JP3912724B2 - トルクヒンジ又はトルクリミッタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トルクヒンジ又はトルクリミッタに関し、特にノートブック型コンピュータやさらに小形のいわゆるモバイル型の情報端末機器などの液晶表示部を兼ねた蓋を本体に対して任意の傾斜角の位置に停止させるのに好適なトルクヒンジなどに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のトルクヒンジとしては、本件出願人の特許出願に係る特開2001−12514号公報に開示されたものがある。特に、図3と図4に開示されたばね部材を従来例として図10(A)−(C)により説明すると、比較的剛性の大きな金属材料からなるばね部材1は、主として環状板体部1aと、その放射内方向にある傾斜をもって延びる4個のばね部1bとからなる。隣り合うばね部1bとばね部1bとの間には狭い空隙1cが存在し、各ばね部1bは等間隔で位置している。シャフト2が図10(C)の左側から嵌入されるとき、シャフト2の外周面に加圧接触する部分は各ばね部1bの内側エッジ1b’であり、シャフト2が挿入されない状態におけるこれら内側角部1b’が形成する仮想円の直径は、シャフト2の直径よりも小さい。したがって、シャフト2が図10(C)の左側から嵌入されるとき、各ばね部1bは軸方向に変位し、ラジアル方向にばね力を呈し、シャフト2の外周面と各ばね部1bの内側エッジ1b’との間には摩擦トルクが発生する。ばね部1bは回転軸に対して対称に配置されているので、比較的滑らかなトルク特性と組立作業性にも優れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなトルクヒンジ又はトルクリミッタにあっては、ばね部材1の各ばね部1bの内側エッジ1b’がシャフト2の外周面に加圧接触して所定のトルクを発生させているため、初期に内側エッジ1b’の磨耗が激しく、トルクが急激かつ大幅に低下するという問題があることが分かった。したがって、トルクが急激かつ大幅に低下しないように、使用前に予めエージングを行う必要があった。このエージングは単位時間当たり所定回転速度以上の速度で予め決められた時間回転させて、互いの加圧接触面をなじませるものである。
また、ばね部材1は通常、プレス加工により作られることが多く、各ばね部1bの内側エッジ1b’はそのプレス加工の破断面であるため、面粗度のバラツキ、バリなどの影響によって、各内側エッジ1b’とシャフト2の外周面間で生じるトルク値に差が生じやすく、これがトルクの不安定要因になると共に、寿命を短くする大きな要因となっていた。
したがって、本発明はトルク特性が安定で、かつエージングが不要なトルクヒンジ又はトルクリミッタを提供することを主たる課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1の発明は、環状板体部と該環状板体部の放射内方向に延びる複数のばね部とから構成され、かつ比較的剛性の大きな金属材料からなるばね部材と、該ばね部材を両側から押さえる保持手段とからなるトルクヒンジ又はトルクリミッタであって、前記ばね部は、該ばね部の板厚と同程度の半径をもつ円弧状の曲げ部を先端部にそれぞれ有し、シャフトが圧入されるとき前記曲げ部の頂点が前記シャフトに加圧接触することを特徴とするトルクヒンジ又はトルクリミッタを提案するものである。
【0009】
この課題を解決するために、請求項2の発明は、請求項1において、前記ばね部材が一定間隔に複数個備えられており、隣り合う前記ばね部材の環状板体部間には環状スペーサが介在することを特徴とするトルクヒンジ又はトルクリミッタを提案するものである。
【0011】
この課題を解決するために、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記ばね部材のばね部には、前記保持手段によってアキシァル方向の加圧力がかけられていることを特徴とするトルクヒンジ又はトルクリミッタを提案するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係るトルクヒンジの基本的構造は従来例と同様であるが、ばね部材のばね部がシャフトの外周面に加圧接触する部分が異なり、加圧接触する部分が弧状に曲げられていて、その弧状部分の頂部、つまりばね部材のばね部の滑らかな板面がシャフトの外周面に加圧接触することを特徴としている。
【0014】
図1は、本発明に係るトルクヒンジの一実施例を示す図である。図8に示した記号と同一の記号は相当する部材を示すものとする。このトルクヒンジは大別して後述するばね部材1、ばね部材1を収納する外筒体3、及び外筒体3と共働してばね部材1を一定位置に保持するシールド部材4とからなる。外筒体3は、シャフト2の直径よりも大きな直径をもつ中央貫通孔3a、その中央貫通孔3aよりも大きな径を持ち、ばね部材1のばね部1bを収容するための第1の収容部3b、第1の収容部3bよりも大きな径を持ち、ね部材1の環状板体部1aを収容すると共に、シールド部材4が圧入される第2の収容部3cを備える。シールド部材4はシャフト2の直径よりも大きな直径をもつ貫通孔4aを備える。シールド部材4は外筒体3と一緒にばね部材1の保持手段を構成し、第1の収容部3cとばね部材1の環状板体部1aを両側から押さえて、軸方向に動かないようにすると共に、後述するように軽圧入でラジアル方向に回転するのを防止する。
【0015】
このような構造のトルクヒンジに対して図1の右側からシャフト2が圧入される。この方向から圧入するのが、ばね部材1のばね性によって容易である。また、従来構造のもののばね部材1のバネ部1bのエッジがシャフト2に当接していたので後からシャフト2を圧入し難かったが、この発明のものでは、バネ部1aの先端が弧状の曲がり部1cとなっていてその弧状の曲がり部1cがシャフト2に当接しているので、ヒンジ又はトルクリミッタの組立後に、ばね部材1に悪影響を与えること無くシャフト2を容易に圧入できる。シャフト2は通常の丸棒である円筒形の外周面を有するものであり、例えばノートブック型コンピュータの液晶表示部の下側端面に接続されるものである。また、外筒体3は、そのノートブック型コンピュータの本体及びキーボード部の奥側端面に接続されるものであり、このトルクヒンジの作用により液晶表示部を任意の角度の傾斜位置に滑らかに開閉、固定できる。なお、外筒体3の外周には図示しない他の機器などに取り付けるための取り付け部3dが形成されている。
【0016】
ばね部材1の基本的な構造についてさらに詳細に構造を説明すると、比較的剛性の大きな金属材料などからなり、図2(A)−(C)に示すような構造になっている。この実施例のばね部材1は、前述した従来例と同様に、外形が円形の環状板体部1aと、その環状板体部1aの放射内方向に等間隔で延びる四つのばね部1bとからなる。ばね部材1は、プレス加工により一定間隔で狭い四つの空隙1cを形成することにより、四つのばね部1bが形成されると共に、各ばね部1bは所定の傾斜で一方側に曲げられると同時に、それぞれの先端部分が弧状になるように曲げられる。その部分が弧状の曲げ部1Bであり、好ましくはその板厚と同程度の半径をもつ円弧である。弧状の曲げ部1Bの頂部はばね部1bを形成する板材料の滑らかな板面であり、その弧状の板面がシャフト2に加圧接触するので、安定な滑りが得られるだけでなく、エージングを行わなくても弧状の曲げ部1Bの損耗が小さいので、安定なトルク特性を得ることができ、また寿命を大幅に向上できる。さらに、弧状の曲げ部1Bの頂部及びその近傍に潤滑被膜を形成するか、グリースのような潤滑剤を封入することにより、更にトルク特性や寿命の向上を図ることができる。
【0017】
図2ではシャフト2を圧入する前に、環状板体部1aに対して四つのばね部1bをある角度で曲げているが、曲げておかなくても勿論良い。この場合には、四つのばね部1bは環状板体部1aから放射内方向に真っ直ぐに延び、それらの先端部だけが弧状になるように曲げられて弧状の曲げ部1Bが形成される。それら弧状の曲げ部1Bの頂部が形成する仮想円の径に対して大きな径を持つシャフト2を前述側から圧入すれば、ばね部1bは前記仮想円の径がシャフト2の径に等しくなるまで曲げられ、ばね部1bは環状板体部1aに対してある傾斜をもち、適当なばね力をシャフト2に与える。環状板体部1aとばね部1bとの角度が180度、つまりそれらが同一平面にあるとき、あるいは直角に曲げられて90度である場合には、ばね部材1とシャフト2との間に所望のトルクが発生しない。ばね部1bの曲がった方向における環状板体部1aとばね部1bとの間の角度は、110度ないし160度の範囲にあることが安定で比較的大きなトルクを発生することができ、好ましい。
【0018】
次に、図3により第2の実施例について説明する。この実施例は、前述の構造の一対のばね部材1を用い、環状板体部1aを背中合わせにし、ばね部1bが互いに反対方向に向くようにしている。この外筒体3は前記実施例の外筒体のものよりも深い第2の収容部3cを備え、シールド部材4は貫通孔4aを備える他にそれと同心状にばね部材1のばね部1bを収納する収納部4bを備える。外筒体3の第2の収容部3cには一方のばね部材1の環状板体部1aと、他方のばね部材1が収納された形となり、さらにシールド部材4が圧入される。前述したように、本発明の構造ではばね部1bの先端が弧状の曲げ部1Bとなっていて、その弧状の曲げ部1Bがシャフト2に当接することになるので、その曲げ部1Bとシャフト2間は潤滑剤の作用などにより滑り易く、したがって、ばね部材1に悪影響を与えること無く組立後に、シャフト2をいずれの側からも比較的容易に圧入できる。この構造のものでは、第1の実施例のトルクヒンジに比べてほぼ2倍の大きさのトルクを呈することができる。
【0019】
次に、図4により第3の実施例について説明する。この実施例は前述の構造の3個のばね部材1を外筒体3の収納部に同一方向に並置し、隣り合うばね部材1とばね部材1との間に環状スペーサ5を備えている。環状スペーサ5の厚みは、シャフト2の圧入時に曲がるばね部1bの傾斜量を見込んで決められている。環状スペーサ5が薄す過ぎれば、シャフト2の圧入時にばね部材同士が干渉し合って所定のトルク値が得られなかったり、不良品となることがあり、また厚過ぎれば外筒体3の軸方向に大きくなり、小型化という面で不都合が生じる。したがって、環状スペーサ5の厚みはばね部1bの軸方向の長さよりも若干大きくなるように設定される。また、環状スペーサ5はばね部材1の環状板体部1aの外径と同等以下の外径と、その中心点から狭い空隙1cの最奥点までの環状板体部1aの内径と同等以上の内径とを有する。この実施例では、前述実施例よりも大きなトルク値を得ることも可能である。
【0020】
次に、図5及び図6により本発明にかかるトルクヒンジの変形例について説明する。図5(A)はシャフト2の軸線方向に直径部分で切断した断面図を示し、6はシャフト2を固定、例えばノートブック型コンピュータの場合にはその本体にシャフト2を固定するための取り付け部材であり、シャフト2と取り付け部材5との間では相対的に回転しないようになっている。図5(B)、(C)、(D)は図5(A)のB−B’における別々の変形例の断面を示す図である。図5(B)は図6(A)に示すばね部材1を用いており、その環状板体部1aの外形が4角形になっている。ばね部1bについては図1の実施例と同じであり、四つの狭い空隙1cで分割されたばね部1bの先端部は弧状の曲げ部1Bとなっている。そして、図1の実施例で説明した外筒体3の第2の収納部は、環状板体部1aの4角形の外形とほぼ同じ大きさの4角形の形状になっており、ばね部材1の環状板体部1aは外筒体3の第2の収納部に軽く圧入されている。したがって、特別な回り止めを形成することなく、ばね部材1の環状板体部1aは外筒体3に対して動くことはない。
【0021】
図5(C)は、図6(B)に示すばね部材1を用いており、ばね部材1の環状板体部1aの円形の外形に等間隔で3か所に凸状回り止め部a1、a2、a3を形成したものであり、ばね部材1の製作時にプレス加工で同時に形成される。外筒体3の第2の収納部には、凸状回り止め部a1、a2、a3が軽圧入されるのに適した凹部が形成されており、環状板体部1aの凸状回り止め部a1、a2、a3が外筒体3の第2の収納部の凹部に軽く圧入されることにより、ばね部材1の環状板体部1aが外筒体3に対して動くことはない。ばね部1bについては前述した構造であるので説明を省く。
【0022】
図5(D)は、図6(C)に示すばね部材1を用いており、ばね部材1の環状板体部1aの円形の外形に等間隔で3か所に凹んだ凹状回り止め部b1、b2、b3を形成したものであり、外筒体3の第2の収納部には、逆に凹状回り止め部b1、b2、b3と適合する凸部が形成されており、環状板体部1aの凹状回り止め部b1、b2、b3に外筒体3の第2の収納部の前記凸部が軽く圧入されることにより、ばね部材1の環状板体部1aは外筒体3に対して動くことはない。ばね部1bについては前述した構造であるので詳細な説明を省く。
【0023】
次に、図7及び図8により本発明にかかるトルクヒンジの別の変形例について説明する。図7(A)はシャフト2の軸線方向に直径部分で切断した断面図を示し、図7(B)はそのc−c’で切断した断面図を示す。図8は本発明にかかるトルクヒンジに用いるばね部材1を示す。この例では、図4で示したばね部材1間の環状スペーサ5を省略するために、環状板体部1aの円形の外形に等間隔で3か所に形成した凸状回り止め部a1、a2、a3の最外側部にそれと直角に延びる起立部a'1,a'2,a'3が形成される。これら起立部a'1,a'2,a'3は、弧状の曲げ部1Bを含むばね部1bの軸方向の長さよりも若干長くなっており、図7(A)に示すように、二つのばね部材1を同方向に並べて配置し、シャフト2が圧入されてばね部1bが所定の傾斜をもったとき、他方のばね部材1にぶつからないようになっている。なお、この例では環状板体部1aの内側、つまり放射内方向に等間隔で3個のばね部1bが延びており、その各先端部には弧状の曲げ部1Bが形成されている。この変形例では、図2のばね部材に比べて間隔1cが大きくなっており、ばね部1bの幅はかなり小さくなっている。この変形例では、別途環状スペーサを配置すること無く、ばね性に悪影響を与えずに、複数個のばね部材1を用いることができる。
【0024】
次に、図9に従来構造(特開2001-12514号公報の図3、図4に示されたもの)と、本発明にかかるトルクヒンジについて単位時間当たり所定の回転数で回転させたエージング試験の結果を示す。曲線1は従来構造のもののトルク特性を示し、エ−ジングを行った結果、大幅かつ急激にトルク値が低下するのが明らかである。この点、曲線2で示される本発明に係るトルクヒンジのトルク値は初期でも極めて僅か低下するだけであり、その後はほとんど変化せず、トルクは十分に安定している。したがって、この結果から従来構造のトルクヒンジの場合には、実際に使用する前に必ずエージングを行う必要があるが、本発明のものではエージングを行う必要の無いことが分かる。
【0025】
なお、以上述べた実施例ではトルクヒンジについて述べたが、使用方法が異なるだけで、全く同一構造でトルクリミッタとして用いることが可能であり、トルク特性の安定したトルクリミッタが得られることは極めて容易に理解できる。
また、以上の実施例ではいずれもばね部材1のばね部1bを4個又は3個で説明したが、2個又は5個、あるいはそれ以上なら幾つでも良い。隣接するばね部1b間の空隙1cは、ばね部1bが干渉し合わない限り、狭い方が大きなトルク値が得られるので、大きなトルクのトルクリミッタが必要な場合には、狭い方が好ましい。
さらにまた、環状板体部1aの凸状回り止め部と凹状回り止め部の双方を備え、これに伴い外筒部の収納部の放射外方向の壁に、それらと軽圧入の関係となるような凹凸双方を備えていても良い。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば予めエージングを行わなくても安定したトルクヒンジ又はトルクリミッタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るトルクヒンジの第1の実施の態様を示す図である。
【図2】 本発明に係るトルクヒンジに用いるばね部材の例を示す図である。
【図3】 本発明に係るトルクヒンジの第2の実施の態様を示す図である。
【図4】 本発明に係るトルクヒンジの第3の実施の態様を示す図である。
【図5】 本発明に係るトルクヒンジの変形例を示す図である。
【図6】 本発明に係るトルクヒンジに用いるばね部材の例を示す図である。
【図7】 本発明に係るトルクヒンジの変形例を示す図である。
【図8】 本発明に係るトルクヒンジに用いるばね部材の例を示す図である。
【図9】 本発明と従来のトルクヒンジのトルク特性を示す図である。
【図10】 従来のトルクヒンジの一例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ばね部材
1a・・・環状板体部 1b・・・ばね部
1c・・・空隙 1B・・・弧状の曲げ部
a1−a3・・・凸状回り止め部 b1−b3・・・凹状回り止め部
a'1−a'3・・・起立部
2・・・シャフト
3・・・外筒部
3a・・・中央貫通孔 3b・・・第1の収容部
3c・・・第2の収容部
4・・・シールド部材
4a・・・貫通孔 4b・・・収容部
5・・・環状スペーサ
6・・・取り付け部材

Claims (3)

  1. 環状板体部と該環状板体部の放射内方向に延びる複数のばね部とから構成され、かつ比較的剛性の大きな金属材料からなるばね部材と、該ばね部材を両側から押さえる保持手段とからなるトルクヒンジ又はトルクリミッタであって
    前記ばね部は、該ばね部の板厚と同程度の半径をもつ円弧状の曲げ部を先端部にそれぞれ有し、
    シャフトが圧入されるとき前記曲げ部の頂点が前記シャフトに加圧接触することを特徴とするトルクヒンジ又はトルクリミッタ。
  2. 請求項1において、
    前記ばね部材が一定間隔で複数個備えられており、隣り合う前記ばね部材の環状板体部間には環状スペーサが介在することを特徴とするトルクヒンジ又はトルクリミッタ。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記ばね部材のばね部には、前記保持手段によってアキシァル方向の加圧力がかけられていることを特徴とするトルクヒンジ又はトルクリミッタ。
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