JPH07314258A - 曲がり穴加工方法および曲がり穴加工装置 - Google Patents

曲がり穴加工方法および曲がり穴加工装置

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JPH07314258A
JPH07314258A JP11689494A JP11689494A JPH07314258A JP H07314258 A JPH07314258 A JP H07314258A JP 11689494 A JP11689494 A JP 11689494A JP 11689494 A JP11689494 A JP 11689494A JP H07314258 A JPH07314258 A JP H07314258A
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Japan
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machining
processing
voltage
electrode
electrodes
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Application number
JP11689494A
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English (en)
Inventor
Hiroo Kitada
田 裕 生 北
Hisashi Sakata
田 尚 志 坂
Mitsuo Uchiyama
山 光 夫 内
Teishiro Shibazaki
崎 禎四郎 芝
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工用電極工具を用いて曲り穴加工を行なう
際、加工の方向または加工穴の形状を変えるのに加工用
電極工具を回動させる回動駆動部を必要とせず、加工用
電極工具を回動させないで加工の方向または形状を制御
することが可能で、複雑に湾曲する曲がり穴の加工を可
能とする曲がり穴加工方法および曲がり穴加工装置を提
供する。 【構成】 曲がり穴加工を行なうに際し、2つの電気的
に独立した加工用電極8a,8bを備えた加工用電極工
具8を用いて、加工用電極8a,8bの加工量に差をも
たせ、穴あけ加工の加工方向を加工量の多いがわに向け
る加工を継続して行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工材に対し放電加
工や電解加工等の通電加工によって曲がり穴を形成する
のに利用される曲がり穴加工方法および曲がり穴加工装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の曲がり穴加工方法および曲がり穴
加工装置としては、例えば、特願平5−194878号
明細書および図面において示された、図10に示すよう
なものがある。図10において、曲がり穴加工装置10
1は、電解加工機102に適用した場合を示すものであ
って、電解加工機102に設けられた上下移動する主軸
(z軸)3に管状をなす剛性工具支持部材104が止め
具105により垂直方向の向きに取り付けてある。
【0003】この管状をなす剛性工具支持部材104の
下端側には回転駆動部106のステータ側が装着してあ
り、この回転駆動部106のロータ側には管状をなす電
気絶縁性の可撓性工具支持部材107が取り付けてあっ
て、この管状をなす可撓性工具支持部材107の下端に
は、加工用電極工具108が設けてある。
【0004】そして、加工用電極工具108は、図11
に拡大して示すように、管状をなす可撓性工具支持部材
107の下端に設けた部分球形状をなす絶縁部材111
の内部において部分球面対偶を介して固定されており、
加工用電極工具108の進行方向と、絶縁部材111に
よって覆われていない加工用電極工具108の露出方向
とのなす角度が一定して偏倚したものとなっていて、加
工用電極工具108による加工の進行方向に対して加工
量に差を持たせており、図11においては進行方向に対
して若干右側のほうが加工量が多くなるものとしてい
る。
【0005】そして、管状をなす可撓性工具支持部材1
07の内部には、加工用電極工具108に対して通電す
る導電体(導電線)112が設けてあって、この導電体
112の芯線112aは加工用電極工具108の表面に
導電接続してあると共に、導電体112と可撓性工具支
持部材107との間には、加工部分に加工液113を送
給するための加工液供給流路が設けてある。なお、加工
屑15は、加工穴(曲がり穴)110と可撓性工具支持
部材107との間で形成されるギャップ116を利用し
て、加工液113と共に排出する。
【0006】加工用電極工具108に通電するための導
電体(導電線)112は、管状をなす可撓性工具支持部
材107,回動駆動部106,管状をなす剛性工具支持
部材104内を通り、電解加工機102の陰極と接続さ
れている。
【0007】また、管状をなす剛性工具支持部材104
の上部は密閉状態となっており、加工液(電解液)11
3は、加工液供給管118より剛性工具支持部材104
に入り、回動駆動部106,管状をなす可撓性工具支持
部材107内の加工液供給路114および加工用電極工
具108内の加工液供給流路108aを通って加工部位
に供給される。
【0008】一方、被加工材120は、電解加工機10
2のベース121にクランプ固定され、このベース12
1には、電解加工機102の陽極122が接続されてい
る。
【0009】このような構造を有する曲がり穴加工装置
101を用いて曲がり穴の形成加工を行なうに際して
は、主軸(z軸)103に、加工量に応じた送り速度を
与えながら電解加工を行なうと、加工用電極108にお
いて絶縁部材111によって覆われていない露出部分を
中心にして電解加工がなされる。
【0010】すなわち、主軸(z軸)103の降下によ
る加工用電極工具108の進行方向に対して、加工用電
極工具108の露出側が多く加工されると共に、絶縁部
材111によって覆われたがわは加工量が少ないものと
なる。
【0011】そして、このまま主軸(z軸)103が進
行すると、この加工量の少ないがわに絶縁部材111の
覆い部分が接触する。
【0012】ここで、絶縁部材111は、電気的絶縁材
料よりなり、加工穴(曲がり穴)110の壁部に接触す
ると、加工用電極工具108は管状をなす可撓性工具支
持部材107によって支持されているため、加工用電極
工具108の開放部がわ(露出部分がわ)にわずかに曲
がり、この加工を継続していくと、湾曲した曲がり穴1
10が形成される。
【0013】この加工の際、曲がり穴の曲率を変えたい
場合には、例えば、図12に示すように、管状をなす可
撓性工具支持部材107の下端部分に、加工用工具10
8が設けてあると共に、管状をなす可撓性工具支持部材
107の下端部分に略半円形状をなす絶縁部材111が
枢支してあって、この絶縁部材111は、矢印A方向に
回動可能となっていて、管状をなす可撓性工具支持部材
107に沿って設けた絶縁部材駆動部としての可撓性軸
部材125の下端部分を絶縁部材111に連結し、可撓
性軸部材125をその図示しない上端部分で矢印C方向
に移動させることによって絶縁部材111を矢印A方向
に移動させ、加工用電極108のうち絶縁部材111に
よって覆われない部分の位置ないしは量を変化させるこ
とにより、加工用電極108の露出部分と絶縁部分との
比率を変化させることができる曲がり穴加工装置を用い
て、曲がり穴の曲率ないしは形状を変化させることがで
きる。
【0014】また、加工穴110の曲がり方向を同一平
面から外れた方向に変えるには、回動駆動部106の回
動駆動によって加工用電極工具108をその進行方向に
対して交差する方向に回動させることにより、曲がり方
向を同一平面から外れた方向に任意に変えることが可能
である。
【0015】また、図12に示したように、加工用電極
工具108の露出部分と絶縁部材111による絶縁部分
との比率が可変であるようにした上で、回動駆動部10
6の回動駆動によって加工用電極工具108をその進行
方向に対して交差する方向に回動させることにより、任
意の方向、曲率および形状の曲がり穴加工を行なうこと
ができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の曲り穴加工装置101にあっては、上記した
構成としているため、加工の方向または加工穴の形状を
変えるためには加工用電極工具108を回動させる回動
駆動部106が必要であり、また、加工穴が複雑に湾曲
した場合には、可撓性工具支持部材107および加工用
電極工具108の回動を追従させることが困難あるいは
追従させることができないことがあるため、所望の穴形
状が得られないことがあるという問題点があり、これら
の問題点を解決することが課題であった。
【0017】
【発明の目的】本発明は、このような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、加工用電極工具を用いて曲り穴加
工を行なう際、加工の方向または加工穴の形状を変える
のに加工用電極工具を回動させる回動駆動部を必要とせ
ず、加工用電極工具を回動させないで加工の方向または
形状を制御することが可能で、複雑に湾曲する曲がり穴
の加工を可能とする曲がり穴加工方法および曲がり穴加
工装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る曲がり穴加
工装置は、加工用電極工具を備えた曲がり穴加工を行な
う曲がり穴加工装置において、電気的に独立した2また
は2以上の加工用電極を加工用電極工具に備えた構成と
したことを特徴としている。
【0019】本発明に係る曲がり穴加工方法は、前記加
工用電極工具を用いて曲がり穴加工を行なうに際し、2
または2以上の加工用電極の加工量に差をもたせ、穴あ
け加工の際の加工方向を加工量の多いがわに向ける加工
を継続して行なう構成としたことを特徴としている。
【0020】本発明に係る曲がり穴加工方法の実施態様
においては、2または2以上の加工用電極に加える電圧
値に差を持たせて各加工用電極の加工量に差をもたせる
構成とすることができ、同じく実施態様において、2ま
たは2以上の加工用電極に電圧を加える際に、ひとつの
加工用電極に電圧を加えている時には他の加工用電極に
は電圧を加えない構成とすることができ、同じく実施態
様において、2または2以上の加工用電極に加える電圧
の電圧印加時間にも差をもたせる構成とすることがで
き、同じく実施態様において、加工中に各電極から流れ
る電流があらかじめ測定しておいた適正電流と等しくな
るように、各加工用電極に加える電圧を補正する構成と
することができ、同じく実施態様において、2または2
以上の加工用電極に加える電圧の電圧印加時間に差を持
たせて各加工用電極の加工量に差をもたせる構成とする
ことができ、同じく実施態様において、2または2以上
の加工用電極に加える電圧の電圧印加時間に差を持たせ
て各加工用電極の加工量に差をもたせる際に、2または
2以上の加工用電極に加える電圧値を同じにする構成と
することができ、同じく実施態様において、加工中に各
電極から流れる電流があらかじめ測定しておいた適正電
流の積算値と等しくなるように、各加工用電極に加える
電圧の電圧印加時間を補正する構成とすることができ
る。
【0021】また、本発明に係る曲がり穴加工装置の実
施態様においては、2または2以上の加工用電極に加え
る電圧値に差を持たせる電源制御装置を備えた構成とす
ることができ、同じく実施態様において、2または2以
上の加工用電極に電圧を加える際に、ひとつの加工用電
極に電圧を加えている時には他の加工用電極には電圧を
加えない電圧印加手段を電源制御装置に備えた構成とす
ることができ、同じく実施態様において、2または2以
上の加工用電極に加える電圧の電圧印加時間に差を持た
せる電圧印加時間変更手段を電源制御装置に備えた構成
とすることができ、同じく実施態様において、加工中に
各電極から流れる電流があらかじめ測定しておいた適正
電流となるように、各加工用電極に加える電圧を補正す
る電圧補正手段を電源制御装置に備えた構成とすること
ができ、同じく実施態様において、2または2以上の加
工用電極に加える電圧値を変えて穴あけ加工の方向ない
しは加工穴形状を制御する加工制御手段を電源制御装置
に備えた構成とすることができ、同じく実施態様におい
て、2または2以上の加工用電極に加える電圧値を同じ
にしてかつ電圧印加時間に差を持たせる電源制御装置を
備えた構成とすることができ、同じく実施態様におい
て、2または2以上の加工用電極に加える電圧値を同じ
にしてかつ電圧印加時間に差を持たせる電源制御装置を
備えた構成とすることができ、同じく実施態様におい
て、加工中に各電極から流れる電流があらかじめ測定し
ておいた適正電流の積算値と等しくなるように、各加工
用電極に電圧印加時間を補正する電圧印加時間補正手段
を電源制御装置に備えた構成とすることができ、同じく
実施態様において、2または2以上の加工用電極に加え
る電圧の電圧印加時間を変えて穴あけ加工の方向ないし
は加工穴形状を制御する加工制御手段を電源制御装置に
備えた構成とすることができる。
【0022】
【発明の作用】本発明に係る曲り穴加工方法および曲が
り穴加工装置では、上記した構成としているので、2ま
たは2以上の加工用電極を加工用電極工具に備え、2ま
たは2以上の加工用電極に加える電圧値または電圧印加
時間に差を持たせることにより、各加工用電極の加工量
に差を持たせることになり、穴あけ加工の際の穴の形成
方向が加工量の多いがわに向くこととなり、このような
加工を継続して行なうことによって、曲がり穴の形成加
工が行なわれることとなる。
【0023】また、2または2以上の加工用電極に加え
る電圧値または電圧印加時間を変えて、2または2以上
の加工用電極の加工量を変えることにより、任意に加工
穴の方向または形状が制御されることとなり、また、加
工用電極を回動させずに任意に加工穴の方向または形状
を制御することとなるので、複雑に湾曲した曲がり穴の
形成加工が行なわれることとなる。
【0024】さらに、加工中に各電極から流れる電流が
あらかじめ測定しておいた適正電流、または、適正電流
の積算値と等しくなるように、各加工用電極に加える電
圧または電圧印加時間を補正することにより、曲がり穴
の形成加工において曲がり穴方向を変更する際に発生す
る加工形状誤差が大幅に低減されることとなる。
【0025】また、加工用電極間に電位差が生じる場合
において、2または2以上の加工用電極に電圧を加える
際に、同時に電圧を加えると加工電極間に電流が流れて
しまい、加工用電極を摩耗させてしまうが、一つの加工
用電極に電圧を加えている時には他の加工用電極には電
圧を加えない構成とすることにより、加工用電極の摩耗
が抑制されることとなる。
【0026】同様に、2または2以上の加工用電極に加
える電圧の電圧印加時間に差を持たせて各加工用電極の
加工量に差をもたせる際に、2または2以上の加工用電
極に加える電圧値を同じにする構成とすることにより、
加工用電極間に電位差がないことにより、加工電極間に
電流が流れることがないため、加工用電極の摩耗が抑制
されることとなる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0028】図1は、本発明に係る曲がり穴加工方法の
実施に使用する曲がり穴加工装置の一実施例を示すもの
であって、この曲がり穴加工装置1は、電解加工機2に
適用した場合を示すものであって、電解加工機2に設け
られた上下に移動する主軸(Z軸)3に、管状をなす剛
性工具支持部材4が止め具5により垂直方向の向きに取
付けてある。
【0029】この管状をなす剛性工具支持部材4の下側
には、管状をなす可撓性工具支持部材7が取付けてあっ
て、この管状可撓性工具支持部材7の下端には、加工用
電極工具8が設けてある。
【0030】そして、この加工用電極工具8には、図2
に拡大して示すように、部分円板形状の絶縁体9を介し
て2つの電気的に独立した半球形状の加工用電極8a,
8bが部分球形状の絶縁体10の内部に固定されて備わ
っている。この加工用電極工具8は、加工用電極を2つ
備えているので、2次元の曲り穴加工に用いられる。
【0031】加工用電極工具8の絶縁体9,10は、加
工用電極工具8と被加工材Wとが接触したり短絡したり
するのを防止する役割も果たしているが、加工用電極8
a,8bの形状によっては、必要に応じて加工用電極8
a,8bの表面に表面絶縁体11を追加することもでき
る。
【0032】管状をなす可撓性工具支持部材7の内部に
は、加工用電極8a,8bに対してそれぞれ通電する導
電体(導電線)12が設けてあって、これら導電体の芯
線12a,12bは、それぞれ加工用電極8a,8bに
導電接続されており、また、可撓性工具支持部材7の内
部の加工液14を介して加工用電極8aと8bとの間で
電流が流れるのを防止するために、加工用電極8a,8
bの背面には背面絶縁層15が設けてある。
【0033】また、管状をなす剛性工具支持部材4の上
端部は、密閉状態となっており、加工液14は加工液供
給管16より管状をなす剛性工具支持部材4に注入さ
れ、可撓性工具支持部材7内の加工液供給流路17を経
て、加工用電極8a,8bの背面から加工用電極8a,
8bの内部に設けられた加工液供給流路18を通って被
加工物の加工部位に供給される。
【0034】このとき、加工によって発生した加工屑1
9は加工穴(曲り穴)20と可撓性工具支持部材7との
間のギャップを利用して形成される加工屑排出流路21
から、加工液14と共に排出される。
【0035】加工用電極8a,8bに通電するための導
電体(導電線)12a,12bは、管状をなす可撓性工
具支持部材7,管状をなす剛性工具支持部材4内を通
り、電源供給制御装置(電解加工機の陰極)22と接続
してある。
【0036】一方、被加工材Wは、電解加工機2のベー
ス23にクランプ固定され、このベース23には電解加
工機2の陽極24が接続されている。
【0037】このような構造を有する曲がり穴加工装置
1は、加工用電極工具8に2つの加工用電極8a,8b
が備わっているので、2次元の曲り穴の形成加工に用い
られる。
【0038】ここで、主軸(z軸)3に加工量に応じた
送り速度を与えながら2次元の曲り穴の形成加工を行な
うに際して、加工用電極8a,8bに加える電圧値E1
,E2 と電圧印加時間t1 ,t2 をそれぞれ等しくし
た場合には、図2に示すように、加工用電極8a,8b
の加工量が等しいため、加工の進行方向は曲がることな
く、直線状の加工穴20が形成される。
【0039】また、図3に示すように、加工用電極8a
に加える電圧E1 を加工用電極8bに加える電圧E2 よ
り大きくした場合には、加工用電極8aの加工量が加工
用電極8bの加工量に比較して多くなり、穴の形成方向
は加工量が多い加工用電極8aがわを向くことになる
が、加工用電極8aと8bとの加工量の差は、加工用電
極8aのみに電圧E1 を加えて加工した場合の加工量の
差と比較して小さくなるため、加工穴20の曲率半径R
は、加工が可能な最小曲率半径Rmin と比較すると大き
くなる。
【0040】なお、加工用電極8bと加工用電極8aに
異なる電圧E1 , E2 を加える際には、異なる電圧E1
, E2 を同時に加えると、加工用電極工具8と被加工
材Wの間の加工液14を介して加工電極8aと8bとの
間に電位差が生じることにより、加工用電極間に電流が
流れてしまい、加工用電極8bを摩耗させてしまうた
め、図4に示すように、時間的に交互に加工用電極8
a,8bに電圧を加えるようにして、同時に加えないよ
うにする。
【0041】また、加工用電極8a,8bに加える電圧
E1 , E2 に差を設けると同時に、電圧印加時間t1,t
2 を変化させて加工用電極8a,8bの加工量に差をつ
けて、加工穴の曲率を変化させることも可能である。
【0042】一方、加工用電極8a,8bに加える電圧
E1,E2 の電圧印加時間t1,t2 に差を設けた場合につ
いては、、加工穴20の曲率半径が変化するが、加える
電圧E1,E2 を同じ電圧値に設定しておけば、加工用電
極8a,8bの電位は等しく、加工用電極8a,8b間
で電流が流れることがないため、加工用電極8a,8b
に同時に電圧E1,E2 を加えることが可能である。一例
として、図5に示すように、加工用電極8aに電圧E1
を時間t1 の間継続して加える一方で、加工量を減らし
たい加工用電極8bに電圧E2 を断続的に加えるように
することにより加工穴の曲率を変化させることが可能と
なる。
【0043】本実施例においては、加工用電極8a,8
bに加える電圧E1,E2 または電圧印加時間t1,t2 に
差を設けることにより、加工穴20の曲率半径Rは、図
6に示すごとく変化した。横軸は、加工用電極8a,8
bに加える電圧値E1,E2 の比E2/E1 または電圧印加
時間t1,t2 の比t2/t1 であり、縦軸は、加工穴20
の曲率半径Rを加工用電極8aのみに電圧を加えた場合
にできる加工可能な最小曲率半径Rmin との比R/Rmi
n で示してある。
【0044】次に、本発明に係る曲り穴加工装置1を用
いた加工の加工条件の一例を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】材質がS40Cである被加工物Wに、内径
が8.5〜9.0mm、曲率半径Rが40mmの同一平
面上にある曲り穴を電解加工によって加工した。加工用
電極は2分割し、電極の材質は黄銅、電極の直径は6m
mとし、また、加工液には、硝酸ナトリウム電解液を用
いた。加工の際、加工用電極8a,8bに加える電圧E
1,E2 は、それぞれ20,10[V]とし、電圧印加時
間t1,t2 は、ともに2[sec]として、加工用電極
8a,8bに交互に電圧を加えて曲り穴の加工を行なっ
た。
【0047】加工形状誤差が発生する原因の一つとし
て、加工中の曲がり穴の加工方向の変更によるものがあ
る。本発明に係る曲がり穴加工装置1における加工用電
極工具8は、一定の曲率を持った曲り穴の加工中におい
ては(加工用電極8aがわに曲がる場合とする)、湾曲
した可撓性工具支持部材7の復元力により加工穴20の
湾曲の外側の壁面に倣いながら加工を行なうため、曲り
穴の湾曲の内側の加工用電極8aと加工穴20の壁面と
の間隔が、曲り穴の湾曲の外側の加工用電極8bと加工
穴20の壁面との間隔よりも広い状態となっている。
【0048】図7に示すうように、加工穴が20cにな
るように曲がり方向を変更する場合、加工用電極工具8
は、曲がり方向変更後の曲り穴の湾曲の内側によった状
態(曲がり方向変更前の湾曲の外側)になるため、湾曲
の内側の加工用電極8bと加工穴20の壁面との間隔が
湾曲の外側の加工用電極8aと加工穴20の壁面との間
隔より狭くなる。
【0049】しかし、電解加工における加工用電極8
a,8bによる加工量は、加工用電極8a,8bと加工
壁面との間隔が狭いほうが加工量が多くなるため、曲が
り方向を変更した際には、加工用電極工具8が適正な位
置にある状態(曲がりの湾曲の外側に倣った状態)と比
較して、曲り穴の湾曲の内側の加工量が多くなり、曲が
りの曲率半径Rが小さくなるような形状誤差が発生し、
加工穴20dが形成されてしまう。
【0050】そこで、加工用電極工具8の校正を行な
い、加工用電極8a,8bに加える電圧値または電圧印
加時間を補正することによって、所望の曲率の加工穴を
得る方法について説明する。
【0051】まず、加工用電極工具8の加工用電極がM
個に分割された場合における加工用電極工具8の校正方
法を説明する。
【0052】基準とするある加工用電極に加えた電圧に
対するm番目の加工用電極に加える電圧との電圧比En
、または、基準とするある加工用電極に電圧の電圧印
加時間に対するm番目の加工用電極に加える電圧の電圧
印加時間との時間比tn において曲り穴加工を行なっ
て、その加工中にm番目の加工用電極と被加工材Wの間
に流れた電流Inmを測定する。ただし1≦m≦Mとす
る。加工終了後、加工穴の曲率半径Rnを測定し、Inm
を曲率半径Rnを加工する際にm番目の加工用電極と被
加工材Wとの間に流れる適正電流と定義する。また、こ
のときの基準とするある加工用電極に流れる電流と適正
電流Inmとの比をHnmと定義し、さらに、適正電流Inm
の積算値をInm´とし、基準とするある加工用電極に流
れる電流の積算値とこの適正電流Inmの積算値Inm´と
の比をHnm´と定義する。
【0053】そして、加工中において、曲がり方向を変
更し加工穴の曲率半径Rn の加工を行なう場合は、加工
用電極工具が加工穴の湾曲の外側の壁面に倣うまでの区
間において、m番目の加工用電極に流れる電流が校正に
よって得られた適正電流値Inmと等しくなるような、ま
たは、流れる電流の比がHnmと等しくなるような電圧比
となるように、加工電極に加える電圧を補正する。ある
いは、m番目の加工用電極に流れる電流の積算値が適正
電流Inmの積算値Inm´と等しくなるような、または、
基準となる加工用電極とm番目の加工用電極に流れる電
流の積算値との比がHnm´と等しくなるような時間比と
なるように、電圧印加時間を補正する。
【0054】この補正を各加工用電極(1〜M)につい
てそれぞれ同時に行なうことにより、曲がり穴方向を変
更する際に発生する形状誤差を低減させることができ、
所望形状の加工穴が形成される。
【0055】また、加工用電極が8a,8bの2つの場
合には、所望の加工穴20cが得られることとなる。
【0056】上記の補正方法は、本実施例では、曲がり
穴の加工方向を変更した場合に対する適用ついて説明し
たが、何等かの原因、例えば、加工用電極の表面の劣化
等により、加工用電極から流れる電流が正常でない場合
に対しても有効である。
【0057】図8は、本発明に係る曲がり穴加工装置1
に用いる加工用電極工具8の他の実施例を示したもので
あって、部分円板形状の絶縁体9を介して4つの電気的
に独立した加工用電極8a,8b,8cおよび8dを備
えた加工用電極工具であって、3次元に湾曲した穴の形
成加工に用いられる。
【0058】加工用電極8aと8dに同じ値の電圧を加
えた場合には、+X方向に、加工用電極工具8aと8b
に同じ値の電圧を加えた場合には、+Y方向に曲がった
穴の加工が可能であり、さらに、4つの加工用電極8
a,8b,8cおよび8dに加える電圧値または電圧印
加時間に適切な差をつけることにより、任意の方向に任
意の曲率半径を持った穴加工が可能である。
【0059】図9は、本発明に係る曲がり穴加工装置1
に用いる加工用電極工具8のさらに他の実施例を示した
ものであって、加工用電極は、3つの部分円板形状の絶
縁体9a,9bおよび9cを介して4つの電気的に独立
した加工用電極8a,8b,8cおよび8dに分割され
ている。このとき、加工用電極8a,8b,8cおよび
8dの分割角度により、所望の加工穴の曲率半径を設定
し、電圧を加える加工用電極を適宜選択することによ
り、加工穴の曲がり方向を切り換えることが可能とな
る。このような加工用電極工具8を使用することによ
り、電源制御装置22を簡略化することが可能である。
本実施例では、分割数は4つであるが、必要に応じて増
減してもよい。
【0060】なお、本発明に係る曲がり穴加工装置1
は、本実施例において電解加工機2に適用した場合が示
されているが、放電加工機等の他の加工方法ないしは加
工装置にも適用可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
曲り穴加工方法および曲がり穴加工装置によれば、加工
用電極工具に2または2以上の加工用電極を備え、2ま
たは2以上の加工用電極に加える電圧値または電圧印加
時間に差を持たせて2または2以上の加工用電極の加工
量に差を持たせることにより、穴あけ加工の際の穴の形
成方向が加工量の多いがわに向くこととなり、このよう
な加工を継続して行なうことによって、曲がり穴の形成
加工が可能となり、また、各加工用電極に加える電圧値
または電圧印加時間を変えて、各加工用電極の加工量を
変えることにより、任意に加工穴の方向または形状の制
御が可能となり、また、加工用電極を回動させずに任意
に加工穴の方向または形状の制御が可能となり、その結
果、複雑に湾曲した曲がり穴の形成加工が可能になると
いう優れた効果が得られる。
【0062】さらに、加工中に各電極から流れる電流が
あらかじめ測定しておいた適正電流、または、適正電流
の積算値と等しくなるように、各加工用電極に加える電
圧または電圧印加時間を補正することにより、曲がり穴
の形成加工において曲がり穴方向を変更する際に発生す
る加工形状誤差が大幅に低減することが可能になる。
【0063】また、加工用電極間に電位差が生じる場合
において、2または2以上の加工用電極に電圧を加える
際に、同時に電圧を加えると加工電極間に電流が流れて
しまい、加工用電極を摩耗させてしまうが、一つの加工
用電極に電圧を加えている時には他の加工用電極には電
圧を加えない構成とすることにより、加工用電極の摩耗
の抑制が可能となり、同じく、2または2以上の加工用
電極に加える電圧の電圧印加時間に差を持たせて各加工
用電極の加工量に差をもたせる際に、2または2以上の
加工用電極に加える電圧値を同じにする構成とすること
により、加工用電極間に電位差がないことにより、加工
電極間に電流が流れることがないため、加工用電極の摩
耗の抑制が可能となる。
【0064】そして、また、加工用工具を回動させるこ
となく加工穴形状を制御することが可能なため、1台の
電解加工機に複数の加工用電極工具を設けることがで
き、高能率な曲がり穴加工が可能になるという優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る曲がり穴加工方法の実施に使用す
る曲がり穴加工装置の基本構成を示す説明図である。
【図2】本発明に係る曲がり穴加工装置に用いる加工用
電極工具の一実施例を示す説明図である。
【図3】図2における加工用電極工具による穴加工の様
子を示す説明図である。
【図4】加工用電極に加える電圧値および電圧印加時間
の一例を示す図である。
【図5】加工用電極に加える電圧値および電圧印加時間
の他の例を示す図である。
【図6】曲がり穴の曲率半径と加工用電極に加える電圧
値または電圧印加時間との関係を示す図である。
【図7】加工方向を変更したときの形状誤差の発生の様
子を示す説明図である。
【図8】本発明に係る曲がり穴加工装置に用いる加工用
電極工具の他の実施例を示す説明図である。
【図9】本発明に係る曲がり穴加工装置に用いる加工用
電極工具のさらに他の実施例を示す説明図である。
【図10】従来の曲がり穴加工装置の一例を示す説明図
である。
【図11】従来の加工用電極工具の一例を示す説明図で
ある。
【図12】従来の加工用電極工具の他の例を示す説明図
である。
【符号の説明】 1 曲がり穴加工装置 2 電解加工機 3 主軸(Z軸) 4 剛性工具支持部材 5 止め具 7 可撓性工具支持部材 8 加工用電極工具 8a〜8d 加工用電極 9 部分円板状絶縁体 10 部分球形状絶縁体 11 表面絶縁体 12 導電体 14 加工液 16 加工液供給管17 加工液供給流路 18 加工液供給流路(加工用電極内) 19 加工屑 20 加工穴 21 加工屑排出流路 22 電源供給制御装置 23 電解加工機のベース 24 電解加工機の陽極 W 被加工材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝 崎 禎四郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工用電極工具を備えていて曲がり穴加
    工を行なう曲がり穴加工装置において、電気的に独立し
    た2または2以上の加工用電極を加工用電極工具に備え
    たことを特徴とする曲がり穴加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の加工用電極工具を用いて曲が
    り穴加工を行なうに際し、2または2以上の加工用電極
    の加工量に差をもたせ、穴あけ加工の際の加工方向を加
    工量の多いがわに向ける加工を継続して行なうことを特
    徴とする曲がり穴加工方法。
  3. 【請求項3】 2または2以上の加工用電極に加える電
    圧値に差を持たせて各加工用電極の加工量に差をもたせ
    ることを特徴とする請求項2に記載の曲がり穴加工方
    法。
  4. 【請求項4】 2または2以上の加工用電極に電圧を加
    える際に、ひとつの加工用電極に電圧を加えている時に
    は他の加工用電極には電圧を加えないことをを特徴とす
    る請求項3に記載の曲がり穴加工方法。
  5. 【請求項5】 2または2以上の加工用電極に加える電
    圧の電圧印加時間にも差をもたせることを特徴とする請
    求項4に記載の曲がり穴加工方法。
  6. 【請求項6】 加工中に各電極から流れる電流があらか
    じめ測定しておいた適正電流と等しくなるように、各加
    工用電極に加える電圧を補正することを特徴とする請求
    項3ないしは5のいずれかに記載の曲がり穴加工方法。
  7. 【請求項7】 2または2以上の加工用電極に加える電
    圧の電圧印加時間に差を持たせて各加工用電極の加工量
    に差をもたせることを特徴とする請求項2に記載の曲が
    り穴加工方法。
  8. 【請求項8】 2または2以上の加工用電極に電圧を加
    える際に、2または2以上の加工用電極に加える電圧値
    を同じにすることを特徴とする請求項7に記載の曲がり
    穴加工方法。
  9. 【請求項9】 加工中に各電極から流れる電流があらか
    じめ測定しておいた適正電流の積算値と等しくなるよう
    に、各加工用電極に加える電圧の電圧印加時間を補正す
    ることを特徴とする請求項7または8に記載の曲がり穴
    加工方法。
  10. 【請求項10】 2または2以上の加工用電極に加える
    電圧値に差を持たせる電源制御装置を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の曲がり穴加工装置。
  11. 【請求項11】 2または2以上の加工用電極に電圧を
    加える際に、ひとつの加工用電極に電圧を加えている時
    には他の加工用電極には電圧を加えない電圧印加手段を
    電源制御装置に備えたことを特徴とする請求項10に記
    載の曲がり穴加工装置。
  12. 【請求項12】 2または2以上の加工用電極に加える
    電圧の電圧印加時間にも差を持たせる電圧印加時間変更
    手段を電源制御装置に備えたことを特徴とする請求項1
    1に記載の曲がり穴加工装置。
  13. 【請求項13】 加工中に各電極から流れる電流があら
    かじめ測定しておいた適正電流となるように、各加工用
    電極に加える電圧を補正する電圧補正手段を電源制御装
    置に備えたことを特徴とする請求項10ないしは12の
    いずれかに記載の曲がり穴加工装置。
  14. 【請求項14】 2または2以上の加工用電極に加える
    電圧値を変えて穴あけ加工の方向ないしは加工穴形状を
    制御する加工制御手段を電源制御装置に備えたことを特
    徴とする請求項10ないしは13のいずれかに記載の曲
    がり穴加工装置。
  15. 【請求項15】 2または2以上の加工用電極に加える
    電圧値を同じにしてかつ電圧印加時間に差を持たせる電
    源制御装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    曲がり穴加工装置。
  16. 【請求項16】 加工中に各電極から流れる電流があら
    かじめ測定しておいた適正電流の積算値と等しくなるよ
    うに、各加工用電極に電圧印加時間を補正する電圧印加
    時間補正手段を電源制御装置に備えたことを特徴とする
    請求項15に記載の曲がり穴加工装置。
  17. 【請求項17】 2または2以上の加工用電極に加える
    電圧の電圧印加時間を変えて穴あけ加工の方向ないしは
    加工穴形状を制御する加工制御手段を電源制御装置に備
    えたことを特徴とする請求項15または16に記載の曲
    がり穴加工装置。
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