JPH08171887A - 反射鏡付きランプおよびこれを用いた照明装置 - Google Patents

反射鏡付きランプおよびこれを用いた照明装置

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JPH08171887A
JPH08171887A JP6313601A JP31360194A JPH08171887A JP H08171887 A JPH08171887 A JP H08171887A JP 6313601 A JP6313601 A JP 6313601A JP 31360194 A JP31360194 A JP 31360194A JP H08171887 A JPH08171887 A JP H08171887A
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JP
Japan
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lamp
reflecting mirror
reflector
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screw
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Application number
JP6313601A
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English (en)
Inventor
Noriji Watanabe
紀二 渡辺
Kunihiko Kihara
邦彦 木原
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Filing date
Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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Abstract

(57)【要約】 【目的】反射鏡の取付け筒部とベースとが強固に接合さ
れ、脱落やがたつきの発生を防止した反射鏡付きランプ
およびこれを用いた照明装置を提供する。 【構成】反射鏡20に収容されたランプ2の端部を、反
射鏡の背面に形成した取付け筒部24に挿入して接着剤
25により固定し、この反射鏡の取付け筒部をベース3
0の一端に形成された固定孔34に挿入し、この取付け
筒部を接着剤35によりベース30に固定し、このベー
スの他端に捩込み形口金32を取付けた反射鏡付きラン
プにおいて、上記取付け筒部24の外面に、接着剤35
との接合強度を高めるための凹部28または凸部を形成
したことを特徴とする。 【作用】取付け筒部の外面に凹部または凸部を形成した
から、接着剤との接合強度が高くなり、脱落やがたつき
が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、捩込み形ベースが取付
けられた反射鏡付きランプおよびこれを用いた照明装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、店舗照明として、反射鏡付きラン
プ、特に光源として小形で片封止構造のハロゲン電球を
用いた反射鏡付きハロゲン電球が使用されている。この
種の反射鏡付きハロゲン電球は、ハロゲン電球から放射
された光を反射鏡の反射面で反射して一定方向に照射す
るからダウンライトやスポットライト等として活用する
ことができ、店舗における陳列品の照明として有効であ
る。
【0003】ところで、この種の反射鏡付きランプは、
内面に反射面が形成されるとともに背面頂部に取付け筒
部が設けられた反射鏡にハロゲン電球を収容し、このハ
ロゲン電球は、封止端部が上記反射鏡の取付け筒部に挿
入され、この取付け筒部に対して接着剤を介して固定さ
れている。そして、ハロゲン電球の封止端部には一対の
ピン端子が接続されており、これらピン端子は上記取付
け筒部の端部から突出されている。
【0004】通常の反射鏡付きランプは、上記した通
り、反射鏡背面の取付け筒部から後方に向けて一対のピ
ン端子が突出されており、このようなピン端子のまま照
明器具に取付けられるようになっている。
【0005】しかしながら、照明器具の種類により、ど
うしても上記反射鏡付きランプを捩込み形ソケットに取
付けたい場合がある。この場合、ピン端子では捩込み形
ソケットに取付けることができないので、上記反射鏡付
きランプを捩込み形ベースに取付け、この捩込み形ベー
スを介して上記照明器具側の捩込み形ソケットに取付け
る手段が採用される。
【0006】反射鏡付きランプを捩込み形ベースに取付
ける場合は、セラミックなどからなる絶縁ベースの一端
に上記反射鏡の取付け筒部が挿入される固定孔を形成す
るとともに、他端に捩込み形口金を取付け、上記固定孔
に上記反射鏡の取付け筒部を挿入し、この取付け筒部を
接着剤によりベースに固定し、この取付け筒部から突出
されているピン端子を上記捩込み形口金に電気的に接続
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記反
射鏡の取付け筒部を接着剤によりベースに固定した場
合、反射鏡の取付け筒部がベースから脱落したり、がた
つきが発生する例が見られた。
【0008】これは、反射鏡が通常ガラスまたはアルミ
などの金属により構成されており、その表面が滑らかで
あるため接着剤との摩擦抵抗が小さく、また熱膨脹差が
あることから、接合が外れ易いものである。
【0009】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、反射鏡の取付け筒
部とベースとが強固に接合され、脱落やがたつきの発生
を防止した反射鏡付きランプおよびこれを用いた照明装
置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内面
に反射面が形成されるとともに背面頂部に取付け筒部が
設けられた反射鏡と、この反射鏡に収容され、端部が上
記取付け筒部に接着剤を介して固定されたランプと、こ
のランプに接続され、上記取付け筒部の端部から突出さ
れたピン端子と、一端に上記反射鏡の取付け筒部が挿入
される固定孔が形成されるとともに、他端に捩込み形口
金が取付けられ、上記固定孔に挿入された上記反射鏡の
取付け筒部が接着剤により固定されるとともに、この取
付け筒部から突出されたピン端子が上記捩込み形口金に
接続されたベースと、を備え、上記取付け筒部の外面に
凹部または凸部を形成したことを特徴とする反射鏡付き
ランプである。
【0011】請求項2の発明は、上記ランプは、ハロゲ
ン電球であることを特徴とする請求項1に記載の反射鏡
付きランプである。請求項3の発明は、上記ランプの表
面には赤外線反射膜が形成されていることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の反射鏡付きランプであ
る。
【0012】請求項4の発明は、上記反射鏡の反射面に
は、赤外線を透過し、可視光を反射する干渉膜が形成さ
れていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
ずれか1に記載の反射鏡付きランプである。
【0013】請求項5の発明は、上記反射鏡の背面には
凹凸面が形成されていることを特徴とする請求項4に記
載の反射鏡付きランプである。請求項6の発明は、上記
反射鏡の前面開口部には前面ガラスが取付けられてお
り、この前面ガラスの表面には赤外線反射膜が形成され
ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の反射鏡付きランプである。
【0014】請求項7の発明は、上記反射鏡の前面開口
部には前面ガラスが取付けられており、この前面ガラス
の表面には紫外線の透過を阻止する干渉膜が形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載の反射鏡付きラン
プである。
【0015】請求項8の発明は、上記反射鏡の前面開口
部を前面ガラスで閉塞することにより反射鏡はランプを
囲む密閉構造の外囲器を形成し、この外囲器の内部に酸
素を封入してあることを特徴とする請求項1ないし請求
項7のいずれか1に記載の反射鏡付きランプである。
【0016】請求項9の発明は、照明器具本体と、この
照明器具本体に取付けられた捩込み形ソケットと、上記
捩込み形ソケットに捩込み形口金が螺合されることによ
り上記照明器具本体に取付けられる請求項1ないし請求
項8のいずれか1に記載の反射鏡付きランプと、を具備
したことを特徴とする照明装置である。
【0017】
【作用】請求項1の発明によると、反射鏡の取付け筒部
に凹部または凸部を形成したからこの凹部または凸部に
接着剤が引っ掛かるようになり、また取付け筒部と接着
剤の接触面積も増し、よってベースから反射鏡が脱落し
たり、緩くなってがたつきを生じるなどの不具合が解消
される。
【0018】請求項2の発明によると、光源として用い
られるランプがハロゲン電球であるから発光効率に優
れ、輝度が高いとともに被照射物が自然な色に見える。
請求項3の発明によれば、ランプの表面に赤外線反射膜
を形成したから、フィラメントから発せられた赤外線が
赤外線反射膜にて反射されてフィラメントに戻され、フ
ィラメントを加熱するようになる。よって、電源から供
給される電力エネルギーを少なくすることができ、消費
電力を節約することができる。
【0019】また、反射鏡の前方に照射される赤外線量
が少なくなり、熱を嫌う被照射物を照らすランプには有
効である。請求項4の発明によれば、反射鏡の反射面に
は、赤外線を透過し、可視光を反射する干渉膜が形成さ
れているから、この場合も反射鏡の前方に照射される赤
外線量が少なくなり、熱を嫌う被照射物を照らすランプ
として有効である。
【0020】請求項5の発明によれば、反射鏡の背面に
は凹凸面が形成されているから、反射鏡外面の表面積が
増し、放熱が大きくなって反射鏡の温度上昇を抑止する
ことができる。
【0021】請求項6の発明によれば、反射鏡の前面開
口部に前面ガラスを取付け、この前面ガラスの表面に赤
外線反射膜を形成したから、反射鏡の前方に照射される
赤外線量が少なくなり、熱を嫌う被照射物を照らすラン
プとして有効である。
【0022】請求項7の発明によれば、反射鏡の前面開
口部に前面ガラスを取付け、この前面ガラスの表面に紫
外線の透過を規制する干渉膜を形成したから、反射鏡の
前方に照射される紫外線の量が少なくなり、紫外線照射
を嫌う被照射物を照らすランプとして有効である。
【0023】請求項8の発明によれば、反射鏡の前面開
口部を前面ガラスで閉塞することにより反射鏡がランプ
を囲む密閉構造の外囲器を形成しており、この外囲器の
内部に酸素を封入してあるから、ランプや反射面または
前面ガラスなどの形成された各種酸化膜が還元されるの
を防止し、良好な酸化膜状態を維持する。請求項9の発
明によれば、反射鏡付きランプが捩込み形ベースを備え
るので、明器具本体に捩込み形ソケットを介して取付け
ることができる。
【0024】
【実施例】以下本発明について、図1ないし図4に示す
第1の実施例にもとづき説明する。図1ないし図3は反
射鏡付きハロゲン電球を示し、図4はこのハロゲン電球
1を用いた照明装置の断面図である。
【0025】図1ないし図3に示す反射鏡付きハロゲン
電球1は、片封止形ハロゲン電球2と、反射鏡20とで
構成されている。片封止形ハロゲン電球2は、石英ガラ
スからなる発光管バルブ3の一端に円筒、球形、楕円形
などのような膨出部4が形成されているとともに、他端
に圧潰封止部5が形成されている。
【0026】上記膨出部4の外面(内面でも可)には可
視光透過赤外線反射膜6が形成されている。上記赤外線
反射膜6は、詳図しないが、例えば酸化チタン(TiO
2 )、酸化タンタル(Ta25 )、酸化ジルコニウム
(ZrO2 )、硫化亜鉛(ZnS)などからなる高屈折
率層と、酸化ケイ素(シリカ=SiO2 )、ふっ化マグ
ネシウム(MgF2 )などからなる低屈折率層とを交互
に、例えば合計9〜23層の多層膜として構成したもの
であり、このような赤外線反射膜6は多層干渉作用によ
り赤外線を反射し、しかしながら可視光を透過する作用
を奏する。
【0027】上記バルブ3内には、タングステンWから
なるフィラメント7が収容されている。フィラメント7
は、2重コイルからなり、そのコイル軸が上記バルブの
中心線と一致するように配置されている。このフィラメ
ント7は、一対の内部リード線8および9に継線されて
おり、これら内部リード線8および9は、圧潰封止部5
に封着されたそれぞれモリブデンMoなどからなる金属
箔導体10、11に接続されている。そして、これらM
o箔10,11はそれぞれ外部リード線12,13を介
してピン端子14、15が接続されている。
【0028】バルブ3内には、ハロゲンガスが封入され
ている。このようなハロゲン電球2は、反射鏡20に収
容されている。反射鏡20は反射鏡本体21と、この反
射鏡本体21の前面開口部に取り付けた前面ガラス22
とで構成されている。反射鏡本体21はガラスまたはア
ルミなどからなり、回転曲面にて形成された反射面23
を有している。前面ガラス22はガラスまたは透明樹脂
などからなり、反射鏡本体21の前面開口部に図示しな
い接着剤を介して接合されている。なお、この接着剤は
反射鏡本体21および前面ガラス22の熱膨脹率と近似
した熱膨張率の接着剤が用いられている。
【0029】反射鏡本体21の背面頂部には取付け筒部
24が一体に形成されている。この取付け筒部24は円
筒または角筒形をなし、反射鏡本体21の後方に出っ張
っている。この取付け筒部24には、上記ハロゲン電球
2の封止端部が差し込まれている。このハロゲン電球2
の封止部5は耐熱絶縁セメントなどの接着剤25により
取付け筒部24に接合されている。これによりハロゲン
電球2は反射鏡20に対し所定の位置に位置決めして取
り付けられている。
【0030】上記取付け筒部24の開口端部は閉塞板2
6により閉塞されている。そして、ハロゲン電球2の封
止部5から延長されているピン端子14、15は、閉塞
板26を貫通して取付け筒部24の後方に突出されてい
る。
【0031】通常の反射鏡付きハロゲン電球1は上記の
構成を有するものであるが、このランプを捩込み形ソケ
ット(後述する)に取付けるため、捩込み形ベース30
が取付けられる。
【0032】ベース30は、セラミックなどの絶縁体か
らなるベース本体31と、このベース本体31に取付け
られた捩込み形口金32、およびアイレット端子33を
有している。ベース本体31の一端には、上記反射鏡2
0の取付け筒部24が差し込まれる固定孔34が開口さ
れているとともに、他端には上記捩込み形口金32およ
びアイレット端子33が取付けられている。
【0033】上記反射鏡20の取付け筒部24は、ベー
ス30の固定孔34に挿入され、この状態で耐熱絶縁セ
メントなどの接着剤35によってベース本体31に接合
されている。
【0034】この場合、反射鏡20の取付け筒部24に
は、外面に凹部または凸部もしくはこれら両者が形成さ
れており、本実施例では反射鏡20の軸方向に対して交
差する凹溝28、28が形成されている。このため取付
け筒部24と接着剤35との接触面積が増え、かつ接着
剤35の一部が凹溝28、28内に流れ込むので、取付
け筒部24と接着剤35との接合強度が高くなる。
【0035】上記取付け筒部24がベース30の固定孔
34に挿入された場合、ピン端子14、15も固定孔3
4に挿入されるようになり、これらピン端子14、15
は口金32およびアイレット端子33と電気的に接続さ
れている。
【0036】上記のような捩込み形ベース30を備えた
反射鏡付きハロゲン電球1は、図4に示す照明器具本体
40に取付けることができる。照明器具本体40は、例
えば下端が開口されたハウジング形状をなしており、そ
の天井面に捩込み形ソケット41が取付けられている。
したがって反射鏡付きハロゲン電球1は、上記捩込み形
ベース30を捩込み形ソケット41に螺合することによ
り照明器具本体40に取付けられている。
【0037】このような構成の実施例について、その作
用を説明する。照明器具本体40の捩込み形ソケット4
1に取付けられた反射鏡付きハロゲン電球1は、捩込み
形ベース30から捩込み形ソケット41を介して電源に
接続される。したがって、捩込み口金32、アイレット
端子33からピン端子14、15を介してフィラメント
7に電流が流される。
【0038】これによりフィラメント6が白熱発光す
る。この光は周囲に放出され、バルブ3を透過して外部
に放射される。そして、この光がバルブ3の外面に形成
した赤外線反射膜6を透過する時に可視光は透過される
が、赤外線は反射される。
【0039】透過した可視光は、反射鏡本体21の反射
面23で反射されて前方に向かい、前面ガラス22を透
過して前方を照射する。この照射光は、上記反射面23
で拡がりが規制されるから、スポット光となり、局部照
明に有効となる。
【0040】そして、反射鏡20の前方に照射される光
は、上記バルブ3の外面に形成した赤外線反射膜6で赤
外線がカットされたことから、赤外線の照射量が少なく
なり、熱を嫌う被照射物を照らすのに有効である。
【0041】上記赤外線反射膜6で反射された赤外線
は、バルブ3の内部に戻され、この帰還した赤外線はフ
ィラメント7を加熱する。よって、フィラメント7は電
源から供給される電力エネルギーに加えて上記赤外線反
射膜6で反射された赤外線によっても熱エネルギーが与
えられるので、温度上昇が促され、白熱化が促される。
したがって、発光強度を赤外線反射膜を設けない場合と
同等レベルにしようとすれば、赤外線反射膜5で反射さ
れた熱エネルギーの分だけ電源から供給される電力エネ
ルギーを少なくすることができ、よって消費電力を節約
することができる。
【0042】そして、反射鏡付きハロゲン電球1を照明
器具側の捩込み形ソケット41に取付けるため、反射鏡
20の取付け筒部24に捩込み形ベース30を取付ける
場合、取付け筒部24に凹溝28、28を形成したか
ら、接着剤35の一部が凹溝28、28内に流れ込み、
このため取付け筒部24と接着剤35との接触面積が増
え、取付け筒部24と接着剤35との接合強度が高くな
り、かつ接着剤35と凹溝28、28が機械的に係合す
るから取付け筒部24が接着剤35から抜け出すことが
なくなり、脱落やがたつきを防止することができる。
【0043】よって、このような反射鏡付きランプ1で
あれば、捩込み形ベース30を備えているから、明器具
本体40に取付けた捩込み形ソケット41に取付けるこ
とができる。
【0044】なお、光源として用いられるランプは、普
通の白熱電球や放電灯であっても良いが、ハロゲン電球
を使用すれば発光効率に優れ、輝度が高いとともに被照
射物を自然な色に見せることができる。
【0045】なお、本発明は上記第1の実施例に制約さ
れるものではない。すなわち、図5に示す第2の実施例
の場合、反射鏡20の反射面に、赤外線を透過し、可視
光を反射する干渉膜50を形成してある。この場合は、
ランプ2に赤外線反射膜6はあっても、またはなくても
よい。
【0046】このような構成の場合は、ランプ2から放
射された光のうち可視光は上記干渉膜50で反射されて
前方に照射されるようになり、赤外線は干渉膜50を透
過して反射鏡本体21に達する。反射鏡本体21では背
面から熱を放出する。
【0047】したがって、この場合も、反射鏡20の前
方に照射される光は赤外線の量が少なくなり、熱を嫌う
被照射物を照らすのに有効である。そしてこの場合、図
5に示すように、反射鏡本体21の背面に、凹凸面55
を形成しておけば、反射鏡本体21の外面の表面積が増
し、放熱が大きくなって反射鏡の温度上昇を抑止するこ
とができる。また、成形型の型抜きも容易になる。
【0048】図6に示す第3の実施例の場合、反射鏡2
0の前面ガラス22に、その内面または外面に赤外線反
射膜60を形成してある。この場合も、反射鏡20の前
方に照射される光は赤外線の量が少なくなり、熱を嫌う
被照射物を照らすのに有効である。
【0049】同じく図6を用いて第4の実施例を説明す
ると、赤外線反射膜60に代わって紫外線の透過を規制
する干渉膜65を形成してある。このようにすれば、反
射鏡20の前方に照射される紫外線の量が少なくなり、
紫外線照射を嫌う被照射物を照らすランプとして有効で
ある。特にこの場合は光源として放電灯を用いた場合
に、放電灯は紫外線の放出が多いから、上記干渉膜65
で紫外線をカットすると有効である。
【0050】上記第1ないし第4の実施例の場合、反射
鏡本体21の前面開口部を前面ガラス22で閉塞するこ
とにより反射鏡20がランプ2を囲む密閉構造の外囲器
を形成しており、この外囲器の内部に酸素を封入すると
有効である。すなわち、ランプ2の外面に赤外線反射膜
6を形成したり、反射面に赤外線を透過し可視光を反射
する干渉膜50を形成したり、または前面ガラス22の
内面に赤外線反射膜60や紫外線の透過を規制する干渉
膜65を形成した場合、これら被膜はほとんどが酸化膜
により形成されている。したがって、これら酸化膜の周
囲雰囲気を酸素の環境にしておけば酸化膜の還元が防止
され、良好な酸化膜状態を維持することができる。
【0051】しかしながら、本発明は、反射鏡本体21
の前面開口部を前面ガラス22で閉塞することに限ら
ず、図7に示す第5の実施例のように、反射鏡20は前
面が開口されていてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、反射鏡の取付け筒部に凹部または凸部を形成した
からこの凹部または凸部に接着剤が引っ掛かるようにな
り、また取付け筒部と接着剤の接触面積も増し、よって
ベースから反射鏡が脱落したり、緩くなってがたつきを
生じるなどの不具合が解消される。
【0053】また、請求項2の発明によると、光源とし
て用いられるランプがハロゲン電球であるから発光効率
に優れ、輝度が高いとともに被照射物が自然な色に見え
る。請求項3の発明によれば、ランプの表面に赤外線反
射膜を形成したから、フィラメントから発せられた赤外
線が赤外線反射膜にて反射されてフィラメントに戻さ
れ、フィラメントを加熱するようになる。よって、電源
から供給される電力エネルギーを少なくすることがで
き、消費電力を節約することができる。
【0054】また、反射鏡の前方に照射される赤外線量
が少なくなり、熱を嫌う被照射物を照らすランプには有
効である。請求項4の発明によれば、反射鏡の反射面に
は、赤外線を透過し、可視光を反射する干渉膜が形成さ
れているから、この場合も反射鏡の前方に照射される赤
外線量が少なくなり、熱を嫌う被照射物を照らすランプ
として有効である。
【0055】請求項5の発明によれば、反射鏡の背面に
は凹凸面が形成されているから、反射鏡外面の表面積が
増し、放熱が大きくなって反射鏡の温度上昇を抑止する
ことができる。
【0056】請求項6の発明によれば、反射鏡の前面開
口部に前面ガラスを取付け、この前面ガラスの表面に赤
外線反射膜を形成したから、反射鏡の前方に照射される
赤外線量が少なくなり、熱を嫌う被照射物を照らすラン
プとして有効である。
【0057】請求項7の発明によれば、反射鏡の前面開
口部に前面ガラスを取付け、この前面ガラスの表面に紫
外線の透過を規制する干渉膜を形成したから、反射鏡の
前方に照射される紫外線の量が少なくなり、紫外線照射
を嫌う被照射物を照らすランプとして有効である。
【0058】請求項8の発明によれば、反射鏡の前面開
口部を前面ガラスで閉塞することにより反射鏡がランプ
を囲む密閉構造の外囲器を形成しており、この外囲器の
内部に酸素を封入してあるから、ランプや反射面または
前面ガラスなどの形成された各種酸化膜が還元されるの
を防止し、良好な酸化膜状態を維持する。請求項9の発
明によれば、反射鏡付きランプが捩込み形ベースを備え
るので、明器具本体に捩込み形ソケットを介して取付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す反射鏡付きハロゲ
ン電球の断面図。
【図2】同実施例の他の方向から見た反射鏡付きハロゲ
ン電球の断面図。
【図3】同実施例の捩込み形ベースを分解した状態を示
す正面図。
【図4】同実施例の反射鏡付きハロゲン電球を照明器具
に取付けた状態を示す断面図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す反射鏡付きハロゲ
ン電球の断面図。
【図6】本発明の第3および第4の実施例を示す反射鏡
付きハロゲン電球の断面図。
【図7】本発明の第5の実施例を示す反射鏡付きハロゲ
ン電球の断面図。
【符号の説明】
1…反射鏡付きハロゲン電球 2…ハロゲン電球 3…バルブ 5…封止部 6…赤外線反射
膜 7…フィラメント 14、15…ピ
ン端子 20…反射鏡 21…反射鏡本
体 22…前面ガラス 23…反射面 24…取付け筒部 25…接着剤 28…凹溝 30…ベース 31…ベース本
体 32…捩込み形口金 33…アイレッ
ト端子 34…固定孔 35…接着剤 40…照明器具本体 41…捩込み形
ソケット
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01K 1/32 Z 9508−2G 1/36 9508−2G 1/50 9508−2G

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に反射面が形成されるとともに背面
    頂部に取付け筒部が設けられた反射鏡と、 この反射鏡に収容され、端部が上記取付け筒部に接着剤
    を介して固定されたランプと、 このランプに接続され、上記取付け筒部の端部から突出
    されたピン端子と、 一端に上記反射鏡の取付け筒部が挿入される固定孔が形
    成されるとともに、他端に捩込み形口金が取付けられ、
    上記固定孔に挿入された上記反射鏡の取付け筒部が接着
    剤により固定されるとともに、この取付け筒部から突出
    されたピン端子が上記捩込み形口金に接続されたベース
    と、を備え、 上記取付け筒部の外面に凹部または凸部を形成したこと
    を特徴とする反射鏡付きランプ。
  2. 【請求項2】 上記ランプは、ハロゲン電球であること
    を特徴とする請求項1に記載の反射鏡付きランプ。
  3. 【請求項3】 上記ランプの表面には赤外線反射膜が形
    成されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の反射鏡付きランプ。
  4. 【請求項4】 上記反射鏡の反射面には、赤外線を透過
    し、可視光を反射する干渉膜が形成されていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1に記載の
    反射鏡付きランプ。
  5. 【請求項5】 上記反射鏡の背面には凹凸面が形成され
    ていることを特徴とする請求項4に記載の反射鏡付きラ
    ンプ。
  6. 【請求項6】 上記反射鏡の前面開口部には前面ガラス
    が取付けられており、この前面ガラスの表面には赤外線
    反射膜が形成されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の反射鏡付きランプ。
  7. 【請求項7】 上記反射鏡の前面開口部には前面ガラス
    が取付けられており、この前面ガラスの表面には紫外線
    の透過を阻止する干渉膜が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の反射鏡付きランプ。
  8. 【請求項8】 上記反射鏡の前面開口部を前面ガラスで
    閉塞することにより反射鏡はランプを囲む密閉構造の外
    囲器を形成し、この外囲器の内部に酸素を封入してある
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1
    に記載の反射鏡付きランプ。
  9. 【請求項9】 照明器具本体と、 この照明器具本体に取付けられた捩込み形ソケットと、 上記捩込み形ソケットに捩込み形口金が螺合されること
    により上記照明器具本体に取付けられる請求項1ないし
    請求項8のいずれか1に記載の反射鏡付きランプと、 を具備したことを特徴とする照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010102951A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Iwasaki Electric Co Ltd 外管付きランプ及びその外管固定方法

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