JPH08158209A - 編成方法 - Google Patents

編成方法

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JPH08158209A
JPH08158209A JP7104395A JP10439595A JPH08158209A JP H08158209 A JPH08158209 A JP H08158209A JP 7104395 A JP7104395 A JP 7104395A JP 10439595 A JP10439595 A JP 10439595A JP H08158209 A JPH08158209 A JP H08158209A
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knitting
collar portion
collar
stitches
neck
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Masao Okuno
昌生 奥野
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Shima Seiki Mfg Ltd
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B1/00Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
    • D04B1/10Patterned fabrics or articles
    • D04B1/102Patterned fabrics or articles with stitch pattern
    • D04B1/106Patterned fabrics or articles with stitch pattern at a selvedge, e.g. hems or turned welts
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B1/00Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
    • D04B1/22Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes specially adapted for knitting goods of particular configuration
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】横編機で前後に重ねられた状態で編成される編
地の編成完了後の後処理作業を軽減または不要とする。 【構成】前側編地20を編目の配列が左右入れ替わった
状態となるように対向する針床に目移しした後、後側編
地21を編目の配列を帰ることなく対向する針床に目移
しし、次に前側編地20を再度編目の配列が左右入れ替
わった状態となるように目移しすることで前側編地20
および後側編地21のそれぞれが裏目が外側に現れた状
態で最終コースの編目同士を重ねて伏せ目処理する。ま
た、前後の重ねられた状態で編成される編地の前身頃部
の衿首用開口周縁に第1衿部および第2衿部を形成した
後、第1衿部および第2衿部とウエール方向が連続する
第3衿部を後身頃部の衿部編成領域と接続した状態で編
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は横編機で前後に重ねた状
態で編成される編地の編成完了後の後処理作業を軽減ま
たは不要とすることのできる編成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セーターやベスト等の編製品を編
成する場合に、前身頃部と後身頃部を別々に編成し、編
成の完了した編地を縫製作業により接続することで前身
頃部と後身頃部が接続された筒状の編地とする方法が一
般的であった。この方法では各工程毎に専用の設備を必
要としたり、工程が増加することにより編製品の生産に
かかる人的コストおよび設備コストが上昇するという問
題があった。上記した問題に対し製品の生産コストを上
昇させる原因となる編成完了後の作業を減らすことを目
的として、予め各パーツ同士が接続されたインテグラル
ガーメントと呼ばれる状態に編成することにより、編成
完了後の作業を減らすことを目的とした編成方法が種々
考えられている。例えば特開平5−86560号公報で
は編地の最終コースの編目に対し、最後の終端縁編目に
次の終端縁編目を重ね、該重ねられた編目に編糸を供給
し、このようにして形成された鎖編目に次の縁編目を重
ねる工程を繰り返すことにより、編地最終コースの解れ
止めを行う方法が開示されており、この方法は一般に伏
せ目処理方法と呼ばれている。該方法を利用することで
前ベッドで前身頃部を、後ベッドで後身頃部を並行して
編成することで筒状の編地を形成し、肩部において前身
頃部と後身頃部の最終コース同士を接続することで編成
完了後の縫製作業を軽減することが可能である。上記従
来の方法では、編地の編成完了時に編地表面に現れる側
が外側となる状態で編地を重ねて伏せ目処理を行ってい
る。
【0003】また、セーターやベスト等のニット製品
は、袖口や衿首部等の開口の周縁に別途編成した補強編
地を縫いつけることにより完成させる方法が一般的であ
る。この従来の製造方法では、衿首用開口の周囲に別途
編成した衿用編地を縫いつける縫製作業は熟練を要する
作業であるとともに、手作業に近い状態で行われるため
非常に手間のかかる作業である。また、これらの縫製作
業は編機での編成と別工程で行われるため、各工程毎に
専用の設備を必要としたり、工程が増加することにより
ニット製品の生産コストを上昇させる原因ともなってい
る。したがってこれまで、製品の生産コストを上昇させ
る原因となる編成完了後の作業を減らすことを目的とし
た編成方法が種々考えられている。例えば特開平4−1
53346号公報では前後両ベッドを使用して前後に重
ねられた状態で編地を編成するとともに、編地に開口を
形成し、該開口に添う適宜のウエールを端縁処理を施す
ことのできる編組織で編成することにより、別途編成し
た端縁処理用の付属編地を編成の完了した編地の端縁に
縫着する必要のない編成方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平5−8
6560号公報に開示される編地の伏せ目処理方法では
前身頃部と後身頃部を編成完了時に編地表面となる側が
外側を向いた状態で編目を重ねて伏せ目処理しているの
で、編地の編成完了時に伏せ目処理した部分が編地表面
に現れる状態となり、伏せ目箇所で形成された鎖編目が
編地表面に現れるため、伏せ目された箇所が突出した状
態となる。
【0005】また、例えば特開平4−153346号に
開示される編成方法では、一般にVネックと呼ばれる形
状の衿首用開口が設けられたベストを編成する場合、前
ベッドで前身頃部、後ベッドで後身頃部が前後に重ねら
れた状態で編成される。そして前身頃部において衿首用
開口が形成される箇所では、開口に沿う適宜数のウエー
ルには衿首部を形成しつつ、編地端縁に沿う適宜数のウ
エールの編目を順次開口を広げる方向に目移し行うこと
により衿首用開口が形成される。しかし上記した公報に
開示される編成方法では、前身頃部には衿部が形成され
るが、後身頃部には衿部が形成されていない。したがっ
て、完成品とするためには編機での編成完了後、別途編
成した衿部用編地を後身頃部の最終コースに縫いつけた
後、該衿首用編地の両端を前身頃部に形成された衿部の
最終コースと接続するか、または前身頃部で形成された
衿部を前身頃の編成が完了した後も衿部のみ引き続き編
成し、これを編成完了後、後身頃部の最終コースに縫い
つける等の後処理を施す必要がある。
【0006】また従来、後身頃部の最終コースに続き後
身頃部のウエール方向と同じウエール方向で衿部を形成
し、前身頃部に形成した衿部の最終コースと後身頃部に
形成した衿部の最終コースを接続することにより前身頃
部および後身頃部の双方に衿部を形成する編成方法があ
る。該編成方法により編成された編地では前身頃に形成
される衿部と後身頃部に形成される衿部のウエール方向
が連続していないため見栄えが悪いという問題がある。
【0007】本発明は2つの編地の最終コースの編目同
士を接続するとともに伏せ目処理を施す方法であって、
編地の表面に鎖編目が現れ、伏せ目箇所が突出すること
のない編成方法を開示することを目的の一つとする。
【0008】また、本発明は前身頃部および後身頃部を
前後の針床で重ねられた状態で編成する過程において衿
首用開口を形成するとともに、該衿首用開口の編地端縁
に沿う適宜数のウエールに衿部を形成し、前身頃部に形
成した衿部と同じウエール方向で編成される衿部を後身
頃部に形成することにより、編地の編成完了後に縫製作
業等の後処理を施す必要がなく、前身頃部に形成される
衿部と後身頃部に形成される衿部の双方の衿部をウエー
ル方向が連続する状態で形成することにより美観に優れ
た衿部を形成することのできる編成方法を開示しようと
することも目的の一つである。
【0009】また、本発明は衿首用開口の周囲に形成さ
れた2つの衿部の最終コース同士を最外側ウエールの編
目同士および最内側ウエールの編目同士が重なるように
して接続し伏せ目処理を施すことで、後処理を必要とし
ない衿部を形成することのできる編成方法を開示するこ
とも目的の一つである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため本発明は、少なくとも前後一対に設けられ、何れか
一方または双方の針床が左右摺動可能に構成された横編
機で、対向配置される前側編地と後側編地を接続すると
ともに伏せ目処理を施す編成方法であって、前後に対向
配置される前側編地または後側編地の何れか一方を編目
の配列が左右入れ替わった状態となるように順次対向す
る針床上に目移しして他方の編地の側方に移動させる工
程、前記対向する針床上に目移しした編地、または他方
の編地の何れか一方を編目の配列を変えることなく対向
する針床上に移動させる工程、前記前側編地または後側
編地の何れか一方を編目の配列が左右入れ替わった状態
となるように順次対向する針床上の針に目移しするとと
もに重ねられた前側編地および後側編地の重ね目に次コ
ースの編目を形成する編成を編幅の一端から他端に向か
い順次続く重ね目に対し繰り返し行う工程、からなるこ
とを特徴とする。
【0011】また、接続される編地は、編幅の一端にお
いて連続した状態で編成される編地であり、一方の編地
を対向する針床の針に目移しする際に、2つの編地の境
界に近い側の編目から境界から遠くに位置する編目に向
かい、2つの編地の境界を中心として対称となるように
対向する針床上の針に目移しすることも特徴の一つであ
る。
【0012】また本発明は、少なくとも前後一対に設け
られ、その何れか一方または双方の針床が左右摺動可能
に構成された横編機で、第1の針ベッドで前身頃部を、
第2の針ベッド針床で後身頃部を前後に重ねられた状態
で編成するとともに、前身頃部および後身頃部に形成さ
れる衿首用開口の周縁に衿部を形成する方法であって、
前身頃部および後身頃部を前後に重ねた状態で編成する
工程、前身頃部において衿首用開口の形成を開始する箇
所以降、前身頃部を右前身頃部および左前身頃部として
編成するとともに、右前身頃部および左前身頃部の衿首
用開口の端縁にそれぞれ複数ウエールからなる第1衿部
および第2衿部を形成する工程、肩部までの編成が完了
した前身頃部と後身頃部を肩部において接続する工程、
衿首用開口の周縁に第1衿部および第2衿部とともに一
連に編成された衿部を形成する第3衿部を後身頃部の衿
部編成領域と接続した状態で第1衿部および第2衿部と
ウエール方向が連続する状態となるように編成する工
程、を含むことを特徴とする。
【0013】また、衿首用開口の周縁に第1衿部および
第2衿部とともに一連に編成された衿部を形成する第3
衿部を後身頃部の衿部編成領域と接続した状態で第1衿
部および第2衿部とウエール方向が連続する状態となる
ように編成する工程が、第1衿部および第2衿部を後身
頃部において衿部が形成される衿部編成領域の外側に、
各衿部の編目の配列が左右入れ替わるように第2の針ベ
ッドに目移しする工程、第1衿部を後身頃部の前記衿部
編成領域と接続した状態で前記第1衿部に引き続き第3
衿部を編成する工程、を含むことも特徴の一つである。
【0014】また、衿首用開口の周縁に第1衿部および
第2衿部とともに一連に編成された衿部を形成する第3
衿部を後身頃部の衿部編成領域と接続した状態で第1衿
部および第2衿部とウエール方向が連続する状態となる
ように編成する工程が、第1衿部および第2衿部を後身
頃部において衿部が形成される衿部編成領域の外側に、
各衿部の編目の配列が左右入れ替わるように第2の針ベ
ッドに目移しする工程、第1衿部を後身頃部の前記衿部
編成領域と接続した状態で前記第1衿部に引き続き第3
−1衿部を、第2衿部を前記衿部編成領域と接続した状
態で前記第2衿部に引き続き第3−2衿部を編成する工
程、を含むことも特徴の一つである。
【0015】また、衿首用開口の周縁に第1衿部および
第2衿部とともに一連に編成された衿部を形成する第3
衿部を後身頃部の衿部編成領域と接続した状態で第1衿
部および第2衿部とウエール方向が連続する状態となる
ように編成する工程が、第2衿部を後身頃部において衿
部が形成される衿部編成領域の外側に、編目の配列が左
右入れ替わるように第2の針床に目移しする工程、第1
衿部を後身頃部の前記衿部編成領域と接続した状態で前
記第1衿部に引き続き第3衿部を第1の針ベッドで編成
する工程、を含むことも特徴の一つである。
【0016】また、衿首用開口の周縁に第1衿部および
第2衿部とともに一連に編成された衿部を形成する第3
衿部を後身頃部の衿部編成領域と接続した状態で第1衿
部および第2衿部とウエール方向が連続する状態となる
ように編成する工程が、前身頃部に形成された第1衿部
と第2衿部を後身頃部において衿部が形成される衿部形
成領域の外側に、第1衿部および第2衿部を最内側ウエ
ールの編目から最外側ウエールの編目に向かい順次目移
しことにより、第1衿部および第2衿部を編目の配列が
左右入れ替わるように第2の針ベッドに目移しし、衿部
編成領域と隣接させる工程、第1衿部の最内側ウエール
の編目を衿部編成領域の側端の編目と重ねる工程、第1
衿部の編目を係止した針に編糸を供給し後身頃部の前記
衿部編成領域と接続した状態で前記第1衿部に引き続き
第3衿部を編成する工程、新たに形成した第3衿部の編
目を第2衿部側に移動させることにより最内側ウエール
の編目と衿部編成領域の編目を重ねた状態で第3衿部を
形成する編成を第2衿部と隣接する状態となるまで繰り
返す工程、を含むことも特徴の一つである。
【0017】また、衿首用開口の周縁に第1衿部および
第2衿部とともに一連に編成された衿部を形成する第3
衿部を後身頃部の衿部編成領域と接続した状態で第1衿
部および第2衿部とウエール方向が連続する状態となる
ように編成する工程が、前身頃部に形成された第1衿部
および第2衿部を後身頃部において衿部が形成される衿
部形成領域の外側に、第1衿部および第2衿部を最内側
ウエールの編目から最外側ウエールの編目に向かい順次
目移しことにより、第1衿部および第2衿部を編目の配
列が左右入れ替わるように第2の針ベッドに目移しし、
衿部編成領域と隣接させる工程、第1衿部および第2衿
部の最内側ウエールの編目を衿部編成領域の側端の編目
と重ねる工程、第1衿部の編目を係止した針に編糸を供
給し第1衿部を後身頃部の前記衿部編成領域と接続した
状態で前記第1衿部に引き続き第3−1衿部を編成する
工程、第2衿部の編目を係止した針に編糸を供給し第2
衿部を後身頃部の前記衿部編成領域と接続した状態で前
記第2衿部に引き続き第3−2衿部を編成する工程、新
たに形成した第3−1衿部および第3−2衿部の編目を
他方の衿部側に移動させることにより最内側ウエールの
編目と衿部編成領域の編目を重ねた状態で第3−1衿部
および第3−2衿部を形成する編成を他方の衿部と隣接
する状態となるまで繰り返す工程、を含むことも特徴の
一つである。
【0018】また、衿首用開口の周縁に第1衿部および
第2衿部とともに一連に編成された衿部を形成する第3
衿部を後身頃部の衿部編成領域と接続した状態で第1衿
部および第2衿部とウエール方向が連続する状態となる
ように編成する工程が、前身頃部に形成された第2衿部
を後身頃部において衿部が形成される衿部形成領域の外
側に、第2衿部を最内側ウエールの編目から最外側ウエ
ールの編目に向かい順次目移しすることにより、第2衿
部を編目の配列が左右入れ替わるように第2の針ベッド
に目移し、衿部編成領域と隣接させる工程、第1衿部の
最内側ウエールの編目を衿部編成領域の側端の編目と重
ねる工程、第1衿部の編目を保持した針に編糸を供給し
第1衿部を後身頃部の前記衿部編成領域の編目と接続し
た状態で前記第1衿部に引き続き第3衿部を編成する工
程、第3衿部の編目を第2衿部側に移動させ、第3衿部
の最外側ウエールの編目と衿部編成領域の編目を重ねた
状態で第3衿部を形成する編成を第3衿部と第2衿部が
前後に対向する状態となるまで繰り返す工程、を含むこ
とも特徴の一つである。
【0019】また、衿部編成領域において第3衿部の編
成が完了した後、隣接した状態にある第3衿部と第2衿
部または第3−1衿部と第3−2衿部の最終コース同士
を、最内側ウエールの編目から最外側ウエールの編目に
向かい最外側ウエールの編目同士および最内側ウエール
の編目同士が重なるように双方の衿部を重ねた状態で伏
せ目処理を施すことも特徴の一つである。
【0020】また、後衿部をもう一方の衿部と重ねる際
に、編地の編成完了後、編地の裏面に隠れる側が外側と
なる状態で重ねることも特徴の一つである。
【0021】
【作用】本発明の編成方法では、編地を編目の配列が左
右入れ替わる状態となるように順次対向する針床上の針
に目移しすることで、編地の前後が入れ替わった状態と
なる。前側編地または/および後側編地を編目の配列が
左右入れ替わった状態に目移しすることにより、前側編
地および後側編地のそれぞれを編地の編成完了時に編地
の裏面に隠れる側が外側に現れた状態で重ねる。そして
該重ねられた編地の編目を編地の一端から他端に向かっ
て順次伏せ目処理する。これにより編成された編地は従
来の伏せ目処理方法と同様に伏せ目処理されるのである
が、編地の完了時に編地の裏面に隠れる部分で伏せ目処
理されるため、編地の編成が完了した時点で編地を裏返
すことで伏せ目箇所が編地の裏面に位置する。(請求項
1〜2)
【0022】本発明の編成方法では、前身頃部および後
身頃部が前後に重ねられた状態で筒状に編成されるとと
もに、前身頃部と後身頃部により形成される衿首用開口
に沿う適宜数のウエールからなる第1衿部および第2衿
部を形成する。肩部までの編成が完了した前身頃部と後
身頃部を肩部において接続し伏せ目処理を施した後、編
針から外すことにより後身頃部において衿部が形成され
る衿部編成領域の編目と、第1衿部および第2衿部の編
目のみが針に係止された状態とする。そして前身頃部に
おいて形成された第1衿部および/または第2衿部を後
身頃部の衿部編成領域の外側に編目の配列が左右入れ替
わるように目移しし、第1衿部および/または第2衿部
を衿部編成領域と隣接させる。そして第1衿部および/
または第2衿部の最内側ウエールの編目を衿部編成領域
と接続した状態で編成して後身頃部に後衿部を形成す
る。そして衿部編成領域の全域に後衿部を形成した後、
隣接した状態にある衿部同士をその最外側ウエールの編
目同士および最内側ウエールの編目同士が重なるように
接続することにより衿首用開口の周縁にウエール方向が
連続する一連に編成された衿部を形成する。(請求項3
〜9)
【0023】衿部編成領域において第3衿部の編成が完
了した後、隣接した状態にある第3衿部と第2衿部また
は第3−1衿部と第3−2衿部の最終コース同士を最外
側ウエールの編目同士および最内側ウエールの編目同士
を重ねて伏せ目処理を施すことにより編成完了後の後処
理が不要となる。(請求項10)
【0024】また後衿部をもう一方の衿部と重ねる際
に、編成完了後に衿部の裏面に隠れる側が外側となる状
態で重ねて伏せ目処理を施すことにより、編成完了後、
衿部を裏返すことで接合箇所が衿部の裏面に隠れる。
(請求項11)
【0025】
【実施例】
(第1実施例)次に本発明の第1実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。本発明は少なくとも前後一対に配設
され、何れか一方または双方の針床が左右摺動可能に構
成された横編機で実施することが可能である。図1は第
1実施例により編成されるベスト1を示す。図2は図1
のベスト1を両脇部分で切断し展開した状態を示す図で
ある。ベスト1は前身頃部2および後身頃部3が前後の
針床で重ねられた状態で裾ゴム4から矢印Uの方向に向
かって筒状に編成される。ベスト1の上部には衿首用開
口5および左右の腕を挿通するための袖口6a,6bが
形成されている。袖口6a, 6bの周縁にはそれぞれ袖
口部7a, 7bが形成される。また、前身頃部2におい
て衿首用開口5の形成が破線lの箇所から開始される
と、衿首用開口5を挟み右前身頃部2aおよび左前身頃
部2bとして編成が行われ、右前身頃部2aの衿首用端
縁に沿う部分には第1衿部となる右衿部8aが、左前身
頃部2bには第2衿部となる左衿部8bが前身頃部2お
よび後身頃部3の編成と同時進行で形成される。衿首用
開口5および開口6a,6bのそれぞれが形成される部
分では、右前身頃部部2a、左前身頃部2b、後身頃部
3がそれぞれ異なる給糸口を使用して編成が行われる。
これまでの編成に関しては上記した特開平4−1533
46号公報等により自明であるためここでは説明を省略
する。前後の針床で並行して編成される前身頃部2及び
後身頃部3は、肩部までの編成が完了した時点で左衿部
8aを含む右前肩部9aと右後肩部9bの最終コース同
士を重ね、同様に左衿部8bを含む左前肩部10aと左
後肩部10bを重ねた後、後述の伏目処理方法により順
次解れ止めが施されて編針から外される。
【0026】次に実際にベストを編成する場合を例に説
明する前に概略図を使用して大まかな編成の流れを説明
する。図3は従来の編成方法と本願の編成方法の流れを
示す。図3Aは前側編地20と後側編地21が対向配置
され、前側編地20は前ベッドの針に、後側編地21は
後ベッドの針によりそれぞれ最終コースの編目を保持さ
れた状態である。この時、図3Aに示すように前側編地
20および後側編地21はともに編成完了時に編地表面
に現れる表目が外側、編地裏面に隠れる裏目が内側とな
る状態となっている。この状態から、前側編地20と後
側編地21の最終コース同士を重ねて伏せ目処理を施す
のであるが、従来の方法では図3Bに示すように前側編
地20と後側編地21の最終コースの編目同士をそのま
ま重ねて伏せ目処理していた。それに対し、本発明にお
いては図3Cに示すように点線で示す図3Aの状態から
前側編地20を上方から見て時計回り方向に180度回
転させることにより実線で示す状態とし、図3Dにおい
ては点線で示す図3Cの状態から前側編地20を時計回
り方向にさらに180度回転させることにより実線で示
す状態とする。この時、前側編地20および後側編地2
1は、編成完了時に編地裏面に隠れる裏目が外側、表目
が内側となる状態となる。そして図3Dに示す状態から
前側編地20と後側編地21の最終コースの編目同士を
重ねて伏せ目処理することにより図3Eに示す状態とす
る。図3Eに示される編地は、前側編地20および後側
編地21の双方が編地の編成完了時に編地の裏面に隠れ
る裏目が外側に現れた状態で接続された状態となる。次
に図3Fにおいては点線で示す状態から表目が外側に現
れるように前側編地20および後側編地21のそれぞれ
を裏返すことにより実線で示すように伏せ目箇所が編地
の裏面に隠れた状態なる。
【0027】次に本発明の第1実施例を実際にベスト1
を編成する場合を例に説明する。図4〜5の編成コース
図において左端の数字はコース番号を示し、アルファベ
ットの大文字は前ベッドの針を、アルファベットの小文
字は後ベッドの針を示し、矢印は編目が移される方向を
示す。図4のコース1はベスト1の編成が右肩部9にお
いて伏せ目処理が開始される前状態であり図3Aに相当
する(ベスト1の右肩部9および左肩部10において同
様の編成が行われるため、本実施例においては右肩部9
を伏せ目処理する場合のみ説明し、図4〜5の編成コー
ス図においても図1のX−X線より左側部分のみ示
す)。この時、前ベッドの針F, H, Jに係止されてい
るのが右前肩部9aの編目であり、後ベッドの針g,
i, kに係止されているのが右後肩部9bの編目でり、
後ベッドの針m, oに係止されているのが後身頃部3の
最終コースの編目である。この時、右前肩部9aと右後
肩部9bは編成完了時に編地表面に現れる表目が外側に
現れた状態で前後に重ねられた状態で前後両針床の針に
係止された状態にある。なお本実施例においては前後一
対の針床を有する横編機を使用しているので、前ベッド
の偶数番目の針B,D,…を前頃部2の編成に、後ベッ
ドの奇数番目の針a,c,…を後身頃部3の編成に使用
し、目移しの際に対向する針床の空針を使用することで
筒状に編地を編成する過程において編目を側方に目移し
することを可能にしている。仮に前後一対の針床が上下
2段に設けられた所謂4枚ベッド横編機等の編機で編成
を行う場合には、目移しの際に上部ベッドの針を使用す
ることにより、前後両身頃部を下部ベッドで所謂全針の
状態で編成することができる。
【0028】次に図3Aに示す状態から図3Cに示す状
態とするため、コース2からコース4において右前肩部
9aを時計回り方向に180度回転させて編目の配列が
左右入れ替わった状態で右後肩部9bの側方に移動させ
る。まずコース2においては前ベッドの針Fの編目を後
ベッドの針eに目移しする(コース2からコース4にお
いて矢印は編目が目移しされる位置を、矢印の前後に付
した数字は目移しが行われる順序を示す)。そしてコー
ス3では前ベッドの針Hの編目を後ベッドの針cに、コ
ース4では前ベッドの針Jの編目を後ベッドの針aに目
移しする。これにより図6に示すように、右前肩部9a
が右後肩部10bの側端を中心として時計回り方向に1
80度回転し、編目の配列が左右入れ替わった状態で後
ベッドの針に目移しされた状態となり図3Cに相当する
状態となる。次に給糸口100を左方向に移動させた
後、コース5では給糸口100により後ベッドの針a,
c,eに編糸を供給して右前肩部9aを編成する。次に
給糸口100を左方向に移動させた後、コース6におい
ては後ベッドの針g,i,kに係止されている右後肩部
9bの編目を対応する前ベッドの針にそれぞれ目移しす
る。そして以下のコース7からコース9において図3C
に示される状態から図3Dに示される状態とするため、
後ベッド上の針に係止されている右前肩部9aを時計回
り方向にさらに180度回転した状態で前ベッド上針に
順次目移しすることで、編目の配列が左右入れ替わった
状態で右前肩部9aを右後肩部9bと重ねる。まずコー
ス7では後ベッドの針eに係止されている右前肩部9a
の編目を前ベッドの針Gに目移しして右後肩部9bの編
目と重ね、コース8では後ベッドの針cの編目を前ベッ
ドの針Iに、コース9では後ベッドの針aの編目を前ベ
ッドの針Jに目移しする。これによりベスト1は図7に
示すように右前肩部9aおよび右後肩部9bもそれぞれ
裏目が外側に現れた状態で重ねられた状態となる。
【0029】次に図3Dに示される状態から、重ねられ
た状態にある右前肩部9aと右後肩部9bの最終コース
を伏せ目処理する。まずコース10においては前ベッド
の針Gに編糸を供給して編目を形成し、次にコース11
ではコース10で新たに形成した編目を対向する後ベッ
ドの針gに目移しし、コース12ではさらに前ベッドの
針Iに目移しする。これにより前ベッドの針Iには右前
肩部9aの編目、右後肩部9bの編目、コース10で新
たに形成された次コースの編目の3つの編目が重ねられ
た状態となる。次に給糸口100を左方向に移動させた
後、コース13では前ベッドの針Iに編糸を供給して編
目を形成する。次にコース14ではコース13で新たに
形成した編目を後ベッドの針iに目移しした後、コース
15ではさらに前ベッドの針Kに目移しして右前肩部9
aの編目と右後肩部9bの編目を重ねる。そして給糸口
100を左方向に移動させた後、図5のコース16では
3つの編目が重ねられた状態にある前ベッドの針Kに編
糸を供給して次コースの編目を形成する。これによりコ
ース1で針に係止されていた右前肩部9aおよび右後肩
部9bの編目は前ベッドの針Kに係止されている編目を
残して針から外された状態となる。次にコース17では
前ベッドの針Kに係止されている編目を後ベッドの針m
に目移しする。そしてコース18において後ベッドの針
m,oに編糸を供給して編目を形成することにより、右
前肩部9aおよび右後肩部9bの編目は伏せ目処理され
た状態ですべて針から外された状態となる。以降同様に
左肩部10および後身頃部3の最終コースの編目に伏せ
目処理が施されベスト1の編成が完了する。
【0030】上記の工程により伏せ目処理されたベスト
1は、編成完了時には図3Eと同様に伏せ目箇所が編地
表面に現れた状態となるが、編成の過程において通常は
編地の裏面に隠れる側が外側に現れる状態で伏せ目処理
を行っているため、編地の編成完了後に編地を裏返すこ
とで伏せ目処理箇所は編地の裏側に隠れる状態となる。
したがって、伏せ目箇所で形成される鎖編目が編地の表
面に現れることがないので伏せ目箇所が突出することが
ない。
【0031】上記した実施例においては、図4のコース
7からコース9において右前肩部9aの編目をすべて右
後肩部9bと重ね終えた後、次コースの編目を形成して
編目を針から外してゆく編成を行っているが、例えばコ
ース7で後ベッドの針eの編目を前ベッドの針Gに目移
しして編目を重ねた状態で前ベッドの針Gに編糸を供給
して次コースの編目を形成し、次に後ベッドの針cの編
目を前ベッドの針Iに目移しして重ね、次に前記前ベッ
ドの針Gに新たに形成した編目を前ベッドの針Hに目移
しして3つの編目を重ねた状態で次コースの編目を形成
する場合のように、右前肩部9aを右後肩部9bと重ね
るための目移しと、重ねられた編目に次コースの編目を
形成する編成を並行して行うことも可能である。
【0032】また上記した実施例においては、その端部
が連続していない右前肩部9aおよび右後肩部9bを接
続する場合を例に説明したが、図8に示すように境界線
Y−Yを挟んで連続した状態で編成される前側編地30
および後側編地31の2つの編地を接続することも可能
である。この場合には一方の編地を対向する針床上に目
移しする際に境界に最も近い側の編目から境界から最も
遠い側に位置する編目に向かい、2つの編地の境界を中
心として対称となるように対向する針床上の針に目移し
すればよい。この方法を利用すれば例えばセーターの肩
部の接続を行うことができる。
【0033】(第2実施例)次に本発明の第2実施例を
説明する。第2実施例は前後に重ねられた状態で編成さ
れる編地の衿首用開口等の周縁にウエール方向が連続す
る一連に形成された衿部を形成する方法である。第2実
施例と第1実施例は、編地を対向する針床上の針へ編目
の配列が左右入れ替わった状態となるよう目移しするこ
とを共通の構成とする。図9は第2実施例により編成さ
れるベスト41を示し、第1実施例のベスト1と同様に
前身頃部42および後身頃部43が筒状に編成され、裾
ゴム部44、衿首用開口45、袖口46a,46b、袖
口部47a,47bが形成される点も第1実施例と同じ
である。しかしながら第2実施例により編成されるベス
ト41においては後身頃43の最終コースである衿部編
成領域50において前身頃部42に形成される右衿部4
8a、左衿部48bに接続された状態で後衿部49が形
成され、右衿部48a、左衿部48b、後衿部49が一
連に編成されてなる衿部51が形成されている点におい
て第1実施例と異なる。ベスト41の編成が完了した状
態では、前身頃部42に形成される右衿部48aおよび
左衿部48bのウエール方向は前身頃部42と同一であ
るが、後身頃部43の衿部編成領域50に形成される後
衿部49のウエール方向は後身頃部3のウエール方向と
直交する方向となり、右衿部48a、左衿部48b、後
衿部49のウエール方向が連続する状態となっている。
以下第2実施例を図9に示すベスト41を編成する場合
を例に説明するが、本実施例において衿部は3ウエール
からなる天竺組織で編成する場合を例に説明する。ま
た、以下の説明においては衿部において衿開口側に位置
する編目を最外側ウエールの編目、身頃部に隣接する側
の編目を最内側ウエールの編目と表現する。
【0034】図11のコース1は図9のベスト41の編
成が左右両肩部51,52において前身頃部42および
後身頃部43が接続された後、伏せ目処理方法により解
れ止めが施され、肩部の編目が既に針から外された状態
を示す。第2実施例においては右衿部48aおよび左衿
部48bに続いて後衿部49が形成されるため、右前肩
部52aおよび左前肩部53aは右衿部48a、左衿部
48bを含まない。コース1に示す状態では前ベッドに
は前身頃部42の衿首用開口45に相当する前ベッドの
針J〜Pを挟み、右前身頃部42aに形成された右衿部
48aの編目が奇数番目の針E,G,Iに、左前身頃部
42bに形成された左衿部48bの編目が同じく奇数番
目の針Q,S,Uに係止されている。後ベッドには後身
頃部43において後衿部49が形成される衿部編成領域
50の編目が偶数番目の針f,h,…t,vに係止され
た状態となっている。なお肩部52,53を伏せ目処理
する方法は公知の伏せ目処理方法により行ってもよい
し、第1実施例に示される編成方法で伏せ目処理するこ
とも可能である。
【0035】次にコース2においてはそれまで右前身頃
部42aの編成に使用してきた給糸口200により前ベ
ッドの針E,G,Iに編糸を供給し編目を形成する。次
にコース3〜5においては右衿部48aを時計回り方向
に180度回転させることにより編目の配列が左右入れ
替わった状態で後ベッドの衿部編成領域50の側方に目
移しするのであるが、この時、右衿部48aの最内側ウ
エールの編目である前ベッドの針Eの編目から最外側ウ
エールの編目である前ベッドの針Iの編目に向かい順次
目移しを行う。まずコース3では前ベッドの針Eの編目
を後ベッドの針eに目移しする。この時、後のコース
4, 5で編目を移動する際に前後のベッドがラッキング
しても編糸が切断されないようにするため、コース3で
針Eの編目を移すのと同時に前ベッドの針Q,S,Uに
係止されている左衿部48bの編目を対応する後ベッド
の針q,s,uに目移しする。次にコース4では前ベッ
ドの針Gの編目を後ベッドの針cに目移し、コース5で
は前ベッドの針Iの編目を後ベッドの針aに目移しす
る。上記したように右衿部48aを最内側ウエールの編
目である針Eの編目から最外側ウエールの編目である針
Iの編目に向かい順次後身頃部43の衿部編成領域50
の外側に順次目移しすることにより、右衿部48aは図
14に示すように、編目の配列が左右反転し時計回り方
向に180度回転した状態で後ベッドに移され、右衿部
48aの最外側ウエールの編目が後ベッドの針aに、最
内側ウエールの編目が針eに係止され、衿部編成領域5
0と隣接する状態となる。
【0036】次に給糸口200を編成の邪魔にならない
位置に移動させた後、コース6では前記後ベッドに目移
しした左衿部48bの編目を前ベッドの針R,T,Vに
移し戻す。コース7では左前身頃部42aの編成に使用
してきた給糸口300により左衿部48bの編目を係止
している前ベッドの針V,T,Rに編糸を供給して編目
を形成する。次にコース8〜10では右衿部48aと同
様に、左衿部48bを右衿部48aと反対の反時計回り
方向に回転させることで編目の配列が左右入れ替わった
状態で衿部編成領域50の側方に目移しする。まずコー
ス8では左衿部48bの最内側ウエールの編目ある針U
の編目を後身頃部43の衿部編成領域50の側端に位置
する後ベッドの針vに係止されている編目に重ねる。さ
らにコース9では針Tの編目を針xに、コース10では
左衿部48bの最外側ウエールの編目である針Rの編目
を針zに順次目移しする。これにより、ベスト1は図1
5に示すように、右衿部48aおよび左衿部48bは編
目の配列が左右入れ替わった状態で衿部編成領域50の
外側に隣接した状態となる。
【0037】コース11およびコース12においては後
ベッドの針a,c,eに給糸口200により編糸を供給
し右衿部48aを編成する。次にコース13においては
右衿部48aの編目をそれぞれ前ベッドの針A,C,E
に目移しし、針床をラッキングした後、コース14にお
いて後ベッドの針b,d,fにそれぞれ目移しする。こ
の時、後ベッドの針fには後身頃部43の衿部編成領域
50の側端の編目が係止された状態であるため、針fは
衿部編成領域50の編目と右衿部48aの最内側ウエー
ルの編目が重ねられた状態となる。次にコース15およ
びコース16では右衿部48aの編目を係止している後
ベッドの針b,dおよび右衿部48aの最内側ウエール
の編目と衿部編成領域50の編目が重ねられた状態で係
止している後ベッドの針fに給糸口200により編糸を
供給して編目を形成する。これにより、右前身頃部42
aにおいて形成されてきた右衿部48aの最内側ウエー
ルの編目が衿部編成領域50の側端に位置する編目と接
続され、以後、衿部編成領域50において右衿部48a
が後衿部49として編成される。
【0038】次にコース17では新たに形成された後衿
部49の編目を後ベッドの針b,d,fからそれぞれ前
ベッドの針B,D,Fに目移しする。そしてコース18
では前後のベッドを相対的に移動させた後、前記後衿部
49の編目を後ベッドの針d,f,hに目移しする。こ
れにより針hに係止されていた衿部編成領域50の編目
と後衿部49の最内側ウエールの編目が重ねられた状態
となる。そしてコース19およびコース20で給糸口2
00により針d,f,hに編糸を供給して編目を形成し
後衿部49が編成される。これにより後身頃部43の衿
部編成領域50の2つのウエールに衿部が形成されたこ
とになる。以後コース15からコース18に示される編
成が適宜回数繰り返され衿部編成領域50に後衿部49
が形成され図12のコース23に示される状態となる。
【0039】次に図12のコース24では後衿部49の
最内側ウエールの編目を後身頃部43の衿部編成領域5
0の針tに係止されている編目と重ねる。そして、コー
ス25では後衿部49の編目を係止した後ベッドの針
p,r,tに編糸を供給して編目を形成した後、給糸口
200を編成の邪魔にならない位置に移動させる。コー
ス26では左衿部48bの編目を係止している後ベッド
の針v,x,zに給糸口300により編糸を供給して編
目を形成する。この時、後ベッドの針vは左衿部48b
の最内側ウエールの編目と衿部編成領域50の側端の編
目が重ねられた状態であったため、新たに編目を形成す
ることにより左衿部48bが後身頃部43と接続された
状態となるとともに、図16に示すように、後衿部49
の最外側ウエールの編目が後ベッドの針pに、最内側ウ
エールの編目が針tに係止された状態にあり、一方左衿
部48bは最外側ウエールの編目が後ベッドの針zに、
最内側ウエールの編目が針vに係止された状態にあり、
後身頃部43の衿部編成領域50に形成されてきた後衿
部49と左衿部48bが隣接した状態となる。
【0040】次にコース27では後ベッドの針v,x,
zに係止されている左衿部48bの編目をそれぞれ対応
する前ベッドの針V,X,Zに目移しする。次にコース
28からコース30では、後衿部49を時計回り方向に
180度回転した状態で前ベッドに目移しすることによ
り編目の配列が左右入れ替わった状態で左衿部48bと
重ねる。これにより後衿部49と左衿部48bは最外側
ウエールの編目同士および最内側ウエールの編目同士が
重ねられた状態とする。先ずコース28では後衿部49
の最内側ウエールの編目である後ベッドの針tの編目を
左衿部49の最内側ウエールの編目である前ベッドの針
Vの編目と重ね、次にコース29では後ベッドの針rの
編目を前ベッドの針Xに重ね、コース30では後衿部4
9の最内側ウエールの編目である後ベッドの針pの編目
を左衿部48bの最外側ウエールの編目である前ベッド
の針Zの編目に重ねる。このようにコース28からコー
ス30において後衿部49を編目の配列が左右反転した
状態で左衿部48bと重ねることにより、ベスト41の
後衿部49と左衿部48bは編地の裏側に隠れる側が外
側に現れた状態で重ねられる。
【0041】次に後衿部49と左衿部48bの最終コー
スの編目同士を連結して伏せ目処理を行う。まず、コー
ス31では後衿部49の編成に使用してきた給糸口30
0により前ベッドの針V,X,Zに編糸を供給して編目
を形成する。次にコース32では給糸口300により前
ベッドの針Zに編糸を供給して編目を形成する。コース
33では前ベッドの針Zの編目を対応する後ベッドの針
zに目移し、ラッキングした後、コース34で前ベッド
の針Xの編目と重ねる。次に給糸口300を針Xの右側
に移動させた後、コース35で給糸口300により前ベ
ッドの針Xに編糸を供給すると、前ベッドの針Zに係止
されていた編目は針Xに新たに形成された編目に保持さ
れることにより針から外された状態となる。次にコース
36では前ベッドの針Xの編目を対応する後ベッドの針
に目移しし、ラッキングした後、図13のコース37で
前ベッドの針Vに移し戻す。そして給糸口を針Vの右側
に移動させた後、コース38で給糸口300により前ベ
ッドの針Vに編糸を供給し、さらにコース39以降で針
Vに適宜回数編糸を供給した後、前ベッドの針Vから編
目が外されベスト41の編成が完了する。上記したコー
ス31からコース39において伏せ目処理した部分は編
成完了後に編地を裏返すことで編地の裏面の隠れ編地表
面にあらわれることがない。なお、後身頃部43の衿部
編成領域50に形成される後衿部49は、後衿部49の
最内側ウエールの編目を後身頃部43と接続しつつ、順
次後衿部49を左衿部48bの側に移動させて編成を行
うため、編成が完了した時点では、後身頃部のウエール
方向と後衿部49のウエール方向は直交する状態とな
る。
【0042】上記したように、第2実施例により編成さ
れたベスト41は前身頃42および後身頃部43を左右
両肩部52,53において接続した後、右衿部48aお
よび左衿部48bのそれぞれを最外側ウエールの編目と
最内側ウエールの編目が左右反転した状態となるように
衿部編成領域50の外側に隣接させ、右衿部48aおよ
び左衿部48bの最内側ウエールの編目を衿部編成領域
50の編目と重ねた状態で後衿部49を他方の衿部側に
順次移動させつつ後衿部49を編成した後、衿部の最終
コース同士をその最外側ウエールの編目同士および最内
側ウエールの編目同士が重なるように接続したので、編
成の完了したベスト41は図10に示すように衿首用開
口5の周縁にウエール方向が連続する一連に編成された
環状の衿部51が形成される。該衿部51は、後身頃部
43に形成される後衿部49は右衿部48aに引き続い
て編成されるため、両衿部のウエール方向は連続してお
り、さらに後衿部49と左衿部48bの最終コースの最
外側ウエールの編目同士および最内側ウエールの編目同
士を重ねるように接続しているため後衿部49と左衿部
48bのウエール方向が連続する状態となる。
【0043】なお上記した実施例においては、コース1
1とコース12およびコース15とコース16等で、後
衿部49を2コース毎に衿部編成領域50の編目と接続
しているが、1コース毎に接続するようにしてもよい。
また、上記した実施例では衿部編成領域50の一端から
後衿部49を編成しているが、例えば図19に示すよう
に衿部編成領域50の針fから針vの方向に向かって第
3−1衿部としての後衿部49aを編成するとともに、
針vから針fの方向に向かって第3−2衿部としての後
衿部49bを編成し、後衿部49aと後衿部49bが隣
接する状態となるまで互いに接近する方向に編成し後、
後衿部49aと後衿部49bをその最終コースの最外側
ウエールの編目同士および最内側ウエールの編目同士を
重ねるようにして接続してもよい。この場合には図19
のコース11からコース18に示すように、後衿部49
aと後衿部49bを交互形成する編成を繰り返すように
すればよい。また上記した実施例においては、コース2
8からコース30において、後衿部49を時計回り方向
に180度回転させて左衿部48bと重ねるようにして
いるが、逆に左衿部48bを時計回り方向に180度回
転させて前ベッドに目移しして後衿部49と重ねるよう
にしてもよい。この場合には編地の完成時に編地の表面
に現れる部分で伏せ目処理される。
【0044】(第3実施例)次に本発明の第3実施例を
図20〜図23を使用して説明する。第3実施例が第2
実施例と異なるのは、後衿部49の編成を前ベッドの針
を使用して行う点、および後衿部49と左衿部48bの
接続の方法である(第3実施例により編成されるベスト
は第2実施例により編成されるベストと同じ形状となる
ため、以下第2実施例でベスト41に付した符号と同じ
符号を用いて説明する)。まず図20のコース1はベス
ト41の左右両肩部52,53の接続が完了した状態を
示す。この状態から、コース2において左衿部48bの
編目を係止している前ベッドの針Q,S,Uに左前身頃
部42bにおいて左衿部48bの編成に使用してきた給
糸口400により編糸を供給して編目を形成する。次に
コース3からコース5に示される編成を行うことで左衿
部48bを反時計回り方向に180度回転させ編目の配
列が左右入れ替わる状態で後ベッドに目移しするため、
左衿部48bにおいて最内側ウエールの編目である前ベ
ッドの針Uの編目から最外側ウエールの編目である前ベ
ッドの針Qの編目に向かい順次目移しを行う。まず、コ
ース3において後身頃部43の最内側ウエールの編目で
ある針Uの編目を後ベッドの針vに目移しする。この
時、針vには後身頃部43の衿部編成領域50の側端の
編目を係止した状態にあるため、左衿部48bの最内側
ウエールの編目と衿部編成領域50の編目が重ねられた
状態となる。次にコース4では前ベッドの針Sの編目を
後ベッドの針xに目移しする。コース5では左前身頃部
42bの最外側ウエールの編目である前ベッドの針Qの
編目を後ベッドの針zに目移しする。上記したように、
左衿部48bの編目を左衿部48bにおいて最内側ウエ
ールの編目である針Uの編目から最外側ウエールの編目
である針Qの編目に向かい順次衿部編成領域50の外側
に順次目移しすることにより、ベスト41は図22に示
すように左衿部48bは編目の配列が左右入れ替わった
状態で後ベッドに移され、左衿部48bの最外側ウエー
ルの編目が後ベッドの針zに、最内側ウエールの編目が
針vに係止され衿部編成領域50と隣接する状態とな
る。
【0045】次に給糸口400を編成の邪魔にならない
位置に移動させた後、コース6およびコース7において
右衿部48aの編目を係止している前ベッドの針E,
G,Iに給糸口500により編糸を供給して編目を形成
する。次にコース8では前ベッドの針E,G,Iに係止
されている右衿部48aの編目を後ベッドの針e,g,
iに目移しする。そしてコース9では、前後のベッドを
相対的に移動させた後、右衿部48aの編目を前ベッド
の針F,H,Jにそれぞれ目移しする。そしてコース1
0では前ベッドの針Fに係止されている右衿部48aの
編目に衿部編成領域50の側端の編目を対向させた後、
後ベッドの針fに係止されている衿部編成領域50の編
目を前ベッドの針Fに目移しする。これにより針Fにお
いて右衿部48aの最内側ウエールの編目と衿部編成領
域50の編目が重ねられた状態となる。
【0046】次にコース11およびコース12において
は後衿部49の編目を係止している前ベッドの針F,
H,Jにそれまで右衿部48aの編成に使用してきた給
糸口500により編糸を供給して編目を形成する。これ
により後身頃部43の衿部編成領域50の編目と右衿部
48aの最内側ウエールの編目が接続され、右前身頃部
42aにおいて形成されてきた右衿部48aが引き続い
て後衿部49として後身頃部43の衿部編成領域50に
おいて編成される。次にコース13において新たに形成
した後衿部49の編目を後ベッドの針f,h,jに目移
し、コース14においては前後のベッドを相対的に移動
させた後、前ベッドの針H,J,Lに目移しする。次に
コース15では前後のベッドを相対的に移動させた後、
後ベッドの針hの編目を前ベッドの針Hに目移しして後
衿部49の最内側ウエールの編目と衿部編成領域50の
編目を重ねる。そしてコース16およびコース17にお
いて、後衿部49の編目を係止した前ベッドの針H,
J,Lに編糸を供給して編目を形成する。以後コース1
3からコース17に示される編成が繰り返されると図2
1のコース21に示される状態となる。
【0047】次にコース22では衿部編成領域50の編
目を前ベッドの針Tに目移しする。そしてコース23で
は給糸口500により前ベッドの針T,V,Xに編糸を
供給して編目を形成し後衿部49を編成する。次にコー
ス24では給糸口400により左衿部48bの編目を係
止した後ベッドの針v,x,zに編糸を供給して編目を
形成する。この時コース3からコース5において左衿部
48bを後ベッドに目移しする際に、左衿部48bの最
内側ウエールの編目である前ベッドの針Uの編目を後ベ
ッドの針vの編目と重ねられた状態にあるため、コース
24において後ベッドの針v,x,zに編糸を供給する
ことにより衿部編成領域50の編目と左衿部48bの最
内側ウエールの編目が接続された状態となる。この状態
では図23に示すように、前ベッドの針に係止されてい
る後衿部49は最内側ウエールの編目が針Xに、最外側
ウエールの編目が針Tに係止された状態にあり、後ベッ
ドの針に係止されている左衿部48bは最外側ウエール
の編目が後ベッドの針zに、最内側ウエールの編目が針
vに係止された状態にあり、両衿部は前後に対向した状
態となる。
【0048】次にコース25では後ベッドの針v,x,
zに係止されている左衿部48bの編目をそれぞれ前ベ
ッドの針T,V,Xに目移しすることにより、後衿部4
9と左衿部48bをその最終コースの最外側ウエールの
編目同士および最内側ウエールの編目同士を重る。そし
てコース26において給糸口400により前ベッドの針
T,V,Xに編糸を供給して編目を形成すると、左衿部
48bと後衿部49がその最終コースの編目同士で接続
される。そしてコース27からコース34において第1
実施例と同様な伏せ目処理方法により解れ止めが施され
編目が針から外されベスト41の編成が完了する。
【0049】上記したように、第3実施例により編成さ
れたベスト41は前身頃42および後身頃部43を左右
両肩部52,53において接続した後、左衿部48bを
編目の配列が左右入れ替わった状態となるように目移し
して衿部編成領域50の外側に隣接させ、右衿部48a
の最内側ウエールの編目を衿部編成領域50の編目と重
ねた状態で後衿部49を左衿部48b側に順次移動させ
つつ後衿部49を編成した後、後衿部49と左衿部48
bの最終コース同士をその最外側ウエールの編目同士お
よび最内側ウエールの編目同士が重なるように接続した
ので、編成の完了したベスト41には図9に示すように
衿首用開口45の周縁にウエール方向が連続する一連に
編成された環状の衿部51が形成される。該衿部51
は、後身頃部43に形成される後衿部49は右衿部48
aに引き続いて編成されるため、両衿部は連続してお
り、さらに後衿部49と左衿部48bの最終コースの最
外側ウエールの編目同士および最内側ウエールの編目同
士を重ねるように接続しているため後衿部49と左衿部
48bのウエール方向が連続する状態となる。
【0050】なお、上記した第3実施例においては、例
えば図20のコース10で後身頃部43の衿部編成領域
50の編目を前ベッドの針Fに係止されている後衿部4
9の最内側ウエールの編目に重ねるようにしたが、逆に
後衿部49の最内側ウエールの編目を後ベッドの針fに
係止されている衿部編成領域50の編目に重ね、コース
11およびコース12において後ベッドの針fおよび前
ベッドの針H,Jに編糸を供給するようにしてもよい。
【0051】また上記した各実施例においては図1およ
び図9に示すようなベストに限られることなく、例えば
セーターやカーディガンを編成する場合にも実施するこ
とが可能である。カーディガンの場合には裾ゴムから右
前身頃部−後身頃部−左前身頃部の順に往復するように
編糸が供給されて編成が行われ、前身頃の編地端縁の複
数ウエールに形成される前立て部に続き衿部を形成する
ことにより一連に編成された衿部が形成される。このよ
うに本発明における衿首用開口45は図9のベスト41
に形成されるような衿首用開口45に限られることな
く、カーディガンのように一部が開放された状態で形成
されるものも含まれる。
【0052】また上記した第2実施例、第3実施例にお
いては、衿部51を前身頃部42と同じ給糸口を使用し
て編成する場合を例に説明したが、例えば衿部51を前
身頃部42と異なる編糸で編成したり、上記した実施例
においては平編組織で編成される衿部51をリブ編組織
やガーター編組織により編成してもよい。なお上記した
実施例においては本発明の編成方法を理解しやすくする
ため、実施方法の一例を限定した表現を用いて説明した
が、本発明は実施例に示した方法だけに限られることな
く適宜変更可能であることはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】上記したように本発明の編成方法では前
側編地と後側編地をそれぞれ編地の編成完了時に編地裏
面に隠れる側が外側に現れた状態で編地同士を重ねた状
態で重ね伏せ目処理を行っているため、編地の編成完了
後に前側編地および後側編地を裏返すことで伏せ目箇所
が編地の裏面に隠れる状態となる。したがって、伏せ目
箇所で形成される鎖編目が編地表面に現れることがない
ので伏せ目箇所は突出することなく平坦な接合箇所を形
成することができる。(請求項1、請求項2)
【0054】また、上記したように本発明の編成方法よ
り編成された編地は、前身頃部および後身頃部が前後の
針床で重ねられた状態で編成されるとともに、編地に形
成される衿首用開口の周縁に一連に編成された衿部が形
成される。該衿部は前身頃部に形成される部分と後身頃
部に形成される部分のウエール方向が連続する状態とな
るため美観に優れた衿部を形成することができる。(請
求項3〜請求項9)
【0055】また、衿部編成領域において第3衿部の編
成が完了した後、隣接した状態にある第3衿部と第2衿
部または第3−1衿部と第3−2衿部の最終コース同士
を最外側ウエールの編目同士および最内側ウエールの編
目同士を重ねて伏せ目処理を行った場合には、編機での
編成完了後に縫製作業等の後処理を施す必要がなく、製
品の生産コストを大幅に減らすことができるという効果
がある。(請求項10)
【0056】また、後衿部と後衿部を編地の裏面に隠れ
る側が外側に現れた状態で接続した場合には、伏せ目処
理を行った部分が編地表面に現れることがなく美観に優
れた衿部を編成することができるという効果がある。
(請求項11)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例により編成されるベスト1
を示す図である。
【図2】図1のベスト1を両脇部分で切断し展開した状
態を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例の流れを示す図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す編成コース図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例を示す編成コース図であ
る。
【図6】図5のコース4が完了した時点におけるベスト
1の状態を示す図である。
【図7】図5のコース9が完了した時点におけるベスト
1の状態を示す図である。
【図8】第1実施例の変形例を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例により編成されるベスト4
1を示す図である。
【図10】図9のベスト41を両脇部分で切断し展開し
た状態を示す図である。
【図11】本発明の第2実施例を示す編成コース図であ
る。
【図12】本発明の第2実施例を示す編成コース図であ
る。
【図13】本発明の第2実施例を示す編成コース図であ
る。
【図14】図11のコース5が完了した時点におけるベ
スト1の状態を示す概略図である。
【図15】図11のコース10が完了した時点における
ベスト1の状態を示す図である。
【図16】図12のコース26が完了した時点における
ベスト1の状態を示す図である。
【図17】図12のコース30が完了した時点における
ベスト1の状態を示す図である。
【図18】第2実施例の変形例により編成されるベスト
1を示す図である。
【図19】第2実施例の変形例を示す編成コース図であ
る。
【図20】本発明の第3実施例を示す編成コース図であ
る。
【図21】本発明の第3実施例を示す編成コース図であ
る。
【図22】図20のコース5が完了した時点におけるベ
スト1の状態を示す図である。
【図23】図21のコース24が完了した時点における
ベスト1の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ベスト 2 前身頃部 3 後身頃部 5 衿首用開口 8a 右衿部 8b 左衿部 9 右肩部 10 左肩部 20 前側編地 21 後側編地 30 前側編地 31 後側編地 41 ベスト 42 前身頃部 43 後身頃部 45 衿首用開口 48a 右衿部 48b 左衿部 49 後衿部 50 衿部編成領域 51 衿部 100 給糸口 200 給糸口 300 給糸口 400 給糸口 500 給糸口

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも前後一対に設けられ、何れか一
    方または双方の針床が左右摺動可能に構成された横編機
    で、対向配置される前側編地(9a,20,30)と後
    側編地(10b,21,31)を接続するとともに伏せ
    目処理を施す編成方法であって、 前後に対向配置される前側編地(9a,20,30)ま
    たは後側編地(10b,21,31)の何れか一方を編
    目の配列が左右入れ替わった状態となるように順次対向
    する針床上に目移しして他方の編地の側方に移動させる
    工程、 前記対向する針床上に目移しした編地、または他方の編
    地の何れか一方を編目の配列を変えることなく対向する
    針床上に移動させる工程、 前記前側編地または後側編地の何れか一方を編目の配列
    が左右入れ替わった状態となるように順次対向する針床
    上の針に目移しするとともに重ねられた前側編地および
    後側編地の重ね目に次コースの編目を形成する編成を編
    幅の一端から他端に向かい順次続く重ね目に対し繰り返
    し行う工程、からなることを特徴とする編成方法。
  2. 【請求項2】接続される編地は、編幅の一端において連
    続した状態で編成される編地であり、一方の編地を対向
    する針床の針に目移しする際に、2つの編地の境界に近
    い側の編目から境界から遠くに位置する編目に向かい、
    2つの編地の境界を中心として対称となるように対向す
    る針床上の針に目移しすることを特徴とする請求項1に
    記載の編成方法。
  3. 【請求項3】少なくとも前後一対に設けられ、その何れ
    か一方または双方の針床が左右摺動可能に構成された横
    編機で、第1の針ベッドで前身頃部(42)を、第2の
    針ベッド針床で後身頃部(43)を前後に重ねられた状
    態で編成するとともに、前身頃部(42)および後身頃
    部(43)に形成される衿首用開口(45)の周縁に衿
    部(51)を形成する方法であって、 前身頃部(42)および後身頃部(43)を前後に重ね
    た状態で編成する工程、 前身頃部(42)において衿首用開口(45)の形成を
    開始する箇所(l)以降、前身頃部(42)を右前身頃
    部(42a)および左前身頃部(42b)として編成す
    るとともに、右前身頃部(42a)および左前身頃部
    (42b)の衿首用開口(45)の端縁にそれぞれ複数
    ウエールからなる第1衿部(48a)および第2衿部
    (48b)を形成する工程、 肩部(52,53)までの編成が完了した前身頃部(4
    2)と後身頃部(43)を肩部(52,53)において
    接続する工程、 衿首用開口(45)の周縁に第1衿部(48a)および
    第2衿部(48b)とともに一連に編成された衿部(5
    1)を形成する第3衿部(49,49a,49b)を後
    身頃部(43)の衿部編成領域(50)と接続した状態
    で第1衿部(48a)および第2衿部(48b)とウエ
    ール方向が連続する状態となるように編成する工程、を
    含むことを特徴とする編成方法。
  4. 【請求項4】衿首用開口(45)の周縁に第1衿部(4
    8a)および第2衿部(48b)とともに一連に編成さ
    れた衿部(51)を形成する第3衿部(49,49a,
    49b)を後身頃部(43)の衿部編成領域(50)と
    接続した状態で第1衿部(48a)および第2衿部(4
    8b)とウエール方向が連続する状態となるように編成
    する工程が、 第1衿部(48a)および第2衿部(48b)を後身頃
    部(43)において衿部(51)が形成される衿部編成
    領域(50)の外側に、各衿部(48a,48b)の編
    目の配列が左右入れ替わるように第2の針ベッドに目移
    しする工程、 第1衿部(48a)を後身頃部(43)の前記衿部編成
    領域(50)と接続した状態で前記第1衿部に引き続き
    第3衿部(49)を編成する工程、を含むことを特徴と
    する請求項3に記載の編成方法。
  5. 【請求項5】衿首用開口(45)の周縁に第1衿部(4
    8a)および第2衿部(48b)とともに一連に編成さ
    れた衿部(51)を形成する第3衿部(49,49a,
    49b)を後身頃部(43)の衿部編成領域(50)と
    接続した状態で第1衿部(48a)および第2衿部(4
    8b)とウエール方向が連続する状態となるように編成
    する工程が、 第1衿部(48a)および第2衿部(48a)を後身頃
    部(43)において衿部(51)が形成される衿部編成
    領域(50)の外側に、各衿部(48a,48b)の編
    目の配列が左右入れ替わるように第2の針ベッドに目移
    しする工程、 第1衿部(48a)を後身頃部(43)の前記衿部編成
    領域(50)と接続した状態で前記第1衿部(48a)
    に引き続き第3−1衿部(49a)を、第2衿部(48
    b)を前記衿部編成領域(50)と接続した状態で前記
    第2衿部(48a)に引き続き第3−2衿部(49b)
    を編成する工程、を含むことを特徴とする請求項3に記
    載の編成方法。
  6. 【請求項6】衿首用開口(45)の周縁に第1衿部(4
    8a)および第2衿部(48b)とともに一連に編成さ
    れた衿部(51)を形成する第3衿部(49,49a,
    49b)を後身頃部(43)の衿部編成領域(50)と
    接続した状態で第1衿部(48a)および第2衿部(4
    8b)とウエール方向が連続する状態となるように編成
    する工程が、 第2衿部(48b)を後身頃部(43)において衿部
    (51)が形成される衿部編成領域(50)の外側に、
    編目の配列が左右入れ替わるように第2の針床に目移し
    する工程、 第1衿部(48a)を後身頃部(43)の前記衿部編成
    領域(50)と接続した状態で前記第1衿部(48a)
    に引き続き第3衿部(49a)を第1の針ベッドで編成
    する工程、を含むことを特徴とする請求項3に記載の編
    成方法。
  7. 【請求項7】衿首用開口(45)の周縁に第1衿部(4
    8a)および第2衿部(48b)とともに一連に編成さ
    れた衿部(51)を形成する第3衿部(49,49a,
    49b)を後身頃部(43)の衿部編成領域(50)と
    接続した状態で第1衿部(48a)および第2衿部(4
    8b)とウエール方向が連続する状態となるように編成
    する工程が、 前身頃部(42)に形成された第1衿部(48a)と第
    2衿部(48b)を後身頃部(43)において衿部(5
    1)が形成される衿部形成領域(50)の外側に、第1
    衿部(48a)および第2衿部(48b)を最内側ウエ
    ールの編目から最外側ウエールの編目に向かい順次目移
    しことにより、第1衿部(48a)および第2衿部(4
    8b)を編目の配列が左右入れ替わるように第2の針ベ
    ッドに目移しし、衿部編成領域(50)と隣接させる工
    程、 第1衿部(48a)の最内側ウエールの編目を衿部編成
    領域(50)の側端の編目と重ねる工程、 第1衿部(48a)の編目を係止した針に編糸を供給し
    後身頃部(43)の前記衿部編成領域(50)と接続し
    た状態で前記第1衿部(48a)に引き続き第3衿部
    (49)を編成する工程、 新たに形成した第3衿部(49)の編目を第2衿部(4
    8b)側に移動させることにより最内側ウエールの編目
    と衿部編成領域(50)の編目を重ねた状態で第3衿部
    (49)を形成する編成を第2衿部(48b)と隣接す
    る状態となるまで繰り返す工程、を含むことを特徴とす
    る請求項3に記載の編成方法。
  8. 【請求項8】衿首用開口(45)の周縁に第1衿部(4
    8a)および第2衿部(48b)とともに一連に編成さ
    れた衿部(51)を形成する第3衿部(49,49a,
    49b)を後身頃部(43)の衿部編成領域(50)と
    接続した状態で第1衿部(48a)および第2衿部(4
    8b)とウエール方向が連続する状態となるように編成
    する工程が、 前身頃部(42)に形成された第1衿部(48a)およ
    び第2衿部(48b)を後身頃部(43)において衿部
    (51)が形成される衿部形成領域(50)の外側に、
    第1衿部(48a)および第2衿部(48b)を最内側
    ウエールの編目から最外側ウエールの編目に向かい順次
    目移しことにより、第1衿部(48a)および第2衿部
    (48b)を編目の配列が左右入れ替わるように第2の
    針ベッドに目移しし、衿部編成領域(50)と隣接させ
    る工程、 第1衿部(48a)および第2衿部(48b)の最内側
    ウエールの編目を衿部編成領域(50)の側端の編目と
    重ねる工程、 第1衿部(48a)の編目を係止した針に編糸を供給し
    第1衿部(48a)を後身頃部(43)の前記衿部編成
    領域(50)と接続した状態で前記第1衿部(48a)
    に引き続き第3−1衿部(49a)を編成する工程、 第2衿部(48b)の編目を係止した針に編糸を供給し
    第2衿部(48b)を後身頃部(43)の前記衿部編成
    領域(50)と接続した状態で前記第2衿部(48b)
    に引き続き第3−2衿部(49b)を編成する工程、 新たに形成した第3−1衿部(49a)および第3−2
    衿部(49b)の編目を他方の衿部側に移動させること
    により最内側ウエールの編目と衿部編成領域(50)の
    編目を重ねた状態で第3−1衿部(49a)および第3
    −2衿部(49b)を形成する編成を他方の衿部と隣接
    する状態となるまで繰り返す工程、を含むことを特徴と
    する請求項3に記載の編成方法。
  9. 【請求項9】衿首用開口(45)の周縁に第1衿部(4
    8a)および第2衿部(48b)とともに一連に編成さ
    れた衿部(51)を形成する第3衿部(49,49a,
    49b)を後身頃部(43)の衿部編成領域(50)と
    接続した状態で第1衿部(48a)および第2衿部(4
    8b)とウエール方向が連続する状態となるように編成
    する工程が、 前身頃部(42)に形成された第2衿部(48b)を後
    身頃部(43)において衿部(51)が形成される衿部
    形成領域(50)の外側に、第2衿部(48b)を最内
    側ウエールの編目から最外側ウエールの編目に向かい順
    次目移しすることにより、第2衿部(48a)を編目の
    配列が左右入れ替わるように第2の針ベッドに目移し、
    衿部編成領域(50)と隣接させる工程、 第1衿部(48a)の最内側ウエールの編目を衿部編成
    領域(50)の側端の編目と重ねる工程、 第1衿部(48a)の編目を保持した針に編糸を供給し
    第1衿部(48a)を後身頃部(43)の前記衿部編成
    領域(50)の編目と接続した状態で前記第1衿部(4
    8a)に引き続き第3衿部(49)を編成する工程、 第3衿部(49)の編目を第2衿部(48b)側に移動
    させ、第3衿部(49)の最外側ウエールの編目と衿部
    編成領域(50)の編目を重ねた状態で第3衿部(4
    9)を形成する編成を第3衿部(49)と第2衿部(4
    8b)が前後に対向する状態となるまで繰り返す工程、
    を含むことを特徴とする請求項3項に記載の編成方法。
  10. 【請求項10】衿部編成領域(50)において第3衿部
    の編成が完了した後、隣接した状態にある第3衿部(4
    9)と第2衿部(48b)または第3−1衿部(49
    a)と第3−2衿部(49b)の最終コース同士を、最
    内側ウエールの編目から最外側ウエールの編目に向かい
    最外側ウエールの編目同士および最内側ウエールの編目
    同士が重なるように双方の衿部を重ねた状態で伏せ目処
    理を施すことを特徴とする請求項3乃至請求項9の何れ
    か一つの項に記載の編成方法。
  11. 【請求項11】後衿部(49,49a)をもう一方の衿
    部(48b,49b)と重ねる際に、編地の編成完了
    後、編地の裏面に隠れる側が外側となる状態で重ねるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の編成方法。
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