
アルミニウムのc軸が配向し排ガスフィルターの熱膨張
係数が大きくなる傾向があり好ましくない。造孔剤粉末
が3〜25μmの主成分をチタン酸アルミニウムとする
粉末100重量部に対して10〜60重量部混合するの
が好ましい。造孔剤を10重量部未満或いは60重量部
を越えて配合すると気孔率が29〜63%の範囲に納ま
らない傾向となり好ましくない。昇温速度は1〜30℃
/時間であるのが好ましい。昇温速度が1℃/時間未満
になるにつれ只時間がかかるだけで生産性が劣り好まし
くない。昇温速度が30℃/時間を越えるにつれ昇温時
に熱応力が発生しクラックが発生し破損する可能性が高
く製造歩留りが低下し量産性に劣る傾向となり好ましく
ない。
【0013】
【作用】この構成によって、平均気孔径が8〜42μm
に気孔率が29〜63%に形成されるので粒子状物質の
捕集効率が高いと同時に圧力損失が少なく排気ガスを十
分に排気することができる。また、熱膨張係数を1.8
×10-6-1以下にできるので粒子状物質の再生処理時
に経験する熱履歴により発生する熱応力が少なく耐熱疲
労性に優れる。さらに材質がチタン酸アルミニウムから
なるので融点が高く異常燃焼時の高温にも耐えることが
できる。従って、耐熱性と耐熱疲労性の両方の性能を両
立して向上できる。
【0014】また、主成分をチタン酸アルミニウムとす
る粉末の粒径を3〜25μmに造孔剤粉末の粒径を20
〜61μmに平均アスペクト比を1〜2.0に配合割合
を10〜60重量部に制御したので粒子状物質の捕集効
率と圧力損失の優れた気孔径及び気孔率を得ることがで
きる。また、押し出し時にかかる剪断力を造孔剤が受け
るのでチタン酸アルミニウムの結晶方位は略ランダムな
方向に配置され焼結後のハニカム構造体も異方性が生じ
難く全体としての熱膨張係数を小さくできる。昇温速度
を1〜30℃/時間に設定したので生産性を損なうこと
なく造孔剤の焼失をスムーズにかつ完全に行え、また、
昇温時の熱応力によるクラックの発生も防止できる。造
孔剤として、活性炭、コークス、合成樹脂、澱粉、黒鉛
の内いずれか1以上を用いたので、押し出し時の剪断力
を受ける強度を有し、また、焼結時に完全に近い状態で
焼失し気孔を形成することができる。
【0015】
【実施例】
(実施例1〜11、比較例1〜9)以下本発明の第1実
施例について、図面を参照しながら説明する。図1は第
1実施例における排ガスフィルターの要部斜視図であ
り、図2は第1実施例における排ガスフィルターの格子
の部分拡大断面図であり、図3は第1実施例における排
ガスフィルターの要部断面側面図である。図1乃至図3
において、1は直径が144mm程度、長さが155m
m程度のハニカム柱状体からなる第1実施例における排
ガスフィルター、2は排気ガス及びスス等の粒子状物質
が通過する通気部、3は断面が四角形状、六角形状、多
角形状、或いは、円形状の格子状に形成され排ガスが透
過しまた粒子状物質が側壁に堆積する内部に多数の気孔
が形成された厚さが0.4mm程度の格子部、4は格子
部3の端部に交互に埋設され浸入路と排出路を区別する
長さが5〜7mm程度の目封じ、5は格子部3の間隔を
表す幅が4mm程度のピッチ、6は排気ガスの移動方向
を示す排ガス進行方向である。
【0016】以上のように構成された排ガスフィルター
について、以下その製造方法を説明する。実施例1〜1
1として平均粒子径10μmのチタン酸アルミニウム粉
末と平均粒子径20〜61μmで平均アスペクト比1.
2〜2.0の造孔剤粉末を主成分をチタン酸アルミニウ
ムとする粉末100重量部に対し10〜60重量部の割
合で結合剤メチルセルロースとともに混合した。造孔剤
としては活性炭、コークス、ポリエチレン樹脂、ポリス
チレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、小麦澱粉、馬鈴薯澱
粉、黒鉛を用いた。各原料の形状及び配合割合を(表
1)に示した。
【0017】
【表1】
【0018】混合はミキサーを用い乾式混合で行った。
次に、可塑剤グリセリンを3〜6重量部、水を31〜3
8重量部添加してニーダーで混合した後に3本ローラで
さらに均一に分散混合させた。混合された試料を真空押
し出し成形装置に投入しハニカム柱状体1の形状に押し
出し成形した後に乾燥した。次に、ハニカム柱状の成形
物を焼成炉に投入し気孔を形成すると同時に焼成し排ガ
スフィルターを製造した。この際の昇温速度は10℃/
時間で1500℃まで加熱し4時間保持して焼成を行っ
た。
【0019】次に、原料及び排ガスフィルターの形状及
び構造の測定方法を説明する。各原料の平均粒子径はレ
ーザー式粒度分布計測器を用いて測定を行った。本実施
例のチタン酸アルミニウムを主成分とする粉末の平均粒
子径は10μmであり中央値は8〜9μmであり中央値
が平均粒子径よりやや小さい偏った分布を成していた。
【0020】アスペクト比とは長軸と短軸の比率をいい
偏形の程度を示す一指標である。平均アスペクト比は造
孔剤試料を走査型電子顕微鏡で拡大した後各辺を計測し
10個の試料の平均により求めた。
【0021】排ガスフィルターの平均気孔径と気孔率は
水銀ポロシメータを用いて測定した。結晶粒子の配向性
は結晶粒子20個についてそれぞれ顕微鏡観察を行っ
た。
【0022】熱膨張係数は熱分析(TMA)測定装置に
より計測を行った。以上の測定結果を(表1)に示し
た。
【0023】次に、排ガスフィルターの性能試験につい
て説明する。各実施例の耐熱性を調べるために電気炉中
に1550℃の温度で10時間保持した後に電気炉から
取りだし外観を観察した。
【0024】圧力損失値及び捕集効率は捕集再生試験装
置を用いて測定した。捕集再生試験装置の構成は捕集入
口側に熱風発生部とアセチレンカーボン噴霧部、捕集出
口側にアセチレンカーボンを燃焼させる電気ヒータ部と
空気供給部を備えた。格子部4の側壁に熱電対を装入し
温度を測定する温度測定部と、捕集入口側と捕集出口側
の圧力差を測定する圧力測定部と、を備えた。圧力損失
値は以下のようにして求めた。電気ヒータ部を加熱し空
気供給部の空気の供給量を制御して排ガスフィルターを
300℃の温度に安定させた。アセチレンカーボン噴霧
部からアセチレンカーボンを排ガスフィルターに導入し
30分間に渡ってアセチレンカーボンを捕集した。この
捕集完了直前の捕集入口側と捕集出口側の圧力差を圧力
測定部により測定し圧力損失値とした。また、捕集効率
は使用したアセチレンカーボン量と排ガスフィルターに
捕集したアセチレンカーボン量との比率から求めた。
【0025】熱衝撃性は次のようにして評価した。前述
の捕集再生試験装置のアセチレンカーボンの捕集重量を
測定した後に電気ヒータ部で捕集したアセチレンカーボ
ンを燃焼させて再生し、その捕集・燃焼による再生のサ
イクルを一回として、このサイクルを繰り返して捕集効
率の極端に低下したところの回数を再生回数として熱衝
撃性の評価値とした。
【0026】以上の評価の結果を(表1)に示した。
(表1)から明らかなように、実施例1〜実施例11の
排ガスフィルターでは熱膨張係数は押し出し方向が0.
7〜0.8×10-6-1、垂直方向が1.5〜1.8×
10-6-1と両方向とも極めて小さいことが判明した。
それは結晶粒子の配向が略ランダムと異方性を持たない
からであることが判った。また、平均気孔径は8〜42
μmの値を示し、気孔率は29〜63%の値を示した。
耐熱試験の結果実施例1〜実施例11に渡って僅かに収
縮するだけで溶損等は発生せず耐熱性に優れることが判
明した。圧力損失は約700〜約2000mmaqの間
であり捕集効率は71〜84%の範囲で排ガスの透過能
と粒子状物質の捕集能とが適度に調和されて両立してい
ることが判明した。耐衝撃性を表す再生回数は100回
行っても劣化が生じず極めて耐衝撃性が高いことが判明
した。
【0027】次に、比較例1〜9として本発明の範囲か
ら部分的に外れた原料を用いて排ガスフィルターを製造
した。製造方法は実施例1〜11と同様に行い、得られ
た比較例1〜9の構造及び評価試験も同様に行った。結
果を(表2)に示した。
【0028】
【表2】
【0029】(表2)から明らかなように、造孔剤を用
いなかった比較例1では圧力損失及び捕集効率を測定で
きず排ガスフィルターの機能を全く果たしてないことが
判明した。造孔剤の配合割合を多くした比較例2では捕
集効率が68%と低く又耐熱衝撃性の劣ることが判明し
た。耐熱衝撃性の劣化は強度が低下し熱履歴による応力
に抗しきれなかったためである。造孔剤の平均粒子径の
小さな比較例3では圧力損失が3220mmaqと大き
いことが判明した。造孔剤の平均粒子径の大きな比較例
4では捕集効率が49%と低いことが判明した。チタン
酸アルミニウム粒子径の大きな比較例5及び6は耐熱衝
撃性を示す再生回数が21回や29回と低いことが判明
した。造孔剤の平均アスペクト比の大きな比較例7乃至
9も再生回数が15以下と極めて低いことが判明した。
比較例1及び比較例5乃至9の熱膨張係数は垂直方向で
2.2〜2.9×10-6-1と大きくなっている。これ
は比較例1では造孔剤がないため押し出し時にチタン酸
アルミニウム粉末が剪断力を受けc軸が配向するためで
ある。また、比較例5及び6では粒子径が大きく比較例
7乃至9では造孔剤の平均アスペクト比が大きいので押
し出し時の剪断力の応力場を乱すことがなくチタン酸ア
ルミニウム粉末のc軸が配向されるからである。
【0030】次に、本実施例の焼成工程における昇温速
度の影響について説明する。焼成工程における昇温速度
を1℃/時間、10℃/時間、30℃/時間、50℃/
時間の4段階に設定し他は実施例3と同様にして排ガス
フィルターを製造した。1〜30℃/時間の昇温速度の
場合は排ガスフィルターの構造及び評価試験の結果は良
好な成績を得た。昇温速度が50℃/時間の場合は焼成
工程においてクラックが発生し破損した。これは急速な
昇温によって造孔剤が急激な燃焼反応を起こし部分的な
温度差が生じこの温度差が極端に大きくなると熱応力に
よりクラックが発生するからである。
【0031】以上のように本実施例によれば、チタン酸
アルミニウムからなり平均気孔径と気孔率及び熱膨張係
数を最適に制御したので、異常燃焼にも耐えうる耐熱性
を有するとともに熱膨張係数が小さく耐熱衝撃性に対す
る抗力が高い。また、圧力損失が少ないとともに捕集効
率も高くバランスの取れた排ガス特性を有する。また、
造孔剤に活性炭、コークス、ポリエチレン樹脂、ポリス
チレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、小麦澱粉、馬鈴薯澱
粉、及び、黒鉛を用いたので焼成工程で確実に焼失され
気孔を確実に形成でき作業性に優れ生産性や量産性に富
む。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、チタン酸アルミ
ニウムを主成分とするハニカム柱状体を備えた排ガスフ
ィルターであって、ハニカム柱状体が29〜63%の気
孔率を有し、かつ、ハニカム柱状体の製造時の押し出し
方向及び押し出し方向と垂直な方向の熱膨張係数αが|
α|≦1.8×10-6-1で、気孔が8〜42μmの平
均気孔径を有するので、粒子状物質を捕集する捕集効率
が高くかつ排ガスの透過時の圧力損失が小さく両者のバ
ランスが取れ優れた捕集効率を得ることができる。ま
た、融点が高く異常燃焼時の高温でも溶融することなく
形状を保ち耐熱性に優れるとともに熱膨張係数が小さい
ので粒子状物質の再生処理時に生じる熱履歴においても
膨張及び収縮の変形量が少なく疲労破壊を起こし難く耐
熱衝撃性に優れる排ガスフィルターを実現できるもので
ある。
【0033】又、本発明は、平均粒子径が3〜25μm
の主成分をチタン酸アルミニウムとする粉末100重量
部に対して平均粒子径が20〜61μmであり平均アス
ペクト比が1〜2である造孔剤粉末を10〜60重量部
混合し必要に応じて結合剤、可塑剤、及び、水を添加し
混合物とする混合工程を備えたので、最適の平均粒子径
及び気孔率を安定して生産性及び量産性良く製造でき
る。また、適度な形状の造孔剤を用いたので押し出し時
の剪断力を造孔剤が受けチタン酸アルミニウムのc軸の
配向を防止でき全体の熱膨張係数を小さくでき耐熱疲労
及び耐熱衝撃性を向上できる排ガスフィルターの製造方
法を実現できるものである。
【0034】又、本発明は、焼成工程において、昇温速
度が1〜30℃/時間であるので、造孔剤の焼失が確実
にスムーズに進行し部分的な異常加熱もなく安定に気孔
が形成され生産性及び量産性に優れる排ガスフィルター
の製造方法を実現できるものである。
【0035】又、本発明は、造孔剤粉末が、活性炭、コ
ークス、合成樹脂、澱粉、及び、黒鉛の内少なくとも1
以上からなるので、加熱時の焼失が確実に行われ安定に
気孔が形成され製造歩留りが高く生産性及び量産性に優
れる排ガスフィルターの製造方法を実現できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における排ガスフィルターの要部斜
視図
【図2】第1実施例における排ガスフィルターの格子の
部分拡大断面図
【図3】第1実施例における排ガスフィルターの要部断
面側面図
【符号の説明】
1 第1実施例における排ガスフィルター 2 通気部 3 格子部 4 目封じ 5 ピッチ 6 排ガス進行方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 幸則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小川 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チタン酸アルミニウムを主成分とするハニ
    カム柱状体を備えた排ガスフィルターであって、前記ハ
    ニカム柱状体が29〜63%の気孔率を有し、かつ、前
    記ハニカム柱状体の製造時の押し出し方向及び押し出し
    方向と垂直な方向の熱膨張係数αが|α|≦1.8×1
    -6-1で、気孔が8〜42μmの平均気孔径を有する
    ことを特徴とする排ガスフィルター。
  2. 【請求項2】平均粒子径が3〜25μmの主成分をチタ
    ン酸アルミニウムとする粉末100重量部に対して、平
    均粒子径が20〜61μmであり平均アスペクト比が1
    〜2.0である造孔剤粉末を10〜60重量部混合し、
    必要に応じて結合剤、可塑剤、及び、水を添加し混合物
    とする混合工程と、前記混合工程で混合された混合物を
    ハニカム柱状体形状に押し出し成形する成形工程と、前
    記成形工程で押し出された成形物を加熱し前記造孔剤粉
    末を焼失させ気孔を形成すると同時に成形物を焼結する
    焼成工程と、を備えたことを特徴とする排ガスフィルタ
    ーの製造方法。
  3. 【請求項3】前記焼成工程において、昇温速度が1〜3
    0℃/時間であることを特徴とする請求項2に記載の排
    ガスフィルターの製造方法。
  4. 【請求項4】前記造孔剤粉末が、活性炭、コークス、合
    成樹脂、澱粉、及び、黒鉛の内少なくとも1以上からな
    ることを特徴とする請求項2又は3の内いずれか1に記
    載の排ガスフィルターの製造方法。
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