JP2001093247A - 磁気ディスクドライバ及びその駆動方法 - Google Patents

磁気ディスクドライバ及びその駆動方法

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JP2001093247A
JP2001093247A JP26657299A JP26657299A JP2001093247A JP 2001093247 A JP2001093247 A JP 2001093247A JP 26657299 A JP26657299 A JP 26657299A JP 26657299 A JP26657299 A JP 26657299A JP 2001093247 A JP2001093247 A JP 2001093247A
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JP
Japan
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magnetic disk
carriage
magnetic
head
disk medium
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JP26657299A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Ueyasu
恒雄 上保
Shigenori Inamoto
繁典 稲本
Eiichi Yoneyama
栄一 米山
Yoshinori Tangi
芳則 丹木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下の磁気ヘッドに接触する磁気ディスク媒
体表面の塵の挟み込みを防止すること。 【解決手段】 上側磁気ヘッド131及び下側磁気ヘッ
ド132を支持するキャリッジアセンブリとヘッド保持
機構とを含み、前記ヘッド保持機構は前記上側磁気ヘッ
ド131を前記磁気ディスク媒体41面より浮かせた状
態でロックし、前記磁気ディスク媒体41を所定回数回
転させ、前記磁気ディスク媒体41面の塵を前記磁気デ
ィスクに内装されているライナーによって除去した後、
前記磁気ディスク媒体41へ前記上側磁気ヘッド131
を接触させるロック兼リリース手段91,93を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルディ
スクドライバのようなディスク交換型の磁気ディスクド
ライバ及びその駆動方法に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスクドライバ(以下、F
DDと略称する)は、それに挿入されたフレキシブルな
磁気ディスク媒体をもつ磁気ディスク(以下、FDと略
称する)に対してデータの記録再生を行なうための磁気
記録再生装置の一種である。近年、FDの大容量化が進
められており、1M〜2Mバイトの記憶容量を持つもの
に対して、128Mバイトの記憶容量を持つものが開発
されている。これに伴って、FDDとしても、このよう
な大容量FDに対してデータを記録再生可能なものが開
発されている。FDDでは駆動手段としてボイスコイル
モータ(VCM)のようなリニアモータを使用してい
る。
【0003】以下、FDDの駆動手段として使用される
ボイスコイルモータについて、少し詳細に説明する。ボ
イスコイルモータは、キャリッジの後方に配置され、所
定の半径方向と平行な駆動軸の回りに巻回されたボイス
コイルと、このボイスコイルを通して流れる電流と交叉
する磁界を発生するための磁気回路とを有している。こ
のような構成により、磁気回路で発生された磁界と交叉
する方向にボイスコイルに電流を流すことにより、この
電流を磁界との相互作用に基づいて駆動軸の延在方向に
駆動力が発生する。この駆動力により、ボイスコイルモ
ータはキャリッジを所定の半径方向に沿って移動する。
【0004】周知のように、FDは、上下一対の開口部
をもつケースと、このケース内に収容され、上下一対の
開口部を介して上下一対の磁気ヘッドでアクセスされる
磁ディスク媒体とを含み、この磁気ディスク媒体の表面
には、データを記録するための通路としての同心円状の
トラックが、半径方向に沿って複数形成されている。ト
ラック幅(トラックピッチ)は、当然、大容量FDの方
が通常容量FDよりも狭い。
【0005】図8、図9(a)及び図9(b)を参照し
て、従来の直動型キャリッジアセンブリ(以下、キャリ
ッジアセンブリと呼ぶ)を備えた大容量FDに対応する
高密度型のFDDについて説明する。
【0006】図示のFDDは、メインフレーム11の表
面上で回転可能に支持されたディスクテーブルアセンブ
リ(図示せず)上に、互いの中心が一致した状態で保持
される。
【0007】FD40は,円板状の磁気ディスク媒体4
1と、この磁気ディスク媒体41を覆うケース42と、
矢印C方向に摺動可能なシャッタ43とを有している。
【0008】シャッタ43には窓43aが開けられてい
る。シャッタ43は図8に示した矢印C方向とは逆方向
に図示しないバネによって付勢されている。シャッタ4
3が矢印C方向に摺動すると、図8に示すように、シャ
ッタ43の窓43aがケース42に設けられた開口部4
2aのところに位置し、これら開口部42aを介して磁
気ディスク媒体41を上側及び下側磁気ヘッド(後述す
る)をアクセスすることが可能となる。
【0009】なお、FD40は、磁気ディスク媒体41
をケース42内に2枚のライナー(図示せず)を介して
収容されている。ライナーは磁気ディスク媒体41の表
面上に付着した塵を除去するものである。
【0010】また、FD40にはライナーを磁気ディス
ク媒体41に押し当てるリフタ(図示せず)が備えられ
ている。このようなFD40の構成については、たとえ
ば、特開平10−199191号公報に詳細に記載され
ているので、これ以上の説明を省略する。
【0011】ディスクテーブルアセンブリはメインフレ
ーム11の裏面に設けられたスピンドルモータ(図示せ
ず)によって回転駆動され、これによってFD40の磁
気ディスク媒体41が回転する。また、メインフレーム
11の多数の電子部品を搭載したプリント配線基板(図
示せず)が取り付けられている。
【0012】図9(a)及び図9(b)に示したよう
に、上側磁気ヘッド131は上側ジンバル141によっ
て揺動可能に上側ヘッド保持部151の先端側で固定・
保持されている。下側磁気ヘッド132は下側ジンバル
142によって揺動可能に下側ヘッド保持部152の先
端側で保持されていいる。また、上側磁気ヘッド131
には、上側ヘッド保持部151に取り付けられた付勢バ
ネ(ヘッドロードバネ)18によって、下向きの押圧力
が加えられている。上側ヘッド保持部151はキャリッ
ジ保持台19上に板バネ(インサートバネ)21を介し
てネジ22によって固定保持されている。
【0013】また、上側ヘッド保持部151には、FD
40が排出された状態においてFD40を保持するため
のディスクホルダユニット56に係合して、上側磁気ヘ
ッド131を上方へ持ち上げるための側方アーム23が
取り付けられている。
【0014】上側ヘッド保持部151と、付勢バネ18
と、板バネ21と、側方アーム23と、上側ジンバル1
41との組み合わせを上側キャリッジと呼び、下側ヘッ
ド保持部152と下側ジンバル142との組み合わせを
下側キャリッジと呼ぶ。また、上側キャリッジと下側キ
ャリッジとキャリッジ保持台19との組み合わせを直動
型のキャリッジアセンブリと呼ぶ。キャリッジアセンブ
リは、メインフレーム11の表面上でメインフレーム1
1から離間して配置されており、上側磁気ヘッド131
及び下側磁気ヘッド132をFD40に対して所定の半
径方向(図3の矢印Bで示す方向)に沿って移動可能に
保持している。
【0015】下側ヘッド保持部152は、その両側下端
で、所定の半径方向Bに対して平行に延在する一対のガ
イドバー(図示せず)によって支持及び案内される。
【0016】上側ヘッド保持部151及び下側ヘッド保
持部152は、以下に述べるようなボイスコイルモータ
によって所定の半径方向Bに沿って駆動される。詳細に
説明すると、ボイスコイルモータは、キャリッジアセン
ブリの後方に配置され、所定の半径方向Bと平行な駆動
軸の回りに巻回された一対のボイスコイル(図示せず)
と、このボイスコイルを通して流れる電流と交叉する磁
界を発生するための磁気回路20とを有する。
【0017】このような構成のボイスコイルモータにお
いて、磁気回路20で発生された磁界と交叉する方向に
ボイスコイルに電流を流すことにより、この電流と磁界
との相互作用に基づいて駆動軸の延在方向に駆動力が発
生する。この駆動力により、ボイスコイルモータは、キ
ャリッジアセンブリを所定の半径方向Bに沿って移動さ
せる。
【0018】FDDは、FD40に備えられたシャッタ
42を開閉するシャッタ駆動機構と、FD40を排出す
るためのイジェクタ機構と、イジェクト後にキャリッジ
アセンブリをロックするためのキャリッジロック機構と
を含む。
【0019】図示しないレバーユニットは、イジェクト
レバーとロックレバーとを有する。イジェクトレバー
は、シャッタ43を開閉するシャッタ駆動機構の要素
と、FD40をFDDから排出するためのイジェクタ機
構の要素とを兼用している。ロックレバーはキャリッジ
アセンブリの近傍に配置され、イジェクト時にキャリッ
ジアセンブリをロックするためのものである。
【0020】イジェクタ機構は、FDDのフロントベゼ
ル(図示せず)の外面に突き出しているイジェクトボタ
ン54と、このフロントベゼルの受け入れ口(図示せ
ず)から挿入されたFD40をその一面が対向するよう
に位置づけるイジェクトプレート55と、一端がイジェ
クトプレート55に係合し、他端がディスクホルダユニ
ット56に係合したイジェクトバネ(図示せず)とを有
する。なお、イジェクトプレート55は奧行き方向の先
端にラック55aを備えている。このラック55aはメ
インフレームの表面上で回転可能に支持されたピニオン
58と係合する。レバーユニットは、ばね機構(図示せ
ず)により反時計方向に付勢されている。
【0021】今、図8に示したように、FD40をFD
のディスクホルダユニット56中に挿入したとする。す
なわち、FD40を図8の矢印Aで示す方向に押し込む
と、シャッタ43の右側縁上端にイジェクトレバーの先
端が係合し、FD40の移動に伴って、レバーユニット
は時計方向に回動する。これに伴ってシャッタ43はイ
ジェクトレバーの先端により矢印Cで示す方向に摺動す
る。
【0022】FD40がFDDのディスクホルダユニッ
ト56中に完全に収納されると、ディスクホルダユニッ
ト56が降下し、FD40は図示しないディスクロック
機構によりこの状態でディスクホルダユニット56に保
持される。このとき、側方アーム151bとディスクホ
ルダユニット56との係合が解除され、シャッタ43の
窓43aがケース42の開口部42aの真上に位置する
ので、上側磁気ヘッド131はシャッタ43の窓43
a、ケース42の開口部42aを介して、磁気ディスク
媒体41と接触する。なお、シャッタ43は、図8に一
点鎖線で示す位置にあるようにばね部材(図示せず)で
付勢されている。
【0023】キャリッジアセンブリは、FD40のケー
ス42内に収容された磁気ディスク媒体41に対して、
ケース42に開けられた開口部42aを介してデータの
書き込み/読出しを行なう。
【0024】すなわち、キャリッジアセンブリは、FD
Dのディスクホルダユニット56内に挿入されたFD4
0において、上側磁気ヘッド131を、上側キャリッジ
151の先端側で付勢バネ18によって下向きの押圧力
を加えて支持すると共に、下側磁気ヘッド132を下側
ジンバル142によって揺動可能にした側キャリッジ1
52の先端側で支持する(たとえば、特開平11−66
688号公報を参照)。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FD4
0をFDDのディスクホルダユニット56内でチャッキ
ングすると同時に磁気ディスク媒体41面に上側及び下
側磁気ヘッド131,132が接触し、その接触状態か
ら、磁気ディスク媒体41が回転する。
【0026】したがって、磁気ヘッド131,132が
磁気ディスク媒体41面に接触するときに、磁気ヘッド
131,132と磁気ディスク媒体41との間に挟み込
まれた塵が磁気ディスク媒体41面上で磁気ヘッド13
1,132によって引きずられてしまい、磁気ディスク
媒体41面を傷つけるという問題がある。
【0027】また、ライナーによる塵取りは、磁気ヘッ
ド131,132と接触する部分では、その効果はまっ
たくない。
【0028】それ故に本発明の課題は、上下の磁気もヘ
ッドに接触する磁気ディスク媒体表面の塵の挟み込みを
防止することがきるディスクドライバ及びその駆動方法
を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、磁気デ
ィスクのケース内に収容された磁気ディスク媒体に対し
て、前記ケースに開けられた開口部を介してデータの書
き込み/読出しを行なうための上側磁気ヘッド及び下側
磁気ヘッドを、それぞれ、上側キャリッジ及び下側キャ
リッジの先端側で支持するキャリッジアセンブリと、該
キャリッジアセンブリの備えたヘッド保持機構とを含
み、前記上側キャリッジは前記上側磁気ヘッドを保持す
る上側ヘッド保持部と、前記上側磁気ヘッドに対して下
向きの押圧力を加える付勢手段と、前記磁気ディスクを
保持するためのディスクホルダユニットに係合して、少
なくとも前記上側磁気ヘッドを上方へ持ち上げるための
側方アームとを有する磁気ディスクドライバにおいて、
前記ヘッド保持機構は、前記磁気ディスクを前記ディス
クホルダユニットによってチャッキングし、少なくとも
前記上側磁気ヘッドを前記側方アームによって前記磁気
ディスク媒体面より浮かせた状態でロックし、前記磁気
ディスク媒体を所定回数回転させ、前記磁気ディスク媒
体41面の塵を前記磁気ディスクに内装されているライ
ナーによって除去した後、前記側方アームによる持ち上
げを解除して前記磁気ディスク媒体41へ前記上側磁気
ヘッドを接触させるロック兼リリース手段を有している
ことを特徴とする磁気ディスクドライバが得られる。
【0030】また、本発明によれば、磁気ディスクのケ
ース内に収容された磁気ディスク媒体に対して、前記ケ
ースに開けられた開口部を介してデータの書き込み/読
出しを行なうための上側磁気ヘッド及び下側磁気ヘッド
を、それぞれ、上側キャリッジ及び下側キャリッジの先
端側で支持するキャリッジアセンブリと、該キャリッジ
センブリの備えたヘッド保持機構とを含み、前記上側キ
ャリッジは前記上側磁気ヘッドを保持する上側ヘッド保
持部と、前記上側磁気ヘッドに対して下向きの押圧力を
加える付勢手段と、前記磁気ディスクを保持するための
ディスクホルダユニットに係合して、少なくとも前記上
側磁気ヘッドを上方へ持ち上げるための側方アームとを
有する磁気ディスクドライバの駆動方法において、前記
ヘッド保持機構は、前記キャリッジアセンブリをロック
した後に、該ロックを解除して前記キャリッジアセンブ
リを移動可能となすロック兼リリース手段を有し、少な
くとも前記上側磁気ヘッドを前記側方アームによって前
記磁気ディスク媒体面より浮かせた状態で前記ロック兼
リリース手段によりロックし、前記磁気ディスク媒体を
所定回数回転させ、前記磁気ディスク媒体面の塵を前記
磁気ディスクに内装されているライナーによって除去し
た後、前記ロック兼リリース手段により前記側方アーム
による持ち上げを解除して前記磁気ディスク媒体へ前記
上側磁気ヘッドを接触させることを特徴とする磁気ディ
スクドライバの駆動方法が得られる。
【0031】
【作用】本発明の磁気ディスクドライバ及びその駆動方
法によれば、ディスクホルダユニットが磁気ディスクを
チャッキングしたときに、一時的に磁気ヘッドが磁気デ
ィスク媒体へ接触しないようにヘッド保持機構によって
保持しておき、磁気ディスク媒体が数回転(例えば、1
0回転)した後に、磁気ディスクのヘッド保持機構を解
除し磁気ディスク媒体へ磁気ヘッドを接触させて、リー
ド/ライト(書き込み/読出し)動作に入る。
【0032】このように、磁気ディスクがチャッキング
された直後に磁気ヘッドを磁気ディスク媒体へ接触させ
ることなく、磁気ディスク媒体を数回回転させることに
よって、磁気ディスク媒体面に付着している塵をライナ
ーによって全面的に除去する。その後、磁気ヘッドを磁
気ディスク媒体へ接触させても、塵が除去されているの
で磁気ヘッドの挟み込みによって生じる磁気ディスク媒
体と磁気ヘッドとの間における塵の挟み込みを防止でき
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気ディスクドラ
イバ及びその駆動方法の一実施の形態例を図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施の形態例における磁
気ディスクドライブを示す平面図である。図2は図1の
断面図である。なお、図8、図9(a)及び図9(b)
で説明した従来技術の磁気ディスクドライバと同じ機能
を持つ部分には同じ符号を付して、従来技術と重複する
一部の構成部分についての説明を省略する。
【0034】図1及び図2を参照して、この実施の形態
例における磁気ディスクドライバ(FDD)は、FD4
0のケース42内に収容された磁気ディスク媒体41に
対して、データの書き込み/読出しを行なうための上側
磁気ヘッド131及び下側磁気ヘッド132を、それぞ
れ、上側キャリッジ及び下側キャリッジの先端側で支持
するキャリッジアセンブリと、FD40の磁気ディスク
媒体41を回転させるディスクテーブルアセンブリと、
キャリッジアセンブリの上側磁気ヘッド131及び下側
磁気ヘッド132を保持するヘッド保持機構とを含む。
【0035】上側キャリッジは上側磁気ヘッド131を
保持する上側ヘッド保持部151と、上側磁気ヘッド1
51に対して下向きの押圧力を加える付勢手段と、磁気
ディスク40を保持するためのディスクホルダユニット
56に係合して、上側磁気ヘッド131を上方へ持ち上
げるための側方アーム23とを有する。
【0036】図1に示したFD40は,円板状の磁気デ
ィスク媒体41と、この磁気ディスク媒体41を覆うケ
ース42と、図8に示したFD40と同様な、矢印C方
向に摺動可能なシャッタ43(図1では図示を省略して
いる)とを有している。
【0037】シャッタ43は矢印C方向とは逆方向に図
示しないバネによって付勢されている。シャッタ43が
矢印C方向に摺動すると、シャッタ43の窓43aがケ
ース42に設けられた開口部42aのところに位置し、
これら開口部42aを介して磁気ディスク媒体41を上
側磁気ヘッド131及び下側磁気ヘッド132をアクセ
スすることが可能となるものである。
【0038】さらに、FD40は、磁気ディスク媒体4
1をケース42内に2枚のライナー(図示せず)を介し
て収容されている。ライナーは磁気ディスク媒体41の
表面上に付着した塵を除去するものである。また、FD
40にはライナーを磁気ディスク媒体41に押し当てる
リフタ(図示せず)が備えられている。
【0039】ディスクテーブルアセンブリは、図2によ
って明らかなように、メインフレーム11の裏面に設け
られたスピンドルモータ61によって回転駆動され、こ
れによってFD40の磁気ディスク媒体41が回転す
る。また、メインフレーム11の多数の電子部品を搭載
したプリント配線基板(図示せず)が取り付けられてい
る。
【0040】上側磁気ヘッド131は上側ジンバル14
1によって揺動可能に上側ヘッド保持部151の先端側
で固定保持され、下側磁気ヘッド132は下側ジンバル
142によって揺動可能に下側ヘッド保持部152の先
端側で保持されている。また、上側磁気ヘッド131に
は、上側ヘッド保持部151に取り付けられた付勢バネ
(ヘッドロードバネ)18によって、下向きの押圧力が
加えられている。上側ヘッド保持部151はキャリッジ
保持台19上に板バネ(インサートバネ)21を介して
ネジ22によって固定保持されている。
【0041】また、上側ヘッド保持部151には、FD
40が排出された状態においてFD40を保持するため
のディスクホルダユニット56に係合して、上側磁気ヘ
ッド131を上方へ持ち上げるための側方アーム23が
取り付けられている。なお、ディスクホルダユニット5
6の上側の板部分には少し***した一対の凸部56aが
形成されており、これらの凸部56aの内辺を上方に曲
げた部分をホルダ突部56bとしている。これらのホル
ダ突部56bが側方アーム23を上方へ持ち上げる。
【0042】ここで、上側ヘッド保持部151と、付勢
バネ18と、板バネ21と、側方アーム23と、上側ジ
ンバル141との組み合わせを上側キャリッジと呼び、
下側ヘッド保持部152と下側ジンバル142との組み
合わせを下側キャリッジと呼ぶ。また、上側キャリッジ
と下側キャリッジとキャリッジ保持台19との組み合わ
せを直動型のキャリッジアセンブリと呼ぶ。キャリッジ
アセンブリは、メインフレーム11の表面上でメインフ
レーム11から離間して配置されており、上側磁気ヘッ
ド131及び下側磁気ヘッド132をFD40に対して
所定の半径方向(図1の矢印Bで示す方向)に沿って移
動可能に保持している。下側ヘッド保持部152は、そ
の両側下端で、所定の半径方向Bに対して平行に延在す
る一対のガイドバー81によって支持及び案内される。
【0043】上側ヘッド保持部151及び下側ヘッド保
持部152は、以下に述べるようなボイスコイルモータ
によって所定の半径方向Bに沿って駆動される。詳細に
説明すると、ボイスコイルモータは、キャリッジアセン
ブリの後方に配置され、所定の半径方向Bと平行な駆動
軸の回りに巻回された一対のボイスコイル17と、この
ボイスコイル17を通して流れる電流と交叉する磁界を
発生するための磁気回路20とを有する。このような構
成のボイスコイルモータにおいて、磁気回路20で発生
された磁界と交叉する方向にボイスコイル17に電流を
流すことにより、この電流と磁界との相互作用に基づい
て駆動軸の延在方向に駆動力が発生する。この駆動力に
より、ボイスコイルモータは、キャリッジアセンブリを
所定の半径方向Bに沿って移動させる。
【0044】今、図1に示したように、FD40をFD
Dのディスクホルダユニット56中に挿入したとする。
すなわち、FD40を図1の矢印Aで示す方向に押し込
むと、図8に示したシャッタ43の右側縁上端にイジェ
クトレバーの先端が係合し、FD40の移動に伴って、
イジェクトバーは時計方向に回動する。これに伴ってシ
ャッタ43はイジェクトレバーの先端により矢印Cで示
す方向に摺動する。
【0045】FD40がFDDのディスクホルダユニッ
ト56中に完全に収納されると、ディスクホルダユニッ
ト56が降下し、FD40は図示しないディスクロック
機構によりこの状態でディスクホルダユニット56に保
持される。このとき、側方アーム23とディスクホルダ
ユニット56との係合が解除され、シャッタ43の窓4
3aがケース42の開口部42aの真上に位置するの
で、上側磁気ヘッド131はシャッタ43の窓43a、
ケース42の開口部42aを介して、一定時間を経過し
た後に磁気ディスク媒体41へ接触する。なお、シャッ
タ43は、ばね部材(図示せず)で付勢されている。
【0046】キャリッジアセンブリは、FDDのディス
クホルダユニット56内に挿入されたFD40のケース
42内に収容された磁気ディスク媒体41に対して、ケ
ース42に開けられた開口部42a(図8を参照)を介
してデータの書き込み/読出しを行なうための上側磁気
ヘッド131を、上側キャリッジ151の先端側で付勢
バネ18によって下向きの押圧力を加えて支持すると共
に、下側磁気ヘッド132を下側ジンバル142によっ
て揺動可能に下側キャリッジ152の先端側で支持す
る。
【0047】スピンドルモータ61は、メインフレーム
11の表面上、すなわち、FD40が挿入される側の面
上に搭載されている。また、メインフレーム11にはス
ピンドルシャフト63がメインフレーム11に対して回
転自在に支持されている。スピンドルシャフト63の上
端側には円板形のディスクテーブル64が嵌合され、デ
ィスクテーブル64の主面は、スピンドルシャフト63
の長手方向と直交する方向へ延在している。ディスクテ
ーブル64には、チャッキングピン65が回転・遊動自
在に取り付けられている。なお、スピンドルモータ61
の起動方法及びディスクチャッキング方法などについて
は、特開平9-330556号公報に詳細に記載されて
いるので、これ以上の説明を省略する。
【0048】図3及び図4は、キャリッジアセンブリの
ヘッド保持機構を示している。図3及び図4を参照し
て、ヘッド保持機構はキャリッジロックとリリースとを
行なうロック兼リリース手段としてのキャリッジストッ
パー91及びソレノイド93を有している。
【0049】キャリッジ保持台19の後方(図3の紙面
右側)には、キャリッジストッパー91とソレノイド9
3とが設けられている。キャリッジストッパー91及び
ソレノイド93は、メインフレーム11の表面上で所定
の半径方向(図4の矢印Bで示す方向)に沿って移動可
能に保持しているキャリッジアセンブリの移動を一時的
に阻止する役目を果たす。
【0050】すなわち、FDDの駆動方法では、図3に
示したキャリッジアセンブリの位置において、キャリッ
ジストッパー91の一端側に形成されているストッパー
突部91aがキャリッジ保持台19の後端面に当接して
いる。なお、キャリッジストッパー91の他端側はスト
ッパー軸91bに回動可能に支持されている。そして、
キャリッジストッパー付勢バネ94による付勢によって
ストッパー突部91aを上方へ押し上げている。
【0051】図4では、キャリッジアセンブリが紙面の
右側へ移動した状態を示している。ここで、図3に示し
たキャリッジストッパー91はソレノイド93によって
矢印D方向の下方へ引かれることによってストッパー突
部91aによるキャリッジロックを解除できる。その
後、図4に示すように、キャリッジアセンブリを紙面の
右側へ移動させることができ、移動した後にソレノイド
93への通電を切り、キャリッジストッパー付勢バネ9
4による付勢によって矢印D方向の上方へストッパー突
部91aを押し上げる。
【0052】このように、ヘッド保持機構においては、
FDをチャッキングした状態においてもディスクホルダ
ユニット56のホルダ突部56bによって、上側磁気ヘ
ッド131は磁気ディスク媒体41面より浮いた状態と
なっている。この状態で磁気ディスク媒体41を約10
回程度回転させ、磁気ディスク媒体41面の塵をFDD
に内装されているライナーによって除去する。その後、
ロックされた状態にあるキャリッジストッパー91を電
気的に解除することによってキャリッジアセンブリを磁
気ディスク媒体41の外周へ移動(リリース)させる。
【0053】ロックされた状態にあるキャリッジストッ
パー91を電気的に解除することによって、ディスクホ
ルダ56のホルダ突部56bからキャリッジの側方アー
ム23が外れ、上側磁気ヘッド131は磁気ディスク媒
体41面に接触する。同時にキャリッジストッパー91
への電気信号がオフされ、元の位置へ戻る。なお、磁気
ヘッドの131,132の接触位置は、磁気ディスク媒
体41のデータ領域最内周部に設定されている。
【0054】図5は、ヘッド保持機構の電気回路をブロ
ック図によって示している。図5を参照して、ヘッド保
持機構は、スピンドルモータ61、VCM(ボイスコイ
ルモータ)117、イジェクトモータ201、ソレノイ
ド93を制御するコントローラ301を有している。
【0055】コントローラ301にはロードポジション
スイッチ401、リード/ライトポジション スイッ
チ403、イジェクト スイッチ405及びディスクイ
ンスイッチ407が接続されている。スピンドル モー
タ61は、スピンドル モータ501によってコントロ
ールされる。VCM117はVCMドライバー503に
よってコントロールされる。イジェクト モータ93及
びソレノイド93は、モータドライバー505によって
コントロールされる。
【0056】図6は、オート・ローディング・シーケン
スにおけるヘッド保持機構の動作シーケンスを示してい
る。図6及び図5をも参照して、オート・ローディング
・シーケンスでは、ディスクイン スイッチ407が検
出されたか否かを判断し(Disk−In SW 検出
?;ステップS1)、ディスク−インスイッチが検出さ
れた時に、イジェクトモータ201がスタートする(E
ject−MotorStart;ステップS2)。な
お、ディスクイン スイッチ407が検出されなかった
場合には、繰り返し検出する。
【0057】イジェクトモータ201がスタートする
と、ロードポジション スイッチ401のHi(高)→
Lo(低)を検出する(LD−ポジションン−Posi
tion SW Hi→Lo 検出?;ステップS3)
し、検出したときに、スピンドルモータ61を300r
pmの回転数で起動する(Spindle−Motor
300rpmで起動;ステップS4)。また、検出しな
い場合には、この検出を繰り返す。
【0058】そして、起動した場合には、リード/ライ
ト ポジションスイッチ403によってHi→Loを検
出したか否を判断する(RW-Position SW
Hi→Lo 検出?;ステップS5)。ここで、検出
されなかった場合には、繰り返し検出が行われる。検出
された場合には、イジェクトモータ201をストップす
る(Eject−Motor Stop;ステップS
6)。また、検出しない場合には、この検出を繰り返
す。
【0059】イジェクトモータ201がストップした後
は、VCM117に内周方向のトルクを掛け(ステップ
S7)、キャリッジ・ロックしているソレノイド93を
駆動し(キャリッジ・ロック ソレノイド駆動;ステッ
プS8)し、VCM117に外周方向のトルクを掛ける
(ステップS9)。ここで、一定時間待ち(ステップS
10)、VCM117の駆動を停止し(VCM駆動停
止;ステップS11)し、キャリッジ・ロックを解除し
ているソレノイド93の駆動を停止(キャリッジ・ロッ
ク ソレノイド駆動停止;ステップS12)し、終了す
る。
【0060】図7は、オート・イジェクト・シーケンス
におけるヘッド保持機構の動作シーケンスを示してい
る。図7及び図5をも参照して、オート・イジェクト・
シーケンスでは、イジェクト スイッチ405が検出さ
れたか否かを判断し(Eject SW 検出?;ステ
ップS11)、イジェクト スイッチ405が検出され
た時に、最内周にシーク(ステップS12)する。な
お、イジェクト スイッチ405が検出されなかった場
合には、繰り返し検出する。
【0061】次に、サーボをオフ(サーボOFF;ステ
ップS13)し、VCM117に内周方向のトルクを掛
け(ステップS14)、ここで、一定時間待ち(ステッ
プS15)、VCM117の駆動を停止し(VCM駆動
停止;ステップS6)し、スピンドルモータ61を停止
(Spindle−Motor 停止;ステップS1
7)する。そして、イジェクトモータ201をスタート
させる(Eject−Motor Sttart;ステ
ップ18)。なお、サーボOFFは、磁気ディスク媒体
上のサーボ信号によってVCM117のドライバを制御
している状態が「サーボON」状態であり、その制御を
OFFにすることを「サーボOFF」という。
【0062】次に、イジェクトモータ201がスタート
すると、ロード ポジションスイッチ401のLo→H
iを検出する(LD−ポジションン−Position
SW Lo→Hi 検出?;ステップS19)し、検
出したときに、イジェクトモータ201をストップさせ
て終了する。(Eject−Motor Stop;ス
テップS20)。また、検出しない場合には、この検出
を繰り返す。
【0063】なお、本発明では、上側磁気ヘッド131
だけではなく、上側及び下側磁気ヘッド131,132
の両方を保持させ磁気ディスク媒体41を回転させた
後、磁気ヘッド131,132を接触させることもでき
ることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】本発明の磁気ディスクドライブ及びその
駆動方法によれば、FDをチャッキング後、磁気ヘッド
を磁気ディスク媒体へ直ちに接触させることなく、磁気
ディスク媒体を回転させることにより、磁気ディスク媒
体表面の塵をライナーによって全面除去し、その後、接
触させることで塵の挟み込みを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例における磁気ディスク
ドライバを示す平面図である。
【図2】図1に示した磁気ディスクドライバの断面図で
ある。
【図3】図1に示したキャリッジアセンブリのヘッド保
持機構の保持状態を簡略的に示した断面図である。
【図4】図1に示したキャリッジアセンブリのヘッド保
持機構の保持を解除し磁気ヘッドを磁気ディスク媒体へ
接触させた状態を簡略的に示した断面図である。
【図5】本発明の磁気ディスクドライブにおけるキャリ
ッジアセンブリのヘッド保持機構の電気回路を示すブロ
ック図である。
【図6】図5のオート・ローディング・シーケンスにお
けるキャリッジアセンブリのヘッド保持機構の動作シー
ケンスを示すフロー図である。
【図7】図5のオート・イジェクト・シーケンスにおけ
るキャリッジアセンブリのヘッド保持機構の動作シーケ
ンスを示しキャリッジアセンブリのヘッド保持機構を示
すフロー図である。
【図8】従来技術のディスクドライバを示す平面図であ
る。
【図9】図8における従来のキャリッジアセンブリを示
す図で、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【符号の説明】
11 メインフレーム 17 ボイスコイル 19 キャリッジ保持台 23 側方アーム 40 FD 41 磁気ディスク媒体 56 ディスクホルダユニット 56b ホルダ突部 61 スピンドルモータ 91 キャリッジストッパー 91a ストッパー突部 93 ソレノイド 94 キャリッジストッパー付勢バネ 117 VCM(ボイスコイルモータ) 131 上側磁気ヘッド 132 下側磁気ヘッド 151 上側ヘッド保持部 152 下側ヘッド保持部 201 イジェクトモータ 301 コントローラ 401 ロード ポジション スイッチ 403 リード/ライト ポジションスイッチ 405 エジェクト スイッチ 407 ディスクイン スイッチ 501 スピンドル モータ 503 VCMドライバー 505 モータドライバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米山 栄一 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内 (72)発明者 丹木 芳則 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内 Fターム(参考) 5D066 BA02 JA13 JA24 JA25 5D076 AA01 BB03 CC01 DD02 EE02 EE15 FF19 GG20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクのケース内に収容された磁
    気ディスク媒体に対して、前記ケースに開けられた開口
    部を介してデータの書き込み/読出しを行なうための上
    側磁気ヘッド及び下側磁気ヘッドを、それぞれ、上側キ
    ャリッジ及び下側キャリッジの先端側で支持するキャリ
    ッジアセンブリと、該キャリッジアセンブリの備えたヘ
    ッド保持機構とを含み、前記上側キャリッジは前記上側
    磁気ヘッドを保持する上側ヘッド保持部と、前記上側磁
    気ヘッドに対して下向きの押圧力を加える付勢手段と、
    前記磁気ディスクを保持するためのディスクホルダユニ
    ットに係合して、少なくとも前記上側磁気ヘッドを上方
    へ持ち上げるための側方アームとを有する磁気ディスク
    ドライバにおいて、 前記ヘッド保持機構は、前記磁気ディスクを前記ディス
    クホルダユニットによってチャッキングし、少なくとも
    前記上側磁気ヘッドを前記側方アームによって前記磁気
    ディスク媒体面より浮かせた状態でロックし、前記磁気
    ディスク媒体を所定回数回転させ、前記磁気ディスク媒
    体面の塵を前記磁気ディスクに内装されているライナー
    によって除去した後、前記側方アームによる持ち上げを
    解除して前記磁気ディスク媒体へ前記上側磁気ヘッドを
    接触させるロック兼リリース手段を有していることを特
    徴とする磁気ディスクドライバ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気ディスクドライバに
    おいて、前記ロック兼リリース手段は、前記キャリッジ
    アセンブリの移動を阻止するよう前記ロックした状態か
    ら前記ロックを解除する回動自在なキャリッジストッパ
    ーと、該キャリッジストッパーを回動させるソレノイド
    とを有していることを特徴とする磁気ディスクドライ
    バ。
  3. 【請求項3】 磁気ディスクのケース内に収容された磁
    気ディスク媒体に対して、前記ケースに開けられた開口
    部を介してデータの書き込み/読出しを行なうための上
    側磁気ヘッド及び下側磁気ヘッドを、それぞれ、上側キ
    ャリッジ及び下側キャリッジの先端側で支持するキャリ
    ッジアセンブリと、該キャリッジセンブリの備えたヘッ
    ド保持機構とを含み、前記上側キャリッジは前記上側磁
    気ヘッドを保持する上側ヘッド保持部と、前記上側磁気
    ヘッドに対して下向きの押圧力を加える付勢手段と、前
    記磁気ディスクを保持するためのディスクホルダユニッ
    トに係合して、少なくとも前記上側磁気ヘッドを上方へ
    持ち上げるための側方アームとを有する磁気ディスクド
    ライバの駆動方法において、前記ヘッド保持機構は、前
    記キャリッジアセンブリをロックした後に、該ロックを
    解除して前記キャリッジアセンブリを移動可能となすロ
    ック兼リリース手段を有し、少なくとも前記上側磁気ヘ
    ッドを前記側方アームによって前記磁気ディスク媒体面
    より浮かせた状態で前記ロック兼リリース手段によりロ
    ックし、前記磁気ディスク媒体を所定回数回転させ、前
    記磁気ディスク媒体面の塵を前記磁気ディスクに内装さ
    れているライナーによって除去した後、前記ロック兼リ
    リース手段により前記側方アームによる持ち上げを解除
    して前記磁気ディスク媒体へ前記上側磁気ヘッドを接触
    させることを特徴とする磁気ディスクドライバの駆動方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の磁気ディスクドライバの
    駆動方法において、前記ロック兼リリース手段は、前記
    キャリッジアセンブリの移動を阻止するようロックした
    状態からロックを解除する回動自在なキャリッジストッ
    パーと、該キャリッジストッパーを回動させるソレノイ
    ドとを有し、ロックされた状態にある前記キャリッジス
    トッパーを電気的に解除することによって前記キャリッ
    ジアセンブリを前記磁気ディスク媒体の外周へ移動さ
    せ、前記ディスクホルダから前記側方アームを外し、前
    記上側磁気ヘッドを前記磁気ディスク媒体面に接触させ
    ることを特徴とする磁気ディスクドライバの駆動方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の磁気ディスクドライバの
    駆動方法において、前記ロックされた状態にある前記キ
    ャリッジストッパーを電気的に解除することによって前
    記キャリッジアセンブリを前記磁気ディスク媒体の外周
    へ移動させ、前記上側磁気ヘッドの接触位置を、前記磁
    気ディスク媒体のデータ領域最内周部に設定したことを
    特徴とする磁気ディスクドライバの駆動方法。
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