JPH08103170A - 苗箱洗浄機 - Google Patents

苗箱洗浄機

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Publication number
JPH08103170A
JPH08103170A JP6263191A JP26319194A JPH08103170A JP H08103170 A JPH08103170 A JP H08103170A JP 6263191 A JP6263191 A JP 6263191A JP 26319194 A JP26319194 A JP 26319194A JP H08103170 A JPH08103170 A JP H08103170A
Authority
JP
Japan
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brush
seedling box
roller mechanism
roll
washing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP6263191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Kawashima
謙蔵 川島
Kazuaki Murata
和昭 村田
Toshio Ogawa
敏雄 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Kawashima Co Ltd
Original Assignee
Tiger Kawashima Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tiger Kawashima Co Ltd filed Critical Tiger Kawashima Co Ltd
Priority to JP6263191A priority Critical patent/JPH08103170A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法・形状の異なる苗箱であっても円滑に搬
送してその全面が洗浄できるようにする。 【構成】 上向きで供給された苗箱は低速かつ間欠回転
する供給ローラ機構5の上下のロール5A,5Bにより
挟圧された状態で円滑に搬送される。苗箱はその前壁外
面が揺動ブラシ2に当接して払拭されたのち、揺動ブラ
シ2をスプリングの弾発力に抗して押し下げて進む。こ
のため、苗箱の側部外面は側部ブラシ2B,2Cにより
苗箱底壁外面は揺動ブラシ2により払拭され、苗箱が揺
動ブラシ2から離脱するとき揺動ブラシ2が上昇し苗箱
の後壁が払拭される。この間において、中間ブラシ3お
よび後部ブラシ4により苗箱の上面および内面さらには
前壁外面、後壁外面が払拭されたのち低速かつ間欠回転
する取出ローラ機構7の上下のロール7A,7Bにより
挟圧された状態で円滑に搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗箱を自動的に洗浄す
るための苗箱洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の苗箱洗浄機は、図10に示すよう
に、洗浄機本体101の両側板101B,101Cに供
給口120側から取出口121側にかけて順次揺動ブラ
シ102、中間ブラシ103および後部ブラシ104が
回転自在に支持されており、供給口120より供給され
た苗箱W0 (図11参照)は、つめ車機構125により
低速かつ間欠回転される搬送ロール(105Bのみ図
示)と自由回転する押えロール105A,107Aを備
えた供給ローラ機構105および取出ローラ機構107
により搬送されて取出口121よりガイド棒111上に
放出されるまでの間に給液パイプ108により洗浄液が
散布されるとともに、順次揺動ブラシ102、側部ブラ
シ102B,102C、中間ブラシ103および後部ブ
ラシ104によってその全面が払拭されるように構成さ
れている。なお、供給ローラ機構105と取出ローラ機
構107との間には苗箱W0 を支持するための支持ロー
ラ106が設けられている。
【0003】この従来の苗箱洗浄機の供給ローラ機構1
05は、図11に示すように、下方側に配設された強制
回転される搬送ロール105Bと上方側に配設された自
由回転する押えロール105Aとによって苗箱W0 を図
示上下より挟圧した状態で搬送ロール105Bの外周面
と苗箱W0 の底壁外面との間に生じる摩擦力によって搬
送するものである。なお、取出ローラ機構107も供給
ローラ機構105と同様に構成されている(特開平6−
98639号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、供
給ローラ機構および取出ローラ機構が上述の如く構成さ
れているため、所定の寸法・形状の苗箱については低速
で搬送してその全面を洗浄することができる。しかし、
苗箱の寸法・形状は統一されておらずメーカーによって
異なり、例えば、深さの浅い苗箱や底壁面に突設された
周縁部の厚さが薄い苗箱の洗浄に用いた場合、苗箱と搬
送ロールとの当接部に生じる摩擦力が小さくなるために
円滑に搬送することができず、場合によっては洗浄機本
体内で苗箱が停滞してしまうおそれがあるという未解決
の課題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてさなれたものであって、寸法・形状の異
なる苗箱であっても円滑かつ確実に搬送してその全面を
洗浄することができる苗箱洗浄機を実現することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の苗箱洗浄機は、洗浄液を散布するための給
液手段が設けられているとともに互いに対向する側壁に
それぞれ供給口および取出口を有する洗浄機本体と、前
記供給口および取出口のそれぞれの近傍に配設された苗
箱を搬送するための供給ローラ機構および取出ローラ機
構と、前記供給口側から前記取出口にかけて間隔をおい
て順次配設された前記苗箱を払拭するための揺動ブラ
シ、中間ブラシおよび後部ブラシと、前記揺動ブラシ、
中間ブラシおよび後部ブラシを強制回転させるための回
転駆動手段を備えた苗箱洗浄機であって、前記揺動ブラ
シは、前記取出口側に揺動中心をもち自由端側が前記供
給口側へ向く揺動自在なブラシアームの自由端側に軸支
され、かつ弾性部材により搬送される前記苗箱に向けて
常時付勢されており、しかもその両端部に苗箱の両側面
を払拭するための側部ブラシを合わせ持つ苗箱洗浄機に
おいて、前記供給ローラ機構および前記取出ローラ機構
は、前記苗箱を上下から挟圧するように間隔をおいて配
設された上方のロールと下方のロールをそれぞれ有し、
前記上方のロールが揺動自在な支持部材の自由端側に回
転自在に支持されているとともに弾性部材により前記下
方のロールに向けて常時付勢されており、しかも前記各
下方のロールの軸に一体的に設けられたスプロケットと
前記各上方のロールの上方にそれぞれ自由回転自在に配
設されたスプロケットとに内周側が噛合するチェーンを
備え、前記各上方のロールの軸に一体的に設けられたス
プロケットが前記チェーンの外周側にそれぞれ噛合され
前記チェーンが前記回転駆動手段に連動されるつめ車機
構を介して低速かつ間欠回転されることを特徴とするも
のである。
【0007】また、供給ローラ機構と取出ローラ機構と
の間に搬送ローラ機構が配設されており、前記搬送ロー
ラ機構は苗箱を上下から挟圧するように間隔をおいて配
設された搬送ロールと受けロールとを有し、前記搬送ロ
ールが揺動自在な支持部材の自由端側に回転自在に支持
されているとともに弾性部材により前記受けロールに向
けて常時付勢されており、しかも前記搬送ロールの軸に
一体的に設けられたスプロケットがチェーンの外周側に
噛合されていると効果的である。
【0008】
【作用】供給口より洗浄機本体内へ供給された苗箱は、
供給ローラ機構および取出ローラ機構にそれぞれ設けら
れた強制回転される上方のロールおよび下方のロールに
よって上下から挟圧されるため、苗箱とロールとの当接
部に大きな摩擦力が生じ、円滑かつ確実に搬送される。
そして取出口より放出されるまでの間に、洗浄液が散布
されるとともに、順次、揺動ブラシ、中間ブラシおよび
後部ブラシによってその全面が払拭されて洗浄される。
【0009】また、各下方のロール軸に一体的に設けら
れたスプロケットと各上方のロールの上方にそれぞれ自
由回転自在に配設されたスプロケットとに内周側が噛合
するチェーンを備え、各上方のロールの軸に一体的に設
けられたスプロケットが前記チエーンの外周側にそれぞ
れ噛合されているため、各上方のロールの軸に一体的に
設けられたスプロケットが揺動しても、前記チェーンは
静粛かつ円滑に回転する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明の苗箱洗浄機の第1実施例
における苗箱洗浄機本体のカバーを取外した状態を示す
模式平面図、図2は図1に示す苗箱洗浄機をモータが配
設された側からみた側面図、図3は図1に示す苗箱洗浄
機をつめ車機構が配設された側からみた側面図である。
【0012】フレーム22は、4本の脚をもつテーブル
状に形成されており、上面が開放された箱形の洗浄機本
体1を支持する。洗浄機本体1の互いに対向する側壁で
ある前壁および後壁にはそれぞれ苗箱を供給するための
供給口20、苗箱を放出するための取出口21が設けら
れている。洗浄機本体1の底板1Aの供給口20側の部
位にはモータ12が固定されており、モータカバー12
Aによって覆うことにより気密状態が保たれ、残りの底
板1A上の部分を水槽として利用できるように構成され
ている。
【0013】また、洗浄機本体1の上面の開放部は図示
しない着脱自在なカバーで開閉でき、底板1Aには図示
しない底板1Aより上方に開口部をもつ排水管を設けて
底板1A上に溜る洗浄液を所定レベルに保つことができ
るように構成されている。
【0014】洗浄機本体1の両側板1B,1Cには、供
給口側に供給ローラ機構5、取出口側に取出ローラ機構
7がそれぞれ配設されているが、これらは、同様の構成
のものでよいので、供給ローラ機構5を例に挙げて説明
する。
【0015】供給ローラ機構5は、図4に示すように、
苗箱W1 を図示上下から挟圧するように間隔をおいて配
設された上方のロール5Aおよび下方のロール5Bを備
え、各ロール5A,5Bには軸方向に延在する複数の突
出部5A−1,5B−1が外周面に沿って互いに間隔を
おいて突設されている。本実施例においては、下方のロ
ール5Bの軸である供給ローラ軸5Dの両端側は洗浄機
本体1の両側板1B,1Cにそれぞれ軸受を介して回転
自在に支持されている。一方、上方のロール5Aの軸で
ある供給ローラ軸5Cは、図1ないし図3に示すよう
に、両側板1B,1Cにそれぞれ枢支軸28Aにより揺
動自在に支持された支持部材である支持板30Aの自由
端側に軸受を介して回転自在に支持されており、各支持
板30Aの自由端側には各側板1B,1Cに取付け長さ
が調節できる調整金具19Cを介して一端側が固定され
たスプリング19Aの他端側が固定されている。このた
め、上方のロール5Aを回転自在に支持する支持板30
Aは枢支軸28Aを支点として下方のロール5B側へ向
けてスプリング19Aの弾発力によって常時付勢され、
両側板1B,1Cに形成された長孔29Aの長さの範囲
内において揺動する。その結果、苗箱W1 の高さに応じ
て上方のロール5Aがスプリング19Aの弾発力に抗し
て長孔29Aの長さの範囲内で揺動するので、形状・寸
法の異なるどのような苗箱W1 であっても、両ロール5
A,5Bによって苗箱W1 を上下方向から弾力的に挟圧
して円滑かつ確実に搬送することができる。
【0016】他方、取出ローラ機構7は、上述した供給
ローラ機構5と同様に、上方のロール7Aおよび下方の
ロール(不図示)、上方のロール7Aの軸である取出ロ
ーラ軸7Cを軸受を介して回転自在に支持する揺動自在
な支持部材である支持板30B、支持板30Bを揺動自
在に支持する枢支軸28B、一端側が調整金具19Cを
介して各側板1B,1Cに固定され他端側が支持板30
Bの自由端側に固定されたスプリング19Bを備え、上
方のロール7Aはスプリング19Bの弾発力により下方
のロール7Bに向けて常時付勢されている。このため、
上方のロール7Aがスプリング19Bの弾発力に抗して
長孔29Bの長さの範囲内で揺動し、形状・寸法の異な
るどのような苗箱W1 であっても、両ロール7A,7B
によって苗箱W1 を上下方向から弾力的に挟圧して円滑
かつ確実に搬送することができる。
【0017】次に、本実施例における揺動ブラシ2、中
間ブラシ3および後部ブラシ4並びにこれらを回転する
ための回転駆動手段について説明する。
【0018】両側板1B,1Cの取出口側の上下方向中
央部位には主軸15Bが回転自在に軸支されており、主
軸15Bの一端側には大プーリ15が固定されている。
大プーリ15とモータ12の出力軸12Bに固定された
小プーリ12Cとには、ゆるみ止めのための第1テンシ
ョンローラ機構23Aが付設されたベルト13がかけ回
されており、これによりモータ12の回転駆動力が主軸
15Bに伝動される。
【0019】主軸15Bの両端部には一対のブラシアー
ム16a,16bの一端側が自由回転自在に軸支されて
おり、前記ブラシアーム16a,16bの自由端側には
揺動ブラシ2の軸2Aが回転自在に軸支されているとと
もに、一対のスプリング18a,18bにより図2にお
いて時計方向に回動するように常時付勢され、両側板1
B,1Cに形成された図示しないスリットの長さの範囲
内で揺動できるように構成されている。また、揺動ブラ
シ2の両端部には側部ブラシ2B,2Cが一体的に取付
けられている。ここで、各ブラシアーム16a,16b
は、2枚の板状体をボルト・ナットにより分解自在に結
合したものであるが、一体のものでもよい。
【0020】中間ブラシ3および後部ブラシ4は、両側
板1B,1Cの揺動ブラシ2よりも取出口21寄りであ
ってしかも上方部位に、順次間隔をおいて回転自在に軸
支されている。
【0021】そして、揺動ブラシ2の軸2Aには第4ス
プロケット17C、中間ブラシ3の軸3Aには第3スプ
ロケット17B、後部ブラシ4の軸4Aに第2スプロケ
ット17A、主軸15Bには第1スプロケット15Aが
それぞれ固定されており、第1スプロケット15A、第
2スプロケット17Aおよび第4スプロケット17Cに
かけ回された第1チェーン14の外周側に第3スプロケ
ット17Bがかみ合わされている。これにより、モータ
12の回転駆動力は大プーリ15により減速され、各ス
プロケット15A,17A〜17Cをそれぞれ介して後
部ブラシ4、中間ブラシ3および揺動ブラシ2に伝動さ
れ、中間ブラシ3を除き同一方向へ回転する。すなわ
ち、中間ブラシ3のみが逆回転するように構成されてい
る。
【0022】次に、図5および図6を合わせ参照して、
上述した回転駆動手段に連動されるつめ車機構25につ
いて簡単に説明する。
【0023】主軸15Bの他方の側板1Cより外方へ突
出した他端側には回転輪15Cが固定されており、回転
輪15Cにはつめ車機構25のリンク25aがピン25
bを介して連動連結されている。
【0024】外輪25cは第1支点Aにより連動連結さ
れたリンク25aを介して揺動運動し、外側つめ車25
dとかみ合う内側の歯(図示せず)を介して外側つめ車
25dを揺動させる。外側つめ車25dの内歯25f
は、取出ローラ軸7Dに固定された内側つめ車25eの
回動自在な一対のつめ26a,26bと図6における時
計方向に回動するときにかみ合い反時計方向に回動する
ときスリップすることにより、内側つめ車25eを時計
方向に間欠回転させる。これにより主軸15Bの回転は
大幅に減速されて、取出ローラ軸7Dに伝動されること
になる。
【0025】供給ローラ機構5における上方のロール5
Aの軸である供給ローラ軸5Cには第5スプロケット2
7Aが一体的に設けられ、下方ロール5Bの軸である供
給ローラ軸5Dには第6スプロケット27Bが固定され
ている。一方、取出ローラ機構7における上方のロール
7Aの軸である取出ローラ軸7Cには第7スプロケット
27Cが一体的に設けられ、下方のロール7Bの軸であ
る取出ローラ軸7Dには図示しない第10スプロケット
が一体的に設けられている。
【0026】加えて、上方の供給ローラ軸5Cおよび上
方の取出ローラ軸7Cのそれぞれの上方には、両端部が
両側板1B、1Cに固着された第1固定軸31Aおよび
第2固定軸31Bが配設されており、第1固定軸31A
の側板1Cより外方へ突出する一端側には軸受を介して
第8スプロケット27Dが自由回転自在に取付られてお
り、第2固定軸31Bの側板1Cより外方へ突出する一
端側には軸受を介して第9スプロケット27Eが自由回
転自在に取付けられている。
【0027】そして、上述した第6スプロケット27
B、第8スプロケット27D、第9スプロケット27E
および第10スプロケット(不図示)に内周側が噛合す
るとともに、上述した第5スプロケット27Aおよび第
7スプロケット27Cに外周側が噛合するように第2チ
ェーン24がかけ回されており、第2チェーン24の適
宜部位にはゆるみ止め用の第2テンション機構24Aが
付設されている。このため、供給ローラ機構5の各ロー
ル5A,5B、取出ローラ機構7の各ロール7A,7B
はすべて強制的に低速かつ間欠回転され、供給口20か
ら供給された苗箱W1 を低速で円滑かつ確実に搬送して
取出口21より放出させることができる。
【0028】本実施例においては、上方の供給ローラ軸
5Cに固定されている第5スプロケット27Aおよび上
方の取出ローラ軸7Cに固定されている第7スプロケッ
ト27Cは、それぞれ苗箱W1 の搬送時に各支持板30
A、30Bの枢支軸28A、28Bを揺動中心として揺
動するが、この揺動は各枢支軸28A、28Bを中心と
する円弧状であるため、第2チェーン24へ影響を及ぼ
すことはほとんど無く、第2チェーン24は静粛かつ円
滑に矢印方向へ回転する。
【0029】さらに、本実施例では、外輪25cの第1
支点Aよりも径方向内側に第2支点Bを設け、二点鎖線
で示すように、リンク25aを第2支点Bにより連動連
結することにより外輪25cの揺動速度を変化させて苗
箱W1 の搬送速度を可変としている。
【0030】また、洗浄液を散布するための給液手段で
ある給液パイプ8は、揺動ブラシ2と後部ブラシ4の上
方に臨む略U字状の散布部を有し、図示しない供給源か
ら供給される水等の洗浄液を2度にわたり散布するよう
に構成されている。
【0031】なお、給液手段の散布部は必要に応じ洗浄
液を3度以上にわたり散布できるようにその形状を任意
に変更することができる。
【0032】次に本実施例の動作について説明する。
【0033】給液パイプ8により洗浄液を散布した状態
でモータ12を起動する。
【0034】ついで、供給口20より苗箱W1 を上向き
に供給すると、苗箱W1 は低速かつ間欠回転する供給ロ
ーラ機構5により低速で搬送される。苗箱W1 は先ずそ
の進行方向前壁外面が揺動ブラシ2に当接して払拭され
たのち、揺動ブラシ2を前記スプリング18a,18b
の弾発力に抗して押し下げて進む。このため、苗箱W1
の側部外面が側部ブラシ2B,2Cによって払拭される
とともに、揺動ブラシ2は進行する苗箱W1 の底壁外面
を払拭し、苗箱W1 が揺動ブラシ2から離脱するとき再
び前記スプリング18a,18bの弾発力によって上昇
する。このとき苗箱W1 の後壁外面を払拭することにな
る。
【0035】苗箱W1 は前記揺動ブラシ2によりその外
面が払拭されている間に順次中間ブラシ3および後部ブ
ラシ4によりその上面および内面さらには前壁外面、後
壁外面が払拭されたのち低速かつ間欠回転する取出ロー
ラ機構7により取出口21から、ガイドアーム10およ
びガイド棒11からなるガイド上へ放出される。
【0036】以上の説明から明らかなように、洗浄機本
体1内へ供給された苗箱W1 は洗浄液が散布されるとと
もにその全面が払拭されるので、一度の洗浄作業で苗箱
全面を洗浄することができる。
【0037】なお、本実施例では供給ローラ機構5と取
出ローラ機構7の間に、両側板1B,1Cに自由回転自
在に軸支された支持ローラ6(図1参照)を設けたが、
該支持ローラ6は必ずしも設ける必要はない。
【0038】次に、本発明の苗箱洗浄機の第2実施例に
ついて説明する。
【0039】本実施例の苗箱洗浄機は、供給ローラ機構
5と取出ローラ機構7との間に搬送ローラ機構32を配
設したものであって、上述した第1実施例と同一部分は
同一符号を付して説明は省略し、以下第1実施例と異な
る部分を中心に説明する。
【0040】図7乃至図9に示すように、搬送ローラ機
構32は、苗箱W1 を図示上下から挟圧するように間隔
をおいて配設された搬送ロール32Aと受けロール32
Bを備え、搬送ロール32Aには軸方向に延在する複数
の突出部32A−1が外周面に沿って互いに間隔をおい
て配設されており、受けロール32Bの外周面は平滑で
ある。受けロール32Bの軸である受けローラ軸32D
は洗浄機本体1の両側板1B,1Cにそれぞれ軸受を介
して自由回転自在に支持されている。他方、搬送ロール
32Aの軸である搬送ローラ軸32Cは、両側板1B,
1Cにそれぞれ枢支軸28Cにより揺動自在に支持され
た支持部材である支持板30Cの自由端側に軸受を介し
て回転自在に支持されており、各支持板30Cの自由端
側には各側板1B,1Cに取付け長さが調節できる調整
金具19Cを介し一端側が固定されたスプリング19D
の他端側が固定されている。このため、搬送ロール32
Aを回転自在に支持する支持板30Cは枢支軸28Cを
支点として受けロール32B側へ向けてスプリング19
Dの弾発力によって常時付勢され、両側板1B,1Cに
形成された長孔29Cの長さの範囲内において揺動可能
である。その結果、苗箱W1 の高さに応じて搬送ロール
32Aがスプリング19Dの弾発力に抗して長孔29C
の長さの範囲内で揺動するので、形状・寸法の異なるど
のような苗箱であっても、搬送ロール32Aおよび受け
ロール32Bによって苗箱W1 を上下方向から弾力的に
挟圧して円滑かつ確実に搬送することができる。
【0041】さらに、搬送ローラ軸32Cの側板1Cよ
り外方の突出した一端側には、第11スプロケット27
Fが一体的に設けられており、該第11スプロケット2
7Fを第2チェーン24の外内周側に噛合させることに
より各ロール5A,5B,7A,7Bとともに強制回転
されるように構成されている。
【0042】本実施例によれば、搬送中の苗箱W1 の姿
勢がほぼ水平に保たれるとともに搬送ローラ32と苗箱
1 との当接部に発生する摩擦力により、円滑かつ確実
に苗箱W1 を搬送することができる。
【0043】上述した各実施例において、供給ローラ機
構および取出ローラ機構はそれぞれ軸方向に間隔をおい
て2個のロールを設けたものを示したが、これに限ら
ず、苗箱の幅と同等あるいはそれ以上の長さの一本のロ
ールを設けたものとすることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載するような効果を奏する。
【0045】供給口から供給された苗箱は、供給ローラ
機構および取出ローラ機構にそれぞれ設けられている全
ロールが強制回転されるため、苗箱とロールとの当接部
に大きな摩擦力が生じ円滑かつ確実に搬送される。この
ため、寸法・形状の異なる苗箱であっても、洗浄機本体
内で停滞することなく円滑に搬送され、供給口から供給
された苗箱が取出口より放出されるまでの間に、苗箱の
全面が、揺動ブラシ、中間ブラシおよび後部ブラシのい
ずれかにより払拭されるので、一度の洗浄操作で苗箱の
全面を洗浄することができる。
【0046】また、各下方のロール軸に一体的に設けら
れたスプロケットおよび各上方のロールの上方にそれぞ
れ自由回転自在に配設されたスプロケットに内周側が噛
合するチェーンを備え、各上方のロールの軸に一体的に
設けられたスプロケットが前記チエーンの外周側にそれ
ぞれ噛合されているため、各上方のロールの軸に一体的
に設けられたスプロケットが揺動しても、前記チェーン
は静粛かつ円滑に回転する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の苗箱洗浄機の第1実施例を示し、カバ
ーを取外した状態の模式平面図である。
【図2】図1に示す苗箱洗浄機をモータの出力軸側から
みた側面図である。
【図3】図2の反対側からみた側面図である。
【図4】本発明の苗箱洗浄機の第1実施例における供給
ローラ機構の主要部を示す模式部分斜視図である。
【図5】本発明の苗箱洗浄機の第1実施例におけるつめ
車機構の全体の説明図である。
【図6】図5に示すつめ車機構の主要部の説明図であ
る。
【図7】本発明の苗箱洗浄機の第2実施例を示し、苗箱
洗浄機をモータの出力軸側からみた側面図である。
【図8】本発明の苗箱洗浄機の第2実施例を示し、苗箱
洗浄機をつめ車機構側からみた断面図である。
【図9】本発明の苗箱洗浄機の第2実施例における搬送
ローラ機構の主要部を示す模式部分斜視図である。
【図10】従来の苗箱洗浄機の一例を示し、カバーを取
外した状態の模式平面図である。
【図11】図10に示す苗箱洗浄機の供給ローラ機構を
示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 洗浄機本体 1A 底板 1B,1C 側板 2 揺動ブラシ 2B,2C 側部ブラシ 3 中間ブラシ 4 後部ブラシ 5 供給ローラ機構 5A,5B,7A,7B ロール 5A−1,5B−1,7A−1,32A−1 突出部 5C,5D 供給ローラ軸 6 支持ローラ 7 取出ローラ機構 7C,7D 取出ローラ軸 8 給液パイプ 12 モータ 13 ベルト 14 第1チェーン 15 大プーリ 15A 第1スプロケット 15B 主軸 15C 回転輪 16a,16b ブラシアーム 17A 第2スプロケット 17B 第3スプロケット 17C 第4スプロケット 18a,18b,19A,19B,19D スプリン
グ 19C 調整金具 20 供給口 21 取出口 24 第2チェーン 25 つめ車機構 25a リンク 25b ピン 25c 外輪 25d 外側つめ車 25e 内側つめ車 25f 内歯 26a,26b つめ 27A 第5スプロケット 27B 第6スプロケット 27C 第7スプロケット 27D 第8スプロケット 27E 第9スプロケット 27F 第11スプロケット 28A,28B,28C 枢支軸 29A,29B,29C 長孔 30A,30B,30C 支持板 32 搬送ローラ機構 32A 搬送ロール 32B 受けロール 32C 搬送ローラ軸 32D 受けローラ軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を散布するための給液手段が設け
    られているとともに互いに対向する側壁にそれぞれ供給
    口および取出口を有する洗浄機本体と、前記供給口およ
    び取出口のそれぞれの近傍に配設された苗箱を搬送する
    ための供給ローラ機構および取出ローラ機構と、前記供
    給口側から前記取出口にかけて間隔をおいて順次配設さ
    れた前記苗箱を払拭するための揺動ブラシ、中間ブラシ
    および後部ブラシと、前記揺動ブラシ、中間ブラシおよ
    び後部ブラシを強制回転させるための回転駆動手段を備
    えた苗箱洗浄機であって、前記揺動ブラシは、前記取出
    口側に揺動中心をもち自由端側が前記供給口側へ向く揺
    動自在なブラシアームの自由端側に軸支され、かつ弾性
    部材により搬送される前記苗箱に向けて常時付勢されて
    おり、しかもその両端部に苗箱の両側面を払拭するため
    の側部ブラシを合わせ持つ苗箱洗浄機において、 前記供給ローラ機構および前記取出ローラ機構は、前記
    苗箱を上下から挟圧するように間隔をおいて配設された
    上方のロールと下方のロールをそれぞれ有し、前記上方
    のロールが揺動自在な支持部材の自由端側に回転自在に
    支持されているとともに弾性部材により前記下方のロー
    ルに向けて常時付勢されており、しかも前記各下方のロ
    ールの軸に一体的に設けられたスプロケットと前記各上
    方のロールの上方にそれぞれ自由回転自在に配設された
    スプロケットとに内周側が噛合するチェーンを備え、前
    記各上方のロールの軸に一体的に設けられたスプロケッ
    トが前記チェーンの外周側にそれぞれ噛合され前記チェ
    ーンが前記回転駆動手段に連動されるつめ車機構を介し
    て低速かつ間欠回転されることを特徴とする苗箱洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 供給ローラ機構と取出ローラ機構との間
    に搬送ローラ機構が配設されており、前記搬送ローラ機
    構は苗箱を上下から挟圧するように間隔をおいて配設さ
    れた搬送ロールと受けロールとを有し、前記搬送ロール
    が揺動自在な支持部材の自由端側に回転自在に支持され
    ているとともに弾性部材により前記受けロールに向けて
    常時付勢されており、しかも前記搬送ロールの軸に一体
    的に設けられたスプロケットがチェーンの外周側に噛合
    されていることを特徴とする請求項1記載の苗箱洗浄
    機。
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