JP2886203B2 - 電解研削方法および装置 - Google Patents

電解研削方法および装置

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JP2886203B2 JP1254723A JP25472389A JP2886203B2 JP 2886203 B2 JP2886203 B2 JP 2886203B2 JP 1254723 A JP1254723 A JP 1254723A JP 25472389 A JP25472389 A JP 25472389A JP 2886203 B2 JP2886203 B2 JP 2886203B2
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラスやセラミック等の硬脆材料の研削方
法、詳しくは電解作用による工具のドレッシングを併用
しつつ行う研削方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、電解作用による工具のドレッシングを併用しつ
つ行う研削加工として、第5図に示す平面研削盤におけ
る加工方法が提案されている。かかる研削加工の概知の
例としては1989年度精密工学会春季大会学術講演論文集
(第373頁)がある。
第5図において、101は導電性研削工具で、この導電
性研削工具101は回転自在に保持されている。ロータリ
ーテーブル102は導電性研削工具101に対向配設されてお
り回転自在となっている。導電性研削工具101とロータ
リーテーブル102との間には電極113が導電性研削工具10
1の加工面101aと近接対向するように設置されており、
電極113は電源装置111の負極に接続されている。導電性
研削工具101には給電ブラシ112が接触しており電源装置
111からの正極を導電性研削101に給電することができる
ようになっている。また、電極113と導電性研削工具101
の加工面101aに水溶性研削液104を供給するパイプ103が
設けられている。
加工に際しては、ワーク105を導電性研削工具101とロ
ータリーテーブル102との間に設置し、研削液供給パイ
プ103より水溶性研削液104を常時供給しながら、導電性
研削工具101および電極113へ電源装置111により給電し
つつ、平面研削盤における公知の研削加工と同様に行
う。
上記従来例によれば、水溶性研削液104を介して対向
設置された導電性研削工具101と電極113との間で電解作
用を生じ、導電性研削工具101の加工面101aより結合材
(前記研削工具を構成する砥粒同士を結合するボンド)
がわずかずつ溶出して、ドレッシング作用を行うため、
常に目詰まりのない加工を行うことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来技術においては、近接対向さ
せた導電性研削工具101の加工面101aと電極113との間に
はわずかなすきまl(好ましくは、0.1〜0.2mm程度)を
保ち、常に一定の印加電圧または電流(好ましくは数十
V程度の電圧、数A程度の電流)を維持しなければなら
ない。このため、導電性研削工具101の変更毎に手動段
取りですきまlを微調整しなければならず、段取りに困
難を極めた。
因って、本発明は前記従来技術における欠点に鑑みて
開発されたもので、所望する印加電圧または電流となる
ように、電圧または電流を測定しながら導電性研削工具
101の加工面101aに電極を適宜制御しつつ近接対向させ
て研削加工を行う方法および装置の提供を目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明は、ワークを加工する回動可能な導電性研削工
具を陽極とし、前記導電性研削工具の加工面の一部と対
向する電極を陰極として印加するとともに、前記導電性
研削工具の加工面の一部と電極との間に弱電性クーラン
トを介しつつ、前記電極と対向していない導電性研削工
具の加工面でワークを加工する電解研削方法において、
前記導電性研削工具と前記電極とに印加した電圧または
電流を測定し、その値が所望する値となるように電極位
置を前記導電性研削工具の加工面に対し制御して一定の
隙間にしつつ加工を行う。
また、ワークを加工する回動可能な導電性研削工具お
よび前記導電性研削工具の加工面の一部と対向させた電
極からなる研削部と、前記導電性研削工具を陽極とし前
記電極を陰極として印加する電源部と、前記電極を移動
自在に保持する駆動部と、前記導電性研削工具と前記電
極とに印加した電圧または電流を測定しその数値により
前記駆動部を制御して、前記電極と前記導電性研削工具
の加工面との隙間を一定にする制御部と、前記導電性研
削工具の加工面の一部と前記電極との間に弱電性クーラ
ントを供給する供給部と、を具備するものである。
第1図は本発明による電解研削方法に用いる装置の概
念図である。
1は導電性研削工具で、この導電性研削工具1はダイ
ヤモンド粉末の砥粒とCu、Sn、Fe等の金属粉体とを特殊
配合し熱処理した焼結合金で、回転自在に保持されてい
る。保持皿10は導電性研削工具1に対向配設され、ワー
ク5を回転自在に保持している。導電性研削工具1の加
工面1a近傍には弱電性クーラントを供給するパイプ3が
設けられている。また、導電性工具1には給電ブラシ12
が接触するように設けられ、給電ブラシ12は直流の電源
11の陽極に接続されている。
電極13は電極支持部14により支持され、電極支持部14
はテーブル15に固着されている。テーブル15はテーブル
16に摺動自在に設けられており、テーブル15およびテー
ブル16にそれぞれ設けられたサーボモーター17,18,19に
より電極13は三次元方向に移動自在に構成されている。
また、電極13は前記直流の電源11の陰極に接続されてい
る。電源11は制御部20に接続されており、制御部20は前
記サーボモーター17,18,19に接続されている。
以上の構成による装置を用いて、電源11より給電ブラ
シ12および電極13に印加するとともに、その電圧および
電流を制御部20により測定しつつ電極13の位置を前記サ
ーボモーター17,18,19を用い制御部20で制御しながら位
置調整する。そして、電極13の位置調整で所望電圧また
は所望電流となった時点より、供給される弱電性クーラ
ント4を介し導電性研削工具1の加工面1aが電解によっ
てドレッシングされる。
〔実施例〕
以下、本発明による電解研削方法に用いる装置の実施
例について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施例) 第2図a,bは、本発明による電解研削方法に用いる装
置の第1実施例を示す概略構成図である。
当該実施例に示される電解研削装置は、第1図におけ
る研削装置の導電性研削工具1および保持皿10に代り導
電性研削工具21および保持皿23をカンザシ22にて支持し
て構成した点が異なり、他の構成は同一の構成から成る
もので、他の構成については同一番号を付してその説明
を省略する。
21は導電性研削工具で、この導電性研削工具21にはペ
レット状の加工面21aが設けられ、回転自在に構成され
ている。導電性研削工具21に対向配設された保持皿23は
カンザシ22により支持されている。カンザシ22は従属回
転する保持皿23を図示を省略した機構により加圧および
揺動させるように構成されている。以下、第1図と同様
の構成であり、その説明を省略する。
以上の構成から成る装置を用い、図示を省略した駆動
装置により導電性研削工具21を回転し、カンザシ22によ
り従属回転するワーク5を適宜加圧しつつ揺動させて加
工を行う。同時に、導電性工具21に給電ブラシ12を介し
陽極を、電極13に陰極を電源11により印加しながらサー
ボモーター17,18,19を駆動して、電極13を加工面21aに
近接する。この近接により電流が流れ始める。次に、流
れ始めた電流と電圧を制御部20により測定し、所望電流
または所望電圧となるまでサーボモーター17,18,19を駆
動させ、電極13の位置を制御部20により制御しつつ加工
する。このとき、電流または電圧が所望電流または所望
電圧を越えた場合は、加工面21aと電極13のすきまlを
大きくし、達しない場合はすきまlを小さくして随時調
整しつつ加工を進める。そして、加工面21aと電極13の
間に弱電性クーラント4を供給することにより加工面21
aが電解によりドレッシングされる。
本実施例によれば、電流または電圧を測定しながら電
極13の位置を随時調整することにより適性な電解ドレッ
シングが得られる。
(第2実施例) 第3図a,b,cは、本発明による電解研削方法に用いる
装置の第2実施例を示し、第3図aは概略構成図、第3
図b,cは第3図aのA−A線矢視図である。
当該実施例における導電性研削工具1、パイプ3、電
源11、給電ブラシ12および制御部20は第1図と同様の構
成から成るもので、同一番号を付してその説明を省略す
る。
24は電極で、この電極24は放射状に設けられた各電極
部24a,24b,24c,24d,25e,24fにより構成されている。電
極24はエンコーダ25により回転自在に保持されている。
エンコーダー25はサーボモーター26に保持され、上下方
向に移動自在であり、サーボモーター26はテーブル28に
固設されている。テーブル28にはサーボモーター27が接
続され、このサーボモーター27によりベース29上を水平
方向に移動自在に設けられている。
以上の構成から成る装置を用い、前記第1実施例と同
様に加工を行う。この際、第3図bに図示の如くエンコ
ーダー25により電極24を回転し、導電性研削工具1の径
に対応する電極部24fを用いて加工を行う。また、大径
の導電性研削工具30の場合は、第3図cに図示の如くエ
ンコーダー25により電極24を回転し、導電性研削工具30
の径に対応する電極部24cを用いて加工を行う。
本実施例によれば、多種の導電性研削工具の径に対応
する電極部が容易に選択でき、前記第1実施例と同様な
効果が得られる。
(第3実施例) 第4図a,bは、本発明による電解研削方法に用いる装
置の第3実施例を示し、第4図aは概略構成図、第4図
bは第4図aのB−B線矢視図である。
当該実施例における導電性研削工具1、パイプ3、電
源11、給電ブラシ12、電極支持部14および制御部20は第
1図と同様の構成から成るもので、同一番号を付してそ
の説明を省略する。
33は電極で、この電極33には電極部33a,33b,33cが設
けられて構成されている。
電極33は電極支持部14により支持され、電極支持部14
はテーブル28に固着されている。
テーブル28にはベース29に固設されたサーボモーター
27が接続され、このサーボモーター27によりベース29上
を水平方向に移動自在に設けられている。ベース29はサ
ーボモーター31により上下動自在に保持され、サーボモ
ーター31はベース32に固設されている。
以上の構成から成る装置を用い、前記第1実施例と同
様に加工を行う。この際、第4図bに図示の如くサーボ
モーター27により電極33を移動し、導電性研削工具1の
径に対応する電極部33bを用いて加工する。
本実施例によれば、前記第2実施例と同様な効果が得
られる。
〔発明の効果〕
電極を自動制御により移動し、所望電流または所望電
圧に設定できることで、適正な電解ドレシングを常時行
うことができ、加工条件の一定化が図れ安定した電解研
削加工が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbはそれぞれ本発明による電極研削方法
に用いる装置の概念図、第2図aおよびbはそれぞれ同
第1実施例を示す概略構成図、第3図a,bおよびcはそ
れぞれ同第2実施例を示し、第3図aは概略構成図、第
3図bおよびcはそれぞれ第3図aのA−A線矢視図、
第4図aおよびbはそれぞれ同第3実施例を示し、第4
図aは概略構成図、第4図bは第4図aのB−B線矢視
図、第5図は従来例を示す概略構成図である。 1,21……導電性研削工具 1a,21a……加工面 3……パイプ 4……弱電性クーラント 5……ワーク 10,23……保持皿 11……電源 12……給電ブラシ 13,24,33……電極 14……電極支持部 15,16,28……テーブル 17,18,19,26,27,31……サーボモーター 20……制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 啓二 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−74293(JP,A) 実開 昭50−156523(JP,U) 特公 昭46−29117(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 13/01 B23H 5/06 B23H 3/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを加工する回動可能な導電性研削工
    具を陽極とし、前記導電性研削工具の加工面の一部と対
    向する電極を陰極として印加するとともに、前記導電性
    研削工具の加工面の一部と電極との間に弱電性クーラン
    トを介しつつ、前記電極と対向していない導電性研削工
    具の加工面でワークを加工する電解研削方法において、 前記導電性研削工具と前記電極とに印加した電圧または
    電流を測定し、その値が所望する値となるように電極位
    置を前記導電性研削工具の加工面に対し制御して一定の
    隙間にしつつ加工を行うことを特徴とする電解研削方
    法。
  2. 【請求項2】ワークを加工する回動可能な導電性研削工
    具および前記導電性研削工具の加工面の一部と対向させ
    た電極からなる研削部と、 前記導電性研削工具を陽極とし前記電極を陰極として印
    加する電源部と、 前記電極を移動自在に保持する駆動部と 前記導電性研削工具と前記電極とに印加した電圧または
    電流を測定しその数値により前記駆動部を制御して、前
    記電極と前記導電性研削工具の加工面との隙間を一定に
    する制御部と、 前記導電性研削工具の加工面の一部と前記電極との間に
    弱電性クーラントを供給する供給部と、 を具備することを特徴とする電解研削装置。
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