JPH0770507B2 - 半導体ウエハ用洗浄装置 - Google Patents

半導体ウエハ用洗浄装置

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JPH0770507B2
JPH0770507B2 JP17486989A JP17486989A JPH0770507B2 JP H0770507 B2 JPH0770507 B2 JP H0770507B2 JP 17486989 A JP17486989 A JP 17486989A JP 17486989 A JP17486989 A JP 17486989A JP H0770507 B2 JPH0770507 B2 JP H0770507B2
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liquid
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tank
drainage
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利彦 野口
忠嗣 山本
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体ウエハを薬液によって洗浄する半導体ウ
エハ用洗浄装置に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体装置は半導体ウエハ(以下、単にウエハとい
う。)への成膜,写真製版,エッチング等の基本プロセ
スを繰り返すことによって製造されている。この製造プ
ロセス中に重金属,有機物などをウエハから除去するた
めの洗浄工程がある。従来、この洗浄工程に使用される
洗浄装置は、酸もしくはアルカリ性薬液を使用した湿式
洗浄方式によるものが主流となっている。従来のこの種
の洗浄装置を第2図によって説明する。
第2図は従来の半導体ウエハ用洗浄装置を示す概略構成
図である。同図において、1はウエハ(図示せず)を洗
浄するための薬液槽で、この薬液槽1内には上述したよ
うな酸もしくはアルカリ性薬液2が溜められている。ウ
エハは通常25枚入りのカセットと呼ばれるテフロンバス
ケット(図示せず)によって搬送され、このテフロンバ
スケットごと前記薬液槽1内に浸漬されて洗浄される。
薬液槽1内に浸漬されたウエハは薬液2の化学反応によ
って重金属,有機物等が除去されることになる。3は前
記薬液槽1から漏れたり、溢れたりした薬液2を受ける
ためのオーバーフロー槽で、このオーバーフロー槽3は
前記薬液槽1の下側を下面全体にわたって覆うように大
きな開口寸法をもって形成されており、薬液槽1の直下
に配置されている。4はこの洗浄装置外に薬液2が漏出
するのを阻止するためのドレンパンで、このドレンパン
4は前記オーバーフロー槽3よりも広い開口寸法をもっ
て形成されており、オーバーフロー槽3の下方に配置さ
れている。また、このドレンパン4には薬液4を排液ド
レン(図示せず)へ排出するための排液管5が接続され
ている。すなわち、このように構成された従来の半導体
ウエハ用洗浄装置においては、オーバーフロー槽3から
薬液2が漏れた場合には、この薬液2は装置外に漏れる
のを前記ドレンパン4によって阻止され、排液管5を介
して排液ドレンに排出される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、上述したように構成された従来の半導体ウエ
ハ用洗浄装置においては、ドルンパン4から排液が溢れ
出るようなことのないように排液管5は排液路が常に開
通されている構造であるため、排液(図示せず)や排液
ドレン内の酸もしくはアルカリ性の気体が排液ドレンか
らドレンパン4に逆流することがあった。また、ドレン
パン4の洗浄は人手に頼らざるを得ず、保守点検作業の
作業時間が多くかかり過ぎるという問題もあった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る半導体ウエハ用洗浄装置は、排液管の排液
路を開閉する排液バルブと、液受け槽内の薬液の液面を
検出するセンサと、液受け槽内へ液受け槽用洗浄液を供
給する洗浄ノズルと、前記センサの出力に応じて前記排
液バルブを開閉させかつ液受け槽用洗浄液を前記洗浄ノ
ズルに供給する制御装置とを備えたものである。
〔作 用〕
排液バルブを閉じることによって液受け槽へ排出側から
排液や排出側の気体が逆流するのを防止することがで
き、また、薬液が液受け槽に漏れると、この薬液をセン
サが検出し、このセンサの出力に応じて排液バルブが開
かれて薬液が排出されることになる。そして、薬液排出
後に洗浄ノズルから液受け槽用洗浄液を液受け槽内に供
給することによって液受け槽が洗浄されることになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図によって詳細に説明す
る。
第1図は本発明に係る半導体ウエハ用洗浄装置を示す概
略構成図で、同図において前記第2図で説明したものと
同一もしくは同等部材については同一符号を付し、ここ
において詳細な説明は省略する。第1図において、11は
排液管5の排液路を開閉するための排液用エアーバルブ
で、この排液用エアーバルブ11は排液管5に接続されて
いる。この排液用エアーバルブ11はその駆動用エアー配
管が電磁弁12を介して圧力源(図示せず)に接続され、
この電磁弁12が駆動されることによって空気圧の供給,
停止が行われて開閉動作される。また、前記電磁弁12は
その駆動部が制御装置13に接続され、この制御装置13か
ら給電されて駆動されるように構成されている。14はド
レンパン4に液漏れまたはオーバーフロー等によってオ
ーバーフロー槽3から薬液2が漏れたのを検出するため
の液検出センサで、この液検出センサ14は検出部分がド
レンパン4内に配置され、液漏れ時にこの情報を前記制
御装置13に入力するように構成されている。なお、前記
制御装置13は液検出センサ14からの信号の有無に応じて
選択的に電磁弁12に給電するよう回路が形成され、かつ
液検出センサ14からの信号による液漏れエラーを洗浄装
置制御用CPU(図示せず)に対して接点出力という形式
で報告するように構成されている。15はドレンパン4の
内面に洗浄液を吹付けるための洗浄ノズルたるシャワー
で、このシャワー15は純水用エアーバルブ16を介して純
水供給装置(図示せず)に接続されている。また、前記
エアーバルブ16はその駆動用エアー配管が電磁弁17を介
して圧力源(図示せず)に接続されており、この電磁弁
17が駆動されることによって空気圧の供給,停止が行わ
れて開閉動作されることになる。前記電磁弁17はその駆
動部が前記制御装置13に接続されており、制御装置13か
ら給電されて駆動されるように構成されている。
次に、上述したように構成された半導体ウエハ用洗浄装
置の動作について説明する。この半導体ウエハ用洗浄装
置は、通常は排液用エアーバルブ11および純水用エアー
バルブ16が閉状態で使用される。そして、オーバーフロ
ー槽3からの液漏れまたはオーバーフローによってドレ
ンパン4内に液漏れが発生した際には、液検出センサ14
がこれを検出しこの情報を制御装置13に入力する。この
際、制御装置13は液検出センサ14からの信号によって電
磁弁12を駆動し、これにより排液用エアーバルブ11が開
動作される。すなわち、排液用エアーバルブ11が開かれ
ることによってドレンパン4内の薬液2が排液管5を通
して排出されることになる。また、これと同時に制御装
置13は液検出センサ14からの信号によってCPUに対し液
漏れエラーを報告する。ドレンパン4内の薬液2が排出
された後、制御装置13は前記排液用エアーバルブ11が開
かれた状態で電磁弁17に給電し、純水用エアーバルブ16
を開動作させる。この純水用エアーバルブ16が開動作さ
れることにより純水がシャワー15からドレンパン4の内
面に吹付けられ、ドレンパン4が純水によって洗浄され
ることになる。そして、所定時間洗浄した後、前記制御
装置13は電磁弁12を駆動して排液用エアーバルブ11を閉
動作させると共に、電磁弁17を駆動して純水用エアーバ
ルブ16を閉動作させる。このように排液用エアーバルブ
11を閉じることによって、排液ドレンから排液,酸もし
くはアルカリ性の気体がドレンパン4に逆流するのを阻
止することができる。
なお、本実施例ではドレンパン4に液検出センサ14,シ
ャワー15を配設し、排液管5に排液用エアーバルブ11を
接続した例を示したが、本発明はこのような限定にとら
われることなく、オーバーフロー槽3や他の薬液用受け
槽に対して適用してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る半導体ウエハ用洗浄装
置は、排液管の排液路を開閉する排液バルブと、液受け
槽内の薬液の液面を検出するセンサと、液受け槽内へ液
受け槽用洗浄液を供給する洗浄ノズルと、前記センサの
出力に応じて前記排液バルブを開閉させかつ液受け槽用
洗浄液を前記洗浄ノズルに供給する制御装置とを備えた
ため、排液バルブを閉じることによって液受け槽へ排出
側から排液や排出側の気体が逆流するのを防止すること
ができ、また、薬液が液受け槽に漏れると、この薬液を
センサが検出し、このセンサの出力に応じて排液バルブ
が開かれて薬液が排出されることになる。そして、薬液
排出後に洗浄ノズルから液受け槽用洗浄液を液受け槽内
に供給することによって液受け槽が洗浄されることにな
る。したがって、薬液の排出操作および液受け槽の洗浄
を自動的に行なうことができるから、装置の保守点検作
業が簡略化されランニングコストを低く抑えることがで
き、しかも、薬液が装置外に漏れるのを確実に阻止する
ことができ信頼性を向上させることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る半導体ウエハ用洗浄装置を示す概
略構成図、第2図は従来の半導体ウエハ用洗浄装置を示
す概略構成図である。 1……薬液槽、2……薬液、4……ドレンパン、5……
排液管、11……排液用エアーバルブ、13……制御装置、
14……液検出センサ、15……シャワー、16……純水用エ
アーバルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄用薬液が溜められる半導体ウエハ用洗
    浄槽の下方に前記洗浄槽から溢れた薬液を受ける液受け
    槽が配置され、この液受け槽に薬液排出用排液管が接続
    された半導体ウエハ用洗浄装置において、前記排液管の
    排液路を開閉する排液バルブと、前記液受け槽内の薬液
    の液面を検出するセンサと、液受け槽内へ液受け槽用洗
    浄液を供給する洗浄ノズルと、前記センサの出力に応じ
    て前記排液バルブを開閉させかつ液受け槽用洗浄液を前
    記洗浄ノズルに供給する制御装置とを備えたことを特徴
    とする半導体ウエハ用洗浄装置。
JP17486989A 1989-07-05 1989-07-05 半導体ウエハ用洗浄装置 Expired - Lifetime JPH0770507B2 (ja)

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JPH0338827A JPH0338827A (ja) 1991-02-19
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