JPH07131006A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

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JPH07131006A
JPH07131006A JP27419293A JP27419293A JPH07131006A JP H07131006 A JPH07131006 A JP H07131006A JP 27419293 A JP27419293 A JP 27419293A JP 27419293 A JP27419293 A JP 27419293A JP H07131006 A JPH07131006 A JP H07131006A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコン基板上に、基板表面に対し、極浅く
ソース・ドレイン領域を形成した、微細なMOS型トラ
ンジスタにおいて、短チャネル効果を抑制しつつ、ソー
ス・ドレイン領域底部と基板間の接合リークを低減す
る。 【構成】 ゲート電極2をマスクとしてp型基板1にイ
オン注入でn型不純物層(ソース・ドレイン領域)5を
形成し、その後、ソース・ドレイン領域5の底部のみに
ソース・ドレインと同一導電型で低濃度の不純物層51
を導入することにより、基板底部とソース・ドレイン領
域間に形成される接合のリーク電流を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン基板上のMOS型トラン
ジスタは、例えば、n−chトランジスタの場合、p型
基板上へのゲート電極の成形、ゲート電極をマスクとし
てn型の不純物をイオン注入で導入することによるソー
ス・ドレイン領域の形成から構成されていた。図7を用
いてn−chトランジスタの形成方法を説明する。
【0003】図7(a)では、p型シリコン基板1に素子
分離膜3を形成後、ゲート電極2を形成する。図7(b)
では、前記p型基板1にゲート電極2をマスクとして、
ソース・ドレイン形成用n型不純物を例えばAsを30Ke
V、5E15atoms/cm2の条件でイオン注入4により導入し、
n型不純物層5を形成する。図7(c)では、ソース・ド
レイン形成不純物の活性化のために、例えば900℃、100
分で熱処理7を行う。この時、熱処理7を施している間
にソース・ドレイン形成不純物は拡散8をし、ソース・
ドレイン領域6は広がり、基板との接合深さ(Xj)は
注入直後の約0.05um〜約0.3umまで深くなる。又、p−
chトランジスタでは、n型基板上にp型のソース・ド
レイン形成不純物をもって構成される。p-chトランジス
タでは、熱処理の後には、Xjは約0.5umになる。
【0004】ところで、素子の微細化が進められるに伴
い、いわゆる短チャネル効果といった問題が生じてき
た。短チャンネル効果では、ソースとドレインそれぞれ
の近傍に形成される空乏層が近づきつながってしまうこ
とが原因の1つである。
【0005】近年、この短チャネル効果を抑制し、微細
なトランジスタを形成する方法として、ソース・ドレイ
ン形成不純物を、低エネルギーのイオン注入により基板
表面に浅く導入する方法、または、ソース・ドレイン形
成不純物活性化のための熱処理を短時間にすることによ
り、ソース・ドレイン形成不純物の熱処理中の拡散を抑
制し、ソース・ドレイン領域を基板表面に極浅く形成す
る方法がとられている。
【0006】図8(a),(b)を用いて低エネルギーイオン
注入による方法を、又、図8(c),(d)を用いて、この低
温、短時間の熱処理による形成方法を説明する。
【0007】図8(a)では、p型シリコン基板1に素子
分離膜3を形成後、ゲート電極2を形成する。前記p型
基板1にゲート電極2をマスクとして、低エネルギーn
型不純物注入9を例えばAsを5KeV、5E15atoms/cm2とい
った条件で行われ、n型極浅不純物層10が形成され、
そのXjは約0.01umとなる。図8(b)では、上記基板1
に熱処理を施した後にXjが0.2umの浅いn型ソース・
ドレイン領域11を形成される。
【0008】図8(c)では、p型基板1に形成されたゲ
ート電極2をマスクとしてソース・ドレイン用n型不純
物注入4を施し、n型不純物層5を形成する。図8(d)
では、前記基板1に例えば、1000℃で10秒といった短時
間の熱処理50を施す。短時間の熱処理のため、n型不
純物はほとんど拡散せず、Xjが0.1um以下の浅いn型
ソース・ドレイン領域12が形成される。
【0009】以上の様に、ソース・ドレイン形成用イオ
ン注入を低加速エネルギーで行ったり、熱処理を短時間
で行うことにより短チャネル効果が抑制され、微細な素
子が形成可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では、ソース・ドレイン領域を広げないために、
ソース・ドレイン形成不純物の濃度分布が、そのピーク
位置から基板との接合位置までで急峻になってしまう。
そこで、ソース・ドレイン形成不純物及び基板中の不純
物の濃度が接合部近傍で高くなることと、その勾配が急
であることから、接合部で発生するリーク電流が従来の
トランジスタに比べて急激に高くなってしまうといった
問題が生じてくる。
【0011】実デバイスでは、待機時の消費電力をなる
べく低減させる必要させる必要がある。従来のトランジ
スタを用いた場合、全待機時電流に対しての、接合リー
クによる電流は約0.1%であったのが、上記の浅いソ
ース・ドレイン領域を形成したトランジスタを用いた場
合では、約5%にまで達してしまう。このように、短チ
ャネル効果を抑制するために、熱処理条件で時間を短く
することによってソース・ドレイン領域を基板表面に浅
く形成した場合には、基板との接合部で発生するリーク
電流が急激に増加してしまうといった問題点があった。
【0012】従って、本願発明の目的は、シリコン基板
上に、基板表面に対し、極浅くソース・ドレイン領域を
形成した、微細なMOS型トランジスタにおいて、短チ
ャネル効果を抑制しつつ、ソース・ドレイン領域底部と
基板間の接合リークを低減する半導体装置の製造方法を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置の製造方法は上記問題点に鑑み、微細なMOS型トラ
ンジスタのソース・ドレイン領域を基板表面に浅く形成
しても短チャネル効果を抑制しつつ、基板との接合部で
のリーク電流を抑制した半導体装置の製造方法を提供す
るものである。この為の構成として、一方導電型半導体
基板表面のMOS形トランジスタ領域となる部分に形成
されたゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、
前記ゲート電極をマスクとして前記半導体基板と他方導
電型の不純物をイオン注入で導入し、ソース・ドレイン
領域を形成する工程と、前記ソース・ドレイン領域形成
と同様の方法で前記ゲート電極をマスクとして前記ソー
ス・ドレイン形成不純物と同一導電型でソース・ドレイ
ン形成不純物より低濃度の不純物をソース・ドレイン領
域底部のみにイオン注入により導入する工程と、前記基
板に熱処理を施す工程を有することを特徴とする。
【0014】又、請求項2記載の半導体装置の製造方法
は、請求項1記載の半導体装置の製造方法において、ゲ
ート電極を形成した後、ゲート電極側面を覆うように絶
縁膜を形成する工程を有することを特徴とする。
【0015】請求項3記載の半導体装置の製造方法は上
記問題点に鑑み、微細なMOS型トランジスタのソース
・ドレイン領域を基板表面に浅く形成しても短チャネル
効果を抑制しつつ、基板との接合部でのリーク電流を抑
制した半導体装置の製造方法を提供するものである。こ
の為の構成として、一方導電型半導体基板表面のMOS
形トランジスタ領域となる部分に形成されたゲート絶縁
膜上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極を
マスクとして前記半導体基板と他方導電型の不純物をイ
オン注入で導入し、ソース・ドレイン領域を形成する工
程と、前記ソース・ドレイン領域形成と同様の方法で前
記ゲート電極をマスクとして前記ソース・ドレイン形成
不純物と同一導電型でソース・ドレイン形成不純物より
低濃度の不純物をソース・ドレイン領域に対し、基板表
面以外の領域にイオン注入により導入する工程と、前記
基板に熱処理を施す工程を有することを特徴とする。
【0016】請求項4、5記載の半導体装置は上記問題
点に鑑み、微細なMOS型トランジスタのソース・ドレ
イン領域を基板表面に浅く形成しても短チャネル効果を
抑制しつつ、基板との接合部でのリーク電流を抑制した
半導体装置を提供するものである。この為の構成とし
て、一方導電型半導体基板表面のMOS型トランジスタ
領域となる部分に形成されたゲート電極と、前記基板と
他方導電型の不純物からなるソース・ドレイン領域と、
前記ソース・ドレイン領域底部のみに前記ソース・ドレ
インと同一導電型で低濃度の不純物領域を有する構造を
特徴とする。
【0017】又、請求項5記載の半導体装置は、前記請
求項4記載の半導体装置において、ゲート電極の側面が
絶縁膜で覆われていることを特徴とする。
【0018】又、請求項6記載の半導体装置は、上記問
題点に鑑み、微細なMOS型トランジスタのソース・ド
レイン領域を基板表面に浅く形成しても短チャネル効果
を抑制しつつ、基板との接合部でのリーク電流を抑制し
た半導体装置を提供するものである。この為の構成とし
て、一方導電型半導体基板表面のMOS型トランジスタ
領域となる部分に形成されたゲート電極と、前記基板と
他方導電型の不純物からなるソース・ドレイン領域と、
前記ソース・ドレイン領域に対し、基板表面を除く領域
に前記ソース・ドレインと同一導電型で低濃度の不純物
領域を有する構造を特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1、2及び3に係る半導体装置の製造方
法により、ソース・ドレイン領域を基板に対して浅く、
または表面を除く領域に形成し、短チャネル効果を抑制
することを目的とした微細なMOS型トランジスタを製
造するに当り、ソース・ドレイン領域底部と基板間の接
合部でのリーク電流を抑制することが可能となる。
【0020】請求項4、5及び6に係る半導体装置によ
り、短チャネル効果を抑制するためにソース・ドレイン
領域を基板に対して浅くあるいは表面を除く領域に形成
した、微細なMOS型トランジスタにおいてソース・ド
レイン領域底部と基板間の接合部でのリーク電流を抑制
することが可能となる。
【0021】
【実施例】以下請求項1記載の半導体装置の製造方法の
一実施例としてp型基板に、ソース・ドレイン領域を基
板表面に浅く形成することにより微細なn−chトラン
ジスタを形成した場合に、ソース・ドレイン領域底部と
基板間の接合リークを抑制する製造方法について図面を
参照しながら説明する。
【0022】図1は本発明の実施例の工程断面図であ
る。図1(a)では、p型シリコン基板1に素子分離膜3
を形成後、ゲート電極2を形成する。前記p型基板1に
ゲート電極2をマスクとして、例えばAs,30KeV,5E15ato
ms/cm2といったソース・ドレイン用n型不純物注入4に
よりXjが約0.05umのn型不純物層5が形成される。
【0023】図1(b)では、ソース・ドレイン用n型不
純物注入4と同様にゲート電極2をマスクとして、例え
ばP,40KeV,2E12atoms/cm2といった条件で、n型不純物
注入14を施し、n型不純物層5の底部のみに低濃度の
n型不純物層51を形成する。図1(c)では、例えば、1
000℃、10秒程度の短時間熱処理50を施し、n型不純
物を活性化し、n型ソース・ドレイン領域6を形成す
る。このn型ソース・ドレイン領域6では、底部のn型
不純物分布が急峻にはならない。
【0024】以上の様に、本実施例によれば、素子の微
細化を図るにあたり、ソース・ドレイン領域を基板表面
に対し浅く形成する方法において、ソース・ドレイン領
域の底部のみにソース・ドレイン形成不純物と同一導電
性の不純物を導入することにより接合リークを抑制でき
る。
【0025】以下請求項2記載の半導体装置の製造方法
の一実施例としてp型基板に、ソース・ドレイン領域を
基板表面に浅く形成することにより微細なn−chトラ
ンジスタを形成した場合に、ソース・ドレイン領域底部
と基板間の接合リークを抑制する製造方法について図面
を参照しながら説明する。
【0026】図2は本発明の実施例の工程断面図であ
る。図2(a)では、p型シリコン基板1に素子分離膜3
を形成後、ゲート電極2およびゲート側壁絶縁膜53を
形成する。前記p型基板1にゲート電極2をマスクとし
て、例えばAs,30KeV,5E15atoms/cm2といったソース・ド
レイン用n型不純物注入4によりXjが約0.05umのn型
不純物層5が形成される。
【0027】図2(b)では、ソース・ドレイン用n型不
純物注入4と同様に側壁絶縁膜53があるゲート電極2
をマスクとして、例えばP,40KeV,2E12atoms/cm2といっ
た条件で、n型不純物注入14を施し、n型不純物層5
の底部のみに低濃度のn型不純物層51を形成する。図
2(c)では、例えば1000℃、10秒程度の短時間熱処理を
施し、n型不純物を活性化し、n型ソース・ドレイン領
域6を形成する。このn型ソース・ドレイン領域6で
は、底部のn型不純物分布が急峻にはならない。
【0028】以上の様に、本実施例によれば、素子の微
細化を図るにあたり、ソース・ドレイン領域を基板表面
に対し浅く形成する方法において、ソース・ドレイン領
域の底部のみにソース・ドレイン形成不純物と同一導電
性の不純物を側壁絶縁膜があるゲート電極をマスクとし
てイオン注入で導入することにより接合リークを抑制で
きる。
【0029】以下請求項3記載の半導体装置の製造方法
の一実施例としてp型基板に、ソース・ドレイン領域を
基板表面に浅く形成することにより微細なn−chトラ
ンジスタを形成した場合に、ソース・ドレイン領域底部
と基板間の接合リークを抑制する製造方法について図面
を参照しながら説明する。
【0030】図5は本発明の実施例の工程断面図であ
る。図5(a)では、p型シリコン基板1に素子分離膜3
を形成後、ゲート電極2およびゲート側壁絶縁膜53を
形成する。前記p型基板1にゲート電極2をマスクとし
て、例えばAs,30KeV,5E15atoms/cm2といったソース・ド
レイン用n型不純物注入4によりXjが約0.05umのn型
不純物層5が形成される。
【0031】図5(b)では、ソース・ドレイン用n型不
純物注入4と同様にゲート電極2をマスクとして、例え
ばP,40KeV,2E12atoms/cm2といった条件で、n型不純物
注入14を施し、n型不純物層5に対し、基板表面を除
く領域に低濃度のn型不純物層51を形成する。この
時、低濃度不純物層51は濃度のピーク位置がソース・
ドレイン用n型不純物層14底部に位置し、基板表面か
ら0.05umまでの濃度はn型不純物層14の濃度に比べ、
約0.01%程度となる。
【0032】図5(c)では、例えば1000℃、10秒程度の
短時間熱処理50を施し、n型不純物を活性化し、n型
ソース・ドレイン領域6を形成する。このn型ソース・
ドレイン領域6では、底部のn型不純物分布が急峻には
ならない。
【0033】以上の様に、本実施例によれば、素子の微
細化を図るにあたり、ソース・ドレイン領域を基板表面
に対し浅く形成する方法において、ソース・ドレイン領
域の基板に対して、表面を除く領域にソース・ドレイン
形成不純物と同一導電性の不純物を導入することにより
接合リークを抑制できる。
【0034】以下請求項4記載の半導体装置の一実施例
として、p型基板に形成したn−chトランジスタで、
ソース・ドレイン領域底部と基板間の接合リークを抑制
した装置について図面を参照しながら説明する。
【0035】図3は本発明の実施例の断面図である。1
はp型基板、2はゲート電極、3は素子分離、11は浅
いn型ソース・ドレイン領域、54は低濃度n型不純物
領域を示す。この低濃度n型不純物領域54によりソー
ス・ドレイン領域の底部ではn型不純物の濃度分布は急
峻にはならない。以上の様に、本実施例によれば、素子
の微細化をはかるにあたり、ソース・ドレイン領域を基
板表面に対し浅く形成された素子において、ソース・ド
レイン領域の底部のみにソース・ドレイン形成不純物と
同一導電性の不純物層を形成することにより接合リーク
を抑制できる。
【0036】以下請求項5記載の半導体装置の一実施例
として、p型基板に形成したn−chトランジスタで、
ソース・ドレイン領域底部と基板間の接合リークを抑制
した装置について図面を参照しながら説明する。
【0037】図4は本発明の実施例の断面図である。1
はp型基板、2はゲート電極、3は素子分離、11は浅
いn型ソース・ドレイン領域、53はゲート側壁絶縁
膜、54は低濃度n型不純物領域を示す。この低濃度n
型不純物領域54によりソース・ドレイン領域の底部で
はn型不純物の濃度分布は急峻にはならない。以上の様
に、本実施例によれば、素子の微細化をはかるにあた
り、ソース・ドレイン領域を基板表面に対し浅く形成さ
れた素子において、ソース・ドレイン領域の底部のみに
ソース・ドレイン形成不純物と同一導電性の不純物層を
形成することにより接合リークを抑制できる。
【0038】以下請求項6記載の半導体装置の一実施例
として、p型基板に形成したn−chトランジスタで、
ソース・ドレイン領域底部と基板間の接合リークを抑制
した装置について図面を参照しながら説明する。
【0039】図6は本発明の実施例の断面図である。1
はp型基板、2はゲート電極、3は素子分離、11は浅
いn型ソース・ドレイン領域、54は低濃度n型不純物
領域を示す。この低濃度n型不純物領域54は、基板表
面より0.05um以上深い位置に形成され、これによりソー
ス・ドレイン領域の底部ではn型不純物の濃度分布は急
峻にはならない。以上の様に、本実施例によれば、素子
の微細化をはかるにあたり、ソース・ドレイン領域を基
板表面に対し浅く形成された素子において、ソース・ド
レイン領域の底部のみにソース・ドレイン形成不純物と
同一導電性の不純物層を形成することにより接合リーク
を抑制できる。
【0040】なお、n型の不純物として、As,P、S
bを用いても同様な効果が得られる。
【0041】又、上記実施例においてn型基板にp−c
hトランジスタを形成した場合にも、同様な効果が得ら
れる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、基板表面に極浅
くソース・ドレイン領域を形成したMOS型トランジス
タにおいて、短チャネル効果を抑制しつつ、ソース・ド
レイン領域底部と基板間の接合リークを抑制可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における半導体装置の製
造方法の工程断面図
【図2】本発明の第2の実施例における半導体装置の製
造方法の工程断面図
【図3】本発明の第3の実施例における半導体装置の断
面図
【図4】本発明の第4の実施例における半導体装置の断
面図
【図5】本発明の第5の実施例における半導体装置の製
造方法の工程断面図
【図6】本発明の第6の実施例における半導体装置の断
面図
【図7】本発明の第1の従来例における半導体装置の製
造方法の工程断面図
【図8】本発明の第2の従来例における半導体装置の製
造方法の工程断面図
【符号の説明】
1 p型基板 6 ソース・ドレイン 51 低濃度の不純物層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方導電型半導体基板表面のMOS形トラ
    ンジスタ領域となる部分に形成されたゲート絶縁膜上に
    ゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体基板と他方導
    電型の不純物をイオン注入で導入し、ソース・ドレイン
    領域を形成する工程と、 前記ソース・ドレイン領域形成と同様の方法で前記ゲー
    ト電極をマスクとして前記ソース・ドレイン形成不純物
    と同一導電型でソース・ドレイン形成不純物より低濃度
    の不純物をソース・ドレイン領域底部のみにイオン注入
    により導入する工程と、 前記基板に熱処理を施す工程とを備えた半導体装置の製
    造方法。
  2. 【請求項2】ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成した
    後、ゲート電極側面を覆うように絶縁膜を形成する工程
    を有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】ソース・ドレイン領域形成後の低濃度不純
    物導入において不純物が基板表面には入らない様に行う
    工程を有することを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】一方導電型半導体基板表面のMOS型トラ
    ンジスタ領域となる部分に形成されたゲート電極と、 前記基板と他方導電型の不純物からなるソース・ドレイ
    ン領域と、 前記ソース・ドレイン領域底部のみに前記ソース・ドレ
    インと同一導電型で低濃度の不純物領域とを備えた半導
    体装置。
  5. 【請求項5】ゲート電極の側面が絶縁膜で覆われている
    請求項3記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】一方導電型半導体基板表面のMOS型トラ
    ンジスタ領域となる部分に形成されたゲート電極と、 前記基板と他方導電型の不純物からなるソース・ドレイ
    ン領域と、 前記ソース・ドレイン領域に対し、基板表面を除く領域
    に前記ソース・ドレインと同一導電型で低濃度の不純物
    領域とを備えた半導体装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7030464B2 (en) 2003-03-05 2006-04-18 Nec Electronics Corporation Semiconductor device and method of manufacturing the same

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US7030464B2 (en) 2003-03-05 2006-04-18 Nec Electronics Corporation Semiconductor device and method of manufacturing the same

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