JPH0722276B2 - 時間多重通信ネットワークの通信方法 - Google Patents
時間多重通信ネットワークの通信方法Info
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- JPH0722276B2 JPH0722276B2 JP2107700A JP10770090A JPH0722276B2 JP H0722276 B2 JPH0722276 B2 JP H0722276B2 JP 2107700 A JP2107700 A JP 2107700A JP 10770090 A JP10770090 A JP 10770090A JP H0722276 B2 JPH0722276 B2 JP H0722276B2
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- station
- mobile station
- time
- fixed
- fixed station
- Prior art date
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W64/00—Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/02—Details
- H04J3/06—Synchronising arrangements
- H04J3/0635—Clock or time synchronisation in a network
- H04J3/0682—Clock or time synchronisation in a network by delay compensation, e.g. by compensation of propagation delay or variations thereof, by ranging
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Communication Control (AREA)
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Studio Circuits (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時間多重通信ネットワークの通信方法に関
し、特に固定局を擬似的に同期させる通信方法、無線電
話において固定局を擬似的に同期させ、移動局と第１の
固定局の間の通信から、移動局と第２の固定局の間の通
信へ移る際の移動局と固定局の間の通信方法、又は固定
局又は移動局自身のいずれかにより地理的な移動局の所
在を確認する通信方法に関する。
し、特に固定局を擬似的に同期させる通信方法、無線電
話において固定局を擬似的に同期させ、移動局と第１の
固定局の間の通信から、移動局と第２の固定局の間の通
信へ移る際の移動局と固定局の間の通信方法、又は固定
局又は移動局自身のいずれかにより地理的な移動局の所
在を確認する通信方法に関する。
タイミング信号により１個又はそれ以上の移動局と個別
に同期する一連の固定局を備えた時間多重無線通信ネッ
トワークが知られている。時間多重では、固定局と通信
している各移動局は、時間窓を有し、この時間窓の期間
中固定局へ通信を送ることができるものとしている。対
応する時間窓が固定局で使用できる瞬間に、移動局によ
る送信と同期させるため、固定局は移動局との間の信号
の伝搬時間の測定を可能にする同期信号を発信してお
り、結果的に移動局の送信手段を制御している。
に同期する一連の固定局を備えた時間多重無線通信ネッ
トワークが知られている。時間多重では、固定局と通信
している各移動局は、時間窓を有し、この時間窓の期間
中固定局へ通信を送ることができるものとしている。対
応する時間窓が固定局で使用できる瞬間に、移動局によ
る送信と同期させるため、固定局は移動局との間の信号
の伝搬時間の測定を可能にする同期信号を発信してお
り、結果的に移動局の送信手段を制御している。
大部分の一般的な場合においては、固定局は相互に同期
しておらず、移動局が動いており、一つの固定局との通
信から他の固定局との通信へ変わる時、通信を確実に行
なうためには移動局と新しい固定局の同期をとる必要が
ある。他の点からは、無線電話ネットワークの場合にお
いては、移動局の固定局との同期は、電話通信それ自身
のために使用されるチャンネルに同期信号を通すことで
達成されており、そのため２人の使用者の間の会話は同
期時間の間さえぎられることになる。
しておらず、移動局が動いており、一つの固定局との通
信から他の固定局との通信へ変わる時、通信を確実に行
なうためには移動局と新しい固定局の同期をとる必要が
ある。他の点からは、無線電話ネットワークの場合にお
いては、移動局の固定局との同期は、電話通信それ自身
のために使用されるチャンネルに同期信号を通すことで
達成されており、そのため２人の使用者の間の会話は同
期時間の間さえぎられることになる。
電話の会話を遮えぎること無しに一つの固定局から他の
固定局への通信の切り換えを可能にするため、固定局相
互の同期が必要とされているといえる。しかしそのよう
な方法で固定局を相互に同期させることは、非常な負担
であり、広い地域を受け持つネットワークの場合には正
確に行なうことができず、これは連鎖方式における局の
同期に起因する誤差の累積のためである 本発明の目的は、ネットワークの設置及び運営のコスト
を本質的に増加させること無しに、移動局と固定局の同
期に伴う時間を減少させることを可能にする時間多重通
信ネットワークの通信方法を提供することである。
固定局への通信の切り換えを可能にするため、固定局相
互の同期が必要とされているといえる。しかしそのよう
な方法で固定局を相互に同期させることは、非常な負担
であり、広い地域を受け持つネットワークの場合には正
確に行なうことができず、これは連鎖方式における局の
同期に起因する誤差の累積のためである 本発明の目的は、ネットワークの設置及び運営のコスト
を本質的に増加させること無しに、移動局と固定局の同
期に伴う時間を減少させることを可能にする時間多重通
信ネットワークの通信方法を提供することである。
本発明は、移動局と、同期信号により移動局と個々に及
び順に同期する一連の固定局とを備えた時間多重通信ネ
ットワークの通信方法であって、上記目的を達成するた
め、移動局において、移動局での第１の固定局と第２の
固定局からの同期信号の受信における時間ずれを測定す
る工程と、第１の固定局において、第１の固定局から移
動局までの同期信号の伝播時間を測定する工程と、この
伝播時間を第１の固定局から移動局に送信する工程と、
時間ずれ及び伝播時間を移動局から第２の固定局に送信
する工程と、第２の固定局において、第２の固定局から
移動局までの同期信号の伝播時間を測定する工程と、第
２の固定局において、TRij＝TMij＋ti−tjの関係に従っ
て、第１及び第２の固定局からの同期信号の送信におけ
る時間ずれを算出して記憶する工程とを備えることを特
徴とする。
び順に同期する一連の固定局とを備えた時間多重通信ネ
ットワークの通信方法であって、上記目的を達成するた
め、移動局において、移動局での第１の固定局と第２の
固定局からの同期信号の受信における時間ずれを測定す
る工程と、第１の固定局において、第１の固定局から移
動局までの同期信号の伝播時間を測定する工程と、この
伝播時間を第１の固定局から移動局に送信する工程と、
時間ずれ及び伝播時間を移動局から第２の固定局に送信
する工程と、第２の固定局において、第２の固定局から
移動局までの同期信号の伝播時間を測定する工程と、第
２の固定局において、TRij＝TMij＋ti−tjの関係に従っ
て、第１及び第２の固定局からの同期信号の送信におけ
る時間ずれを算出して記憶する工程とを備えることを特
徴とする。
このように時間多重通信ネットワークとの関係で、既に
利用可能な手段を使い、本発明は、第１の固定局に対し
ての第２の固定局からの同期信号の送信における時間の
ずれを確認可能にする情報を出す。
利用可能な手段を使い、本発明は、第１の固定局に対し
ての第２の固定局からの同期信号の送信における時間の
ずれを確認可能にする情報を出す。
本発明に基づく擬似同期の第１の応用に従えば、送信時
間のずれTRは、移動局と第１の固定局の間の通信から移
動局と第２の固定局の間の通信へ移る際の移動局を固定
局に同期させるための処理方法に使用される。この処理
方法は、あらかじめ計算された第１及び第２の固定局か
らの同期信号間の送信時間のずれTRij、及び第１の固定
局から移動局までの同期信号の伝搬時間tiとを移動局に
送信する工程、第１及び第２の固定局からの同期信号間
の受信時間のずれTMijを計算する工程、第２の固定局か
ら移動局までの同期信号の伝搬時間tjを、tj＝ti−TRij
＋TMijの関係に従って計算する工程、及び伝搬時間tj及
び送信時間のずれTRijに基づいて、移動局から第２の固
定局への送信を制御する工程を備えている。
間のずれTRは、移動局と第１の固定局の間の通信から移
動局と第２の固定局の間の通信へ移る際の移動局を固定
局に同期させるための処理方法に使用される。この処理
方法は、あらかじめ計算された第１及び第２の固定局か
らの同期信号間の送信時間のずれTRij、及び第１の固定
局から移動局までの同期信号の伝搬時間tiとを移動局に
送信する工程、第１及び第２の固定局からの同期信号間
の受信時間のずれTMijを計算する工程、第２の固定局か
ら移動局までの同期信号の伝搬時間tjを、tj＝ti−TRij
＋TMijの関係に従って計算する工程、及び伝搬時間tj及
び送信時間のずれTRijに基づいて、移動局から第２の固
定局への送信を制御する工程を備えている。
このように移動局は、第２の固定局からの最初の同期信
号を受信するまで待つこと無しに、第２の固定局へ送信
しなければならない時点を決める。
号を受信するまで待つこと無しに、第２の固定局へ送信
しなければならない時点を決める。
本発明に従えば、移動局と固定局との同期のための処理
方法は、測定した受信時間のずれTMijと受信した伝搬時
間tiの和に等しい信号TMij＋tiを第２の固定局に送る工
程、第２の固定局から移動局までの同期信号の伝搬時間
tjを第２の固定局で計算する工程、及び受信した和から
伝播時間tjを引き、得られた結果TRijを記憶する工程を
更に備えることが適当である。
方法は、測定した受信時間のずれTMijと受信した伝搬時
間tiの和に等しい信号TMij＋tiを第２の固定局に送る工
程、第２の固定局から移動局までの同期信号の伝搬時間
tjを第２の固定局で計算する工程、及び受信した和から
伝播時間tjを引き、得られた結果TRijを記憶する工程を
更に備えることが適当である。
このように２個の固定局の間での通信の各移動におい
て、送信時間のずれTRに関する情報は、固定局の一つに
おいて更新される。これは、ネットワーク中の一個の移
動局の移動と連結して、反対方向への次の移動時に送信
時間のずれTRを利用するためである。
て、送信時間のずれTRに関する情報は、固定局の一つに
おいて更新される。これは、ネットワーク中の一個の移
動局の移動と連結して、反対方向への次の移動時に送信
時間のずれTRを利用するためである。
本発明の他の使用によれば、ネットワークの擬似同期の
ための処理方法は、移動局の地理的所在を確認するため
の方法に使用される。この所在確認方法は、第１の固定
局及び少なくとも一個以上の第２の固定局からの同期信
号の受信時間のずれTMijに関して、移動局において測定
した値を第１の固定局に送信する工程、第１の固定局か
ら移動局への同期信号の伝播時間tiを、第１の固定局で
測定する工程、第２の固定局から移動局への同期信号の
伝播時間tjを、前の計算に基づいて記憶した送信時間の
ずれTRijを使い、tj＝TMij＋ti−TRijの関係に従って、
第１の固定局で計算する工程、及び伝搬時間ti及びtj、
及び第１の固定局と第２の固定局の地理的座標から移動
局の位置を計算する工程を備えている。
ための処理方法は、移動局の地理的所在を確認するため
の方法に使用される。この所在確認方法は、第１の固定
局及び少なくとも一個以上の第２の固定局からの同期信
号の受信時間のずれTMijに関して、移動局において測定
した値を第１の固定局に送信する工程、第１の固定局か
ら移動局への同期信号の伝播時間tiを、第１の固定局で
測定する工程、第２の固定局から移動局への同期信号の
伝播時間tjを、前の計算に基づいて記憶した送信時間の
ずれTRijを使い、tj＝TMij＋ti−TRijの関係に従って、
第１の固定局で計算する工程、及び伝搬時間ti及びtj、
及び第１の固定局と第２の固定局の地理的座標から移動
局の位置を計算する工程を備えている。
このようにして移動局の位置を知ることは、たとえば固
定局と移動局の間の電話通信を、他の固定局とこの移動
局の間の電話通信に移つす時間などを決定することを可
能にする。
定局と移動局の間の電話通信を、他の固定局とこの移動
局の間の電話通信に移つす時間などを決定することを可
能にする。
本発明に基づく擬似同期処理方法の更に他の使用によれ
ば、擬似同期処理方法は、移動局が自局の地理的所在を
確認するための方法に使用できる。この所在確認方法
は、一連の固定局の地理的座標及び固定局相互の送信時
間のずれTRijを移動局に送信する工程、固定局の各組か
らの同期信号の受信時間ずれTMijを移動局で測定する工
程、固定局の各組から移動局までの伝播時間の差ti−tj
を、ti−tj＝TRij−TMijの関係に従って計算する工程、
及びそれぞれの固定局の地理的位置及び組毎の伝播時間
の差から移動局の位置を計算する工程を備える。
ば、擬似同期処理方法は、移動局が自局の地理的所在を
確認するための方法に使用できる。この所在確認方法
は、一連の固定局の地理的座標及び固定局相互の送信時
間のずれTRijを移動局に送信する工程、固定局の各組か
らの同期信号の受信時間ずれTMijを移動局で測定する工
程、固定局の各組から移動局までの伝播時間の差ti−tj
を、ti−tj＝TRij−TMijの関係に従って計算する工程、
及びそれぞれの固定局の地理的位置及び組毎の伝播時間
の差から移動局の位置を計算する工程を備える。
このようにして移動局は、それ自身で自局の地理的位置
を決定でき、たとえば自動地図により補助されるガイド
配列の体制における地図の中心合せのためにこの情報を
利用できる。
を決定でき、たとえば自動地図により補助されるガイド
配列の体制における地図の中心合せのためにこの情報を
利用できる。
本発明の他の態様及び利点は、本発明を実行する特定の
方法についての以下の説明で明らかにされ、この説明
は、時間多重無線通信ネットワークの一部の図である付
属した一つの図を参考にして行なわれる。
方法についての以下の説明で明らかにされ、この説明
は、時間多重無線通信ネットワークの一部の図である付
属した一つの図を参考にして行なわれる。
良く知られている方法によれば、ネットワークは一連の
固定局F1,F2…Fi…Fj…を備え、これらの固定局は、ネ
ットワークが受け持つ地域中に配置されている。更にネ
ットワークは、たとえば無線電話が取り付けられた車な
どの一連の移動局Ｍも備えており、図では移動局は１局
だけが示されている。
固定局F1,F2…Fi…Fj…を備え、これらの固定局は、ネ
ットワークが受け持つ地域中に配置されている。更にネ
ットワークは、たとえば無線電話が取り付けられた車な
どの一連の移動局Ｍも備えており、図では移動局は１局
だけが示されている。
各固定局は、移動局までの伝搬時間がそれぞれt1,t2…,
ti…tj…で示される同期信号を周期的に送信している。
ti…tj…で示される同期信号を周期的に送信している。
通信が、電話会話の送信のために確立された時、移動局
は固定局の一つと通信状態にあり、移動局の移動の結果
として通信の他の固定局への切り換えの必要が生じる
と、通信は他の局へ切り換えられ、切り換えの時点は、
移動局が通信している固定局により、よく知られている
方法で決定される。
は固定局の一つと通信状態にあり、移動局の移動の結果
として通信の他の固定局への切り換えの必要が生じる
と、通信は他の局へ切り換えられ、切り換えの時点は、
移動局が通信している固定局により、よく知られている
方法で決定される。
移動局が固定局と通信状態にある時、移動局は、固定局
から同期信号を受信すると同時に応答信号を固定局に再
送信する。これにより固定局は、移動局までの信号の伝
搬に伴う時間を決定し、移動局により送信される電話通
信の送信時点を早めたり遅らせたりするために、この伝
搬時間を移動局に連絡する。これにより固定局において
対象となる移動局用に割り当てられた受信時間窓が開か
れた時点に、電話通信が固定局により受信される。それ
と平行して他の固定局も同期信号を移動局に送信する
が、それらの局は移動局からいかなる応答信号も受け
ず、それゆえそれらの局独自の同期信号が移動局まで伝
搬するのに伴う時間又は隣接している固定局とそれらの
局とを隔てる時間のずれ又は時間経過も測定できない。
から同期信号を受信すると同時に応答信号を固定局に再
送信する。これにより固定局は、移動局までの信号の伝
搬に伴う時間を決定し、移動局により送信される電話通
信の送信時点を早めたり遅らせたりするために、この伝
搬時間を移動局に連絡する。これにより固定局において
対象となる移動局用に割り当てられた受信時間窓が開か
れた時点に、電話通信が固定局により受信される。それ
と平行して他の固定局も同期信号を移動局に送信する
が、それらの局は移動局からいかなる応答信号も受け
ず、それゆえそれらの局独自の同期信号が移動局まで伝
搬するのに伴う時間又は隣接している固定局とそれらの
局とを隔てる時間のずれ又は時間経過も測定できない。
実際のシステムにおいては、例えばF1という固定局と移
動局の間の通信が、例えばF2という他の固定局とその移
動局の間に確立されるよう切り換える時には、電話通信
の送信を続けることが可能になる前に、F2が伝搬時間t2
を計算し、伝搬時間t2を移動局Ｍに連絡する必要があっ
た。そのための中断は非常に短時間（約0.25秒）である
が、それにもかかわらず使用者には、それが認識され
た。
動局の間の通信が、例えばF2という他の固定局とその移
動局の間に確立されるよう切り換える時には、電話通信
の送信を続けることが可能になる前に、F2が伝搬時間t2
を計算し、伝搬時間t2を移動局Ｍに連絡する必要があっ
た。そのための中断は非常に短時間（約0.25秒）である
が、それにもかかわらず使用者には、それが認識され
た。
好ましい実施例での二つの処理方法の動作によって、固
定局の擬似同期のための処理方法を説明し、同時に通信
が切り換わる時の移動局と固定局の間の同期のための処
理方法について説明する。以下の説明は、固定局F1から
固定局F2への通信の切り換えについて明らかにされる
が、このような通信の切り換えは、移動局の近辺に配置
されたネットワークの局の２箇所の間で同様に起こりえ
るものである。
定局の擬似同期のための処理方法を説明し、同時に通信
が切り換わる時の移動局と固定局の間の同期のための処
理方法について説明する。以下の説明は、固定局F1から
固定局F2への通信の切り換えについて明らかにされる
が、このような通信の切り換えは、移動局の近辺に配置
されたネットワークの局の２箇所の間で同様に起こりえ
るものである。
本発明によれば、移動局は時々通信切り換えが起きるか
もしれない隣接する固定局から来る同期信号を受信する
モードに入る。この受信モードは、移動局の側からいえ
ば非常に短い時間期間であるため、通信状態にない固定
局から来る同期信号の受信の瞬間に注目するだけであ
り、その同期信号の伝搬に伴う時間を示す通信も受けな
い。
もしれない隣接する固定局から来る同期信号を受信する
モードに入る。この受信モードは、移動局の側からいえ
ば非常に短い時間期間であるため、通信状態にない固定
局から来る同期信号の受信の瞬間に注目するだけであ
り、その同期信号の伝搬に伴う時間を示す通信も受けな
い。
この状態においては移動局Ｍは、固定局F1と通信状態に
あり、時々固定局F2から来る同期信号を受信するモード
に入る。移動局は、平行して固定局F1から同期信号を受
けていることがわかる。これにより移動局Ｍは局F1から
来る同期信号と局F2から来る同期信号との間の受信時間
のずれ又は遅延TMの測定が行なえる。TMのこの値は測定
動作が行なわれる毎に更新され、通信がF1からF2に切り
換った時にも更新される。F1からF2への通信の切り換え
に際しては、固定局F1は移動局に切り換え情報を送る。
この情報は、一方では移動局が通信状態に入いろうとし
ている新しい固定局を示し、もう一方では局F1とF2によ
る同期信号を送信する時点の間にある送信時間のずれ又
は遅延TRを示す。この送信時間のずれTRは、以下に説明
するように切り換えに先だって局F1で計算される。移動
局Ｍは、時々測定したパラメータTM、局F1により移動局
Ｍに、周期的に通信されたt1、及び通信切り換えの瞬間
に局F1により移動局に通信されたTRをメモリ中に有して
いるため、移動局Ｍは、t2＝TM＋t1−TRの関係に従って
t2を計算することが可能であり、それゆえ時間t2の正確
な値に関する情報をF2から受信するまで待つこと無し
に、局２への最初の電話通信を送信する時点を決定でき
る。一度通信状態が確立されると、固定局F2はt2の実際
の値に関する情報を移動局Ｍに送り、修正は通常のサイ
クルに従がって順次行なわれる。
あり、時々固定局F2から来る同期信号を受信するモード
に入る。移動局は、平行して固定局F1から同期信号を受
けていることがわかる。これにより移動局Ｍは局F1から
来る同期信号と局F2から来る同期信号との間の受信時間
のずれ又は遅延TMの測定が行なえる。TMのこの値は測定
動作が行なわれる毎に更新され、通信がF1からF2に切り
換った時にも更新される。F1からF2への通信の切り換え
に際しては、固定局F1は移動局に切り換え情報を送る。
この情報は、一方では移動局が通信状態に入いろうとし
ている新しい固定局を示し、もう一方では局F1とF2によ
る同期信号を送信する時点の間にある送信時間のずれ又
は遅延TRを示す。この送信時間のずれTRは、以下に説明
するように切り換えに先だって局F1で計算される。移動
局Ｍは、時々測定したパラメータTM、局F1により移動局
Ｍに、周期的に通信されたt1、及び通信切り換えの瞬間
に局F1により移動局に通信されたTRをメモリ中に有して
いるため、移動局Ｍは、t2＝TM＋t1−TRの関係に従って
t2を計算することが可能であり、それゆえ時間t2の正確
な値に関する情報をF2から受信するまで待つこと無し
に、局２への最初の電話通信を送信する時点を決定でき
る。一度通信状態が確立されると、固定局F2はt2の実際
の値に関する情報を移動局Ｍに送り、修正は通常のサイ
クルに従がって順次行なわれる。
通信が新しい固定局F2へ切り換えられると同時に、移動
局Ｍは、受信時間のずれ又は遅延TMの値及び既知である
最後の伝搬時間t1の値を、固定局F2に送信する。移動局
は伝搬時間t2を測定できる位置にいるため、固定局F2
は、TR＝TM＋t1−t2の関係に従がって切り換えの時点で
の送信時間のずれTRを計算でき、送信時間のずれTRに関
するこの値を記憶する。これは固定局F2から固定局F1へ
の通信切り換えが生じた時に、この値を移動局へ引き続
いて送るためである。実際には電話通信が遮ぎられる時
間を最小にするため、移動局Ｍは、TM＋t1の値を示す単
純な通信を固定局F2に送るのが適当である。
局Ｍは、受信時間のずれ又は遅延TMの値及び既知である
最後の伝搬時間t1の値を、固定局F2に送信する。移動局
は伝搬時間t2を測定できる位置にいるため、固定局F2
は、TR＝TM＋t1−t2の関係に従がって切り換えの時点で
の送信時間のずれTRを計算でき、送信時間のずれTRに関
するこの値を記憶する。これは固定局F2から固定局F1へ
の通信切り換えが生じた時に、この値を移動局へ引き続
いて送るためである。実際には電話通信が遮ぎられる時
間を最小にするため、移動局Ｍは、TM＋t1の値を示す単
純な通信を固定局F2に送るのが適当である。
本発明の好ましい実施例においては、固定局は、その固
定局からの通信の切り換えが起きた時だけ、他の固定局
との関係である送信時間のずれTRについて情報を受ける
ことがわかる。本発明の実施例では、電話会話を過度に
中断させることを避ることが適当であるためである。送
信時間のずれTRの値が古くなり過ぎ、効果的であると予
想される同期ができない場合には、ネットワークは、新
しい固定局からの同期信号を待つ通常の方法に戻る。
定局からの通信の切り換えが起きた時だけ、他の固定局
との関係である送信時間のずれTRについて情報を受ける
ことがわかる。本発明の実施例では、電話会話を過度に
中断させることを避ることが適当であるためである。送
信時間のずれTRの値が古くなり過ぎ、効果的であると予
想される同期ができない場合には、ネットワークは、新
しい固定局からの同期信号を待つ通常の方法に戻る。
本発明に基づく擬似同期処理方法は固定局により移動局
の所在を地理的に確認するための方法に使用できる。そ
の場合移動局は、たとえば固定局Fiなどの固定局に対
し、固定局Fi及び第２の固定局Fjから来る同期信号の受
信時間のずれTMijに関する移動局での測定値を送信す
る。
の所在を地理的に確認するための方法に使用できる。そ
の場合移動局は、たとえば固定局Fiなどの固定局に対
し、固定局Fi及び第２の固定局Fjから来る同期信号の受
信時間のずれTMijに関する移動局での測定値を送信す
る。
更にこの方法は、固定局Fiから移動局Ｍまでの同期信号
の伝搬に伴う時間tiを固定局Fiで測定する工程を備えて
いる。それにより固定局Fiにおいて、固定局Fjから移動
局Ｍまでの同期信号の伝搬時間の値tjを、前の計算から
固定局Fiにおいて記憶された送信時間のずれTRijを使っ
て、tj＝TMij＋ti−TRijの関係に従って計算することが
可能になる。そして二つの固定局の座標の知識及びこれ
らの固定点と移動点を隔てる距離に基づいて、移動点の
所在を確認する通常の計算法を用いて、移動局の地理的
位置を計算することが可能になる。移動局の所在確認を
高精度で行なうため、２箇所以上の固定局に対しての移
動局の距離が、上記の方法を繰り返えることで計算され
る。移動局の位置に関する知識は、特に一つの固定局か
ら他の固定局への通信の切り換えの時間を決定するため
に使用することができる。
の伝搬に伴う時間tiを固定局Fiで測定する工程を備えて
いる。それにより固定局Fiにおいて、固定局Fjから移動
局Ｍまでの同期信号の伝搬時間の値tjを、前の計算から
固定局Fiにおいて記憶された送信時間のずれTRijを使っ
て、tj＝TMij＋ti−TRijの関係に従って計算することが
可能になる。そして二つの固定局の座標の知識及びこれ
らの固定点と移動点を隔てる距離に基づいて、移動点の
所在を確認する通常の計算法を用いて、移動局の地理的
位置を計算することが可能になる。移動局の所在確認を
高精度で行なうため、２箇所以上の固定局に対しての移
動局の距離が、上記の方法を繰り返えることで計算され
る。移動局の位置に関する知識は、特に一つの固定局か
ら他の固定局への通信の切り換えの時間を決定するため
に使用することができる。
本発明が説明した実施例に限られないのは明らかであ
り、発明範囲を逸脱しなくても他の応用が考えられる。
特に地理的所在の確認と無線通信の組み合せは、小さな
携帯用送受信機を携帯した人を捜索するために使用で
き、そこでは通常は無線通信を目的としている局が使用
できる。
り、発明範囲を逸脱しなくても他の応用が考えられる。
特に地理的所在の確認と無線通信の組み合せは、小さな
携帯用送受信機を携帯した人を捜索するために使用で
き、そこでは通常は無線通信を目的としている局が使用
できる。
移動通信において、移動局の移動に伴ない、固定局の切
り換えるが、その際の通話の中断を防ぐことが、新しい
設備を加えること無しに可能になる。
り換えるが、その際の通話の中断を防ぐことが、新しい
設備を加えること無しに可能になる。
添付の図面は、一連の固定局に対する移動局の関係を示
す図である。 図において、 F1,F2…,Fi…Fi… ……固定局、 Ｍ……移動局、 TR……送信時間のずれ、 TM……受信時間のずれ、 ｔ……伝搬時間。
す図である。 図において、 F1,F2…,Fi…Fi… ……固定局、 Ｍ……移動局、 TR……送信時間のずれ、 TM……受信時間のずれ、 ｔ……伝搬時間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｑ 7/28 7/34 7304−5Ｋ Ｈ０４Ｂ 7/26 １０６ Ｂ 7304−5Ｋ Ｈ０４Ｑ 7/04 Ｋ 7304−5Ｋ Ｈ０４Ｂ 7/26 １０７
Claims (5)
- 【請求項１】移動局と、同期信号により前記移動局と個
々に及び順に同期する一連の固定局（…,Fi,…,Fj,…）
を備えた時間多重通信ネットワークの通信方法であっ
て、 移動局（Ｍ）において、当該移動局での第１の固定局
（Fi）と第２の固定局（Fj）からの同期信号の受信にお
ける時間ずれ（TMij）を測定する工程と、 前記第１の固定局（Fi）において、当該第１の固定局
（Fi）から前記移動局（Ｍ）までの同期信号の伝播時間
（ti）を測定する工程と、 該伝播時間（ti）を前記第１の固定局（Fi）から前記移
動局（Ｍ）に送信する工程と、 前記時間ずれ（TMij）及び前記伝播時間（ti）を前記移
動局（Ｍ）から前記第２の固定局（Fj）に送信する工程
と、 前記第２の固定局（Fj）において、当該第２の固定局
（Fj）から前記移動局（Ｍ）までの同期信号の伝播時間
（tj）を測定する工程と、 前記第２の固定局（Fj）において、TRij＝TMij＋ti−tj
の関係に従って、前記第１及び第２の固定局からの前記
同期信号の送信における時間ずれ（TRij）を算出して記
憶する工程とを備えることを特徴とする時間多重通信ネ
ットワークの通信方法。 - 【請求項２】請求項１に記載の時間多重通信ネットワー
クの通信方法において、 第１及び第２の固定局からの同期信号の送信における前
記時間ずれ（TRij）及び前記第１の固定局から移動局へ
の同期信号の伝播時間（ti）を、前記第１の固定局から
前記移動局に送信する工程と、 前記移動局において、前記第１の固定局と前記第２の固
定局からの同期信号の受信における時間ずれ（TMij）を
測定する工程と、 前記移動局において、tj＝ti−TRij＋TMijの関係に従っ
て、前記第２の固定局から前記移動局までの同期信号の
伝播時間（tj）を算出する工程と、 前記移動局において、前記伝播時間（tj）と前記送信時
間ずれ（TRij）に応じて、前記移動局から前記第２の固
定局への送信を制御する工程とを備えることにより、移
動局が第１の固定局との通信から第２の固定局との通信
に移行することを特徴とする時間多重通信ネットワーク
の通信方法。 - 【請求項３】請求項２に記載の時間多重通信ネットワー
クの通信方法において、 前記移動局から前記第２の固定局に、測定した前記受信
時間ずれ（TMij）と受信した前記伝播時間（ti）の和に
等しい信号（TMij＋ti）を送信する工程と、 前記第２の固定局において、前記第２の固定局から前記
移動局への同期信号の伝播時間（tj）を測定する工程
と、 受信した前記和から前記伝播時間（tj）を差し引く工程
と、 このようにして得られた結果（TRij）を記憶する工程と
を備えることを特徴とする時間多重通信ネットワークの
通信方法。 - 【請求項４】請求項１に記載の時間多重通信ネットワー
クの通信方法において、 移動局において測定した第１の固定局と少なくとも１つ
の第２の固定局からの同期信号に対する受信時間ずれ
（TMij）の値を第１の固定局に送信する工程と、 前記第１の固定局において、当該第１の固定局から前記
移動局への同期信号の伝播時間（ti）を測定する工程
と、 前記第１の固定局において、前記少なくとも１つの第２
の固定局から前記移動局への同期信号の伝播時間（tj）
を、前記時間ずれ（TRij）を利用して、tj＝ti−TRij＋
TMijの関係に従って算出する工程と、 前記移動局の位置を、前記伝播時間（ti）と（tj）及び
前記第１の固定局と前記少なくとも１つの第２の固定局
の地理的座標から算出する工程とを備えることを特徴と
する時間多重通信ネットワークの通信方法。 - 【請求項５】請求項１に記載の時間多重通信ネットワー
クの通信方法において、 一連の固定局の地理的座標及び前記固定局相互の送信時
間のずれ（TRij）を移動局に送信する工程と、 前記移動局で、固定局の各組からの同期信号の受信時間
ずれ（TMij）を測定する工程と、 前記固定局の各組から当該移動局への伝播時間の差（ti
−tj）を、ti−tj＝TRij−TMijの関係に従って算出する
工程と、 前記固定局の地理的座標及び前記組毎の伝播時間の差か
ら前記移動局の位置を算出する工程とを備えることを特
徴とする時間多重通信ネットワークの通信方法。
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