JPH07119558A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置

Info

Publication number
JPH07119558A
JPH07119558A JP26930093A JP26930093A JPH07119558A JP H07119558 A JPH07119558 A JP H07119558A JP 26930093 A JP26930093 A JP 26930093A JP 26930093 A JP26930093 A JP 26930093A JP H07119558 A JPH07119558 A JP H07119558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
purge
valve
passage
flow rate
cut valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26930093A
Other languages
English (en)
Inventor
Motokatsu Tsuruhama
元勝 鶴浜
Kazuhiro Sato
和浩 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP26930093A priority Critical patent/JPH07119558A/ja
Publication of JPH07119558A publication Critical patent/JPH07119558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パージ通路を流れるパージガス流量の最大値
を、パージカット弁の開弁時と閉弁時とで2段階で調整
することにより、小流量から大流量までの広範囲で、パ
ージガス流量を精度よく制御する。 【構成】 パージ通路8には、パージ制御弁9下流側に
ダイヤフラム式のパージカット弁17が設けられてい
る。このパージカット弁17の内筒18Aには、流通口
20をバイパスするように、流通口20の流路面積S1
よりも小さい流路面積S2をもった絞り通路26が設け
られている。パージカット弁17の開弁時には流通口2
0を介してパージガスが流れる一方、パージカット弁1
7の閉弁時にも絞り通路26を介して少量のパージガス
が流れる。これにより、パージ通路8を流れるパージガ
ス流量の最大値が2段階で調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクから蒸発し
た燃料を一時的に貯蔵し、所定の運転条件下で機関吸気
系に導入する蒸発燃料処理装置に関し、特に、パージガ
スの流量をデューテイ制御するパージ制御弁を備えた蒸
発燃料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の内燃機関には、燃料タ
ンク内で発生した蒸発燃料を一時的に貯蔵し、所定の運
転条件下で機関吸気系に導入する蒸発燃料処理装置が設
けられている。この蒸発燃料処理装置としては、燃料タ
ンクの蒸発燃料を一時的に吸着するキャニスタと、キャ
ニスタから新気と共に離脱したパージガスを機関吸気系
に導くパージ通路と、パージ通路の途中に設けられ、パ
ージガスの流量をデューテイ制御(時間比例制御)する
パージ制御弁と、該パージ制御弁と共にパージ通路の途
中に設けられ、所定の運転条件下でパージガスの流通を
遮断するパージカット弁とを備え、このパージカット弁
をスロットルバルブ全閉位置近傍の吸入負圧で開弁する
ダイヤフラム弁として構成したものが、例えば実開昭6
4ー11349号公報等によって知られている。
【0003】そして、機関停止後等に、燃料タンク内で
燃料蒸気が発生すると、この燃料蒸気は活性炭等からな
るキャニスタに一時吸着される。次に、機関が定速走行
域等の所定の運転状態に達すると、パージ制御弁が開弁
し、機関吸気系の負圧がキャニスタに作用して新気が吸
い込まれる。これにより、吸着された燃料が活性炭から
離脱し、所謂パージガスとなってパージ通路から機関の
吸気系に導入され、活性炭は吸着可能状態に復活する。
【0004】一方、機関がアイドリング等の所定の低負
荷域になった場合は、スロットルバルブの弁開度が小さ
くなり、パージカット弁の負圧室に吸入負圧が導入され
ないため、該パージカット弁は閉弁(全閉)する。これ
により、万が一、パージ制御弁が開弁したまま故障した
場合でも、アイドリング時等には、パージカット弁によ
ってパージガスの流通が自動的に遮断され、多量のパー
ジガスが機関に供給されて、アイドル回転数の過渡の上
昇、いわゆるハイアイドル状態になるのを未然に防止し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た所定の運転条件下で全開又は全閉するパージカット弁
を備えた蒸発燃料処理装置では、単一のパージ制御弁に
よってパージガス流量を制御するため、低負荷域から高
負荷域までの広範囲に亘って、パージガス流量を精度よ
く制御するのが難しい。
【0006】すなわち、低負荷域では、小流量を制御す
る必要がある一方、高負荷域では、大流量のパージガス
を制御する必要があるため、蒸発燃料処理装置に要求さ
れる流量ダイナミックレンジが広い。しかし、弁の応答
速度等の関係上、パージ制御弁の駆動周波数には上限が
あり、また、パージ通路を流れるパージガス流量の最大
値は、パージ通路の流路面積等によって固定的に単一の
値に定まる。従って、パージ制御弁の分解能や流量特性
を、定速走行域等に要求される大流量レンジに合わせる
と、低負荷域で要求される小流量の制御性が低下し、大
流量と小流量との双方で制御性を高めるのは難しい。一
方、流量特性の異なる2個のパージ制御弁を設けたので
は、全体構造が複雑化、大型化してしまう。
【0007】また、パージカット弁は、パージ制御弁の
故障時にハイアイドル状態となるのを未然に防止するフ
ェイルセーフ機能を担保するものであるが、アイドリン
グ時等の所定の低負荷域ではパージカット弁が全閉状態
となり、パージガスが全く機関吸気系に導入されないた
め、例えば渋滞等のアイドリング領域を多用する場合を
考慮すると、キャニスタの容量が過渡に大きく要求され
る欠点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、パー
ジ通路を流れるパージガス流量の最大値を大小の2段階
に設定することにより、パージ制御弁によるパージガス
流量の制御性を向上することとした。すなわち、本発明
に係る蒸発燃料処理装置は、燃料タンクからの蒸発燃料
を吸着するキャニスタと、該キャニスタから新気と共に
離脱したパージガスを機関吸気系に導くパージ通路と、
該パージ通路の途中に設けられ、パージガスの流量をデ
ューテイ制御するパージ制御弁とを備えた蒸発燃料処理
装置において、前記パージ通路には、アイドルを含む所
定の運転条件下で閉弁するパージカット弁を設けると共
に、該パージカット弁の閉弁時に少量のパージガスの通
流を許容する絞り通路を形成したことを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】機関がアイドルを含む所定の運転条件下に入る
と、パージカット弁は閉弁し、少量のパージガスのみが
絞り通路を介してパージ通路を流通する。これにより、
パージ通路を流れるパージガス流量の最大値は、この絞
り通路の流路面積で定まる小流量に規制され、パージ制
御弁は、この小流量のパージガスをデューテイ制御す
る。
【0010】また、パージカット弁が開弁すると、その
流路面積が増大し、パージ通路を流れるパージガス流量
の最大値が大きくなる。これにより、パージ制御弁は、
この大流量のパージガスをデューテイ制御する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて詳細に説明する。
【0012】まず、図1は本発明の第1の実施例に係る
蒸発燃料処理装置の構成説明図であって、例えば4気筒
の内燃機関本体1にはインテークマニホルド2を介して
吸気通路3が接続され、吸気通路3の途中にはスロット
ルバルブ4と、図示しないエアフローメータ及び燃料噴
射弁等が設けられている。また、内燃機関本体1には、
排気ガスを排出する排気通路も接続され、この排気通路
には触媒コンバータ(いずれも図示せず)等が設けられ
ている。
【0013】燃料タンク5の上部とキャニスタ6とは、
蒸発燃料通路7によって接続されている。このキャニス
タ6は、蒸発燃料を一時的に吸着する活性炭等の吸着剤
6Aと、新気中の塵芥を除去するフィルタ6B等から構
成され、その底部には大気に開放された新気取入口6C
が設けられている。また、キャニスタ6のパージガス出
口はパージ通路8を介して吸気通路3のスロットルバル
ブ4下流側に接続されている。
【0014】パージ通路8の途中には、後述のコントロ
ールユニット29によってデューテイ制御されるパージ
制御弁9が設けられている。このパージ制御弁9は、内
筒10Aと外筒10Bとが同軸に設けられてなるバルブ
ボディ10と、この内筒10A先端の流通口11を開閉
する弁体12と、弁体12を常時閉弁方向に付勢するリ
ターンスプリング13と、リターンスプリング13のば
ね力に対抗して弁体を引き上げるソレノイド14と、内
筒10A内に連通する流入口15と、内筒10Aと外筒
10Bとの間の環状空間に連通する流出口16とから電
磁弁として構成されている。
【0015】パージ通路8のパージ制御弁9下流側に
は、スロットルバルブ4に連動するパージカット弁17
が設けられている。このパージカット弁17は、内筒1
8Aと外筒18Bとが同軸に設けられてなるバルブボデ
イ18と、このバルブボディ18内を上部の負圧室と下
部のガス室とに画成するダイヤフラム19と、ダイヤフ
ラム19の中央部に固着され、内筒18A先端の流通口
20を開閉する弁体21と、弁体21を常時閉弁方向に
付勢するリターンスプリング22と、パージ通路8を介
してパージ制御弁9の流出口16に接続され、内筒18
Aと外筒18Bとの間の環状空間に連通する流入口23
と、内筒18A内に連通する流出口24とからダイヤフ
ラム弁として構成されている。
【0016】そして、パージカット弁17は、その負圧
室が負圧通路25を介して吸気通路3のスロットルバル
ブ4全閉位置近傍に接続され、これにより、スロットル
バルブ4の弁開度が所定値以上になると吸入負圧が導入
されて開弁すると共に、スロットルバルブ4の弁開度が
所定値以下になると、リターンスプリング22によって
閉弁するようになっている。なお、スロットルバルブ4
が全開したときは、負圧が弱くなるため、パージカット
弁17は閉弁する。
【0017】パージカット弁17の流入口23と流出口
24とを隔てる隔壁部としての内筒18A途中には、小
径な絞り通路26が径方向に穿設されている。この絞り
通路26の流路面積S2は、流通口20の流路面積S1
りも小さく形成され、パージカット弁17閉弁時のパー
ジガス最大流量を規制している。すなわち、本実施例で
は、アイドリング時等のパージカット弁17閉弁時にお
いて、パージ制御弁9が全開状態の場合でも、絞り通路
26を介して機関本体1に供給されるパージガスによ
り、機関本体1がハイアイドル状態とならないよう、そ
の流路面積S2が設定されている。
【0018】27はスロットルバルブ4の弁開度を検出
するスロットルバルブセンサ、28はクランク角を検出
するクランク角センサをそれぞれ示し、これら各センサ
27,28は、図示しない水温センサ、酸素センサ、ト
ルクセンサ等と共にコントロールユニット29に接続さ
れている。
【0019】内燃機関を電気的に集中制御するコントロ
ールユニット29は、マイクロコンピュータシステムと
して構成され、パージ制御弁9に所定の矩形波パルスを
印加する駆動電圧発生回路を備えている。
【0020】次に、本実施例の構成による作動につい
て、図2〜図4を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】まず、図2のパージカット弁開閉特性図に
示す如く、機関本体1が所定の回転数及びトルク(負
荷)以下の低速低負荷域にある場合には、スロットルバ
ルブ4の弁開度が小さく、パージカット弁17の負圧室
にリターンスプリング22のばね力に対抗するだけの吸
入負圧が導入されないため、パージカット弁17は閉弁
し、流通口20は閉塞される。
【0022】これにより、パージ制御弁9からパージ通
路8を介してパージカット弁17内に流入したパージガ
スは、小さい流路面積S2の絞り通路26を介して内筒
18A内に流入し、内筒18Aから流出口24、パージ
通路8を経て吸気通路3に供給される。すなわち、この
パージカット弁17の閉弁により、パージ通路8の流路
面積は、パージカット弁17内においてS1からS2へと
絞られ、この小さい流路面積S2によって、吸気通路3
に導入されるパージガスの単位時間あたりの最大流量が
図3中に示す如く、少量の閉弁時最大流量Q2に決定さ
れる。ここで、上述の如く、この閉弁時最大流量Q
2は、アイドリング時のパージガス導入によって機関本
体1がハイアイドル状態となるのを防止する値となって
いる。
【0023】図3は、パージ制御弁9のデューテイを5
0%にしたときの流量特性図であって、パージカット弁
17の閉弁時に、パージ制御弁9の開弁時間を駆動周期
Tの半分にした場合には、図3中の斜線部に示す如く、
吸気通路3に供給されるパージガス流量は、閉弁時最大
流量Q2の半分となる。従って、図4の流量特性図に示
す如く、パージ制御弁9のデューテイを0〜100%の
範囲で変化させることにより、パージガス流量が毎分0
〜Q2リットルの範囲で可変に制御される。
【0024】一方、図2のパージカット弁開閉特性に示
す如く、機関本体1が所定の回転数及びトルクを上回
り、低速低負荷域を脱した場合は、スロットルバルブ4
の弁開度が大きくなり、パージカット弁17の負圧室に
吸入負圧が供給されて、該パージカット弁17が開弁す
る。
【0025】これにより、パージカット弁17内に流入
したパージガスは、流路面積がS1と大きい流通口20
を介して内筒18A内に流入し、流出口24からパージ
通路8を介して吸気通路3内に導入される。すなわち、
このパージカット弁17の開弁により、パージ通路8の
流路面積はS2からS1へと拡大し、流路抵抗が低減する
ため、最大流量が図3中に示す開弁時最大流量Q1と大
きくなり、この結果、デューテイが閉弁時と同じ50%
でも、流量は二点鎖線で示す如く増大する。従って、図
4の流量特性図に示す如く、パージ制御弁9のデューテ
イを0〜100%の範囲で変化させることにより、パー
ジガス流量が毎分0〜Q1リットルの範囲で可変に制御
される。
【0026】このように、本実施例によれば、パージカ
ット弁17の内筒18Aに流通口20をバイパスする絞
り通路26を穿設し、該絞り通路26の流路面積S2
パージカット弁17の流通口20の流路面積S1よりも
小さく形成することにより、パージカット弁17の閉弁
時に少量のパージガスを流通させる構成としたため、パ
ージカット弁17の開弁時と閉弁時とで、パージ通路8
内を流れるパージガス流量の上限を開弁時最大流量Q1
と閉弁時最大流量Q2との2段階に切り換えることがで
きる。
【0027】この結果、図4に示す如く、パージカット
弁17の開弁時にはパージ制御弁9によって大流量のパ
ージガスを制御することができる一方、パージカット弁
17の閉弁時にはパージ制御弁9によって小流量のパー
ジガスを制御できる。これにより、小流量時の分解能、
流量特性を大幅に改善することができ、小流量から大流
量までの広範囲に亘って、単一のシステムでパージガス
流量を精度よく制御することができる。
【0028】また、本実施例では、絞り通路26の流路
面積S2を、アイドリング時のパージガス導入によって
機関本体1がハイアイドルとならない程度に設定する構
成としたため、パージカット弁17が機械的に閉弁する
アイドリング時にも、許容される範囲内で吸入通路3に
少量のパージガスを導入することができ、キャニスタ6
を過度に大型化せずに、燃料臭の発生を未然に防止する
ことができる。
【0029】さらに、絞り通路26は、パージカット弁
17内において、内筒18Aの途中に設ける構成とした
から、全体構造を簡素化することができ、部品点数の増
大や構造の複雑化を招来することなく、信頼性や性能を
大幅に向上できる。
【0030】なお、仮に、パージガスの導入を完全に遮
断する必要がある場合には、パージ制御弁9のデューテ
イを0%にすればよい。
【0031】次に、本発明の第2の実施例に係る蒸発燃
料処理装置について、図5を参照しつつ説明する。
【0032】本実施例では、前記第1の実施例で述べた
ダイヤフラム式のパージカット弁17に代えて、電磁弁
として構成されたパージカット弁30がパージ通路8の
途中に設けられている。
【0033】すなわち、このパージカット弁30は、パ
ージ制御弁9と同様に、内筒31A及び外筒31Bから
なるバルブボデイ31と、内筒31A先端の流通口32
を開閉する弁体33と、この弁体33を常時閉弁方向に
付勢するリターンスプリング34と、コントロールユニ
ット29からの制御信号によって励磁されることにより
弁体33を吸引するソレノイド35と、内筒31Aと外
筒31Bとの間の環状空間に連通する流入口36と、内
筒31Aに連通する流出口37とから構成されている。
【0034】また、このパージカット弁30には、内筒
31Aの途中に、絞り通路38が形成され、該絞り通路
38の流路面積は、上述の如く、ハイアイドルを生じな
い面積S2となっている。
【0035】このように構成される本実施例では、コン
トロールユニット29が、スロットルバルブスイッチ2
7、クランク角センサ28等の信号に基づいて、機関の
運転状態を判断し、図2に示す開閉特性をもって、パー
ジカット弁30の全開,全閉を電気的に制御する。そし
て、パージカット弁30が開弁すると、パージガスは流
通口32を介して流通し、一方、パージカット弁30が
閉弁すると、パージガスは絞り通路38を介して流通す
る。
【0036】従って、本実施例でも、上述した第1の実
施例と同様の作用効果を得ることができる。また、特
に、本実施例では、スロットルバルブ4と機械的に連動
するダイヤフラム弁に代えて、コントロールユニット2
9によって制御される電磁弁からパージカット弁30を
構成したため、スロットルバルブ4の弁開度と切り離し
たパージガス流量制御を行うことができ、パージ制御弁
9との整合性をとるのが容易である。
【0037】なお、前記各実施例では、パージカット弁
17(30)内において、内筒18A(31A)の途中
に、絞り通路26(38)を設けることにより、パージ
カット弁17(30)の全閉時でも、少量のパージガス
を流通させる場合を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、例えば弁座又は弁体の一部を切り欠くこと
により、少量の通流を許す構成としてもよい。
【0038】また、前記各実施例では、パージ制御弁9
の下流側にパージカット弁17(30)を設ける場合を
例示したが、これに替えて、パージ制御弁9の上流側に
パージカット弁17(30)を設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係る蒸発燃
料処理装置によれば、アイドルを含む所定の運転条件下
で閉弁するパージカット弁をパージ通路に設けると共
に、閉弁時に少量のパージガスの通流を許容する絞り通
路を形成する構成としたから、パージ通路を流れるパー
ジガス流量の最大値を、パージカット弁の開弁時と閉弁
時とで2段階に調整することができ、小流量時の分解能
や流量特性を向上して、小流量から大流量に至る広範囲
に亘って、パージガスの流量を精度よく制御することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による蒸発燃料処理装置
の構成説明図。
【図2】パージカット弁の開閉特性図。
【図3】パージ制御弁のデューテイを50%にしたとき
の流量特性図。
【図4】パージカット弁の開弁時の流量特性と閉弁時の
流量特性を示す流量特性図。
【図5】本発明の第2の実施例による蒸発燃料処理装置
の構成説明図。
【符号の説明】
1…内燃機関本体 3…吸気通路 5…燃料タンク 6…キャニスタ 8…パージ通路 9…パージ制御弁 17,30…パージカット弁 26,38…絞り通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクからの蒸発燃料を吸着するキ
    ャニスタと、該キャニスタから新気と共に離脱したパー
    ジガスを機関吸気系に導くパージ通路と、該パージ通路
    の途中に設けられ、パージガスの流量をデューテイ制御
    するパージ制御弁とを備えた蒸発燃料処理装置におい
    て、 前記パージ通路には、アイドルを含む所定の運転条件下
    で閉弁するパージカット弁を設けると共に、該パージカ
    ット弁の閉弁時に少量のパージガスの通流を許容する絞
    り通路を形成したことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
JP26930093A 1993-10-28 1993-10-28 蒸発燃料処理装置 Pending JPH07119558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26930093A JPH07119558A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 蒸発燃料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26930093A JPH07119558A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 蒸発燃料処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07119558A true JPH07119558A (ja) 1995-05-09

Family

ID=17470429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26930093A Pending JPH07119558A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 蒸発燃料処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07119558A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020190222A (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 浜名湖電装株式会社 流量調整装置
CN112443703A (zh) * 2019-08-28 2021-03-05 浜名湖电装株式会社 净化控制阀设备
JP2021038738A (ja) * 2019-08-28 2021-03-11 浜名湖電装株式会社 パージ制御弁装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020190222A (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 浜名湖電装株式会社 流量調整装置
CN112443703A (zh) * 2019-08-28 2021-03-05 浜名湖电装株式会社 净化控制阀设备
JP2021038738A (ja) * 2019-08-28 2021-03-11 浜名湖電装株式会社 パージ制御弁装置
US11028790B2 (en) 2019-08-28 2021-06-08 Hamanakodenso Co., Ltd. Purge control valve device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0568635B2 (ja)
JPH11173220A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP2686875B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JPH08334065A (ja) 蒸発燃料処理装置
US4335699A (en) Exhaust gas recirculation system
JP3267088B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JPH06249087A (ja) 蒸発燃料制御装置
JPH07119558A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP3707520B2 (ja) 蒸発燃料処理装置の診断装置
JPH05312113A (ja) 燃料蒸発ガス拡散防止装置
JPS6385237A (ja) 空燃比制御システムの故障診断方法
JPS6380033A (ja) 空燃比制御システムの故障診断方法
JP3044995B2 (ja) 燃料蒸発ガス抑止装置の診断装置
JPS6329050A (ja) 空燃比制御システムの故障診断方法
JP3044984B2 (ja) 内燃機関における燃料蒸発ガス供給制御装置
JPH06193518A (ja) 蒸発燃料供給装置の故障診断装置
JPS6123644Y2 (ja)
JP3375510B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP2518071Y2 (ja) キャニスターパージ制御装置
JPH0537007Y2 (ja)
JPH06167253A (ja) 蒸発燃料制御装置
JPH0783129A (ja) 蒸発燃料処理装置
JPH07293357A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JPS6140437A (ja) 内燃機関の吸気装置
JPS6088858A (ja) 内燃機関の吸気装置