JPH08107933A - 保護バリヤーアセンブリィ - Google Patents

保護バリヤーアセンブリィ

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JPH08107933A
JPH08107933A JP7270571A JP27057195A JPH08107933A JP H08107933 A JPH08107933 A JP H08107933A JP 7270571 A JP7270571 A JP 7270571A JP 27057195 A JP27057195 A JP 27057195A JP H08107933 A JPH08107933 A JP H08107933A
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needle
hub
groove
barrier assembly
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Becton Dickinson and Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の器具に対して適用できず、通常の使用
習慣を阻害すると共に簡単に使用できず、容易に保護バ
リヤーアセンブリィを製造できない。 【解決手段】 先端部14と基端部16とを有する長尺
の穿孔要素12と、この穿孔要素12との接触を選択的
に回避するためのバリヤー要素38と、保持要素58と
を具え、バリヤー要素38は、穿孔要素12の基端位置
に隣接して設けた取り付け部48と、この取り付け部4
8に回動可能に設けた長尺の溝部46とを有し、このバ
リヤー要素38の溝部46は、穿孔要素12の先端部1
4が覆われない第一の位置と、穿孔要素12の先端部1
4が保護して覆われる第二の位置との間で回動可能であ
り、保持要素58は、第二の位置に溝部46を保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保護バリヤーアセ
ンブリィに関し、より詳細には、穿孔要素の使用の合間
か、あるいは穿孔要素の使用完了後に、穿孔要素の先端
部を保護して覆うための穿孔要素用手動開閉保護バリヤ
ーアセンブリィに関する。
【0002】なお、本明細書の記述は、本件特許出願の
優先権の基礎たる米国特許出願第08/310, 538
号(1994年9月23日出願)、米国特許出願第08
/375,841号(1995年1月20日出願)の明
細書および図面の記載に基づくものであって、この米国
特許出願を参照することによって、当該米国特許出願の
明細書および図面の記載内容が本明細書の一部分を構成
するものとする。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】使い
捨ての医療用器具、特に、注射針や注射器、あるいは吸
引した血液の採取管の如き医療用受け渡しや、あるいは
採取器具の使用の増大が注目されている。特に、このよ
うな医療用器具は、患者に薬物を与えたり、あるいは血
液などの流体を受け渡すための穿孔要素を包含する。こ
のような穿孔要素は、なかんずく先端が尖った針状のカ
ニューレや、先端が尖っていないカニューレを包含す
る。
【0004】病原体をもった血液に身をさらすことは、
医療技術と関係した人すべてに認められた危険がある。
このような認識のため、針の如き穿孔要素の使用に対し
て多くの取り扱い規定が考えられ、そして実行されてい
る。病原体を持った血液の搬送の問題は、針を使用する
内科医や、看護婦や、静脈採血士のみならず、病院全体
の補助労働者に対しても存在する。今日、使用されてい
る針の大部分は、一回使用で使い捨てであるので、病院
の労働者は、使用者によってきちんと取り扱われない針
に対して危険な状態にある。器具の使用中、ならびに器
具の使用が完了した後に、安全で都合の良い取り扱い
と、このような器具の搬送とに対する方法のための明確
な取り扱い規定が考えられ、これによって、適当な処理
がもたらされると同時に、使用済みの器具を取り扱う何
らかの人に対し、使用済みの針による刺し傷や接触によ
って、傷害や、感染、あるいは病気にさらされる危険を
減少している。
【0005】今日の医療設備において、広い種類の使い
捨ての針器具が、注射および静脈処置により薬物を与え
るため、あるいは血液採取の如き静脈採取や回収処置の
ために日常的に使用される。このような処置の完了の合
間か、血液試料を吸引するための注射が一度行われる
か、あるいは、静脈針が患者から抜かれると、ここで用
いた針および/または注射器や、管は共に汚染されてし
まい、安全な方法で取り扱うか、あるいは処分する必要
がある。この取り扱いの問題は、医療関係者が使用済み
の医療器具のための処理設備を捜し出すため、静脈処置
を施した直後の患者に手当てをせず、そのままにしてお
くことは通常できないので、特に重要となる。この結
果、看護婦や内科医が患者の世話をしている間、むきだ
しのままの汚染した針は、ベッドの横のテーブルや、患
者の寝具の上にほんのしばらくの間、置かれたりあるい
はベッドマットレスが汚染した針を一時的に保持するた
めの針山の形態として一般に使用される。
【0006】前に述べた使用済みの針に対する取り扱い
規定は、この針がいつどのように使用されるか、および
これがどのように処分されるべきであるかを詳細に規定
している。針を取り扱うためのいろいろな取り扱い規定
に対する問題は、余計なステップが上述した処置に追加
されてしまうことを使用者にしばしば要求する。時間的
な問題および単純な不注意のせいで、使用済みの針の取
り扱いに対して信頼のできる習慣がしばしば無視され、
傷害が発生してしまう可能性がある。
【0007】例えば、針の尖った先端を除去するため
に、最終処置として、使用後および搬送前の針の如き穿
孔要素を折ったり、切断したりことが一般的な習慣であ
る。これによって、針の取り扱いに起因する刺し傷や、
引っ掻きや、あるいは他の傷害を引き起こす危険性を減
少している。しかしながら、針を折ったり、あるいは切
断したりする操作でさえも、医療関係者がこれらの操作
の間に誤って刺し傷などの傷害にさらされる危険性があ
る。さらに、針や注射器内の残留薬物は、人あるいはそ
の衣服に飛散し、残留薬物からの潜在的に有害な揮発成
分は、いわゆるエアロゾル効果によって医療関係者が吸
い込んでしまう虞がある。さらに、針を切断するための
切断工具の刃は、細菌およびバクテリアおよび病気をも
たらす他の微小生物に対する温床として機能し、針の切
断作業者がこのような温床に思いもよらずにさらされて
しまう危険性がある。最近、他の鋭利な医療器具はもち
ろん、使用済みの針の取り扱いおよび処置に関連して極
めて大きな危険性が認識されている。現在、ある種の病
気、とりわけB型肝炎は、経皮潜伏、すなわち、汚染し
た針あるいは器具との単純な接触によって、伝染すると
考えられている。
【0008】針と医療器具との組み合わせで使用した針
部もまた、人の皮膚に対する偶然の引っ掻き傷や刺し傷
のため、傷害や、薬剤あるいは血液の注入などの極めて
大きな危険性を引き起こすと同時に、使用済みの器具も
また、感染の危険性を引き起こす可能性がある。例え
ば、残留血液や薬物を含む注射器や、血液採取シールド
などの如き使用済みの器具が、人の皮膚にさらされるな
らば、皮膚に形成された切り傷などに局部的に吸収され
てしまい、重大な内部感染や、他の反応を引き起こすこ
ととなる。このような危険性のため、器具に残留する薬
剤や血液を取り除くことなく、そのまま廃棄処分にする
ことは、現行の習慣として好ましい。
【0009】一つの解決方法としては、使用済みの穿孔
要素や器具を処分する前に、その使用直後に保護シース
を穿孔要素や器具に付け替える処置を施すことが考えら
れている。これにより、汚染した針や器具などは、それ
が処理ユニット内に置かれるまで、不注意などによる接
触や刺し傷を未然に防止することができる。米国職業安
全健康局(U.S. Occupational Safety and Health Admi
nistration)では、針の付け替え操作を補助するための
いくつかの形態の付け替え装置を利用する場合に限り、
この針の付け替え処理が許されることを述べている。し
かし、使用済みの穿孔要素を付け替えるための医療関係
者による試みは、大部分において、開業医が医療器具を
使用する作業環境の急迫した事情および他の何らかの重
大な理のために起因して意図しない刺し傷や接触の危険
性をしばしば帯びることは明白である。
【0010】保護シースの付け替え装置のための一つの
提案は、保護シースを有すると共に一方の手で保持され
る装置を用いることである。この場合、保護シースに針
を装入するために他方の手で針を保持する必要がある。
このような装置は、針に対して意図しない接触や刺し傷
などの発生の危険性を減少させることができるのに対
し、付け替え装置の使用のために両方の手を必要とする
ので、著しい不利益をこうむる。いったん、使用者が一
方の手で握り部把持すると、この握り部は使用者の手の
何らかの汚染菌によって無菌ではなくなる。他の誰かが
この付け替え装置を手に取る時、その手は、先の使用者
の手の何らかの残留物によって、直ちに汚染されること
となる。
【0011】さらに、針による損傷の発生を減少させる
必要のある開業医を補助するため、いろいろな種類の形
態の採取器や、針シールド器具などの医療器具を工業的
に生産することにより、上述した問題に対処している。
いくつかの器具はまた、使用済みの針を他の取り扱い者
にさらすことを避けるため、使用後に針をシールドすよ
うになっている。これらの器具のいくつかの代表的なリ
ストは、Hollister らの発明に対する米国特許第4, 9
82, 842号で見ることができる。このHollister ら
明細書には、現在の針保護容器のための背景技術の部分
において、針を保護するためのいろいろな器具の米国特
許が90ほど紹介されている。このHollister らの発明
は、針アセンブリィおよび注射器の先端部とを連結させ
るために雌雄端を持つアダプタのみのスタンドを記述し
ている。Hollister らの器具は、針と並ぶ位置に回動可
能なアダプタと、このアダプタに取り付けられて針を覆
い得るハウジングとを包含する。Hollister らの装置
は、アダプタが取り付けられる器具の無駄な部分の容積
が大きく、針を保持するハブの突出量を増大する付加的
な部分を必要とする。そして、針を覆うようにハウジン
グを固定保持するための機構が、針それ自体に密着状態
となるため、針に残る何らかの流体のエアロゾルを発生
させてしまうこととなる。また、針の先端部の傾斜面が
針の意図した使用に対して重要であるならば、Holliste
r らの発明は、器具を取り付けた時に針の先端部に対す
る相対位置を注意深く設定する必要がある。
【0012】Janjuaらの米国特許第5, 207, 653
号は、針の長さよりも大きな長さを有する長手方向の切
り欠きを持った針キャップを記述している。Janjuaらの
発明において、針キャップは、針およびハブ部に対して
旋回結合されるべく取り付けられる。Janjuaらの発明は
また、針キャップが注射器か、あるいは流体採取管のた
めの針ホルダと共に使用可能であることを記述してい
る。このJanjuaらの発明による器具は、針のハブにピボ
ットを介して取り付けるが、一つの平面内を回動するだ
けであるので、針と針キャップとのアセンブリィ状態に
おいて、ハブに対して針先端の傾斜面の回転位相を正確
に設定しない限り、この針キャップは実際の使用に際し
てこれを妨げる場合が発生する。
【0013】前述したHollister らの特許の背景技術に
記載された種々の装置、およびこのHollister らの発明
それ自体、およびJanjuaらの発明は、針による傷害から
医療関係者を保護するために必要であると認められた要
求に対し、これに対処することをすべて試みている。こ
れらすべての器具において程度の差があるものの、繰り
返し発生する問題がいくつかある。これらの器具の一部
は、構造が複雑であり、保護機構を組み込んでいない装
置よりも製造コストが著しく嵩む。また、いくつかの装
置は、構造の複雑さが増大するか、使用に際しての使い
にくさが増大する。さらに、他のいくつかの装置は、実
際の使用に際して極めて使いにくいことが明白である。
このような理由のため、Hollister らの背景技術の装置
の大部分は、円滑に商業化されていない。
【0014】血液を採取する場合に配慮しなければなら
ないことは、針先端の方向づけに対して特に注意を払う
必要があるという点である。大部分の静脈採血士は、針
の先端部の傾斜面が皮膚の反対側を向くように、注意深
く針の先端の位置を調整している。Janjuaらの発明に記
載されたような針アセンブリィは、針キャップが上述し
たような構造であるので、取り扱いにくくなる場合があ
ったり、あるいはその製造中に針の先端を注意深く方向
づけする必要があるので、より高価となってしまう。さ
らに、このJanjuaらの発明においては、針を囲むように
閉鎖位置に針キャップを固定するための必要性の認識が
あるけれども、提案したすべての解決手段は、針キャッ
プを接着またはねじることでこの針キャップを固定する
必要が生ずる付加的なステップを必要とする。
【0015】
【発明の目的】本発明の目的は、上述したような問題を
処理するため、使用済みの穿孔要素に対する偶然の接触
を未然に防止し、使用済みの穿孔要素の処理に対して安
全で信頼性の高い保護バリヤーアセンブリィを提供する
ことにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、いくつかの器
具に対して適用可能で通常の使用習慣を阻害せず、簡単
に使用できて、しかも容易に製造可能な保護バリヤーア
センブリィを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による第一の形態
は、先端部と基端部とを有する長尺の穿孔要素と、この
穿孔要素との接触を選択的に回避するためのバリヤー要
素と、保持要素とを具え、前記バリヤー要素は、前記穿
孔要素の基端位置に隣接して設けた取り付け部と、この
取り付け部に回動可能に設けた長尺の溝部とを有し、こ
のバリヤー要素の前記溝部は、前記穿孔要素の先端部が
覆われない第一の位置と、前記穿孔要素の先端部が保護
して覆われる第二の位置との間で回動可能であり、前記
保持要素は、前記第二の位置に前記溝部を保持するため
のものであることを特徴とする保護バリヤーアセンブリ
ィにある。
【0018】ここで、前記保持要素は、前記第二の位置
に前記溝部を固定したものを採用することができ、この
場合、前記保持要素は、前記穿孔要素の基端部に隣接し
て形成した開口部と、この開口部に嵌合保持されるピン
部材とを有するものや、前記溝部に固定されて第一の幅
を持った圧縮可能な頭部を有するピンと、前記取り付け
部に形成されて前記圧縮可能な頭部の第一の幅より狭い
第二の幅を有する穴とを具え、前記溝部を前記第二の位
置に固定すべく回動した場合、前記圧縮可能な頭部が前
記穴を貫通するように付勢されるものや、前記溝部に固
定したラッチと、前記取り付け部に固定した突起とを具
え、前記溝部を前記第二の位置に固定すべく回動した場
合、前記ラッチは、前記突起に付勢されるものや、ある
いは前記溝部に固定されて第一の幅を定める一対の縁部
を持つピンと、前記取り付け部に形成されて前記ピンを
受け入れるためのオリフィスとを具え、前記オリフィス
は、前記ピンの第一の幅よりも狭い第二の幅を持った開
口を有する係合部を有し、前記溝部を前記第二の位置に
固定すべく回動した場合、前記ピンは前記開口を圧縮状
態で通過して前記係合部内に付勢されるものを採用する
ことが望ましい。
【0019】また、前記保持要素は、前記溝部が前記穿
孔要素の先端部を覆うけれども前記第一の位置に向けて
移動可能な閉鎖位置と、前記溝部が前記第二の位置に固
定される固定位置との二つの位置を有するものであって
も良い。この場合、前記二つの位置の保持部材は、前記
溝部に固定したラッチと、前記取り付け部に固定した突
起と、前記溝部に固定した第一の直径を有するピンと、
前記取り付け部に形成したオリフィスとを具え、前記オ
リフィスは、前記ピンの第一の直径よりも小さい第二の
直径を持ったネック部と、前記ピンをその中に収容する
ように形成した第三の直径を持つ開口とを有し、前記ピ
ンは、前記閉鎖位置で前記ネック部に係合して前記溝部
を前記閉鎖位置で保持する一方、前記ラッチは、前記固
定位置で前記突起に係止して前記溝部を前記固定位置に
固定するように付勢されるものであることが好ましい。
【0020】一方、本願発明による第二の形態は、先端
部と、基端部と、これらを通る通路とを有する長尺の針
と、基端部と、先端部と、外周面とを有するハブと、開
口端と、閉鎖端と、前記針の通過を許容すべく前記開口
端から前記閉鎖端に向かう窓部を持った側壁部とを有す
るシールドとを具え、前記ハブは、前記針の先端部が外
側に突出するように、前記針を受け入れる軸方向に延び
た開口を有すると共に流体処理装置に対して着脱可能に
取り付けるための手段を持ち、前記シールドは、前記針
を使用のために露出する第一の位置と、前記針に対する
接触を前記シールドが実質的に阻止する第二の位置とを
有し、前記シールドは、前記窓部と反対の前記シールド
の前記開口端に取り付けられて前記第一の位置から前記
第二の位置への前記シールドの回動を許容する蝶番部
と、前記ハブに対して前記シールドを保持するための回
転可能な取り付け部とを有し、さらに前記シールドの前
記開口端は、前記ハブに係合して前記シールドを前記第
二の位置に固定するための手段をさらに有することを特
徴とする保護バリヤーアセンブリィにある。
【0021】ここで、前記ハブの外周面は、所定の外径
を有し、この所定の外径よりも小径の外径を持った環状
溝と、このハブの外周面の所定の外径よりも大径の環状
突出部とをさらに具えるようにしても良い。この場合、
前記取り付け部は、前記ハブと対応した開口を有する第
一の部分を具え、前記開口は、前記環状溝に対して回転
自在に係止する少なくとも一つの内側突出部を有し、こ
れによって前記取り付け部を前記ハブに対して回転可能
に保持することが好ましい。また、前記シールドが前記
第二の位置にある場合、前記ハブを係止するための前記
シールドの前記手段は、前記ハブの前記環状突出部に係
止するための少なくとも一つの突起を具えることも有効
である。
【0022】同様に、前記流体処理装置を前記ハブに着
脱可能に取り付けるための前記手段は、前記ハブの基端
部の雌リュアー継手を具えるようにしても良く、前記針
の基端部は、前記ハブから外側に突出し、前記基端部
は、流体採取管のストッパを貫通する尖った先端を具
え、前記流体処理装置を前記ハブに着脱可能に取り付け
るための前記手段は、針管ホルダに前記ハブを取り付け
るための雄ねじを前記ハブの基端部に具えることも有効
である。この場合、前記ハブに着脱可能に取り付けられ
て前記ハブから突出する前記針の基端部を覆う基端部カ
バーと、前記ハブに着脱可能に取り付けられて前記ハブ
から突出する前記針の先端部を覆う先端部カバーをさら
に具え、前記基端部カバーおよび前記先端部カバーは、
これらが取り外されるまで、前記針の基端部および先端
部をそれぞれ保護するものであることが望ましい。ま
た、前記ハブに着脱可能に取り付けられて前記ハブから
突出する前記針の先端部を覆う先端部カバーをさらに具
え、この着脱可能な先端部カバーは、これが取り外され
るまで、前記針の先端部を保護するものであっても良
く、前記シールドおよび前記取り付け部は、単一の一体
部品として形成され、前記蝶番部は、厚肉部と、屈曲変
形を許容する蝶番部分を持った厚み減少領域とを有する
薄板部からなることも有効である。さらに、前記シール
ドは、このシールドが前記第二の位置にある場合、前記
ハブの環状突出部に係止するための二つの突起を有する
ものであっても良い。
【0023】つまり、本願発明による保護バリヤーアセ
ンブリィは、穴、すなわち通路を持った先端が尖った針
カニューレか、あるいは先端が尖っていないカニューレ
の如き長尺の穿孔要素を包含する。この保護バリヤーア
センブリィは、基端部と、先端部と、外周面を有するハ
ブとを好ましくは包含する。このハブは、針の先端部が
外方に突出するので、この針を受け入れるために軸方向
の開口を持つ。また、このハブは、皮下注射器や排出血
液採取管の如き流体処理器具にハブを着脱可能に取り付
けるための要素をさらに包含することができる。
【0024】このアセンブリィは、開口端と、閉鎖端
と、開口端から閉鎖端に向けて延びる窓部を持った側壁
部とを有するシールドをさらに包含することができる。
このシールドは、穿孔要素が使用のために露出する第一
の位置と、穿孔要素との不注意による接触を防止して穿
孔要素の先端に対する接近を特に防止し、そしてシール
ドが穿孔要素を実質的に収容する第二の位置とを有す
る。
【0025】取り付け部は、ハブにシールドを固定する
ために与えることができる。この取り付け部は、ハブと
は別に形成されるか、あるいはハブと一体に作ることが
できる。一つの変形として、取り付け部は、ハブを中心
として回転可能とすることができる。蝶番部はまた、窓
部の反対側のシールドの開口端か、あるいはその近傍に
取り付けることができ、取り付け部の一部として形成す
ることができる。この窓部は、穿孔要素に対して隙間を
与えるために十分大きく形成することが好ましく、これ
によってシールドが第一の位置から第二の位置に蝶番部
を介して回動することを許容する。
【0026】多数の閉鎖および/または固定機構は、安
全な処置のため、器具を完全に使用した後か、あるいは
器具の使用の合間に第二の位置にシールドを着脱可能に
保持することができる。一つの実施例において、シール
ドの開口端は、シールドを第二の位置に固定するために
少なくとも一つの要素を包含することができる。この固
定機構は、蝶番部の一部として合体させるか、あるいは
他の部品と組み合わせることができる。
【0027】好ましい実施例において、穿孔要素は、ハ
ブから基端外側に突出し、流体採取管のストッパを突き
破る尖った先端を包含する。この穿孔要素は、注射器の
如き医療用受け渡し器具とは別に形成するか、あるいは
医療用受け渡し装置と一体部品にすることができる。こ
の実施例において、ハブを着脱可能に取り付けるための
要素は、針管ホルダにハブを取り付けるためのねじ部を
好ましくは包含する。あるいは、他の好ましい実施例に
おいて、ハブを着脱可能に取り付けるための要素は、皮
下注射器の如き医療供給あるいは採取装置にハブを保持
するために形成することができる。
【0028】本願発明の針アセンブリィは、製造が容易
である。ハブに回転可能に取り付けることができるの
で、先端を方向づけるための必要性がその製造工程では
不要である。針のシールドは、針が使用中の時に、じゃ
まにならない所に容易に回転されることができ、針に対
して誤った接近を実質的に妨げる閉鎖位置に容易に移動
される。針シールドは、使用者によって何らかの追加の
操作を必要とすることなく、閉鎖位置に固定される。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明による保護バリヤーアセン
ブリィの実施形態のいくつかを図1〜図45を参照しな
がら詳細に説明する。
【0030】図1〜図7に示すように、本発明の保護バ
リヤーアセンブリィ、すなわち針を保護する針アセンブ
リィ10は、針12の如き穿孔要素を包含し、この穿孔
要素は、長手方向の軸線Xと、尖った先端14と、基端
部16と、これらを通る通路18とを有する。一つの好
ましい針アセンブリィ10としては、長手方向の軸線
X′と、基端部22と、先端部23と、外径aの外周面
26とを有するハブ20が包含される。このハブ20
は、尖った先端14が外側に突出するように、針12を
支えるための開口24を好ましくは有する。
【0031】このハブ20は、流体処理、すなわち医療
装置にハブ20を着脱可能に取り付けるための着脱要素
32を包含することも好ましい。流体処理器具の一つの
形態として針管ホルダ34を採用した場合、この着脱要
素32としては、針管ホルダ34にハブ20を取り付け
るために基端部22に形成した雄ねじ36であることが
好ましい。
【0032】あるいは、図11に示すように、注射器3
7やこれと同様な医療器具にハブ20bを取り付けるた
め、この着脱要素32を適合させることができる。この
図11において、針アセンブリィ10bは、長手方向の
軸線Yを持った針12bと、尖った先端14bと、基端
部16bと、これらを通る通路18bとを包含する。こ
の図11の実施例において、着脱要素32bは、注射器
37やカテーテルの如き他の流体処理器具にハブ20b
を取り付けるための雌リュアー固定継手35を好ましく
は包含する。
【0033】針アセンブリィ10は、シールド38をさ
らに包含することが好ましく、このシールドは38は、
開口端40と、閉鎖端42と、開口端40から閉鎖端4
2に向けて延びる半径方向に貫通した長さdの窓部46
を形成した側壁部44とを有する。図6に示すように、
シールド38は、針12がその使用のために露出状態と
なる第一の位置を有する。図7は、何らかの人が誤って
針12と実質的に接触しないようにするシールド38の
第二の位置を示している。このシールド38は、ハブ2
0にシールド38を取り付けるための取り付け部48を
さらに包含することが好ましい。環状溝28を介してこ
の取り付け部48をハブ20に装着するため、取り付け
部48は、ハブ20が通る開口52を持った第一の部分
50に特徴がある。
【0034】ハブ20および取り付け部48を別々に形
成し、その後に接着や溶接などの機械的な手段により、
相互に連結できることは、熟練技術者にとって明らかで
ある。あるいは、これらハブ20および取り付け部48
を、相互に一体的に加工するか、あるいは成形すること
も可能である。さらに、ハブ20および取り付け部48
を相互に固定状態で取り付け、あるいは形成できること
も明らかである。しかしながら、大部分の穿孔要素の先
端に関係して針12の傾斜の迅速な方向付けを与えるた
め、本発明による針アセンブリィ10は、ハブ20と取
り付け部48との間に回転機構を組み入れることができ
る。この回転を組み入れるための一つの方法は、例え
ば、ハブ20の外周面26に、その直径aよりも小さな
外径bを持った環状溝28を与えることを包含する。こ
のハブ20は、その外周面26の直径aよりも大きな外
径cを持った環状突出部30を包含することも可能であ
る。回転機構を組み込むための一つの方法として、開口
52は、ハブ20に対する取り付け部48の自由回転を
許容すると同時に、ハブ20に取り付け部48を保持さ
せるため、環状溝28と係合するように形成した少なく
とも一つの内側突出部54を好ましくは包含する。前記
第一の部分50は、窓部46の径方向反対側の開口端4
0でシールド38に取り付けた蝶番部56に特徴を持た
せることもできる。
【0035】シールド38に対して取り付け部48を回
転可能にしたことによる著しい利点は、シールド38が
ハブ20に対して回転可能であるので、シールド38が
血液採取の如き処理と干渉しないことである。静脈採血
士により行われるこの技術は、尖った先端14の傾斜面
57が患者の皮膚から離れた上向きとなるように、針1
2の尖った先端14を調整することが一般的に必要であ
る。この傾斜配置は、穿刺のために尖った先端14が正
確に置かれることを可能にする。針12の尖った先端1
4を静脈内へ穿刺する場合、この静脈に対する尖った先
端14の入射角度を最小にすることが目標となる。静脈
に対する尖った先端14の最小入射角度は、静脈注射で
の静脈の向う側の壁に尖った先端14が貫通してしまう
ような不具合を減少する。
【0036】従来からある他のシールド装置の大部分
は、針管ホルダや、固定ピボットなどを持ったハブに取
り付けられ、それでこの装置の製造の間、針管ホルダや
ハブに対して針の尖った先端の注意深い方向づけを必要
とする。尖った先端の方向づけに対するこの要求は、追
加のステップを加えることとなり、潜在的に効率が低下
して生産量を減少するかも知れないという付加的および
重要な要件を装置の製造工程に強いる。この点、本願発
明ではハブ20に対してシールド38が回転するので、
従来の針アセンブリィに対して一般に使用された工程お
よび技術を利用しても、その製造中に針12の尖った先
端14の方向づけの必要がない。
【0037】窓部46によって与えられた隙間は、シー
ルド38の第一の位置から、誰かが針12とうっかり接
触してしまうことを回避し、特に、針12の尖った先端
14が誰かに引っ掛かったり、刺さったりするのを阻止
できるように、シールド38が針12をすっぽりと包む
ことができる第二の位置に蝶番部56を中心に回動する
ことをシールド38に許容する。シールド38が第二の
位置にある時、このシールド38の開口端40はまた、
環状突出部30に係止するための少なくとも一つの突起
58ををさらに包含することができる。
【0038】針アセンブリィ10を針管ホルダ34に使
用するために意図した好ましい実施例において、針12
の基端部16は、ハブ20から外側に好ましくは突出
し、流体採取管のストッパを貫通するための基部先端6
0を包含する。医療器具の当業者であれば、針12が基
端部16側に突出する基部先端60と、先端部側に突出
する尖った先端14とを有する単一物品として形成でき
ることを見抜くであろう。あるいは、針12は、尖った
先端14を有する先端側に突出する先端部品と、基端部
16を有する基端に突出する基端部品との二部品に形成
可能であり、これら二つの部品は、ハブ20の開口部分
で流体結合にて連結される。好ましくは、この安全な針
アセンブリィ10は、ハブ20から先端側に突出する針
12を覆うため、ハブ20に対して着脱可能に取り付け
た先端部カバー62を包含する。この先端部カバー62
は、それが使用直前に取り外されるまで、微生物の通過
に対するバリヤーとして尖った先端14に対し物理的な
保護を与える。針アセンブリィ10は、ハブ20から突
出する基端部16を覆うため、ハブ20に取り付けた着
脱可能な基端部カバー64を好ましくは包含する。この
基端部カバー64は、基端部16の基部先端60に対す
る物理的な保護を与え、この基端部カバー64が取り外
されるまで、微生物の通過に対するバリヤーとして機能
するようになっている。
【0039】針アセンブリィ10は、微生物の通過に対
して抵抗する材料で形成した包装体80内に好ましくは
密封され、微生物がこの包装体80内で実質的に生育不
能な状態となるような処理が施される。一般に、医療器
具産業において、密封包装される器具をエチレンオキサ
イドやβ線あるいはγ線に対してさらすことは、密封包
装内で微生物を生育不能にするために使用され、これに
より包装体80内の器具は、無菌として認められること
となる。包装した安全な針アセンブリィ10は、包装体
80が使用のために開封されるまで無菌となる。さら
に、先端部カバー62および基端部カバー64は、使用
のためにこれらが直接取り外されるまで、針12の無菌
状態を維持するように役立つ。
【0040】シールド38の側壁部44の窓部46は、
突出したリブ68を好ましくは包含する窓枠部66を有
する。突出したリブ68は、シールド38が第二の位置
にある時に、シールド38の剛性を高めると共に針12
に残った流体からのスパッタの発生を実質的に減少する
ために役立つ。
【0041】シールド38と、第一の部分50を持った
取り付け部48と、蝶番部56とは、単一の物品の製品
として形成できることは、当業者によって理解されよ
う。蝶番部56は、シールド38取り付け部48とが一
つのユニットとして形成された時、自然蝶番(living h
inge)として形成できる。これらシールド38および取
り付け部48は、熱可塑性樹脂を射出成形することによ
り、好ましくは形成される。物品のある領域が周囲の領
域に対して厚みが薄い場合、射出成形金型から取り外さ
れた直後にこの成形物品が厚みの減少した部分で曲げら
れると、樹脂の重合体分子が屈曲によって方向づけられ
るので、厚みの減少した領域が蝶番部として働くこと
は、射出成形された製品において良く知られている。こ
の物品が成形直後に曲げられない場合、蝶番部を形成す
る能力が失われてしまうので、上述したような自然蝶番
(以下、これをセルフヒンジと記述する)と表現してい
る。本発明の一実施例による好ましいシールド38およ
び取り付け部48において、蝶番部56は、物品が成形
金型から新たに取り外された時に、セルフヒンジとして
好ましくは形成される厚み減少領域72を持った薄板部
70を包含する。
【0042】図3は、図2に示した横断面図と同様な蝶
番部に対する他の実施例を示す。この実施例において
は、図1に示した本願発明の実施例と同じ構成および作
用を持った部材が存在する。従って、実質的に同じ作用
を持つ実質的に同様な部材は、サフィックスが図3中の
これらの部品と見分けるために付けられていることを除
き、図1の実施例のこれらの部品と同じ番号を付してい
る。図3に示すように、シールド38aおよび取り付け
部48aは、個々に形成することができ、空隙76に取
り付けたピン74の如き回転可能な機械要素を包含する
蝶番部56aによって連結される。この機械的な蝶番部
56aの実際の形状は、本発明にとって重要ではない。
他の形態の回転可能な機械的な蝶番部もまた、採用する
ことができる。
【0043】シールド38および取り付け部48は、ポ
リ塩化ビニル, ポリスチレン, ポリプロピレン, ポリカ
ーボネート, ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂から形成
することができる。ポリプロピレン, ポリエチレン, ポ
リプロピレンとポリエチレンとの共重合体は、これらが
セルフヒンジの構成のために特に都合が良いので、望ま
しい。
【0044】シールド38は、少なくとも一つの突起5
8を好ましくは有し、図1に示すように、ここでは、シ
ールド38が第二の位置にある時に環状突出部30に係
止するために二つの突起58を有している。突起58が
環状突出部30に係止する時、シールド38は、何人か
が針12に誤って接触するのを実質的に妨げる第二の位
置に固定される。
【0045】この実施例の針アセンブリィ10を血液サ
ンプルを採取するために使用する場合、通常、基端部カ
バー64が針アセンブリィ10から取り外され、ハブ2
0が針管ホルダ34に雄ねじ36を用いて取り付けられ
る。採取処理の直前で、先端部カバー62は、針12の
尖った先端14を露出するように取り外される。針12
の傾斜面57は、患者から離れて上向きとなるように調
整される。この調整の間、針12の尖った先端の配置を
妨げないよう、開業医はハブ20を中心としてシールド
38を回転する。これにより、静脈内への針12の入射
角が最小となるように、正確な位置が開業医に与えられ
る。最小の穿刺角は、静脈の反対側の壁を貫通するよう
な針12の穿刺発生率を減少する。このようにして、針
12の尖った先端14は、患者の静脈内に刺し込まれ、
エラストマー製のストッパを有する血液採取吸引管が針
管ホルダ34に取り付けられ、それでこのストッパは針
12の基端部16の基部先端60によって突き破られ
る。開業医が血液採取を完了した時点で、針12は患者
の静脈から引き抜かれ、シールド38は、何人かが針1
2に誤って接触するのを妨げる第二の位置に移動され
る。シールド38を第二の位置に移動させるため、窓部
46は、針12を通過させるためにシールド38に対す
る空隙を与える。シールド38が第二の位置にあって、
この第二の位置でシールド38を固定した時、突起58
は環状突出部30に係止する。
【0046】図8〜図10に示すように、ハブ20は、
基端面領域82を好ましくは有する。ここに示すよう
に、基端面領域82は、六角形状である。この基端面領
域82は、シールド38が第二の位置にあって、血液採
取処理が完了した後、安全な針コンテナ86のレンチ開
口84と係合するように設計されている。開業医は、針
管ホルダ34を保持し、シールド38と共に針アセンブ
リィ10を安全な針コンテナ86内の第二の位置に置く
ことにより、基端面領域34は、安全な針コンテナ86
のレンチ開口84に係合する。これにより、針管ホルダ
34を回して針アセンブリィ10に対し、容易にねじを
緩めることができ、針管ホルダ34は、安全な処置のた
めの収集器に廃棄される。この針アセンブリィ10の使
用は、開業医にわずかな付加的要求を強いる。第一の位
置から第二の位置へシールド38を移動する点を除き、
血液採取処理の他の全てのステップは、通常の一般に受
け入れられた習慣に従っており、針管ホルダ34は、一
般に入手できる普通の工業製品を採用することができ
る。
【0047】図11〜図26は、例えば、注射器やカテ
ーテルの如き流体受け渡し器具に対して与えた、本願発
明の保護バリヤーアセンブリィを概ね詳細に示してい
る。図11は、図1〜図10に関して前述の部分におい
て説明した実施例を概ね描いており、それでこれらの
図、特に図1〜図7で説明したのと構成および作用が同
じ部材が存在する。従って、これと実質的に同じ作用を
持つ実質的に同様な部品は、サフィックスが図11中の
これらの部品を見分けるために付けられていることを除
き、図1〜図7の実施例の部品と同じ番号を付してい
る。
【0048】ここで、図11に示すように、針アセンブ
リィ10bは、長手方向の軸線Yと、尖った先端14b
と、基端部16bと、これらを通る通路18bとを持っ
た針12bを包含する。この実施例において、着脱要素
32bは、注射器37あるいはカテーテルの如き他の流
体処理器具にハブ20bを取り付けるための雌リュアー
固定継手35を好ましくは包含する。
【0049】ここで、本願発明の保護バリヤーアセンブ
リィの他の実施例が描かれてた図12〜図26に戻る
が、これらは、針12に対してシールド38の確実な固
定のために与えた固定アセンブリィのさまざまな実施例
を含む。さらに、本願発明の保護バリヤーアセンブリィ
のための固定および収納アセンブリィがこれら図12〜
図26に描写されている。これらのアセンブリィは、露
出した使用済みの針12に使用者が誤って接触してしま
うような事故を防止するように、針12に対するシール
ド38の確実な固定位置はもちろん、この器具の使用の
合間に、シールド38が針12を覆って着脱可能に保持
されることができる確実な閉鎖位置も共に与える。
【0050】図12および図13は、注射器100の如
き医療用受け渡し器具と共に本願発明の安全な針アセン
ブリィを概ね描いている。本願発明の安全な針アセンブ
リィのこれらの実施例は、注射器100と共に描かれて
いるけれども、これらはカテーテルの如き他の医療用受
け渡し器具や、前に述べた針管ホルダ34の如き流体採
取器具に対して等しく供給されることができることは、
当業者によって理解および認識されよう。
【0051】ここで、シールド38はまた、一般的な開
口端40と、閉鎖端42と、例えば三方に広がる溝形断
面の側壁部44とを包含する。長手方向の窓部46は、
側壁部44に定められ、例えば、シールド38の内側に
針12を収容するために形成される。図12に示すよう
に、フランジ200は、この装置の使用者のシールド3
8の開閉操作を補助するため、シールド38の構造体に
組み入れられる。例えば、図13に示す突起要素202
もまた、同じ目的のためにアーム106の近傍に与える
ことができる。
【0052】ここで示すように、シールド38は、カラ
ー、すなわち取り付け部48の蝶番部102に取り付け
たピボットピン104を介して蝶番式に動くように、腕
部106に添着されている。ここでは、ピボットピン1
04として描いているが、前述の部分においてすべて説
明したように、アーム106と蝶番部102とをピボッ
トピン104の代わりに形成したセルフヒンジを介し、
一体的に形成することが可能であることは、当業者によ
って認識および理解されよう。蝶番部102と取り付け
部48とを一体に形成されることも可能であり、シール
ド38がそれらと一体か、あるいは別部品として形成さ
れることもまた、当業者によって認識および理解されよ
う。同様に、取り付け部48とハブ20とを一体的に形
成することも可能であるが、これらを別々の部品として
形成した場合には、例えば接着,溶接, 結束, あるいは
当業者の技術範囲内での機械的接合方法を介して相互に
連結することができる。さらに、望むのであれば、取り
付け部48およびハブ20を相互に回転可能とするため
に、例えば、前述の部分において説明したような方法で
形成することができる。図45に示すように、アーム部
106が蝶番部102を囲むようにフォーク状に形成す
ることが可能な場合、ピボットピン104は、蝶番部1
02を貫通し、その両側を囲むアーム部106の反対側
の壁に通される。
【0053】ここで、他の種々の実施例を示す図14〜
図28に戻るが、図14〜図20には示した固定機構が
より特別に描かれ、あるいは図21〜図28には閉鎖固
定機構がより特別に描かれている。本願発明の安全な針
アセンブリィと共に使用するための固定機構の一実施例
は、図14, 図15で明らかにされる。ここで、蝶番部
102は、取り付け部48の側方に添設され、例えば、
それらの間に溝105を形成する一対の平行な側壁部1
03a, 103bとして形成される。アーム部106
は、ピボットピン104を介して側壁部103a, 10
3bの間の溝105内に回動可能に枢着される。第二の
溝114は、例えば、取り付け部48全体から蝶番部1
02を分ける壁部109を介し、取り付け部48と蝶番
部102との間に形成することができる。
【0054】例示したように、穴すなわち開口113
は、ピボットピン104の回動中心から離れた仕切り壁
109の一端側にこれを貫通するように形成することが
できる。開口113に差し込まれる固定ピン110は、
シールド38のアーム部106に与えられ、この固定ピ
ン110は、その先端に開口113の開口端に係止し得
るきのこ形状の頭部112を包含している。図示のよう
に、きのこ形状の頭部112は、固定ピン110の軸部
よりも幅広である。固定ピン110をアーム部106に
形成すると共に、開口113を仕切り壁109を貫通す
るように形成しているが、固定ピン110を溝105あ
るいは蝶番部102側に設けると共に開口113をアー
ム部106に形成することが可能であることは、当業者
にとって明らかである。また、ここでは頭部112をき
のこ形状に示しているが、かぎ針や、やじりなどのよう
な他の形状もまた、用いることが可能であることは、当
業者にとって明らかである。
【0055】例示したように、固定ピン110のきのこ
形状の頭部112は、仕切り壁109を貫通して配置し
た開口113よりもわずかに幅広に形成される。それ
で、シールド38が図15に示した固定位置に回動され
る時、このきのこ形状の頭部112は、開口113を通
って圧縮され、これが溝114内に入ることによって、
再び拡幅する。それで、このきのこ形状の頭部112
は、穿孔要素、すなわち針12が再び露出するようにシ
ールド38が逆に回動されるのを妨げるように、仕切り
壁109に対して同じ高さに押し付けられる。きのこ形
状の頭部112の丸い頭部表面112aは、シールド3
8が固定位置に回転されると同時に、開口113を通り
抜ける頭部112の圧縮を容易にするが、この頭部11
2の平らな裏面112bは、これが開口113を通り抜
けた後の開口113を囲む仕切り壁109に対して係止
し、取り付け部48に対する固定ピン110の保持に寄
与することに注意すべきである。固定ピン110それ自
体か、あるいは少なくともそのきのこ形状の頭部112
は、アーム部106が固定位置に回されると同時に、開
口113を通って圧縮されるように、多少弾力のある材
料で形成されるべきであるが、シールド38が簡単に固
定位置にロックされてしまわないよう、開口113を通
って圧縮されることに対して抵抗する点にも注意すべき
である。この固定ピン110としては、例えば、ポリプ
ロピレンが使用可能である。
【0056】図16および図17は、本願発明の安全な
針アセンブリィに使用するための固定機構の他の実施例
を描いている。また、アーム部106は、平行な側壁部
103a, 103bによって形成した溝105内に、蝶
番部102に対して回動可能に連結されている。固定フ
ック120は、ピボットピン104から離れたアーム部
106の部分に対し、配置されるか、形成されるか、あ
るいは他の方法で添設される。この固定フック120
は、取り付け部48に形成した突起、すなわちディテン
ト部124に係止し得るように形成した係止端122に
特徴を持つ。それで、図17に示すように、シールド3
8が固定位置に回転される時、ディテント部124に対
して係止端122がその下に係止されるように、ディテ
ント部124を越えて付勢され、それにより、針12に
対して安全なシールド38の位置から逆転できないよう
に固定する。
【0057】本願発明に用いるための固定機構の他の形
態を図18〜図20に示す。前述のように、アーム部1
06は、例えば、その中に溝105を形成する一対の側
壁部103a, 103bの如き蝶番部102に対して回
動可能に添設される。この実施例において、固定突出ピ
ン130は、ピボットピン104から離れたアーム部1
06の両側あるいは何れか一方に形成されるか、配置さ
れるか、添設されるか、あるいは他の方法で設けること
ができる。固定突出ピン130は、例えば、ポリプロピ
レン, ポリカーボネート, ポリスチレン, あるいはこれ
らと特性の似た材料の如き、圧縮可能な材料で形成する
ことができる。一つあるいは複数の固定突出ピン130
は、側壁部103a, 103bの両方あるいは何れか一
方に切断されるか、成形されるか、あるいは刻設された
切り欠き部132に保持されるように配置される。切り
欠き部132が側壁部103a, 103bの板厚方向に
貫通して形成する必要はなく、これらが底部を有する溝
として、側壁部103a,103bの一部に形成できる
こともまた、当業者によって理解されよう。
【0058】例示したように、切り欠き部132は、固
定突出ピン130に対し、切り欠き部132の底に設け
た収容部136に向けてほぼV字状に形成した一対の傾
斜案内壁134に特徴を持つ。同様に、収容部136
は、傾斜案内壁134と収容部136との境界部分に形
成した境界縁138の幅が、収容部136の直径より狭
くなるように、ほぼ半円形に形成することができる。
【0059】図20の固定位置にある時、固定突出ピン
130は、図19に最も良く例示されているように、収
容部136に収納することができる。シールド38が固
定位置に回転された時、固定突出ピン130は、収容部
136内に固定状態で配置されるように、境界縁138
を通って圧縮すべく傾斜案内壁134によって案内され
るでことに注意すべきである。この形態において、固定
突出ピン130は、切り欠き部132の境界縁138の
間の幅よりも大きいが、切り欠き部132内に保持され
るべく固定突出ピン130の移動を制限するように、収
容部136の直径よりもやや狭い幅に設定した一対の係
止縁131を有することもまた、注意すべきである。そ
れで、いったん、このように固定位置にシールド38を
回転すると、固定突出ピン130の係止縁131は、切
り欠き部132の境界縁138の下に係止され、シール
ド38が固定位置に半永久的に固定される。
【0060】望むのであれば、圧縮可能な特性を持った
固定突出ピン130の代わりに、比較的剛性のある材料
によるピンと、より圧縮可能な材料による側壁部103
a,103bとで形成することができ、それで、境界縁
138は、収容部136に固定突出ピン130を受け入
れるように再圧縮され、その後、収容部136にピンを
保持するように自由に広がることが、当業者によって当
然のことながら理解されよう。さらに、図14, 図15
に示した実施例と同じように、固定突出ピン130を側
壁部103a, 103bに設けると共に、収容部136
をアーム部106に形成するようにしても良い。
【0061】図21〜図28は、確実であるが着脱可能
な閉鎖位置を与える部品と、より永続する固定位置を与
える部品とを別々に持った従属発明で使用するための閉
鎖固定機構と呼称する種々の実施例を描いている。望む
のであれば、例えば、製品の最終使用まで穿孔要素を頻
繁に使用するような時に特に役立つ、確実であるが着脱
可能な閉鎖位置を有する実施例を与えるように、これら
の実施例のそれぞれの固定部品を省略できることは、当
業者によって明白に理解されよう。それで、以下の実施
例のそれぞれにおいて、確実であるが着脱可能な閉鎖位
置から反復開閉可能な実施例を包含することをこれらが
意図していることもまた、明白に理解されよう。
【0062】本願発明の安全な針アセンブリィのための
閉鎖固定機構の一実施例を図21〜図23に示す。この
実施例において、シールド38は、何人かが誤って針1
2と接触する事故を防ぐための少なくとも二つの別な位
置が与えられている。最初の位置は、最終使用まで一般
的に針12を保護するシールド38の中間位置であり、
再使用のために針12を露出することを使用者に許容す
る閉鎖位置である。第二の位置は、針12の再露出を妨
げる位置に永久的にシールド38が固定される完全な固
定位置である。図22に示すように、アーム部106
は、前述したように、一対の平行な側壁部103a, 1
03bの間の蝶番部102に回動可能に取り付けられ
る。突出ピン140は、側壁部103a, 103bの両
方か、あるいは何れか一方に形成した係止穴142内に
保持されるように形成されるとと共に、蝶番部104か
ら離れた位置でアーム部106の両側か、あるいは何れ
か一方に与えられる。図14, 図15および図18〜図
20に示した実施例と同様に、突出ピン140および係
止穴142の位置は、側壁部103a, 103bに設け
た突出ピン140およびアーム部106に設けた係止穴
142と共に、これらを逆の配置にすることが可能であ
る。
【0063】係止穴142は、一対の傾斜案内壁144
に特徴を持ち、収納部146で終わる。一対の突出縁1
48は、傾斜案内壁144と収容部146との境界部分
に位置し、この境界部分の幅は、収容部146の直径よ
り小さく設定される。さらに、アーム部106は、固定
フック120に特徴を持ち、この固定フック120は、
取り付け部48に形成するか、あるいは取り付け部48
に固定状態で設けた突起、すなわちディテント部124
と係合するように形成した湾曲する係止端122を持
つ。
【0064】図22に示すように、シールド38が閉鎖
位置にあることを使用者が望む場合、シールド38を回
転するが、係止端122がディテント部124の先端表
面に当接し、さらにこの係止端122がディテント部1
24を乗り越え、その下の掛け金位置に保持されてしま
わない程度にシールド38を移動する。この場合、図示
したように、突出ピン140が収容部146内に完全に
収納されることなく、この突出ピン140が収容部14
6の突出縁148によって摩擦係合されるように、係止
穴142の傾斜案内壁144に沿って押し込まれること
に注意すべきである。この摩擦は、突出ピン140と収
容部146との間で発生し、ディテント部124に対し
て固定フック120が引っ掛からずに当接し、シールド
38が閉鎖位置の決まった位置に正確に保持されること
を可能とするが、使用者は、突出ピン140と突出縁1
48との間に働く摩擦力に打ち勝って、係止穴142の
外側に突出ピン140を引き上げるようにシールド38
を回動操作することにより、針12を再露出させること
が可能である。しかしながら、図22に示した状態から
固定位置側へのさらなるシールド38の回転は、このシ
ールド38が図23に示した固定位置に固定されるよう
に、係止端122がディテント部124を乗り越えてそ
の下方の所定位置に配置されることをもたらすことがで
きることもまた、注意すべきである。この位置におい
て、一対の突出縁148の対向間隔は、突出ピン140
よりも短い幅を持ち、係止穴142の外側への突出ピン
140の移動を阻止すると共にディテント部124に対
する固定フック120の固定動作を維持するように役立
つ収容部146に完全に収納できる。もちろん、前に説
明したように、固定フック120か、ディテント部12
4か、あるいはその両方を削除することは、反復して着
脱固定可能なシールド38を持った針アセンブリィを生
産することに役立つと思われる。
【0065】図24〜図26は、本願発明の安全な針ア
センブリィのための閉鎖・固定機構の第二実施例を例示
する。この実施例はまた、前に説明したように、ディテ
ント部124と固定フック120とを包含し、その操作
は、前の実施例の記述から理解することが可能である。
しかしながら、その閉鎖操作は、前述の突出ピン140
に代えて、側壁部103a, 103bの内側表面の何れ
か一方、あるいは両方に形成した第二の一対の突起15
4に対し、着脱可能な係合のために配置した一対の突起
156を形成した断面を有するアーム部106を形成す
ることにより、もたらされる。図25に示すように、ア
ーム部106および側壁部103a, 103bの突起1
56, 154のそれぞれは、使用者の最小の努力でシー
ルド38から針12を再露出させることを可能とする
が、シールド38が誤って開き、針12が再露出してし
まわないように、突起154, 156は、アーム部10
6と蝶番部102との間での明確な閉鎖動作を与えるよ
うに、曲面や、矩形、あるいは鋭利な縁などの如き好ま
しい形状に形成することができる。ここで、突起15
4, 156の好ましい形状としては、半球状の曲面を採
用している。それで、前の図21〜図23に示した実施
例から明らかなように、閉鎖位置に対してシールド38
を着脱可能に保持するためにシールド38が閉鎖位置に
操作される場合、アーム部106の突起156は、側壁
部103a, 103bの突起154の下に位置すること
となる。側壁部103a, 103bの間に形成可能な溝
152の深さは、アーム部106の断面形状よりも多少
大きめに設定されており、それで、アーム部106が閉
鎖位置に配置される時、隙間158が溝152とアーム
部106との間に形成されることに注意すべきである。
それで、図26に示す固定位置は、アーム部106と溝
152との間に干渉をもたらさない。前述のように、固
定フック120か、ディテント部124か、あるいはそ
の両方の省略は、反復して着脱固定可能な針アセンブリ
ィの生産に役立つ。固定フック120か、ディテント部
124か、あるいはその両方の位置をずらすことによ
り、必要に応じてアーム部106と溝152との間をよ
り狭めたり、より自由な遊び代を形成することが可能で
あり、これによって隙間158の大きさを必然的に変更
可能であることは、当業者によって明らかに理解されよ
う。
【0066】図27および図28は、本願発明の安全な
針アセンブリィのための閉鎖・固定機構のさらに他の実
施例を示している。この実施例は、前に説明した実施例
の固定フック120と共に使用するか、あるいは固定フ
ック120を用いずに使用することができる。側壁部1
03a, 103bによって形成される溝152は、側壁
部103a, 103bの上端部に位置する第一の組の上
部突起154と、ほぼ底部に位置して溝152内に第二
の溝領域164を形成する一組の下部突起160とを有
し、第二の溝領域164の幅は、一組の下部突起160
の間隔よりもわずかに広い幅を有する。アーム部106
は、側壁部103a, 103bの上部突起154に対し
て係合可能な一対の上縁部163と、下部突起160の
下に固定状態で保持されるように設けた一対の突出下縁
162とを包含する断面に形成されている。図27に例
示した閉鎖位置において、アーム部106の突出下縁1
62は、下部突起160の上に位置するのに対し、アー
ム部106のほぼ上端縁163は、前の実施例において
説明したように、着脱可能な閉鎖力を与えるために、側
壁部103a, 103bの上部突起154の下に位置す
る。さらに、シールド38の固定位置への回転は、アー
ム部106をさらに第二の溝領域164内に押し下げる
ように操作すれば良い。これにより、アーム部106の
突出下縁162が第二の溝領域164内に押し込まれて
下部突起160の下に係合し、アーム部106を固定状
態に保持する。上記のように、突出下縁162のないア
ーム部106を形成するか、第二の溝領域164を削除
するか、下部突起160を削除するか、あるいはこれら
3つの何れかを組み合わせることにより、反復して着脱
固定可能な針アセンブリィを得ることができる。
【0067】このように、前の実施例で繰り返して説明
したように、図21〜図28に示した実施例の固定部品
の削除は、その結果として、何人かが誤って穿孔要素、
すなわち針12と接触する事故を防止するため、シール
ド38を反復して着脱固定可能とする本発明の実施例を
もらたす。しかしながら、図29〜図35は、本願のそ
れぞれ従属発明、特に穿孔要素に対してシールドが反復
して着脱固定可能となる針アセンブリィを得ることがで
きる他の実施例を描いている。
【0068】図29〜図31に示すように、針12の尖
った先端14に対してシールド38が反復して着脱固定
可能となる針アセンブリィをもたらすための一つの方法
は、針12のハブ20の外周放射状に形成した個々のリ
ブ状部20aに対し、これらと係合可能な一直線状に並
ぶ一対のリブ要素170をシールド38の長手方向に形
成することである。ここで示すように、リブ要素170
は、シールド38の内側部に形成される。シールド38
をその閉鎖位置に回転した時、図31に最も良く示した
ように、リブ要素170は、シールド38を確実に閉鎖
位置に保持するように、リブ状部20aの下に押されて
これと係合する。しかしながら、このシールド38は、
使用者が開放力をシールド38に加えることによって、
リブ状部20aに対する係合を解除することが可能であ
る。この実施例において、使用者が例えば、操作状態の
窮迫した事情が製品の迅速な使用を必要とする時、ハブ
20に対するシールド38の確実な掛け止めの触覚およ
び聴覚による指示が共に与えられるという有用な特徴を
持つことに注意すべきである。
【0069】図32〜図33は、穿孔要素、つまり針1
2の尖った先端14に対してシールド38が反復して着
脱固定可能となる針アセンブリィのためのさらに他の実
施例を描いている。ここで、一対のリブ175は、シー
ルド38の長手方向の軸線に対してほぼ直角に、シール
ド38に対して外側に形成される。取り付け部48は、
シールド38の基端側の一対の係合アーム180と、こ
の係合アーム180にほぼ直角に形成した係止頭部18
2を包含する。シールド38が閉鎖位置に回転される
時、その閉鎖位置にシールド38を摩擦力で確実に保持
するように、リブ175は、係合アーム180およびそ
の係止頭部182に摩擦係合する。上述のように、シー
ルド38が確実に閉じたという聴覚および触覚による指
示は、シールド38が閉鎖位置にあるというさらなる指
示として使用者に与えられる。
【0070】図34および図35は、穿孔要素14に対
してシールド38が反復して着脱固定可能となる針アセ
ンブリィのさらに他の実施例を描いている。ここで、湾
曲したピン要素185は、アーム部106の基端側に形
成され、このピン要素185が側壁部103a, 103
bの両方か、何れか一方に形成した切り欠き開口188
と係合可能となっている。上述のように、ピン要素18
5および切り欠き開口188の位置を逆に配置すること
ができる。湾曲した切り欠き開口188のそれぞれは、
ピン要素185の変形を起こさせる斜案内壁部190に
導かれ、シールド38がその閉鎖位置に回転させられ
る。ピン要素185と湾曲した切り欠き開口188との
間の係合は、シールド38を着脱可能な閉鎖位置に確実
に保持することに役立つ。しかしながら、ピン要素18
5の上のわずかな突出部188aを切り欠き開口188
に形成することにより、使用者の故意の開放操作以外で
は、誤ってシールド38が開放してしまうような事故を
未然に防止できることに注意すべきである。前の二つの
実施例と同じように、確実な閉鎖および開放の聴覚およ
び触覚による指示が使用者に与えられる。
【0071】さらに、前に説明したように、穿孔要素、
つまり針12の尖った先端14に対してシールド38を
開閉するための手動操作力を使用者に与えるフランジ2
00か、あるいはタブ202を設けることも可能であ
る。。図36〜図44は、この器具の上述した操作を可
能とするために、指によってシールド38を正確で、効
率が良く、しかも容易に取り扱いできるようにした種々
の実施例を概念的に示している。
【0072】図36〜図38に示した実施例において、
シールド38の上端には、複数の***部211を形成し
た把持パッド210が設けられている。このシールド3
8の両側は、複数のリブ215aを形成したリブ付き側
面215を包含する。使用者は、その指204で針12
の尖った先端14に対するシールド38の窓部を都合良
く操作するために、シールド38の一方の側からリブ付
き側面215をしっかりと握ることができる。使用者が
望む時に使用者の指204によってシールド38を閉鎖
位置に容易に操作できるように、把持パッド210と共
に***部211の摩擦が利用される。
【0073】図39〜図41に示した実施例は、人間工
学的な形状に合わせてシールド38の一端側に形成した
フェンダー220を使用するようにしたのもである。こ
の設計は、シールド38の実質的な片手操作を容易にす
る。使用者は、医療用受け渡し器具を保持する手でシー
ルド38をそのまま取り扱うことができる。この設計の
ため、使用者の指(親指)204は、フェンダー220
の後ろに位置し、使用者の指204が針12の尖った先
端14に実質的に近づかないという点で、より高い安全
性を与えることができる。フェンダー220を人間工学
的な形状に合わせて作ることにより、フェンダー220
の湾曲した設計と相俟って、使用者の指204の動きが
自然となり、針12の尖った先端14に対するシールド
38の閉鎖操作を自動的にかつ安全に行うことができ
る。
【0074】図42〜図44は、穿孔要素、すなわち針
12の尖った先端14に対するシールド38の人間工学
的な動作のためのさらに他の実施例を描いている。ここ
で、一対の切り株状リンク225は、シールド38の両
側か、好ましくはアーム部106に隣接するシールド3
8の上部に形成される。これら切り株状リンク225の
それぞれの先端は、使用者の指204に引っ掛かり可能
な球状のボール部230を包含する。この設計の長所
は、ボール部230がシールド38の開閉操作の何れか
において、シールド38の何れか一方側か、あるいはシ
ールド38の基端から操作可能であり、使用者の指20
4の間と針12の尖った先端14との間に充分な安全距
離を確保できるあることにある。例えば、シールド38
の開放操作が望まれた場合、使用者の指204は、針1
2の尖った先端14から離れた位置で、シールド38の
基端側からボール部230に引っ掛けることができる。
同様に、シールド38を閉鎖することが望ましい場合、
使用者の指204は、シールド38および針12の14
の後方からボール部230に近づくことができ、何れの
場合でも使用者の指204は常に針12の尖った先端1
4から保護される。
【0075】なお、本発明のさらなるそして、付加的な
形態は、添付した図面および特許請求の範囲の記載から
外れることなく案出でき、本発明は例示した実施例に制
限されないことは、当業者によって認識されると共に理
解されよう。
【0076】
【発明の効果】本発明の保護バリヤーアセンブリィによ
ると、ハブに回転可能に取り付けることができるので、
針の先端を方向づけるための必要性がその製造工程では
全く不要である。
【0077】また、針のシールドは、針が使用中の時
に、じゃまにならない所に容易に回転することができ、
針に対して誤った接近を実質的に妨げる閉鎖位置に容易
に移動することが可能である。
【0078】さらに、針シールドは、使用者によって何
らかの追加の操作を必要とすることなく、閉鎖位置に固
定することができる。
【0079】しかも、いくつかの器具に対して適用可能
で通常の使用習慣を阻害せず、簡単に使用できて、しか
も容易に製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による保護バリヤーアセンブリィの二つ
の実施例を同時に表した分解正面図である。
【図2】図1に示した実施例におけるシールドおよび取
り付け部の2−2線矢視図である。
【図3】蝶番部の他の実施例を示す図2と同様な平面図
である。
【図4】図1に示した一方の実施例におけるシールドお
よび取り付け部の縦断面図である。
【図5】図1に示した実施例におけるハブの部分の5−
5線に沿った断面図である。
【図6】図1に示す実施例を針管ホルダに組み込んで第
一の位置にシールドを配置した状態の縦断面図である。
【図7】図6に対応する実施例において、シールドを第
二の位置に配置した状態の縦断面図である。
【図8】図7に示した実施例を針操作器具に取り付けた
状態における図7中の8−8線に沿った部分断面図であ
る。
【図9】針移動器具に差し込んだ直後における図7に示
した実施例の縦断面図である。
【図10】針移動器具にハブを係合させた状態における
図9に示した実施例の縦断面図である。
【図11】シールドが第一の位置と第二の位置との中間
に位置すると共に針アセンブリィを注射器に取り付けた
本発明の一実施例の断面図である。
【図12】注射器を針アセンブリィに取り付けた本発明
の他の実施例を表す正面図であり、シールドが第二の位
置にある状態を示す。
【図13】注射器を針アセンブリィに取り付けた本発明
の他の実施例を表す正面図であり、シールドが第一の位
置にある状態を示す。
【図14】従属発明における針アセンブリィのためのシ
ールド固定機構の一実施例を描いた部分拡大図である。
【図15】図14に対応した実施例において、シールド
が固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図16】従属発明における針アセンブリィのためのシ
ールド固定機構の他の実施例を描いた部分拡大図であ
る。
【図17】図16に対応した実施例において、シールド
が固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図18】従属発明による針アセンブリィのためのシー
ルド固定機構の別な実施例を描いた部分拡大図である。
【図19】図18に対応した実施例において、シールド
が固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図20】図19中の矢視20部を抽出した抽出拡大図
である。
【図21】閉鎖位置および固定位置との間で固定を与え
るために役立つ本発明による針アセンブリィのためのシ
ールド固定機構に一つの実施例を描いた部分拡大図であ
る。
【図22】図21に対応した実施例において、シールド
が閉鎖位置にある状態の部分拡大図である。
【図23】図21に対応した実施例において、シールド
が固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図24】本発明による針アセンブリィのためのシール
ド固定機構の他の実施例を描いた抽出断面図である。
【図25】図24に示した実施例における25−25線
に沿った縦断面図である。
【図26】図24に対応した実施例において、シールド
が固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図27】本発明による安全な針アセンブリィのための
シールド固定機構の他の実施例を描いた抽出断面図であ
る。
【図28】図27に対応した実施例において、シールド
が固定位置にある状態の抽出断面図である。
【図29】本発明による反復して着脱固定可能なシール
ドをもたらす一つの実施例を描いた部分拡大図である。
【図30】図29に対応した実施例において、シールド
が固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図31】図30中の31−31線に沿った縦断面図で
ある。
【図32】本発明による反復して着脱可能なシールドを
もたらす他の実施例を描いた部分拡大図である。
【図33】図32中の33−33線に沿った横断面図で
ある。
【図34】本発明による反復して着脱可能なシールドを
もたらすさらに他の実施例を描いた部分拡大図である。
【図35】図34に対応した実施例において、シールド
が固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図36】本発明の針アセンブリィの別な実施例の外観
を表す正面図である。
【図37】図36に示した実施例における操作手順を図
38と共に示す作業概念図である。
【図38】図36に示した実施例における操作手順を図
37と共に示す作業概念図である。
【図39】本発明の針アセンブリィの他の実施例の操作
状態を図41と共に表す操作概念図である。
【図40】図39に示した実施例の外観を表す正面図で
ある。
【図41】図40に示した実施例の操作状態を図39と
共に表す操作概念図である。
【図42】本発明の針アセンブリィのさらに別な実施例
における操作状態を表す操作概念図である。
【図43】図44と共に、本発明の針アセンブリィのさ
らに他の実施例における操作状態を表す操作概念図であ
る。
【図44】図43と共に、本発明の針アセンブリィのさ
らに他の実施例における操作状態を表す操作概念図であ
る。
【図45】取り付け部に対してシールドを回動するため
の別なの手段を描いた断面図である。
【符号の説明】
10, 10b 針アセンブリィ 12, 12b 針 14, 14b 尖った先端 16, 16b 基端部 18, 18b 通路 20 ハブ 20a リブ状部 22 基端部 23 先端部 24 開口 26 外周面 28 環状溝 30 環状突出部 32, 32b 着脱要素 34 針管ホルダ 35 雌リュアー固定継手 36 雄ねじ 37 注射器 38, 38a シールド 40 開口端 42 閉鎖端 44 側壁部 46 窓部 48, 48a 取り付け部 50 第一の部分 52 開口 54 内側突出部 56, 56a 蝶番部 57 傾斜面 58 突起 60 基部先端 62 先端部カバー 64 基端部カバー 66 窓枠部 68 リブ 70 薄板部 72 厚み減少領域 74 ピン 76 空隙 80 包装体 82 基端面領域 84 レンチ開口 86 針コンテナ 100 注射器 102 蝶番部 103a, 103b 側壁部 104 ピボットピン 105 溝 106 アーム部 109 壁部 110 固定ピン 112 頭部 112a 頭部表面 112b 裏面 113 開口 114 溝 120 固定フック 122 係止端 124 ディテント部 130 固定突出ピン 131 係止縁 132 切り欠き部 134 傾斜案内壁 136 収容部 138 境界縁 140 突出ピン 142 穴 144 傾斜案内壁 146 収容部 148 突出縁 152 溝 154 上部突起 156 突起 158 隙間 160 下部突起 162 突出下縁 163 上端縁 164 第二の溝領域 170 リブ要素 175 リブ 180 係合アーム 182 係止頭部 185 ピン要素 188 切り欠き開口 188a 突出部 190 傾斜案内壁部 200 フランジ 202 タブ 204 指 210 把持パッド 211 ***部 215 リブ付き側面 215a リブ 220 フェンダー 225 切り株状リンク 230 ボール部 X 長手方向の軸線 Y 長手方向の軸線 a, b, c 外径 d 長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ビィー. オーデル アメリカ合衆国 07417 ニュージャージ ー州 フランクリン レイクス ピュリス アヴェニュ 357 (72)発明者 サンダー スザボ アメリカ合衆国 07052 ニュージャージ ー州 ウエスト オレンジ ネストロ ロ ード 56 (72)発明者 ジェイムス エイ. バーンズ アメリカ合衆国 07208 ニュージャージ ー州 エリザベス キプリング ロード 1104

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部と基端部とを有する長尺の穿孔要
    素と、 この穿孔要素との接触を選択的に回避するためのバリヤ
    ー要素と、 保持要素とを具え、前記バリヤー要素は、前記穿孔要素
    の基端位置に隣接して設けた取り付け部と、この取り付
    け部に回動可能に設けた長尺の溝部とを有し、このバリ
    ヤー要素の前記溝部は、前記穿孔要素の先端部が覆われ
    ない第一の位置と、前記穿孔要素の先端部が保護して覆
    われる第二の位置との間で回動可能であり、 前記保持要素は、前記第二の位置に前記溝部を保持する
    ためのものであることを特徴とする保護バリヤーアセン
    ブリィ。
  2. 【請求項2】 前記保持要素は、前記第二の位置に前記
    溝部を固定するものであることを特徴とする請求項1に
    記載した保護バリヤーアセンブリィ。
  3. 【請求項3】 前記保持要素は、前記穿孔要素の基端部
    に隣接して形成した開口部と、この開口部に嵌合保持さ
    れるピン部材とを有することを特徴とする請求項2に記
    載した保護バリヤーアセンブリィ。
  4. 【請求項4】 前記保持要素は、前記溝部に固定されて
    第一の幅を持った圧縮可能な頭部を有するピンと、前記
    取り付け部に形成されて前記圧縮可能な頭部の第一の幅
    より狭い第二の幅を有する穴とを具え、 前記溝部を前記第二の位置に固定すべく回動した場合、
    前記圧縮可能な頭部が前記穴を貫通するように付勢され
    ることを特徴とする請求項2に記載した保護バリヤーア
    センブリィ。
  5. 【請求項5】 前記保持要素は、前記溝部に固定したラ
    ッチと、前記取り付け部に固定した突起とを具え、 前記溝部を前記第二の位置に固定すべく回動した場合、
    前記ラッチは、前記突起に付勢されることを特徴とする
    請求項2に記載した保護バリヤーアセンブリィ。
  6. 【請求項6】 前記保持要素は、前記溝部に固定されて
    第一の幅を定める一対の縁部を持つピンと、前記取り付
    け部に形成されて前記ピンを受け入れるためのオリフィ
    スとを具え、 前記オリフィスは、前記ピンの第一の幅よりも狭い第二
    の幅を持った開口を有する係合部を有し、前記溝部を前
    記第二の位置に固定すべく回動した場合、前記ピンは前
    記開口を圧縮状態で通過して前記係合部内に付勢される
    ことを特徴とする請求項2に記載した保護バリヤーアセ
    ンブリィ。
  7. 【請求項7】 前記保持要素は、前記溝部が前記穿孔要
    素の先端部を覆うけれども前記第一の位置に向けて移動
    可能な閉鎖位置と、前記溝部が前記第二の位置に固定さ
    れる固定位置との二つの位置を有することを特徴とする
    請求項1に記載した保護バリヤーアセンブリィ。
  8. 【請求項8】 前記二つの位置の保持部材は、前記溝部
    に固定したラッチと、前記取り付け部に固定した突起
    と、前記溝部に固定した第一の直径を有するピンと、前
    記取り付け部に形成したオリフィスとを具え、 前記オリフィスは、前記ピンの第一の直径よりも小さい
    第二の直径を持ったネック部と、前記ピンをその中に収
    容するように形成した第三の直径を持つ開口とを有し、 前記ピンは、前記閉鎖位置で前記ネック部に係合して前
    記溝部を前記閉鎖位置で保持する一方、前記ラッチは、
    前記固定位置で前記突起に係止して前記溝部を前記固定
    位置に固定するように付勢されることを特徴とする請求
    項7に記載した保護バリヤーアセンブリィ。
  9. 【請求項9】 先端部と、基端部と、これらを通る通路
    とを有する長尺の針と、 基端部と、先端部と、外周面とを有するハブと、 開口端と、閉鎖端と、前記針の通過を許容すべく前記開
    口端から前記閉鎖端に向かう窓部を持った側壁部とを有
    するシールドとを具え、 前記ハブは、前記針の先端部が外側に突出するように、
    前記針を受け入れる軸方向に延びた開口を有すると共に
    流体処理装置に対して着脱可能に取り付けるための手段
    を持ち、 前記シールドは、前記針を使用のために露出する第一の
    位置と、前記針に対する接触を前記シールドが実質的に
    阻止する第二の位置とを有し、 前記シールドは、前記窓部と反対側の前記シールドの前
    記開口端に取り付けられて前記第一の位置から前記第二
    の位置への前記シールドの回動を許容する蝶番部と、前
    記ハブに対して前記シールドを保持するための回転可能
    な取り付け部とを有し、さらに前記シールドの前記開口
    端は、前記ハブに係合して前記シールドを前記第二の位
    置に固定するための手段をさらに有することを特徴とす
    る保護バリヤーアセンブリィ。
  10. 【請求項10】 前記ハブの外周面は、所定の外径を有
    し、この所定の外径よりも小径の外径を持った環状溝
    と、このハブの外周面の所定の外径よりも大径の環状突
    出部とをさらに具えたことを特徴とする請求項9に記載
    した保護バリヤーアセンブリィ。
  11. 【請求項11】 前記取り付け部は、前記ハブと対応し
    た開口を有する第一の部分を具え、前記開口は、前記環
    状溝に対して回転自在に係止する少なくとも一つの内側
    突出部を有し、これによって前記取り付け部を前記ハブ
    に対して回転可能に保持するようにしたことを特徴とす
    る請求項10に記載した保護バリヤーアセンブリィ。
  12. 【請求項12】 前記シールドが前記第二の位置にある
    場合、前記ハブを係止するための前記シールドの前記手
    段は、前記ハブの前記環状突出部に係止するための少な
    くとも一つの突起を具えたことを特徴とする請求項10
    に記載した保護バリヤーアセンブリィ。
  13. 【請求項13】 前記流体処理装置を前記ハブに着脱可
    能に取り付けるための前記手段は、前記ハブの基端部の
    雌リュアー継手を具えたことを特徴とする請求項9に記
    載した保護バリヤーアセンブリィ。
  14. 【請求項14】 前記針の基端部は、前記ハブから外側
    に突出し、前記基端部は、流体採取管のストッパを貫通
    する尖った先端を具え、前記流体処理装置を前記ハブに
    着脱可能に取り付けるための前記手段は、針管ホルダに
    前記ハブを取り付けるための雄ねじを前記ハブの基端部
    に具えたことを特徴とする請求項9に記載した保護バリ
    ヤーアセンブリィ。
  15. 【請求項15】 前記ハブに着脱可能に取り付けられて
    前記ハブから突出する前記針の先端部を覆う先端部カバ
    ーをさらに具え、この着脱可能な先端部カバーは、これ
    が取り外されるまで、前記針の先端部を保護するもので
    あることを特徴とする請求項9に記載した保護バリヤー
    アセンブリィ。
  16. 【請求項16】 前記ハブに着脱可能に取り付けられて
    前記ハブから突出する前記針の基端部を覆う基端部カバ
    ーと、前記ハブに着脱可能に取り付けられて前記ハブか
    ら突出する前記針の先端部を覆う先端部カバーをさらに
    具え、前記基端部カバーおよび前記先端部カバーは、こ
    れらが取り外されるまで、前記針の基端部および先端部
    をそれぞれ保護するものであることを特徴とする請求項
    14に記載した保護バリヤーアセンブリィ。
  17. 【請求項17】 前記シールドおよび前記取り付け部
    は、単一の一体部品として形成され、前記蝶番部は、厚
    肉部と、屈曲変形を許容する蝶番部分を持った厚み減少
    領域とを有する薄板部からなることを特徴とする請求項
    9に記載した保護バリヤーアセンブリィ。
  18. 【請求項18】 前記シールドは、このシールドが前記
    第二の位置にある場合、前記ハブの環状突出部に係止す
    るための二つの突起を有することを特徴とする請求項9
    に記載した保護バリヤーアセンブリィ。
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