JPH08108754A - トラクタの燃料補給タンク載置装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造簡単で安価であり、かつ、非使用時に邪
魔物にならないトラクタの燃料補給タンク載置装置を提
供する。 【構成】 棒材を折曲することにより、左右一対の対向
部２０ａの前端部を連結して平面視略コ字形に形成され
ると共に燃料補給タンク１８を載置可能な載置部２０を
備え、ステップ１６の補強部１６ｂに、載置部２０の両
対向部２０ａを前方から挿通する一対の挿通孔２２を形
成して、両対向部２０ａをステップ１６の踏面部１６ａ
の下面側に収納可能とすると共に、両対向部２０ａを挿
通孔２２から突出させた状態で、載置部２０を略水平状
態に保持するようにステップ１６に支持される被支持部
２１を各対向部２０ａから後方に延設する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの燃料補給タ
ンク載置装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】トラクタにあっては、ボンネット内の後
部の上部側に燃料タンクを備えたものがあり、この燃料
タンクには上部に設けた給油口から給油され、この際の
労力を軽減するために燃料補給タンクを載置するための
載置装置を備えたトラクタがある。

【０００３】この燃料補給タンク載置装置として、実開
昭５６−５９４５２号公報に開示されたものがある。こ
の装置は、操縦装置の前部側域に設けた防風板の上部に
取付枠を立設し、この取付枠の上部に載置台を枢着し
て、該載置台が取付枠上部から後方に突出状とされた使
用姿勢と、載置台が取付枠の背面に沿う非使用姿勢とに
姿勢変更自在とし、さらに、載置台が使用姿勢にあると
きにはその状態を保持し、非使用姿勢にあるときには、
それを許容すべく折畳まれるようにしたリンク機構を備
えてなる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、構造が複雑であり、製作に手間がかかると共に高
価である。また、非使用時には、折畳まれるのである
が、防風板の上部に位置するので、視界あるいは乗降の
際等の邪魔になるという問題もある。そこで、本発明は
前記問題点に鑑みて、構造簡単で安価であり、かつ、非
使用時に邪魔物にならないトラクタの燃料補給タンク載
置装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた請求項１に係る技術的手段は、車体１
から側方に突出するステップ１６を備え、このステップ
１６の前端側に、該ステップ１６の踏面部１６ａの前縁
から下方に延設された補強部１６ｂを備えたトラクタに
おいて、左右一対の対向部２０ａの前端部を連結して平
面視略コ字形に形成されると共に燃料補給タンク１８を
載置可能な載置部２０を備え、ステップ１６の補強部１
６ｂに、載置部２０の両対向部２０ａを前方から挿通す
る一対の挿通孔２２を形成して、両対向部２０ａをステ
ップ１６の踏面部１６ａの下面側に収納可能とすると共
に、両対向部２０ａを挿通孔２２から突出させた状態
で、載置部２０を略水平状態に保持するようにステップ
１６に支持される被支持部２１を各対向部２０ａから後
方に延設した点にある。

【０００６】また、請求項２に係る技術的手段は、車体
１から側方に突出するステップ１６を備え、このステッ
プ１６の前端側に、ステップ１６の踏面部１６ａの前縁
から下方に延設された補強部１６ｂを備え、ステップ１
６の踏面部１６ａの前端部に防風板１７を立設したトラ
クタにおいて、ステップ１６の補強部１６ｂに形成した
左右一対の挿通孔２２を挿通してステップ１６の踏面部
１６ａの下面側に収納可能とされると共に、挿通孔２２
から突出した状態で略水平状に保持されるように支持さ
れた左右一対の被支持部３４と、各被支持部３４の前端
部から上方に延設されると共に、防風板１７の前方左右
両側に位置する左右一対の脚部３３と、各脚部３３の上
端から前方に延設された左右一対の対向部２０ａの前端
部を連結して平面視略コ字形に形成されると共に燃料補
給タンク１８を載置可能な載置部２０とを備えた載置台
１９を設けた点にある。

【０００７】さらに、請求項３に係る技術的手段は、ボ
ンネット７内に配置された燃料タンク８の上部に給油口
９を備え、ボンネット７上面側に形成した開口１０を介
して給油するようにしたトラクタにおいて、ボンネット
７の側方上部に配置される前後一対の対向部２０ａの左
右方向外方側の端部を連結して平面視略コ字形に形成さ
れると共に燃料補給タンク１８を載置可能な載置部２０
と、各対向部２０ａの左右方向内方側の端部から延設さ
れてボンネット７上面側の開口１０縁部に引掛けられる
引掛け部３５と、ボンネット７側面に接当して載置部２
０の下方への揺動を規制するサポート部３７とを備えた
載置台１９を設けた点にある。

【０００８】さらに、また、請求項４に係る技術的手段
は、車体１から側方に突出するステップ１６を備え、こ
のステップ１６の前端部に防風板１７を立設したトラク
タにおいて、前記防風板１７の左右側縁および上縁に沿
うようにコ字形に形成された載置部２０を備え、この載
置部２０の左右対向部２０ａの端部を、載置部２０が防
風板１７から前方に突出状とされる使用姿勢と、載置部
２０が防風板１７の縁部に沿うように位置する非使用姿
勢とに姿勢変更自在となるように防風板１７の下端側に
取付支持した点にある。

【０００９】

【作用】請求項１の発明では、トラクタの燃料タンクに
燃料を補給する際において、載置部２０をステップ１６
の補強部１６ｂの挿通孔２２から突出させ、この載置部
２０上に燃料補給タンクを載置して給油する。給油が終
了すると載置部２０から燃料補給タンクを下ろし、載置
部２０をステップ１６の踏面部１６ａの下面側に収納す
る。

【００１０】請求項２の発明では、被支持部３４がステ
ップ１６の踏面部１６ａ下面側に収納され、収納時脚部
３３および載置部２０は防風板１７の前面側に位置し、
邪魔物とはならない。請求項３の発明では、給油する際
には、載置台１９の引掛け部３５をボンネット７上面側
の開口１０の縁部に引掛け、サポート部３７をボンネッ
ト７側面に接当させる。これによって、載置部２０上に
燃料補給タンクが載置でき、給油後は、載置台１９は取
外されて、工具箱，ステップの下面側等の収納場所に収
納される。

【００１１】請求項４の発明では、燃料補給タンクを載
置する際には、載置部２０を防風板１７から前方に突出
状とされる使用姿勢とし、給油後は載置部２０が防風板
１７の縁部に沿うように位置する非使用姿勢とする。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１乃至図５は第１実施例を示し、図１および図
２において、１はトラクタの車体を示し、エンジン２
と、フライホイールハウジング３と、クラッチおよびト
ランスミッション等を内有する伝動ケース４とを直結し
て主構成されている。また、５は前輪、６は後輪、７は
エンジン２，燃料タンク８，ラジエータ，バッテリー等
を覆うボンネットである。燃料タンク８はボンネット７
内後部の上部側に配置されており、上部に給油口９が設
けられ、ボンネット７の天板には給油口９に対応する開
口１０が形成され、該開口１０は蓋体１１によって開閉
自在に閉塞される。

【００１３】ボンネット７の後部にはステアリング装置
１２が設けられ、ステアリング装置１２の後方には運転
席１３が配置され、運転席１３の左右両側には後輪フェ
ンダ１４が設けられ、左右後輪フェンダ１４は伝動ケー
ス４の上方を覆う鋼板からなるフロアシート１５によっ
て連結されている。伝動ケース３の左右両側部の上下中
途部には、乗降の際の踏み板および座席に運転者が着座
した際に足の載置場所となるステップ１６が、伝動ケー
ス３から側方突出状に設けられている。このステップ１
６は鋼板等の板材から形成され、踏面部１６ａと、この
踏面部１６ａの前縁および外側縁から、折曲することで
下方に延設された補強部１６ｂ，１６ｃとからなり、ス
テー等を介して伝動ケース３の側面に取付固定されてい
る。

【００１４】なお、前記ステップ１６は単独で形成され
るか、あるいはフロアシート１５と一体形成される。ス
テップ１６の前端部には、防風板１７が立設され、該防
風板１７は金属製の枠体１７ａと、この枠体１７ａに嵌
込まれるガラス板１７ｂとから構成されている。

【００１５】また、ステップ１６には、燃料タンク８に
燃料を補給する際に、燃料補給タンク１８の載置場所と
なる載置台１９が取付けられている。この載置台１９
は、図３および図４にも示すように、パイプ又は中実の
丸棒等からなる棒材を折曲することによって形成されて
おり、対向する左右一対の対向部２０ａと、これら対向
部２０ａの前端同志を連結する連結部２０ｂとから平面
視略コ字形に形成されていて、燃料補給タンク１８を載
置可能な載置部２０を有する。この載置部２０の連結部
２０ｂの左右方向中途部分は前方に突出するように折曲
されている。

【００１６】また、前記載置部２０の左右各対向部２０
ａの後端からは被支持部２１が軸方向後方に一体的に延
設されており、この被支持部２１は、ステップ１６の補
強部１６ｂ前部に形成された左右一対の挿通孔２２を前
方から挿通すると共に、踏面部１６ａの下面に取付固定
された左右一対の支持部材２３に形成した貫通孔２４を
挿通しており、載置部２０の対向部２０ａがステップ１
６下面側から前後方向出退自在に支持されている。ま
た、被支持部２１の端部には抜止め用のストッパリング
２５が固定されている。

【００１７】前記構成において、図に示すように、載置
部２０がステップ１６から突出した状態が使用姿勢で、
このとき、被支持部２１は補強部１６ｂ前部の挿通孔２
２の周縁と支持部材２３の貫通孔２４周縁とで支持され
て、載置部２０が略水平状態に保持される。なお、燃料
補給タンク１８は載置部２０上に載置されて、電池式ポ
ンプ又は手動式ポンプによって、燃料タンク８に給油さ
れる。

【００１８】そして、給油が終わると、載置部２０の対
向部２０ａをステップ１６の下面側に押込むことによっ
て、載置台１９の大部分がステップ１６の下面側に収納
され、邪魔物となることがない。また、載置台２０を使
用する際には、連結部２０ｂを把持してステップ１６の
下面側から対向部２０ａを引出すのであるが、連結部２
０ｂの中途部分が突出状とされているので、把持し易
い。

【００１９】また、前記実施例の載置台２０は棒材から
コ字形に形成されているので、載置台が板材からなるも
のに比して、以下のようなメリットがある。すなわち、
ステップの下面にはアクセルペダル等の基部が取付支持
されるものがあるが、板材ではこれを避けるのは困難で
あるが、前記実施例の構成のものにあっては、容易に避
け得る。また、板材では、ステップの補強部前部に形成
される挿通孔は大きくなって、ステップの強度が大きく
低下するが、前記実施例の構成のものにあっては、ステ
ップの強度低下があまり生じない。

【００２０】前記トラクタ車体１の後部には２柱式のロ
プス２６が設けられている。このロプス２６の左右各端
部側は、図５に示すように、左右の各後車軸ケース２７
に溶接固定されて立設された筒体からなる支柱２８に差
込まれ、ボルト・ナットからなる固定具２９によって取
付固定され、また、同固定具２９によって、後輪フェン
ダ１４後部が防振ゴム３０を介して固定されている。

【００２１】また、前記各支柱２８にはプレート３１が
溶接固定され、このプレート３１上には、マウントゴム
３２が取付けあるいは固着されていて、キャビンを搭載
する際の支持台として使用される。図６は第２実施例を
示し、載置台１９は、第１実施例と略同様の平面視コ字
形の載置部２０と、脚部３３と、被支持部３４とを備
え、棒材を折曲形成してなる。

【００２２】被支持部３４は左右一対設けられ、ステッ
プ１６の補強部１６ｂの挿通孔２２に前方から挿通さ
れ、第１実施例の被支持部２１および対向部２０ａと同
様の構成でステップ１６に支持され、該ステップ１６か
ら出退自在とされている。脚部３３は左右各被支持部３
４の前端から上方に一体的に延設され、防風板１７の前
方左右両側に位置する。

【００２３】載置部２０は、各脚部３３の上端から前方
に延設された左右一対の対向部２０ａの前端部を連結部
２０ｂで連結して形成されており、防風板１７の前方上
端側に位置する。図７および図８は第３実施例を示し、
載置台１９は、第１実施例と略同様の平面視コ字形の載
置部２０を備え、この載置部２０は、ボンネット７の上
端部で且つ給油用開口１０の側方に、開放側が該開口１
０を向くように位置され、載置部２０の前後各対向部２
０ａの内端部からは、開口１０の縁部に引掛けられるフ
ック状の引掛け部３５が軸心方向に一体的に延設されて
いる。

【００２４】また、載置部２０の対向部２０ａには、該
対向部２０ａとボンネット７の側面との間に介在されて
載置部２０の下方への揺動を規制するコ字形のサポート
部３７の端部が取付けられている。このサポート部３７
は載置部２０と同様の棒材から形成され、ボンネット７
側面に接当する部分にはボンネット７の損傷を防止する
ためにゴム等からなる防傷材３８が固着されている。

【００２５】この実施例では、載置部２０上の燃料補給
タンク１８を傾けることによって燃料タンク８へ給油さ
れる。また、この載置台１９は、非使用時には取外され
て、工具箱あるいはステップ１６下面側に収納されるの
であるが、その際コンパクトになるように、サポート部
３７は引掛け部３５側に回動して該引掛け部３５に沿わ
せられるよう、対向部２０ａに枢着されている。

【００２６】なお、このサポート部３７を引掛け部３５
に沿わせた状態に保持できるように、枢着部に摩擦力を
付与するか、あるいは、サポート部３７を使用姿勢と非
使用姿勢とに保持するよう不安定切換えされるバネが設
けられる。図９および図１０は第４実施例を示し、載置
部２０は、ボンネット７の上面より下方位置で且つ給油
用開口１０の側方に、開放側が該開口１０を向くように
位置され、各対向部２０ａの端部からは、ボンネット７
の側面に接当して載置部２０の下方への揺動を規制する
サポート部３７が上方に一体的に延設され、サポート部
３９の上端からは、前記第３実施例と同様の引掛け部３
５が一体的に延設されている。また、サポート部３５の
ボンネット７側面に接当する部分にはボンネット７の損
傷を防止するためにゴム等からなる防傷材３８が固着さ
れている。

【００２７】この載置台１９も、非使用時には取外され
て、工具箱あるいはステップ１６下面側に収納される。
また、この実施例にあっては、前記第３実施例に比べ
て、載置部２０が若干低く、燃料補給タンク１８の位置
が低くなり、最初に燃料を補給する際に、前記第３実施
例のように高い位置にあるものに比べ、傾け易いという
利点を有する。

【００２８】図１１は第５実施例を示し、載置台１９は
第１実施例と略同様にコ字形に構成され、載置部２０の
対向部２０ａの対向間隔は、防風板１７の左右幅に相当
する寸法に形成され、対向部２０ａと被支持部２１とを
合わせた長さは防風板１７の高さに相当する寸法とされ
ていおり、被支持部２１の端部は、防風板１７の前面側
下端部左右両側に左右軸廻り回動自在に枢着されてい
る。

【００２９】ステップ１６の前面側上端部には、被支持
部２１に接当して載置部２０の下方への回動を規制する
と共に、載置部２０の水平状態を保持するために、受板
３９が固定されている。この実施例にあっては、非使用
時には、載置台１９は上方に回動させることによって、
防風板１７の枠体１７ａに沿った状態とされ、この状態
を保持するために、防風板１７の上端部には、連結部２
０ｂに係脱自在に係合する止着部材４０が設けられてい
る。

【００３０】

【発明の効果】本発明の構成によれば、構造が簡素化で
きて安価に提供でき、しかも、非使用時には邪魔物とは
ならないという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例に係る燃料補給タンク載置装置の斜
視図である。

【図２】第１実施例に係るトラクタの側面図である。

【図３】第１実施例に係る要部の平面断面図である。

【図４】第１実施例に係る要部の側面断面図である。

【図５】トラクタの背面図である。

【図６】第２実施例に係る燃料補給タンク載置装置の斜
視図である。

【図７】第３実施例に係る燃料補給タンク載置装置の斜
視図である。

【図８】第３実施例に係る燃料補給タンク載置装置の正
面断面図である。

【図９】第４実施例に係る燃料補給タンク載置装置の斜
視図である。

【図１０】第４実施例に係る燃料補給タンク載置装置の
正面断面図である。

【図１１】第５実施例に係る燃料補給タンク載置装置の
斜視図である。

【符号の説明】

１ 車体 ７ ボンネット ８ 燃料タンク ９ 給油口 １０ 開口 １６ ステップ １６ａ 踏面部 １６ｂ 補強部 １７ 防風板 １８ 燃料補給タンク １９ 載置台 ２０ 載置部 ２０ａ 対向部 ３４ 被支持部 ３６ 脚部 ３５ 引掛け部 ３７ サポート部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 車体（１）から側方に突出するステップ
   （１６）を備え、このステップ（１６）の前端側に、該
   ステップ（１６）の踏面部（１６ａ）の前縁から下方に
   延設された補強部（１６ｂ）を備えたトラクタにおい
   て、 左右一対の対向部（２０ａ）の前端部を連結して平面視
   略コ字形に形成されると共に燃料補給タンク（１８）を
   載置可能な載置部（２０）を備え、ステップ（１６の補
   強部（１６ｂ）に、載置部（２０）の両対向部（２０
   ａ）を前方から挿通する一対の挿通孔（２２）を形成し
   て、両対向部（２０ａ）をステップ（１６）の踏面部
   （１６ａ）の下面側に収納可能とすると共に、両対向部
   （２０ａ）を挿通孔（２２）から突出させた状態で、載
   置部（２０）を略水平状態に保持するようにステップ
   （１６）に支持される被支持部（２１）を各対向部（２
   ０ａ）から後方に延設したことを特徴とするトラクタの
   燃料補給タンク載置装置。
2. 【請求項２】 車体（１）から側方に突出するステップ
   （１６）を備え、このステップ（１６）の前端側に、ス
   テップ（１６）の踏面部（１６ａ）の前縁から下方に延
   設された補強部（１６ｂ）を備え、ステップ（１６）の
   踏面部（１６ａ）の前端部に防風板（１７）を立設した
   トラクタにおいて、 ステップ（１６）の補強部（１６ｂ）に形成した左右一
   対の挿通孔（２２）を挿通してステップ（１６）の踏面
   部（１６ａ）の下面側に収納可能とされると共に、挿通
   孔（２２）から突出した状態で略水平状に保持されるよ
   うに支持された左右一対の被支持部（３４）と、各被支
   持部（３４）の前端部から上方に延設されると共に、防
   風板（１７）の前面側左右両側部に位置する左右一対の
   脚部（３３）と、各脚部（３３）の上端から前方に延設
   された左右一対の対向部（２０ａ）の前端部を連結して
   平面視略コ字形に形成されると共に燃料補給タンク（１
   ８）を載置可能な載置部（２０）とを備えた載置台（１
   ９）を設けたことを特徴とするトラクタの燃料補給タン
   ク載置装置。
3. 【請求項３】 ボンネット（７）内に配置された燃料タ
   ンク（８）の上部に給油口（９）を備え、ボンネット
   （７）上面側に形成した開口（１０）を介して給油する
   ようにしたトラクタにおいて、 ボンネット（７）の側方上部に配置される前後一対の対
   向部（２０ａ）の左右方向外方側の端部を連結して平面
   視略コ字形に形成されると共に燃料補給タンク（１８）
   を載置可能な載置部（２０）と、各対向部（２０ａ）の
   左右方向内方側の端部から延設されてボンネット（７）
   上面側の開口（１０）縁部に引掛けられる引掛け部（３
   ５）と、ボンネット（７）側面に接当して載置部（２
   ０）の下方への揺動を規制するサポート部（３７）とを
   備えた載置台（１９）を設けたことを特徴とするトラク
   タの燃料補給タンク載置装置。
4. 【請求項４】 車体（１）から側方に突出するステップ
   （１６）を備え、このステップ（１６）の前端部に防風
   板（１７）を立設したトラクタにおいて、 前記防風板（１７）の左右側縁および上縁に沿うように
   コ字形に形成された載置部（２０）を備え、この載置部
   （２０）の左右対向部（２０ａ）の端部を、載置部（２
   ０）が防風板（１７）から前方に突出状とされる使用姿
   勢と、載置部（２０）が防風板（１７）の縁部に沿うよ
   うに位置する非使用姿勢とに姿勢変更自在となるように
   防風板（１７）の下端側に取付支持したことを特徴とす
   るトラクタの燃料補給タンク載置装置。