JP2583320Y2 - ミラー付白熱電球 - Google Patents

ミラー付白熱電球

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JP2583320Y2
JP2583320Y2 JP2342193U JP2342193U JP2583320Y2 JP 2583320 Y2 JP2583320 Y2 JP 2583320Y2 JP 2342193 U JP2342193 U JP 2342193U JP 2342193 U JP2342193 U JP 2342193U JP 2583320 Y2 JP2583320 Y2 JP 2583320Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】本考案は、店舗照明用などの一般照明用に
使用されるミラー付白熱電球に関するものである。
【0002】
【従来の技術】白熱電球、例えばハロゲン白熱電球は、
一般照明用としてもいろいろな場面で幅広く利用されて
いるが、照明効率を上げ、更には、特定の方向を強く照
明するために、ミラーと一体にされたミラー付白熱電球
がしばしば使用される。このミラー付白熱電球は、碗形
をした凹面ミラーの頂部に設けられた筒状の首部の内部
孔に白熱電球の基部を挿入して接着剤やバネ性を有する
反射板などで固定している。かかるミラー付白熱電球を
店舗内の商品の照明などに使用する場合、白熱電球から
放射する赤外線が凹面ミラーで反射して商品を照射する
と、商品の温度を上昇させるので、反射面に赤外線を透
過し、可視光を反射する多層反射膜を形成したコールド
ミラー型の凹面ミラーを使用している。
【0003】ミラー付のハロゲン白熱電球は、輝度が高
いため、陰影のはっきりした立体的な照明をすることが
できるが、ミラーで反射せずに白熱電球から直接放射す
る光は非常に眩しい不具合がある。このため、白熱電球
の前方にキャップを配置して直射光を遮光し、あるいは
ミラーの前方開口にフードを取り付けて直射光がこのフ
ードで反射するようにしている。
【0004】一方、白熱電球からは、わずかではあるが
紫外線が放射しており、その放射量は水銀放電灯などの
紫外線ランプに比べるとずっと少なく、かつ多層反射膜
で吸収あるいは透過してしまうので、極く微量なもので
ある。しかしながら、照明される商品が例えば被服など
の場合は、微量な紫外線量であっても悪影響を及ぼす。
このため、ミラーの前方開口を紫外線を吸収するフロン
トガラスで覆うことがある。また、万一、なんらかの異
常原因によって白熱電球が破損しても、ミラーの前方開
口をフロントガラスで覆っておくと破片が外部に飛散せ
ず、安全性が向上する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、フロントガ
ラスはシリコン系などの有機接着剤にてミラーの前方開
口に接着されるが、熱の影響を受けて接着剤が劣化す
る。そして、この劣化が進むとフロントガラスがミラー
から離脱して落下する危険性がある。
【0006】次に、従来は、ミラーの前方開口がフロン
トガラスで覆れたものは、フロントガラスが予めミラー
に接着されて一体となっているので、直射光を遮光する
キャップを使用する場合は、このキャップをフロントガ
ラスの外側に配置していた。従って、遮光効果を上げる
ためにキャップをフロントガラスに接近させるが、フロ
ントガラスに遮られて白熱電球の発光部へはそれ以上接
近させることかできない。このため、キャップの外径を
大きくする必要があるが、キャップの外径を大きくする
と、光拡散効果を有するミラーから反射するあまり眩し
くない光も遮ってしまうため、光効率が低下する。従っ
て、キャップの外径を大きくするのも限界があり、直射
光がどうしても放射してしまう。
【0007】そこで本考案は、接着剤で固定されたフロ
ントガラスがミラーから離脱して落下する危険性がな
く、直射光も効率良く完全に遮光することができるミラ
ー付白熱電球を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、白熱電球の基部を碗形をした凹面ミラ
ーの首部に固定し、ミラーの前方開口にフロントガラス
を接着剤で固定したミラー付白熱電球において、ミラー
の開口周縁とフロントガラスの周縁とを機械的に固定す
る手段を具えたフードを、フロントガラスの前方に配置
するとともに、白熱電球とフロントガラスの間に、フー
ドの先端縁から前方に向かう直射光を遮光するキャップ
を配設する。
【0009】
【作用】フロントガラスの前方に配置されるフードがミ
ラーの開口周縁とフロントガラスの周縁とを機械的に固
定する手段を具えているので、フロントガラスは、接着
剤による固定と機械的固定によって二重に固定され、接
着剤の劣化が進行してもミラーから離脱して落下する危
険性は解消する。
【0010】また、フードの先端縁から前方に向かう直
射光を遮光するキャップを白熱電球とフロントガラスの
間に配置したキャップ内蔵型にしたので、キャップが白
熱電球の発光部に接近することが可能で小さな外径で効
率良く白熱電球を覆うことができ、フロントガラスの前
方に配置されたフードと協働して直射光を効率良く完全
に遮光することができる。
【0011】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具
体的に説明する。図1において、白熱電球1は、定格が
110V,100Wの一般照明用ハロゲン電球であり、
内部に不活性ガスとともに微量のハロゲンガスが封入さ
れた封体 11 は石英ガラス製であって、一端がピンチシ
ールされて基部 12 が形成されている。この基部 12 に
は一対のモリブデン箔 13 が埋設されており、一端がモ
リブデン箔 13 に溶接されて封体 11 内に伸びる一対の
内部リード線 14 によって発光部であるフィラメント 1
5 が封体 11 の軸線に沿って保持されている。そして、
同じく一端がモリブデン箔 13 に溶接された一対の外部
リード線 16 が基部 12 から外に伸び出している。
【0012】ミラー2は、前方が拡開して開口 21 を有
するガラス製の碗状体であり、その反射面には可視光は
反射するが赤外線を透過させる反射膜が多層にコーティ
ングされたコールドミラーである。ミラー2の頂部に設
けられた筒状の首部 23 の内部孔に白熱電球1の基部 1
2 が反射板4により固定されている。つまり、反射板4
は、図4に示すように、バネ性に富んだ金属板からなる
盆状体であり、中央部には白熱電球1の基部 12 の大き
さに対応する矩形孔 41 が形成されている。そして、こ
の矩形孔 41 に白熱電球1の基部 12 が挿入され、白熱
電球1は反射板4のバネ性により保持されている。ま
た、反射板4は首部 23 の内部孔に圧入され、これも反
射板4のバネ性によりミラー2と反射板3が固定されて
いる。なお、必要に応じて反射板4の裏側から接着剤で
固定しても良く、また接着剤によって基部 12 を首部 2
3 の内部孔に直接固定してもよい。ミラー2の首部 23
には接点 31 を有する螺子口金3が固定されており、白
熱電球1の外部リード線 16の端部が、それぞれ螺子口
金3および接点 31 に電気的に接続されている。
【0013】例えば硼珪酸ガラスからなるフロントガラ
ス5は、そのフランジ状の周縁 51が、ミラー2の同じ
くフランジ状の開口周縁 22 に接着剤により固定されて
ミラー2の開口 21 を覆っている。そして、次に説明す
るように、フロントガラス5の前方に配置された筒状の
フード6が具える機械的な固定手段によっても補助的に
固定されている。
【0014】つまり、図3に示すように、フード6の基
端部には内向き鍔部 61 が形成されており、この内向き
鍔部 61 がミラー2の開口周縁 22 の裏面に当接してい
る。そして、フロントガラス5の周縁 51 の表面に当接
したL金具 62 がビス 63 によりフード6に固定され、
ミラー2の開口周縁 22 とフロントガラス5の周縁 51
がL金具 62 とフード6の内向き鍔部 61 によって挟圧
保持されている。従って、熱の影響によって接着剤の劣
化が進行しても、フロントガラス5はミラー2から離脱
することがなく、安全性が著しく向上する。
【0015】次に、フード6の先端縁 6a から前方に向
かう直射光を遮光するキャップ7が白熱電球1とフロン
トガラス5の間に配設されている。キャップ7は外径の
小さな有底筒状体であり、取付部 71 がビス 73 によっ
てフロントガラス5に固定されている。あるいは、図2
に示すように、一端が反射板4に固定された保持棒 72
によってキャップ7を保持しても良い。
【0016】このように、キャップ7が白熱電球1とフ
ロントガラス5の間に配設されたキャップ内蔵型である
ので、キャップ7を発光部であるフィラメント 15 に接
近させることができ、外径の小さなキャップ7で白熱電
球1を効率良く覆うことができる。そして、図1におい
て1点鎖線で示すように、発光部であるフィラメント15
の基部側端部とキャップ7の先端縁 7a を結ぶ線上に
フード6の先端縁 6aを位置させると、光拡散効果を有
するミラー2で反射する光はほとんど遮ることなく、ミ
ラー2で反射しない直射光のみを完全に遮光することが
でき、簡単な構造で眩しさを解消することができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のミラー付
白熱電球は、フロントガラスの前方に配置されるフード
がミラーの開口周縁とフロントガラスの周縁とを機械的
に固定する手段を具えるとともに、キャップを白熱電球
とフロントガラスの間に配設したキャップ内蔵型である
ので、フロントガラスがミラーから離脱して落下する危
険性がなく、直射光も効率良く完全に遮光することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の断面図である。
【図2】他の実施例の断面図である。
【図3】フードの機械的固定手段の拡大説明図である。
【図4】反射板の斜視図である。
【符号の説明】
1 白熱電球 12 白熱電球の基部 15 フィラメント 2 ミラー 21 ミラーの前方開口 22 ミラー開口の周縁 23 ミラーの首部 3 螺子口金 4 反射板 5 フロントガラス 51 フロントガラスの周縁 6 フード 7 キャップ 72 キャップの保持棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01K 7/00 F21M 1/00 F21V 7/09

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白熱電球の基部を碗形をした凹面ミラー
    の首部に固定し、該ミラーの前方開口にフロントガラス
    を接着剤で固定したミラー付白熱電球において、 前記ミラーの開口周縁とフロントガラスの周縁とを機械
    的に固定する手段を具えたフードを、該フロントガラス
    の前方に配置するとともに、 白熱電球とフロントガラスの間に、フードの先端縁から
    前方に向かう直射光を遮光するキャップを配設したこと
    を特徴とするミラー付白熱電球。
  2. 【請求項2】 前記キャップをフロントガラスによって
    支持したことを特徴とする請求項1記載のミラー付白熱
    電球。
  3. 【請求項3】 前記白熱電球の基部を反射板を介してミ
    ラーに固定し、該キャップを該反射板によって支持した
    ことを特徴とする請求項1記載のミラー付白熱電球。
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