JPH0714065U - 摩擦ヒンジ - Google Patents

摩擦ヒンジ

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JPH0714065U
JPH0714065U JP4400293U JP4400293U JPH0714065U JP H0714065 U JPH0714065 U JP H0714065U JP 4400293 U JP4400293 U JP 4400293U JP 4400293 U JP4400293 U JP 4400293U JP H0714065 U JPH0714065 U JP H0714065U
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Japan
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rotating shaft
coil spring
coil
friction hinge
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JP4400293U
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JP2603929Y2 (ja
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耕一 加藤
文久 宮坂
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プレシジョンスプリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回動軸に摩擦力を加え、回動に抵抗を与えた
状態で回動軸を支持する摩擦ヒンジに関するものであ
る。 【構成】 回動軸5と、該回動軸5の外径より小さい寸
法の内径を有し、該回動軸5の外側に密に嵌装されたコ
イルばね1,2と、該コイルばねの両端において、前記
回動軸5を回動自在に支持する支持部材3と前記コイル
ばねの外側に当接して回動軸5の回動による前記コイル
ばねの両端部のコイルの変形を防止するカバー部材6と
を備えたことを特徴とする摩擦ヒンジである。 【効果】 従来のようにコイルばねにスリップトルクを
摩擦ヒンジの回動軸に加えた場合に、コイルばねの両端
部形状の変形によるトルクの低下やコイル端部の折損を
なくし、耐久回数を大幅に向上させることができ、又、
ヒンジ外径を小さくして、大きなトルクを発生させるこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は回動軸に摩擦力を加え、回動に抵抗を与えた状態で回動軸を支持す るようにした摩擦ヒンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パソコン等のディスプレイを任意の角度の位置で止めておくことができるよう に、回動に抵抗を与えた状態で回動軸を支持するようにした摩擦ヒンジとして従 来から使用されているものの一例を図14,図15によって説明する。 図14は摩擦ヒンジの一例(実開平5−3561号公報参照)の正面図であっ て、支持部材10に回動軸11が回転可能に取付けられており、回動軸11には 回動軸11の外径より小さい内径のコイルばね9が密接状態で外装されている。 コイルばね9の両端部9a,9bはそれぞれ支持部材10の係合凹部に係合して 保持されている。
【0003】 このような構造で回動軸11を回転させると、回動軸11には両回転方向共に コイルばね9の摩擦トルクが作用する、この摩擦トルクを前記ディスプレイ装置 等の角度調整に利用している。 図15は別の従来技術として実開昭63−146248号に開示されているも のである。このものは回動軸12にコイルばね13が締め付けられて取り付いて おり、このコイルばね13の両端部にストッパー14,15が直接当接している 構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の摩擦ヒンジは、回転部材に密接状態に取付けられたコイルばね と回転部材間のスリップトルクを利用した摩擦ヒンジであるが、コイルばねにス リップトルクを加えた場合に、コイルばねの両端支持点と反対直径上に生じる最 大曲げ応力により、形状が変形し折損する。 図16はその状態の説明図であるが、コイルばね13の両端部は押されて点線 に示すように変形し、反対直径上に生じる最大曲げ応力により、16のところで 折損する。 この考案はこのような従来の欠点を除去し、コイルばね端部の変形による摩擦 トルクの変動を安定させ、かつ折損を防止して耐久回数を大幅に向上させること ができる摩擦ヒンジを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の摩擦ヒンジは回動軸と、該回動軸の外径より小さい寸法の内径を有 し該回動軸の外側に密に嵌装されたコイルばねと、該コイルばねの両側において 、前記回動軸を回転自在に支持する支持部材と前記コイルばねの外側に当接して 回動軸の回動による前記コイルばねの両端部のコイルの変形を防止し、かつコイ ル両端部に加わる曲げ応力を小さくする前記カバー部材とを備えたことを特徴と するものである。
【0006】
【作用】
この考案の構成により両端部コイルの形状の変形を阻止する作用があるため寸 法、形状が小さくコンパクトな構造で耐久性能が十分確保できるようになる。
【0007】
【実施例】
以下この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1はこの考案の一実施例の正面図、図2は同底面図、図3は右側面図である 。図4はカバー部材の正面図と右側面図、図5は図1よりカバー部材を取外した 図、図6は同底面図である。 図5、図6に示すように左巻き、右巻きの2個のコイルばね1,2が回動軸5 の外周に嵌められている。コイルばね1,2の内径は回動軸5の外径より小さい 寸法を有しているため、回動軸5に密に嵌装される。
【0008】 3は回動軸5を回動自在に支持している支持部材であって、その側壁3’はコ イルばね1,2の両端に位置するように配設され、ストッパの役割も果している 。側壁3’は支持部材3と一体につくってあるが、組立方法や回動軸5の形状に よっては側壁3’は別部品として形成することもある。支持部材3は固定構造部 分に固着するための手段、例えばねじ止めのための孔4を備えている。孔4は側 壁3’をやや大きくして、その側壁部分に設けることもできる。コイルばね1, 2の各端部はそれぞれ対応する支持部材3の各部に当接している。
【0009】 カバー部材6は図4のような形状をしている。これを図7に示すようにその一 端6−1を支持部材3の端部に挿入し、次に他端の中心にある舌状片6−2を反 対側の支持部材3に設けた穴に挿入して、コイルばね1,2上に押圧保持する。 これによってカバー部材6の両端6−3部が、コイルばね1,2の端部を押圧し 、前記第10図で点線によって示したコイルばね端部の変形を防止する。 回動軸5に対して支持部材3が左右にズレないために、図1,図2に示すよう に回動軸5の支持部材3が位置するところの両端に溝を設け、これにリング7, 8を取付けてある。
【0010】 上記実施例においては、カバー部材6は支持部材3に止着しているが、コイル ばね1,2の両端末に止着してもよく、又、コイルばね1,2の2個のコイルば ねを1つのカバー部材6で止着しているが、図7、図8に示すようにコイルばね 1つ1つにカバー部材を別々に止着してもよい。 図1において、回動軸5が矢印A方向に回転すると、内部のコイルばね1,2 も共に矢印A方向に回動しようとするが、各コイルばねの端部が支持部材3に当 っているので、コイルばね1,2の矢印A方向への回動は阻止されることになる 。回動軸5がさらに矢印A方向に回動すると、コイルばね1,2のコイルは開き 勝手となるが、カバー部材6が当接しているので、コイルばね両端部の変形を、 カバー部材6が阻止し、回動を続けてもコイルばね1,2は回動せずにそのまま の位置に止まっていて回動軸5とコイルばね1,2との間に摩擦が発生して摩擦 ヒンジとしての機能を果すことになる。又、回動軸5が矢印B方向に回動した場 合、図2の中央部に表われているコイルばね1,2の他端が、支持部材3に当っ ているので、前記矢印Aの場合と同様に摩擦ヒンジの機能を果す。
【0011】 上記実施例においてはコイルばね1は左巻、2は右巻の2個を使用しているが 、使用するトルクによってコイルばねは1個でも複数でよく、又、コイルは密に 巻いたものでなく、図9、図10に示すようにコイル間に隙間のあるピッチ巻き であってもよい。図11、図12は支持部材をコイルの両側にふり分けた例を示 す。さらにコイルばねの両端は図13では切断した形状になっているが端部を曲 げて、支持部材との接触面を大きくすることもできる。コイルばねに使用する線 材の断面形状は異形、方形、丸形であってもよい。
【0012】
【考案の効果】
この考案は、従来のようにコイルばねにスリップトルクを摩擦ヒンジの回動軸 に加えた場合に、コイルばねの両端部形状の変形によるトルクの低下やコイル端 部の折損をなくし、耐久回数を大幅に向上させることができ、又、ヒンジ外径を 小さくして、大きなトルクを発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の正面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】カバー部材の正面図と右側面図である。
【図5】図1においてカバー部材を外した状態を示す正
面図である。
【図6】図5の底面図である。
【図7】他の実施例の正面図である。
【図8】図7の底面図である。
【図9】他の実施例のカバー部材を外した正面図であ
る。
【図10】図9の底面図である。
【図11】他の実施例の正面図である。
【図12】図11の右側面図である。
【図13】図1のX−X断面図である。
【図14】従来技術の正面図である。
【図15】他の従来技術の正面図である。
【図16】従来技術のコイルばねの変形図である。
【符号の説明】
1 コイルばね 2 コイルばね 3 支持部材 3’ 側壁 4 孔 5 回動軸 6 カバー部材 6−1 カバー部材の一端 6−2 舌状片 6−3 カバー部材の両端 7 リング 8 リング 9 コイルばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動軸と該回動軸の外径より小さい寸法
    の内径を有し、該回動軸の外側に密に嵌装されたコイル
    ばねと、該コイルばねの両端において、前記回動軸を回
    動自在に支持する支持部材と前記コイルばねの外側に当
    接して回動軸の回動による前記コイルばねの両端部のコ
    イルの変形を防止するカバー部材とを備えたことを特徴
    とする摩擦ヒンジ。
JP1993044002U 1993-08-11 1993-08-11 摩擦ヒンジ Expired - Fee Related JP2603929Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01108206U (ja) * 1988-01-11 1989-07-21
CN114683988A (zh) * 2020-12-30 2022-07-01 长城汽车股份有限公司 用于车辆的杯托组件和车辆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01108206U (ja) * 1988-01-11 1989-07-21
CN114683988A (zh) * 2020-12-30 2022-07-01 长城汽车股份有限公司 用于车辆的杯托组件和车辆

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