JP2000021839A - ウエハ洗浄装置及びウエハの洗浄方法 - Google Patents

ウエハ洗浄装置及びウエハの洗浄方法

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JP2000021839A
JP2000021839A JP10190242A JP19024298A JP2000021839A JP 2000021839 A JP2000021839 A JP 2000021839A JP 10190242 A JP10190242 A JP 10190242A JP 19024298 A JP19024298 A JP 19024298A JP 2000021839 A JP2000021839 A JP 2000021839A
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信昭 佐藤
Hiroshi Ishiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液洗浄から純水リンス洗浄に短時間で移行
できるウエハ洗浄装置を提供する。 【解決手段】 本ウエハ洗浄装置10は、単槽式ウエハ
洗浄装置であって、薬液を洗浄槽12、14に供給する
薬液供給管24、純水を洗浄槽に供給する純水供給管2
2、排出管26に設けられ、洗浄槽から排液を抜き出す
際、排出量を調整できる形式の排出ポンプ52、薬液供
給管と排出管とを接続する循環配管40に設けられ、排
出管、洗浄槽、薬液供給管及び循環配管の経路で薬液を
循環させる循環ポンプ48、洗浄液の液面高さを計測す
る液面計16、及び、洗浄槽内の薬液又は純水の液面が
設定液面位置になるように、液面計の計測液面位置に基
づいて排出ポンプの排出量を制御する制御装置54を備
えている。純水の設定水位h3 を薬液の設定水位h2
り高い位置に設定して、純水によるリンス洗浄を行うこ
とにより、洗浄槽の槽壁に付着した薬液を純水により確
実に洗浄、除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単槽式のウエハ洗
浄装置及び洗浄方法に関し、更に詳細にはウエハの洗浄
時間が短くなるように工夫した単槽式のウエハ洗浄装置
及び洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造過程では、多くのプロ
セス工程の前後で、ウエハを洗浄し、ウエハ上の薬剤、
パーティクル或いは汚染物を除去している。従来、ウエ
ハの洗浄作業では、薬液洗浄槽と純水リンス洗浄槽の2
槽を有する2槽式ウエハ洗浄装置を使用し、先ず、薬液
洗浄槽内で薬液によりウエハを洗浄し、次いでウエハを
純水リンス洗浄槽に移して純水でリンス洗浄を施してい
た。しかし、2槽式ウエハ洗浄装置は大型で広い設置面
積を必要とするので、小型の単槽式ウエハ洗浄装置が開
発され、実用化されている。
【0003】ここで、図3を参照して、従来のウエハ洗
浄装置の基本構成を説明する。従来のウエハ洗浄装置2
0は、図3に示すように、上部が開放された槽であっ
て、薬液又は純水を収容し、ウエハWを洗浄する内槽1
2と、内槽12の上部を取り囲むように設けられ、薬液
又は純水が導入される外槽14とを備えている。薬液及
び純水は、それぞれ、薬液供給管24及び純水供給管2
2を介して外槽14の底部に導入され、内槽12の底部
から抜き出される薬液又は純水の量に見合う量が外槽1
4から内槽12に流入する。外槽14には、液面計16
が設けられて、液面計16の計測液面位置に基づいて、
所定水位になるように薬液又は純水の流入流量が制御さ
れている。
【0004】ウエハ洗浄装置20を使ってウエハを洗浄
する際には、先ず、薬液の液面が外槽14内の水位h1
に到達するまで、外槽14に薬液を供給する。次いでウ
エハを薬液で洗浄する。洗浄が終了した時点で、排出管
26を介して内槽12から薬液を抜き出し、続いて外槽
14に純水を供給し、純水の液面を水位h2 (h2 =h
1 )に維持しつつ、薬液を純水で置換する。置換が終了
した後、純水でウエハをリンス洗浄する。薬液の設定水
位をh1 、純水の設定水位をh2 とすると、従来は、上
述のように、薬液水位h1 と、純水水位h2 とを等しく
設定して、薬液又は純水の流入流量を制御し、外槽14
内の水位を調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】薬液の設定水位と純水
の設定水位とを等しくし、その水位になるように、薬液
又は純水の流量を制御しているものの、薬液及び純水の
水位は、多少とも上下に変動する。例えば、薬液洗浄
時、薬液は、水位の制御範囲の上限水位まで上昇するこ
ともある。薬液の水位が上限水位に上昇した時に外槽1
4の内壁に付着した薬液は、次の純水リンス時に、純水
の水位が薬液の上限水位まで上昇しない限り、純水によ
って洗浄、除去されずに、外槽14の内壁に付着したま
まで残留することになる。即ち、純水の流量が増大し
て、純水の水位が薬液の上限水位に到達して始めて薬液
が洗浄、除去される。従って、ウエハの周辺の薬液を完
全に純水で置換するのに、長い時間を要することにな
る。このため、ウエハ洗浄装置を薬液洗浄から純水リン
ス洗浄に移行させるのに要する時間が長くなり、スルー
プット(洗浄処理量)が低下する。また、外槽14の内
壁に付着した薬液が、そのまま残留した場合には、複数
の種類の薬液処理を行うと、次の薬液と反応して全く別
の反応生成物を生成させるという厄介な問題も起き、ウ
エハの洗浄を効率良く行うことができないという問題も
発生する。
【0006】そこで、本発明の目的は、薬液洗浄から純
水リンス洗浄に短時間で移行できるウエハ洗浄装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るウエハ洗浄装置は、単一の洗浄槽を備
え、洗浄槽内のウエハを薬液によって洗浄し、次いで同
じ洗浄槽内でウエハを純水によってリンス洗浄する単槽
式ウエハ洗浄装置において、相互に異なる種類の薬液毎
に設けられ、それぞれ、薬液を洗浄槽に供給する薬液供
給管と、純水を洗浄槽に供給する純水供給管と、薬液供
給管と排出管とを接続する循環配管と、循環配管に設け
られ、排出管、洗浄槽、薬液供給管及び循環配管の経路
で薬液を循環させる循環ポンプと、洗浄槽から排液を抜
き出す排出管に設けられ、排出量を調整できる形式の排
出ポンプと、洗浄槽内の薬液又は純水の液面高さを計測
する液面計と、洗浄槽内の薬液及び純水の液面が、それ
ぞれ、設定水位h2 及びh3 になるように、液面計の計
測液面位置に基づいて排出ポンプの排出量を制御する制
御装置とを備え、純水の設定水位h3 を薬液の設定水位
2 より高い位置に設定して、純水を洗浄槽に導入し、
純水によるウエハのリンス洗浄を行うことを特徴として
いる。純水の設定水位h3 を薬液の設定水位h2 より高
い位置に設定して、純水によるリンス洗浄を行うことに
より、洗浄槽の槽壁に付着した薬液を純水により確実に
洗浄、除去することができる。
【0008】洗浄槽の形式は、単槽式である限り制約は
ないが、好適には、洗浄槽が、ウエハを収容する上部開
放型内槽と、内槽の上部を取り囲むように設けられた外
槽とから構成され、薬液供給管及び純水供給管が外槽に
接続され、第1の排出管が内槽の底部に接続され、第2
の排出管が純水供給管と第1の排出管との間を接続し
て、外槽の薬液及び純水を排出するようになっている。
【0009】好適には、循環配管の循環ポンプの下流に
フィルタを備えている。これにより、ウエハの薬液洗浄
中、循環ポンプを使って薬液を循環させ、薬液中の異物
をフィルタで捕捉、除去し、薬液を清浄化することがで
きる。また、フィルタは、循環ポンプの下流に設けられ
ているので、万一、循環ポンプ内でゴミが発生しても、
捕捉、除去することができる。
【0010】上述のウエハ洗浄装置を使ってウエハを洗
浄する方法は、洗浄槽内の薬液の液面が設定水位h1
到達するまで、薬液供給管を介して薬液を洗浄槽に供給
する第1のステップと、次いで、薬液を供給しつつ、循
環ポンプを起動して、排出管、洗浄槽及び薬液供給管、
循環配管の循環経路で薬液を循環させ、洗浄槽内の薬液
の液面が設定水位h1 より高い設定水位h2 に到達した
時点で薬液の循環及び薬液の供給を停止する第2のステ
ップと、洗浄槽にウエハを浸漬させ、ウエハを洗浄しつ
つ、再び循環ポンプを起動して薬液を循環経路に沿って
循環させる第3のステップとを有することを特徴として
いる。本発明方法では、ウエハの薬液洗浄中に循環配管
を使って薬液を循環させ、薬液中の異物をフィルタで捕
捉、除去し、薬液を清浄化することができる。
【0011】純水によるリンス洗浄には、二つの方法が
ある。第1の方法は、洗浄槽内の薬液を排出する第4の
ステップと、次いで、洗浄槽内の純水の液面が設定水位
2 より高い設定水位h3 に到達するまで、純水供給管
を介して純水を洗浄槽に供給する第5のステップと、続
いて、排出ポンプを起動して排出管を介して排液を排出
し、純水の液面を設定水位h3 に維持するように排出ポ
ンプの排出量を制御しながらウエハのリンス洗浄を行う
第6のステップとを有する。第2の方法は、洗浄槽が外
槽と内槽とから構成されている場合に適用でき、第3の
ステップに続いて、排出ポンプを起動して、第2の排出
管を介して外槽の薬液を排出する第4のステップと、次
いで、排出ポンプを停止し、外槽内の純水の液面が設定
水位h2 より高い設定水位h3 に到達するまで、純水供
給管を介して純水を外槽に供給する第5のステップと、
続いて、排出ポンプを起動して第1の排出管を介して排
液を排出し、純水の液面を設定水位h3 に維持するよう
に排出ポンプの排出量を制御しながらウエハのリンス洗
浄を行う第6のステップとを有する。
【0012】本発明方法では、純水の設定水位h3 が薬
液の設定水位h2 より高い位置にあるので、洗浄槽の槽
壁に付着した薬液を純水で確実に洗浄、除去することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係るウエハ洗浄装置の実施形
態の一例であって、図1は本実施形態例のウエハ洗浄装
置の構成を示すフローシートである。本実施形態例のウ
エハ洗浄装置10は、図3に示す従来のウエハ洗浄装置
の構成に加えて、純水供給管22はバルブ28を、薬液
供給管24は直列に設けられた2個のバルブ30、32
を、及び第1の排出管26はバルブ34を有し、第1の
排出管26には、ポンプ排出量の制御可能な形式の排出
ポンプ52が設けてある。また、バルブ36を有する第
2の排出管38が、純水供給管22のバルブ28と外槽
14との間から第1の排出管26のバルブ34と排出ポ
ンプ52との間に設けられ、外槽14内の薬液又は純水
を排出する。更に、循環配管40が、2個のバルブ3
0、32の間の薬液供給管24からバルブ34と内槽1
2の間の第1の排出管26にまで設けてある。循環配管
40には、薬液供給管24との接続点から、順次、バル
ブ42、往復動式の循環ポンプ48、フィルタ44、ダ
ンパー46及びバルブ50が設けてある。ダンパー46
は、往復動式の循環ポンプ48による脈動を抑制するた
めに設けてある。排出ポンプ52の排出量は、制御装置
54により調整される。制御装置54は、外槽14内の
薬液又は純水の液面が設定液面位置になるように、液面
計16の計測液面位置に基づいて排出ポンプ52の排出
量を制御する。
【0014】薬液を供給する際には、まず、バルブ30
及びバルブ32を開にし、その他のバルブは閉とし、薬
液供給管24を介して薬液を外槽14に供給する。外槽
14内の薬液の液面が、内槽12の高さ越える水位に設
定されている水位h1 に到達した時点で、薬液の供給を
継続しつつ、バルブ42及びバルブ50を開にし、循環
ポンプ48を起動し、ダンパー46を作動させる。これ
により、薬液は、第1の排出管26を経て内槽12に流
入し、更に外槽14に流れ込み、薬液供給管24、循環
配管40、第1の排出管26、内槽12及び外槽14の
循環経路で循環し始める。外槽14内の薬液の液面は、
この循環経路に薬液が流れ込んだために、一旦、h1
り低下する。薬液が循環経路を充満した後、外槽14内
の薬液の液面は、再度、上昇し始める。液面が水位h2
となった時点で、循環ポンプ48を停止し、ダンパー4
6の動作を停止させる。次いで、バルブ30、バルブ3
2、バルブ42、及びバルブ50を閉とし、薬液供給を
停止する。この時点での水位h2 は、液面計16の精度
や、バルブの開閉のタイミング等でばらつくため、制御
可能な水位をh2 ±△h2 とする。
【0015】この状態でウエハWを内槽12に入れ、ウ
エハWの薬液洗浄を行う。この時、ウエハWに付着して
いたパーティクルが、液中に遊離してくるので、バルブ
32、バルブ42、及びバルブ50を開にし、循環ポン
プ48を起動し、ダンパー46を作動させて、再び、フ
ィルタ44を有する循環経路に沿って薬液を循環させ
る。これにより、薬液中のパーティクルは、フィルタ4
4で捕捉されるので、内槽12及び外槽14内の薬液中
のパーティクルが減少し、清浄な薬液となる。
【0016】ウエハWの薬液洗浄が終了した段階で、純
水によるリンス洗浄に移行する。これには、一旦、内槽
12及び外槽14から薬液を排液して内槽12及び外槽
14を空にし、次いで内槽12及び外槽14に純水を供
給し、排水しつつウエハをリンス洗浄する第1の方法
と、洗浄中のウエハを大気に触れさせないように、外槽
14に純水を供給しながら薬液を排出、置換しつつ、内
槽12内のウエハWをリンス洗浄する第2の方法の二つ
がある。
【0017】第1の方法に従ってリンス洗浄する際に
は、先ず、バルブ34及びバルブ36を開にし、その他
のバルブを閉にして、排出ポンプ52を作動させ、第1
の排出管26を介して内槽12の薬液を、及び第2の排
出管38を介して外槽14の薬液を排液する。次いで、
排出ポンプ52を停止し、バルブ34及びバルブ36を
閉、バルブ28を開にし、純水供給管22を介して純水
を供給する。水位がh3 に到達した時点で、バルブ34
を開にし、排出ポンプ52を作動させ、以後、純水の水
位をh3 に保つように排出ポンプ52の排出量を制御し
つつリンス洗浄を行う。
【0018】第2の方法に従ってリンス洗浄する際に
は、純水による薬液置換時間を短縮するために、先ず、
バルブ36を開に、その他のバルブを閉にして、排出ポ
ンプ52を起動し、外槽14の薬液を排液する。次い
で、排出ポンプ52を停止し、バルブ36を閉にし、バ
ルブ28を開にして純水を外槽14に供給する。水位が
内槽12の槽壁を越えたら、バルブ34を開にし、排出
ポンプ52を起動して、外槽14の純水の水位をh3
保つように、排出ポンプ52の排出量を制御しつつ、ウ
エハWのリンス洗浄を行う。
【0019】h3 の制御範囲をh3 ±△h3 とすると、
3 −△h3 >h2 +△h2 となるように、h2 及びh
3 を設定することにより、純水の水位が薬液の最高水位
以上の水位に達するので、外槽14の内壁に付着した薬
液は、純水によって洗浄、除去され、薬液は確実に置換
される。これにより、薬液の置換に要する時間が短縮さ
れ、従って、ウエハの洗浄時間が短縮され、スループッ
トが向上する。また、外槽14の内壁に付着した薬液が
そのまま残留することがなくなり、従って異なる薬液同
士が反応するという問題も発生しない。
【0020】尚、複数の種類の薬液に対応するには、バ
ルブ32までの薬液供給管24、並びにバルブ42、フ
ィルタ44、ダンパー46、循環ポンプ48及びバルブ
50を有する循環配管40を相互に異なる種類の薬液毎
に専用に設けておけば良い。
【0021】実施形態例2 本実施形態例は、本発明に係るウエハ洗浄装置の実施形
態の別の例であって、図2は本実施形態例のウエハ洗浄
装置の要部構成を示す模式図である。本実施形態例のウ
エハ洗浄装置60は、内槽12の底部に純水供給管22
及び薬液供給管24が接続され、外槽14の底部に第1
の排出管26が接続されている。薬液及び純水は、先
ず、内槽12に流入し、オーバーフローして外槽14に
入り、次いで第1の排出管26を経て排出される。本実
施形態例のウエハ洗浄装置60では、薬液及び純水を内
槽12から外槽14にオーバーフローさせるオーバーフ
ロー方式で使用する限り、薬液の最高水位は内槽12の
槽壁高さであり、純水も内槽12の槽壁高さまで必ず上
昇する。従って、外槽の内壁に薬液が付着しても、リン
ス洗浄のために直後に導入する純水により洗い流される
ので、リンス時には純水による薬液置換について問題が
ないが、例えば相互に異なる薬液処理を連続して行う時
などには、薬液同士が反応する可能性があり、望ましく
ない。従って、本実施形態例でも、薬液水位h2 より純
水水位h3 を高くすることにより、実施形態例1と同様
の効果を奏することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、純水の設定水位h3
薬液の設定水位h2 より高い位置に設定して、純水によ
るリンス洗浄を行うことにより、洗浄槽の槽壁に付着し
た薬液を純水により確実に洗浄、除去することができ
る。よって、薬液の純水による置換時間が短くなり、ウ
エハ洗浄のスループットが向上すると共に、薬液が外槽
の内壁に残ることや、異なる薬液同士が反応することが
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のウエハ洗浄装置の構成を示すフ
ローシートである。
【図2】実施形態例2のウエハ洗浄装置の要部構成を示
すフローシートである。
【図3】従来のウエハ洗浄装置の構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10……実施形態例1のウエハ洗浄装置、12……内
槽、14……外槽、16……液面計、20……従来のウ
エハ洗浄装置、22……純水供給管、24……薬液供給
管、26……第1の排出管、28、30、32、34…
…バルブ、38……第2の排出管、40……循環配管、
42……バルブ、44……フィルタ、46……ダンパ
ー、48……往復動式の循環ポンプ、50……バルブ、
52……排出ポンプ、54……制御装置、60……実施
形態例2のウエハ洗浄装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の洗浄槽を備え、洗浄槽内のウエハ
    を薬液によって洗浄し、次いで同じ洗浄槽内でウエハを
    純水によってリンス洗浄する単槽式ウエハ洗浄装置にお
    いて、 相互に異なる種類の薬液毎に設けられ、それぞれ、薬液
    を洗浄槽に供給する薬液供給管と、 純水を洗浄槽に供給する純水供給管と、 薬液供給管と排出管とを接続する循環配管と、 循環配管に設けられ、排出管、洗浄槽、薬液供給管及び
    循環配管の経路で薬液を循環させる循環ポンプと、 洗浄槽から排液を抜き出す排出管に設けられ、排出量を
    調整できる形式の排出ポンプと、 洗浄槽内の薬液又は純水の液面高さを計測する液面計
    と、 洗浄槽内の薬液及び純水の液面が、それぞれ、設定水位
    2 及びh3 になるように、液面計の計測液面位置に基
    づいて排出ポンプの排出量を制御する制御装置とを備
    え、 純水の設定水位h3 を薬液の設定水位h2 より高い位置
    に設定して、純水を洗浄槽に導入し、純水によるウエハ
    のリンス洗浄を行うことを特徴とするウエハ洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄槽が、ウエハを収容する上部開放型
    内槽と、内槽の上部を取り囲むように設けられた外槽と
    から構成され、薬液供給管及び純水供給管が外槽に接続
    され、第1の排出管が内槽の底部に接続され、 第2の排出管が純水供給管と第1の排出管との間を接続
    して、外槽の薬液又は純水を排出することを特徴とする
    請求項1に記載のウエハ洗浄装置。
  3. 【請求項3】 循環配管の循環ポンプの下流にフィルタ
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のウエハ
    洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のウエハ洗浄装置を使っ
    て、ウエハを洗浄する方法であって、 洗浄槽内の薬液の液面が設定水位h1 に到達するまで、
    薬液供給管を介して薬液を洗浄槽に供給する第1のステ
    ップと、 次いで、薬液を供給しつつ、循環ポンプを起動して、排
    出管、洗浄槽及び薬液供給管、循環配管の循環経路で薬
    液を循環させ、洗浄槽内の薬液の液面が設定水位h1
    り高い設定水位h2 に到達した時点で薬液の循環及び薬
    液の供給を停止する第2のステップと、 洗浄槽にウエハを浸漬させ、ウエハを洗浄しつつ、再び
    循環ポンプを起動して薬液を循環経路に沿って循環させ
    る第3のステップとを有することを特徴とするウエハの
    洗浄方法。
  5. 【請求項5】 第3のステップに続いて、洗浄槽内の薬
    液を排出する第4のステップと、 次いで、洗浄槽内の純水の液面が設定水位h2 より高い
    設定水位h3 に到達するまで、純水供給管を介して純水
    を洗浄槽に供給する第5のステップと、 続いて、排出ポンプを起動して排出管を介して排液を排
    出し、純水の液面を設定水位h3 に維持するように排出
    ポンプの排出量を制御しながらウエハのリンス洗浄を行
    う第6のステップとを有することを特徴とする請求項4
    に記載のウエハの洗浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のウエハ洗浄装置を使用
    するときには、第3のステップに続いて、排出ポンプを
    起動して、第2の排出管を介して外槽の薬液を排出する
    第4のステップと、 次いで、排出ポンプを停止し、外槽内の純水の液面が設
    定水位h2 より高い設定水位h3 に到達するまで、純水
    供給管を介して純水を外槽に供給する第5のステップ
    と、 続いて、排出ポンプを起動して第1の排出管を介して排
    液を排出し、純水の液面を設定水位h3 に維持するよう
    に排出ポンプの排出量を制御しながらウエハのリンス洗
    浄を行う第6のステップとを有することを特徴とする請
    求項4に記載のウエハの洗浄方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7156927B2 (en) 2002-04-03 2007-01-02 Fsi International, Inc. Transition flow treatment process and apparatus
CN101694351B (zh) * 2009-09-07 2011-12-21 青岛科技大学 一种智能工业循环水冷***

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