JPH0786997B2 - オート・チェンジャにおける記録媒体の押込装置 - Google Patents

オート・チェンジャにおける記録媒体の押込装置

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JPH0786997B2
JPH0786997B2 JP62278366A JP27836687A JPH0786997B2 JP H0786997 B2 JPH0786997 B2 JP H0786997B2 JP 62278366 A JP62278366 A JP 62278366A JP 27836687 A JP27836687 A JP 27836687A JP H0786997 B2 JPH0786997 B2 JP H0786997B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は,回転する記録媒体の半径方向に記録/再生
ヘッドを移動させて任意のトラックへの信号の記録,任
意のトラックからの信号の再生,または記録と再生の両
方を行なう記録/再生装置において,記録媒体をその保
持機構内の所定位置まで完全に押込んでその装着を確実
にするための押込装置に関し,とくに多数の記録媒体を
保持しこれらを自動的に記録/再生位置に移動させ,記
録/再生される記録媒体を交換することが可能なオート
・チェンジャに好適に設けられる記録媒体の押込装置に
関する。
複数の記録媒体を自動的にかつ迅速に交換することの可
能なオート・チェンジャを出願人は既に提案した(特願
昭62−110484)。このオート・チェンジャは,記録媒体
を着脱自在に保持する複数の機構を等角度間隔で円周上
に備えた回転体を含んでいる。この回転体は所定の記録
媒体を記録/再生位置または記録媒体の着脱位置に迅速
に移動させるために高速で回転する。
記録媒体の保持機構には挿入された記録媒体をロックす
る機構が設けられているが,このロック機構は記録媒体
が所定位置まで挿入されたときに働く。記録媒体の挿入
が不完全な場合にはロック機構が働かず,上記回転体の
回転にともなって生じる遠心力によって記録媒体は飛出
してしまうという問題が生じる。たとえこのような問題
が生じないとしても,記録媒体が所定位置に装着されて
いなければ記録/再生動作は不可能である。
発明の概要 この発明は,所定位置まで挿入されていない記録媒体を
強制的に押込んで記録媒体の装着を確実にすることがで
きる押込装置を提供することを目的とする。
この発明によるオート・チェンジャにおける記録媒体の
押込装置は,一端に記録媒体の挿脱口が形成されかつ記
録媒体を着脱自在に保持するとともに保持した記録媒体
をロックするロック機構を有する保持機構が設けられた
移動体,上記移動体上のすべての上記保持機構が記録媒
体の脱着位置と記録/再生位置とを順次通るように上記
移動体を移動させる移動体駆動装置,上記移動体の移動
にともなって上記保持機構が通る経路上であって,上記
脱着位置と記録/再生位置との間に設けられた押込部
材,および上記ロック機構によって上記保持機構に保持
された記録媒体をロック可能な位置まで押込むように,
上記押込部材を駆動する押込部材駆動装置を備えている
ことを特徴とする。移動体とは回転体のみならず直線運
動するものも含む。
この発明によると,上記複数の保持機構は移動体の移動
にともなって1つずつ記録媒体の脱着位置または記録/
再生位置に向う。押込部材は,移動体の移動にともなっ
て保持機構が通る経路上であって,上記脱着位置と上記
記録/再生位置との間に設けられている。移動体の移動
にともなって保持機構が,押込部材が設けられている位
置に移動し,記録媒体が保持機構に押込まれる。わずか
1つの押込部材を設けるだけで移動体上のすべての保持
機構に保持されている記録媒体を確実に押込むことがで
きる。
記録媒体は保持機構に形成されたロック機構によってロ
ック可能な位置まで,押込まれるので,保持機構に確実
に保持される。したがって記録媒体は保持機構に確実に
保持されるので,確実に記録/再生が可能となる。移動
体上の保持機構は移動体の運動にともなって動くので,
上記押込部材を記録媒体の着脱位置と異なる位置に設け
ることが可能となり,着脱位置における記録媒体の挿脱
操作の邪魔になることはなく,また設計の自由度も高ま
る。
記録媒体とはフロッピィ・ディスク等の磁気記録媒体,
光ディスク等の光学的記録媒体,光磁気ディスク等を含
む概念である。光学的記録媒体には光を透過および遮光
(または反射)する部分の繰合せによって情報を表わす
ものも含む。
実施例の説明 以下,図面を参照してこの発明を磁気記録媒体の押込装
置に適用した実施例について説明する。
第1図および第2図は磁気記録/再生装置におけるオー
ト・チェンジャの機構的構成の全体を示す概略図であ
り,第1図はその平面を,第2図は第1図のII−II線に
そう断面をそれぞれ示している。また第1図において,
矢印Aで示すバケット22はその内部に収められたビデオ
・フロッピィFを示すために鎖線で示され,矢印Bで示
す場所においては,バケットはその場所の円板20の構成
を示すために除去され,ビデオ・フロッピィFのみが鎖
線で示されている。
これらの図面を参照して,磁気記録/再生装置に装着さ
れるビデオ・フロッピィF(磁気記録媒体)において,
そのジャケット11内に磁気ディスク18が回転自在に収納
されている。磁気ディスク18の中心部にあるディスク・
ハブ(コア)19は,ジャケット11の中心孔12にのぞんで
いる。ジャケット11の両面の一部には磁気ディスク18の
記録/再生領域を外部に露呈させる窓14があけられてい
る。この窓14は通常はシャッタ15によって閉じられてい
るが,後述するバケット22内に挿入されるときにバケッ
ト22内に設けられた開閉機構(図示略)によってシャッ
タ11が自動的に開かれる。また,ジャケット11の数箇所
にはビデオ・フロッピィFをバケット22内で位置決め固
定するための後述する位置決めピン74が入る孔13があけ
られている。
このようなビデオ・フロッピィFを保持するための円板
20は,回転軸30に固定されたベルト車31に固定されてい
る。回転軸30は底板1上に載置固定された軸受台35によ
って回転自在に支持されている。
一方,回転軸30から少し離れた位置に円板20を回転駆動
するためのステップ・モータ40が配置されている。ステ
ップ・モータ40の固定位置は円板20の下方のスペースを
できるだけ有効に使うために円板20の外周縁よりも内側
であることが好ましい。
底板1に固定された支持部材42と上記の軸受台35との間
に横架部材41が渡されかつ固定されている。ステップ・
モータ40は横架部材41に取付部材43を介してネジによっ
て取付けられている。横架部材41には上記ネジを通すた
めの複数の長孔49と,ステップ・モータ40の出力軸40a
を上側に突出させるための大きな長孔48とが形成されて
いる。上記長孔49が形成されていることによって,ステ
ップ・モータ40の取付位置の調整が可能である。
ステップ・モータ40の出力軸40aには歯が形成されたベ
ルト車44が固定されている。また,円板20が固定された
ベルト車31にも歯が形成されている。これらのベルト車
44,31間にタイミング・ベルト45が掛けられ,これによ
り円板20はステップ・モータ40によって回転駆動され
る。このように,ステップ・モータ40の回転動力を円板
20に伝達する手段としてタイミング・ベルト45が用いら
れているので,このタイミング・ベルト45が緩衝材とし
て働き,騒音や振動を抑えることができる。
円板20上には,ビデオ・フロッピィFを収容する複数
(実施例では10個)のバケット22がネジによって固定さ
れている。これらのバケット22は,同一円周上に等角度
(36゜)間隔で放射状に配列されている。バケット22の
外側の端面はビデオ・フロッピィFを挿入または取出す
ために全面開口されかつ円弧状に切欠かれている(この
開口を挿脱口と称し,挿脱口および切欠きを符号23で示
す)。またバケット22の上面部は大きく切欠かれ,開口
24が形成されている。開口24からは装着されたビデオ・
フロッピィFの窓14と中心孔12とが露出する。
バケット22の開口24に対応する位置において円板20にも
開口25があけられている。開口25はバケット22の開口24
よりも長くあけられている。バケット22が後述する記録
/再生部50に至りかつ記録/再生動作が開始されるとき
に,上方から開口24および窓14を通して規制板63が進入
して磁気ディスク18の上面に接触する。下方からは開口
25および窓14を通して磁気ヘッドが進入して磁気ディス
ク18の下面(記録/再生面)に接触する。さらにこの円
板20の開口25に磁気ディスク18を回転駆動する後述する
モータ76のスピンドル75も進出する。
円板20の外周縁において,バケット22が設けられている
位置にはバケット22の円弧状切欠き23に対応して同じよ
うな円弧状切欠き21が形成されている。これらの切欠き
21,23はビデオ・フロッピィFの着脱位置(たとえば記
録/再生部50と回転軸30を中心として点対称の位置)に
おいて,ビデオ・フロッピィFのバケット22への着脱を
容易にするためのものである。バケット22に装着された
ビデオ・フロッピィFの一部がこれらの切欠き21,23か
ら外部に露出しているので,ビデオ・フロッピィFを手
でもって,または着脱機構により着脱することができる
とともに,後述する押込装置80の動作が容易となる。
円板20にはさらに位置決めピン74が通る孔26,および位
置決めピン73が通る位置決め孔27があけられている。位
置決め孔27はバケット22が設けられた位置に対応して等
角度間隔で設けられており,これは所定のバケット22を
記録/再生部50に正しく位置決めするためのものであ
る。
ベルト車31の下側の周縁部は鍔状に外方にのび(32で示
す),ここにバケット22が設けられている角度位置ごと
に等角度間隔(θ=36゜)で放射状スリット33が形成さ
れている。スリット33が形成された場所をセット・ポジ
ションSPという。いずれか1つのスリット33の両側には
これに近接して鍔32に2つの放射状補助スリット34が形
成されている。この補助スリット34に挟まれたスリット
33の位置をホーム・ポジション(基準角度位置)HPとい
う。ホーム・ポジションはセット・ポジションでもあ
る。これらのスリット33,34は後述する記録/再生部50
に設けられた角度位置センサ(光電スイッチ)36によっ
て検出され,ステップ・モータ40の制御および円板20の
位置決めのために用いられる。
円板20の所定角度位置には記録/再生部50がある。また
他の所定角度位置,たとえば上述のように記録/再生部
50と反対側の位置はビデオ・フロッピィFの脱着位置と
なっている。ビデオ・フロッピィFは円板20の回転によ
ってこの脱着位置に至ったバケット22に挿脱口23から挿
入される。バケット22内の所定位置まで挿入されたビデ
オ・フロッピィFはバケット22に設けられたロック機構
(図示略,公知のものでよい)によってその所定位置に
ロックされる。
円板20が回転したときにバケット22内に挿入されたビデ
オ・フロッピィFには遠心力が働く。ビデオ・フロッピ
ィFがバケット22内の所定位置まで挿入されて上記ロッ
ク機構によってロックされていれば遠心力が働いてもビ
デオ・フロッピィFがバケット22から飛出ることはな
い。しかしながらビデオ・フロッピィFの挿入が不完全
でバケット22の所定位置まで挿入されていないときには
ロックされないから,円板20が回転したときにビデオ・
フロッピィFはバケット22から飛出てしまう。たとえ飛
出ずに記録/再生部50まで送られたとしても,ビデオ・
フロッピィFがバケット22内の所定位置に収まっていな
ければスピンドル75による磁気ディスク18のチャッキン
グ,磁気ヘッドおよび規制板63の磁気ディスク18へのタ
ッチング等が不可能であるかまたは正しく行なわれず,
記録/再生動作は実現できない。
ビデオ・フロッピィの脱着位置でバケット22内の所定位
置まで挿入されなかったビデオ・フロッピィFを強制的
に所定位置まで押込むための装置80がモータ40の設けら
れた角度位置に設けられている。円板20はフロッピィ交
換モードや電源投入時には第1図で時計方向に回転する
(記録/再生のために所定のビデオ・フロッピィFを記
録/再生部50にもたらすときには任意の方向に回転す
る)。押込装置80が設けられた位置は,円板20の時計方
向回転においてビデオ・フロッピィの脱着位置の次の位
置(ほぼ36゜離れた位置)である。
ビデオ・フロッピィの押込装置80については,第1図お
よび第2図に加えて,その拡大図が第3図,第4図およ
び第5図に示されている。第3図は平面図,第4図およ
び第5図は第3図のそれぞれIV−IV線,V−V線にそう断
面図である。
これらの図面を参照して,押込装置80は2つのレバー8
2,92を含んでいる。一方のレバー82は横架部材41上に立
設された軸83に回転自在に支持され,その一端に軸87が
設けられている。この軸87には押込ローラ81が回転自在
に設けられている。押込ローラ81はV溝81aをもち,そ
の上下の周縁が径方向に延びている。この周縁部をフラ
ンジ81b,81cということにする。V溝81aが円板20の周縁
と同じ高さになるように押込ローラ81の高さ位置が定め
られている。レバー82は挟形ばね84によって押込ローラ
81が円板20の周縁から離れる方向に付勢されている。挟
形ばね84はそのコイル部分が軸83に巻回し,一端がレバ
ー82の一部に,他端が横架部材41上に立設されたピン85
にそれぞれ受けられている。
他方のレバー92は横架部材41の下方に設けられ,同じよ
うに横架部材41に固定された軸93に回転自在に支持され
ている。一方,支持部材42には取付部材96が固定され,
この取付部材96上にソレノイド91がその基端部で水平方
向に回転自在に設けられている。ソレノイド91のロッド
91aはレバー92の一端とピン95により回転自在に連結さ
れている。
レバー92の他端にはその長手方向に長い長孔94があけら
れ,上記のレバー82の他端に固定されかつ下方にのびた
ピン86がこの長孔94を通っている。したがって,レバー
82と92はこの他端において連結されている。
ソレノイド91が作動していないときにはばね84の力によ
って押込ローラ81は最も外側(円板の周縁から最も離れ
た位置,これを退避位置という)にある。退避位置にあ
る押込ローラが符号Aを用いて81(A)で示されてい
る。
ソレノイド91が作動するとレバー92の上記一端がソレノ
イド91によって引かれるので,レバー92が軸93を中心に
揺動し,ピン86を介してレバー82も軸83を中心に揺動す
る。この結果,押込ローラ81は円板20の方向に変位す
る。押込ローラ81は,最大限第3図に81(C)で示す位
置まで変位可能であるが,第3図から第5図に示す円板
20の角度位置においては,押込ローラ81のV溝81aが円
板20の周縁の円弧状切欠21以外の部分に当るので(とく
に第5図参照),81(B)で示す位置に保持される。
第6図および第7図は円板20がさらに時計方向に適当な
角度回転し,円弧状切欠21が押込ローラ81にのぞむ位置
に至った状態を示している。これらの図から分るよう
に、ソレノイド91の作動状態においては,円板20の回転
にともなって押込ローラ81はそのV溝81aが円板20の周
縁にそって相対的に転動するが,切欠21の位置に至る
と,その切欠21の位置に設けられたバケット22内にビデ
オ・フロッピィFが存在すれば,押込ローラ81はその上
部フランジ81bがビデオ・フロッピィFの一辺にそう(8
1(D)で示すローラ)。
第3図に鎖線F1で示すようにビデオ・フロッピィのバケ
ット22への挿入が不完全であった場合には,押込ローラ
81が切欠21の位置にきたときに,その上部フランジ81b
がビデオ・フロッピィF1の一辺をソレノイド91の引張力
によって押す結果,ビデオ・フロッピィF1はバケット22
内にさらに押込まれ,ロック可能な所定位置まで挿入さ
れるので,その位置にロックされる。このようにして,
バケット22の所定位置まで挿入されていないビデオ・フ
ロッピィがあったとしても,円板20の回転によってその
ビデオ・フロッピィが脱着位置から押込装置80の位置に
送られたときに,押込装置80によって所定位置まで確実
に挿入される。
押込装置80の位置にきたバケット22内にビデオ・フロッ
ピィFが存在するかどうかを検出するためのスイッチ98
が設けられている。このスイッチ98はたとえばリミット
・スイッチによって実現され,横架部材41上に設けられ
た取付部材99に固定されている。このスイッチ98のアク
チュエータの高さ位置は押込ローラ81の下部フランジ81
cと同じ高さに設定されている。またこのスイッチ98は
押込ローラ81の中心(より厳密には次に述べる第6図に
81(E)で示す位置の押込ローラの中心)と回転軸30の
中心とを結ぶ線上にあり,さらにソレノイド91の作動状
態において最大限に変位した押込ローラ81(これが第6
図に鎖線81(E)で示した位置であり,これは第3図に
81(C)で示す位置と同じである)によってアクチュエ
ータが作動し,これよりも外方に離れた位置の押込ロー
ラ81(たとえば81(D))によってはアクチュエータが
作動しない位置に設けられている。
したがって,ソレノイド91を作動状態にしておいて,円
板20が回転して切欠21がローラ81の位置に至ったとき
に,その切欠21に対応するバケット22内にビデオ・フロ
ッピィFがあれば(不完全挿入状態でも同じ)スイッチ
98は作動せず,ビデオ・フロッピィFが無い場合にはス
イッチ98が作動してビデオ・フロッピィ無しの検出信号
が出力される。
上述した押込装置80による不完全挿入ビデオ・フロッピ
ィの押込動作およびスイッチ98によるビデオ・フロッピ
ィの有無確認動作は,たとえばこのオートチェンジャの
電源が投入されたときや,フロッピィ交換モードにおい
て行なわれる。他のモード,たとえば記録/再生モード
においてはソレノイド91が作動せず,押込ローラ81は上
述した退避位置に置かれる。
第1図および第2図に戻って,記録/再生部50におい
て,底板1に固定されたフレームを構成する左右の両側
板51の後部には,軸52,53が互いに平行にかつそれぞれ
回転自在に横架されている。軸52には2つの歯車54が,
軸53には2つの歯車55がそれぞれ一定間隔をおいて固定
されている。これらの歯車54と55とは互いにかみ合って
いる。
上側の駆動ユニットを保持する支持板60の両側部は下側
に折り曲げられ側板を形成している。この側板は後方に
のびアーム61となって上記の歯車54の外側面に固定され
ている。この支持板60に保持される規制板機構は規制板
63とそのホルダ64とを備えている。規制板63はホルダ64
に固定され,ホルダ64はコイルばね65によって支持板60
に保持されている。
下側の駆動ユニットを保持する支持板70は取付部材71に
よって歯車55に固定されている。この取付部材71のアー
ム部には長孔72があけられており,この長孔72内を軸52
が通っている。後述するように取付部材71は揺動駆動さ
れるがこの長孔72によって軸52との干渉が防止される。
支持板70には磁気ディスク18を回転駆動するための回転
駆動ユニット,および磁気ヘッド(第2図ではスピンド
ル75に隠れて見えない)を磁気ディスク18の径方向に移
送するためのヘッド移送ユニット(図示略)が設けられ
ている。回転駆動ユニットはスピンドル75をもつモータ
76,モータ76の回転数を表わす周波数の信号を出力する
周波数発生器,モータの制御回路が組立てられた基板等
を含む。モータ75のスピンドル76および磁気ヘッドは,
支持板70の上側に突出している。ヘッド移送ユニット
は,ステップ・モータ,磁気ヘッドを移動自在に保持す
る機構,上記ステップ・モータの回転を磁気ヘッドの直
線運動に変換する機構等を含む。
支持板70の先端部には位置決めピン73が,その他適所に
は位置決めピン74が立設されている。位置決めピン73
は,このピン73が円板20の上述した位置決め孔27を通る
ことによって,ステップ・モータ40による円板20の回転
駆動ののち円板20の角度位置を支持板70の位置に正確に
合わせるためのものである。位置決めピン74はビデオ・
フロッピィFの位置決めを行なうものである。いずれの
ピン73,74も上部が先細に形成されている。
このような上側の支持板60は円板20の上方に,下側の支
持板70は円板20の下方にそれぞれ位置している。図示し
ない揺動駆動機構によって支持板60,70のいずれか一
方,たとえば下側の支持板70が揺動駆動される。歯車54
と55がかみ合っているので,一方の支持板が揺動される
とこれに連動して他方の支持板も揺動し,これらの支持
板60と70は互いに接近または離間する。
さらに記録/再生部50のフレームには上述した光電スイ
ッチ36が固定されている。この光電スイッチ36からの検
出信号に基づいてステップ・モータ40の回転が制御され
所定のバケット22およびその内部のビデオ・フロッピィ
Fの記録/再生部50への位置決めが行なわれる。
上記の記録/再生モードにおいて(この場合には押込ロ
ーラ81は退避位置にある)記録/再生部50が記録または
再生処理を行なっているときは,第2図に実線で示すよ
うに支持板60,70が閉じた状態にある。
記録/再生すべきビデオ・フロッピィFを交換するとき
には,上記の揺動機構によって支持板70が第2図に鎖線
で示す方向に揺動駆動される。支持板70の揺動にともな
い軸53の歯車55は反時計廻りに回転する。歯車54は歯車
55と噛み合っているので時計廻りに回転し,これによっ
て支持板60は鎖線の位置まで揺動して上昇する。このよ
うにして,両支持板60と70とが開く,すなわち互いに離
れる方向に動く。
この状態で,記録/再生部50におけるビデオ・フロッピ
ィFの交換が行なわれる。すなわち,所定の(たとえば
次の)ビデオ・フロッピィFが記録/再生部50の所定位
置にくるまで(すなわち所定のスリット33を光電スイッ
チ36が検出するまで)円板20がモータ40によって回転駆
動される。円板20が所定の角度位置で止まると,上記揺
動機構が支持板70を上方に揺動させる。支持板60,70は
円板20の表裏から互いに接近する。支持板70に固定され
たスピンドル75は,円板20の開口25から進入してビデオ
・フロッピィFの磁気ディスク18をチャッキングする。
また,磁気ヘッドがビデオ・フロッピィF内の磁気ディ
スク18に静かに接触する。支持板70に立てられた位置決
めピン74は,円板20の孔26を通ってバケット22内のビデ
オ・フロッピィFの孔13に入り,ビデオ・フロッピィF
を位置決めする。支持板70の位置決めピン73が円板20の
孔27を通って表側に突出することにより円板20のより正
確な角度位置決めが行なわれる(このときステップ・モ
ータ40は弱励磁状態または無励磁状態となっている)。
支持板60の規制板63は,バケット22の開口24を通り,ビ
デオ・フロッピィFの窓14からその内部に進入し,磁気
ディスク18に接触する。
上記実施例においてはバケット22内への挿入が不完全で
あったビデオ・フロッピィは円板20の回転にともなって
押込装置80によってロック位置まで押込まれる構成とな
っている。所定の記録媒体保持機構(バケット)が押込
装置の位置に至ったときに円板20の回転を停止し,押込
装置の押込部を記録媒体の方向に突き出して記録媒体を
保持機構の所定位置まで押込むようにしてもよい。この
とき,押込装置は記録媒体の着脱位置から保持機構間隔
の整数倍離れた位置(たとえば上記実施例でいえば36゜
×n:nは整数で1が好ましい)に配置しておくとよい。
このことにより,記録媒体の挿脱または記録/再生のた
めに円板が停止したときに押込動作を行なわせることが
可能となり,押込動作のために円板(移動体)をわざわ
ざ停止させる必要がなく,時間の節約と制御の簡略化を
図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は磁気記録/再生装置におけるオー
ト・チェンジャの機構的構成の全体の概略を示してお
り,第1図はその平面図,第2図は第1図のII−II線に
そう断面図である。 第3図は上記オート・チェンジャの一部を拡大して示す
ものであって押込装置部分の平面図,第4図は第3図の
IV−IV線にそう断面図,第5図は第3図のV−V線にそ
う断面図である。 第6図は円板がさらに回転して押込ローラが円弧状切欠
の部分に至った状態を示す平面図,第7図は第6図のVI
I−VII線にそう断面図である。 18……磁気ディスク(記録媒体), 20……円板(移動体), 22……バケット(保持機構), 30……回転軸, 80……押込装置, 81……押込ローラ(押込部), 82,92……レバー, 91……ソレノイド, F……ビデオ・フロッピィ(記録媒体)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に記録媒体の挿脱口が形成されかつ記
    録媒体を着脱自在に保持するとともに保持した記録媒体
    をロックするロック機構を有する保持機構が設けられた
    移動体, 上記移動体上のすべての上記保持機構が記録媒体の脱着
    位置と記録/再生位置とを順次通るように上記移動体を
    移動させる移動体駆動装置, 上記移動体の移動にともなって上記保持機構が通る経路
    上であって,上記脱着位置と記録/再生位置との間に設
    けられた押込部材,および 上記ロック機構によって上記保持機構に保持された記録
    媒体をロック可能な位置まで押込むように,上記押込部
    材を駆動する押込部材駆動装置, を備えているオート・チェンジャにおける記録媒体の押
    込装置。
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