JP3486286B2 - 記録媒体再生装置 - Google Patents

記録媒体再生装置

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JP3486286B2
JP3486286B2 JP02831096A JP2831096A JP3486286B2 JP 3486286 B2 JP3486286 B2 JP 3486286B2 JP 02831096 A JP02831096 A JP 02831096A JP 2831096 A JP2831096 A JP 2831096A JP 3486286 B2 JP3486286 B2 JP 3486286B2
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    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD等の記録媒体
を複数収納するための円形状のラックを複数備えた記録
媒体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD等の記録媒体の収納効率を高
めるために、チェンジャー本体内部に設けたラックに多
くの記録媒体を収納するようにしたCDチェンジャーが
普及している。このような記録媒体の収納効率を高める
ようにしたCDチェンジャーとして、たとえば図15に
示すように、円形状のラックを備えたものがある。
【0003】すなわち、チェンジャー本体10のシャー
シベース20に設けられているルーレット機構部30の
ルーレットベース31には、ラック40が回転自在に取
り付けられている。ラック40に放射状に設けられてい
るスリット状の複数のディスク収納部45には、12c
mサイズのCD200や図示しない8cmサイズのCD
が収納されるようになっている。
【0004】また、ラック40の裏面側には、図16に
示すように、外周検出板171及び内周検出板172を
有したエンコーダ170が設けられている。外周検出板
171の全周にはディスク収納部45に対応させたスリ
ット174が等間隔で設けられているとともに、内周検
出板172にはそれぞれの遮光板173A〜173Iの
間のスリット173a〜173iの寸法が順に大きくな
るように設けられている。そして、発光部175,17
7及び受光部176,178を有したセンサ179Cに
より、これらスリット173a〜173iによる光検出
(オンパルス)と外周検出板171のスリット174に
よる光検出(オンパルス)との組合せにより、ラック4
0のCD200等の収納位置が判別されるようになって
いる。
【0005】また、外周検出板171の一部には、検出
スリット174が設けられておらず、センサ179Cに
よるオンパルスが得られないブランク部分があり、その
部分がディスクの非収納領域とされたホームポジション
とされている。
【0006】シャーシベース20には、ケーシング9
0、背面板100及び操作パネル部110が取り付けら
れるようになっている。操作パネル部110のディスク
の出し入れが行われる開口部111は、ルーレット台3
2の支持軸33にセンターポスト50を介して回動自在
とされた扇状の扉60によって開閉されるようになって
いる。
【0007】そして、操作パネル部110の選択ボタン
(図示省略)によって再生すべきディスクが選択される
と、ラック40が回転され、エンコーダ170によるデ
ィスク収納部45の位置検出により、ローディング機構
70の正面側にそのディスクを収納しているディスク収
納部45が位置決めされる。ディスク収納部45が位置
決めされると、ローディング機構70のアーム72がデ
ィスク収納部45の底部側から入り込み、ローディング
機構70側に取り込むことによってディスク再生が行わ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のCDチェンジャーの場合、円形状のラック40に
複数のディスクが放射状に収納され、それぞれのディス
ク収納位置が環状のエンコーダ170によって検出され
る構成であるため、ディスクの収納効率が高められるよ
うになっている。
【0009】ところで、上述したように、ディスクの非
収納領域とされたホームポジションに対応する外周検出
板171には検出スリット174が設けられていないた
め、通常、センサ179Cをローディング機構70の正
面側に対応させて配設することにより、ローディング機
構70の正面側に対して選択されたラック40のディス
ク収納部45の位置決めが行われるようになっている。
【0010】ところが、ディスク交換等を行う際に、交
換すべきディスクを収納しているラック40のディスク
収納部45を操作パネル部110の開口部111側に位
置決めしようとした場合、センサ179Cが検出スリッ
ト174のホームポジションであるブランク部分に位置
することもあり、このような状態ではセンサ179Cに
よるディスク収納部45の判別が不可能とされるため、
操作パネル部110の開口部111側への位置決めが不
可能となる場合もある。
【0011】また、ディスクの収納効率を更に高めよう
とした場合、たとえばラック40を上下方向に多段に配
設することが考えられるが、装置のコストアップを避け
るためには、ローディング機構70を単一のものとし、
そのローディング機構70を上下動させることで、何れ
の段のラック40に収納されているディスクであって
も、そのディスクの再生を行うことができるものと考え
られる。
【0012】この場合、ローディング機構70を上下動
させる際には、それぞれの段のラック40によってロー
ディング機構70の移動が阻害されないように考慮する
必要がある。そのためには、一旦、ローディング機構7
0をラック40によって上下動が邪魔されない位置まで
後退させて上下動させた後、選択されたディスクを収納
しているディスク収納部45をローディング機構70の
正面に位置決めし、この状態でローディング機構70を
ラック40に近づけることにより、ラック40に収納さ
れているディスクの取り出しが可能となる。
【0013】ところが、この場合、ラック40に対して
ローディング機構70を後退させたり、上下動させた
り、接近させたりする動作が必要となるため、これらの
動きを与えるための機構が複雑となるばかりか、ローデ
ィング機構70を後退させた状態で上下動させるための
移動スペースが必要となり、装置の低コスト化及び小型
化を図る上で不利である。
【0014】そこで、ローディング機構70側の水平面
上での後退動作を省き、上下動作のみ与えるようにする
ことで、ローディング機構70側に対しては上下動作の
み与える機構があればよく、ローディング機構70に対
しての移動を与える機構が大幅に簡素化されることか
ら、低コスト及び小型化を図る上で有利である。
【0015】そのためには、各段のラック40に、ロー
ディング機構70の上下方向への移動の際、その一部で
あるアーム72等が何れの段のラック40にも引っ掛か
らないように切欠き部を設ける必要がある。
【0016】このように、それぞれのラック40にロー
ディング機構70の上下動の妨げとならない切欠き部を
設けた場合、ディスクの非収納領域が広がることに伴
い、エンコーダ170側においてもホームポジションで
ある上述したブランク部分が広くなるが、上述したよう
に、ローディング機構70の正面側に対応させてセンサ
179Cを配設することにより、ローディング機構70
の正面側に対して選択されたラック40のディスク収納
部45の位置決めは可能となる。
【0017】ところが、この場合も上記同様に、ディス
ク交換等を行う際、交換すべきディスクを収納している
ラック40のディスク収納部45を操作パネル部110
の開口部111側に位置決めしようとした場合、センサ
179Cが検出スリット174のホームポジションであ
るブランク部分に位置することもあり、このような状態
ではセンサ176Cによるディスク収納部45の判別が
不可能とされるため、操作パネル部110の開口部11
1側への位置決めが不可能となる場合もある。
【0018】更には、それぞれのラック40に切欠き部
を設けることによって、ラック40のディスク収納部4
5の位置決め箇所が欠落してしまうことになり、ローデ
ィング機構70の正面側や操作パネル部110の開口部
111側に対し、選択されたラック40のディスク収納
部45の位置決めが不可能となる場合もある。
【0019】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、簡単な構成で、ラック内における記録媒体
の収納位置の判別や位置決めを確実に行うことができる
記録媒体再生装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
記録媒体を放射状に収納する収納位置を有するととも
に、その一部に前記記録媒体を収納しない非収納領域を
有した収納部と、前記記録媒体の非収納領域を含む前記
収納位置に対応させて等間隔に設けられた被検知部と、
この被検知部を検出することにより、前記記録媒体の収
納位置を検知する検知手段とを具備し、前記検知手段の
検知結果に基づき、前記収納部の収納位置が所定位置に
位置決めされることを特徴とする。
【0021】請求項2記載の発明は、記録媒体を放射状
に収納する収納位置を有するとともに、その一部に前記
記録媒体を収納しない非収納領域を有した収納部と、前
記収納位置に対応させて等間隔に設けられた被検知部
と、この被検知部を検出することにより、前記記録媒体
の収納位置を検知するとともに、少なくとも一方が前記
被検知部を常時検出可能とするように配置された第1及
び第2の検知手段とを具備し、前記第1又は第2の検知
手段の検知結果に基づき、前記収納部の収納位置が所定
位置に位置決めされることを特徴とする。
【0022】請求項3記載の発明は、記録媒体を放射状
に収納する収納位置を有し、一部にローディング機構の
上下方向への移動スペースとしての切欠き部を有すると
ともに、この切欠き部に対応した部分を前記記録媒体を
収納しない非収納領域とする収納部が多段に配設された
記録媒体再生装置において、前記ローディング機構は、
前記収納部の配置方向に前記切欠き部に沿って移動自在
とされ、前記収納部に収納された前記記録媒体を再生す
るとともに、前記ローディング機構には、前記収納部に
結合して前記収納部の位置を固定する固定手段が具備さ
れていることを特徴とする。
【0023】請求項4記載の発明は、記録媒体を放射状
に収納する収納位置を有するとともに、その一部に前記
記録媒体を収納しない非収納領域を有した収納部と、こ
の収納部に設けられた被ロック部と、この被ロック部に
結合して前記収納部の位置を固定するとともに、前記被
ロック部に対して結合する位置を、選択された前記記録
媒体の収納位置に対応する前記被ロック部に隣接した前
記被ロック部とする固定手段とを具備することを特徴と
する。
【0024】請求項5記載の発明は、記録媒体を放射状
に収納する収納位置を有するとともに、その一部に前記
記録媒体を収納しない非収納領域を有した収納部と、こ
の収納部に設けられた被ロック部と、前記被ロック部に
結合して前記収納部の位置を固定するとともに、少なく
とも一方が前記被ロック部に常時結合可能となるように
配置された第1及び第2の固定手段とを具備することを
特徴とする。
【0025】
【作用】本発明の記録媒体再生装置では、記録媒体の非
収納領域を含んだ収納位置に対応させて被検知部を等間
隔で設けたので、検知手段によってその被検知部を検知
することにより、記録媒体の収納位置を確実に検知する
ことができ、収納部の収納位置を所定位置に位置決めす
ることができる。
【0026】また、本発明では、少なくとも一方が収納
位置に対応させて等間隔に設けられた被検知部を常時検
出可能とするように第1及び第2の検知手段を配置した
ので、何れか一方の検知手段が非収納領域に位置した場
合であっても、他方の検知手段が非収納領域に対応しな
い被検知部に位置することから、何れか一方の第1又は
第2の検知手段の検知結果に基づき、収納部の収納位置
を所定位置に位置決めすることができる。
【0027】更に、本発明では、収納部の配置方向に切
欠き部に沿って収納部に収納された記録媒体を再生する
ローディング機構を移動自在とするとともに、ローディ
ング機構に収納部に結合して収納部の位置を固定する固
定手段を設けたので、それぞれ多段に配設された収納部
に対応させて固定手段を設けるものに比べ、部品点数が
大幅に削減される。
【0028】更にまた、本発明では、収納部に設けられ
た被ロック部に固定手段を結合させて収納部の位置を固
定する際、被ロック部に対しての結合位置を、選択され
た記録媒体の収納位置に対応する被ロック部に隣接した
被ロック部とするようにしたので、非収納領域によって
欠落した被ロック部は少なくとも1個あればよく、非収
納領域に設けるべき被ロック部を必要最小限に抑えるこ
とができる。
【0029】また、本発明では、少なくとも一方が被ロ
ック部に常時結合可能となるように第1及び第2の固定
手段を配置したので、何れか一方の固定手段が非収納領
域に位置した場合であっても、他方の固定手段が収納部
の被ロック部に結合することができることから、収納部
の収納位置を所定位置に確実に位置決めすることができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する図に
おいて、図15及び図16と共通する部分には同一符号
を付すものとする。
【0031】図1及び図2は、本発明の記録媒体再生装
置をCDチェンジャーに適用した場合の一実施の形態を
示すものである。これらの図に示すように、チェンジャ
ー本体10のシャーシベース20には、ルーレット機構
部30が配設されている。ルーレット機構部30のルー
レットベース31の円形状のルーレット台32の支持軸
33には、扇状の扉60の回動軸61を回動自在に支持
するためのセンターポスト50が取り付けられるように
なっている。
【0032】センターポスト50には、複数のラック4
0A〜40Eの中心孔41が所定の間隔を置いて取り付
けられるようになっている。それぞれのラック40A〜
40Eには、12cmサイズのCD200又は後述する
8cmサイズのCD201を収納するためのスリット状
のディスク収納部45が放射状に設けられている。ま
た、これらスリット状のディスク収納部45の底部から
は、CD200,201がローディング/イジェクトさ
れる際に後述する図示しない駆動機構によって上下動す
るローディング機構70のアーム72が入り込むように
なっている。
【0033】更に、それぞれの段のラック40A〜40
Eには、ローディング機構70の上下方向への移動の
際、ローディング機構70のアーム72が何れのラック
40A〜40Eにも引っ掛からないように切欠き部43
が設けられている。また、この切欠き部43が設けられ
ている箇所は、ディスク収納部45が無い非収納領域と
されている。その他の各ラック40A〜40Eの詳細に
ついては後述する。
【0034】上記のセンターポスト50に回動自在に支
持される扉60は、反時計方向に回動するようになって
おり、操作パネル部110の開口部111が開放される
とき、扉60は開口部111と後述するラック駆動系1
40との間に位置し、ラック駆動系140付近をガード
するようになっている。
【0035】ルーレットベース31上には、それぞれの
段のラック40A〜40Eに収納されているCD200
又は201を取り出すためのアーム72,73を有した
ローディング機構70が配設されている。但し、アーム
73に関しては、ローディング機構70内部に配設され
ているものであって、後述の図7に示されている。
【0036】シャーシベース20には、ケーシング9
0、背面板100及び操作パネル部110が取り付けら
れるようになっている。操作パネル部110のディスク
の出し入れが行われる開口部111は、上記の扇状の扉
60によって開閉されるようになっている。
【0037】操作パネル部110の開口部111を覆う
上記の扉60は、扉駆動系120によって回動力が与え
られるようになっている。すなわち、扉駆動系120の
モータ121の駆動プーリ122とギヤプーリ123と
の間には、ベルト124が張架され、駆動プーリ122
からの駆動力がベルト124を介してギヤプーリ123
に伝達されるようになっている。
【0038】ギヤプーリ123のギヤ部125には、二
段ギヤ126が噛み合っており、二段ギヤ126の回転
によって二段ギヤ127が回転すると、これに噛合う扉
60の下端部に形成されたラック(図示省略)がギヤ送
りされ、扉60が(オープン)−(クローズ)方向に約
65゜程度回動される。
【0039】扉60のクローズ方向の終端側には、検出
スイッチ130が配設されており、クローズ方向への回
動によって扉60の縁部が検出スイッチ130をオンさ
せると、扉60のクローズ完了が検出されるようになっ
ている。
【0040】また、扉60のオープン方向の終端側に
は、検出スイッチ(図示省略)が配設されており、オー
プン方向への回動によって扉60の縁部が検出スイッチ
(図示省略)をオンさせると、扉60のオープン完了が
検出されるようになっている。
【0041】上記のルーレット機構部30のルーレット
ベース31には、ラック40A〜40Eを回転駆動する
ためのラック駆動系140が配設されている。すなわ
ち、ラック駆動系140のモータ141のモータプーリ
142とギヤプーリ143との間には、ベルト144が
張架されており、モータ141からの駆動力がベルト1
44を介してギヤプーリ143に伝達されると、ギヤプ
ーリ143と同軸上に配設されている小ギヤ145に噛
合う中間ギヤ146に伝達される。
【0042】中間ギヤ146からは、ツインギヤ14
7,149に駆動力が伝達されるようになっている。こ
れらツインギヤ147,149の伝達ギヤ148,15
0は、ラック40Aの外周縁部に形成されているギヤ部
42に噛合うことで、ラック40Aを時計方向又は反時
計方向に回転させるようになっている。このとき、ラッ
ク40Aの回転によってセンターポスト50が回転する
ことにより、他のラック40B〜40Eもラック40A
の回転に同期して回転する。
【0043】なお、本実施の形態では、一のラック駆動
系140によって各ラック40A〜40Eを同期回転さ
せる場合について説明しているが、この例に限らず、そ
れぞれのラック40A〜40Eにラック駆動系140を
対応させて設けるようにしてもよい。
【0044】ここで、ツインギヤ147,149は、ラ
ック40Aの一部に形成されている切欠き部43を跨ぐ
際に、駆動力伝達が欠落しないように設けられたもので
あり、一方のツインギヤ147又は149が切欠き部4
3に位置するとき、他方のツインギヤ147又は149
がラック40Aのギヤ部42と噛み合い、駆動力を常時
伝達するようになっている。
【0045】図3及び図4は、上記のラック40A〜4
0Eの詳細を示すものである。ここで、図3は各ラック
40A〜40Eの裏面側を示し、図4は表面側を示して
いる。
【0046】すなわち、各ラック40A〜40Eには、
上述したスリット状のディスク収納部45が放射状に等
間隔で形成されている。但し、ホームポジションである
切欠き部43に相当する部分には、ディスク収納部45
が省かれている。
【0047】ここで、切欠き部43の間隔は、図5に示
すように、それぞれのディスク収納部45間のピッチの
整数倍とされている。また、それぞれのディスク収納部
45の間には、ロック片部44が突設されており、各ラ
ック40A〜40Eの何れかからCD200又は201
が取り出されるとき、後述のロックアーム165のロッ
ク片部167が取り出すべきCD200又は201が収
納されているディスク収納部45のたとえば右隣りのロ
ック片部44間に嵌り込み、各ラック40A〜40Eの
回転をロックするようになっている。
【0048】更に、切欠き部43に隣接する一部分に
は、補助ロック片部44aが設けられており、図4に示
すように、選択されたCD200又は201が切欠き部
43に隣接するAのディスク収納部45に収納されてい
る場合、ディスク収納部45の右隣りに突設されている
ロック片部44と補助ロック片部44aとの間に嵌り込
み、各ラック40A〜40Eの回転をロックするように
なっている。
【0049】したがって、切欠き部43の形成によって
欠落したロック片部44は、少なくとも補助ロック片部
44aを1個設ければよいので、切欠き部43に設ける
べき補助ロック片部44aが必要最小限に抑えられる。
ラック40Aの裏面側の切欠き部43の内側には、図6
に示すエンコーダ170が配設されている。
【0050】ここで、本実施の形態では、上述したよう
に、ラック40Aの回転に同期して、他のラック40B
〜40Eも回転するようになっているため、他のラック
40B〜40EにおけるCD200又は201の収納位
置をラック40A側のエンコーダ170によって判別す
ることが可能であることから、他のラック40B〜40
Eへのエンコーダ170の配設が不要となる。ちなみ
に、ラック40A〜40Eがそれぞれ同期した回転を行
わない場合には、他のラック40B〜40Eにもエンコ
ーダ170を配設する必要がある。
【0051】エンコーダ170の外周検出板171及び
内周検出板172を挟んだ位置には、発光部175,1
77及び受光部176,178を有したセンサ179A
が配設されている。
【0052】外周検出板171の全周には、ディスク収
納部45に対応させたスリット174が等間隔で設けら
れている。これにより、ホームポジションである切欠き
部43に対応する位置にもスリット174が等間隔で設
けられることになるので、たとえばCD200又は20
1を交換したりする際、交換すべきCD200又は20
1を収納しているディスク収納部45を操作パネル部1
10の開口部111側に位置決めしようとするとき、セ
ンサ179Aがホームポジションにあっても、そのディ
スク収納部45の位置判別は可能となる。
【0053】また、内周検出板172に設けられている
それぞれの遮光板173A〜173Iの間のスリット1
73a〜173iは、その寸法が順に大きくなるように
設けられており、これらスリット173a〜173iに
よる光検出(オンパルス)と外周検出板171のスリッ
ト174による光検出(オンパルス)との組合せによっ
て、ラック40A〜40EのCD200,201の収納
位置が判別される。
【0054】図7乃至図9は、上記のローディング機構
70の詳細を示すものである。これらの図に示すよう
に、ローディング機構70のローディングメカ本体71
には、軸72a,73aを支点として回動自在とされた
2本のアーム72,73が設けられている。
【0055】ここで、CD200又は201がローディ
ングされるとき、2本のアーム72,73のうち、まず
起立状態にあるアーム73が時計方向にCD200又は
201の外周縁部に当接するまで回動する。このとき、
CD200又は201の径が異なることから、アーム7
3の回動量が異なることになるため、この回動量を図示
しない判別手段によって検知し、間接的にディスクサイ
ズを判別している。判別手段によってディスクサイズが
判別されると、その後のアーム72,73の動作等が、
ディスクサイズに適したもので制御される。
【0056】そして、アーム73がCD200又は20
1の外周縁部に当接すると、次いで水平状態にあるアー
ム72が反時計方向に回動してディスク収納部45に底
部から入り込み、CD200又は201の下端縁部に当
接する。これにより、CD200又は201の外周縁部
が2本のアーム72,73によって挟持され、この状態
でCD200又は201がラック40A〜40E側から
ローディングメカ本体71内部側に引き込まれた後、ロ
ーディングメカ本体71内部の図示省略のターンテーブ
ルによってクランプされる。その後、2本のアーム7
2,73は、ディスク回転の妨げとならないように、C
D200又は201の縁部から若干離れた位置まで回動
する。
【0057】一方、CD200又は201がイジェクト
されるとき、上述したように、2本のアーム72,73
によってCD200又は201が挟持され、上記とは逆
の動作によってCD200又は201がラック40のデ
ィスク収納部45に戻される。
【0058】また、CD200又は201のローディン
グ又はイジェクトが行われる際には、ローディングメカ
本体71の底部側に設けられているラックロック機構1
60によってラック40A〜40Eの回転がロックさ
れ、ディスク収納部45の位置決めが行われる。
【0059】すなわち、図8に示すように、ラックロッ
ク機構160のロックアーム165のロック片部167
の中心線は、上述したように、右隣りのディスク収納部
45のセンターに対応しており、CD200又は201
のローディング又はイジェクトが行われる際、右隣りの
ロック片部44間に嵌り込むことで、各ラック40A〜
40Eの回転がロックされる。
【0060】ここで、ローディングメカ本体71側に
は、ラックロック機構160が一体的に設けられてお
り、図9に示すように、図示しない駆動力によって移動
自在とされたドライブプレート74に支持部材161を
介して連結されたスライダ162がラック40A〜40
Eに対し進退自在とされている。
【0061】スライダ162の先端部には、カム部16
3が設けられており、軸164を支点として回動自在と
されたロックアーム165の係合ピン166の変位に伴
ってロックアーム165が回動すると、ロックアーム1
65のロック片部167がロック片部44間に嵌り込む
ようになっている。
【0062】すなわち、ラックロック機構160は、通
常、図9(a)の状態にあり、この状態でディスク選択
が行われると、ラック40A〜40Eが同期回転し、選
択されたCD200又はCD201がローディング機構
70の正面に対応する位置で停止される。
【0063】ラック40の回転が停止すると、図9
(b),(c)に示すように、スライダ162がたとえ
ばラック40A側に押し出されると、スライダ162の
先端部のカム部163によってロックアーム165の係
合ピン166が押し上げられ、ロックアーム165が軸
164を支点として回動することにより、ロックアーム
165のロック片部167がラック40Aのロック片部
44間に嵌り込む。
【0064】この状態で、図9(d)に示すように、係
合ピン166がカム部163を登りきるとスライダ16
2の上端部168によって係合ピン166の変位位置が
固定される。
【0065】続いて、以上のような構成のCDチェンジ
ャーの動作について説明する。まず、扉60を開ける場
合には、操作パネル部110に設けられているオープン
ボタン(図示省略)を操作すると、扉駆動系120の駆
動によって扉60が開けられる。
【0066】すなわち、モータ121の駆動力が駆動プ
ーリ122からベルト124を介してギヤプーリ123
に伝達されると、ギヤプーリ123のギヤ部125に噛
み合っている二段ギヤ126の回転に伴って、扉60の
ラックに噛み合う二段ギヤ127が回転し、扉60をオ
ープン方向に回動させる。扉60がオープン方向に回動
すると、扉60の縁部によってオープン方向の終端側に
設けられている検出スイッチ130がオンされ、扉60
のオープン完了が検出される。
【0067】この状態では、扉60がラック駆動系14
0付近をガートする位置にあり、操作パネル部110の
開口部111からチェンジャー本体10内部に誤って手
を差し込んだ場合であっても、手が扉60によって遮ら
れることになり、誤ってラック駆動系140に触れるこ
ともなく、ラック駆動系140の破損等が防げる。
【0068】この状態で、ラック40A〜40Eのディ
スク収納部45の開いている箇所に、CD200又は2
01を収納するか、或は既に収納されているCD200
又はCD201を取り出して交換する。
【0069】このとき、ラック駆動系140の駆動によ
ってラック40A〜40Eが同期回転され、交換すべき
ラック40A〜40E内のCD200又は201を収納
しているディスク収納部45を操作パネル部110の開
口部111側に位置決めするとき、センサ179Aがホ
ームポジションにあっても、エンコーダ170の外周検
出板171の全周にディスク収納部45に対応させたス
リット174が等間隔で設けられているため、各ディス
ク収納部45の位置判別は可能であることから、ラック
40A〜40E内のCD200又は201の判別を行う
ことができ、操作パネル部110の開口部111側への
ディスク収納部45の位置決めが確実に行われる。
【0070】この状態で、CD200又はCD201の
収納又は交換を終えた後、操作パネル部110のクロー
ズボタン(図示省略)を操作すると、モータ121がオ
ープン時とは逆方向に駆動される。扉60がクローズ方
向に回動すると、扉60の縁部によってクローズ方向の
終端側に設けられている検出スイッチ131がオンさ
れ、扉60のクローズ完了が検出される。
【0071】次いで、操作パネル部110のCD選択ボ
タン(図示省略)を操作する。このとき、選択すべきC
D200又はCD201を収納しているラック40A〜
40Eの選択指示も併せて行う。
【0072】CDの選択操作が行われると、ラック駆動
系140が駆動される。すなわち、モータ141の駆動
力がベルト144を介してギヤプーリ143に伝達さ
れ、小ギヤ145に噛合う中間ギヤ146が回転するこ
とにより、ツインギヤ147,149に駆動力が伝達さ
れ、更にラック40Aのギヤ部42に噛合う伝達ギヤ1
48,150が回転すると、ラック40A〜40Eが時
計方向又は反時計方向に同期回転される。そして、エン
コーダ170によってホームポジションである切欠き部
43がローディング機構70の正面位置まで送られたこ
との判別が行われると、ラック40A〜40Eの同期回
転が停止される。
【0073】この状態で、図10に示すように、ローデ
ィング機構70が図示しない駆動機構によって上下動さ
れ、選択されたCD200又はCD201を収納してい
るラック40A〜40Eの位置まで送られる。このと
き、それぞれのラック40A〜40Eに設けられている
切欠き部43によってローディング機構70のアーム7
2が何れのラック40A〜40Eにも引っ掛からずに上
下動する。
【0074】ローディング機構70が選択されたラック
40A〜40Eの何れかの位置に到達すると、再度、ラ
ック40A〜40Eが同期回転され、エンコーダ170
によって選択されたCD200又は201を収納してい
るディスク収納部45の位置が検出される。そして、選
択されたCD200又は201の収納位置が検出される
と、ローディング機構70の正面に選択されたCD20
0又は201が位置した時点でラック40A〜40Eの
回転が停止される。
【0075】ラック40A〜40Eの回転が停止される
と、ラックロック機構160のスライダ162の移動に
よってロックアーム165のロック片部167が取り出
すべきCD200又は201を収納しているディスク収
納部45の右隣りのディスク収納部45の両側に突設さ
れているロック片部44間に嵌り込む。
【0076】このとき、図4に示したように、選択され
たCD200又は201が切欠き部43に隣接するAの
ディスク収納部45に収納されている場合、ディスク収
納部45の右隣りに突設されているロック片部44と補
助ロック片部44aとの間に嵌り込み、各ラック40A
〜40Eの回転をロックする。
【0077】各ラック40A〜40Eの回転が停止する
と、図9(b),(c)に示したように、スライダ16
2がラック40A〜40E側に押し出され、スライダ1
62の先端部のカム部163によってロックアーム16
5の係合ピン166が押し上げられると、ロックアーム
165が軸164を支点として回動し、ロックアーム1
65のロック片部167がラック40のロック片部44
に係合する。この状態で、図9(d)に示したように、
係合ピン166がカム部163を登りきるとスライダ1
62の上端部168によって係合ピン166の変位位置
が固定されることにより、ラック40A〜40Eとロー
ディング機構70とが固定される。
【0078】ラック40A〜40Eとローディング機構
70との固定が完了すると、まず起立状態にあるアーム
73が時計方向にCD200又は201の外周縁部に当
接するまで回動する。次いで、水平状態にあるアーム7
2が反時計方向に回動し、上述したディスク収納部45
の底部から入り込んでCD200又は201の下端縁部
に当接し、2本のアーム72,73がCD200又は2
01を挟持した状態で反時計回りに回動し、CD200
又は201をローディングメカ本体71内部に引き込
む。
【0079】その後、ローディングメカ本体71内部の
図示省略のターンテーブルによってクランプされること
により、ディスク再生が行われる。このとき、2本のア
ーム72,73は、ディスク回転の妨げとならないよう
に、CD200又は201の縁部から若干離れた位置ま
で回動する。
【0080】一方、CD200又は201がイジェクト
されるとき、2本のアーム72,73によってCD20
0又は201が挟持され、上記とは逆の動作によってC
D200又は201がラック40A〜40Eのディスク
収納部45に戻される。
【0081】CD200又は201のラック40A〜4
0E側への戻しが完了すると、スライダ162がラック
40A〜40E側から後退し、ロックアーム165のロ
ック片部167とラック40A〜40Eのロック片部4
4との係合状態が解除される。
【0082】これにより、ラック40は回転可能状態と
され、次のCD200又は201の選択指示待ち状態と
なる。
【0083】このように、本実施の形態では、収納部と
してのラック40の一部に設けたローディング機構70
の上下方向への移動スペースとしての切欠き部43の内
側に、記録媒体としてのCD200又は201が非収納
領域を含んだ収納位置に対応させて被検知部としてのエ
ンコーダ170の外周検出板171の全周にディスク収
納部45に対応させたスリット174を等間隔で設けた
ので、検知手段としてのセンサ179Aによってそのス
リット174を検知することにより、CD200又は2
01の収納位置を確実に検知することができ、ラック4
0のディスク収納部45を所定位置に位置決めすること
ができる。
【0084】また、それぞれのラック40の一部に設け
た切欠き部43に沿ってローディング機構70を上下動
自在とするとともに、ローディング機構70に固定手段
としてのラックロック機構160を設けたので、それぞ
れ多段に配設されたラック40に対応させてラックロッ
ク機構160を設けるものに比べ、部品点数が大幅に削
減される。
【0085】更にまた、CD200又は201の収納位
置であるディスク収納部45間に設けられた被ロック部
としてのロック片部44にラックロック機構160のロ
ックアーム165のロック片部167を結合させてラッ
ク40のディスク収納部45の位置を固定する際、ロッ
ク片部44に対しての結合位置を、選択されたCD20
0又は201のディスク収納部45に対応するロック片
部44に隣接したロック片部44とするようにしたの
で、切欠き部43の形成によって欠落したロック片部4
4は少なくとも補助ロック片部44aが1個あればよ
く、切欠き部43に設けるべき補助ロック片部44aを
必要最小限に抑えることができる。
【0086】また、開口部111が開放された状態で
は、扉60がチェンジャー本体10外部に出っ張らない
ため、開口部111からのラック40へのCD200又
は201の収納やラック40からの交換の際に邪魔にな
ったり、CD200又は201を扉60に当ててしまう
ことがなくなるばかりか、チェンジャー本体10上部に
他の製品を載置することが可能となる。
【0087】更に、開口部111が開放された場合に
は、扉60を開口部111とラック駆動系140との間
に位置させるようにしたので、開口部111から手を入
れた場合であっても、扉60によってラック駆動系14
0がガードされ、ラック駆動系140に触れることもな
くなり、思わぬ怪我やラック駆動系140の破損等を招
いてしまうおそれがなくなる。
【0088】なお、この実施の形態では、開口部111
を開放するとき、扉60を反時計方向に回動させて開口
部111とラック駆動系140との間に扉60を位置さ
せる場合について説明したが、この例に限らず、扉60
を時計方向に回動させるようにしてもよく、この場合に
も扉60の回動スペースをラック40の外周に沿って設
けることができるため、扉60の回動スペースにより内
部部品の設置場所に制約を受けることがなくなる。
【0089】また、この実施の形態では、扉60を、チ
ェンジャー本体10の外部に出っ張らないように回動さ
せる回動ドアとした場合について説明したが、この例に
限らず、チェンジャー本体10の操作パネル部110の
面方向に沿ってスライド自在とする通常のスライドドア
や開閉自在とされた開閉ドア等のように、他の形態を採
用してもよい。
【0090】図11乃至図13は、上述したCDチェン
ジャーの構成を変えた場合の他の実施の形態を示すもの
である。
【0091】同図に示すように、上記のシングルロック
構造のラックロック機構160に代えてダブルロック構
造のラックロック機構210が設けられている。すなわ
ち、ラックロック機構210のロック片部216を有し
た2つのロックアーム211,221は、軸212を支
点として回動自在に設けられている。それぞれのロック
アーム211,221の一端部側には長孔213が設け
られており、これらの長孔213に矢印a,b方向に移
動自在とされた駆動レバー214の駆動ピン215が挿
入されることで、両者のロックアーム211,221の
一端部側が連結されている。
【0092】なお、このラックロック機構210にあっ
ては、ロックアーム211,221や駆動レバー214
等のように、複数の部材で構成した場合について説明し
たが、この例に限らず、これらの部材を一体構成として
もよい。
【0093】そして、駆動レバー214が図示しない駆
動機構によって矢印a方向に引き込まれると、各ロック
アーム211,221が軸212を支点として回動し、
それぞれのロックアーム211,221の他端部側に突
設されているロック片部216が選択されたCD200
又は201を収納しているディスク収納部45を挟んだ
両側に位置するディスク収納部45の両側に突設されて
いるロック片部44間に嵌り込み、各ラック40A〜4
0Eの回転をロックするようになっている。
【0094】ここで、各ロックアーム211,221
の他端部側に突設されているロック片部216の間隔
は、図12に示すように、ホームポジション位置である
切欠き部43を挟んだ状態で各ラック40A〜40Eの
回転をロックすることができる間隔とされている。
【0095】これにより、選択されたCD200又は2
01を収納しているディスク収納部45が切欠き部43
の近傍である場合、何れか一方のロックアーム211又
は221のロック片部216が切欠き部43に位置して
ロック片部44に係合することができなくなるが、他方
のロックアーム211又は221のロック片部216は
切欠き部43から外れた位置にあり、ロック片部44と
の係合が行われるので、各ラック40A〜40Eの回転
が確実にロックされる。
【0096】また、この実施の形態では、2個のセンサ
179A,179Bが設けられており、これらの間隔
は、図13に示すように、ホームポジションである切欠
き部43に対応するブランク部分の幅を上回る間隔とさ
れている。
【0097】この場合、上述したホームポジション部分
のスリット174を省き、光検出が行われないブランク
部分としてディスク収納部45の判別を確実に行うこと
ができる。
【0098】すなわち、選択されたCD200又は20
1を収納しているディスク収納部45が切欠き部43の
近傍である場合、何れか一方のセンサ179A又は17
9Bがブランク部分に位置してディスク収納部45に対
応させたスリット174による位置検出が不可能となる
が、他方のセンサ179A又は179Bはブランク部分
から外れた位置にあるため、選択されたCD200又は
201を収納しているディスク収納部45の判別が確実
に行われる。
【0099】このように、この実施の形態では、ローデ
ィング機構70の上下方向への移動スペースとしての切
欠き部43に対応した部分である非収納領域の幅を上回
る間隔で、ラック40のロック片部44に結合してラッ
ク40のディスク収納部45の位置を固定する第1及び
第2の固定手段としてのロックアーム211,221を
配置したので、何れか一方のロックアーム211又は2
21のロック片部216が非収納領域である切欠き部4
3に位置した場合であっても、他方のロックアーム21
1又は221のロック片部216がラック40のロック
片部44に結合することができるので、ラック40のデ
ィスク収納部45を所定位置に確実に位置決めすること
ができる。
【0100】また、この実施の形態では、ローディング
機構70の上下方向への移動スペースとしての切欠き部
43に対応した部分である非収納領域の幅を上回る間隔
で、第1及び第2の検知手段としてのセンサ179A,
179Bを配置したので、何れか一方のセンサ179A
又は179Bが非収納領域である切欠き部43に位置し
た場合であっても、他方のセンサ179A又は179B
が切欠き部43から外れた箇所に位置するため、何れか
一方のセンサ179A又は179Bの検知結果に基づ
き、ラック40のディスク収納部45を所定位置に確実
に位置決めすることができる。
【0101】なお、この実施の形態では、切欠き部43
を挟むことができる間隔を置いて、2個のセンサ179
A,179Bを設けた場合について説明したが、この例
に限らず、たとえば図14に示すように、一方のセンサ
179Aをローディング機構70に対応させた位置に配
設し、他方のセンサ179Bを操作パネル部110の開
口部111側に対応させた位置に配設してもよい。
【0102】これにより、ローディング機構70に対応
させたセンサ179Aによってローディング機構70正
面への選択されたCD200又は201を収納している
ディスク収納部45の位置決めが容易となり、他方のセ
ンサ179Bによって操作パネル部110の開口部11
1側へのディスク収納部45の位置決めが容易となる。
【0103】すなわち、各センサ179A,179Bを
ローディング機構70及び操作パネル部110の開口部
111側に対応させることで、それぞれの位置でのスリ
ット174の検出が確実に行われることになるためであ
る。
【0104】また、この実施の形態では、本発明を、複
数のCD200又は201をラック40に縦置きに収納
させたCDチェンジャーに適用した場合について説明し
たが、この例に限らず、複数のCD200又は201を
横置きに収納するタイプのCDチェンジャーに適用して
もよい。
【0105】更に、このようなCDチェンジャーに限ら
ず、LD等の他の記録媒体を複数枚収納するタイプのデ
ィスクチェンジャーに適用してもよく、更にはこのよう
な複数枚のディスクを収納するCDチェンジャーやディ
スクチェンジャーに限らず、カセットテープ等の記録媒
体を複数収納するタイプのチェンジャーに適用してもよ
い。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録媒体
再生装置によれば、記録媒体の非収納領域を含んだ収納
位置に対応させて被検知部を等間隔で設けたので、検知
手段によってその被検知部を検知することにより、記録
媒体の収納位置を確実に検知することができ、収納部の
収納位置を所定位置に位置決めすることができる。
【0107】また、少なくとも一方が収納位置に対応さ
せて等間隔に設けられた被検知部を常時検出可能とする
ように第1及び第2の検知手段を配置したので、何れか
一方の検知手段が非収納領域に位置した場合であって
も、他方の検知手段が非収納領域に対応しない被検知部
に位置することから、何れか一方の第1又は第2の検知
手段の検知結果に基づき、収納部の収納位置を所定位置
に位置決めすることができる。
【0108】更に、収納部の配置方向に切欠き部に沿っ
て収納部に収納された記録媒体を再生するローディング
機構を移動自在とするとともに、ローディング機構に収
納部に結合して収納部の位置を固定する固定手段を設け
たので、それぞれ多段に配設された収納部に対応させて
固定手段を設けるものに比べ、部品点数が大幅に削減さ
れる。
【0109】更にまた、収納部に設けられた被ロック部
に固定手段を結合させて収納部の位置を固定する際、被
ロック部に対しての結合位置を、選択された記録媒体の
収納位置に対応する被ロック部に隣接した被ロック部と
するようにしたので、非収納領域によって欠落した被ロ
ック部は少なくとも1個あればよく、非収納領域に設け
るべき被ロック部を必要最小限に抑えることができる。
【0110】また、少なくとも一方が被ロック部に常時
結合可能となるように第1及び第2の固定手段を配置し
たので、何れか一方の固定手段が非収納領域に位置した
場合であっても、他方の固定手段が収納部の被ロック部
に結合することができることから、収納部の収納位置を
所定位置に確実に位置決めすることができる。したがっ
て、簡単な構成で、ラック内における記録媒体の収納位
置の判別や位置決めを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体再生装置の一実施の形態に係
るCDチェンジャーを示す分解斜視図である。
【図2】図1のCDチェンジャーの内部構成を示す平面
図である。
【図3】図1のラックの裏面側を示す図である。
【図4】図1のラックの表面側を示す図である。
【図5】図1のラックの切欠き部を示す図である。
【図6】図1のラックの裏面側に設けられているエンコ
ーダを示す図である。
【図7】図1のCDチェンジャーのローディング機構を
示す側面図である。
【図8】図1のローディング機構に一体に設けられてい
るラックロック機構を示す平面図である。
【図9】図8のラックロック機構によるロック動作を説
明するための図である。
【図10】図1のローディング機構の上下動作を説明す
るための図である。
【図11】図1のラックの構成を変えた場合の他の実施
の形態を示す平面図である。
【図12】図11のラックロック機構を示す平面図であ
る。
【図13】図11のセンサの動作を説明するための図で
ある。
【図14】図11のセンサの配置関係を変えた場合の他
の実施例を示す図である。
【図15】従来のCDチェンジャーの一例を示す斜視図
である。
【図16】図15のCDチェンジャーのラックに設けら
れているエンコーダを示す図である。
【符号の説明】
10 チェンジャー本体 20 シャーシベース 30 ルーレット機構部 31 ルーレットベース 32 ルーレット台 33 支持軸 40 ラック 41 中心孔 45 ディスク収納部 50 センターポスト 60 扉 61 回動軸 70 ローディング機構 110 操作パネル部 111 開口部 120 扉駆動系 140 ラック駆動系 160,210 ラックロック機構 162 スライダ 163 カム部 165 ロックアーム 170 エンコーダ 200,201 CD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅原 繁 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 (56)参考文献 特開 平6−231529(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を放射状に収納する収納位置を
    有するとともに、その一部に前記記録媒体を収納しない
    非収納領域を有した収納部と、 前記記録媒体の非収納領域を含む前記収納位置に対応さ
    せて等間隔に設けられた被検知部と、 この被検知部を検出することにより、前記記録媒体の収
    納位置を検知する検知手段とを具備し、 前記検知手段の検知結果に基づき、前記収納部の収納位
    置が所定位置に位置決めされることを特徴とする記録媒
    体再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体を放射状に収納する収納位置を
    有するとともに、その一部に前記記録媒体を収納しない
    非収納領域を有した収納部と、 前記収納位置に対応させて等間隔に設けられた被検知部
    と、 この被検知部を検出することにより、前記記録媒体の収
    納位置を検知するとともに、少なくとも一方が前記被検
    知部を常時検出可能とするように配置された第1及び第
    2の検知手段とを具備し、 前記第1又は第2の検知手段の検知結果に基づき、前記
    収納部の収納位置が所定位置に位置決めされることを特
    徴とする記録媒体再生装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体を放射状に収納する収納位置を
    有し、一部にローディング機構の上下方向への移動スペ
    ースとしての切欠き部を有するとともに、この切欠き部
    に対応した部分を前記記録媒体を収納しない非収納領域
    とする収納部が多段に配設された記録媒体再生装置にお
    いて、 前記ローディング機構は、前記収納部の配置方向に前記
    切欠き部に沿って移動自在とされ、前記収納部に収納さ
    れた前記記録媒体を再生するとともに、 前記ローディング機構には、前記収納部に結合して前記
    収納部の位置を固定する固定手段が具備されていること
    を特徴とする記録媒体再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体を放射状に収納する収納位置を
    有するとともに、その一部に前記記録媒体を収納しない
    非収納領域を有した収納部と、 この収納部に設けられた被ロック部と、 この被ロック部に結合して前記収納部の位置を固定する
    とともに、前記被ロック部に対して結合する位置を、選
    択された前記記録媒体の収納位置に対応する前記被ロッ
    ク部に隣接した前記被ロック部とする固定手段とを具備
    することを特徴とする記録媒体再生装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体を放射状に収納する収納位置を
    有するとともに、その一部に前記記録媒体を収納しない
    非収納領域を有した収納部と、 この収納部に設けられた被ロック部と、 前記被ロック部に結合して前記収納部の位置を固定する
    とともに、少なくとも一方が前記被ロック部に常時結合
    可能となるように配置された第1及び第2の固定手段と
    を具備することを特徴とする記録媒体再生装置。
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