JPS6393525A

JPS6393525A - 放電加工装置

Info

Publication number: JPS6393525A
Application number: JP23739286A
Authority: JP
Inventors: Genji Matsumoto; 松本　源二
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-10-06
Filing date: 1986-10-06
Publication date: 1988-04-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は放電加工装置に関するものであり、特に、加
工用電極と被加工物とを相対的に移動させて加工を行な
うＮＣ放電加工装置等に関するものである。

［従来の技術］この種の放電加工装置は絶縁性のある加工液中で、加工
用電極と被加工物との間に断続的に放電を行わせ、被加
工物を加工する放電加工は、型材の精密加工等に広く利
用されている。なお、この種の放電加工装置による放電
加工法は、一般に、輪郭加工法（二次元）或いは創成加
工法（三次元）と呼ばれている。

従来、この種の放電加工の加工法及び放電加工装置は、
上下にスライド式に移動する主軸部に、加工用電極とし
て棒状或いは円筒形状の単独形状の電極を挿着して、加
工時に発生するスラグの除去等のために、前記加工用電
極を回転させて加工することか多かった。しかし、この
種の放電加工装置においては、加工中の加工用電極と被
加工物のｈＯＴ面とは、同一電極面が繰り返し対向する
ので、例えば、加工形状が複雑、加工周長が長く、加工
量か増大するにつれて、同一電極面による放電回数か増
加する。したがって、加工の進行に伴い、加工用電極の
消耗が著しく、また、加工精度の低下を招くという欠点
かあった。

そこで、この欠点を軽減するものとして、加工用電極と
して移動するワイヤ電極を用いた放電加工装置がある。

この種のワイヤ電ｔＩを用いた放電加工装置の公知例と
しては、特開昭５９−１８２０２９号公報で開示された
技術がある。

［発明が解決しようとする問題点」上記のような従来の加工用電？Ｍとして棒状或いは円筒
形状の単独形状電極を使用した放電加工装置では、加工
用電極の消耗か激しく、加工精度か低下するという問題
点があった。このために、加工用電極の頻繁な交換、或
いは加工用電極を成形しながら加工するために加工時間
が増大し、放電加工装置の操作が煩わしい等の問題があ
った。

また、従来の上記公開公報に記載のワイヤ電極を用いた
放電加工装置では、加工用電極の消耗を軽減できるが、
加工形状に大きな制約を受けるという問題点があった。

即ち、被加工物を直線状に切断する場合、或いは、この
ワイヤ電極の先端部を用いての微細な軸加工、外周溝加
工等、旋盤或いはフライス盤様の加工に限定され、単紳
俸状電極等を用いた場合のような自在な加工に（Ｊ、適
していなかった。

そこで、この発明はかかる問題点を解決づ−るためにな
されたもので、加工用電極の消耗が軽減でき、しかも単
純棒状形状電極と同様或いはそれ以上に放電加工が自在
な放電加工装置を得ることを目的とするものである。

１問題点を解決するための手段］この発明にかかる放電加工装置は、加工用電極として移
動するワイヤ電極及び前記ワイヤ電極の移動路を形成す
るワイヤガイドからなる放電加工部と、前記ワイヤ電極
及びワイヤガイドを一体で回転させる電極回転手段を興
備するものである。

「作用］この発明においては、加工用電極として移動するワイヤ
電極と、このワイヤ電極の移動路を形成するワイヤカイ
トとを、電極回転手段で一体に回転させるものであるか
ら、単純棒状形状電極と同様な放電加工をすることがで
き、しかも、この加工用電極の消耗を軽減することがで
きる。

［実施例］第１図はこの発明の一実施例である放電加工装置を示す
分解概略構成図、第２図の（ａ＞はこの発明の一実施例
の放電加工装置の加工用電極を示す要部正面図であり、
（ｂ）は同じくその要部側面図、第３図はこの発明の他
の実施例である放電加工装置の加工用電極の先端部を示
す正面図、第４図は第２図（ａ）のＸ−ｘ断面及び第３
図の）／−Ｙ断面を示す断面図である。

図において、（１）は加工用電極の−Ｆ下の深さ方向へ
の調節自在な図示しないサーボ機構を有するヘッド、（
２）はこのヘッド（１〉に固定された電極回転手段で、
ヘッド（１）側に固定されたモータの回転軸に、加工用
電極側を取付けることにより前記電極回転手段（２）が
構成されている。

（３）はこの電極回転手段（２）に連結したワイヤカイ
ト、（４）はこのワイヤガイド（３）に支持され移動す
るワイヤＮ極である。（５〉はワイヤ電極（４）の供給
用の供給リール、（６）はワイヤ電極（４）に張力を与
えるためのブレーキ、（７〉はワイヤ電極（４〉を巻取
るための巻取り−ル、（８）はこの巻取リール（７）を
駆動させる巻取モータ、（９）及び（１０）は各々ワイ
ヤ電極（４）用の供給側と巻取側のガイドローラである
。これら、供給リール（５）、ブレーキ（６）巻取リー
ル（７）、巻取モータ（８）、ガイドローラ（９）及び
（１０）は、ワイヤガイド（３）を連結した電極回転手
段（２）に一体に取付りたハウジング（２ａ）に内蔵し
ている。

また、（１１）は加工対象物である被加工物、（１２）
は放電加工を行く【う加工槽、（１３）はこの加工槽（
１２）内に貯留されている絶縁油である加工液、（１４
〉はワイＡ７電極（４）及び被加工物（１１）に各々接
続され電気エネルギーを供給する放電加工用電源である
。

上記のように構成された放電加工装置においては、供給
リール（５）から巻取リール（７）までのワイヤ電極（
４）を移動させる移動ワイヤ電極機溝とワイヤガイド（
３〉が一体となって電極回転手段（２）に固定されてい
るために、前記Ｎ極回転手段（２）を回転させれば、こ
の放電加工部の最外縁であるワイヤ電極（４）の軌跡は
等価的に棒状電極を形成覆−ることになる。即ち、この
放電加工装置においては、第４図のように直径りの加工
用電極を形成することになり、棒状電極と同様の放電加
工をすることができる。

そして、この加］’用電極であるワイヤ電極（４）と被
加工物（１１）の間で放電を断続的に行なって放電加工
を行ない、この放電加工によって消耗したワイヤ電極（
４）は、巻取モータ（８）によって巻取リール（７）に
巻取られ、新しいワイヤ電極（４）が供給リール（５〉
よりワイヤカイト（３）に供給される。

したがって、従来の棒状等の単純電極に比べ、加工用電
極として作用する放電加工部の消耗か軽減でき、長時間
の連続的な加工に耐え得る加工用電極とすることができ
るので、ＪＪＯＴ精度の低下を防止して、常に一定の精
度を維持することができる。このため、加工用電極の頻
繁な交換、或いはカロ丁用電極の成形は不要になり、加
工時間も短縮でき、放電加工装置の操作も容易になる。

ここで、この発明の他の実施例の放電加工装置について
述べる。

上記実施例では、ワイヤ電極（４）かワイヤカイト（３
）に沿って、しかもワイヤ電極（４）の両端に張力がか
かってる状態で加工用電極が形成されているので、ワイ
ヤ電極（４）の移動時に振動が加わるのを防止するため
に、このワイヤガイド（３）の先端部にガイドローラ（
１５）を設けてもよい。このガイドローラ（１５）を設
（ブた加工用電極を、第３図の放電加工装置の加工用電
極の先端部の正面図に示す。

第３図のように、ワイヤガイド（３）の先端部にガイド
ローラ（１５）を設けることにより、ワイヤ移動路に発
生する摩擦抵抗を減少させることができ、ワイヤ電極（
４）の張力のムラをなくすることができるので、より安
定した放電加工をすることができる。この場合の加工用
電極も、やはり上記の実施例と同様の等価的に棒状電極
を形成することになり、第４図のように直径りの加工用
電極を形成することになるので、棒状電極と同様の放電
加工をすることができる。

また、上記実施例では、加工用電極としてワイヤカイト
（３）の断面形状を略一の字状とし、一対のワイヤ電極
（４）により形成しているが、このワイヤガイド（３）
の断面形状を略一１−の字状とし、二対のワイヤ電極（
４）により形成してもよい。

第５図（ａ）はこの発明の更に他の実施例である放電加
工装置の加工用電極の先端部を示す正面図で必り、第５
図（ｂ）は（ａ）の７−７断面を示す断面図、第６図は
第５図の加工用電極の先端部のワイヤガイドを示ず斜視
図である。

このように、二対のワイヤ電極（４）とすることにより
、放電加工の放電加工面積が増大し、放電回数を増大さ
せることができるので、結果的に、被加工物（１１）の
加工速度を高めることができ、加工時間の短縮化を促進
することができる。なａ３、このワイヤ電極（４）は更
に増加させて多対として、ワイヤカイト（３）の断面形
状もこのワイヤ電極（４〉に合わせた形状としてもよく
、また、−１口　　＝このワイヤガイドの先端部にガイドローラ（１５）を設
けてもよい。

この実施例の場合の加工用電極も、やはり上記の実施例
と同様、等価的に棒状電極を形成することになり、棒状
電極と同様またはワイヤ電極（４）が移動して、放電に
より荒れた電極による放電加工を回避し、常に、放電さ
れていないワイヤ電極（４）により、放電加工すること
ができ、棒状電極以上の加工特性を得ることができる。

また、加工時間の短縮化及び加工装置の操作の容易化を
促進できる。

なお、上記実施例では、絶縁性のある加工液中で、加工
用電極と被加工物との間に断続的に放電を行わせ、被加
工物を加工する放電加工について説明したが、本発明を
実施する場合には、一般のワイヤカット放電加工機に使
用できる。

また、上記実施例では、ワイヤガイドの断面形状を略一
の字状としたワイヤカイト板としたもの、及び断面形状
を略十の字状としたワイヤガイドとしたものを用いてい
るが、本発明を実施する場合には、丸棒状或いは角棒状
等に加工目的の形状に合致して用いることができる。

［発明の効果］以上説明したとおり、この発明の放電加工装置は、加工
用電極として移動するワイヤ電極と、このワイヤ電極の
移動路を形成するワイヤガイドとを、電極回転手段で一
体に回転させるものであるから、単純棒状形状電極と同
様或いはそれ以上の放電加工特性を得ることかでき、し
かも、加工用電極の消耗を軽減することかできるので加
工精度を維持できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である放電加工装置を示す
分解概略構成図、第２図の（ａ＞はこの発明の放電加工
装置の加工用電極を示す略正面図であり（ｂ）は同じく
その略側面図、第３図はこの発明の他の実施例である放
電加工装置の加工用電極の先端部を示す正面図、第４図
は第２図（ａ）＝　１２− のＸ−Ｘ断面及び第３図のＹ−Ｙ断面を示覆−断面図、
第５図（ａ＞はこの発明の更に他の実施例である放電加
工装置の加工用電極の先端部を示す正面図であり（ｂ）
は（ａ＞のＺ−７断面を示す断面図、第６図は第５図の
加工用電極の先端部のワイヤガイドを示ず斜視図である
。図において、２：電極回転手段、３：ワイヤガイド、４：ワイヤ電極、１１：被加工物、１３：加工液、１５ニガイドローラ、である。なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）加工用電極と被加工物との間に放電させることに
より被加工物を加工する放電加工装置において、前記加工用電極として移動するワイヤ電極及び前記ワイ
ヤ電極の移動路を形成するワイヤガイドからなる放電加
工部と、前記ワイヤ電極及びワイヤガイドからなる放電加工部を
一体に回転させる電極回転手段と、を具備することを特
徴とした放電加工装置。
（２）前記放電加工部は、断面形状を略一の字状とした
ワイヤガイド板と、一対の移動ワイヤ電極とからなるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の放電加工
装置。
（３）前記放電加工部は、断面形状を略十の字状とした
ワイヤガイドと、二対の移動ワイヤ電極とからなること
を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の放電加工装
置。
（４）前記ワイヤガイドは、ワイヤガイド板及びその先
端部のワイヤ電極用のガイドローラを有することを特徴
とした特許請求の範囲第１項から第３項のいずれか１つ
に記載の放電加工装置。