JP3745422B2 - 保護バリヤーアセンブリィ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保護バリヤーアセンブリィに関し、より詳細には、穿孔要素の使用の合間か、あるいは穿孔要素の使用完了後に、穿孔要素の先端部を保護して覆うための穿孔要素用手動開閉保護バリヤーアセンブリィに関する。
【0002】
なお、本明細書の記述は、本件特許出願の優先権の基礎たる米国特許出願第08/310, 538号(1994年9月23日出願)、米国特許出願第08/375,841号(1995年1月20日出願)の明細書および図面の記載に基づくものであって、この米国特許出願を参照することによって、当該米国特許出願の明細書および図面の記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
使い捨ての医療用器具、特に、注射針や注射器、あるいは吸引した血液の採取管の如き医療用受け渡しや、あるいは採取器具の使用の増大が注目されている。特に、このような医療用器具は、患者に薬物を与えたり、あるいは血液などの流体を受け渡すための穿孔要素を包含する。このような穿孔要素は、なかんずく先端が尖った針状のカニューレや、先端が尖っていないカニューレを包含する。
【0004】
病原体をもった血液に身をさらすことは、医療技術と関係した人すべてに認められた危険がある。このような認識のため、針の如き穿孔要素の使用に対して多くの取り扱い規定が考えられ、そして実行されている。病原体を持った血液の搬送の問題は、針を使用する内科医や、看護婦や、静脈採血士のみならず、病院全体の補助労働者に対しても存在する。今日、使用されている針の大部分は、一回使用で使い捨てであるので、病院の労働者は、使用者によってきちんと取り扱われない針に対して危険な状態にある。器具の使用中、ならびに器具の使用が完了した後に、安全で都合の良い取り扱いと、このような器具の搬送とに対する方法のための明確な取り扱い規定が考えられ、これによって、適当な処理がもたらされると同時に、使用済みの器具を取り扱う何らかの人に対し、使用済みの針による刺し傷や接触によって、傷害や、感染、あるいは病気にさらされる危険を減少している。
【0005】
今日の医療設備において、広い種類の使い捨ての針器具が、注射および静脈処置により薬物を与えるため、あるいは血液採取の如き静脈採取や回収処置のために日常的に使用される。このような処置の完了の合間か、血液試料を吸引するための注射が一度行われるか、あるいは、静脈針が患者から抜かれると、ここで用いた針および/または注射器や、管は共に汚染されてしまい、安全な方法で取り扱うか、あるいは処分する必要がある。この取り扱いの問題は、医療関係者が使用済みの医療器具のための処理設備を捜し出すため、静脈処置を施した直後の患者に手当てをせず、そのままにしておくことは通常できないので、特に重要となる。この結果、看護婦や内科医が患者の世話をしている間、むきだしのままの汚染した針は、ベッドの横のテーブルや、患者の寝具の上にほんのしばらくの間、置かれたりあるいはベッドマットレスが汚染した針を一時的に保持するための針山の形態として一般に使用される。
【0006】
前に述べた使用済みの針に対する取り扱い規定は、この針がいつどのように使用されるか、およびこれがどのように処分されるべきであるかを詳細に規定している。針を取り扱うためのいろいろな取り扱い規定に対する問題は、余計なステップが上述した処置に追加されてしまうことを使用者にしばしば要求する。時間的な問題および単純な不注意のせいで、使用済みの針の取り扱いに対して信頼のできる習慣がしばしば無視され、傷害が発生してしまう可能性がある。
【0007】
例えば、針の尖った先端を除去するために、最終処置として、使用後および搬送前の針の如き穿孔要素を折ったり、切断したりことが一般的な習慣である。これによって、針の取り扱いに起因する刺し傷や、引っ掻きや、あるいは他の傷害を引き起こす危険性を減少している。しかしながら、針を折ったり、あるいは切断したりする操作でさえも、医療関係者がこれらの操作の間に誤って刺し傷などの傷害にさらされる危険性がある。さらに、針や注射器内の残留薬物は、人あるいはその衣服に飛散し、残留薬物からの潜在的に有害な揮発成分は、いわゆるエアロゾル効果によって医療関係者が吸い込んでしまう虞がある。さらに、針を切断するための切断工具の刃は、細菌およびバクテリアおよび病気をもたらす他の微小生物に対する温床として機能し、針の切断作業者がこのような温床に思いもよらずにさらされてしまう危険性がある。最近、他の鋭利な医療器具はもちろん、使用済みの針の取り扱いおよび処置に関連して極めて大きな危険性が認識されている。現在、ある種の病気、とりわけB型肝炎は、経皮潜伏、すなわち、汚染した針あるいは器具との単純な接触によって、伝染すると考えられている。
【0008】
針と医療器具との組み合わせで使用した針部もまた、人の皮膚に対する偶然の引っ掻き傷や刺し傷のため、傷害や、薬剤あるいは血液の注入などの極めて大きな危険性を引き起こすと同時に、使用済みの器具もまた、感染の危険性を引き起こす可能性がある。例えば、残留血液や薬物を含む注射器や、血液採取シールドなどの如き使用済みの器具が、人の皮膚にさらされるならば、皮膚に形成された切り傷などに局部的に吸収されてしまい、重大な内部感染や、他の反応を引き起こすこととなる。このような危険性のため、器具に残留する薬剤や血液を取り除くことなく、そのまま廃棄処分にすることは、現行の習慣として好ましい。
【0009】
一つの解決方法としては、使用済みの穿孔要素や器具を処分する前に、その使用直後に保護シースを穿孔要素や器具に付け替える処置を施すことが考えられている。これにより、汚染した針や器具などは、それが処理ユニット内に置かれるまで、不注意などによる接触や刺し傷を未然に防止することができる。米国職業安全健康局(U.S. Occupational Safety and Health Administration)では、針の付け替え操作を補助するためのいくつかの形態の付け替え装置を利用する場合に限り、この針の付け替え処理が許されることを述べている。しかし、使用済みの穿孔要素を付け替えるための医療関係者による試みは、大部分において、開業医が医療器具を使用する作業環境の急迫した事情および他の何らかの重大な理のために起因して意図しない刺し傷や接触の危険性をしばしば帯びることは明白である。
【0010】
保護シースの付け替え装置のための一つの提案は、保護シースを有すると共に一方の手で保持される装置を用いることである。この場合、保護シースに針を装入するために他方の手で針を保持する必要がある。このような装置は、針に対して意図しない接触や刺し傷などの発生の危険性を減少させることができるのに対し、付け替え装置の使用のために両方の手を必要とするので、著しい不利益をこうむる。いったん、使用者が一方の手で握り部把持すると、この握り部は使用者の手の何らかの汚染菌によって無菌ではなくなる。他の誰かがこの付け替え装置を手に取る時、その手は、先の使用者の手の何らかの残留物によって、直ちに汚染されることとなる。
【0011】
さらに、針による損傷の発生を減少させる必要のある開業医を補助するため、いろいろな種類の形態の採取器や、針シールド器具などの医療器具を工業的に生産することにより、上述した問題に対処している。いくつかの器具はまた、使用済みの針を他の取り扱い者にさらすことを避けるため、使用後に針をシールドすようになっている。これらの器具のいくつかの代表的なリストは、Hollister らの発明に対する米国特許第4, 982, 842号で見ることができる。このHollister ら明細書には、現在の針保護容器のための背景技術の部分において、針を保護するためのいろいろな器具の米国特許が90ほど紹介されている。このHollister らの発明は、針アセンブリィおよび注射器の先端部とを連結させるために雌雄端を持つアダプタのみのスタンドを記述している。Hollister らの器具は、針と並ぶ位置に回動可能なアダプタと、このアダプタに取り付けられて針を覆い得るハウジングとを包含する。Hollister らの装置は、アダプタが取り付けられる器具の無駄な部分の容積が大きく、針を保持するハブの突出量を増大する付加的な部分を必要とする。そして、針を覆うようにハウジングを固定保持するための機構が、針それ自体に密着状態となるため、針に残る何らかの流体のエアロゾルを発生させてしまうこととなる。また、針の先端部の傾斜面が針の意図した使用に対して重要であるならば、Hollister らの発明は、器具を取り付けた時に針の先端部に対する相対位置を注意深く設定する必要がある。
【0012】
Janjuaらの米国特許第5, 207, 653号は、針の長さよりも大きな長さを有する長手方向の切り欠きを持った針キャップを記述している。Janjuaらの発明において、針キャップは、針およびハブ部に対して旋回結合されるべく取り付けられる。Janjuaらの発明はまた、針キャップが注射器か、あるいは流体採取管のための針ホルダと共に使用可能であることを記述している。このJanjuaらの発明による器具は、針のハブにピボットを介して取り付けるが、一つの平面内を回動するだけであるので、針と針キャップとのアセンブリィ状態において、ハブに対して針先端の傾斜面の回転位相を正確に設定しない限り、この針キャップは実際の使用に際してこれを妨げる場合が発生する。
【0013】
前述したHollister らの特許の背景技術に記載された種々の装置、およびこのHollister らの発明それ自体、およびJanjuaらの発明は、針による傷害から医療関係者を保護するために必要であると認められた要求に対し、これに対処することをすべて試みている。これらすべての器具において程度の差があるものの、繰り返し発生する問題がいくつかある。これらの器具の一部は、構造が複雑であり、保護機構を組み込んでいない装置よりも製造コストが著しく嵩む。また、いくつかの装置は、構造の複雑さが増大するか、使用に際しての使いにくさが増大する。さらに、他のいくつかの装置は、実際の使用に際して極めて使いにくいことが明白である。このような理由のため、Hollister らの背景技術の装置の大部分は、円滑に商業化されていない。
【0014】
血液を採取する場合に配慮しなければならないことは、針先端の方向づけに対して特に注意を払う必要があるという点である。大部分の静脈採血士は、針の先端部の傾斜面が皮膚の反対側を向くように、注意深く針の先端の位置を調整している。Janjuaらの発明に記載されたような針アセンブリィは、針キャップが上述したような構造であるので、取り扱いにくくなる場合があったり、あるいはその製造中に針の先端を注意深く方向づけする必要があるので、より高価となってしまう。さらに、このJanjuaらの発明においては、針を囲むように閉鎖位置に針キャップを固定するための必要性の認識があるけれども、提案したすべての解決手段は、針キャップを接着またはねじることでこの針キャップを固定する必要が生ずる付加的なステップを必要とする。
【0015】
【発明の目的】
本発明の目的は、上述したような問題を処理するため、使用済みの穿孔要素に対する偶然の接触を未然に防止し、使用済みの穿孔要素の処理に対して安全で信頼性の高い保護バリヤーアセンブリィを提供することにある。
【0016】
また、本発明の他の目的は、いくつかの器具に対して適用可能で通常の使用習慣を阻害せず、簡単に使用できて、しかも容易に製造可能な保護バリヤーアセンブリィを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明による保護バリヤーアセンブリィは、先端部と基端部とを有する細長い穿孔要素と、この穿孔要素との接触を選択的に回避するためのバリヤー要素とを具えた保護バリヤーアセンブリィであって、前記バリヤー要素は、前記穿孔要素の基端に隣接して固定される取り付け部と、前記穿孔要素を収容するように形成された細長い溝部と、一端が前記溝部に添設されると共に他端が前記取り付け部に回動可能に添設されるアームとを有し、このバリヤー要素、前記穿孔要素の先端部が覆われない第一の位置と、前記穿孔要素の先端部が保護して覆われるように、この穿孔要素の先端部を前記溝部内にほぼ収容する第二の位置との間で回動可能であり、前記溝部が前記取り付け部に対して固定されるように、前記アームはピン部材を有すると共に前記取り付け部は前記ピン部材が固定状態で係合される開口を有することを特徴とするものである。
【0020】
前記穿孔要素は、その基端部にハブを具え、このハブに医療用受け渡し器具を取り付けるようにすることができる。
【0021】
ここで、前記ハブの外周面は、所定の外径を有し、この所定の外径よりも小径の外径を持った環状溝と、このハブの外周面の所定の外径よりも大径の環状突出部とをさらに具えるようにしても良い。この場合、前記取り付け部は、前記ハブと対応した開口を有する第一の部分を具え、前記開口は、前記環状溝に対して回転自在に係止する少なくとも一つの内側突出部を有し、これによって前記取り付け部を前記ハブに対して回転可能に保持することが好ましい
【0023】
つまり、本願発明による保護バリヤーアセンブリィは、穴、すなわち通路を持った先端が尖った針カニューレか、あるいは先端が尖っていないカニューレの如き長尺の穿孔要素を包含する。この保護バリヤーアセンブリィは、基端部と、先端部と、外周面を有するハブとを好ましくは包含する。このハブは、針の先端部が外方に突出するので、この針を受け入れるために軸方向の開口を持つ。また、このハブは、皮下注射器や排出血液採取管の如き流体処理器具にハブを着脱可能に取り付けるための要素をさらに包含することができる。
【0027】
好ましい実施例において、穿孔要素は、ハブから基端外側に突出し、流体採取管のストッパを突き破る尖った先端を包含する。この穿孔要素は、注射器の如き医療用受け渡し器具とは別に形成するか、あるいは医療用受け渡し装置と一体部品にすることができる。この実施例において、ハブを着脱可能に取り付けるための要素は、針管ホルダにハブを取り付けるためのねじ部を好ましくは包含する。あるいは、他の好ましい実施例において、ハブを着脱可能に取り付けるための要素は、皮下注射器の如き医療供給あるいは採取装置にハブを保持するために形成することができる。
【0028】
本願発明の針アセンブリィは、製造が容易である。ハブに回転可能に取り付けることができるので、先端を方向づけるための必要性がその製造工程では不要である。穿孔要素に対するバリヤー要素は、針が使用中の時に、じゃまにならない所に容易に回転されることができ、針に対して誤った接近を実質的に妨げる閉鎖位置、つまり第二の位置に容易に移動される。このバリヤー要素は、使用者によって何らかの追加の操作を必要とすることなく、第二の位置に固定される。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明による保護バリヤーアセンブリィの実施形態のいくつかを図1〜図45を参照しながら詳細に説明する。
【0030】
図1〜図7に示すように、本発明の保護バリヤーアセンブリィ、すなわち針を保護する針アセンブリィ10は、針12の如き穿孔要素を包含し、この穿孔要素は、長手方向の軸線Xと、尖った先端14と、基端部16と、これらを通る通路18とを有する。一つの好ましい針アセンブリィ10としては、長手方向の軸線X′と、基端部22と、先端部23と、外径aの外周面26とを有するハブ20が包含される。このハブ20は、尖った先端14が外側に突出するように、針12を支えるための開口24を好ましくは有する。
【0031】
このハブ20は、流体処理、すなわち医療装置にハブ20を着脱可能に取り付けるための着脱要素32を包含することも好ましい。流体処理器具の一つの形態として針管ホルダ34を採用した場合、この着脱要素32としては、針管ホルダ34にハブ20を取り付けるために基端部22に形成した雄ねじ36であることが好ましい。
【0032】
あるいは、図11に示すように、注射器37やこれと同様な医療器具にハブ20bを取り付けるため、この着脱要素32を適合させることができる。この図11において、針アセンブリィ10bは、長手方向の軸線Yを持った針12bと、尖った先端14bと、基端部16bと、これらを通る通路18bとを包含する。この図11の実施例において、着脱要素32bは、注射器37やカテーテルの如き他の流体処理器具にハブ20bを取り付けるための雌リュアー固定継手35を好ましくは包含する。
【0033】
針アセンブリィ10は、シールド38をさらに包含することが好ましく、このシールド38は、開口端40と、閉鎖端42と、開口端40から閉鎖端42に向けて延びる半径方向に貫通した長さdの窓部46を形成した側壁部44とを有する。図6に示すように、シールド38は、針12がその使用のために露出状態となる第一の位置を有する。図7は、何らかの人が誤って針12と実質的に接触しないようにするシールド38の第二の位置を示している。このシールド38は、ハブ20にシールド38を取り付けるための取り付け部48をさらに包含することが好ましい。環状溝28を介してこの取り付け部48をハブ20に装着するため、取り付け部48は、ハブ20が通る開口52を持った第一の部分50に特徴がある。
【0034】
ハブ20および取り付け部48を別々に形成し、その後に接着や溶接などの機械的な手段により、相互に連結できることは、熟練技術者にとって明らかである。あるいは、これらハブ20および取り付け部48を、相互に一体的に加工するか、あるいは成形することも可能である。さらに、ハブ20および取り付け部48を相互に固定状態で取り付け、あるいは形成できることも明らかである。しかしながら、大部分の穿孔要素の先端に関係して針12の傾斜の迅速な方向付けを与えるため、本発明による針アセンブリィ10は、ハブ20と取り付け部48との間に回転機構を組み入れることができる。この回転を組み入れるための一つの方法は、例えば、ハブ20の外周面26に、その直径aよりも小さな外径bを持った環状溝28を与えることを包含する。このハブ20は、その外周面26の直径aよりも大きな外径cを持った環状突出部30を包含することも可能である。回転機構を組み込むための一つの方法として、開口52は、ハブ20に対する取り付け部48の自由回転を許容すると同時に、ハブ20に取り付け部48を保持させるため、環状溝28と係合するように形成した少なくとも一つの内側突出部54を好ましくは包含する。前記第一の部分50は、窓部46の径方向反対側の開口端40でシールド38に取り付けた蝶番部56に特徴を持たせることもできる。
【0035】
シールド38に対して取り付け部48を回転可能にしたことによる著しい利点は、シールド38がハブ20に対して回転可能であるので、シールド38が血液採取の如き処理と干渉しないことである。静脈採血士により行われるこの技術は、尖った先端14の傾斜面57が患者の皮膚から離れた上向きとなるように、針12の尖った先端14を調整することが一般的に必要である。この傾斜配置は、穿刺のために尖った先端14が正確に置かれることを可能にする。針12の尖った先端14を静脈内へ穿刺する場合、この静脈に対する尖った先端14の入射角度を最小にすることが目標となる。静脈に対する尖った先端14の最小入射角度は、静脈注射での静脈の向う側の壁に尖った先端14が貫通してしまうような不具合を減少する。
【0036】
従来からある他のシールド装置の大部分は、針管ホルダや、固定ピボットなどを持ったハブに取り付けられ、それでこの装置の製造の間、針管ホルダやハブに対して針の尖った先端の注意深い方向づけを必要とする。尖った先端の方向づけに対するこの要求は、追加のステップを加えることとなり、潜在的に効率が低下して生産量を減少するかも知れないという付加的および重要な要件を装置の製造工程に強いる。この点、本願発明ではハブ20に対してシールド38が回転するので、従来の針アセンブリィに対して一般に使用された工程および技術を利用しても、その製造中に針12の尖った先端14の方向づけの必要がない。
【0037】
窓部46によって与えられた隙間は、シールド38の第一の位置から、誰かが針12とうっかり接触してしまうことを回避し、特に、針12の尖った先端14が誰かに引っ掛かったり、刺さったりするのを阻止できるように、シールド38が針12をすっぽりと包むことができる第二の位置に蝶番部56を中心に回動することをシールド38に許容する。シールド38が第二の位置にある時、このシールド38の開口端40はまた、環状突出部30に係止するための少なくとも一つの突起58ををさらに包含することができる。
【0038】
針アセンブリィ10を針管ホルダ34に使用するために意図した好ましい実施例において、針12の基端部16は、ハブ20から外側に好ましくは突出し、流体採取管のストッパを貫通するための基部先端60を包含する。医療器具の当業者であれば、針12が基端部16側に突出する基部先端60と、先端部側に突出する尖った先端14とを有する単一物品として形成できることを見抜くであろう。あるいは、針12は、尖った先端14を有する先端側に突出する先端部品と、基端部16を有する基端に突出する基端部品との二部品に形成可能であり、これら二つの部品は、ハブ20の開口部分で流体結合にて連結される。好ましくは、この安全な針アセンブリィ10は、ハブ20から先端側に突出する針12を覆うため、ハブ20に対して着脱可能に取り付けた先端部カバー62を包含する。この先端部カバー62は、それが使用直前に取り外されるまで、微生物の通過に対するバリヤーとして尖った先端14に対し物理的な保護を与える。針アセンブリィ10は、ハブ20から突出する基端部16を覆うため、ハブ20に取り付けた着脱可能な基端部カバー64を好ましくは包含する。この基端部カバー64は、基端部16の基部先端60に対する物理的な保護を与え、この基端部カバー64が取り外されるまで、微生物の通過に対するバリヤーとして機能するようになっている。
【0039】
針アセンブリィ10は、微生物の通過に対して抵抗する材料で形成した包装体80内に好ましくは密封され、微生物がこの包装体80内で実質的に生育不能な状態となるような処理が施される。一般に、医療器具産業において、密封包装される器具をエチレンオキサイドやβ線あるいはγ線に対してさらすことは、密封包装内で微生物を生育不能にするために使用され、これにより包装体80内の器具は、無菌として認められることとなる。包装した安全な針アセンブリィ10は、包装体80が使用のために開封されるまで無菌となる。さらに、先端部カバー62および基端部カバー64は、使用のためにこれらが直接取り外されるまで、針12の無菌状態を維持するように役立つ。
【0040】
シールド38の側壁部44の窓部46は、突出したリブ68を好ましくは包含する窓枠部66を有する。突出したリブ68は、シールド38が第二の位置にある時に、シールド38の剛性を高めると共に針12に残った流体からのスパッタの発生を実質的に減少するために役立つ。
【0041】
シールド38と、第一の部分50を持った取り付け部48と、蝶番部56とは、単一の物品の製品として形成できることは、当業者によって理解されよう。蝶番部56は、シールド38取り付け部48とが一つのユニットとして形成された時、自然蝶番(living hinge)として形成できる。これらシールド38および取り付け部48は、熱可塑性樹脂を射出成形することにより、好ましくは形成される。物品のある領域が周囲の領域に対して厚みが薄い場合、射出成形金型から取り外された直後にこの成形物品が厚みの減少した部分で曲げられると、樹脂の重合体分子が屈曲によって方向づけられるので、厚みの減少した領域が蝶番部として働くことは、射出成形された製品において良く知られている。この物品が成形直後に曲げられない場合、蝶番部を形成する能力が失われてしまうので、上述したような自然蝶番(以下、これをセルフヒンジと記述する)と表現している。本発明の一実施例による好ましいシールド38および取り付け部48において、蝶番部56は、物品が成形金型から新たに取り外された時に、セルフヒンジとして好ましくは形成される厚み減少領域72を持った薄板部70を包含する。
【0042】
図3は、図2に示した横断面図と同様な蝶番部に対する他の実施例を示す。この実施例においては、図1に示した本願発明の実施例と同じ構成および作用を持った部材が存在する。従って、実質的に同じ作用を持つ実質的に同様な部材は、サフィックスが図3中のこれらの部品と見分けるために付けられていることを除き、図1の実施例のこれらの部品と同じ番号を付している。図3に示すように、シールド38aおよび取り付け部48aは、個々に形成することができ、空隙76に取り付けたピン74の如き回転可能な機械要素を包含する蝶番部56aによって連結される。この機械的な蝶番部56aの実際の形状は、本発明にとって重要ではない。他の形態の回転可能な機械的な蝶番部もまた、採用することができる。
【0043】
シールド38および取り付け部48は、ポリ塩化ビニル, ポリスチレン, ポリプロピレン, ポリカーボネート, ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂から形成することができる。ポリプロピレン, ポリエチレン, ポリプロピレンとポリエチレンとの共重合体は、これらがセルフヒンジの構成のために特に都合が良いので、望ましい。
【0044】
シールド38は、少なくとも一つの突起58を好ましくは有し、図1に示すように、ここでは、シールド38が第二の位置にある時に環状突出部30に係止するために二つの突起58を有している。突起58が環状突出部30に係止する時、シールド38は、何人かが針12に誤って接触するのを実質的に妨げる第二の位置に固定される。
【0045】
この実施例の針アセンブリィ10を血液サンプルを採取するために使用する場合、通常、基端部カバー64が針アセンブリィ10から取り外され、ハブ20が針管ホルダ34に雄ねじ36を用いて取り付けられる。採取処理の直前で、先端部カバー62は、針12の尖った先端14を露出するように取り外される。針12の傾斜面57は、患者から離れて上向きとなるように調整される。この調整の間、針12の尖った先端の配置を妨げないよう、開業医はハブ20を中心としてシールド38を回転する。これにより、静脈内への針12の入射角が最小となるように、正確な位置が開業医に与えられる。最小の穿刺角は、静脈の反対側の壁を貫通するような針12の穿刺発生率を減少する。このようにして、針12の尖った先端14は、患者の静脈内に刺し込まれ、エラストマー製のストッパを有する血液採取吸引管が針管ホルダ34に取り付けられ、それでこのストッパは針12の基端部16の基部先端60によって突き破られる。開業医が血液採取を完了した時点で、針12は患者の静脈から引き抜かれ、シールド38は、何人かが針12に誤って接触するのを妨げる第二の位置に移動される。シールド38を第二の位置に移動させるため、窓部46は、針12を通過させるためにシールド38に対する空隙を与える。シールド38が第二の位置にあって、この第二の位置でシールド38を固定した時、突起58は環状突出部30に係止する。
【0046】
図8〜図10に示すように、ハブ20は、基端面領域82を好ましくは有する。ここに示すように、基端面領域82は、六角形状である。この基端面領域82は、シールド38が第二の位置にあって、血液採取処理が完了した後、安全な針コンテナ86のレンチ開口84と係合するように設計されている。開業医は、針管ホルダ34を保持し、シールド38と共に針アセンブリィ10を安全な針コンテナ86内の第二の位置に置くことにより、基端面領域34は、安全な針コンテナ86のレンチ開口84に係合する。これにより、針管ホルダ34を回して針アセンブリィ10に対し、容易にねじを緩めることができ、針管ホルダ34は、安全な処置のための収集器に廃棄される。この針アセンブリィ10の使用は、開業医にわずかな付加的要求を強いる。第一の位置から第二の位置へシールド38を移動する点を除き、血液採取処理の他の全てのステップは、通常の一般に受け入れられた習慣に従っており、針管ホルダ34は、一般に入手できる普通の工業製品を採用することができる。
【0047】
図11〜図26は、例えば、注射器やカテーテルの如き流体受け渡し器具に対して与えた、本願発明の保護バリヤーアセンブリィを概ね詳細に示している。図11は、図1〜図10に関して前述の部分において説明した実施例を概ね描いており、それでこれらの図、特に図1〜図7で説明したのと構成および作用が同じ部材が存在する。従って、これと実質的に同じ作用を持つ実質的に同様な部品は、サフィックスが図11中のこれらの部品を見分けるために付けられていることを除き、図1〜図7の実施例の部品と同じ番号を付している。
【0048】
ここで、図11に示すように、針アセンブリィ10bは、長手方向の軸線Yと、尖った先端14bと、基端部16bと、これらを通る通路18bとを持った針12bを包含する。この実施例において、着脱要素32bは、注射器37あるいはカテーテルの如き他の流体処理器具にハブ20bを取り付けるための雌リュアー固定継手35を好ましくは包含する。
【0049】
ここで、本願発明の保護バリヤーアセンブリィの他の実施例が描かれてた図12〜図26に戻るが、これらは、針12に対してシールド38の確実な固定のために与えた固定アセンブリィのさまざまな実施例を含む。さらに、本願発明の保護バリヤーアセンブリィのための固定および収納アセンブリィがこれら図12〜図26に描写されている。これらのアセンブリィは、露出した使用済みの針12に使用者が誤って接触してしまうような事故を防止するように、針12に対するシールド38の確実な固定位置はもちろん、この器具の使用の合間に、シールド38が針12を覆って着脱可能に保持されることができる確実な閉鎖位置も共に与える。
【0050】
図12および図13は、注射器100の如き医療用受け渡し器具と共に本願発明の安全な針アセンブリィを概ね描いている。本願発明の安全な針アセンブリィのこれらの実施例は、注射器100と共に描かれているけれども、これらはカテーテルの如き他の医療用受け渡し器具や、前に述べた針管ホルダ34の如き流体採取器具に対して等しく供給されることができることは、当業者によって理解および認識されよう。
【0051】
ここで、シールド38はまた、一般的な開口端40と、閉鎖端42と、例えば三方に広がる溝形断面の側壁部44とを包含する。長手方向の窓部46は、側壁部44に定められ、例えば、シールド38の内側に針12を収容するために形成される。図12に示すように、フランジ200は、この装置の使用者のシールド38の開閉操作を補助するため、シールド38の構造体に組み入れられる。例えば、図13に示す突起要素202もまた、同じ目的のためにアーム106の近傍に与えることができる。
【0052】
ここで示すように、シールド38は、カラー、すなわち取り付け部48の蝶番部102に取り付けたピボットピン104を介して蝶番式に動くように、腕部106に添着されている。ここでは、ピボットピン104として描いているが、前述の部分においてすべて説明したように、アーム106と蝶番部102とをピボットピン104の代わりに形成したセルフヒンジを介し、一体的に形成することが可能であることは、当業者によって認識および理解されよう。蝶番部102と取り付け部48とを一体に形成されることも可能であり、シールド38がそれらと一体か、あるいは別部品として形成されることもまた、当業者によって認識および理解されよう。同様に、取り付け部48とハブ20とを一体的に形成することも可能であるが、これらを別々の部品として形成した場合には、例えば接着, 溶接, 結束, あるいは当業者の技術範囲内での機械的接合方法を介して相互に連結することができる。さらに、望むのであれば、取り付け部48およびハブ20を相互に回転可能とするために、例えば、前述の部分において説明したような方法で形成することができる。図45に示すように、アーム部106が蝶番部102を囲むようにフォーク状に形成することが可能な場合、ピボットピン104は、蝶番部102を貫通し、その両側を囲むアーム部106の反対側の壁に通される。
【0053】
ここで、他の種々の実施例を示す図14〜図28に戻るが、図14〜図20には示した固定機構がより特別に描かれ、あるいは図21〜図28には閉鎖固定機構がより特別に描かれている。本願発明の安全な針アセンブリィと共に使用するための固定機構の一実施例は、図14, 図15で明らかにされる。ここで、蝶番部102は、取り付け部48の側方に添設され、例えば、それらの間に溝105を形成する一対の平行な側壁部103a, 103bとして形成される。アーム部106は、ピボットピン104を介して側壁部103a, 103bの間の溝105内に回動可能に枢着される。第二の溝114は、例えば、取り付け部48全体から蝶番部102を分ける壁部109を介し、取り付け部48と蝶番部102との間に形成することができる。
【0054】
例示したように、穴すなわち開口113は、ピボットピン104の回動中心から離れた仕切り壁109の一端側にこれを貫通するように形成することができる。開口113に差し込まれる固定ピン110は、シールド38のアーム部106に与えられ、この固定ピン110は、その先端に開口113の開口端に係止し得るきのこ形状の頭部112を包含している。図示のように、きのこ形状の頭部112は、固定ピン110の軸部よりも幅広である。固定ピン110をアーム部106に形成すると共に、開口113を仕切り壁109を貫通するように形成しているが、固定ピン110を溝105あるいは蝶番部102側に設けると共に開口113をアーム部106に形成することが可能であることは、当業者にとって明らかである。また、ここでは頭部112をきのこ形状に示しているが、かぎ針や、やじりなどのような他の形状もまた、用いることが可能であることは、当業者にとって明らかである。
【0055】
例示したように、固定ピン110のきのこ形状の頭部112は、仕切り壁109を貫通して配置した開口113よりもわずかに幅広に形成される。それで、シールド38が図15に示した固定位置に回動される時、このきのこ形状の頭部112は、開口113を通って圧縮され、これが溝114内に入ることによって、再び拡幅する。それで、このきのこ形状の頭部112は、穿孔要素、すなわち針12が再び露出するようにシールド38が逆に回動されるのを妨げるように、仕切り壁109に対して同じ高さに押し付けられる。きのこ形状の頭部112の丸い頭部表面112aは、シールド38が固定位置に回転されると同時に、開口113を通り抜ける頭部112の圧縮を容易にするが、この頭部112の平らな裏面112bは、これが開口113を通り抜けた後の開口113を囲む仕切り壁109に対して係止し、取り付け部48に対する固定ピン110の保持に寄与することに注意すべきである。固定ピン110それ自体か、あるいは少なくともそのきのこ形状の頭部112は、アーム部106が固定位置に回されると同時に、開口113を通って圧縮されるように、多少弾力のある材料で形成されるべきであるが、シールド38が簡単に固定位置にロックされてしまわないよう、開口113を通って圧縮されることに対して抵抗する点にも注意すべきである。この固定ピン110としては、例えば、ポリプロピレンが使用可能である。
【0056】
図16および図17は、本願発明の安全な針アセンブリィに使用するための固定機構の他の実施例を描いている。また、アーム部106は、平行な側壁部103a, 103bによって形成した溝105内に、蝶番部102に対して回動可能に連結されている。固定フック120は、ピボットピン104から離れたアーム部106の部分に対し、配置されるか、形成されるか、あるいは他の方法で添設される。この固定フック120は、取り付け部48に形成した突起、すなわちディテント部124に係止し得るように形成した係止端122に特徴を持つ。それで、図17に示すように、シールド38が固定位置に回転される時、ディテント部124に対して係止端122がその下に係止されるように、ディテント部124を越えて付勢され、それにより、針12に対して安全なシールド38の位置から逆転できないように固定する。
【0057】
本願発明に用いるための固定機構の他の形態を図18〜図20に示す。前述のように、アーム部106は、例えば、その中に溝105を形成する一対の側壁部103a, 103bの如き蝶番部102に対して回動可能に添設される。この実施例において、固定突出ピン130は、ピボットピン104から離れたアーム部106の両側あるいは何れか一方に形成されるか、配置されるか、添設されるか、あるいは他の方法で設けることができる。固定突出ピン130は、例えば、ポリプロピレン, ポリカーボネート, ポリスチレン, あるいはこれらと特性の似た材料の如き、圧縮可能な材料で形成することができる。一つあるいは複数の固定突出ピン130は、側壁部103a, 103bの両方あるいは何れか一方に切断されるか、成形されるか、あるいは刻設された切り欠き部132に保持されるように配置される。切り欠き部132が側壁部103a, 103bの板厚方向に貫通して形成する必要はなく、これらが底部を有する溝として、側壁部103a, 103bの一部に形成できることもまた、当業者によって理解されよう。
【0058】
例示したように、切り欠き部132は、固定突出ピン130に対し、切り欠き部132の底に設けた収容部136に向けてほぼV字状に形成した一対の傾斜案内壁134に特徴を持つ。同様に、収容部136は、傾斜案内壁134と収容部136との境界部分に形成した境界縁138の幅が、収容部136の直径より狭くなるように、ほぼ半円形に形成することができる。
【0059】
図20の固定位置にある時、固定突出ピン130は、図19に最も良く例示されているように、収容部136に収納することができる。シールド38が固定位置に回転された時、固定突出ピン130は、収容部136内に固定状態で配置されるように、境界縁138を通って圧縮すべく傾斜案内壁134によって案内されるでことに注意すべきである。この形態において、固定突出ピン130は、切り欠き部132の境界縁138の間の幅よりも大きいが、切り欠き部132内に保持されるべく固定突出ピン130の移動を制限するように、収容部136の直径よりもやや狭い幅に設定した一対の係止縁131を有することもまた、注意すべきである。それで、いったん、このように固定位置にシールド38を回転すると、固定突出ピン130の係止縁131は、切り欠き部132の境界縁138の下に係止され、シールド38が固定位置に半永久的に固定される。
【0060】
望むのであれば、圧縮可能な特性を持った固定突出ピン130の代わりに、比較的剛性のある材料によるピンと、より圧縮可能な材料による側壁部103a, 103bとで形成することができ、それで、境界縁138は、収容部136に固定突出ピン130を受け入れるように再圧縮され、その後、収容部136にピンを保持するように自由に広がることが、当業者によって当然のことながら理解されよう。さらに、図14, 図15に示した実施例と同じように、固定突出ピン130を側壁部103a, 103bに設けると共に、収容部136をアーム部106に形成するようにしても良い。
【0061】
図21〜図28は、確実であるが着脱可能な閉鎖位置を与える部品と、より永続する固定位置を与える部品とを別々に持った従属発明で使用するための閉鎖固定機構と呼称する種々の実施例を描いている。望むのであれば、例えば、製品の最終使用まで穿孔要素を頻繁に使用するような時に特に役立つ、確実であるが着脱可能な閉鎖位置を有する実施例を与えるように、これらの実施例のそれぞれの固定部品を省略できることは、当業者によって明白に理解されよう。それで、以下の実施例のそれぞれにおいて、確実であるが着脱可能な閉鎖位置から反復開閉可能な実施例を包含することをこれらが意図していることもまた、明白に理解されよう。
【0062】
本願発明の安全な針アセンブリィのための閉鎖固定機構の一実施例を図21〜図23に示す。この実施例において、シールド38は、何人かが誤って針12と接触する事故を防ぐための少なくとも二つの別な位置が与えられている。最初の位置は、最終使用まで一般的に針12を保護するシールド38の中間位置であり、再使用のために針12を露出することを使用者に許容する閉鎖位置である。第二の位置は、針12の再露出を妨げる位置に永久的にシールド38が固定される完全な固定位置である。図22に示すように、アーム部106は、前述したように、一対の平行な側壁部103a, 103bの間の蝶番部102に回動可能に取り付けられる。突出ピン140は、側壁部103a, 103bの両方か、あるいは何れか一方に形成した係止穴142内に保持されるように形成されるとと共に、蝶番部104から離れた位置でアーム部106の両側か、あるいは何れか一方に与えられる。図14, 図15および図18〜図20に示した実施例と同様に、突出ピン140および係止穴142の位置は、側壁部103a, 103bに設けた突出ピン140およびアーム部106に設けた係止穴142と共に、これらを逆の配置にすることが可能である。
【0063】
係止穴142は、一対の傾斜案内壁144に特徴を持ち、収納部146で終わる。一対の突出縁148は、傾斜案内壁144と収容部146との境界部分に位置し、この境界部分の幅は、収容部146の直径より小さく設定される。さらに、アーム部106は、固定フック120に特徴を持ち、この固定フック120は、取り付け部48に形成するか、あるいは取り付け部48に固定状態で設けた突起、すなわちディテント部124と係合するように形成した湾曲する係止端122を持つ。
【0064】
図22に示すように、シールド38が閉鎖位置にあることを使用者が望む場合、シールド38を回転するが、係止端122がディテント部124の先端表面に当接し、さらにこの係止端122がディテント部124を乗り越え、その下の掛け金位置に保持されてしまわない程度にシールド38を移動する。この場合、図示したように、突出ピン140が収容部146内に完全に収納されることなく、この突出ピン140が収容部146の突出縁148によって摩擦係合されるように、係止穴142の傾斜案内壁144に沿って押し込まれることに注意すべきである。この摩擦は、突出ピン140と収容部146との間で発生し、ディテント部124に対して固定フック120が引っ掛からずに当接し、シールド38が閉鎖位置の決まった位置に正確に保持されることを可能とするが、使用者は、突出ピン140と突出縁148との間に働く摩擦力に打ち勝って、係止穴142の外側に突出ピン140を引き上げるようにシールド38を回動操作することにより、針12を再露出させることが可能である。しかしながら、図22に示した状態から固定位置側へのさらなるシールド38の回転は、このシールド38が図23に示した固定位置に固定されるように、係止端122がディテント部124を乗り越えてその下方の所定位置に配置されることをもたらすことができることもまた、注意すべきである。この位置において、一対の突出縁148の対向間隔は、突出ピン140よりも短い幅を持ち、係止穴142の外側への突出ピン140の移動を阻止すると共にディテント部124に対する固定フック120の固定動作を維持するように役立つ収容部146に完全に収納できる。もちろん、前に説明したように、固定フック120か、ディテント部124か、あるいはその両方を削除することは、反復して着脱固定可能なシールド38を持った針アセンブリィを生産することに役立つと思われる。
【0065】
図24〜図26は、本願発明の安全な針アセンブリィのための閉鎖・固定機構の第二実施例を例示する。この実施例はまた、前に説明したように、ディテント部124と固定フック120とを包含し、その操作は、前の実施例の記述から理解することが可能である。しかしながら、その閉鎖操作は、前述の突出ピン140に代えて、側壁部103a, 103bの内側表面の何れか一方、あるいは両方に形成した第二の一対の突起154に対し、着脱可能な係合のために配置した一対の突起156を形成した断面を有するアーム部106を形成することにより、もたらされる。図25に示すように、アーム部106および側壁部103a, 103bの突起156, 154のそれぞれは、使用者の最小の努力でシールド38から針12を再露出させることを可能とするが、シールド38が誤って開き、針12が再露出してしまわないように、突起154, 156は、アーム部106と蝶番部102との間での明確な閉鎖動作を与えるように、曲面や、矩形、あるいは鋭利な縁などの如き好ましい形状に形成することができる。ここで、突起154, 156の好ましい形状としては、半球状の曲面を採用している。それで、前の図21〜図23に示した実施例から明らかなように、閉鎖位置に対してシールド38を着脱可能に保持するためにシールド38が閉鎖位置に操作される場合、アーム部106の突起156は、側壁部103a, 103bの突起154の下に位置することとなる。側壁部103a, 103bの間に形成可能な溝152の深さは、アーム部106の断面形状よりも多少大きめに設定されており、それで、アーム部106が閉鎖位置に配置される時、隙間158が溝152とアーム部106との間に形成されることに注意すべきである。それで、図26に示す固定位置は、アーム部106と溝152との間に干渉をもたらさない。前述のように、固定フック120か、ディテント部124か、あるいはその両方の省略は、反復して着脱固定可能な針アセンブリィの生産に役立つ。固定フック120か、ディテント部124か、あるいはその両方の位置をずらすことにより、必要に応じてアーム部106と溝152との間をより狭めたり、より自由な遊び代を形成することが可能であり、これによって隙間158の大きさを必然的に変更可能であることは、当業者によって明らかに理解されよう。
【0066】
図27および図28は、本願発明の安全な針アセンブリィのための閉鎖・固定機構のさらに他の実施例を示している。この実施例は、前に説明した実施例の固定フック120と共に使用するか、あるいは固定フック120を用いずに使用することができる。側壁部103a, 103bによって形成される溝152は、側壁部103a, 103bの上端部に位置する第一の組の上部突起154と、ほぼ底部に位置して溝152内に第二の溝領域164を形成する一組の下部突起160とを有し、第二の溝領域164の幅は、一組の下部突起160の間隔よりもわずかに広い幅を有する。アーム部106は、側壁部103a, 103bの上部突起154に対して係合可能な一対の上縁部163と、下部突起160の下に固定状態で保持されるように設けた一対の突出下縁162とを包含する断面に形成されている。図27に例示した閉鎖位置において、アーム部106の突出下縁162は、下部突起160の上に位置するのに対し、アーム部106のほぼ上端縁163は、前の実施例において説明したように、着脱可能な閉鎖力を与えるために、側壁部103a, 103bの上部突起154の下に位置する。さらに、シールド38の固定位置への回転は、アーム部106をさらに第二の溝領域164内に押し下げるように操作すれば良い。これにより、アーム部106の突出下縁162が第二の溝領域164内に押し込まれて下部突起160の下に係合し、アーム部106を固定状態に保持する。上記のように、突出下縁162のないアーム部106を形成するか、第二の溝領域164を削除するか、下部突起160を削除するか、あるいはこれら3つの何れかを組み合わせることにより、反復して着脱固定可能な針アセンブリィを得ることができる。
【0067】
このように、前の実施例で繰り返して説明したように、図21〜図28に示した実施例の固定部品の削除は、その結果として、何人かが誤って穿孔要素、すなわち針12と接触する事故を防止するため、シールド38を反復して着脱固定可能とする本発明の実施例をもらたす。しかしながら、図29〜図35は、本願のそれぞれ従属発明、特に穿孔要素に対してシールドが反復して着脱固定可能となる針アセンブリィを得ることができる他の実施例を描いている。
【0068】
図29〜図31に示すように、針12の尖った先端14に対してシールド38が反復して着脱固定可能となる針アセンブリィをもたらすための一つの方法は、針12のハブ20の外周放射状に形成した個々のリブ状部20aに対し、これらと係合可能な一直線状に並ぶ一対のリブ要素170をシールド38の長手方向に形成することである。ここで示すように、リブ要素170は、シールド38の内側部に形成される。シールド38をその閉鎖位置に回転した時、図31に最も良く示したように、リブ要素170は、シールド38を確実に閉鎖位置に保持するように、リブ状部20aの下に押されてこれと係合する。しかしながら、このシールド38は、使用者が開放力をシールド38に加えることによって、リブ状部20aに対する係合を解除することが可能である。この実施例において、使用者が例えば、操作状態の窮迫した事情が製品の迅速な使用を必要とする時、ハブ20に対するシールド38の確実な掛け止めの触覚および聴覚による指示が共に与えられるという有用な特徴を持つことに注意すべきである。
【0069】
図32〜図33は、穿孔要素、つまり針12の尖った先端14に対してシールド38が反復して着脱固定可能となる針アセンブリィのためのさらに他の実施例を描いている。ここで、一対のリブ175は、シールド38の長手方向の軸線に対してほぼ直角に、シールド38に対して外側に形成される。取り付け部48は、シールド38の基端側の一対の係合アーム180と、この係合アーム180にほぼ直角に形成した係止頭部182を包含する。シールド38が閉鎖位置に回転される時、その閉鎖位置にシールド38を摩擦力で確実に保持するように、リブ175は、係合アーム180およびその係止頭部182に摩擦係合する。上述のように、シールド38が確実に閉じたという聴覚および触覚による指示は、シールド38が閉鎖位置にあるというさらなる指示として使用者に与えられる。
【0070】
図34および図35は、穿孔要素14に対してシールド38が反復して着脱固定可能となる針アセンブリィのさらに他の実施例を描いている。ここで、湾曲したピン要素185は、アーム部106の基端側に形成され、このピン要素185が側壁部103a, 103bの両方か、何れか一方に形成した切り欠き開口188と係合可能となっている。上述のように、ピン要素185および切り欠き開口188の位置を逆に配置することができる。湾曲した切り欠き開口188のそれぞれは、ピン要素185の変形を起こさせる斜案内壁部190に導かれ、シールド38がその閉鎖位置に回転させられる。ピン要素185と湾曲した切り欠き開口188との間の係合は、シールド38を着脱可能な閉鎖位置に確実に保持することに役立つ。しかしながら、ピン要素185の上のわずかな突出部188aを切り欠き開口188に形成することにより、使用者の故意の開放操作以外では、誤ってシールド38が開放してしまうような事故を未然に防止できることに注意すべきである。前の二つの実施例と同じように、確実な閉鎖および開放の聴覚および触覚による指示が使用者に与えられる。
【0071】
さらに、前に説明したように、穿孔要素、つまり針12の尖った先端14に対してシールド38を開閉するための手動操作力を使用者に与えるフランジ200か、あるいはタブ202を設けることも可能である。。図36〜図44は、この器具の上述した操作を可能とするために、指によってシールド38を正確で、効率が良く、しかも容易に取り扱いできるようにした種々の実施例を概念的に示している。
【0072】
図36〜図38に示した実施例において、シールド38の上端には、複数の***部211を形成した把持パッド210が設けられている。このシールド38の両側は、複数のリブ215aを形成したリブ付き側面215を包含する。使用者は、その指204で針12の尖った先端14に対するシールド38の窓部を都合良く操作するために、シールド38の一方の側からリブ付き側面215をしっかりと握ることができる。使用者が望む時に使用者の指204によってシールド38を閉鎖位置に容易に操作できるように、把持パッド210と共に***部211の摩擦が利用される。
【0073】
図39〜図41に示した実施例は、人間工学的な形状に合わせてシールド38の一端側に形成したフェンダー220を使用するようにしたのもである。この設計は、シールド38の実質的な片手操作を容易にする。使用者は、医療用受け渡し器具を保持する手でシールド38をそのまま取り扱うことができる。この設計のため、使用者の指(親指)204は、フェンダー220の後ろに位置し、使用者の指204が針12の尖った先端14に実質的に近づかないという点で、より高い安全性を与えることができる。フェンダー220を人間工学的な形状に合わせて作ることにより、フェンダー220の湾曲した設計と相俟って、使用者の指204の動きが自然となり、針12の尖った先端14に対するシールド38の閉鎖操作を自動的にかつ安全に行うことができる。
【0074】
図42〜図44は、穿孔要素、すなわち針12の尖った先端14に対するシールド38の人間工学的な動作のためのさらに他の実施例を描いている。ここで、一対の切り株状リンク225は、シールド38の両側か、好ましくはアーム部106に隣接するシールド38の上部に形成される。これら切り株状リンク225のそれぞれの先端は、使用者の指204に引っ掛かり可能な球状のボール部230を包含する。この設計の長所は、ボール部230がシールド38の開閉操作の何れかにおいて、シールド38の何れか一方側か、あるいはシールド38の基端から操作可能であり、使用者の指204の間と針12の尖った先端14との間に充分な安全距離を確保できるあることにある。例えば、シールド38の開放操作が望まれた場合、使用者の指204は、針12の尖った先端14から離れた位置で、シールド38の基端側からボール部230に引っ掛けることができる。同様に、シールド38を閉鎖することが望ましい場合、使用者の指204は、シールド38および針12の14の後方からボール部230に近づくことができ、何れの場合でも使用者の指204は常に針12の尖った先端14から保護される。
【0075】
なお、本発明のさらなるそして、付加的な形態は、添付した図面および特許請求の範囲の記載から外れることなく案出でき、本発明は例示した実施例に制限されないことは、当業者によって認識されると共に理解されよう。
【0076】
【発明の効果】
本発明の保護バリヤーアセンブリィによると、ハブに回転可能に取り付けることができるので、針の先端を方向づけるための必要性がその製造工程では全く不要である。
【0077】
また、シールド要素は、穿孔要素が使用中の時に、じゃまにならない所に容易に回転することができ、穿孔要素に対して誤った接近を実質的に妨げる第二の位置に容易に移動することが可能である。
【0078】
さらに、このシールド要素は、使用者によって何らかの追加の操作を必要とすることなく、第二の位置に固定することができる。
【0079】
しかも、いくつかの器具に対して適用可能で通常の使用習慣を阻害せず、簡単に使用できて、しかも容易に製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による保護バリヤーアセンブリィの二つの実施例を同時に表した分解正面図である。
【図2】図1に示した実施例におけるシールドおよび取り付け部の2−2線矢視図である。
【図3】蝶番部の他の実施例を示す図2と同様な平面図である。
【図4】図1に示した一方の実施例におけるシールドおよび取り付け部の縦断面図である。
【図5】図1に示した実施例におけるハブの部分の5−5線に沿った断面図である。
【図6】図1に示す実施例を針管ホルダに組み込んで第一の位置にシールドを配置した状態の縦断面図である。
【図7】図6に対応する実施例において、シールドを第二の位置に配置した状態の縦断面図である。
【図8】図7に示した実施例を針操作器具に取り付けた状態における図7中の8−8線に沿った部分断面図である。
【図9】針移動器具に差し込んだ直後における図7に示した実施例の縦断面図である。
【図10】針移動器具にハブを係合させた状態における図9に示した実施例の縦断面図である。
【図11】シールドが第一の位置と第二の位置との中間に位置すると共に針アセンブリィを注射器に取り付けた本発明の一実施例の断面図である。
【図12】注射器を針アセンブリィに取り付けた本発明の他の実施例を表す正面図であり、シールドが第二の位置にある状態を示す。
【図13】注射器を針アセンブリィに取り付けた本発明の他の実施例を表す正面図であり、シールドが第一の位置にある状態を示す。
【図14】従属発明における針アセンブリィのためのシールド固定機構の一実施例を描いた部分拡大図である。
【図15】図14に対応した実施例において、シールドが固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図16】従属発明における針アセンブリィのためのシールド固定機構の他の実施例を描いた部分拡大図である。
【図17】図16に対応した実施例において、シールドが固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図18】従属発明による針アセンブリィのためのシールド固定機構の別な実施例を描いた部分拡大図である。
【図19】図18に対応した実施例において、シールドが固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図20】図19中の矢視20部を抽出した抽出拡大図である。
【図21】閉鎖位置および固定位置との間で固定を与えるために役立つ本発明による針アセンブリィのためのシールド固定機構に一つの実施例を描いた部分拡大図である。
【図22】図21に対応した実施例において、シールドが閉鎖位置にある状態の部分拡大図である。
【図23】図21に対応した実施例において、シールドが固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図24】本発明による針アセンブリィのためのシールド固定機構の他の実施例を描いた抽出断面図である。
【図25】図24に示した実施例における25−25線に沿った縦断面図である。
【図26】図24に対応した実施例において、シールドが固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図27】本発明による安全な針アセンブリィのためのシールド固定機構の他の実施例を描いた抽出断面図である。
【図28】図27に対応した実施例において、シールドが固定位置にある状態の抽出断面図である。
【図29】本発明による反復して着脱固定可能なシールドをもたらす一つの実施例を描いた部分拡大図である。
【図30】図29に対応した実施例において、シールドが固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図31】図30中の31−31線に沿った縦断面図である。
【図32】本発明による反復して着脱可能なシールドをもたらす他の実施例を描いた部分拡大図である。
【図33】図32中の33−33線に沿った横断面図である。
【図34】本発明による反復して着脱可能なシールドをもたらすさらに他の実施例を描いた部分拡大図である。
【図35】図34に対応した実施例において、シールドが固定位置にある状態の部分拡大図である。
【図36】本発明の針アセンブリィの別な実施例の外観を表す正面図である。
【図37】図36に示した実施例における操作手順を図38と共に示す作業概念図である。
【図38】図36に示した実施例における操作手順を図37と共に示す作業概念図である。
【図39】本発明の針アセンブリィの他の実施例の操作状態を図41と共に表す操作概念図である。
【図40】図39に示した実施例の外観を表す正面図である。
【図41】図40に示した実施例の操作状態を図39と共に表す操作概念図である。
【図42】本発明の針アセンブリィのさらに別な実施例における操作状態を表す操作概念図である。
【図43】図44と共に、本発明の針アセンブリィのさらに他の実施例における操作状態を表す操作概念図である。
【図44】図43と共に、本発明の針アセンブリィのさらに他の実施例における操作状態を表す操作概念図である。
【図45】取り付け部に対してシールドを回動するための別なの手段を描いた断面図である。
【符号の説明】
10, 10b 針アセンブリィ
12, 12b 針
14, 14b 尖った先端
16, 16b 基端部
18, 18b 通路
20 ハブ
20a リブ状部
22 基端部
23 先端部
24 開口
26 外周面
28 環状溝
30 環状突出部
32, 32b 着脱要素
34 針管ホルダ
35 雌リュアー固定継手
36 雄ねじ
37 注射器
38, 38a シールド
40 開口端
42 閉鎖端
44 側壁部
46 窓部
48, 48a 取り付け部
50 第一の部分
52 開口
54 内側突出部
56, 56a 蝶番部
57 傾斜面
58 突起
60 基部先端
62 先端部カバー
64 基端部カバー
66 窓枠部
68 リブ
70 薄板部
72 厚み減少領域
74 ピン
76 空隙
80 包装体
82 基端面領域
84 レンチ開口
86 針コンテナ
100 注射器
102 蝶番部
103a, 103b 側壁部
104 ピボットピン
105 溝
106 アーム部
109 壁部
110 固定ピン
112 頭部
112a 頭部表面
112b 裏面
113 開口
114 溝
120 固定フック
122 係止端
124 ディテント部
130 固定突出ピン
131 係止縁
132 切り欠き部
134 傾斜案内壁
136 収容部
138 境界縁
140 突出ピン
142 穴
144 傾斜案内壁
146 収容部
148 突出縁
152 溝
154 上部突起
156 突起
158 隙間
160 下部突起
162 突出下縁
163 上端縁
164 第二の溝領域
170 リブ要素
175 リブ
180 係合アーム
182 係止頭部
185 ピン要素
188 切り欠き開口
188a 突出部
190 傾斜案内壁部
200 フランジ
202 タブ
204 指
210 把持パッド
211 ***部
215 リブ付き側面
215a リブ
220 フェンダー
225 切り株状リンク
230 ボール部
X 長手方向の軸線
Y 長手方向の軸線
a, b, c 外径
d 長さ

Claims (4)

  1. 先端部と基端部とを有する細長い穿孔要素( 12 )と、
    この穿孔要素( 12 )との接触を選択的に回避するためのバリヤー要素( 38 )
    具え、前記バリヤー要素( 38 )は、前記穿孔要素( 12 )の基端に隣接して固定される取り付け部( 48 )と、前記穿孔要素 ( 12 ) を収容するように形成された細長い溝部( 46 )、一端が前記溝部 ( 46 ) に取り付けられると共に他端が前記取り付け部 ( 48 ) に回動可能に取り付けられるアーム ( 106 ) を有し、このバリヤー要素( 38 ) 、前記穿孔要素( 12 )の先端部が覆われない第一の位置と、前記穿孔要素( 12 )の先端部が保護して覆われるように、この穿孔要素 ( 12 ) の先端部を前記溝部 ( 46 ) 内にほぼ収容する第二の位置との間で回動可能であり、
    前記溝部 ( 46 ) が前記取り付け部 ( 48 ) に対して固定されるように、前記アーム ( 106 ) はピン部材 ( 110 ) を有すると共に前記取り付け部 ( 48 ) はこのピン部材 ( 110 ) が固定状態で係合する開口 ( 113 ) を有することを特徴とする保護バリヤーアセンブリィ。
  2. 前記穿孔要素 ( 12 ) は、その基端部にハブ ( 20 ) を具え、このハブ ( 20 ) には医療用受け渡し器具が取り付けられるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の保護バリヤーアセンブリィ。
  3. 前記取り付け部 ( 48 ) が前記穿孔要素 ( 12 ) に対して回転可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の保護バリヤーアセンブリィ。
  4. 前記穿孔要素 ( 12 ) が針カニューレであることを特徴とする請求項1に記載の保護バリヤーアセンブリィ。
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