JPH0753410Y2 - 小型モータの端子装置 - Google Patents

小型モータの端子装置

Info

Publication number
JPH0753410Y2
JPH0753410Y2 JP7585391U JP7585391U JPH0753410Y2 JP H0753410 Y2 JPH0753410 Y2 JP H0753410Y2 JP 7585391 U JP7585391 U JP 7585391U JP 7585391 U JP7585391 U JP 7585391U JP H0753410 Y2 JPH0753410 Y2 JP H0753410Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
case lid
brush
cover
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7585391U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0529257U (ja
Inventor
良一 染谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mabuchi Motor Co Ltd
Original Assignee
Mabuchi Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mabuchi Motor Co Ltd filed Critical Mabuchi Motor Co Ltd
Priority to JP7585391U priority Critical patent/JPH0753410Y2/ja
Priority to US07/781,756 priority patent/US5218254A/en
Publication of JPH0529257U publication Critical patent/JPH0529257U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0753410Y2 publication Critical patent/JPH0753410Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,小型モータの端子装
置,特に例えばカメラなどに用いられる小型モータであ
って,給電ターミナルがカバーで覆われ,組立てが容易
で,給電端子から電源供給が確実に行われる構造の小型
モータの端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14に従来の小型モータの構成を示し
ている。図14において,コミテータ13と接触するブ
ラシ装置14は,ブラシ・アーム14aとブラシ・ベー
ス14bとにより構成され,当該ブラシ・ベース14b
が合成樹脂からなるケース蓋11を貫通するかたちで支
持されている。そして,ターミナル12,ブラシ装置1
4および軸受15に支持されたモータ軸16に固定され
ているコミテータ13を介してモータ軸16に固定され
ている回転子17の回転子コア18に巻回されている回
転子巻線19に供給されることにより,モータケース2
0の内周面に固定された永久磁石21により形成されて
いる界磁中に存在する上記回転子17が回転するように
構成された小型モータである。
【0003】図14図示の如き従来の小型モータにおい
ては,ケース蓋11から外部に突出するようにもうけら
れたターミナル12に,例えば半田付け等の接続手段を
用いて,電源供給用リード線が接続されていた。しかし
ながら,近来,例えばカメラ等に使用されている小型モ
ータに対する給電方式として,半田付けの必要のない給
電端子,例えばフレキシブル基板等を挿入することによ
り給電可能な入力手段の導入が強く望まれるようになっ
てきた。
【0004】この様な要望に応えるものとして,実用新
案登録出願人は先に次の構成の小型モータの端子装置を
提案した(実願平2-112284号)。図15ないし図19は
その一実施例を説明するための説明図であって,図15
はその考案が適用される小型モータにおけるケース蓋側
の側面図,図16は図15図示矢印Aにおける断面図,
図17は図15図示矢印Bにおける断面図を示してお
り,図15ないし図17において,図中の符号1はケー
ス蓋,1−1はターミナル装着溝,1−2はブラシ保持
孔,1−3はターミナル押圧部材収容部,1−4はフレ
キシブル基板・ストッパ,2はターミナル,2−1はタ
ーミナル圧入部,2−2はターミナル係合部,3はター
ミナル押圧部材,3−1は基部,3−2は突起部,3−
3はフレキシブル基板挿入孔,3−4は抜け止め用スト
ッパ,3−5は溝部,4はフレキシブル基板,5はシャ
フト受け板,6はカシメ片を表し,その他の符号は図1
4に対応している。
【0005】図15ないし図17において,先の考案に
おけるケース蓋1は,ターミナル2を装着するためのタ
ーミナル装着溝1−1,ターミナル2の一端に形成され
たターミナル圧入部2−1とブラシ・ベース14bとが
挿入されてブラシ装置14が保持されるブラシ保持孔1
−2,ターミナル押圧部材3を装着するためのターミナ
ル押圧部材収容部1−3,および図19に関連して後述
するフレキシブル基板4が挿入される際に,当該フレキ
シブル基板4の先端が係止されるフレキシブル基板・ス
トッパ1−4(図17図示)をそなえている。また,先
の考案におけるターミナル2は,図16に図示されてい
る如く,上記ブラシ保持孔1−2に圧入されてブラシ・
ベース14bと圧接するターミナル圧入部2−1を一端
にそなえると共に,図17に図示されている如く,上記
ターミナル押圧部材3が装着された状態のもとで,当該
ターミナル押圧部材3の突起部3−2と弾性的に係合す
るターミナル係合部2−2を他端にそなえている。
【0006】図15ないし図17には,ケース蓋1がモ
ータケース20に組み込まれた状態すなわちケース蓋1
をモータケース20の開口端に圧入した上でカシメ片6
により固定された状態が示されているが,以下,上記ケ
ース蓋1の組み込み工程を順次説明する。
【0007】先ず,図16に図示されている如く,ケ
ース蓋1にモータ軸16のスラスト受けとなるシャフト
受け板5,軸受15,ブラシ装置14を組み込むと共
に,ターミナル圧入部2−1をブラシ・ベース14bに
押圧させたかたちでブラシ保持孔1−2に圧入させるこ
とにより,ターミナル2を上記ターミナル装着溝1−1
に装着する。この場合,まだターミナル押圧部材3が装
着されていないので,ターミナル2の他端に形成されて
いるターミナル係合部2−2は自由状態であるため,図
17図示状態より水平に近い折り曲げ角度となってい
る。
【0008】次いで,ケース蓋1をモータケース20
に組み込み,カシメ片6によるカシメ完了後,上記ター
ミナル押圧部材3を装着する(カシメ片6によるカシメ
はターミナル押圧部材3の装着後に行うようにしても良
い)。なお,この状態が図15ないし図17に図示され
ているが,モータ軸16に取り付けられているコミテー
タ,回転子コア,回転子巻線や永久磁石等の図示は省略
されている。
【0009】ここで,図18に関連して先の考案におけ
る上記ターミナル押圧部材3を説明する。当該ターミナ
ル押圧部材3は,基部3−1と突起部3−2とから一体
に構成されている。そして,上記基部3−1にはフレキ
シブル基板挿入孔3−3が設けられている。また,上記
突起部3−2の先端部分には抜け止め用ストッパ3−4
が設けられている。
【0010】ケース蓋1に形成されているターミナル押
圧部材収容部1−3は,上記基部3−1の内面と両側
面,上記突起部3−2の両側面と嵌合する形状を有する
よう形成されている(詳細な図示は省略されている)。
従って,当該ターミナル押圧部材収容部1−3に上記タ
ーミナル押圧部材3を挿入する際,上記抜け止め用スト
ッパ3−4が上記ターミナル押圧部材収容部1−3に当
接することになるため,上記突起部3−2の中央部分に
溝部3−5を形成して当該突起部3−2が撓むようにす
ることにより,上記ターミナル押圧部材3の挿入が容易
に行うことができるようにしている。
【0011】上記工程終了後における上記ターミナル
係合部2−2の状態を図17に図示している。即ち,上
記工程においてターミナル押圧部材3を装着すること
により,上記ターミナル係合部2−2の先端が上記ター
ミナル押圧部材3の突起部3−2に押圧され,当該ター
ミナル係合部2−2は,上記突起部3−2に対して弾性
的に係合されることになる。
【0012】図19はフレキシブル基板4が装着された
状態を示している。即ち,図17に図示されている上記
工程終了後の状態のもとで,フレキシブル基板挿入孔
3−3にフレキシブル基板4を挿入する。当該フレキシ
ブル基板4は,上記ターミナル係合部2−2を押し下げ
るようにして上記突起部3−2に沿い,先端がフレキシ
ブル基板・ストッパ1−4に当接するまで挿入される。
従って,ターミナル係合部2−2は,上記フレキシブル
基板4に対して一層強く弾性的に係合されるため,当該
フレキシブル基板4とターミナル係合部2−2との電気
的な接続を確実にすると共に,フレキシブル基板4は挿
着後に簡単に抜け落ちることはない。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら,先に提
案した考案においても,ケース蓋に装着されるターミナ
ルのリード部が露出しているため,他のカメラ構成部品
等と接触してショートするおそれがあり,当該ターミナ
ルが露出されていない構造の小型モータが望まれる。
【0014】また,雑音防止用等のコンデンサが接続さ
れる型式の小型モータにあっては,当該コンデンサも外
部に本体及びその導電部が露出されていない構造のもの
が望まれる。
【0015】本考案は,上記の点に鑑みなされたもので
あり,ターミナルのリード部及び上記雑音防止用等のコ
ンデンサの本体を含め小型モータの外部に電気が流れる
導電体が露出していない構造で,かつブラシ・ベースと
ターミナルとの電気的接続が確実な,そして挿入方式の
給電端子であるフレキシブル基板等の接続を簡単に行う
ことのできる小型モータの端子装置を提供することを目
的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本考案の小型モータの端子装置は,モータケース
の内周面に界磁形成用の永久磁石を有する固定子と回転
子コアに回転子巻線が巻回されてなる回転子とをそな
え,合成樹脂からなるケース蓋に支持された給電用のブ
ラシ装置に摺動接触するコミテータを介して上記回転子
巻線に電流を供給するよう構成されると共に,上記ブラ
シ装置は,ケース蓋を貫通するかたちで支持されるブラ
シ・ベースと,当該ブラシ・ベースから延長されて上記
コミテータと接触するブラシ・アームとにより構成さ
れ,上記ブラシ・ベースに接続されたターミナルをそな
えた小型モータの端子装置において,上記ターミナルの
リード部を覆う合成樹脂材のカバーを設けると共に,当
該カバーは,上記ケース蓋に嵌着される2個の突起部と
挿入方式の給電端子が挿入される端子挿入孔とを備えて
なり,上記ケース蓋は,上記カバーの突起部をそれぞれ
係止する突起係止部と上記ターミナルのリード部をガイ
ドするターミナル装着溝が設けられてなり,上記ターミ
ナルは,上記ケース蓋に設けられた突起係止部の一方に
配置されるターミナル係合部を備えると共に,上記ブラ
シ・ベースと電気的接続がなされるターミナル圧入部を
備えてなり,上記ターミナル装着溝に上記ターミナルを
配設した上で,カバーがケース蓋に嵌着されたとき,上
記ターミナル係合部が上記突起部の1つと弾性的に係合
される構造となし,上記給電端子は,上記端子挿入孔か
ら上記突起部に沿って挿入され,当該突起部に対するタ
ーミナルの係合位置において上記ターミナルと弾性的に
係合されることを特徴としている。
【0017】
【作用】上記の構成により,導体の露出がなくなり,半
田付けをなくすることができる。
【0018】
【実施例】図1は本考案が適用される小型モータにおけ
るケース蓋側の一実施例側面図,図2は図1の矢印Xに
おける断面図,図3は図1の矢印Yにおける断面図を示
している。
【0019】上記図1ないし図3及びカバーを取外した
図5において,ケース蓋1は図6に示された形状構造を
備え,当該ケース蓋1に取付けられるカバー7は図7な
いし図9に示された形状構造を有し,ターミナル2は図
11,図12に示された形状構造を具備している。
【0020】図1ないし図3及び図5に用いられている
本考案のケース蓋1は,ターミナル2を装着するための
ターミナル装着溝1−1,ターミナル2に形成されたタ
ーミナル圧入部2−1とブラシ・ベース14bとが挿入
されてブラシ装置14が保持されるブラシ保持孔1−
2,カバー7の突起部7−1,7−2と係合し,当該カ
バー7をケース蓋1に嵌着固定する幅D1,D2を有す
る突起係止部1−5,1−6,チップ・コンデンサ8を
収納する収納部1−7,及び当該ケース蓋1をモータケ
ース20に圧入組立ての際用いられる組立溝1−8をそ
れぞれ備えている。上記突起係止部1−5,1−6は,
後述する突起部7−1,7−2の各両側面と嵌合する形
状,すなわち壁面E,Fを具備して形成されている。
【0021】図1ないし図3及び図5に用いられている
本考案のターミナル2は,図2に図示されている如く,
上記ブラシ保持孔1−2に圧入されてブラシ・ベース1
4bと圧接するターミナル圧入部2−1を幅D3のガイ
ド片2−4,2−5を介して略半月中央部に有してい
る。そして図3に示されている様に,後に説明するカバ
ー7がケース蓋1に取付けられた状態の下で,当該カバ
ー7の突起部7−1と弾性的に係合するターミナル係合
部2−2がターミナル2の略半月の一端に設けられ,そ
の他端には図10図示の如く,チップ・コンデンサ8の
端子を接触保持する挟持部2−3が設けられている。
【0022】なお,上記説明のターミナル2は,図5図
示のターミナル装着溝1−1に装着された一方,例えば
左側の形状構造を説明したものであり,これと対称形の
ターミナルがもう片方の右側のターミナル2として用い
られる。
【0023】図11及び図12図示のターミナル2及び
当該ターミナル2と対称形のターミナルが図6に示され
たケース蓋1のターミナル装着溝1−1に図5図示の如
くそれぞれ装着される。
【0024】図1ないし図3に用いられている本考案の
カバー7は,中央部に穴7−10,相対向して突起部7
−1,7−2,当該突起部7−1,7−2と直角方向に
カバー片7−6,7−7がそれぞれ設けられ,その材質
は合成樹脂材で出来ている。突起部7−1側にはフレキ
シブル基板挿入孔7−3が設けられ,突起部7−2側の
裏面には上記チップ・コンデンサ8を収納固定する固定
溝7−8が設けられている。
【0025】上記突起部7−2は,ケース蓋1に設けら
れた突起係止部1−6に嵌着される幅D2を有し,その
先端部分両側面に抜け止め用ストッパ7−4が設けら
れ,またその中央部分に溝部7−5が形成されている。
当該溝部7−5が形成されていることにより,当該突起
部7−2を上記突起係止部1−6の両壁面E,Fと嵌合
する際,当該突起部7−2が撓み,その幅D2が小さく
なって容易に突起部7−2が突起係止部1−6に嵌着さ
れ得る構造となっている。
【0026】反対側の突起部7−1も同様に,その幅が
D1で,先端部分両側面に抜け止め用ストッパ7−4及
び中央部分に溝部7−5が形成されている。また当該突
起部7−1の先端部内側には,図4に関連して後述する
フレキシブル基板4がフレキシブル基板挿入孔7−3に
挿入された際に,当該フレキシブル基板4の先端が係止
されるフレキシブル基板・ストッパ7−9が形成されて
いる。
【0027】次に本考案に係る小型モータの組立て工程
の一例を説明する。 先ず,ケース蓋1にモータ軸16のスラスト受けとな
るシャフト受け板5,軸受15,ブラシ装置14を組込
む。このときブラシ・ベース14bはターミナル装着溝
1−1の位置に設けられているブラシ保持孔1−2から
外部側へ図6に示されている如く突出した状態となって
いる。
【0028】この状態の下でターミナル2のターミナ
ル圧入部2−1を突出したブラシ・ベース14bに押圧
させた形でブラシ保持孔1−2に圧入させ,当該ターミ
ナル2の他の部分を上記ターミナル装着溝1−1に沿っ
て装着する。
【0029】ブラシ保持孔1−2から外部側へ突出し
たブラシ・ベース14bを,図1,図2及び図5図示の
如くターミナル2のガイド片2−4と2−5との間にし
てターミナル2側へ折曲げ,ターミナル2をケース蓋1
に機械的に固定すると共に,ブラシ・ベース14bとタ
ーミナル2との電気的接続を確保している。従って両者
間の接触個所が増し,電気的接続がより強化されたもの
となっている。
【0030】この時のターミナル係合部2−2は突起係
止部1−5内に配置されて図5図示の如く自由状態にあ
り,図3に示されたカバー7が嵌着された場合に比べ,
その折曲げ角度は水平に近い折曲げ角が保たれている。
またチップ・コンデンサ8の端子を接続保持する2個の
挟持部2−3は,ケース蓋1に設けられた収納部1−7
に配置されている。
【0031】次に,モータケース20の開口端に上記
ケース蓋1を圧入するが,その前に,小型モータにチッ
プ・コンデンサ8を接続する構成の型式のものは,上記
収納部1−7に配設されている挟持部2−3に図5及び
図10図示の如くチップ・コンデンサ8を圧入するよう
にする。
【0032】図7ないし図9に示されているカバー7
を図1図示の如くケース蓋に被す。すなわち,カバー7
に設けられた突起部7−1,7−2がケース蓋1の突起
係止部1−5,1−6の各両壁面E,Fに沿って押入れ
られると,上記説明の如く各突起部7−1,7−2に設
けられている溝部7−5によって当該突起部7−1,7
−2の先端部がそれぞれ撓み,容易に突起係止部1−
5,1−6に突起部7−1,7−2がそれぞれ挿入され
て行く。当該突起部7−1,7−2が所定位置まで挿入
されたとき,撓められていた突起部7−1,7−2の各
先端部が元の状態の幅D1,D2に戻り,各抜け止めス
トッパ7−4が働いて,カバー7がケース蓋1側に嵌着
され固定される。
【0033】この時,カバー片7−6,7−7は図1及
び図2図示の如く各ガイド片2−4と2−5との間及び
ターミナル装着溝1−1にガイドされている各ターミナ
ル2のリード部を総べて覆い,フレキシブル基板挿入孔
7−3が設けられている側の突起部7−1は,図3図示
の如くターミナル係合部2−2の先端を強制的に折曲げ
るように作用し,その結果当該ターミナル係合部2−2
は当該突起部7−1に対して弾性的に係合され,突起部
7−2側に設けられている固定溝7−8はチップ・コン
デンサ8を押圧固定する。
【0034】図4はフレキシブル基板4が装着された状
態を示している。即ち,カバー7がケース蓋1に嵌着さ
れた図3の状態の下で,フレキシブル基板挿入孔7−3
にフレキシブル基板4を挿入する。当該フレキシブル基
板4は,上記ターミナル係合部2−2を押し下げるよう
にして上記突起部7−1に沿い,先端がフレキシブル基
板・ストッパ7−9に当接するまで挿入される。従って
ターミナル係合部2−2は,上記フレキシブル基板4に
対してより一層強く弾性的に係合されるため,当該ター
ミナル係合部2−2との電気的な接続を確実にすると共
に,フレキシブル基板4は常に一定の長さが挿入され,
かつ挿着後は簡単に抜け落ちることはない。
【0035】以上,図1ないし図12に関連して説明し
た本考案の一実施例においては,カバー7の突起部7−
1に上記フレキシブル基板4の先端を係止させるための
フレキシブル基板・ストッパ7−9が設けられている
が,当該フレキシブル基板・ストッパ7−9を用いる方
式に替え,図13に示された形状のフレキシブル基板4
を用いることができる。この場合,カバー7の表面に当
接する段差部4−3が設けられており,当該段差部4−
3がフレキシブル基板挿入孔3−3の周辺表面と当接す
る。従って突起部7−1には上記フレキシブル基板・ス
トッパ7−9が不用となる。なお,図13における符号
4−1は給電端子部,4−2は絶縁部を表わしている。
【0036】
【考案の効果】以上説明した如く,本考案によれば,タ
ーミナル全体及びコンデンサが接続される場合も当該コ
ンデンサの本体及びその端子もすべてカバーで覆われ,
また給電端子と接触するターミナル係合部もモータ内部
にあるので,小型モータの外部に電気が流れる導電体の
露出が無くなり,他のカメラ構成部品等と直接接触する
配置を用いることができるようになる。
【0037】ブラシ・ベースをターミナル側へ折曲げる
構造であるので,電気的接触の数が多くなり,電気的接
続が強化されると共に,半田付けを行うことなくターミ
ナルをケース蓋に取付けることができ,組立て作業が向
上する。
【0038】そして,挿入方式の給電端子であるフレキ
シブル基板等の接続を半田付けを行わずに確実に給電で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用される小型モータにおけるケース
蓋側の一実施例側面図である。
【図2】図1の矢印Xにおける断面図である。
【図3】図1の矢印Yにおける断面図である。
【図4】フレキシブル基板挿着説明断面図である。
【図5】カバーを取外したケース蓋部分の組立図であ
る。
【図6】ケース蓋の正面図である。
【図7】カバーの平面図である。
【図8】カバーの縦断面図である。
【図9】カバーの左側面図である。
【図10】チップ・コンデンサの挟持説明図である。
【図11】ターミナルの平面図である。
【図12】ターミナルの正面図である。
【図13】本考案に適用されるフレキシブル基板の一実
施例部分正面図である。
【図14】従来の小型モータの構造説明縦断面図であ
る。
【図15】従来の小型モータにおけるケース蓋側の側面
図である。
【図16】図15の矢印Aにおける断面図である。
【図17】図15の矢印Bにおける断面図である。
【図18】図15に使用されているターミナル押圧部材
の斜視図である。
【図19】従来のフレキシブル基板挿着説明断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース蓋 1−1 ターミナル装着溝 1−2 ブラシ保持孔 1−5,1−6 突起係止部 1−7 収納部 2 ターミナル 2−1 ターミナル圧入部 2−2 ターミナル係合部 2−3 挟持部 4 フレキシブル基板 7 カバー 7−1,7−2 突起部 7−3 フレキシブル基板挿入孔 7−4 抜け止め用ストッパ 7−5 溝部 7−6,7−7 カバー片 7−8 固定溝 7−9 フレキシブル基板・ストッパ 8 チップ・コンデンサ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケースの内周面に界磁形成用の永
    久磁石を有する固定子と回転子コアに回転子巻線が巻回
    されてなる回転子とをそなえ,合成樹脂からなるケース
    蓋に支持された給電用のブラシ装置に摺動接触するコミ
    テータを介して上記回転子巻線に電流を供給するよう構
    成されると共に,上記ブラシ装置は,ケース蓋を貫通す
    るかたちで支持されるブラシ・ベースと,当該ブラシ・
    ベースから延長されて上記コミテータと接触するブラシ
    ・アームとにより構成され,上記ブラシ・ベースに接続
    されたターミナルをそなえた小型モータの端子装置にお
    いて, 上記ターミナルのリード部を覆う合成樹脂材のカバーを
    設けると共に, 当該カバーは,上記ケース蓋に嵌着される2個の突起部
    と挿入方式の給電端子が挿入される端子挿入孔とを備え
    てなり, 上記ケース蓋は,上記カバーの突起部をそれぞれ係止す
    る突起係止部と上記ターミナルのリード部をガイドする
    ターミナル装着溝が設けられてなり, 上記ターミナルは,上記ケース蓋に設けられた突起係止
    部の一方に配置されるターミナル係合部を備えると共
    に,上記ブラシ・ベースと電気的接続がなされるターミ
    ナル圧入部を備えてなり, 上記ターミナル装着溝に上記ターミナルを配設した上
    で,カバーがケース蓋に嵌着されたとき,上記ターミナ
    ル係合部が上記突起部の1つと弾性的に係合される構造
    となし, 上記給電端子は,上記端子挿入孔から上記突起部に沿っ
    て挿入され,当該突起部に対するターミナルの係合位置
    において上記ターミナルと弾性的に係合されることを特
    徴とする小型モータの端子装置。
  2. 【請求項2】 上記ターミナルは上記ブラシ・ベース幅
    より広い間隔で形成された2個のガイド片を備え,上記
    ブラシ・ベースのケース蓋から貫通した部分が上記2個
    のガイド片間に嵌込まれた形態で折曲げられ,ターミナ
    ルがケース蓋に固定されると共に電気的接続が行われる
    構造を特徴とする請求項1記載の小型モータの端子装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ターミナルはコンデンサを挟持する
    挟持部が形成されてなり,かつ上記ケース蓋は当該コン
    デンサを収納する収納部を備えてなることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の小型モータの端子装置。
JP7585391U 1990-10-26 1991-09-20 小型モータの端子装置 Expired - Lifetime JPH0753410Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7585391U JPH0753410Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 小型モータの端子装置
US07/781,756 US5218254A (en) 1990-10-26 1991-10-23 Miniature motors end cap brush and terminal assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7585391U JPH0753410Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 小型モータの端子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0529257U JPH0529257U (ja) 1993-04-16
JPH0753410Y2 true JPH0753410Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=13588199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7585391U Expired - Lifetime JPH0753410Y2 (ja) 1990-10-26 1991-09-20 小型モータの端子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0753410Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019107520A1 (de) 2018-04-26 2019-10-31 Hanon Systems Vorrichtung zum Antreiben eines Verdichters und Verfahren zum Montieren der Vorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0529257U (ja) 1993-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100300849B1 (ko) 2파트단부캡어셈블리
JP4746353B2 (ja) 電磁コイルのリード線保持構造
EP0638982B1 (en) Miniature motor
JPH07107723A (ja) 小型モータ
EP0790693A2 (en) Brush retaining clip and electrical connection
EP0813757B1 (en) Electrical motor assembly and contact for use therewith
US5218254A (en) Miniature motors end cap brush and terminal assembly
JPH07115747A (ja) 小型モータ
JPH083178Y2 (ja) 小型モータ
KR900003401Y1 (ko) 모터
JPH0753410Y2 (ja) 小型モータの端子装置
JPS6223248Y2 (ja)
EP0262773A1 (en) Solderless connection for an electric motor
GB2196489A (en) Electric motor
JP2501469B2 (ja) 電動機
JPH076686Y2 (ja) 整流子電動機
JPH076697Y2 (ja) ブラシ保持装置
JPH04124858U (ja) 小型モータのターミナル
JPH083177Y2 (ja) モータのブラシホルダー構造
JP3363006B2 (ja) コネクタと電線との接続用治具
JPS6017815Y2 (ja) 双子形タブリセプタクルの係着装置
JP2541034Y2 (ja) モータ用給電装置
JPS5941588Y2 (ja) 双子形タブリセプタクル
JPH08130816A (ja) 端子接続構造及び端子接続部の形成方法
JPH04124871U (ja) 小型モータにおけるチヨークコイルの固定装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term