JPH07320964A - 電磁誘導式充電器 - Google Patents
電磁誘導式充電器Info
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- JPH07320964A JPH07320964A JP6108192A JP10819294A JPH07320964A JP H07320964 A JPH07320964 A JP H07320964A JP 6108192 A JP6108192 A JP 6108192A JP 10819294 A JP10819294 A JP 10819294A JP H07320964 A JPH07320964 A JP H07320964A
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- coil
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 効率の良い充電が行えると共に、構造が簡単
で低コストで製造可能とする。 【構成】 歯ブラシ本体１２の内部中途部分には被誘導
コイル５６が配されている。また、被誘導コイル５６に
発生する交流電流を整流する整流回路、整流回路からの
直流電流により充電されるバッテリー６２、モータ６６
が内蔵されている。充電器１４の支持部は歯ブラシ本体
１２を着脱自在に支持するものであり、載置台１６と、
透孔８０を有し、透孔８０に挿通された歯ブラシ本体１
２の中途部分を支持可能なアーム１８とを有する。誘導
コイル７２は、アーム１８内の透孔８０の回りに配せら
れ、支持部に支持された歯ブラシ本体１２内の被誘導コ
イル５６に電流を誘起させる。交流電源部７４はその誘
導コイル７２を励磁させるものである。
で低コストで製造可能とする。 【構成】 歯ブラシ本体１２の内部中途部分には被誘導
コイル５６が配されている。また、被誘導コイル５６に
発生する交流電流を整流する整流回路、整流回路からの
直流電流により充電されるバッテリー６２、モータ６６
が内蔵されている。充電器１４の支持部は歯ブラシ本体
１２を着脱自在に支持するものであり、載置台１６と、
透孔８０を有し、透孔８０に挿通された歯ブラシ本体１
２の中途部分を支持可能なアーム１８とを有する。誘導
コイル７２は、アーム１８内の透孔８０の回りに配せら
れ、支持部に支持された歯ブラシ本体１２内の被誘導コ
イル５６に電流を誘起させる。交流電源部７４はその誘
導コイル７２を励磁させるものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導方式を用いて
機器本体内のバッテリーを充電する電磁誘導式充電器に
関する。
機器本体内のバッテリーを充電する電磁誘導式充電器に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電磁誘導式充電器（以下単に「充
電器」と言う）と当該充電器により充電される機器本体
とからなる電気機器の一例について説明する。なお、本
例では電気機器の一例として電動歯ブラシを用いて説明
するが、電動歯ブラシに限らず、移動体通信機器等の情
報通信機器（コードレス電話等）、音響・映像機器等の
リモコン、シェーバ、小型電動工具等にも応用されてい
る。図１は、充電電気機器を構成する機器本体の要部と
充電器の斜視図である。図３は、充電電気機器を構成す
る機器本体の要部と、充電器の内部構成を示す正面断面
図である。図４は、載置台の他の例を示す要部正面断面
図である。図５は、電気系の構成を示す回路ブロック図
である。
電器」と言う）と当該充電器により充電される機器本体
とからなる電気機器の一例について説明する。なお、本
例では電気機器の一例として電動歯ブラシを用いて説明
するが、電動歯ブラシに限らず、移動体通信機器等の情
報通信機器（コードレス電話等）、音響・映像機器等の
リモコン、シェーバ、小型電動工具等にも応用されてい
る。図１は、充電電気機器を構成する機器本体の要部と
充電器の斜視図である。図３は、充電電気機器を構成す
る機器本体の要部と、充電器の内部構成を示す正面断面
図である。図４は、載置台の他の例を示す要部正面断面
図である。図５は、電気系の構成を示す回路ブロック図
である。
【０００３】まず、構成について図１、図３、図５を用
いて説明する。充電電気機器としての充電式電動歯ブラ
シ５０は、機器本体としての歯ブラシ本体５２と、当該
歯ブラシ本体５２を充電するための充電器５４とから構
成されている。なお、充電器５４は歯ブラシ本体５２の
スタンドも兼ねている。
いて説明する。充電電気機器としての充電式電動歯ブラ
シ５０は、機器本体としての歯ブラシ本体５２と、当該
歯ブラシ本体５２を充電するための充電器５４とから構
成されている。なお、充電器５４は歯ブラシ本体５２の
スタンドも兼ねている。
【０００４】さらに詳細に、歯ブラシ本体５２の構成に
ついて説明する。５６は被誘導コイルであり、歯ブラシ
本体５２のケース５８内部下端に、内周面に沿って配さ
れている。６０は整流回路であり、ケース５８の内部に
配されて被誘導コイル５６に発生する交流電流を整流し
て直流電流を出力する。なお、整流回路６０には当該直
流電流の逆流を防止するダイオード（不図示）が含まれ
ているため、出力された直流電流は戻ることはない。６
２はバッテリーであり、ケース５８の内部に配され、整
流回路６０から出力される直流電流により充電される。
ついて説明する。５６は被誘導コイルであり、歯ブラシ
本体５２のケース５８内部下端に、内周面に沿って配さ
れている。６０は整流回路であり、ケース５８の内部に
配されて被誘導コイル５６に発生する交流電流を整流し
て直流電流を出力する。なお、整流回路６０には当該直
流電流の逆流を防止するダイオード（不図示）が含まれ
ているため、出力された直流電流は戻ることはない。６
２はバッテリーであり、ケース５８の内部に配され、整
流回路６０から出力される直流電流により充電される。
【０００５】６４は作動回路であり、ケース５８の内部
に配される。歯ブラシ本体５２の場合には例えば歯ブラ
シ（不図示）を回転または前後動させるためのモータ６
６やモータ６６への電流を制御するための駆動回路（不
図示）等から構成される。なお、この作動回路６４は、
機器本体の種類により異なり、例えば移動体通信機器等
の情報通信機器の一例であるコードレス電話の場合には
送受信回路やマイクロコンピュータ等が該当し、また音
響・映像機器等のリモコンの場合（例えば赤外線リモコ
ン）には、赤外線ＬＥＤやＬＥＤ駆動回路等が該当し、
シェーバや小型電動工具の場合には内歯や刃を駆動する
モータおよびモータへの電流を制御する制御回路等が該
当する。６８はスイッチであり、バッテリー６２から作
動回路６４への電流のオン・オフを行うものであり、ケ
ース５８の外面に使用者が操作可能に配されている。
に配される。歯ブラシ本体５２の場合には例えば歯ブラ
シ（不図示）を回転または前後動させるためのモータ６
６やモータ６６への電流を制御するための駆動回路（不
図示）等から構成される。なお、この作動回路６４は、
機器本体の種類により異なり、例えば移動体通信機器等
の情報通信機器の一例であるコードレス電話の場合には
送受信回路やマイクロコンピュータ等が該当し、また音
響・映像機器等のリモコンの場合（例えば赤外線リモコ
ン）には、赤外線ＬＥＤやＬＥＤ駆動回路等が該当し、
シェーバや小型電動工具の場合には内歯や刃を駆動する
モータおよびモータへの電流を制御する制御回路等が該
当する。６８はスイッチであり、バッテリー６２から作
動回路６４への電流のオン・オフを行うものであり、ケ
ース５８の外面に使用者が操作可能に配されている。
【０００６】次に、充電器５４について詳細に説明す
る。充電器５４には、スタンド本体７０と、スタンド本
体７０と一体に形成されて歯ブラシ本体５２を着脱自在
に支持する支持部と、支持部に支持された歯ブラシ本体
５２の被誘導コイル５６に電流を誘起させるための誘導
コイル７２と、誘導コイル７２を励磁させる交流電源部
７４とが設けられている。
る。充電器５４には、スタンド本体７０と、スタンド本
体７０と一体に形成されて歯ブラシ本体５２を着脱自在
に支持する支持部と、支持部に支持された歯ブラシ本体
５２の被誘導コイル５６に電流を誘起させるための誘導
コイル７２と、誘導コイル７２を励磁させる交流電源部
７４とが設けられている。
【０００７】さらに詳細に各構成について説明する。支
持部は、歯ブラシ本体５２が載置される載置台７６と、
載置台７６の上方に離間して配せられたアーム７８とか
ら構成される。載置台７６の上面にはスタンド本体７０
が立設されており、スタンド本体７０の上部から載置台
７６の上方へ、載置台７６と略平行となるようにアーム
７８が延設されている。また、アーム７８は歯ブラシ本
体５２が挿通可能な透孔８０を有し、透孔８０に挿通さ
れて載置台７６に載置された歯ブラシ本体５２の中途部
分を支持可能であり、これにより歯ブラシ本体５２が充
電器５４に転倒せずに保持される。
持部は、歯ブラシ本体５２が載置される載置台７６と、
載置台７６の上方に離間して配せられたアーム７８とか
ら構成される。載置台７６の上面にはスタンド本体７０
が立設されており、スタンド本体７０の上部から載置台
７６の上方へ、載置台７６と略平行となるようにアーム
７８が延設されている。また、アーム７８は歯ブラシ本
体５２が挿通可能な透孔８０を有し、透孔８０に挿通さ
れて載置台７６に載置された歯ブラシ本体５２の中途部
分を支持可能であり、これにより歯ブラシ本体５２が充
電器５４に転倒せずに保持される。
【０００８】誘導コイル７２は、載置台７６内部の上面
に接着等の方法により取り付けられている。また、誘導
コイル７２の取り付け位置は、歯ブラシ本体５２が載置
された際に、載置台７６の上方から見て被誘導コイル５
６の中心が誘導コイル７２の中心と略等しくなるように
配され、誘導コイル７２に発生する磁束をなるべく多く
被誘導コイル５６内を通過させるようにしている。交流
電源部７４は、電線８２から入力される商用周波数交流
電圧または直流電圧を、高周波交流電圧に変換する機能
を有する。
に接着等の方法により取り付けられている。また、誘導
コイル７２の取り付け位置は、歯ブラシ本体５２が載置
された際に、載置台７６の上方から見て被誘導コイル５
６の中心が誘導コイル７２の中心と略等しくなるように
配され、誘導コイル７２に発生する磁束をなるべく多く
被誘導コイル５６内を通過させるようにしている。交流
電源部７４は、電線８２から入力される商用周波数交流
電圧または直流電圧を、高周波交流電圧に変換する機能
を有する。
【０００９】次に、充電の動作について、図５を用いて
その概略を説明する。交流電源部７４は、電線８２を介
して商用周波数交流電源８４から供給される交流電圧
を、例えば整流、平滑、スイッチング工程を経て高周波
交流電圧に変換し、この交流電圧を誘導コイル７２に印
加する。誘導コイル７２内には高周波交流電流が流れて
磁束が発生し、この磁束の一部が歯ブラシ本体５２内に
配された被誘導コイル５６内を通過することによって被
誘導コイル５６に電流が誘起される。誘起された電流
は、整流回路６０を介して直流電流に変換され、バッテ
リー６２はこの電流により充電される。使用者は、歯ブ
ラシ本体５２をスタンドを兼ねた充電器５４から取り出
し、スイッチ６８をオンにすると、バッテリー６２から
作動回路６４に電流が供給されてモータ６６が作動し、
歯ブラシ（不図示）が回転または前後動を開始して歯磨
きが行える。また、使用後は再度充電器５４に戻し、充
電器５４を上記のように作動させることにより次回の歯
磨きのための充電が行える。
その概略を説明する。交流電源部７４は、電線８２を介
して商用周波数交流電源８４から供給される交流電圧
を、例えば整流、平滑、スイッチング工程を経て高周波
交流電圧に変換し、この交流電圧を誘導コイル７２に印
加する。誘導コイル７２内には高周波交流電流が流れて
磁束が発生し、この磁束の一部が歯ブラシ本体５２内に
配された被誘導コイル５６内を通過することによって被
誘導コイル５６に電流が誘起される。誘起された電流
は、整流回路６０を介して直流電流に変換され、バッテ
リー６２はこの電流により充電される。使用者は、歯ブ
ラシ本体５２をスタンドを兼ねた充電器５４から取り出
し、スイッチ６８をオンにすると、バッテリー６２から
作動回路６４に電流が供給されてモータ６６が作動し、
歯ブラシ（不図示）が回転または前後動を開始して歯磨
きが行える。また、使用後は再度充電器５４に戻し、充
電器５４を上記のように作動させることにより次回の歯
磨きのための充電が行える。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の充電器には次のような課題がある。誘導コイルによ
り、効率の良く被誘導コイル内に電流を誘起させるため
には、誘導コイルと被誘導コイルとの磁気的結合を良く
（「磁気的結合を良く」するとは、誘導コイルによって
発生する磁束の被誘導コイル内の通過量を多くすること
を言う）する必要がある。このためには、誘導コイルと
被誘導コイルの中心を一致させて同一平面上に配する必
要があるが、上記従来例では、ケース５８の底面と載置
台７６の上面の厚さの和の分だけ間隔が必ず開いてしま
い、磁気的結合が悪くなり、充電の効率が低下するとい
う課題がある。
来の充電器には次のような課題がある。誘導コイルによ
り、効率の良く被誘導コイル内に電流を誘起させるため
には、誘導コイルと被誘導コイルとの磁気的結合を良く
（「磁気的結合を良く」するとは、誘導コイルによって
発生する磁束の被誘導コイル内の通過量を多くすること
を言う）する必要がある。このためには、誘導コイルと
被誘導コイルの中心を一致させて同一平面上に配する必
要があるが、上記従来例では、ケース５８の底面と載置
台７６の上面の厚さの和の分だけ間隔が必ず開いてしま
い、磁気的結合が悪くなり、充電の効率が低下するとい
う課題がある。
【００１１】このため、図４に示すように載置台７６の
上面にケース５８が挿入可能な凹部８６を設け、誘導コ
イル７２はこの凹部８６の周囲に配する構成として被誘
導コイル５６と誘導コイル７２とを同一平面上に配する
構成とするものもあるが、この構成では、特に機器本体
が歯ブラシ本体５２等のように水滴が付着するものの場
合には、充電器５４に戻した際に垂れた水滴が載置台７
６の凹部８６に溜まり、また機器本体に水滴が付着しな
い場合であっても塵や埃が凹部８６に溜まり不衛生であ
り、また載置台７６の清掃も行いにくい。また、水滴や
埃等が付着し易い載置台内に誘導コイルを配する必要が
あるため、載置台を防水構造とする必要があり構造が複
雑となりコスト高となるといった課題もある。従って、
本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とする
ところは、効率の良い充電が行えると共に、構造が簡単
で低コストで製造可能な充電器を提供することにある。
上面にケース５８が挿入可能な凹部８６を設け、誘導コ
イル７２はこの凹部８６の周囲に配する構成として被誘
導コイル５６と誘導コイル７２とを同一平面上に配する
構成とするものもあるが、この構成では、特に機器本体
が歯ブラシ本体５２等のように水滴が付着するものの場
合には、充電器５４に戻した際に垂れた水滴が載置台７
６の凹部８６に溜まり、また機器本体に水滴が付着しな
い場合であっても塵や埃が凹部８６に溜まり不衛生であ
り、また載置台７６の清掃も行いにくい。また、水滴や
埃等が付着し易い載置台内に誘導コイルを配する必要が
あるため、載置台を防水構造とする必要があり構造が複
雑となりコスト高となるといった課題もある。従って、
本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とする
ところは、効率の良い充電が行えると共に、構造が簡単
で低コストで製造可能な充電器を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、内部中途部分に
配された被誘導コイル、該被誘導コイルに発生する交流
電流を整流する整流回路、該整流回路から出力される直
流電流により充電されるバッテリー、および該バッテリ
ーから電流を供給されて作動する作動回路が内蔵された
機器本体を着脱自在に支持する支持部と、該支持部に支
持された前記機器本体内の前記被誘導コイルに電流を誘
起させるための誘導コイルと、該誘導コイルを励磁させ
る交流電源部とを具備し、前記支持部は、前記機器本体
が載置される載置台と、該載置台の上方に離間して配せ
られると共に、前記機器本体が挿通可能な透孔を有し、
該透孔に挿通されて前記載置台に載置された機器本体の
前記中途部分を支持可能なアームとを有する電磁誘導式
充電器において、前記誘導コイルは、前記アーム内の前
記透孔の回りに配せられていることを特徴とする。
するため次の構成を備える。すなわち、内部中途部分に
配された被誘導コイル、該被誘導コイルに発生する交流
電流を整流する整流回路、該整流回路から出力される直
流電流により充電されるバッテリー、および該バッテリ
ーから電流を供給されて作動する作動回路が内蔵された
機器本体を着脱自在に支持する支持部と、該支持部に支
持された前記機器本体内の前記被誘導コイルに電流を誘
起させるための誘導コイルと、該誘導コイルを励磁させ
る交流電源部とを具備し、前記支持部は、前記機器本体
が載置される載置台と、該載置台の上方に離間して配せ
られると共に、前記機器本体が挿通可能な透孔を有し、
該透孔に挿通されて前記載置台に載置された機器本体の
前記中途部分を支持可能なアームとを有する電磁誘導式
充電器において、前記誘導コイルは、前記アーム内の前
記透孔の回りに配せられていることを特徴とする。
【００１３】
【作用】誘導コイルを機器本体の中途部分を支持可能な
アーム内に配することにより、機器本体の中途部分の内
部に配された被誘導コイルが誘導コイルの内側に位置し
た状態で各コイルを同一平面上に配することができるた
めに、磁気的結合が良くなる。
アーム内に配することにより、機器本体の中途部分の内
部に配された被誘導コイルが誘導コイルの内側に位置し
た状態で各コイルを同一平面上に配することができるた
めに、磁気的結合が良くなる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図２は本発明の充電器、および
充電器と共に電磁誘導方式を用いた充電電気機器を構成
する機器本体の内部構造を示す正面断面図である。な
お、外形は図１に示すように従来例と略同様に形成さ
れ、また電気的な構成も図５に示すように充電器、機器
本体ともに従来例と同一であるため、従来例と同じ構成
に関しては同一の符号を付し、説明は省略する。また、
本実施例では電気機器の一例として電動歯ブラシを用い
て説明するが、電動歯ブラシに限らず、移動体通信機器
等の情報通信機器（コードレス電話等）、音響・映像機
器等のリモコン、シェーバ、小型電動工具等であっても
良い。
づいて詳細に説明する。図２は本発明の充電器、および
充電器と共に電磁誘導方式を用いた充電電気機器を構成
する機器本体の内部構造を示す正面断面図である。な
お、外形は図１に示すように従来例と略同様に形成さ
れ、また電気的な構成も図５に示すように充電器、機器
本体ともに従来例と同一であるため、従来例と同じ構成
に関しては同一の符号を付し、説明は省略する。また、
本実施例では電気機器の一例として電動歯ブラシを用い
て説明するが、電動歯ブラシに限らず、移動体通信機器
等の情報通信機器（コードレス電話等）、音響・映像機
器等のリモコン、シェーバ、小型電動工具等であっても
良い。
【００１５】充電電気機器としての充電式電動歯ブラシ
１０は、機器本体としての歯ブラシ本体１２と、歯ブラ
シ本体１２を充電するための充電器１４とから構成さ
れ、充電器１４は歯ブラシ本体１２のスタンドも兼ねて
いる。さらに詳細に、歯ブラシ本体１２の構成について
説明すると、従来例とは異なり被誘導コイル５６は歯ブ
ラシ本体１２のケース５８内部の中途部分に配されてい
る。また、６２はバッテリーであり、６６は作動回路６
４の一部を構成するモータである。なお、作動回路６４
は、機器本体の種類により異なり、例えば移動体通信機
器等の情報通信機器の一例であるコードレス電話の場合
には送受信回路やマイクロコンピュータ等が該当し、ま
た音響・映像機器等のリモコンの場合（例えば赤外線リ
モコン）には、赤外線ＬＥＤやＬＥＤ駆動回路等が該当
し、シェーバや小型電動工具の場合には内歯や刃を駆動
するモータおよびモータへの電流を制御する制御回路等
が該当する。また、上記バッテリー６２や、モータ６６
を含む作動回路６４はケース５８内部での移動を防止す
るために内部ホルダ（不図示）によって固定されてい
る。
１０は、機器本体としての歯ブラシ本体１２と、歯ブラ
シ本体１２を充電するための充電器１４とから構成さ
れ、充電器１４は歯ブラシ本体１２のスタンドも兼ねて
いる。さらに詳細に、歯ブラシ本体１２の構成について
説明すると、従来例とは異なり被誘導コイル５６は歯ブ
ラシ本体１２のケース５８内部の中途部分に配されてい
る。また、６２はバッテリーであり、６６は作動回路６
４の一部を構成するモータである。なお、作動回路６４
は、機器本体の種類により異なり、例えば移動体通信機
器等の情報通信機器の一例であるコードレス電話の場合
には送受信回路やマイクロコンピュータ等が該当し、ま
た音響・映像機器等のリモコンの場合（例えば赤外線リ
モコン）には、赤外線ＬＥＤやＬＥＤ駆動回路等が該当
し、シェーバや小型電動工具の場合には内歯や刃を駆動
するモータおよびモータへの電流を制御する制御回路等
が該当する。また、上記バッテリー６２や、モータ６６
を含む作動回路６４はケース５８内部での移動を防止す
るために内部ホルダ（不図示）によって固定されてい
る。
【００１６】次に、充電器１４について詳細に説明す
る。充電器１４には、スタンド本体７０と、支持部を構
成する載置台１６および載置台１６の上方に離間して配
せられたアーム１８と、誘導コイル７２と、交流電源部
７４とが設けられている。さらに詳細に従来例と異なる
構成について説明する。アーム１８内の透孔８０の回り
には誘導コイル７２が配されており、アーム１８自体は
防水構造に形成されている。また、透孔８０の内径は、
歯ブラシ本体５２の充電器５４からの抜脱の容易さを考
慮しつつ、被誘導コイル５６と誘導コイル７２との距離
をできる限り少なくすべく、ケース５８の外径より若干
大径に形成することが望ましい。なお、本実施例では、
被誘導コイル５６、誘導コイル７２ともに円筒状のケー
ス５８やアーム１８の形状、さらにはケース５８の形状
に合わせて円形に形成された透孔８０にあわせて円形に
形成されているが、ケース５８の形状が角筒状であれ
ば、各コイル５６、７２の距離を縮めるために透孔８０
も角形に形成されるので、それらの形状に合わせて多角
形に形成する。
る。充電器１４には、スタンド本体７０と、支持部を構
成する載置台１６および載置台１６の上方に離間して配
せられたアーム１８と、誘導コイル７２と、交流電源部
７４とが設けられている。さらに詳細に従来例と異なる
構成について説明する。アーム１８内の透孔８０の回り
には誘導コイル７２が配されており、アーム１８自体は
防水構造に形成されている。また、透孔８０の内径は、
歯ブラシ本体５２の充電器５４からの抜脱の容易さを考
慮しつつ、被誘導コイル５６と誘導コイル７２との距離
をできる限り少なくすべく、ケース５８の外径より若干
大径に形成することが望ましい。なお、本実施例では、
被誘導コイル５６、誘導コイル７２ともに円筒状のケー
ス５８やアーム１８の形状、さらにはケース５８の形状
に合わせて円形に形成された透孔８０にあわせて円形に
形成されているが、ケース５８の形状が角筒状であれ
ば、各コイル５６、７２の距離を縮めるために透孔８０
も角形に形成されるので、それらの形状に合わせて多角
形に形成する。
【００１７】次に、充電の動作についてその概略を説明
する。交流電源部７４によって高周波交流電圧が印加さ
れた誘導コイル７２には磁束が発生する。誘導コイル７
２は、歯ブラシ本体１２の中途部分外面とその内面とが
当接して歯ブラシ本体１２の転倒を防止するように支持
するアーム１８の内部に配されているため、歯ブラシ本
体１２の中途部分の内部に配された被誘導コイル５６が
誘導コイル７２の内側に位置した状態で各コイル５６、
７２を同一平面上に配することができ、磁気的結合が良
好となる。この結果、被誘導コイル５６に印加される高
周波交流電圧が一定である場合でも、つまり充電器１４
の消費電力が一定であっても誘導コイル７２を通過する
磁束の量が多くなるので、誘導コイル７２に誘起される
電流も増加し、バッテリー６２に蓄えられる電気エネル
ギー量も増える。また、誘導コイル７２を、載置台１６
と比べて水滴が溜まりにくいアーム１８内に配している
ので、充電器１４の防水構造、特に載置台１６の構造を
簡略することができて製造コストの低減が可能となる。
つまり、従来では、誘導コイル７２等の電気部品を入れ
るために載置台１６の内部を中空とし、さらに水による
電気部品の腐食や漏電防止用に載置台１６を防水構造と
していたが、その必要性がなくなるので、載置台１６の
形状の設計の自由度が高まり、載置台１６を構造が複雑
な内部中空構造に代えて例えば単に図２に示すような板
状に形成することもできる。従って、製造のためのコス
トも低減でき、また載置台１６の歯ブラシ本体１２との
当接面部分に水抜き用孔を設けることもできるので、使
用後の歯ブラシ本体１２に付着した水滴の水切りがすば
やく行え、衛生的である。
する。交流電源部７４によって高周波交流電圧が印加さ
れた誘導コイル７２には磁束が発生する。誘導コイル７
２は、歯ブラシ本体１２の中途部分外面とその内面とが
当接して歯ブラシ本体１２の転倒を防止するように支持
するアーム１８の内部に配されているため、歯ブラシ本
体１２の中途部分の内部に配された被誘導コイル５６が
誘導コイル７２の内側に位置した状態で各コイル５６、
７２を同一平面上に配することができ、磁気的結合が良
好となる。この結果、被誘導コイル５６に印加される高
周波交流電圧が一定である場合でも、つまり充電器１４
の消費電力が一定であっても誘導コイル７２を通過する
磁束の量が多くなるので、誘導コイル７２に誘起される
電流も増加し、バッテリー６２に蓄えられる電気エネル
ギー量も増える。また、誘導コイル７２を、載置台１６
と比べて水滴が溜まりにくいアーム１８内に配している
ので、充電器１４の防水構造、特に載置台１６の構造を
簡略することができて製造コストの低減が可能となる。
つまり、従来では、誘導コイル７２等の電気部品を入れ
るために載置台１６の内部を中空とし、さらに水による
電気部品の腐食や漏電防止用に載置台１６を防水構造と
していたが、その必要性がなくなるので、載置台１６の
形状の設計の自由度が高まり、載置台１６を構造が複雑
な内部中空構造に代えて例えば単に図２に示すような板
状に形成することもできる。従って、製造のためのコス
トも低減でき、また載置台１６の歯ブラシ本体１２との
当接面部分に水抜き用孔を設けることもできるので、使
用後の歯ブラシ本体１２に付着した水滴の水切りがすば
やく行え、衛生的である。
【００１８】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変
を施し得るのはもちろんである。
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変
を施し得るのはもちろんである。
【００１９】
【発明の効果】本発明に係る電磁誘導式充電器を用いる
と、誘導コイルは機器本体の中途部分を支持可能なアー
ム内に配されているので、機器本体の中途部分の内部に
配された被誘導コイルが誘導コイルの内側に位置し、か
つ各コイルを同一平面上に配することができる。このた
めに両コイルの磁気的結合が良好となり、誘導コイルに
誘起される電流も増えるので効率の良いバッテリーの充
電が可能となる。また、載置台を従来例のように内部を
中空とし、且つ防水構造とする必要もなくなるので、載
置台の形状を簡単な構造とすることができ、製造コスト
の低減が可能となるという著効を奏する。
と、誘導コイルは機器本体の中途部分を支持可能なアー
ム内に配されているので、機器本体の中途部分の内部に
配された被誘導コイルが誘導コイルの内側に位置し、か
つ各コイルを同一平面上に配することができる。このた
めに両コイルの磁気的結合が良好となり、誘導コイルに
誘起される電流も増えるので効率の良いバッテリーの充
電が可能となる。また、載置台を従来例のように内部を
中空とし、且つ防水構造とする必要もなくなるので、載
置台の形状を簡単な構造とすることができ、製造コスト
の低減が可能となるという著効を奏する。
【図１】本発明の係る電磁誘導式充電器、および当該充
電器と共に電磁誘導方式を用いた充電電気機器を構成す
る機器本体の外形を示す斜視図である。
電器と共に電磁誘導方式を用いた充電電気機器を構成す
る機器本体の外形を示す斜視図である。
【図２】本発明の係る電磁誘導式充電器、および当該充
電器と共に電磁誘導方式を用いた充電電気機器を構成す
る機器本体の内部構造を示す正面断面図である。
電器と共に電磁誘導方式を用いた充電電気機器を構成す
る機器本体の内部構造を示す正面断面図である。
【図３】従来の充電電気機器を構成する機器本体の要部
および充電器の内部構成を示す正面断面図である。
および充電器の内部構成を示す正面断面図である。
【図４】従来の載置台の他の例を示す要部正面断面図で
ある。
ある。
【図５】充電電気機器の電気系の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
ク図である。
１０ 充電式電動歯ブラシ １２ 歯ブラシ本体 １４ 充電器 １６ 載置台 １８ アーム ５６ 被誘導コイル ６０ 整流回路 ６２ バッテリー ６４ 作動回路 ６６ モータ ７２ 誘導コイル ７４ 交流電源部 ８０ 透孔
Claims (2)
- 【請求項１】 内部中途部分に配された被誘導コイル、
該被誘導コイルに発生する交流電流を整流する整流回
路、該整流回路から出力される直流電流により充電され
るバッテリー、および該バッテリーから電流を供給され
て作動する作動回路が内蔵された機器本体を着脱自在に
支持する支持部と、 該支持部に支持された前記機器本体内の前記被誘導コイ
ルに電流を誘起させるための誘導コイルと、 該誘導コイルを励磁させる交流電源部とを具備し、 前記支持部は、 前記機器本体が載置される載置台と、 該載置台の上方に離間して配せられると共に、前記機器
本体が挿通可能な透孔を有し、該透孔に挿通されて前記
載置台に載置された機器本体の前記中途部分を支持可能
なアームとを有する電磁誘導式充電器において、 前記誘導コイルは、前記アーム内の前記透孔の回りに配
せられていることを特徴とする電磁誘導式充電器。 - 【請求項２】 請求項１記載の電磁誘導式充電器と、 該充電器の前記支持部に着脱自在であり、前記透孔に挿
通されて前記載置台に載置された際には前記アームによ
り支持される中途部分内部には被誘導コイルが配せられ
ると共に、該被誘導コイルに発生する交流電流を整流す
る整流回路、該整流回路から出力される直流電流により
充電されるバッテリー、および該バッテリーから電流を
供給されて作動する作動回路が内蔵された機器本体とを
具備することを特徴とする電磁誘導方式を用いた充電電
気機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6108192A JPH07320964A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 電磁誘導式充電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6108192A JPH07320964A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 電磁誘導式充電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07320964A true JPH07320964A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14478345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6108192A Pending JPH07320964A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 電磁誘導式充電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07320964A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000254141A (ja) * | 1999-03-05 | 2000-09-19 | Olympus Optical Co Ltd | 手術装置 |
| JP2001016789A (ja) * | 1999-06-25 | 2001-01-19 | Matsushita Electric Works Ltd | 非接触充電装置 |
| JP2001352684A (ja) * | 2000-06-07 | 2001-12-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 充電器 |
| WO2008125194A2 (en) * | 2007-03-27 | 2008-10-23 | Laboratorium Voor Electronische Toepassingen Nv | Cordless power tool with intelligent operation and control |
| JP2016507860A (ja) * | 2012-12-21 | 2016-03-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングＲｏｂｅｒｔ Ｂｏｓｃｈ Ｇｍｂｈ | 手持ち式工具用二次電池 |
| JP2017153204A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 昭和飛行機工業株式会社 | 水中ロボット用の非接触給電装置 |
| JPWO2016163090A1 (ja) * | 2015-04-06 | 2018-01-25 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電気機器ユニット |
| CN109177763A (zh) * | 2018-10-24 | 2019-01-11 | 哈尔滨工业大学（威海） | 无线充电的磁耦合结构及自主式水下航行器*** |
| CN109998720A (zh) * | 2014-04-25 | 2019-07-12 | 高露洁-棕榄公司 | 带有可再充电电池的电动牙刷和与所述电动牙刷一起使用的电感充电器设备 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP6108192A patent/JPH07320964A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2008125194A2 (en) * | 2007-03-27 | 2008-10-23 | Laboratorium Voor Electronische Toepassingen Nv | Cordless power tool with intelligent operation and control |
| WO2008125194A3 (en) * | 2007-03-27 | 2008-12-04 | Lab Voor Electronische Toepass | Cordless power tool with intelligent operation and control |
| JP2016507860A (ja) * | 2012-12-21 | 2016-03-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングＲｏｂｅｒｔ Ｂｏｓｃｈ Ｇｍｂｈ | 手持ち式工具用二次電池 |
| CN109998720A (zh) * | 2014-04-25 | 2019-07-12 | 高露洁-棕榄公司 | 带有可再充电电池的电动牙刷和与所述电动牙刷一起使用的电感充电器设备 |
| CN109998720B (zh) * | 2014-04-25 | 2021-12-10 | 高露洁-棕榄公司 | 带有可再充电电池的电动牙刷和与所述电动牙刷一起使用的电感充电器设备 |
| JPWO2016163090A1 (ja) * | 2015-04-06 | 2018-01-25 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電気機器ユニット |
| JP2020074663A (ja) * | 2015-04-06 | 2020-05-14 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 充電スタンドおよび電気機器ユニット |
| US10893922B2 (en) | 2015-04-06 | 2021-01-19 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Electric apparatus unit |
| JP2017153204A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 昭和飛行機工業株式会社 | 水中ロボット用の非接触給電装置 |
| CN109177763A (zh) * | 2018-10-24 | 2019-01-11 | 哈尔滨工业大学（威海） | 无线充电的磁耦合结构及自主式水下航行器*** |
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