JPH0778626B2 - 印刷製版用レイアウト装置 - Google Patents

印刷製版用レイアウト装置

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JPH0778626B2
JPH0778626B2 JP24483889A JP24483889A JPH0778626B2 JP H0778626 B2 JPH0778626 B2 JP H0778626B2 JP 24483889 A JP24483889 A JP 24483889A JP 24483889 A JP24483889 A JP 24483889A JP H0778626 B2 JPH0778626 B2 JP H0778626B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷製版用レイアウト装置、特に割付台紙と画
像原稿とに基づいて、印刷製版用フィルムを出力する印
刷製版用レイアウト装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、印刷製版における画像データのレイアウト処理に
は、コンピュータを利用した電子レイアウトシステムが
広く用いられるようになってきている。このようなシス
テムでは、レイアウト用図形が描かれた割付台紙と、こ
のレイアウト用図形内に割り付けるべき原稿の画像デー
タとに基づいて、印刷製版用フィルムが出力される。た
とえば、特開昭62-239664号公報には、作図機とスキャ
ナ装置を用いた印刷製版用レイアウト装置が開示されて
いる。このようなシステムにおいて、レイアウト用図形
は、割付台紙を作図機にセットし、作図機でレイアウト
用図形をトレースするなどの方法によりコンピュータ内
にデータとして取り込まれる。一方、画像データは、原
稿を入力スキャナにセットし、入力スキャナによって画
像原稿を走査することによりコンピュータ内にデータと
して取り込まれる。したがって、コンピュータの内部で
は、取り込まれたレイアウト用図形と画像データとの間
に、相対的な位置関係は定義されていない。そこで、こ
れらのシステムでは、表示装置の画面上に取り込んだレ
イアウト用図形と画像データとを重畳して表示し、画面
上でレイアウト用図形あるいは画像データを移動させて
画像データのレイアウト用図形に対する割付位置を決定
している。こうして、通常は複数組のレイアウト用図形
と画像データとについて、割付位置を順次決定してゆく
ことになる。すべての組についての割付位置が決定する
と、割付台紙に基づいて配置された各レイアウト用図形
内に各画像データを割り付けた状態の画像を生成し、こ
れを出力スキャナによってフィルムに出力する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の印刷製版用レイアウト装置では、取り込
んだ原稿の画像データを表示装置の表示領域にいっぱい
に表示し、この画像データに重畳してレイアウト用図形
が同一画面内に表示されるようになっている。このよう
なシステムでは、取り込んだ原稿の画像データに対しレ
イアウト用図形が小さい場合には問題は生じない。とこ
ろが、取り込んだ原稿の画像データに対しレイアウト用
図形が大きい場合、レイアウト用図形が表示画面からは
み出してしまうという問題が生じる。この場合、表示画
面にはレイアウト用図形の一部しか表示されず、レイア
ウト用図形の全体を把握することができないため、オペ
レータは正確な位置決め操作ができなくなってしまう。
そこで本発明は、レイアウト用図形の全体を1画面内で
把握することができ、正確な位置決め操作が可能になる
印刷製版用レイアウト装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、レイアウト用図形が描かれた割付台紙と、こ
のレイアウト用図形内に割り付けるべき画像を有する原
稿と、に基いて、印刷製版用フィルムを出力する印刷製
版用レイアウト装置において、 割付台紙上のレイアウト用図形に関するデータを入力す
る作図機と、 原稿上の所定領域内の画像に関するデータを入力する入
力スキャナと、 作図機から入力した図形データと入力スキャナから入力
した画像データとを記憶する記憶手段と、 レイアウト用図形および画像を表示するための表示装置
と、 オペレータからの指示を入力する入力装置と、 入力したレイアウト用図形および画像を表示装置に表示
し、入力装置に入力された指示に基いて、両者の相対位
置を決定する処理を行う制御装置と、 を設け、 画像が表示装置の表示領域内にいっぱいに表示されるよ
うな第1の間引き率と、画像が表示領域内の一部分に表
示されるような第2の間引き率と、のいずれか一方を選
択し、記憶装置内の図形データおよび画像データの双方
を、選択した同一の間引き率で間引くことにより、レイ
アウト用図形および画像の表示を行う機能を、制御装置
にもたせたものである。
〔作用〕
本発明の印刷製版用レイアウト装置によれば、取り込ん
だ原稿の画像データに対しレイアウト用図形が小さい場
合には、第1の間引き率によって表示を行わせればよ
い。画像データを表示画面いっぱいに表示させても、レ
イアウト用図形が画面からはみ出すことはない。一方、
取り込んだ原稿の画像データに対しレイアウト用図形が
大きい場合には、第1の間引き率によって表示を行わせ
ると、レイアウト用図形が表示画面からはみ出してしま
うので、第1の間引き率よりも更に大きな第2の間引き
率によって表示を行わせればよい。縮小倍率を適当に定
めてやれば、レイアウト用図形が画面からはみ出すこと
がなく、レイアウト用図形の全体を1画面内で把握する
ことができ、常に正確な位置決め操作が可能になる。
〔実施例〕
装置の基本構成 以下本発明を図示する実施例に基づいて説明する。第1
図は本発明の一実施例に係る印刷製版用レイアウト装置
の基本構成を示すブロック図である。この装置は、作図
機10、入力スキャナ20、出力スキャナ30、制御装置40、
メモリ50、表示装置60、入力装置70、の各部から構成さ
れている。作図機10は、この実施例ではデジタイザによ
って構成され、このデジタイザの入力面に作図領域11と
コマンド領域12とが設けられている。ポインティングデ
バイス13によって、作図領域11内の1点を指定すること
により、この指定位置の座標値を入力することができ、
コマンド領域12内のコマンド表示の1つを指定すること
により、特定のコマンドを入力することができる。この
作図機10は、後に詳述するように、割付台紙に基づいて
割付データを入力するのに用いる。入力した割付データ
は、制御装置40に取り込まれ、更にメモリ50に記憶され
る。
入力スキャナ20は、写真などの原稿21をドラムに所定の
角度で装着すると、所定の倍率でこれをデジタルデータ
として制御装置40に取り込む装置である。原稿は色分解
され、各色成分ごとに画像データとして取り込まれ、メ
モリ50に記憶される。制御装置40は、メモリ50内に記憶
された割付データおよび画像データに基づいてレイアウ
ト処理を行う。レイアウト完了後の画像は、出力スキャ
ナ30のドラム上に装着されたフィルムに、各色成分ごと
に出力される。制御装置40によるレイアウト処理は、オ
ペレータに対して表示装置60によって処理画面を呈示
し、オペレータからの指示を入力装置70から入力するこ
とによって行われる。オペレータは、表示装置60に表示
された画面を見ながら、入力装置70によってレイアウト
のための指示を与え、レイアウト作業を行うことにな
る。制御装置40およびメモリ50は、具体的にはコンピュ
ータおよびこれに用いるメモリによって構成され、表示
装置60はこのコンピュータに接続されたディスプレイ装
置、入力装置70はこのコンピュータに接続されたマウス
やキーボードなどの入力装置によって構成される。
なお、上述の構成では、作図機10と制御装置40とがオン
ラインで接続されているが、これらの間のデータ受け渡
しをフロッピなどのオフラインの手段で行うようにして
もかまわない。
装置の基本動作 続いて、この装置の基本動作を説明する。第2図は、こ
の装置を用いたレイアウト作業の手順を示す流れ図であ
る。はじめにステップS1において、割付データの入力を
行う。これは、作図機10を用いて、割付台紙に基づいて
データの入力を行う作業である。割付台紙80は、通常、
デザイナによって用意されるものであり、たとえば第3
図に示すように、1枚の紙面にレイアウト用図形81と、
絵柄82が描かれたものである。なお本明細書では、説明
の便宜上、レイアウト用図形81を破線で示し、絵柄82を
実線で示して区別するが、実際には割付台紙80上でその
ような区別をする必要はない。レイアウト用図形81は、
各絵柄を紙面全体のどの位置にどのようにトリミングし
てレイアウトするかを示すもので、割付台紙80上に正確
に描かれている必要がある。これに対し絵柄82は、各レ
イアウト用図形内にどのような絵柄が割り付けられるか
という目安を示すだけのものであり、簡単なスケッチ程
度のものでよい。
このような割付台紙80を用意したら、これを作図機10の
作図領域11内に置き、ポインティングデバイス13によっ
てレイアウト用図形の入力を行う。この入力は、ポイン
ティングデバイス13によって図形をそのままトレースし
てもよいが、コマンド領域12内に代表的な図形を入力す
るためのコマンドを用意しておき、このコマンドを指定
するとともに、入力すべき図形の位置および大きさを指
定するために、作図領域11内の所定点を指定するように
してもよい。たとえば、第3図のレイアウト用図形81を
入力するのであれば、コマンド領域12内の「矩形」なる
コマンドを入力した後、図形81の3頂点を指定すればよ
い。この装置では、レイアウト用図形の入力とともに特
徴点の入力を行う機能が備わっている。この特徴点は、
後の画像位置決め操作において、位置決め操作を容易に
するために用いる手段である。オペレータは、割付台紙
80に描かれた絵柄の中の1点を特徴点として指定する。
たとえば、第4図に示す絵柄82の中の1点Qを特徴点と
して指定したものとする。作図機10は、レイアウト用図
形81を構成する矩形の座標値とともに、この特徴点Qの
座標値を取り込むことができる。オペレータは、割付台
紙80の特徴点Qの位置にマークを書き込んでおき、これ
を特徴箇所として記録しておく、第3図に示す割付台紙
には、合計6つのレイアウト用図形が描かれている。ス
テップS1の割付データ入力段階では、この6つのレイア
ウト用図形すべてを入力し、それぞれについて絵柄の特
徴点も入力する。なお、6つのレイアウト用図形はこれ
らを番号とともに入力して識別するようにするのが好ま
しい。
続くステップS2では、原稿入力が行われる。前述のステ
ップS1では、レイアウト用図形81および特徴点Qの入力
が行われたが、絵柄82そのものの入力は一切行われてい
ない。ステップS2では、入力スキャナ20を用いて絵柄の
入力が行われる。この絵柄は、写真などの原稿21として
用意されている。第5図に示すように、オペレータは、
この原稿21を入力スキャナ20のドラム22に貼りつける。
原稿の入力角度は、この貼りつける角度によって定ま
り、原稿の入力倍率は、スキャナの設定倍率によって定
まる。入力角度および入力倍率は、任意に設定しておい
てもよいが、後の工程での回転処理および変倍作業を軽
減するためには、割付台紙に基づいた測定を行い、この
測定値に基づいて入力角度および入力倍率を設定するの
が好ましい。すなわち、割付台紙80の四辺を基準として
角度を設定し、これに描かれた絵柄を原寸大の基準とし
て倍率を設定するのである。続いて、ドラム22を主走査
方向に回転させながら、副走査方向に徐々に移動させて
ゆくと、原稿21上の読取領域23内の原稿が画像データ83
として制御装置40を介してメモリ50(ここでは磁気ディ
スク)に取り込まれる。このとき原稿は色分解され、各
色ごとの画像データとしてメモリ50内に取り込まれる。
すべての原稿(この例では6つの原稿)についての取り
込み作業が完了したら、ステップS2は終了である。な
お、このように複数の原稿を取り込む場合、各原稿に識
別番号を付して取り込むようにするのが好ましい。
続くステップS3における画像位置決め操作が、本発明の
特徴となる操作の部分である。前述のステップS1におい
てレイアウト用図形が割付データとしてメモリ50に取り
込まれ、ステップS2において原稿が画像データとしてメ
モリ50に取り込まれている。レイアウト用図形と画像デ
ータとの対応関係は、入力時に付された識別番号によっ
て認識することができる。このステップS3の作業は、両
者の位置決めを行う作業である。前述の例では、6つの
レイアウト用図形および6つの画像データが取り込まれ
ているが、それぞれ1組ずつ位置合わせを行ってゆくこ
とになる。なお、ステップS2において、正しい入力角度
および入力倍率で画像データが取り込まれていなかった
場合には、この前に回転処理および変倍作業を行って、
メモリ50内の画像データに修正を加えておく必要があ
る。
画像位置決め操作では、まず制御装置40が、位置合わせ
の対象となるレイアウト用図形および画像データを表示
装置60に表示する。第6図に、表示装置60の表示画面の
一例を示す。この装置では、表示画面はレイアウト領域
61とコマンド領域62との2つの領域に分けられる。レイ
アウト領域61は、レイアウト用図形および画像データの
表示を行い、位置決め操作の作業領域として用いる領域
であり、コマンド領域62は、位置決め操作に必要な種々
のコマンドを入力する領域である。この実施例の装置で
は、入力装置70としてマウスを用いており、このマウス
の移動に合わせて、レイアウト領域61内およびコマンド
領域62内にカーソルが表示されるようになっている。し
たがって、オペレータはレイアウト領域61内の任意の1
点、あるいは、コマンド領域内に表示された任意のコマ
ンドを、マウスによって指定することができる。
第6図に示されたレイアウト領域61内には、位置合わせ
の対象となるレイアウト用図形81(前述したように、本
明細書では便宜上、破線で示す)と画像データ83が表示
されているが、この表示は具体的には制御装置40によっ
て次のようにして得られる。まず、画像データ83である
が、これは前述のステップS2において、画像データとし
て取り込まれたものである。そこで、この取り込んだ1
画面の画像が、レイアウト領域61内にいっぱいに表示さ
れるような表示を行うのである。すなわち、レイアウト
領域61と画像データ83の輪郭部分は一致している。別言
すれば、第5図に示す画像原稿21のうちの読取領域23の
輪郭線が、第6図におけるレイアウト領域61の輪郭線に
一致するような表示がなされることになる。実際には、
入力スキャナ20の分解能は、表示装置60の分解能よりも
高く、メモリ50に記憶された画像データは非常に高精細
なデータである。したがって、この高精細な画像データ
に基づいて、レイアウト領域61に画像表示を行う場合、
画素を間引く縮小処理を行うことになる。このときの縮
小倍率は、高精細な画像データの縦横の画素数と、レイ
アウト領域61を構成する縦横の画素数とによって一義的
に決定できる。一方、レイアウト用図形81の表示倍率
は、画像データ83の表示倍率に基づいて決定される。す
なわち、第3図に示す割付台紙80に描かれた絵柄82およ
びレイアウト用図形81の実寸にしたがって、原稿は画像
データとして、レイアウト用図形は割付データとして、
それぞれメモリ50に記憶されているので、画像データの
表示倍率が決定されれば、レイアウト用図形の表示倍率
も一義的に決定できる。また、表示角度も決定されてい
る。ただ、表示位置はまだ決定されていない。ステップ
S1で入力されたレイアウト用図形と、ステップS2で入力
された画像データと、の間には、共通の倍率尺度は定ま
っていても、位置関係はまだ未定の状態である。ステッ
プS3の画像位置決め操作は、この位置関係を決定する作
業に他ならない。そこで、制御操作40はとりあえず、大
きさと角度が定まったレイアウト用図形を、レイアウト
領域61内の任意の位置に表示する。第6図はこの状態を
示すものである。なおステップS1では、レイアウト用図
形81とともに特徴点Qを入力しているため、この特徴点
Qを一緒に表示することができる。特徴点Qは、レイア
ウト用図形81に対する相対位置が定義されている点であ
るから、レイアウト用図形81の表示位置が決定すると、
特徴点Qの表示位置も一義的に定まる。
制御装置40によって、表示装置60上に第6図のような画
面表示がなされると、オペレータは入力装置70としての
マウスを用いて、位置決め操作を行うことができる。す
なわち、マウスの移動に応じて、レイアウト用図形81を
画面上で移動できるようにすれば、オペレータは画像デ
ータ83とレイアウト用図形81との相対的な位置関係が最
適の位置を探し出すことができる。レイアウト用図形81
を最適位置まで移動できたら、コマンド領域62内の位置
決定コマンド欄(図示せず)を指示することにより、両
者の相対的な位置関係を決定することができる。なお、
この位置決め操作では、特徴点Qを用いることにより操
作の簡便化を図ることができる。前述のように、特徴点
Qは、レイアウト用図形81との相対位置が定義されてい
る点であるから、レイアウト用図形81を画面内で移動さ
せると、特徴点Qも一緒に移動することになる。そこで
オペレータは、割付台紙80にマークした特徴箇所を画面
に表示された画像データの中で認識し、この特徴箇所に
特徴点Qを合わせるように、レイアウト用図形81を画面
内で移動させるのである。本実施例では、便宜上レイア
ウト用図形を移動させているが、画像データを移動して
も構わない。また、この移動に関しては、画像データと
レイアウト用図形の位置関係を明確にするもので、レイ
アウト用図形の座標値を変更するものではない。第6図
の例では、特徴点Qを、画像データ83の特徴箇所Q′に
一致させるように、レイアウト用図形81を移動させれ
ば、位置決め操作完了である。
対応する画像データおよびレイアウト用図形のすべての
組について位置決め操作が完了したら、ステップS4のレ
イアウト演算処理が行われる。このレイアウト演算処理
は、メモリ50に記憶されている各画像データから、ステ
ップS3の位置決め操作で位置決めされたレイアウト用図
形によって囲まれた範囲のみを切り出し、これを割付台
紙80で指定されたとおりの位置に配置する処理である。
たとえば、第6図に示す状態で位置決めされた場合に
は、レイアウト領域61にいっぱいに表示されている画像
のうち、図の破線で示すレイアウト用図形81で囲まれた
部分だけが切り出される。この例では、6つの画像デー
タのそれぞれについて、この切り出し処理が行われ、切
り出した画像は第3図に示す割付台紙80に示すレイアウ
ト用図形81の位置に配置される。
最後にステップS5において、画像出力が行われる。すな
わち、ステップS4のレイアウト演算処理の結果得られる
画像を、出力スキャナ30によって各色成分ごとにフィル
ム出力する。
縮小表示機能 以上、この実施例の装置の基本動作を説明したが、上述
のステップS3における画像位置決め操作において、本装
置の特有の機能を利用することができる。この特有の機
能のひとつが縮小表示機能である。これは本願発明の特
徴となる機能であり、以下、この縮小表示機能について
説明する。
上述したようにステップS3では、第6図に示すように、
画像データ83とレイアウト用図形81とがレイアウト領域
61に表示される。このとき、画像データ83については、
入力した画像が画面いっぱいになるように表示され、レ
イアウト用図形81はこの画像データの表示倍率に合わせ
て表示されることは前述したとおりである。ところが、
第6図に示すように、表示画像よりもレイアウト用図形
81の方が小さい場合には問題はないが、第7図に示すよ
うに、レイアウト用図形81が表示画像よりも大きい場合
には、レイアウト領域61からレイアウト用図形81がはみ
出てしまうことになる。第7図では、はみ出した部分に
もレイアウト用図形81が示されているが、実際にはレイ
アウト領域61からはみ出した部分は表示されないことに
なる。このように、レイアウト用図形81の全体が表示さ
れないと、正しい位置決め操作は困難である。
そこで、本装置には縮小表示機能をもたせている。すな
わち、第7図に示すようにレイアウト用図形81の一部が
はみ出してしまった場合、オペレータがコマンド領域62
内の縮小表示コマンド(図示せず)をマウスで指示する
と、第8図に示すように、画面全体が縮小して表示され
るようになる。これにより、画像データ83の周囲にレイ
アウト用図形81の全貌が表示され、また隣接したレイア
ウト用図形もその周囲に表示される。なお、第8図内の
一点鎖線は、画像データ83の輪郭を示すものである。第
7図に示す通常の表示では、この画像データ83はレイア
ウト領域61の輪郭と一致していたことになる。画像デー
タ83は、ステップS2における入力時に、原稿21の読取領
域23内だけが取り込まれており、これより外の部分には
データはない。したがって、たとえば第8図において、
レイアウト用図形81内の部分のうち、一点鎖線で示す画
像データ83の外側の領域は、画像データが存在しないこ
とになる。そこで、このような場合には、ステップS4の
レイアウト演算処理において、画像データ83のうちレイ
アウト用図形81に関わる部分だけをトリミングし、画像
データが不足する部分に関しては、背景部分と同じ色に
なるような処理を行う必要がある。
このような縮小表示を行うためのコマンドには、縮小率
に応じた何段階かのコマンドを用意しておくのが好まし
い。たとえば、画像データ83が画面いっぱいになるよう
な表示(第7図に示す通常の表示)を基準倍率1とし、
これに対して3/4倍、2/4倍、1/4倍などの縮小率での縮
小表示を行うコマンドを用意しておくとよい。オペレー
タは、作業の最も行いやすい倍率の縮小表示を選択する
ことができる。前述のように、制御装置40は、メモリ50
内の画像データを間引いて表示装置60に表示している。
したがって、縮小表示コマンドを実行した場合、この間
引いた画像を更に間引いて表示を行うことになる。たと
えば、縮小率3/4倍であれば、4画素のうちの1画素を
間引けばよく、縮小率1/4倍であれば、4画素のうちの
3画素を間引けばよいことになる。
また、オペレータによる縮小表示コマンドの入力を待た
ずして、レイアウト用図形が画面からはみ出してしまう
と制御装置40が判断した場合には、はみ出さない最適な
縮小倍率で、制御装置40が自動的に縮小表示を行うよう
にすることもできる。
このように、縮小表示機能を設けることにより、オペレ
ータはレイアウト用図形の全体を1画面内で把握するこ
とができ、正確な位置決め操作が可能になる。
中央割付機能 この装置のもうひとつの特有の機能は、中央割付機能で
ある。以下この機能について説明する。
前述したようにステップS3では、第6図に示すように、
画像データ83とレイアウト用図形81とがレイアウト領域
61に表示され、オペレータがマウスなどの入力装置を用
いてレイアウト用図形81を所望の位置まで移動して位置
決めを行う。ところが、一般にチラシやカタログなどの
印刷物では、レイアウト用図形の中央に絵柄を割り付け
るように要求される場合が多い。この中央割付機能は、
このように画像データ83をレイアウト用図形の中央に割
り付ける場合に極めて有効な機能である。いま、たとえ
ば、第9図に示すように、レイアウト用図形81と画像デ
ータ83とが、レイアウト領域61に表示されているものと
する。ここで、画像データの点ABの区間を、レイアウト
用図形81の横方向についての中央位置に割り付ける場合
を考える。この場合、オペレータはコマンド領域62内の
横方向中央割付コマンド62aをカーソルで指示し、同じ
くカーソルで点Aおよび点Bを指示する。すると、制御
装置40により、レイアウト用図形81が左方向に移動さ
れ、第10図に示す状態になる。すなわち、レイアウト用
図形81の左端と点Aとの距離aと、レイアウト用図形81
の右端と点Bとの距離bと、が等しくなるように、レイ
アウト用図形81が横方向に平行移動されたことになる。
縦方向についての中央位置に割り付ける場合には、同様
に縦方向中央割付コマンド62bを指示し、続いて縦方向
に離れた2点を指示するようにすればよい。
このような中央割付機能は、次のような演算によって行
われる。たとえば、横方向中央割付の場合、指定された
2点A,Bの座標値を求める。すなわち、点A(Ax,Ay)
と、点B(Bx,By)なるXY座標値が得られる(Bx>Axと
する)。続いて、これを囲うレイアウト用図形81の左辺
のX座標値XLと、右辺のX座標値XRとを求める。第11図
は、これらをX軸上に示したものである。ここで、平行
移動量Dを、 D=(|XR−Bx|−|XL−Ax|)/2 によって求め、D>0であれば、レイアウト用図形81を
図の左方向にDだけ平行移動し、D<0であれば、レイ
アウト用図形81を図の右方向にDだけ平行移動すればよ
い。縦方向中央割付の場合は、Y座標値を使って上下方
向に平行移動させることになる。
なお、第12図に示すように、レイアウト用図形81が矩形
でない場合には、このレイアウト用図形81についての外
接矩形84を考え、この外接矩形84について上述と同様の
処理を行えばよい。
第13図は、別な中央割付の方法を示す。前述の方法で
は、レイアウト用図形の中央位置に指定した区間がくる
ような割り付けが行われたが、第13図に示す方法では、
任意の指定区間の中央位置に、任意の指定区間がくるよ
うな割り付けが可能である。第13図を参照して、横方向
中央割付の具体例について説明しよう。この方法では、
オペレータは、4点を指定することになる。ここに示す
例では、前述の例と同様に、画像データの一部である点
Aと点Bの他に、点Cと点Dを指定している。点Cと点
Dは、この例の場合、隣接するレイアウト用図形上の点
であるが、これは全く任意の点でかまわない。なお、こ
のように、隣接するレイアウト用図形を表示させるに
は、前述した縮小表示機能を利用すればよい。このよう
な4点を指定すると、横方向に関して、区間CDの中央位
置に区間ABがくるように、レイアウト用図形81が平行移
動される。このような平行移動機能は、次のような演算
によって行われる。まず、指定された4点の座標値を求
める。すなわち、点A(Ax,Ay)、点B(Bx,By)、点C
(Cx,Cy)、点D(Dx,Dy)なるXY座標値が得られる(Dx
>Bx>Ax>Cxとする)。ここで、平行移動量Dを、 D=(|Dx−Bx|−|Cx−Ax|)/2 によって求め、D>0であれば、レイアウト用図形81を
図の左方向にDだけ平行移動し、D<0であれば、レイ
アウト用図形81を図の右方向にDだけ平行移動すればよ
い。縦方向中央割付の場合は、Y座標値を使って上下方
向に平行移動させることになる。
前述の例では、横方向中央割付と、縦方向中央割付とを
別々の処理で行っているが、両方向中央割付コマンドを
設け、このコマンドを指示したあとで、必要な複数の点
を指示することにより、横方向中央割付と縦方向中央割
付とを同時に行うようにしてもかまわない。
このように、中央割付機能を設けることにより、オペレ
ータはレイアウト用図形の位置決めを容易にかつ正確に
行うことができるようになる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明による印刷製版用レイアウト装置
によれば、縮小表示機能を設けたため、オペレータはレ
イアウト用図形の全体を1画面内で把握することがで
き、正確な位置決め操作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る印刷製版用レイアウト装置の基本
構成を示すブロック図、第2図は第1図に示す装置の基
本動作の手順を示す流れ図、第3図は第1図に示す装置
に用いる割付台紙を示す図、第4図は第1図に示す装置
における割付データの入力作業を示す図、第5図は第1
図に示す装置による原稿入力の作業を示す図、第6図は
第1図に示す装置における画像位置決め作業を示す図、
第7図は第1図に示す装置において生じた不適切な画面
表示を示す図、第8図は第7図の不適切な画面表示を縮
小表示機能によって適切な画面表示に修正した状態を示
す図、第9図は第1図に示す装置により中央割付を行う
ための操作を説明する図、第10図は第9図に示す画像に
対して中央割付を行った状態を示す図、第11図は中央割
付の演算方法を説明する図、第12図はレイアウト用図形
が矩形以外の場合の中央割付を説明する図、第13図は任
意の区間についての中央割付を行うための操作を説明す
る図である。 10……作図機、11……作図領域、12……コマンド領域、
13……ポインティングデバイス、20……入力スキャナ、
21……原稿、22……ドラム、23……読取領域、30……出
力スキャナ、40……制御装置、50……メモリ、60……表
示装置、61……レイアウト領域、62……コマンド領域、
70……入力装置、80……割付台紙、81……レイアウト用
図形、82……絵柄、83……画像データ、84……外接矩
形。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レイアウト用図形が描かれた割付台紙と、
    このレイアウト用図形内に割り付けるべき画像を有する
    原稿と、に基いて、印刷製版用フィルムを出力する印刷
    製版用レイアウト装置であって、 前記割付台紙上のレイアウト用図形に関するデータを入
    力する作図機と、 前記原稿上の所定領域内の画像に関するデータを入力す
    る入力スキャナと、 前記作図機から入力した図形データと前記入力スキャナ
    から入力した画像データとを記憶する記憶手段と、 前記レイアウト用図形および前記画像を表示するための
    表示装置と、 オペレータからの指示を入力する入力装置と、 前記レイアウト用図形と前記画像とを前記表示装置に表
    示し、前記入力装置に入力された指示に基いて、両者の
    相対位置を決定する処理を行う制御装置と、 を備え、 前記画像が前記表示装置の表示領域内にいっぱいに表示
    されるような第1の間引き率と、前記画像が前記表示領
    域内の一部分に表示されるような第2の間引き率と、の
    いずれか一方を選択し、前記記憶装置内の図形データお
    よび画像データの双方を、選択した同一の間引き率で間
    引くことにより、レイアウト用図形および画像の表示を
    行う機能を、前記制御装置が有することを特徴とする印
    刷製版用レイアウト装置。
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JPS62257574A (ja) * 1986-04-30 1987-11-10 Dainippon Screen Mfg Co Ltd トリミング方法およびトリミング装置

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