JPH0611860Y2 - ステアリングコラム支持構造 - Google Patents

ステアリングコラム支持構造

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JPH0611860Y2
JPH0611860Y2 JP1986094710U JP9471086U JPH0611860Y2 JP H0611860 Y2 JPH0611860 Y2 JP H0611860Y2 JP 1986094710 U JP1986094710 U JP 1986094710U JP 9471086 U JP9471086 U JP 9471086U JP H0611860 Y2 JPH0611860 Y2 JP H0611860Y2
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JP
Japan
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steering column
post bracket
door
side wall
vehicle
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JP1986094710U
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JPS63968U (ja
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▲浩▼明 田村
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車のステアリングコラム支持構造に関す
る。
従来の技術 第4図は従来のステアリングコラム支持構造を示すもの
で、図中1はカウルボックス2のダッシュアッパパネル
3後方で車幅方向に配設したパイプ状のサポートメンバ
を示し、該サポートメンバ1はその両端部をフロントピ
ラーF・Pに結合してある。4は上壁5と左右の側壁
6,7とで断面略チャンネル形に形成したポストブラケ
ットで、該ポストブラケット4はその前端部をダッシュ
アッパパネル3に接合してあると共に、後端部をサポー
トメンバ1により支持してある。そして、ステアリング
コラム8を、該ステアリングコラム8に付設したブラケ
ット10を介して前記ポストブラケット4の後端部下縁
に取付けてある。この類似構造は、例えば実開昭59−
81668号公報に示されている。
考案が解決しようとする問題点 車両の前面衝突時にエンジンルーム内の機能部品の後退
移動により、カウルボックス2がダッシュロアパネル1
2と共に後退移動すると、ポストブラケット4がダッシ
ュアッパパネル3とサポートメンバ1との間で前後方向
にクラッシュして、ステアリングコラム8がそのままド
ライバー側に後退移動し、ドライバー前方の車室空間を
狭めてしまう問題が指摘されている。
そこで、本考案は車両の前面衝突の際にステアリングコ
ラムをドライバーを避けてドア側に方向性を持たせて後
退移動させることができて、ドライバー前方から車室中
央側に車室空間を確保することができるステアリングコ
ラム支持構造を提供するものである。
問題点を解決するための手段 ダッシュアッパパネルと、その後方のサポートメンバと
に跨って装着されてステアリングコラムを支持する断面
略チャンネル形のポストブラケットの上壁とドアに近い
側壁とに車両中央側の側壁に較べて強度の弱い脆弱部を
それぞれ形成してある。
作用 車両の前面衝突時に、カウルボックスがダッシュロアパ
ネルと共に後退移動すると、ポストブラケットはダッシ
ュアッパパネルとサポートメンバとの間で圧縮されるこ
とにより、その上壁と、ドアに近い側の側壁に形成した
脆弱部から座屈し、該ポストブラケットは全体的に上方
への圧潰を伴いながらドア側に圧潰して、ステアリング
コラムをドア側に偏向して後退移動させる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に前記従来の構成と同
一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜3図において、カウルボックス2のダッシュアッ
パパネル3と、このダッシュアッパパネル3の後方に車
幅方向に配設したパイプ状のサポートメンバ1とに跨っ
て、上壁5と左右の側壁6,7とで断面略チャンネル形
に形成したポストブラケット4を装着、具体的にはポス
トブラケット4の前端部をダッシュアッパパネル3に接
合すると共に、後端部をサポートメンバ1上に載置し
て、下側よりリテーナプレート11で固定し、そして、
このポストブラケット4にステアリングコラム8を支持
した基本的構造は前記従来と同様である。
ここで、前記ポストブラケット4の上壁5とドアに近い
側の側壁6にそれぞれ車両中央側の側壁7に較べて強度
の弱い脆弱部13を形成してある。この脆弱部13とし
て本実施例では上壁5と前記側壁6の各中央部に開口部
13aを設けて構成している。また、本実施例ではダッ
シュアッパパネル3の下面に、後端部をポストブラケッ
ト4の左右の側壁6,7前端部に接合したペダルブラケ
ット14を接合して、このペダルブラケット14に図外
の各種ペダルを支持するようにしてあるため、このペダ
ルブラケット14のドアに近い側の側壁15にも開口部
16aを設けて脆弱部16を形成してある。更に、該ペ
ダルブラケット14の前記ポストブラケット4に接合し
た後端部の底壁17には比較的大きな切欠部17aを形
成して前後方向の座屈強度を弱め、該ペダルブラケット
14がポストブラケット4のクラッシュ時に突張り材と
して作用することのないようにしてある。
以上の実施例構造によれば、車両の前面衝突時にエンジ
ンルーム内の機能部品の後退によって、カウルボックス
2がダッシュロアパネル12と共に後退移動すると、ポ
ストブラケット4はダッシュアッパパネル3とサポート
メンバ1との間で圧縮荷重を受ける。このポストブラケ
ット4の上壁5およびドアに近い側の側壁6にはそれぞ
れ開口部13aによる脆弱部13を形成してあるため、
前記圧縮荷重を受けることによって上壁5が脆弱部13
を中心として上方に向けて座屈すると共に、ドアに近い
側の側壁6が脆弱部13を中心として略くの字状に座屈
し、ポストブラケット4は全体として上方への圧潰を伴
いながらドア側に圧潰する。この結果、ポストブラケッ
ト4に支持したステアリングコラム8をその後端のステ
アリングホイール9(第4図参照)を上方へ誘導しなが
らドア側に偏向して後退移動させ、ドライバー前方から
車室中央側に広い車室空間を確保することができるので
ある。
前記実施例では、脆弱部13の形成手段として開口部1
3aの形成により座屈強度を弱めるようにしたものを示
したが、この他、ポストブラケット4の車体中央側の側
壁7をステイフナで補強し、残る上壁5およびドアに近
い側の側壁6をそのまま脆弱部とすることができる。ま
た、上壁5に車幅方向に凹部を形成すると共に、ドアに
近い側の側壁6に上下方向に凹部を形成して脆弱部とす
ることもできる。
考案の効果 以上のように考案によれば、ポストブラケットの上壁
と、ドアに近い側の側壁にそれぞれ車両中央側の側壁に
較べて強度の弱い脆弱部を形成してあるので、車両の前
面衝突の際には、該ポストブラケットに作用する圧縮荷
重により、該ポストブラケットを前記各脆弱部より、全
体的に上方への圧潰を伴いながらドア側に偏向して圧潰
させることができる。この結果、ポストブラケットに支
持したステアリングコラムを、その後端のステアリング
ホイールをドライバーを避けて上方へ誘導しながらドア
側に指向して後退移動させ、ドライバーの前方から車両
中央側に広い車室空間を確保できて安全性を一段と高め
ることができるという実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部の略示的斜視図、第2
図は同側面図、第3図は同平面図、第4図は従来の構造
を示す斜視図である。 1…サポートメンバ、2…カウルボックス、3…ダッシ
ュアッパパネル、4…ポストブラケット、5…上壁、6
…ドアに近い側の側壁、7…車両中央側の側壁、8…ス
テアリングコラム、13…脆弱部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダッシュアッパパネルと、該ダッシュアッ
    パパネルの後方に車幅方向に配設したサポートメンバと
    に跨って、上壁と左右の側壁とで断面略チャンネル形に
    形成したポストブラケットを装着し、このポストブラケ
    ットによりステアリングコラムを支持した構造におい
    て、前記ポストブラケットの上壁とドアに近い側の側壁
    とに車両中央側の側壁に較べて強度の弱い脆弱部を形成
    したことを特徴とするステアリングコラム支持構造。
JP1986094710U 1986-06-21 1986-06-21 ステアリングコラム支持構造 Expired - Lifetime JPH0611860Y2 (ja)

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JPS63968U JPS63968U (ja) 1988-01-06
JPH0611860Y2 true JPH0611860Y2 (ja) 1994-03-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2606336Y2 (ja) * 1992-06-16 2000-10-23 ダイハツ工業株式会社 自動車のステアリングコラム支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4828494U (ja) * 1971-08-11 1973-04-07
JPS58456A (ja) * 1981-06-25 1983-01-05 Toyota Motor Corp 車輌のステアリングコラム支持構造

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JPS63968U (ja) 1988-01-06

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