JPH0748448Y2 - 自動車の車体構造 - Google Patents
自動車の車体構造Info
- Publication number
- JPH0748448Y2 JPH0748448Y2 JP1989056022U JP5602289U JPH0748448Y2 JP H0748448 Y2 JPH0748448 Y2 JP H0748448Y2 JP 1989056022 U JP1989056022 U JP 1989056022U JP 5602289 U JP5602289 U JP 5602289U JP H0748448 Y2 JPH0748448 Y2 JP H0748448Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power unit
- engine room
- front wall
- body structure
- slope member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車、とりわけ、キャブオーバ型車両の車体
構造に関する。
構造に関する。
従来の技術 第3図は従来のキャブオーバ型車両の車体構造を示すも
ので、1は車体本体を示し、そのフロア2のシート3を
載置固定する部分は車室側に膨出形成して、その下側に
エンジンルーム4を形成している。5は左右一対のサイ
ドフレームで、パワーユニット6は前記エンジンルーム
4内においてこれらサイドフレームに図外のエンジンマ
ウントを介して搭載されている。この類似構造は、例え
ば特開昭58−12871号公報に示されている。
ので、1は車体本体を示し、そのフロア2のシート3を
載置固定する部分は車室側に膨出形成して、その下側に
エンジンルーム4を形成している。5は左右一対のサイ
ドフレームで、パワーユニット6は前記エンジンルーム
4内においてこれらサイドフレームに図外のエンジンマ
ウントを介して搭載されている。この類似構造は、例え
ば特開昭58−12871号公報に示されている。
考案が解決しようとする課題 車両の前面衝突時に、パワーユニット6が前方へ慣性移
動すると、該パワーユニット6がエンジンルーム4の前
壁7に衝突し、該前壁7を変形させて、シート3前方下
部のレッグスペースを狭めてしまう。そこで、本考案
は、前面衝突時のパワーユニットの慣性移動時に、該パ
ワーユニットがエンジンルーム前壁に干渉するのを回避
できて、レッグスペースを確保することができるキャブ
オーバ型車両の車体構造を提供するものである。
動すると、該パワーユニット6がエンジンルーム4の前
壁7に衝突し、該前壁7を変形させて、シート3前方下
部のレッグスペースを狭めてしまう。そこで、本考案
は、前面衝突時のパワーユニットの慣性移動時に、該パ
ワーユニットがエンジンルーム前壁に干渉するのを回避
できて、レッグスペースを確保することができるキャブ
オーバ型車両の車体構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 フロアのシート載置部を車室側に膨出形成して、その下
側にパワーユニットを搭載するエンジンルームを形成し
た構造において、前記エンジンルームの上壁と前壁下端
部との間を前壁から離間して斜めに延び、パワーユニッ
トの前方移動時に該パワーユニットを下方に摺動ガイド
するスロープ部材を配設してある。
側にパワーユニットを搭載するエンジンルームを形成し
た構造において、前記エンジンルームの上壁と前壁下端
部との間を前壁から離間して斜めに延び、パワーユニッ
トの前方移動時に該パワーユニットを下方に摺動ガイド
するスロープ部材を配設してある。
作用 車両の前面衝突時に、パワーユニットが前方へ慣性移動
すると、このパワーユニットはスロープ部材に衝突し
て、該スロープ部材の傾斜に沿って下方に摺動ガイドさ
れ、エンジンルーム前壁への衝突が回避される。
すると、このパワーユニットはスロープ部材に衝突し
て、該スロープ部材の傾斜に沿って下方に摺動ガイドさ
れ、エンジンルーム前壁への衝突が回避される。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面と共に前記従来の構成と
同一部分に同一符号を付して詳述する。
同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1,2図において、車体本体1のフロア2は、そのシー
ト3を載置固定する部分を車室側に膨出形成して、その
下方にエンジンルーム4を形成してある点、および、パ
ワーユニット6は前記エンジンルーム4内で、左右のサ
イドフレーム5間に跨って、図外のエンジンマウントを
介して搭載してある点、等の基本的構造は前記従来と同
様である。
ト3を載置固定する部分を車室側に膨出形成して、その
下方にエンジンルーム4を形成してある点、および、パ
ワーユニット6は前記エンジンルーム4内で、左右のサ
イドフレーム5間に跨って、図外のエンジンマウントを
介して搭載してある点、等の基本的構造は前記従来と同
様である。
ここで、前記エンジンルーム4内には、パワーユニット
6の前側上縁部に近接して、上壁8と前壁1下端部との
間を前壁7から離間して斜めに延びたスロープ部材9を
結合,配設してある。スロープ部材9として、本実施例
では左右一対のビーム材を用いており、ビーム材10の一
方のブラケット10aを上壁8下面にボルト・ナット11固
定し、他方のブラケット10aをフロア2の前壁7形成基
部の下面にボルト・ナット11固定して配設してある。
6の前側上縁部に近接して、上壁8と前壁1下端部との
間を前壁7から離間して斜めに延びたスロープ部材9を
結合,配設してある。スロープ部材9として、本実施例
では左右一対のビーム材を用いており、ビーム材10の一
方のブラケット10aを上壁8下面にボルト・ナット11固
定し、他方のブラケット10aをフロア2の前壁7形成基
部の下面にボルト・ナット11固定して配設してある。
以上の実施例構造によれば、車両の前面衝突時にパワー
ユニット6が前方へ慣性移動すると、該パワーユニット
6の前側上縁が一対のビーム材10に衝接して、該ビーム
材10の傾斜に沿って強制的に斜め下方に摺動ガイドさ
れ、場合によっては下方に強制的に脱落され、エンジン
ルーム4の前壁7への衝突が回避される。この結果、前
記前壁7の車室内へのせり出し変形が防止され、シート
3前方のレッグスペースを確保することができる。
ユニット6が前方へ慣性移動すると、該パワーユニット
6の前側上縁が一対のビーム材10に衝接して、該ビーム
材10の傾斜に沿って強制的に斜め下方に摺動ガイドさ
れ、場合によっては下方に強制的に脱落され、エンジン
ルーム4の前壁7への衝突が回避される。この結果、前
記前壁7の車室内へのせり出し変形が防止され、シート
3前方のレッグスペースを確保することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、車両の前面衝突時にエン
ジンルームに搭載したパワーユニットが前方へ慣性移動
しても、このパワーユニットはスロープ部材により強制
的に該スロープ部材の傾斜に沿って斜め下方に摺動ガイ
ドされて、エンジンルーム前壁への衝突が回避されるか
ら、該エンジンルーム前壁の車室内へのせり出し変形を
防止して、シート前方のレッグスペースを確保でき、安
全性を一段と高められるという実用上多大な効果を有す
る。
ジンルームに搭載したパワーユニットが前方へ慣性移動
しても、このパワーユニットはスロープ部材により強制
的に該スロープ部材の傾斜に沿って斜め下方に摺動ガイ
ドされて、エンジンルーム前壁への衝突が回避されるか
ら、該エンジンルーム前壁の車室内へのせり出し変形を
防止して、シート前方のレッグスペースを確保でき、安
全性を一段と高められるという実用上多大な効果を有す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す略示的側面図、第2図
はスロープ部材の取付け状態を示す斜視図、第3図は従
来の構造を示す略示的側面図である。 2…フロア、3…シート、4…エンジンルーム、6…パ
ワーユニット、7…エンジンルーム前壁、8…エンジン
ルーム上壁、9…スロープ部材。
はスロープ部材の取付け状態を示す斜視図、第3図は従
来の構造を示す略示的側面図である。 2…フロア、3…シート、4…エンジンルーム、6…パ
ワーユニット、7…エンジンルーム前壁、8…エンジン
ルーム上壁、9…スロープ部材。
Claims (1)
- 【請求項1】フロアのシート載置部を車室側に膨出形成
して、その下側にパワーユニットを搭載するエンジンル
ームを形成した構造において、前記エンジンルームの上
壁と前壁下端部との間を前壁から離間して斜めに延び、
パワーユニットの前方移動時に該パワーユニットを下方
に摺動ガイドするスロープ部材を配設したことを特徴と
する自動車の車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989056022U JPH0748448Y2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 自動車の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989056022U JPH0748448Y2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 自動車の車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02145576U JPH02145576U (ja) | 1990-12-11 |
JPH0748448Y2 true JPH0748448Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31579486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989056022U Expired - Lifetime JPH0748448Y2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 自動車の車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748448Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63114829U (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-23 |
-
1989
- 1989-05-16 JP JP1989056022U patent/JPH0748448Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02145576U (ja) | 1990-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6234232B2 (ja) | ||
US8100462B2 (en) | Floor underframe of vehicles | |
JP3056496B2 (ja) | 車体側部のエネルギ吸収構造 | |
JPH0319493Y2 (ja) | ||
JPH0748448Y2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP3329098B2 (ja) | 自動車の車体フロア構造 | |
JPS5835546Y2 (ja) | シ−トスライド装置 | |
JPS6335014Y2 (ja) | ||
JP2005067268A (ja) | キャブオーバー型車の車体前部構造 | |
JPH0638759Y2 (ja) | トラック用サイドステップ | |
JPH0313378Y2 (ja) | ||
JPS6216387Y2 (ja) | ||
JP2000272356A (ja) | キャブオーバ型車両の衝突安全装置 | |
JPS63247176A (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JPH0331619Y2 (ja) | ||
JPH0355499Y2 (ja) | ||
JPS6021334Y2 (ja) | 正面衝突時の衝撃力緩和装置 | |
JPH037212Y2 (ja) | ||
JPH0789465A (ja) | 自動車の床板構造 | |
JPH0620678Y2 (ja) | 自動車 | |
JPH0611860Y2 (ja) | ステアリングコラム支持構造 | |
JPH0641896Y2 (ja) | 車両のバンパ取付部の構造 | |
JPH0417406Y2 (ja) | ||
KR200224260Y1 (ko) | 자동차용 플로어판넬 구조 | |
JP2000225919A (ja) | シートベルト用ショルダーアジャスタ |