JPH07130352A - 偏平形電池 - Google Patents
偏平形電池Info
- Publication number
- JPH07130352A JPH07130352A JP27062193A JP27062193A JPH07130352A JP H07130352 A JPH07130352 A JP H07130352A JP 27062193 A JP27062193 A JP 27062193A JP 27062193 A JP27062193 A JP 27062193A JP H07130352 A JPH07130352 A JP H07130352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal plate
- sealing material
- electrode terminal
- negative electrode
- battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 端子板が外周部より一部突出した構成の偏平
形電池において、電池を落下させた場合、外周部に突出
した端子板が折れ曲がりショート不良が発生する。この
ショート不良発生を防止する。 【構成】 外周部に突出した端子板突出部の突出寸法に
対してシール材を半分以上被覆することにより、端子板
を補強して折れ曲がりを防止する。
形電池において、電池を落下させた場合、外周部に突出
した端子板が折れ曲がりショート不良が発生する。この
ショート不良発生を防止する。 【構成】 外周部に突出した端子板突出部の突出寸法に
対してシール材を半分以上被覆することにより、端子板
を補強して折れ曲がりを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄形機器、例えばIC
カード、電卓等の電源となる偏平形電池の改良に関する
ものである。
カード、電卓等の電源となる偏平形電池の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電池は、図2に示すように有機
溶媒電解液を含浸させたポリプロピレン不織布からなる
セパレータ1を介在させて、金属ハロゲン化物、金属酸
化物の正極合剤2と、リチウムからなる負極活物質3の
発電要素に変性ポリエチレン等からなる窓枠状シール材
4を配備し、中央部を膨出状に突出させたステンレス鋼
板、あるいはステンレス鋼板上にニッケルメッキを施し
た正極端子板5と、平板状の負極端子板6の周縁部を前
記窓枠状シール材4と重ね合わせて150〜250℃で
加熱し、熱溶着することにより発電要素を密封口する構
成である。
溶媒電解液を含浸させたポリプロピレン不織布からなる
セパレータ1を介在させて、金属ハロゲン化物、金属酸
化物の正極合剤2と、リチウムからなる負極活物質3の
発電要素に変性ポリエチレン等からなる窓枠状シール材
4を配備し、中央部を膨出状に突出させたステンレス鋼
板、あるいはステンレス鋼板上にニッケルメッキを施し
た正極端子板5と、平板状の負極端子板6の周縁部を前
記窓枠状シール材4と重ね合わせて150〜250℃で
加熱し、熱溶着することにより発電要素を密封口する構
成である。
【0003】この種の電池は、ICカード等の主電源あ
るいは、メモリー保持として使用することから回路との
接続を確実にしなければならない。そのためには正、負
極端子板の上下面から接触により接続する方法をとれ
ば、接触不良を起こす原因となり問題となる。そこで図
3に示すように端子板外周部に突出部(5a,6a)を
設けて、この突出部と回路とをハンダ付け、溶接等で確
実に接続する方法が提案されている。
るいは、メモリー保持として使用することから回路との
接続を確実にしなければならない。そのためには正、負
極端子板の上下面から接触により接続する方法をとれ
ば、接触不良を起こす原因となり問題となる。そこで図
3に示すように端子板外周部に突出部(5a,6a)を
設けて、この突出部と回路とをハンダ付け、溶接等で確
実に接続する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この端
子板外周部に突出部を設けた偏平形電池は、突出部が数
10μmと非常に薄いために電池の落下、衝撃により端
子板突出部の変形、折れ曲がりが生じる問題点がある。
また、極端に折れ曲がった電池は、端子板突出部の先端
と端子板外周部とが接触してショートし、電池消耗品が
発生する問題点があった。
子板外周部に突出部を設けた偏平形電池は、突出部が数
10μmと非常に薄いために電池の落下、衝撃により端
子板突出部の変形、折れ曲がりが生じる問題点がある。
また、極端に折れ曲がった電池は、端子板突出部の先端
と端子板外周部とが接触してショートし、電池消耗品が
発生する問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような課題を解決するも
ので、電池を落下させてもショート不良が発生すること
なく、信頼性の向上できる偏平形電池を提供することを
目的とする。
ので、電池を落下させてもショート不良が発生すること
なく、信頼性の向上できる偏平形電池を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解消するために外周部に突出した端子板突出部の突出寸
法に対してシール材を半分以上被覆することにより、上
記問題点を解決するものである。
解消するために外周部に突出した端子板突出部の突出寸
法に対してシール材を半分以上被覆することにより、上
記問題点を解決するものである。
【0007】
【作用】この構成により本発明の偏平形電池は、電池を
落下させた場合において外周部に突出した端子板にシー
ル材を被覆した部分は、強度的に強くなっており変形が
起こりにくくなっている。また、シール材が被覆されて
いない端子先端部の変形が生じても電池外周部まで到達
しないことからショートを防止することができる。
落下させた場合において外周部に突出した端子板にシー
ル材を被覆した部分は、強度的に強くなっており変形が
起こりにくくなっている。また、シール材が被覆されて
いない端子先端部の変形が生じても電池外周部まで到達
しないことからショートを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明について実施例により詳述する。
【0009】図1に本発明の一実施例を示す。この偏平
形電池は、プロピレンカーボネートに過塩素酸リチウム
を含有した電解液を含浸させたポリプロピレン不織布か
らなるセパレータ1の上面に二酸化マンガンの活物質を
主成分とする正極合剤2と下面に金属リチウムを用いた
負極活物質3を配備し、その周辺部に100μmの厚み
の変性ポリエチレンからなる窓枠状シール材4と両面に
30μmの厚みのステンレス鋼板からなる正極端子板5
と負極端子板6を配備して、その窓枠状シール材4と正
極端子板5と負極端子板6とを熱溶着により封止し電池
を構成する。
形電池は、プロピレンカーボネートに過塩素酸リチウム
を含有した電解液を含浸させたポリプロピレン不織布か
らなるセパレータ1の上面に二酸化マンガンの活物質を
主成分とする正極合剤2と下面に金属リチウムを用いた
負極活物質3を配備し、その周辺部に100μmの厚み
の変性ポリエチレンからなる窓枠状シール材4と両面に
30μmの厚みのステンレス鋼板からなる正極端子板5
と負極端子板6を配備して、その窓枠状シール材4と正
極端子板5と負極端子板6とを熱溶着により封止し電池
を構成する。
【0010】このときのシール材4は、正極端子板突出
部5aの突出寸法2mmに対して1.2mmまで被覆した。
また、負極端子板突出部6aも同様に1.2mmまで被覆
した。上記電池を電池Aとする。また、上記と同様の構
成方法で、正極端子板突出部5a、負極端子板突出部6
aにシール材4を0.6mmまで被覆した電池を電池Bと
した。次に従来例として、正極端子板突出部5a及び負
極端子板突出部6aへのシール材4の被覆をしない電池
を組み立てた。この従来の電池を電池Cとした。この各
電池A,B,Cを1mの高さから各電池30個を5回ず
つ落下させた後に電池のショート状態を調べた。そのシ
ョート数の結果を(表1)に示す。
部5aの突出寸法2mmに対して1.2mmまで被覆した。
また、負極端子板突出部6aも同様に1.2mmまで被覆
した。上記電池を電池Aとする。また、上記と同様の構
成方法で、正極端子板突出部5a、負極端子板突出部6
aにシール材4を0.6mmまで被覆した電池を電池Bと
した。次に従来例として、正極端子板突出部5a及び負
極端子板突出部6aへのシール材4の被覆をしない電池
を組み立てた。この従来の電池を電池Cとした。この各
電池A,B,Cを1mの高さから各電池30個を5回ず
つ落下させた後に電池のショート状態を調べた。そのシ
ョート数の結果を(表1)に示す。
【0011】
【表1】
【0012】(表1)より従来電池Cは、30個の落下
テストにおいてショートした電池が4個発生した。ま
た、端子板突出部に0.6mmシール材を被覆した電池B
は、3個がショートした。しかしながら、1.2mmまで
シール材を被覆した本発明電池Aは、30個のテストに
おいてショートは発生しなかった。これは、従来電池
B,Cの場合端子板突出部にシール材で被覆されていな
い部分が折れ曲がり、正極端子板突出部5aが負極端子
板6に接触、あるいは負極端子板突出部6aが正極端子
板5に接触してショート状態になっている。
テストにおいてショートした電池が4個発生した。ま
た、端子板突出部に0.6mmシール材を被覆した電池B
は、3個がショートした。しかしながら、1.2mmまで
シール材を被覆した本発明電池Aは、30個のテストに
おいてショートは発生しなかった。これは、従来電池
B,Cの場合端子板突出部にシール材で被覆されていな
い部分が折れ曲がり、正極端子板突出部5aが負極端子
板6に接触、あるいは負極端子板突出部6aが正極端子
板5に接触してショート状態になっている。
【0013】しかし、本発明電池Aは端子板突出部の高
分子で被覆している部分は、強度が強くなっていること
から折れ曲がることなく、シール材で被覆されていない
端子板突出部が折れ曲がっても正極端子板5、負極端子
板6に接触することがない。従って、端子板突出部の突
出寸法に対してシール材の被覆が半分以下であれば、シ
ール材で被覆されていない端子板突出部が折れ曲がって
ショートが発生するが、シール材の被覆を半分以上する
ことにより上記問題が解消される。
分子で被覆している部分は、強度が強くなっていること
から折れ曲がることなく、シール材で被覆されていない
端子板突出部が折れ曲がっても正極端子板5、負極端子
板6に接触することがない。従って、端子板突出部の突
出寸法に対してシール材の被覆が半分以下であれば、シ
ール材で被覆されていない端子板突出部が折れ曲がって
ショートが発生するが、シール材の被覆を半分以上する
ことにより上記問題が解消される。
【0014】
【発明の効果】以上より明らかなように本発明の電池
は、シール材を外周部より一部突出したシート状端子板
突出部の突出寸法に対して半分以上被覆することによ
り、電池を落下させてもショート不良が発生することな
く信頼性の高い電池である。
は、シール材を外周部より一部突出したシート状端子板
突出部の突出寸法に対して半分以上被覆することによ
り、電池を落下させてもショート不良が発生することな
く信頼性の高い電池である。
【図1】本発明の一実施例を示す立体斜視図
【図2】従来電池を示す断面図
【図3】従来電池の実施例を示す立体斜視図
1 セパレータ 2 正極合剤 3 負極活物質 4 シール材 5 正極端子板 5a 正極端子板突出部 6 負極端子板 6a 負極端子板突出部
Claims (1)
- 【請求項1】 正極、負極の集電体を兼ねる2枚のシー
ト状端子板の間に、セパレータを介して対向するように
正極、負極を配置し、かつシート状端子板の周縁部間に
窓枠状の熱可塑性樹脂からなるシール材を介在させ密封
した偏平形電池であって、上記正極、負極の集電体を兼
ねる2枚のシート状端子板が外周部より一部突出した突
出部を有する構成において、上記シール材がシート状端
子板突出部の突出寸法に対して半分以上被覆することを
特徴とする偏平形電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27062193A JPH07130352A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 偏平形電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27062193A JPH07130352A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 偏平形電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07130352A true JPH07130352A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17488642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27062193A Pending JPH07130352A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 偏平形電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07130352A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000251872A (ja) * | 1999-03-03 | 2000-09-14 | Toshiba Battery Co Ltd | ポリマーリチウム二次電池 |
JP2008204963A (ja) * | 1998-07-29 | 2008-09-04 | Samsung Sdi Co Ltd | 二次電池のケース素材 |
KR101245280B1 (ko) * | 2010-10-14 | 2013-03-25 | 주식회사 엘지화학 | 이원화된 전극 구조를 가지는 이차전지 |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP27062193A patent/JPH07130352A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008204963A (ja) * | 1998-07-29 | 2008-09-04 | Samsung Sdi Co Ltd | 二次電池のケース素材 |
JP2000251872A (ja) * | 1999-03-03 | 2000-09-14 | Toshiba Battery Co Ltd | ポリマーリチウム二次電池 |
KR101245280B1 (ko) * | 2010-10-14 | 2013-03-25 | 주식회사 엘지화학 | 이원화된 전극 구조를 가지는 이차전지 |
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