JPH076686Y2 - 整流子電動機 - Google Patents

整流子電動機

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JPH076686Y2
JPH076686Y2 JP1985009117U JP911785U JPH076686Y2 JP H076686 Y2 JPH076686 Y2 JP H076686Y2 JP 1985009117 U JP1985009117 U JP 1985009117U JP 911785 U JP911785 U JP 911785U JP H076686 Y2 JPH076686 Y2 JP H076686Y2
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hole
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brush device
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雄次 松浦
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康則 秦野
文清 中沢
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電気掃除機等に使用される整流子電動機に関す
る。
[従来の技術] 従来において、端子接続金具が取付けられたブラシ装置
を備え、端子台が取付けられた固定子を収納した略円筒
の電動機フレームに、上記ブラシ装置をラジアル方向か
ら挿脱可能に取付け、この取付けにより、上記端子台に
取付けられた固定子巻線のブラシ装置側端末が接続され
た接続端子に、上記ブラシ装置の端子接続金具が着脱可
能に接続されるようにして組立ての自動化を図った整流
子電動機は、特開昭55-131246号公報、および特公昭58-
42702号公報等で知られている。
これらの公報に示された従来の整流子電動機は、端子台
に取付けられた接続端子が、電動機フレームのラジアル
方向または軸方向に沿う筒状をなす雌形の接続部位を有
している。そして、ブラシホルダ本体を電動機フレーム
にその側部から挿入して組立てることに伴い、ブラシホ
ルダ本体に設けられた端子接続金具の舌状の雄形部を、
上記筒状の接続部位に嵌入して電気的・機械的に接続し
ている。さらに、ブラシに接続されたピッグテイルが接
続されるとともに、ブラシを整流子側に押すブラシ押し
ばねを支持するキャップ状端子に舌状の雄形部を設ける
とともに、上記端子接続金具の他端部には筒状の雌形部
を設けている。そして、キャップ状端子の雄形部は、前
記接続端子と端子接続金具との接続後に、端子接続金具
の筒状雌形部に挿入されて、これらの間での電気的・機
械的な接続をする構造となっている。
[考案が解決しようとする課題] このため、ブラシ装置のブラシホルダ本体を電動機フレ
ームに対して自動挿入するに当って、接続端子の筒状を
なす雌形接続部に端子接続金具の舌状雄形部が引掛かる
ことがないように、これら雌形接続部と雄形部とをきわ
めて正確に位置決めする必要がある。
そのため、電動機フレームに対する固定子の取付け位
置、固定子に対する接続端子の取付け位置、ならびに、
これら電動機フレーム、固定子、接続端子等の寸法精度
も厳しく要求される。
さらに、接続端子は端子台に対して移動しないように取
付けられ、かつ端子接続金具もブラシホルダ本体に対し
て移動しないように取付けられているから、これら接続
端子と端子接続金具とが嵌合して接続された状態では、
振動の作用やブラシ装置への外力の作用等により、上記
の嵌合接続部に直接負荷が掛って、電気的・機械的な接
続の信頼性が損なわれる恐れが考えられる。
しかも、上記従来の整流子電動機は、端子接続金具とキ
ャップ状端子とが別部品であって、これらを雄雌の嵌合
により接続する構成であるので、ブラシ装置の構成部品
が多く構造が複雑であるとともに、組立ての手間も多
く、しかも、接続端子とブラシとの間に電気的接続の信
頼性が低いものである。
本考案の目的は、固定子側の接続端子とブラシ装置の端
子接続金具との接続を、部品の寸法精度や取付け位置の
ばらつきなどに起因する多少の位置ずれに影響されるこ
とを少なくして、ブラシ装置の電動機フレームに対する
取付けの自動化を実現できるとともに、接続端子と端子
接続金具との電気的接続の信頼性および接続端子とブラ
シとの間にわたる電気的接続の信頼性を向上でき、しか
も、構造および組立てを簡単にできる整流子電動機を得
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、端子接続金具が取付けられたブラシ装置を備
え、端子台が取付けられた固定子を収納した略円筒の電
動機フレームに、上記ブラシ装置をラジアル方向から挿
脱可能に取付け、この取付により、上記端子台に取付ら
れ固定子巻線のブラシ装置側端末が接続された接続端子
に、上記ブラシ装置の端子接続金具が着脱可能に接続さ
れる整流子電動機に適用される。
そして、上記目的を達成するために、上記ブラシ装置の
上記電動機フレームに取付けられる絶縁材料製ブラシホ
ルダ本体が、ブラシを摺動自在に収納する筒部とは別
に、この筒部と略平行な貫通孔を有し、上記ブラシホル
ダ本体に対して着脱可能に取付られる上記端子接続金具
が、上記筒部の反整流子側に位置して上記筒部内に収納
されるブラシ押しばねを支持するとともに上記ブラシの
ピッグテイルが接続されたばね受部と、このばね受部か
ら折れ曲がって一体に連なり上記貫通孔内に位置されて
上記筒部と貫通孔とが並ぶ方向に沿って弾性変形可能な
端子係合部とを備え、上記接続端子が、上記電動機フレ
ームのラジアル方向外側に延びて上記貫通孔に差込ま
れ、上記端子係合部と上記貫通孔の内壁面とで挟まれる
舌片状の接続部位を有し、上記端子係合部が、整流子側
に先端にいくにしたがって上記貫通孔の上記接続部位を
挟む内壁面から離れる方向に傾斜した傾斜部位と、この
傾斜部位から折り曲げられて上記貫通孔の整流子側の孔
縁に掛合される掛合部とを有したものである。
[作用] 本考案の整流子電動機は、そのブラシ装置が備える端子
接続金具が、接続端子に接続される端子係合部だけでな
く、この係合部にばね受部を折り曲げて一体に連ねて形
成してあるから、ブラシ装置の部品点数を少なくでき
る。そのため、構造が簡単となるとともに、組立ての手
間も少なくなって簡単に作ることができ、かつ、それに
よって低コスト化を図ることができる。しかも、接続端
子とブラシとの間にわたる電気的なつながりにおいて接
続箇所が少ないので、これらの間の電気的接続の信頼性
を向上できる。
そして、ブラシホルダ本体の貫通孔内で、端子接続金具
の端子係合部と接続端子の接続部位とを接続する構造で
あるから、これらの接続部に外力が掛ることを防止し
て、接続端子および端子接続金具の電気的・機械的な接
続を保持できる。しかも、組立て後においては端子係合
部の弾性変形によって、外部から作用する振動等を吸収
して接続端子と端子接続金具との接続状態を確実に維持
できる。
さらに、端子接続金具の端子係合部は弾性変形可能であ
り、これと貫通孔の内壁面とで接続端子を挟持して、端
子接続金具と接続端子とを電気的・機械的に接続する構
造であるから、組立てに当っての多少の位置決めの誤差
を、上記端子係合部の弾性変形で吸収できる。しかも、
端子係合部の先端部に傾斜部位を設けたことにより、接
続端子の位置が多少ずれていたとしても、傾斜部位の傾
斜を用いた案内により、貫通孔内に円滑に導入すること
ができる。その上、傾斜部位から折り曲げられた掛合部
が貫通孔の整流子側孔縁に引掛かっていることにより、
上記自動組立てにおいて傾斜部位が接続端子で押される
にも拘らず、端子接続金具が貫通孔から抜け出るような
ことがないので、上記接続端子の貫通孔内への導入作用
および貫通孔内壁面との間での接続端子の挟持作用が損
なわれることが防止される。したがって、接続端子や端
子接続金具などの部品の寸法精度を低くすることが可能
であり、これらの位置決めの許容度を大きくできる。
[実施例] 図面に示す電気掃除機用の整流子電動機の一例について
以下説明する。
図中1は略円筒状をなす電動機フレームで、その一端は
閉塞されて軸受2が取付けられている。電動機フレーム
1の他端は開放されていて、その開放縁は図示しないフ
ァンカバーの取付け部3を形成しているとともに、電動
機フレーム1の開放端には軸受4を取付けた軸受ホルダ
5が横架されている。
軸受2、4にわたって回転子6の回転子軸7が支持され
ており、この軸7の一端側は軸受4を貫通している。回
転子軸7の貫通端部には図示しないファンが取付けられ
るようになっている。回転子軸7の軸受2側には整流子
8が取付けられている。
電動機フレーム1には回転子6を囲んで固定子9が収納
されている。固定子9は固定子鉄心10に一対の固定子巻
線11を巻付けて形成されている。この固定子9の軸受2
側の端面には絶縁材料からなる端子台12が取付けられて
いる。この端子台12の角部には第3図および第4図に示
すように電源用の接続端子13が取付けられていて、これ
らの接続端子13には夫々上記固定子巻線11の電源側端末
14が接続されている。そして、第2図に示すように各接
続端子13には、電動機フレーム1の外面に取付けたコン
デンサ15に繋がるコンデンサリード線16および電源用リ
ード線17が夫々接続されている。
端子台12には一対の端子固定部18が一体に設けられてお
り、これらには夫々ブラシ装置用の接続端子19が取付け
られている。各接続端子19には固定子巻線11のブラシ装
置側端末20が夫々接続されている。接続端子19は後述す
る端子接続金具と接続される接続部位21を有しており、
この接続部位21は電動機フレーム1のラジアル方向に沿
って折曲げられた片状の部位で形成されている。しか
も、本実施例では接続部位21の先端は電動機フレーム1
の内面間近に配設されている。
上記電動機フレーム1には、一対のブラシ装置取付け孔
22が設けられているとともに、この孔22を電動機フレー
ム1のラジアル方向から挿脱可能に挿通する一対のブラ
シ装置23が夫々取付けられている。なお、第1図および
第2図中24は着脱可能な取付けねじである。ブラシ装置
23は、ブラシホルダ25、ブラシ26、端子接続金具27、お
よびブラシ押しばね28とから形成されている。
ブラシホルダ25は、絶縁材料製のブラシホルダ本体29
に、筒部30を設けて形成されている。筒部30は例えば金
属製で、その両端は夫々開放されているとともに、内部
にはカーボンなどからなるブラシ26が軸方向に沿って摺
動自在に収納されている。ブラシ26は筒部30の後端開口
つまり電動機フレーム1外に位置される開口から出入れ
自在である。なお、図中31はブラシ26が備えるピッグテ
イルを示している。
ブラシホルダ本体29には筒部30とは別に、この筒部30と
略平行な貫通孔32が形成されている。なお、本実施例の
場合には、貫通孔32と筒部30とは電動機フレーム1の軸
方向に沿って離間して設けてあり、したがって、この貫
通孔32に対応して端子固定部18は筒部30および貫通孔32
の各軸線を通る平面上に配設されている。このような構
造により、接続端子19の接続部位21の位置を固定子9と
筒部30との間に配設できる。
したがって、固定子9の軸受2側端面と接続部位21との
距離が小さくなり、換言すれば、固定子9、端子台12、
接続端子13,19よりなる固定子組立て体を小形化でき
る。そのため、整流子電動機の搬送が容易化し、かつ、
搬送中において接続部位21が外力を受けずらくできる。
さらに、上記軸方向の位置ずれによりブラシ装置23の挿
着時において筒部30が接続部位21に引掛かることを防止
して、ブラシ装置23の電動機フレーム1に対する取付け
を、より容易にして自動組立て性をより向上できるとと
もに、上記の位置ずれにより筒部30と貫通孔32との間を
一定の厚みで絶縁できる。しかも、上記の筒部30、貫通
孔32、および端子固定部18の相互位置関係により、ブラ
シホルダ本体29の大きさを最小にできるとともに、接続
端子19も最小の大きさにすることができ、したがって、
低コスト化に役立つ。
上記端子接続金具27はブラシホルダ本体29に対して着脱
可能に取付けられている。この金具27は、筒部30の反整
流子側に位置されるばね受部33と、この受部33から略直
角に折れまがってに一体に連なり貫通孔32内に弾性変形
可能に位置される端子係合部34とを備えて、略L字形に
形成されている。
ばね受部33にはピッグテイル31が半田付け等で接続され
ている。このばね受部33は、筒部30内に収納されてブラ
シ26を整流子8に押し付けるブラシ押しばね28を支持し
ており、このばね28内にはピッグテイル31が挿通されて
いる。
端子係合部34は自らの弾性力で貫通孔32の内壁面への圧
接を保持するようになっている。この係合部34の先端側
(整流子8側)には、貫通孔32の整流子8側の孔縁に掛
脱される掛合部としての切り起こし35が折り曲げられて
いる。この切り起こし35は端子接続金具27をブラシホル
ダ本体29に装着した際に貫通孔32から突出して、貫通孔
32の孔縁に掛かるものである。
したがって、これにより接続端子19との接続時および搬
送時等における端子接続金具27のブラシホルダ本体29か
らの外れを防止できる。また、貫通孔32の孔縁に対する
切り起こし35の掛合を、ブラシ装置23が単体の状態でね
じ回しなどを用いて外すことにより、端子接続金具27と
ブラシホルダ本体29との分解が可能となる。
本実施例の端子接続金具27は、そのばね受部33と端子係
合部34との間に貫通孔32の内壁面に圧接される圧接凸部
36を有している。このような凸部36を設けたことによ
り、端子接続金具27のブラシホルダ本体29への取付け保
持力を大きくできるとともに、端子係合部34の弾性を損
なうことなく、しかも、この係合部34の接続端子19への
接続時における端子接続金具27のがたつきを防止して、
自動接続をより円滑化できるものである。
さらに、本実施例では自動組立てをより容易化するため
に、貫通孔32の整流子8側の孔縁に傾斜面37を形成して
いる。この傾斜面37によってブラシ装置23を電動機フレ
ーム1に装着する際に、接続端子19の接続部位21の位置
が電動機フレーム1の開放端側に多少ずれても、この接
続部位21を傾斜面37で案内して貫通孔32に円滑に導入で
きる。
そして、端子係合部34の貫通孔32内面への圧接箇所より
整流子8側部位は、上記傾斜面37とは逆向きに傾斜させ
てある。この傾斜部位38には切り起こし35が設けられて
いる。この傾斜部位38によって接続端子19の接続部位21
の位置が上記筒部30側に多少ずれても、この接続部位21
を傾斜部位38で案内して貫通孔32に円滑に導入できる。
したがって、自動組立てにおける位置決めの許容度を大
きくできるものである。
以上の構造の整流子電動機におけるブラシ装置23を組立
てるには、ブラシホルダ25の筒部30の後端開口からブラ
シ26を挿入し、かつ、これに続けて端子接続金具27の端
子係合部34をブラシホルダ25の貫通孔32の後端開口から
挿入すればよい。
この操作により、端子接続金具27の傾斜部位38の先端部
が貫通孔32を貫通すると同時に、切り起こし35が貫通孔
32の孔縁に掛合するとともに、端子係合部34および圧接
凸部36が貫通孔32の内壁面に夫々圧接して、端子接続金
具27が、そのばね受部33を上記筒部30の後端開口を塞ぐ
ように位置してブラシホルダ25に取付けられる。
このブラシ装置23を、固定子組立て体および回転子6が
内蔵された電動機フレーム1に取付けるには、電動機フ
レーム1のブラシ装置取付け孔22にブラシ装置23を電動
機フレーム1に対してラジアル方向から挿入して、取付
けねじ24で固定すればよい。
以上のブラシ装置23の挿着に伴って、ブラシ装置用の接
続端子19の接続部位21が貫通孔32内に円滑に差込まれ
る。なお、接続部位21は電動機フレーム1の内面間近に
位置されているので、ブラシホルダ本体29がブラシ装置
取付け孔22を通過すると略同時に、接続部位21が貫通孔
32内に差込まれるものである。
このような接続部位21の差込みによって、この接続部位
21は貫通孔32の内壁面と端子係合部34との間に端子係合
部34の弾性力で挟持される。すなわち、これによってリ
ード線等を使用することなく接続端子19と端子接続金具
27と電気的・機械的に接続できる。勿論、以上の取付け
によって、同時に筒部30に案内されるブラシ26が、ブラ
シ押しばね28により整流子8に押付けられるものであ
る。
そして、この接続状態では、接続端子19の接続部位21と
端子接続金具27の端子係合部34との接続箇所は貫通孔32
内にあるので、この部分に外力が直接作用することを防
止して変形等の恐れをなくし得るとともに、端子係合部
34の弾性力により振動等を吸収できる。したがって、電
気的・機械的な接続の信頼性が高い。
さらに、接続端子19とブラシ装置23とは以上のようにリ
ード線を介することなく接続されているので、取付けね
じ24を介してブラシ装置23を外方へ引き出すことにより
電動機フレーム1から簡単に取外すことができる。した
がって、ブラシ装置23全体の交換を必要により簡単に行
うことができるとともに、この取外し状態において上記
切り起こし35を貫通孔32の孔縁から外して端子接続金具
27をブラシホルダ25から取外せるので、この金具27に繋
がっているブラシ26を必要により簡単に交換することが
できる。
また、以上のブラシ装置23の構造によれば、端子接続金
具27は端子係合部34と一体にばね受部33を有した構造で
あるから、部品点数を従来より削減できる。したがっ
て、構造が簡単で、かつ、組立ても容易となり、コスト
の低下を図ることができる。しかも、端子係合部34とば
ね受部33とが一体であるので、接続端子19とブラシ26と
の間にわたる電気的なつながりにおいて、接続箇所が少
ないので、これらの間の電気的接続の信頼性を向上でき
る。
なお、上記一実施例は以上のように構成したが、本考案
は電気掃除機用のものに限るものではなく、その実施に
当たっては、考案の要旨に反しない限り、電動機フレー
ム、固定子、端子台、接続金具、接続部位、ブラシ装
置、ブラシホルダ本体、筒部、ブラシ、ピッグテイル、
ブラシ押しばね、貫通孔、端子接続金具、ばね受部、端
子係合部、傾斜部位、掛合部等の具体的な構造、形状、
位置、材質等は、上記一実施例に成約されることなく、
種々の態様に構成して実施できることは勿論である。
[考案の効果] 上記実用新案登録請求の範囲に記載の構成を要旨とする
本考案によれば、ブラシホルダ本体に設けた貫通孔の内
壁面と貫通孔内に位置される端子係合部との間に、端子
係合部の弾性力により貫通孔内に導入された接続端子の
接続部位を挟持して、端子接続金具と接続端子との電気
的・機械的な接続を行うとともに、貫通孔への接続端子
の導入を案内する傾斜部位を端子接続部に設け、かつ、
この案内の際に端子接続金具が貫通孔から抜け出さない
ようにブラシホルダ本体に掛合する掛合部を傾斜部位に
設けて、しかも、ブラシに電気的に接続されるばね受部
と上記端子係合部とを一体に連ねてなる端子接続金具を
備えたから、電動機フレームに対しそのラジアル方向か
らブラシ装置を挿入して取付ける自動組立てにおいて、
固定子側の接続端子とブラシ装置の端子接続金具との接
続を、これら部品の寸法精度や取付け位置のばらつきな
どに起因する多少の位置ずれに影響されることを少なく
して、ブラシ装置の電動機フレームに対する自動組立て
性の向上を図ることができるとともに、接続端子と端子
接続金具との電気的接続の信頼性および接続端子とブラ
シとの間にわたる電気的接続の信頼性を向上でき、しか
も、構造および組立てを簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はブラシ装置取
付け部の拡大断面図、第2図は一部を断面した整流子電
動機全体の側面図、第3図は固定子組立て体の平面図、
第4図は固定組立て体の側面図、第5図はブラシ装置の
側面図、第6図はブラシ装置の平面図、第7図はブラシ
装置の後面図である。 1……電動機フレーム、8……整流子、9……固定子、
11……固定子巻線、12……端子台、18……端子固定部、
19……接続端子、20……固定子巻線のブラシ装置側端
末、21……接続部位、23……ブラシ装置、25……ブラシ
ホルダ、26……ブラシ、27……端子接続金具、28……ブ
ラシ押しばね、29……ブラシホルダ本体、30……筒部、
31……ピッグテイル、32……貫通孔、33……ばね受部、
34……端子係合部、35……切り起こし(掛合部)、36…
…圧接凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 秦野 康則 東京都目黒区中目黒2丁目6番13号 東京 電気株式会社東京工場内 (72)考案者 中沢 文清 東京都目黒区中目黒2丁目6番13号 東京 電気株式会社東京工場内 (56)参考文献 特開 昭55−131246(JP,A) 特公 昭58−42702(JP,B2)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端子接続金具が取付けられたブラシ装置を
    備え、端子台が取付けられた固定子を収納した略円筒の
    電動機フレームに、上記ブラシ装置をラジアル方向から
    挿脱可能に取付け、この取付により、上記端子台に取付
    られ固定子巻線のブラシ装置側端末が接続された接続端
    子に、上記ブラシ装置の端子接続金具が着脱可能に接続
    される整流子電動機において、 上記ブラシ装置の上記電動機フレームに取付けられる絶
    縁材料製ブラシホルダ本体が、ブラシを摺動自在に収納
    する筒部とは別に、この筒部と略平行な貫通孔を有し、 上記ブラシホルダ本体に対して着脱可能に取付られる上
    記端子接続金具が、上記筒部の反整流子側に位置して上
    記筒部内に収納されるブラシ押しばねを支持するととも
    に上記ブラシのピッグテイルが接続されたばね受部と、
    このばね受部から折れ曲がって一体に連なり上記貫通孔
    内に位置されて上記筒部と貫通孔とが並ぶ方向に沿って
    弾性変形可能な端子係合部とを備え、 上記接続端子が、上記電動機フレームのラジアル方向外
    側に延びて上記貫通孔に差込まれ、上記端子係合部と上
    記貫通孔の内壁面とで挟まれる舌片状の接続部位を有
    し、 上記端子係合部が、整流子側に先端にいくにしたがって
    上記貫通孔の上記接続部位を挟む内壁面から離れる方向
    に傾斜した傾斜部位と、この傾斜部位から折り曲げられ
    て上記貫通孔の整流子側の孔縁に掛合される掛合部とを
    有したことを特徴とする整流子電動機。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲(1)項の記載に
    おいて、上記筒部と貫通孔とが、上記電動機フレームの
    軸方向に沿って離間して設けられているとともに、上記
    接続端子を固定する上記端子台の端子固定部が、上記筒
    部および貫通孔の各軸線を通る平面上に配設されている
    ことを特徴とする整流子電動機。
  3. 【請求項3】実用新案登録請求の範囲(1)項の記載に
    おいて、上記端子接続金具は、そのばね受部と端子係合
    部との間に上記貫通孔の内壁面に圧接される圧接突部を
    有していることを特徴とする整流子電動機。
JP1985009117U 1985-01-28 1985-01-28 整流子電動機 Expired - Lifetime JPH076686Y2 (ja)

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