JP2001107941A - チルトヒンジ - Google Patents
チルトヒンジInfo
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- JP2001107941A JP2001107941A JP28885399A JP28885399A JP2001107941A JP 2001107941 A JP2001107941 A JP 2001107941A JP 28885399 A JP28885399 A JP 28885399A JP 28885399 A JP28885399 A JP 28885399A JP 2001107941 A JP2001107941 A JP 2001107941A
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- shaft
- washer
- friction
- shaft support
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 構造簡単で安価かつ小型でも高いフリクショ
ントルクを長期間に渡って安定的に創出できるチルトヒ
ンジを提供する。 【解決手段】 取付部材１と、軸受プレート部に設けた
軸受孔１Ｃに回転可能に軸支された軸支部２ｄとこの軸
支部の一方に連設された大径部とを少なくとも有する回
転シャフト２と、軸支部を挿通させて設けた第１フリク
ションワッシャー６と、第２フリクションワッシャー７
と、回転シャフトに拘束されつつその中心部に設けた軸
挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた固定ワッシャー
８と、軸支部を挿通させつつ設けたスプリングワッシャ
ー９と、押え用ワッシャー１０と、この押え用ワッシャ
ーより突出した前記軸支部の端部をかしめることによっ
て形成されたかしめ部とから成り、所定の回転トルクが
加えられた時にのみ前記取付部材と前記回転シャフトと
が相対的に回転するように構成する。
ントルクを長期間に渡って安定的に創出できるチルトヒ
ンジを提供する。 【解決手段】 取付部材１と、軸受プレート部に設けた
軸受孔１Ｃに回転可能に軸支された軸支部２ｄとこの軸
支部の一方に連設された大径部とを少なくとも有する回
転シャフト２と、軸支部を挿通させて設けた第１フリク
ションワッシャー６と、第２フリクションワッシャー７
と、回転シャフトに拘束されつつその中心部に設けた軸
挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた固定ワッシャー
８と、軸支部を挿通させつつ設けたスプリングワッシャ
ー９と、押え用ワッシャー１０と、この押え用ワッシャ
ーより突出した前記軸支部の端部をかしめることによっ
て形成されたかしめ部とから成り、所定の回転トルクが
加えられた時にのみ前記取付部材と前記回転シャフトと
が相対的に回転するように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、とくに携帯用パ
ソコン等のＯＡ機器のディスプレー体の開閉用に用いて
好適なチルトヒンジに関する。
ソコン等のＯＡ機器のディスプレー体の開閉用に用いて
好適なチルトヒンジに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のチルトヒンジとしてかしめを用
いたものが公知であり、このものは取付プレート部とこ
の取付プレート部から直角方向へ折り曲げられた軸受プ
レート部を有する取付部材と、この取付部材の前記軸受
プレート部に設けた軸受孔に回転可能に軸支された軸支
部とこの軸支部の一方に連設された大径部とを有する回
転シャフトと、この回転シャフトの大径部と前記軸受プ
レート部との一側面との間に該回転シャフトに拘束され
つつ前記軸支部をその中心部に設けた軸挿孔に挿通させ
て設けた第１フリクションワッシャーと、前記軸受プレ
ート部の他側面に接して前記回転シャフトに拘束されつ
つその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつ
つ設けた第２フリクションワッシャーと、この第２フリ
クションワッシャーに接して前記回転シャフトに拘束さ
れつつその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通さ
せつつ設けたスプリングワッシャーと、このスプリング
ワッシャーに接してその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸
支部を挿通させつつ設けた押え用ワッシャーと、この押
え用ワッシャーより突出した前記軸支部の端部をかしめ
ることによって形成されたかしめ部とから成るチルトヒ
ンジが公知である。
いたものが公知であり、このものは取付プレート部とこ
の取付プレート部から直角方向へ折り曲げられた軸受プ
レート部を有する取付部材と、この取付部材の前記軸受
プレート部に設けた軸受孔に回転可能に軸支された軸支
部とこの軸支部の一方に連設された大径部とを有する回
転シャフトと、この回転シャフトの大径部と前記軸受プ
レート部との一側面との間に該回転シャフトに拘束され
つつ前記軸支部をその中心部に設けた軸挿孔に挿通させ
て設けた第１フリクションワッシャーと、前記軸受プレ
ート部の他側面に接して前記回転シャフトに拘束されつ
つその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつ
つ設けた第２フリクションワッシャーと、この第２フリ
クションワッシャーに接して前記回転シャフトに拘束さ
れつつその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通さ
せつつ設けたスプリングワッシャーと、このスプリング
ワッシャーに接してその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸
支部を挿通させつつ設けた押え用ワッシャーと、この押
え用ワッシャーより突出した前記軸支部の端部をかしめ
ることによって形成されたかしめ部とから成るチルトヒ
ンジが公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来公知の上記チルト
ヒンジは、それなりの高い回転トルクを創出できるが、
要求されるさらに高い回転トルクを得ようとしてかしめ
部に対するかしめトルクを上げようとしても、スプリン
グワッシャーが直にフリクションワッシャーに圧接して
いることから来る圧接摺動面積の少なさから、高いフリ
クショントルクが得られなかったり、さらには長年使用
する摩擦摺動部分が磨耗して初期のフリクショントルク
が得られないという問題があった。
ヒンジは、それなりの高い回転トルクを創出できるが、
要求されるさらに高い回転トルクを得ようとしてかしめ
部に対するかしめトルクを上げようとしても、スプリン
グワッシャーが直にフリクションワッシャーに圧接して
いることから来る圧接摺動面積の少なさから、高いフリ
クショントルクが得られなかったり、さらには長年使用
する摩擦摺動部分が磨耗して初期のフリクショントルク
が得られないという問題があった。
【０００４】最近の携帯用パソコンの普及はめざまし
く、ますます小型化かつ薄型化しており、その中でディ
スプレー体を装置本体に対してフリーストップに開閉さ
せるチルトヒンジも、安価かつ小型で高トルクを有する
ものが要求されている。
く、ますます小型化かつ薄型化しており、その中でディ
スプレー体を装置本体に対してフリーストップに開閉さ
せるチルトヒンジも、安価かつ小型で高トルクを有する
ものが要求されている。
【０００５】この発明の目的は、安価かつ小型でも高い
フリクショントルクを長期間に渡って安定的に創出でき
る、チルトヒンジを提供せんとするにある。
フリクショントルクを長期間に渡って安定的に創出でき
る、チルトヒンジを提供せんとするにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの発明は、取付プレート部とこの取付プレート
部から直角方向へ折り曲げられた軸受プレート部を有す
る取付部材と、この取付部材の前記軸受プレート部に設
けた軸受孔に回転可能に軸支された軸支部とこの軸支部
の一方に連設された大径部とを少なくとも有する回転シ
ャフトと、前記軸受プレート部の一側面側と前記大径部
との間に前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に
設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させて設けた第１フリ
クションワッシャーと、前記軸受プレート部の他側面側
に接して前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に
設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた第２フ
リクションワッシャーと、この第２フリクションワッシ
ャーに接して前記回転シャフトに拘束されつつその中心
部に設けた軸挿孔へ前記軸支部の全部或は一部を挿通さ
せつつ設けた固定ワッシャーと、この固定ワッシャーに
接してその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通さ
せつつ設けたスプリングワッシャーと、このスプリング
ワッシャーに接してその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸
支部を挿通させつつ設けた押え用ワッシャーと、この押
え用ワッシャーより突出した前記軸支部の端部をかしめ
ることによって形成されたかしめ部とから成り、所定の
回転トルクが加えられた時にのみ前記取付部材と前記回
転シャフトとが相対的に回転するように構成したことを
特徴とする。
ためにこの発明は、取付プレート部とこの取付プレート
部から直角方向へ折り曲げられた軸受プレート部を有す
る取付部材と、この取付部材の前記軸受プレート部に設
けた軸受孔に回転可能に軸支された軸支部とこの軸支部
の一方に連設された大径部とを少なくとも有する回転シ
ャフトと、前記軸受プレート部の一側面側と前記大径部
との間に前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に
設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させて設けた第１フリ
クションワッシャーと、前記軸受プレート部の他側面側
に接して前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に
設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた第２フ
リクションワッシャーと、この第２フリクションワッシ
ャーに接して前記回転シャフトに拘束されつつその中心
部に設けた軸挿孔へ前記軸支部の全部或は一部を挿通さ
せつつ設けた固定ワッシャーと、この固定ワッシャーに
接してその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通さ
せつつ設けたスプリングワッシャーと、このスプリング
ワッシャーに接してその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸
支部を挿通させつつ設けた押え用ワッシャーと、この押
え用ワッシャーより突出した前記軸支部の端部をかしめ
ることによって形成されたかしめ部とから成り、所定の
回転トルクが加えられた時にのみ前記取付部材と前記回
転シャフトとが相対的に回転するように構成したことを
特徴とする。
【０００７】この発明はまた、取付プレート部とこの取
付プレート部から直角方向へ折り曲げられた軸受プレー
ト部を有する取付部材と、この取付部材の前記軸受プレ
ート部に設けた軸受孔に回転可能に軸支された軸支部と
この軸支部の一方に連設された大径部とを少なくとも有
する回転シャフトと、前記軸受プレート部の一側面側と
前記大径部との間に該軸受プレート部に拘束されつつそ
の中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させて設け
た第１フリクションワッシャーと、前記軸受プレート部
の他側面側に接して前記回転シャフトに拘束されつつそ
の中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設
けた第２フリクションワッシャーと、この第２フリクシ
ョンワッシャーに接して前記回転シャフトに拘束されつ
つその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつ
つ設けた固定ワッシャーと、この固定ワッシャーに接し
てその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつ
つ設けたスプリングワッシャーと、このスプリングワッ
シャーに接してその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部
を挿通させつつ設けた押え用ワッシャーと、この押え用
ワッシャーより突出した前記軸支部の端部をかしめるこ
とによって形成されたかしめ部とから成り、所定の回転
トルクが加えられた時にのみ前記取付部材と前記回転シ
ャフトとが相対的に回転するように構成したことを特徴
とする。
付プレート部から直角方向へ折り曲げられた軸受プレー
ト部を有する取付部材と、この取付部材の前記軸受プレ
ート部に設けた軸受孔に回転可能に軸支された軸支部と
この軸支部の一方に連設された大径部とを少なくとも有
する回転シャフトと、前記軸受プレート部の一側面側と
前記大径部との間に該軸受プレート部に拘束されつつそ
の中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させて設け
た第１フリクションワッシャーと、前記軸受プレート部
の他側面側に接して前記回転シャフトに拘束されつつそ
の中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設
けた第２フリクションワッシャーと、この第２フリクシ
ョンワッシャーに接して前記回転シャフトに拘束されつ
つその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつ
つ設けた固定ワッシャーと、この固定ワッシャーに接し
てその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつ
つ設けたスプリングワッシャーと、このスプリングワッ
シャーに接してその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部
を挿通させつつ設けた押え用ワッシャーと、この押え用
ワッシャーより突出した前記軸支部の端部をかしめるこ
とによって形成されたかしめ部とから成り、所定の回転
トルクが加えられた時にのみ前記取付部材と前記回転シ
ャフトとが相対的に回転するように構成したことを特徴
とする。
【０００８】この発明はさらに、取付プレート部とこの
取付プレート部から直角方向へ折り曲げられた軸受プレ
ート部を有する取付部材と、この取付部材の前記軸受プ
レート部に設けた軸受孔に回転可能に軸支された軸支部
とこの軸支部の一方に連設された大径部とを少なくとも
有する回転シャフトと、前記軸受プレート部の両側部の
軸受孔の回りに各々に設けた軸挿孔に前記軸支部を挿通
させて固定させた一対の第１及び第２フリクションプレ
ートと、この第１フリクションプレートと前記大径部と
の間に前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に設
けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させて設けた第１フリク
ションワッシャーと、前記第２フリクションプレートに
接して前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に設
けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた第２フリ
クションワッシャーと、この第２フリクションワッシャ
ーに接して前記回転シャフトに拘束されつつその中心部
に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた固定
ワッシャーと、この固定ワッシャーに接してその中心部
に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けたスプ
リングワッシャーと、このスプリングワッシャーに接し
てその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつ
つ設けた押え用ワッシャーと、この押え用ワッシャーよ
り突出した前記軸支部の端部をかしめることによって形
成されたかしめ部とから成り、所定の回転トルクが加え
られた時にのみ前記取付部材と前記回転シャフトとが相
対的に回転するように構成したことを特徴とする。
取付プレート部から直角方向へ折り曲げられた軸受プレ
ート部を有する取付部材と、この取付部材の前記軸受プ
レート部に設けた軸受孔に回転可能に軸支された軸支部
とこの軸支部の一方に連設された大径部とを少なくとも
有する回転シャフトと、前記軸受プレート部の両側部の
軸受孔の回りに各々に設けた軸挿孔に前記軸支部を挿通
させて固定させた一対の第１及び第２フリクションプレ
ートと、この第１フリクションプレートと前記大径部と
の間に前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に設
けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させて設けた第１フリク
ションワッシャーと、前記第２フリクションプレートに
接して前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に設
けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた第２フリ
クションワッシャーと、この第２フリクションワッシャ
ーに接して前記回転シャフトに拘束されつつその中心部
に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた固定
ワッシャーと、この固定ワッシャーに接してその中心部
に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けたスプ
リングワッシャーと、このスプリングワッシャーに接し
てその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつ
つ設けた押え用ワッシャーと、この押え用ワッシャーよ
り突出した前記軸支部の端部をかしめることによって形
成されたかしめ部とから成り、所定の回転トルクが加え
られた時にのみ前記取付部材と前記回転シャフトとが相
対的に回転するように構成したことを特徴とする。
【０００９】その際にこの発明は、上記いずれの場合に
も、回転シャフトの大径部に、支軸部とは反対方向にそ
の片面或は両面を削り取って取付部を設けることがで
き、フリクションワッシャーの面部には、このフリクシ
ョンワッシャーが圧接する、大径部、軸受プレート部、
或は固定ワッシャーの全部或は一部に喰い込む爪部を設
けることができ、フリクションワッシャーが圧接摺動す
る部分には、潤滑剤を塗布させることができ、さらに軸
支部の全部或は一部に、フリクションワッシャーや固定
ワッシャーを拘束する平坦部或は溝部を設けることがで
きる。
も、回転シャフトの大径部に、支軸部とは反対方向にそ
の片面或は両面を削り取って取付部を設けることがで
き、フリクションワッシャーの面部には、このフリクシ
ョンワッシャーが圧接する、大径部、軸受プレート部、
或は固定ワッシャーの全部或は一部に喰い込む爪部を設
けることができ、フリクションワッシャーが圧接摺動す
る部分には、潤滑剤を塗布させることができ、さらに軸
支部の全部或は一部に、フリクションワッシャーや固定
ワッシャーを拘束する平坦部或は溝部を設けることがで
きる。
【００１０】
【発明の実施の形態】図面はこの発明の一実施の形態を
示し、図１乃至図７において、１はとくに図１乃至図２
において想像線で示した例えば携帯用或は卓上パソコン
の装置本体Ａ側へ取り付けられる取付部材であり、取付
プレート部１ａとこの取付プレート部１ａより直角方向
へ折り曲げられた軸受プレート部１ｂとから構成され、
軸受プレート部１ｂには軸受孔１ｃが設けられている。
尚、この取付部材１の具体的形状については限定はな
く、図示のものに限定されない。それはさまざまな形
状、構造のものがあり得る。
示し、図１乃至図７において、１はとくに図１乃至図２
において想像線で示した例えば携帯用或は卓上パソコン
の装置本体Ａ側へ取り付けられる取付部材であり、取付
プレート部１ａとこの取付プレート部１ａより直角方向
へ折り曲げられた軸受プレート部１ｂとから構成され、
軸受プレート部１ｂには軸受孔１ｃが設けられている。
尚、この取付部材１の具体的形状については限定はな
く、図示のものに限定されない。それはさまざまな形
状、構造のものがあり得る。
【００１１】２は回転シャフトであり、この回転シャフ
ト２はその大径部２ａの外径が７ｍｍ程度のものであ
り、略中央部に位置する大径部２ａと、この大径部２ａ
の一側部側に同軸状態で連設された取付孔２ｂを有する
取付部２ｃと、大径部２ａの他側部側に同軸状態に連設
された軸支部２ｄと、この軸支部２ｄの一側部側に同軸
状態に連設された若干小径のかしめ軸部２ｅとから成
り、軸支部２ｄを取付部材１の軸受プレート部１ｂの軸
受孔１ｃへ回転可能に軸受けさせている。尚、この実施
の形態のものは、軸支部２ｄのかしめ軸部２ｅ側の側面
を削り取ることによって形成された変形部２ｆが設けら
れている。この明細書においては、かしめ軸部２ｅと変
形部２ｆを軸支部２ｄの中に含ましめることができる。
その場合は、軸支部２ｄの中のかしめ軸部２ｅ或は変形
部２ｆとなる。その理由は、後述するように、かしめ軸
部２ｅの径を軸支部２ｄと同径にしても良く、その場合
変形部２ｆは、かしめ軸部２ｅ側にも設けられることに
なるからである。この変形部２ｆの形状は、図示のもの
は断面略楕円形状であるが、片面のみを削り取った形
状、或は溝、凹部としても良いであろう。変形部２ｆは
軸支部２ｄの軸方向全部に設けても良いし、軸支部２ｄ
の径とかしめ軸部２ｅは、実施の形態のものは異なって
いるが、同一径にしても良い。さらに、取付部２ｃは実
施の形態のものは片面を削除した断面半円形状のもので
あるが、これを両面削除による略小判形状としても良
く、その形状について限定はない。
ト２はその大径部２ａの外径が７ｍｍ程度のものであ
り、略中央部に位置する大径部２ａと、この大径部２ａ
の一側部側に同軸状態で連設された取付孔２ｂを有する
取付部２ｃと、大径部２ａの他側部側に同軸状態に連設
された軸支部２ｄと、この軸支部２ｄの一側部側に同軸
状態に連設された若干小径のかしめ軸部２ｅとから成
り、軸支部２ｄを取付部材１の軸受プレート部１ｂの軸
受孔１ｃへ回転可能に軸受けさせている。尚、この実施
の形態のものは、軸支部２ｄのかしめ軸部２ｅ側の側面
を削り取ることによって形成された変形部２ｆが設けら
れている。この明細書においては、かしめ軸部２ｅと変
形部２ｆを軸支部２ｄの中に含ましめることができる。
その場合は、軸支部２ｄの中のかしめ軸部２ｅ或は変形
部２ｆとなる。その理由は、後述するように、かしめ軸
部２ｅの径を軸支部２ｄと同径にしても良く、その場合
変形部２ｆは、かしめ軸部２ｅ側にも設けられることに
なるからである。この変形部２ｆの形状は、図示のもの
は断面略楕円形状であるが、片面のみを削り取った形
状、或は溝、凹部としても良いであろう。変形部２ｆは
軸支部２ｄの軸方向全部に設けても良いし、軸支部２ｄ
の径とかしめ軸部２ｅは、実施の形態のものは異なって
いるが、同一径にしても良い。さらに、取付部２ｃは実
施の形態のものは片面を削除した断面半円形状のもので
あるが、これを両面削除による略小判形状としても良
く、その形状について限定はない。
【００１２】取付部材１の軸受プレート部１ｂの両側に
は、各々軸挿孔４ａ，５ａを設けた平面略おたまじゃく
し形状の第１，第２フリクションプレート４，５が、該
軸挿孔４ａ，５ａへ軸支部２ｄを回転可能に挿通させつ
つ添設されており、この第１，第２フリクションプレー
ト４，５はその各尾部４ｂ，５ｂに突起４ｃ，５ｃを有
し、この突起４ｃ，５ｃを軸受プレート部１ｂに設けた
係止孔１ｄに挿入係止させることにより、軸受プレート
部１ｂへ固定されている。この第１，第２フリクション
プレート４，５は耐磨耗性に富んだ例えばＳＫ−５の金
属プレートを用いているが、このものに限定されない。
は、各々軸挿孔４ａ，５ａを設けた平面略おたまじゃく
し形状の第１，第２フリクションプレート４，５が、該
軸挿孔４ａ，５ａへ軸支部２ｄを回転可能に挿通させつ
つ添設されており、この第１，第２フリクションプレー
ト４，５はその各尾部４ｂ，５ｂに突起４ｃ，５ｃを有
し、この突起４ｃ，５ｃを軸受プレート部１ｂに設けた
係止孔１ｄに挿入係止させることにより、軸受プレート
部１ｂへ固定されている。この第１，第２フリクション
プレート４，５は耐磨耗性に富んだ例えばＳＫ−５の金
属プレートを用いているが、このものに限定されない。
【００１３】第１，第２フリクションプレート４，５の
各一側面には、軸挿孔４ａ，５ａを中心にして放射状に
複数の油溜部４ｄ，４ｄ・・・，５ｄ，５ｄが設けられ
ている。第１フリクションプレート４と大径部２ａとの
間には、その中心部に設けた軸挿孔６ａへ軸支部２ｄを
挿通させつつ第１フリクションワッシャー６が配置され
ている。この第１フリクションワッシャー６の大径部２
ａ側と圧接する側の外周には、複数の爪部６ｂ，６ｂ・
・・が軸挿孔６ａを中心にして放射状に設けられてお
り、大径部２ａに喰い込んで回転シャフト２に拘束さ
れ、共に回転するよう構成されている。この第１フリク
ションワッシャー６の爪部６ｂを設けた側と反対側のフ
リクションプレート４と圧接する部分には、軸挿孔６ａ
と同心状に凹部６ｃが設けられている。
各一側面には、軸挿孔４ａ，５ａを中心にして放射状に
複数の油溜部４ｄ，４ｄ・・・，５ｄ，５ｄが設けられ
ている。第１フリクションプレート４と大径部２ａとの
間には、その中心部に設けた軸挿孔６ａへ軸支部２ｄを
挿通させつつ第１フリクションワッシャー６が配置され
ている。この第１フリクションワッシャー６の大径部２
ａ側と圧接する側の外周には、複数の爪部６ｂ，６ｂ・
・・が軸挿孔６ａを中心にして放射状に設けられてお
り、大径部２ａに喰い込んで回転シャフト２に拘束さ
れ、共に回転するよう構成されている。この第１フリク
ションワッシャー６の爪部６ｂを設けた側と反対側のフ
リクションプレート４と圧接する部分には、軸挿孔６ａ
と同心状に凹部６ｃが設けられている。
【００１４】第２フリクションプレート５の開放側面に
接してその中心部に設けた軸挿孔７ａへ軸支部２ｄを挿
通させつつ第２フリクションワッシャー７が設置されて
いる。この第２フリクションワッシャー７の開放端面側
の後述する固定ワッシャー８と圧接する側の外周には、
複数の爪部７ｂ，７ｂ・・・が軸挿孔７ａを中心にして
放射状に設けられており、固定ワッシャー８に喰い込ん
で、後述するように固定ワッシャー８を介して回転シャ
フト２に拘束され、共に回転するよう構成されている。
この第２フリクションワッシャー７の爪部７ｂを設けた
側と反対側の第２フリクションプレート５と圧接する部
分には、軸挿孔７ａと同心状に凹部７ｃが設けられてい
る。
接してその中心部に設けた軸挿孔７ａへ軸支部２ｄを挿
通させつつ第２フリクションワッシャー７が設置されて
いる。この第２フリクションワッシャー７の開放端面側
の後述する固定ワッシャー８と圧接する側の外周には、
複数の爪部７ｂ，７ｂ・・・が軸挿孔７ａを中心にして
放射状に設けられており、固定ワッシャー８に喰い込ん
で、後述するように固定ワッシャー８を介して回転シャ
フト２に拘束され、共に回転するよう構成されている。
この第２フリクションワッシャー７の爪部７ｂを設けた
側と反対側の第２フリクションプレート５と圧接する部
分には、軸挿孔７ａと同心状に凹部７ｃが設けられてい
る。
【００１５】第２フリクションワッシャー７の爪部７ｂ
を設けた側に圧接して固定ワッシャー８が、その中心部
に設けた変形軸挿孔８ａに変形部２ｆを挿通させること
によって、回転シャフト２に拘束され共に回転するよう
に設けられており、第２フリクションワッシャー７に設
けた爪部７ｂが固定ワッシャー８の片面側に喰い込むこ
とにより、この固定ワッシャー８を介して回転シャフト
２に拘束され、共に回転するように構成されている。
尚、この第２フリクションワッシャー７の軸挿孔７ａを
変形部２ｆに合った変形軸挿孔として、回転シャフトへ
直に拘束させるようにしても良い。
を設けた側に圧接して固定ワッシャー８が、その中心部
に設けた変形軸挿孔８ａに変形部２ｆを挿通させること
によって、回転シャフト２に拘束され共に回転するよう
に設けられており、第２フリクションワッシャー７に設
けた爪部７ｂが固定ワッシャー８の片面側に喰い込むこ
とにより、この固定ワッシャー８を介して回転シャフト
２に拘束され、共に回転するように構成されている。
尚、この第２フリクションワッシャー７の軸挿孔７ａを
変形部２ｆに合った変形軸挿孔として、回転シャフトへ
直に拘束させるようにしても良い。
【００１６】９は例えば２枚のウェーブワッシャーを重
ねて成るスプリングワッシャーであり、固定ワッシャー
８に接してその中心部に設けた軸挿孔９ａへかしめ軸部
２ｅを挿通させつつ設けられている。尚、このスプリン
グワッシャー９の形状や使用枚数に限定はない。
ねて成るスプリングワッシャーであり、固定ワッシャー
８に接してその中心部に設けた軸挿孔９ａへかしめ軸部
２ｅを挿通させつつ設けられている。尚、このスプリン
グワッシャー９の形状や使用枚数に限定はない。
【００１７】このスプリングワッシャー９に接して、そ
の中心部に設けた軸挿孔１０ａへかしめ軸部２ｅを挿通
させつつ押え用ワッシャー１０が設けられている。この
押え用ワッシャー１０より突出したかしめ軸部２ｅの端
部をかしめて、かしめ部１１を形成させることにより、
第１，第２フリクションワッシャー６，７と第１，第２
フリクションプレート４，５を圧接状態にして、回転シ
ャフト２を回転させた時に、第１及び第２フリクション
プレート４，５と第１，第２各フリクションワッシャー
６，７との間にフリクショントルクが発生するように構
成されている。
の中心部に設けた軸挿孔１０ａへかしめ軸部２ｅを挿通
させつつ押え用ワッシャー１０が設けられている。この
押え用ワッシャー１０より突出したかしめ軸部２ｅの端
部をかしめて、かしめ部１１を形成させることにより、
第１，第２フリクションワッシャー６，７と第１，第２
フリクションプレート４，５を圧接状態にして、回転シ
ャフト２を回転させた時に、第１及び第２フリクション
プレート４，５と第１，第２各フリクションワッシャー
６，７との間にフリクショントルクが発生するように構
成されている。
【００１８】図７乃至図８は他の実施の形態を示す。こ
の実施の形態のものが先の実施の形態のものと違う点
は、フリクションプレートのみであり、他の部材は同じ
ものであるので、説明を省略する。指示記号の同じもの
は先の実施の形態のものと同じ部材を示す。この実施の
形態におけるフリクションプレート１２，１３はリング
状を呈し、各々軸受プレート部１ｂと圧接する側の外周
に軸挿孔１２ａ，１３ａを中心にして放射状に複数の爪
部１２ｂ，１３ｂが設けられ、軸受プレート部１ｂに喰
い込むことによって、該軸受プレート部１ｂに固定され
ている。
の実施の形態のものが先の実施の形態のものと違う点
は、フリクションプレートのみであり、他の部材は同じ
ものであるので、説明を省略する。指示記号の同じもの
は先の実施の形態のものと同じ部材を示す。この実施の
形態におけるフリクションプレート１２，１３はリング
状を呈し、各々軸受プレート部１ｂと圧接する側の外周
に軸挿孔１２ａ，１３ａを中心にして放射状に複数の爪
部１２ｂ，１３ｂが設けられ、軸受プレート部１ｂに喰
い込むことによって、該軸受プレート部１ｂに固定され
ている。
【００１９】図９は他の実施の形態を示す。この実施の
形態のものと先の第１の実施の形態のものとの違いは、
フリクションプレートの有無のみであり、他の部材は同
じものであるので、説明を省略する。指示記号の同じも
のは先の第１実施の形態のものと同じ部材を示す。
形態のものと先の第１の実施の形態のものとの違いは、
フリクションプレートの有無のみであり、他の部材は同
じものであるので、説明を省略する。指示記号の同じも
のは先の第１実施の形態のものと同じ部材を示す。
【００２０】この図９に示した実施の形態のものはフリ
クションプレートを省略してある。これは取付部材１の
軸受プレート部１ｂに耐磨耗性のある材料を用いた場合
には、フリクションプレートを省略して第１及び第２フ
リクションワッシャー６，７が直に軸受プレート部１ｂ
に圧接して摺動するように構成しても良いからである。
クションプレートを省略してある。これは取付部材１の
軸受プレート部１ｂに耐磨耗性のある材料を用いた場合
には、フリクションプレートを省略して第１及び第２フ
リクションワッシャー６，７が直に軸受プレート部１ｂ
に圧接して摺動するように構成しても良いからである。
【００２１】尚、以上の各実施の形態では、フリクショ
ンプレートには、ＳＫ−５を焼入れ焼戻しをして、硬度
は大概ＨＲＣ５７〜６３のものを用い、フリクションワ
ッシャーには、同じくＳＫ−５を焼入れ焼戻しをして硬
度ＨＲＣ５３±２のものを用いた。取付部材、回転シャ
フト、固定ワッシャーにはＳＵＳを用いている。しか
し、いずれも材料や硬度に限定はない。回転シャフト２
の大径部２ａや軸受プレート部１ｂの両側に直に第１及
び第２フリクションワッシャーが６，７圧接して摺動す
る場合には、回転シャフト２や軸受プレート部１ｂに必
要な硬度と耐磨耗性を有するものを用いることはいうま
でもない。
ンプレートには、ＳＫ−５を焼入れ焼戻しをして、硬度
は大概ＨＲＣ５７〜６３のものを用い、フリクションワ
ッシャーには、同じくＳＫ−５を焼入れ焼戻しをして硬
度ＨＲＣ５３±２のものを用いた。取付部材、回転シャ
フト、固定ワッシャーにはＳＵＳを用いている。しか
し、いずれも材料や硬度に限定はない。回転シャフト２
の大径部２ａや軸受プレート部１ｂの両側に直に第１及
び第２フリクションワッシャーが６，７圧接して摺動す
る場合には、回転シャフト２や軸受プレート部１ｂに必
要な硬度と耐磨耗性を有するものを用いることはいうま
でもない。
【００２２】さらに、第１及び第２フリクションワッシ
ャー６，７を回転シャフト２に拘束する手段としては、
以上の各実施の形態のもの以外に、回転シャフト２の軸
支部２ｄの軸方向全体に両側削除、或は片側削除の平坦
部を形成させたり、溝部（凹部）を軸方向全体に形成さ
せて、この変形させた部分の断面に適合する挿通孔を第
１及び第２フリクションワッシャー６，７へ設けること
によって、軸挿時に両者を係合させるようにしても良
い。
ャー６，７を回転シャフト２に拘束する手段としては、
以上の各実施の形態のもの以外に、回転シャフト２の軸
支部２ｄの軸方向全体に両側削除、或は片側削除の平坦
部を形成させたり、溝部（凹部）を軸方向全体に形成さ
せて、この変形させた部分の断面に適合する挿通孔を第
１及び第２フリクションワッシャー６，７へ設けること
によって、軸挿時に両者を係合させるようにしても良
い。
【００２３】さらに、上記各実施の形態のものは、第１
及び第２フリクションワッシャー６，７が圧接摺動する
面には、例えばモリコートのような潤滑剤が塗布され
る。
及び第２フリクションワッシャー６，７が圧接摺動する
面には、例えばモリコートのような潤滑剤が塗布され
る。
【００２４】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
次のような効果を奏し得る。
次のような効果を奏し得る。
【００２５】請求項１のように構成すると、かしめとい
う製造コストを下げることのできる構成で、回転シャフ
トと取付部材の相対的回転により軸受プレート部の両側
に固定させた一対のフリクションプレートと第１及び第
２フリクションワッシャーとの間に、圧接磨耗回動に伴
うフリクショントルクが発生し、とくにスプリングワッ
シャー側の第２フリクションワッシャーが固定ワッシャ
ーを介して軸受プレート部に圧接し、スプリングワッシ
ャーが直に第２フリクションワッシャーに圧接すること
がないので、直にスプリングワッシャーが第２フリクシ
ョンワッシャーに圧接する場合に比して、第２フリクシ
ョンワッシャー圧接摺動面積が拡大し、かつ均等に軸受
プレート部に圧接することになり、小型でもより高いフ
リクショントルクを創出することができるものである。
う製造コストを下げることのできる構成で、回転シャフ
トと取付部材の相対的回転により軸受プレート部の両側
に固定させた一対のフリクションプレートと第１及び第
２フリクションワッシャーとの間に、圧接磨耗回動に伴
うフリクショントルクが発生し、とくにスプリングワッ
シャー側の第２フリクションワッシャーが固定ワッシャ
ーを介して軸受プレート部に圧接し、スプリングワッシ
ャーが直に第２フリクションワッシャーに圧接すること
がないので、直にスプリングワッシャーが第２フリクシ
ョンワッシャーに圧接する場合に比して、第２フリクシ
ョンワッシャー圧接摺動面積が拡大し、かつ均等に軸受
プレート部に圧接することになり、小型でもより高いフ
リクショントルクを創出することができるものである。
【００２６】請求項２のように構成すると、回転シャフ
トの大径部と第１フリクションワッシャーの間、及び軸
受プレート部と第２フリクションワッシャーとの間にフ
リクショントルクが発生し、請求項１と同じ効果を奏し
得る。
トの大径部と第１フリクションワッシャーの間、及び軸
受プレート部と第２フリクションワッシャーとの間にフ
リクショントルクが発生し、請求項１と同じ効果を奏し
得る。
【００２７】請求項３のように構成すると、軸受プレー
ト部の両側に固定させたフリクションプレートと第１及
び第２フリクションワッシャーとの間にフリクショント
ルクが発生し、請求項１と同じ効果を奏した上で、第１
及び第２フリクションワッシャーと圧接摺動する軸受プ
レート部の両側のフリクションプレートによって、耐磨
耗性が向上し、長年使用の後においても、フリクション
トルクが変動することがないという効果を奏し得る。請
求項４のように構成すると、回転シャフトの取付部にフ
ラットな部分ができるので、この取付部へディスプレー
体を取り付け易くなるという利点がある。請求項５のよ
うに構成すると、フリクションワッシャーの爪部が、該
フリクションワッシャーと共に回転させようとする、大
径部、軸受プレート部、或は固定ワッシャーの全部或は
一部の面部へ喰い込むことによってしっかりと固定され
るという利点がある。請求項６のように構成すると、潤
滑剤によって、フリクションワッシャーが圧接回転摺動
する部分の磨耗や異音の発生を防止することができる。
請求項７のように構成すると、フリクションワッシャー
に爪部を突設することを省略することができる。
ト部の両側に固定させたフリクションプレートと第１及
び第２フリクションワッシャーとの間にフリクショント
ルクが発生し、請求項１と同じ効果を奏した上で、第１
及び第２フリクションワッシャーと圧接摺動する軸受プ
レート部の両側のフリクションプレートによって、耐磨
耗性が向上し、長年使用の後においても、フリクション
トルクが変動することがないという効果を奏し得る。請
求項４のように構成すると、回転シャフトの取付部にフ
ラットな部分ができるので、この取付部へディスプレー
体を取り付け易くなるという利点がある。請求項５のよ
うに構成すると、フリクションワッシャーの爪部が、該
フリクションワッシャーと共に回転させようとする、大
径部、軸受プレート部、或は固定ワッシャーの全部或は
一部の面部へ喰い込むことによってしっかりと固定され
るという利点がある。請求項６のように構成すると、潤
滑剤によって、フリクションワッシャーが圧接回転摺動
する部分の磨耗や異音の発生を防止することができる。
請求項７のように構成すると、フリクションワッシャー
に爪部を突設することを省略することができる。
【図１】この発明に係るチルトヒンジの正面図である。
【図２】図１に示したチルトヒンジの正面断面図であ
る。
る。
【図３】図１に示したチルトヒンジの分解斜視図であ
る。
る。
【図４】フリクションプレートの正面図である。
【図５】図４に示したフリクションプレートの縦断面図
である。
である。
【図６】フリクションワッシャーの断面図である。
【図７】この発明に係るチルトヒンジの他の実施の形態
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図８】図７に示したチルトヒンジに用いるフリクショ
ンプレートの断面図である。
ンプレートの断面図である。
【図９】この発明に係るチルトヒンジのさらに他の実施
の形態を示す分解斜視図である。
の形態を示す分解斜視図である。
１ 取付部材 １ａ 取付プレート部 １ｂ 軸受プレート部 １ｃ 軸受孔 ２ 回転シャフト ２ａ 大径部 ２ｃ 取付部 ２ｄ 軸支部 ２ｅ かしめ軸部 ２ｆ 変形部 ４ 第１フリクションプレート ４ａ 軸挿孔 ５ 第２フリクションプレート ５ｄ 油溜部 ６ 第１フリクションワッシャー ６ａ 軸挿孔 ６ｂ 爪部 ７ 第２フリクションワッシャー ７ａ 軸挿孔 ７ｂ 爪部 ８ 固定ワッシャー ９ スプリングワッシャー １０ 押え用ワッシャー １０ａ 軸挿孔 １１ かしめ部 １２ フリクションプレート １３ フリクションプレート
Claims (7)
- 【請求項１】 取付プレート部とこの取付プレート部か
ら直角方向へ折り曲げられた軸受プレート部を有する取
付部材と、この取付部材の前記軸受プレート部に設けた
軸受孔に回転可能に軸支された軸支部とこの軸受部の一
方に連設された大径部とを少なくとも有する回転シャフ
トと、前記軸支プレート部の一側面側と前記大径部との
間に前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に設け
た軸挿孔へ前記軸支部を挿通させて設けた第１フリクシ
ョンワッシャーと、前記軸受プレート部の他側面側に接
して前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に設け
た軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた第２フリク
ションワッシャーと、この第２フリクションワッシャー
に接して前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に
設けた軸挿孔へ前記軸支部の全部或は一部を挿通させつ
つ設けた固定ワッシャーと、この固定ワッシャーに接し
てその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつ
つ設けたスプリングワッシャーと、このスプリングワッ
シャーに接してその中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部
を挿通させつつ設けた押え用ワッシャーと、この押え用
ワッシャーより突出した前記軸支部の端部をかしめるこ
とによって形成されたかしめ部とから成り、所定の回転
トルクが加えられた時にのみ前記取付部材と前記回転シ
ャフトとが相対的に回転するように構成したことを特徴
とする、チルトヒンジ。 - 【請求項２】 取付プレート部とこの取付プレート部か
ら直角方向へ折り曲げられた軸受プレート部を有する取
付部材と、この取付部材の前記軸受プレート部に設けた
軸受孔に回転可能に軸支された軸支部とこの軸支部の一
方に連設された大径部とを少なくとも有する回転シャフ
トと、前記軸受プレート部の一側面側と前記大径部との
間に該軸受プレート部に拘束されつつその中心部に設け
た軸挿孔へ前記軸支部を挿通させて設けた第１フリクシ
ョンワッシャーと、前記軸受プレート部の他側面側に接
して前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に設け
た軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた第２フリク
ションワッシャーと、この第２フリクションワッシャー
に接して前記回転シャフトに拘束されつつその中心部に
設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた固定ワ
ッシャーと、この固定ワッシャーに接してその中心部に
設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けたスプリ
ングワッシャーと、このスプリングワッシャーに接して
その中心部に設けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ
設けた押え用ワッシャーと、この押え用ワッシャーより
突出した前記軸支部の端部をかしめることによって形成
されたかしめ部とから成り、所定の回転トルクが加えら
れた時にのみ前記取付部材と前記回転シャフトとが相対
的に回転するように構成したことを特徴とする、チルト
ヒンジ。 - 【請求項３】 取付プレート部とこの取付プレート部か
ら直角方向へ折り曲げられた軸受プレート部を有する取
付部材と、この取付部材の前記軸受プレート部に設けた
軸受孔に回転可能に軸支された軸支部とこの軸支部の一
方に連設された大径部とを少なくとも有する回転シャフ
トと、前記軸受プレート部の両側部の軸受孔の回りに各
々に設けた軸挿孔に前記軸支部を挿通させて固定させた
一対の第１及び第２フリクションプレートと、この第１
フリクションプレートと前記大径部との間に前記回転シ
ャフトに拘束されつつその中心部に設けた軸挿孔へ前記
軸支部を挿通させて設けた第１フリクションワッシャー
と、前記第２フリクションプレートに接して前記回転シ
ャフトに拘束されつつその中心部に設けた軸挿孔へ前記
軸支部を挿通させつつ設けた第２フリクションワッシャ
ーと、この第２フリクションワッシャーに接して前記回
転シャフトに拘束されつつその中心部に設けた軸挿孔へ
前記軸支部を挿通させつつ設けた固定ワッシャーと、こ
の固定ワッシャーに接してその中心部に設けた軸挿孔へ
前記軸支部を挿通させつつ設けたスプリングワッシャー
と、このスプリングワッシャーに接してその中心部に設
けた軸挿孔へ前記軸支部を挿通させつつ設けた押え用ワ
ッシャーと、この押え用ワッシャーより突出した前記軸
支部の端部をかしめることによって形成されたかしめ部
とから成り、所定の回転トルクが加えられた時にのみ前
記取付部材と前記回転シャフトとが相対的に回転するよ
うに構成したことを特徴とする、チルトヒンジ。 - 【請求項４】 回転シャフトの大径部には、軸支部とは
反対方向にその片面或は両面を削り取って取付部が設け
られていることを特徴とする、請求項１乃至３のいずれ
かに記載のチルトヒンジ。 - 【請求項５】 フリクションワッシャーの面部には、こ
のフリクションワッシャーが圧接する、大径部、軸受プ
レート部、或は固定ワッシャーの全部或は一部に喰い込
む爪部が設けられていることを特徴とする、請求項１乃
至４のいずれかに記載のチルトヒンジ。 - 【請求項６】 フリクションワッシャーが圧接回転摺動
する部分には、潤滑剤が塗布されていることを特徴とす
る、請求項１乃至５のいずれかに記載のチルトヒンジ。 - 【請求項７】 軸支部の全部或は一部にフリクションワ
ッシャーや固定ワッシャーを拘束する平坦部或は溝部が
設けられていることを特徴とする、請求項１乃至６のい
ずれかに記載のチルトヒンジ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28885399A JP2001107941A (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | チルトヒンジ |
| TW089216284U TW491504U (en) | 1999-09-30 | 2000-09-20 | Tilt hinge |
| KR1020000056236A KR20010050634A (ko) | 1999-09-30 | 2000-09-25 | 틸트힌지 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28885399A JP2001107941A (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | チルトヒンジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001107941A true JP2001107941A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17735604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28885399A Pending JP2001107941A (ja) | 1999-09-30 | 1999-10-08 | チルトヒンジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001107941A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6763552B1 (en) * | 1999-06-15 | 2004-07-20 | Nhk Spring Co., Ltd. | Shaft lock device |
| US6779234B1 (en) * | 2003-04-14 | 2004-08-24 | Shin Zu Shing Co., Ltd. | Elastic hinge for a notebook computer |
| WO2005054695A1 (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-16 | Nhk Spring Co., Ltd. | ヒンジ装置 |
| US6988294B2 (en) * | 2002-10-16 | 2006-01-24 | Katoh Electrical Machinery Co., Ltd. | Tilt hinge |
| US7082642B2 (en) * | 2004-06-18 | 2006-08-01 | Sinher Technology Inc. | Hinge for anchoring and folding on a small pintle |
| US7565719B2 (en) | 2004-06-18 | 2009-07-28 | Sinher Technology Inc. | Hinge for anchoring and folding on a small pintle |
| WO2010134211A1 (ja) * | 2009-05-22 | 2010-11-25 | 株式会社ストロベリーコーポレーション | ヒンジ装置 |
| US20110239405A1 (en) * | 2009-02-10 | 2011-10-06 | Tetsuro Nagami | Hinge mechanism |
| US9428947B2 (en) | 2012-12-04 | 2016-08-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Hinge mechanism and panel apparatus |
| WO2019074179A1 (en) * | 2017-10-12 | 2019-04-18 | Hp Printing Korea Co., Ltd. | FREE STOP HING APPARATUS |
-
1999
- 1999-10-08 JP JP28885399A patent/JP2001107941A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6763552B1 (en) * | 1999-06-15 | 2004-07-20 | Nhk Spring Co., Ltd. | Shaft lock device |
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| US7874045B2 (en) | 2003-12-04 | 2011-01-25 | Nhk Spring Co., Ltd. | Hinge device |
| WO2005054695A1 (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-16 | Nhk Spring Co., Ltd. | ヒンジ装置 |
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| US8413303B2 (en) * | 2009-02-10 | 2013-04-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Hinge mechanism |
| US20110239405A1 (en) * | 2009-02-10 | 2011-10-06 | Tetsuro Nagami | Hinge mechanism |
| DE112009004398B4 (de) * | 2009-02-10 | 2014-08-28 | Mitsubishi Electric Corporation | Gelenkmechanisinus |
| WO2010134211A1 (ja) * | 2009-05-22 | 2010-11-25 | 株式会社ストロベリーコーポレーション | ヒンジ装置 |
| US9428947B2 (en) | 2012-12-04 | 2016-08-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Hinge mechanism and panel apparatus |
| WO2019074179A1 (en) * | 2017-10-12 | 2019-04-18 | Hp Printing Korea Co., Ltd. | FREE STOP HING APPARATUS |
| US11269286B2 (en) | 2017-10-12 | 2022-03-08 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Free stop based hinge apparatus |
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