JPH0537007Y2 - - Google Patents

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JPH0537007Y2
JPH0537007Y2 JP10559687U JP10559687U JPH0537007Y2 JP H0537007 Y2 JPH0537007 Y2 JP H0537007Y2 JP 10559687 U JP10559687 U JP 10559687U JP 10559687 U JP10559687 U JP 10559687U JP H0537007 Y2 JPH0537007 Y2 JP H0537007Y2
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valve
purge passage
solenoid valve
diaphragm
canister
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内燃機関の蒸発燃料処理装置に関す
る。
(従来の技術) 自動車の排出ガス対策の一環として、燃料タン
クに活性炭を内蔵するキヤニスタが接続され、燃
料タンク内に発生する蒸発ガス(HC)をこの活
性炭に吸着させて大気に放出されることを防止す
るようになつている(例えば、特開昭57−52663,
57−86555号公報、実開昭61−69459号公報、参
照)。
このような装置として、従来例えば第3図に示
すように、活性炭を内蔵するキヤニスタ7はチヤ
ージ通路10を介して燃料タンク3内の蒸発ガス
が導入されるとともに、パージ通路8を介して絞
弁5より下流側の吸気管2にパージエアが導入さ
れる。
パージ通路8の途中には電磁弁4が介装され、
この電磁弁4はコントロールユニツト9から送ら
れる励磁電流により弁体13を開弁駆動する。
コントロールユニツト9は機関温度、吸入空気
量計14、排気管11に設けられた空燃比センサ
13、および回転数計等の検出信号に基づいて燃
料噴射弁12をフイードバツク制御するととも
に、電磁弁4を開弁駆動して、パージエアの流入
量を調節することにより、機関空燃比が大きく乱
れることを防止している。
また、機関停止時は電磁弁4によりパージ通路
8を遮断してキヤニスター7のパージを停止して
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、電磁弁4内にはパージ通路8を
通つてキヤニスタ7から離脱した蒸発ガスや、大
気中の無機物および有機物が混合して流入し、こ
れらが電磁弁4のシート部23に付着すると、こ
の付着した成分が時間経過に伴つてガム化し、弁
体13とシート部14を1Kg近い固着力で粘着し
て、電磁弁4の作動不良を起こし、パージ不能に
なることがあつた。
また、電磁弁4を開弁する駆動力は、コイルを
流れる電流値と、コイルの巻き数によつて決まる
が、自動車に搭載されるバツテリー電圧が限定さ
れるとともに、コイルの巻き数も小型軽量化の要
請から制約されるため、通常数百gに設定される
のである。
本考案は、こうした従来の問題点を解決するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案では、燃料タン
クに貯溜された燃料から発生する蒸発ガスを回収
するキヤニスターと、このキヤニスターを吸気管
に連通するパージ通路と、このパージ通路を遮断
するダイヤフラム弁を設け、このダイヤフラム弁
の開弁駆動圧として絞弁の開弁時にその弁端部の
近傍に生じる吸気管負圧を導入する一方、パージ
通路の途中に前記ダイヤフラム弁と直列に全閉位
置でも弁体とシート部の間に隙間を有する構造の
電磁弁を介装し、この電磁弁を運転条件に応じて
開弁駆動する制御手段を設けた。
(作用) 上記構成に基づき、機関停止時およびアイドル
時はダイヤフラム弁によりパージ通路を遮断する
一方、吸入空気量がある程度上昇した運転条件で
は、ダイヤフラム弁が全開するとともに、電磁弁
によりパージ通路の流路面積を調節することによ
り、機関空燃比を乱さないようにしてパージエア
を導入する。
ダイヤフラム弁によりパージ通路を遮断するこ
とにより、電磁弁は弁体をシート部に着座させる
必要がなくなり、したがつて電磁弁内に付着した
粘着性物質により弁体がシート部に固着されるこ
とを回避できる。また、ダイヤフラム弁は絞弁の
近傍に生じる負圧により十分な開弁駆動力が得ら
れ、上記蒸発ガスがガム化した物質の粘着力に対
抗して安定した作動性が確保される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。なお、従来例と同一構成部には同一符
号を付す。
第1図に示すように、パージ通路8の途中に電
磁弁21と直列にダイヤフラム弁15を介装す
る。
ダイヤフラム弁15はそのダイヤフラム19を
スプリングの付勢力により弁座20に着座させて
パージ通路8の流路を遮断するようになつてお
り、そのダイヤフラム室16は負圧通路17を介
して吸気管2に形成された負圧取出口18に連通
する。
負圧取出口18は、絞弁5が全閉位置(アイド
ル位置)にあるときのその弁端部5Aよりわずか
に上流に位置して、ダイヤフラム室16大気圧を
導入してダイヤフラム弁15を閉弁させる一方、
絞弁5が所定開度より大きく開く運転条件で弁端
部5Aより下流側に位置し、弁端部5Aの下流に
発生する負圧をダイヤフラム室16に導入してダ
イヤフラム弁15を開弁させる。
第2図にも示すように、電磁弁21は非通電時
にその弁体22をシート部23に微少な隙間a0
もつて保持して、パージ通路8の流路面積を絞る
一方、通電時で弁体23がシート部23に対し大
きな間隔bをもつて保持され、パージ通路8を全
開する。
コントロールユニツト9は機関温度、吸入空気
量計14、排気管11に設けられた空燃比センサ
13、および回転数計等の検出信号に基づいて燃
料噴射弁12をフイードバツク制御するととも
に、電磁弁21を開弁駆動して、パージエアの流
入量を調節することにより、機関空燃比が大きく
乱れることを防止している。
このように構成してあり、電磁弁21は全閉位
置でも、弁体22がシート部23に接触すること
がなく、キヤニスタ7からの蒸発ガス等がガム化
した物質により弁体22がシート部23に粘着す
ることを回避でき、電磁弁21の小型化が可能と
なる。
また、負圧取出口18には絞弁5が所定開度を
越えて開くときに−100mmHg近い負圧がかかり、
ダイヤフラム19の受圧面積を10cm2程度に設定す
ることにより、約1.4Kgの開弁駆動力が得られる
ため、キヤニスタ7からの蒸発ガス等がガム化し
た物質による固着力に十分に対抗して安定した開
弁作動性が確保される。
(考案の効果) 以上の通り本考案によれば、パージ通路の途中
にその流路を絞り、全閉位置でも弁体とシート部
の間に隙間を有する構造の電磁弁と、吸気管に生
じる負圧に応じて流路を遮断するダイヤフラム弁
を直列に介装したため、ダイヤフラム弁は吸気管
に生じる負圧により十分な開弁駆動力が得られ、
粘着力に対抗して安定した作動性が確保される一
方、電磁弁はパージ通路を遮断する必要がなく、
その弁体がシート部に粘着することを回避し、小
型化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体図、第2
図は同じく電磁弁の要部拡大断面図である。第3
図は従来例を示す全体図である。 1……機関、2……吸気管、5……絞弁、7…
…キヤニスタ、8……パージ通路、15……ダイ
ヤフラム弁、17……負圧通路、18……負圧取
出口、21……電磁弁、22……弁体、23……
シート部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料タンクに貯溜された燃料から発生する蒸発
    ガスを回収するキヤニスターと、このキヤニスタ
    ーを吸気管に連通するパージ通路と、このパージ
    通路を遮断するダイヤフラム弁を設け、このダイ
    ヤフラム弁の開弁駆動圧として絞弁の開弁時にそ
    の弁端部の近傍に生じる吸気管負圧を導入する一
    方、パージ通路の途中に前記ダイヤフラム弁と直
    列に、全閉位置でも弁体とシート部の間に隙間を
    有する構造の電磁弁を介装し、この電磁弁を運転
    条件に応じて開弁駆動する制御手段を設けたこと
    を特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
JP10559687U 1987-07-09 1987-07-09 Expired - Lifetime JPH0537007Y2 (ja)

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JP10559687U JPH0537007Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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Publication Number Publication Date
JPS6411349U JPS6411349U (ja) 1989-01-20
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