JPH0731433A - 容器詰フレーバーウォーター - Google Patents
容器詰フレーバーウォーターInfo
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- JPH0731433A JPH0731433A JP5202805A JP20280593A JPH0731433A JP H0731433 A JPH0731433 A JP H0731433A JP 5202805 A JP5202805 A JP 5202805A JP 20280593 A JP20280593 A JP 20280593A JP H0731433 A JPH0731433 A JP H0731433A
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Landscapes
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 既製のスポーツ飲料やミネラルウォーターに
かわる新規な飲料を提供する。 【構成】 イオン交換水または天然水中にボイソンベリ
ー、ブルーベリー、ラズベリー、キウイフルーツ、紫蘇
のいずれかのフレーバーと砂糖またはパラチノースをそ
れぞれ所定量添加し、クエン酸にてｐＨを調節する。
かわる新規な飲料を提供する。 【構成】 イオン交換水または天然水中にボイソンベリ
ー、ブルーベリー、ラズベリー、キウイフルーツ、紫蘇
のいずれかのフレーバーと砂糖またはパラチノースをそ
れぞれ所定量添加し、クエン酸にてｐＨを調節する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はイオン交換水または天然
水中に小量のフレーバーと砂糖またはパラチノースおよ
びクエン酸を含む新規な清涼飲料に関する。
水中に小量のフレーバーと砂糖またはパラチノースおよ
びクエン酸を含む新規な清涼飲料に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近塩素臭の強い水道水にかわる飲料水
として各種のスポーツ飲料やミネラルウォーター等が市
販されている。
として各種のスポーツ飲料やミネラルウォーター等が市
販されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これらの飲料中スポー
ツ飲料は塩分を含み、スポーツ時の流汗による体内の塩
分の減少を補う飲料としては好適であるが、スポーツを
行う時以外に飲む水がわりの飲料としては特に美味なも
のではなく消費者の嗜好に必ずしも適合しない。また各
地の天然の涌水が容器詰として市販されているが、無
味、無臭であるため消費者の水分を欲する状況によって
は物足りない場合がある。
ツ飲料は塩分を含み、スポーツ時の流汗による体内の塩
分の減少を補う飲料としては好適であるが、スポーツを
行う時以外に飲む水がわりの飲料としては特に美味なも
のではなく消費者の嗜好に必ずしも適合しない。また各
地の天然の涌水が容器詰として市販されているが、無
味、無臭であるため消費者の水分を欲する状況によって
は物足りない場合がある。
【０００４】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
ものであって、既製のスポーツ飲料やミネラルウォータ
ーで充足されない消費者の需要を満たす新規な清涼飲料
を提供しようとするものである。
ものであって、既製のスポーツ飲料やミネラルウォータ
ーで充足されない消費者の需要を満たす新規な清涼飲料
を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記本発
明の目的を達成すべく研究と実験を重ねた結果、イオン
交換水または天然水に特定のフレーバーと砂糖またはパ
ラチノースを限定された範囲内で添加し、クエン酸でｐ
Ｈを特定範囲に調節すると、ミネラルウォーターの物足
りなさを解消するとともに果汁飲料のように甘さが後ま
で残らないさっぱりとした清涼感を有する飲料ができる
ことを発見し、本発明に到達した。すなわち、上記目的
を達成する本発明の容器詰フレーバーウォーターはイオ
ン交換水または天然水中にボイソンベリーフレーバー、
ブルーベリーフレーバー、クランベリーフレーバー、ラ
ズベリーフレーバー、キウイフルーツフレーバー、紫蘇
フレーバーからなる群から選ばれたフレーバー０．００
０５％〜０．０１％、砂糖０．５％〜５．０％、クエン
酸０．０１％〜０．２％を含有し、ｐＨが３．０〜５．
０であることを特徴とする。上記構成において砂糖にか
わり三井製糖株式会社の開発にかかる天然の糖であるパ
ラチノースを１．０％〜１０．０％添加してもよい。パ
ラチノースを添加した場合砂糖を添加した場合よりも甘
みとカロリーを減少させることが可能である上に虫歯予
防の効果もある。なお、本明細書において百分率はすべ
て重量％を示す。
明の目的を達成すべく研究と実験を重ねた結果、イオン
交換水または天然水に特定のフレーバーと砂糖またはパ
ラチノースを限定された範囲内で添加し、クエン酸でｐ
Ｈを特定範囲に調節すると、ミネラルウォーターの物足
りなさを解消するとともに果汁飲料のように甘さが後ま
で残らないさっぱりとした清涼感を有する飲料ができる
ことを発見し、本発明に到達した。すなわち、上記目的
を達成する本発明の容器詰フレーバーウォーターはイオ
ン交換水または天然水中にボイソンベリーフレーバー、
ブルーベリーフレーバー、クランベリーフレーバー、ラ
ズベリーフレーバー、キウイフルーツフレーバー、紫蘇
フレーバーからなる群から選ばれたフレーバー０．００
０５％〜０．０１％、砂糖０．５％〜５．０％、クエン
酸０．０１％〜０．２％を含有し、ｐＨが３．０〜５．
０であることを特徴とする。上記構成において砂糖にか
わり三井製糖株式会社の開発にかかる天然の糖であるパ
ラチノースを１．０％〜１０．０％添加してもよい。パ
ラチノースを添加した場合砂糖を添加した場合よりも甘
みとカロリーを減少させることが可能である上に虫歯予
防の効果もある。なお、本明細書において百分率はすべ
て重量％を示す。
【０００６】使用する水としてはイオン交換水を活性炭
処理したものが好適であり、天然の涌水も使用すること
ができる。
処理したものが好適であり、天然の涌水も使用すること
ができる。
【０００７】フレーバーウォーターを製造するには、イ
オン交換水または天然水中に上記フレーバーのいずれか
と砂糖またはパラチノースをそれぞれ所定量添加し、ク
エン酸水溶液でｐＨを調節した後水を足して所定量とす
る。この飲料を缶等の容器に充填密封した後８０〜１０
５℃で１０〜３０分間加熱殺菌し容器詰フレーバーウォ
ーターを得る。この加熱条件を越える加熱を行うとフレ
ーバーが変質し飲料の味が変る一方この加熱条件未満の
加熱では酵母やかび等の殺菌が充分行われず飲料の変敗
を生じるおそれがあるので好ましくない。またホットパ
ック法による殺菌はフレーバーの香りを散失せしめるの
で好ましくない。
オン交換水または天然水中に上記フレーバーのいずれか
と砂糖またはパラチノースをそれぞれ所定量添加し、ク
エン酸水溶液でｐＨを調節した後水を足して所定量とす
る。この飲料を缶等の容器に充填密封した後８０〜１０
５℃で１０〜３０分間加熱殺菌し容器詰フレーバーウォ
ーターを得る。この加熱条件を越える加熱を行うとフレ
ーバーが変質し飲料の味が変る一方この加熱条件未満の
加熱では酵母やかび等の殺菌が充分行われず飲料の変敗
を生じるおそれがあるので好ましくない。またホットパ
ック法による殺菌はフレーバーの香りを散失せしめるの
で好ましくない。
【０００８】フレーバーウォーターの充填用容器として
は食缶、ペットボトル、スタンディングパウチ等上記の
加熱殺菌に耐えうる容器であれば特に制限はない。
は食缶、ペットボトル、スタンディングパウチ等上記の
加熱殺菌に耐えうる容器であれば特に制限はない。
【０００９】
〔実施例１〕活性炭処理したイオン交換水に塩野香料
（株）製ボイソンベリーエッセンス１５３１６（商標）
１ｍｌ（ボイソンベリーフレーバー７．４％含有）、砂
糖６０ｇを添加し、クエン酸水溶液（５％）を添加する
ことによりｐＨを３．４に調整した。増水して全量を２
ｋｇとした。ｐＨは３．４であった。この飲料をＲＪ２
００ＡＮ２缶に１９５ｇ充填し密封後沸騰浴中で２０分
間加熱殺菌してフレーバーウォーター缶詰を得た。
（株）製ボイソンベリーエッセンス１５３１６（商標）
１ｍｌ（ボイソンベリーフレーバー７．４％含有）、砂
糖６０ｇを添加し、クエン酸水溶液（５％）を添加する
ことによりｐＨを３．４に調整した。増水して全量を２
ｋｇとした。ｐＨは３．４であった。この飲料をＲＪ２
００ＡＮ２缶に１９５ｇ充填し密封後沸騰浴中で２０分
間加熱殺菌してフレーバーウォーター缶詰を得た。
【００１０】〔実施例２〕フレーバーとして塩野香料
（株）製ブルーベリーエッセンス２０７７０（商標）１
ｍｌ（ブルーベリーフレーバー６．９％含有）を使用し
た以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウォー
ター缶詰を得た。
（株）製ブルーベリーエッセンス２０７７０（商標）１
ｍｌ（ブルーベリーフレーバー６．９％含有）を使用し
た以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウォー
ター缶詰を得た。
【００１１】〔実施例３〕フレーバーとして塩野香料
（株）製クランベリーエッセンス２１３１６（商標）１
ｍｌ（クランベリーフレーバー２．５％含有）を使用し
た以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウォー
ター缶詰を得た。
（株）製クランベリーエッセンス２１３１６（商標）１
ｍｌ（クランベリーフレーバー２．５％含有）を使用し
た以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウォー
ター缶詰を得た。
【００１２】〔実施例４〕フレーバーとして塩野香料
（株）製ラズベリーエッセンス１５１５７ １ｍｌ（ラ
ズベリーフレーバー１．６％含有）を使用した以外は実
施例１と同一の製法によりフレーバーウォーター缶詰を
得た。
（株）製ラズベリーエッセンス１５１５７ １ｍｌ（ラ
ズベリーフレーバー１．６％含有）を使用した以外は実
施例１と同一の製法によりフレーバーウォーター缶詰を
得た。
【００１３】〔実施例５〕フレーバーとして塩野香料
（株）製キウイフルーツエッセンス１５９１６ １ｍｌ
（キウイフルーツフレーバー７．５％含有）を使用した
以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウォータ
ー缶詰を得た。
（株）製キウイフルーツエッセンス１５９１６ １ｍｌ
（キウイフルーツフレーバー７．５％含有）を使用した
以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウォータ
ー缶詰を得た。
【００１４】〔実施例６〕砂糖のかわりに三井製糖
（株）製パラチノース（ＩＳＮ）（商標）１００ｇを使
用した以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウ
ォーター缶詰を得た。
（株）製パラチノース（ＩＳＮ）（商標）１００ｇを使
用した以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウ
ォーター缶詰を得た。
【００１５】〔実施例７〕砂糖のかわりに三井製糖
（株）製パラチノース（ＴＮ）（商標）１００ｇを使用
した以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウォ
ーター缶詰を得た。
（株）製パラチノース（ＴＮ）（商標）１００ｇを使用
した以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウォ
ーター缶詰を得た。
【００１６】〔実施例８〕砂糖のかわりにパラチノース
（ＩＳＮ）１５０ｇを使用した以外は実施例１と同一の
製法によりフレーバーウォーター缶詰を得た。
（ＩＳＮ）１５０ｇを使用した以外は実施例１と同一の
製法によりフレーバーウォーター缶詰を得た。
【００１７】〔実施例９〕フレーバーとして塩野香料
（株）製紫蘇エキス２０ｍｌおよびペリーラ（商標、紫
蘇の抽出液）４０ｇを使用した以外は実施例１と同一の
製法によりフレーバーウォーター缶詰を得た。
（株）製紫蘇エキス２０ｍｌおよびペリーラ（商標、紫
蘇の抽出液）４０ｇを使用した以外は実施例１と同一の
製法によりフレーバーウォーター缶詰を得た。
【００１８】〔実施例１０〕フレーバーとして上記紫蘇
エキス２０ｍｌおよびペリーラ４０ｇを使用し、砂糖の
添加量を４０ｇとした以外は実施例１と同一の製法によ
りフレーバーウォーター缶詰を得た。
エキス２０ｍｌおよびペリーラ４０ｇを使用し、砂糖の
添加量を４０ｇとした以外は実施例１と同一の製法によ
りフレーバーウォーター缶詰を得た。
【００１９】〔実施例１１〕砂糖の添加量を４０ｇとし
た以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウォー
ター缶詰を得た。
た以外は実施例１と同一の製法によりフレーバーウォー
ター缶詰を得た。
【００２０】各実施例のフレーバーウォーター缶詰につ
き１０人のパネルによる官能検査を行った結果を表１に
示す。
き１０人のパネルによる官能検査を行った結果を表１に
示す。
【００２１】 表 １ フレーバーウォーター缶詰の官能テスト 実施例 フレーバー 酸味 甘味 清涼感 全体評価 １ ボイソンベリー 良い 良い ５ ５ ２ ブルーベリー 良い 良い ５ ５ ３ クランベリー 良い 良い ５ ５ ４ ラズベリー 良い 良い ５ ５ ５ キウイフルーツ 良い 良い ４ ４ ６ ボイソンベリー 良い やや弱い ４ ３ ７ ボイソンベリー 良い 良い ５ ５ ８ ボイソンベリー 良い 良い ５ ５ ９ シソエキス 良い 良い ４ ４ 10 シソエキス 良い 良い ５ ５ 11 ボイソンベリー 良い やや弱い ４ ３ 註：フレーバー、酸味、甘味については良い、やや強
い、強い、やや弱い、弱いの５段階評価により、清涼感
および全体評価については１〜５（５が最高）の５段階
評価による。
い、強い、やや弱い、弱いの５段階評価により、清涼感
および全体評価については１〜５（５が最高）の５段階
評価による。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、特
定のフレーバーと砂糖またはパラチノースを限定された
範囲で添加し、クエン酸でｐＨを調節することにより、
かすかなフレーバーと甘み、酸味を有ししかも甘さが後
まで残らないさっぱりとした清涼感を有する飲料水にか
わる飲料が得られる。
定のフレーバーと砂糖またはパラチノースを限定された
範囲で添加し、クエン酸でｐＨを調節することにより、
かすかなフレーバーと甘み、酸味を有ししかも甘さが後
まで残らないさっぱりとした清涼感を有する飲料水にか
わる飲料が得られる。
Claims (2)
- 【請求項１】 イオン交換水または天然水中にボイソン
ベリーフレーバー、ブルーベリーフレーバー、クランベ
リーフレーバー、ラズベリーフレーバー、キウイフルー
ツフレーバー、紫蘇フレーバーからなる群から選ばれた
フレーバー０．０００５％〜０．０１％、砂糖０．５％
〜５．０％、クエン酸０．０１％〜０．２％を含有し、
ｐＨが３．０〜５．０であることを特徴とする容器詰フ
レーバーウォーター。 - 【請求項２】 イオン交換水または天然水中にボイソン
ベリーフレーバー、ブルーベリーフレーバー、クランベ
リーフレーバー、ラズベリーフレーバー、キウイフルー
ツフレーバー、紫蘇フレーバーからなる群から選ばれた
フレーバー０．０００５％〜０．０１％、パラチノース
１．０％〜１０．０％、クエン酸０．０１％〜０．２％
を含有し、ｐＨが３．０〜５．０であることを特徴とす
る容器詰フレーバーウォーター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5202805A JPH0731433A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 容器詰フレーバーウォーター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5202805A JPH0731433A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 容器詰フレーバーウォーター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731433A true JPH0731433A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16463495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5202805A Pending JPH0731433A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 容器詰フレーバーウォーター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731433A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11178553A (ja) * | 1997-12-25 | 1999-07-06 | Kazuaki Fukuoka | ビルベリー配合飲料及びその製造方法 |
| WO2003017788A1 (fr) * | 2001-08-30 | 2003-03-06 | Shin Mitsui Sugar Co., Ltd. | Boisson contenant des aromes de fleurs ou d'herbes ou des extraits d'aromes de fleurs ou d'herbes |
| US8186060B2 (en) | 2006-08-24 | 2012-05-29 | Korea Institute Of Science And Technology | Method to provide initial tension for coil spring and its application |
| JP2014117183A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Okunagaragawa-Meisui Inc | 密閉容器入り清涼飲料水の製造方法及び密閉容器入り清涼飲料水 |
| WO2019050041A1 (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-14 | サントリーホールディングス株式会社 | リナロール含有無色透明飲料 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59187768A (ja) * | 1983-02-01 | 1984-10-24 | ザ，プロクタ−，エンド，ギヤンブル，カンパニ− | 改善されたフレ−バ−印象のために特定の陽イオン−食用酸混合物を含有する飲料 |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP5202805A patent/JPH0731433A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59187768A (ja) * | 1983-02-01 | 1984-10-24 | ザ，プロクタ−，エンド，ギヤンブル，カンパニ− | 改善されたフレ−バ−印象のために特定の陽イオン−食用酸混合物を含有する飲料 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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