JPH07115742A - 誘導機及び誘導機回転子の製造方法並びに誘導機回転子の冷却方法 - Google Patents
誘導機及び誘導機回転子の製造方法並びに誘導機回転子の冷却方法Info
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- JPH07115742A JPH07115742A JP5256847A JP25684793A JPH07115742A JP H07115742 A JPH07115742 A JP H07115742A JP 5256847 A JP5256847 A JP 5256847A JP 25684793 A JP25684793 A JP 25684793A JP H07115742 A JPH07115742 A JP H07115742A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 回転子10に形成したスロット13と、その
スロット13に設けられた2次導体14の長手方向に沿
ってその2次導体14に形成した気体流通路15と、そ
の回転子10の気体流通路15の一方の開口端部に、そ
の回転子10が一方の方向に回転した時、気体をその気
体流通路15に圧送する向きに設けた第1の羽根20
と、その回転子10の気体流通路15の他方の開口端部
に、その回転子10が前記と同方向に回転した時、気体
流通路15中の気体を排出する向きに設けた第2の羽根
21から構成した回転子10を備えたものである。 【効果】 気体を2次導体に設けた気体流通路中に強制
的に高速で流すことができ効果的にその2次導体を冷却
できるため、小型で効率の良い誘導機を実現することが
できる。
スロット13に設けられた2次導体14の長手方向に沿
ってその2次導体14に形成した気体流通路15と、そ
の回転子10の気体流通路15の一方の開口端部に、そ
の回転子10が一方の方向に回転した時、気体をその気
体流通路15に圧送する向きに設けた第1の羽根20
と、その回転子10の気体流通路15の他方の開口端部
に、その回転子10が前記と同方向に回転した時、気体
流通路15中の気体を排出する向きに設けた第2の羽根
21から構成した回転子10を備えたものである。 【効果】 気体を2次導体に設けた気体流通路中に強制
的に高速で流すことができ効果的にその2次導体を冷却
できるため、小型で効率の良い誘導機を実現することが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導機に関するもので、
特にその冷却に関するものである。
特にその冷却に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パワーエレクトロニクスの進歩に
より、誘導機をインバータを用いて可変速制御して使用
する事が多くなってきた。またベクトル制御技術の発展
により、従来より永久磁石を用いたいわゆる同期機構造
のサーボモータの分野にも誘導機が用いられるようにな
ってきた。
より、誘導機をインバータを用いて可変速制御して使用
する事が多くなってきた。またベクトル制御技術の発展
により、従来より永久磁石を用いたいわゆる同期機構造
のサーボモータの分野にも誘導機が用いられるようにな
ってきた。
【0003】その理由は、永久磁石を用いないので構造
が簡単で機械的強度が高く、しかしも安価なことにあ
る。
が簡単で機械的強度が高く、しかしも安価なことにあ
る。
【0004】しかしながら、一般に誘導機は同期機に比
較して大型になるという欠点を有している。
較して大型になるという欠点を有している。
【0005】そして、誘導機を小型化するための課題の
一つは回転子の2次導体損失によって発生する熱の効果
的な冷却にある。
一つは回転子の2次導体損失によって発生する熱の効果
的な冷却にある。
【0006】また、ベクトル制御を良好に行なうために
は、2次導体抵抗の正確な推定が必要である。従って、
2次導体は冷却してできるだけ一定温度に保ち、温度変
化による抵抗の変化をできるだけ少なくするよう求めら
れる。
は、2次導体抵抗の正確な推定が必要である。従って、
2次導体は冷却してできるだけ一定温度に保ち、温度変
化による抵抗の変化をできるだけ少なくするよう求めら
れる。
【0007】もちろん固定子の1次巻線にも導体損失に
よる熱が発生するが、1次巻線は固定であるから水冷等
により容易に冷却可能であることに対し、2次導体は回
転するので冷却には工夫を必要とする。
よる熱が発生するが、1次巻線は固定であるから水冷等
により容易に冷却可能であることに対し、2次導体は回
転するので冷却には工夫を必要とする。
【0008】図20に、特開平2ー299436号公報
において提案されている回転子の冷却構造を断面図で示
す。図20において、1はシャフト、2はシャフト1に
固定された鉄心、3は鉄心2間に配設された円板、4は
鉄心2と円板3を軸方向に貫通する通風穴、5は通風穴
4と鉄心外周を結ぶ通風穴、6は2次導体である。
において提案されている回転子の冷却構造を断面図で示
す。図20において、1はシャフト、2はシャフト1に
固定された鉄心、3は鉄心2間に配設された円板、4は
鉄心2と円板3を軸方向に貫通する通風穴、5は通風穴
4と鉄心外周を結ぶ通風穴、6は2次導体である。
【0009】回転子が回転すると冷却空気は、通風穴5
のポンプ作用により、矢印7で示すように通風穴4から
入って、5に抜けて回転子鉄心2を冷却するものであ
る。
のポンプ作用により、矢印7で示すように通風穴4から
入って、5に抜けて回転子鉄心2を冷却するものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、2次導体は鉄心を介して間接的に冷却さ
れるので、2次導体を十分に冷却できないという問題点
を有していた。
うな構成では、2次導体は鉄心を介して間接的に冷却さ
れるので、2次導体を十分に冷却できないという問題点
を有していた。
【0011】特にインバータやベクトル制御で誘導機を
モータとして運転する場合は、滑りが小さいので鉄心の
鉄損による発熱はごく僅かで、回転子の発熱のほとんど
を2次導体の抵抗損失が占めることになるので、この従
来構造は有効ではない。
モータとして運転する場合は、滑りが小さいので鉄心の
鉄損による発熱はごく僅かで、回転子の発熱のほとんど
を2次導体の抵抗損失が占めることになるので、この従
来構造は有効ではない。
【0012】本発明は上記問題点に鑑み、2次導体を効
果的に冷却できる誘導機及びその誘導機回転子の製造方
法及び誘導機回転子の冷却方法を提供することを目的と
する。
果的に冷却できる誘導機及びその誘導機回転子の製造方
法及び誘導機回転子の冷却方法を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本願の請求項1記載の発明の誘導機は、回転子に形
成したスロットと、そのスロットに設けられた2次導体
の長手方向に沿ってその2次導体に形成した気体流通路
と、その回転子の前記気体流通路の一方の開口端部に、
その回転子が一方の方向に回転した時、気体をその気体
流通路に圧送する向きに設けた第1の羽根と、その回転
子の前記気体流通路他方の開口端部に、その回転子が前
記と同方向に回転した時、前記気体流通路中の気体を排
出する向きに設けた第2の羽根から構成した回転子を備
えたものである。
めの本願の請求項1記載の発明の誘導機は、回転子に形
成したスロットと、そのスロットに設けられた2次導体
の長手方向に沿ってその2次導体に形成した気体流通路
と、その回転子の前記気体流通路の一方の開口端部に、
その回転子が一方の方向に回転した時、気体をその気体
流通路に圧送する向きに設けた第1の羽根と、その回転
子の前記気体流通路他方の開口端部に、その回転子が前
記と同方向に回転した時、前記気体流通路中の気体を排
出する向きに設けた第2の羽根から構成した回転子を備
えたものである。
【0014】請求項4記載の発明の誘導機は、回転子に
形成したヘリンボーン形斜めスロットと、そのスロット
に設けられた2次導体の長手方向に沿ってその2次導体
に形成した気体流通溝と、前記回転子に対向して所要の
ギャップを隔てて設けた固定子と、その固定子に形成さ
れた気体流路であって、前記ヘリンボーン形斜スロット
の屈曲部に対向する位置に一端が開口し、他端がその固
定子の反回転子側空間に開口する気体流路と、前記ヘリ
ンボーン形状の屈曲部から見て前記回転子の回転前方に
前記気体流通溝の開口端が位置している時、気体をその
気体流通溝に圧送する向きに前記両方の開口端部に設け
た羽根とからなり、回転子が一方の方向に回転した時
は、前記2次導体の気体流通溝の両開口端から前記ヘリ
ンボーン形状の屈曲部に圧送されてきた気体を前記気体
流路を通して前記固定子の反回転子側空間に排出し、回
転子が前記方向とは逆方向に回転した時は、前記とは逆
に前記固定子の反回転子側空間の気体を、前記気体流路
を通して前記ヘリンボーン形状の屈曲部から前記2次導
体の気体流通溝の両開口端に吸引排出するものである。
形成したヘリンボーン形斜めスロットと、そのスロット
に設けられた2次導体の長手方向に沿ってその2次導体
に形成した気体流通溝と、前記回転子に対向して所要の
ギャップを隔てて設けた固定子と、その固定子に形成さ
れた気体流路であって、前記ヘリンボーン形斜スロット
の屈曲部に対向する位置に一端が開口し、他端がその固
定子の反回転子側空間に開口する気体流路と、前記ヘリ
ンボーン形状の屈曲部から見て前記回転子の回転前方に
前記気体流通溝の開口端が位置している時、気体をその
気体流通溝に圧送する向きに前記両方の開口端部に設け
た羽根とからなり、回転子が一方の方向に回転した時
は、前記2次導体の気体流通溝の両開口端から前記ヘリ
ンボーン形状の屈曲部に圧送されてきた気体を前記気体
流路を通して前記固定子の反回転子側空間に排出し、回
転子が前記方向とは逆方向に回転した時は、前記とは逆
に前記固定子の反回転子側空間の気体を、前記気体流路
を通して前記ヘリンボーン形状の屈曲部から前記2次導
体の気体流通溝の両開口端に吸引排出するものである。
【0015】請求項5記載の発明の誘導機回転子の製造
方法は、誘導機回転子の2次導体が形成されるスロット
に、入れ子を挿入した状態で溶融した2次導体材料を鋳
込み、その2次導体材料が固化した後、入れ子を抜き出
し、その入れ子が占有していた空間を気体流通溝として
2次導体に形成するものである。
方法は、誘導機回転子の2次導体が形成されるスロット
に、入れ子を挿入した状態で溶融した2次導体材料を鋳
込み、その2次導体材料が固化した後、入れ子を抜き出
し、その入れ子が占有していた空間を気体流通溝として
2次導体に形成するものである。
【0016】請求項6記載の発明の誘導機は、回転子に
形成したスロットと、そのスロットの壁に形成した少な
くとも窪みあるいは突起のいずれかと、そのスロットの
空間に鋳込みにより設けられた2次導体の長手方向に沿
ってその2次導体に形成した気体流通溝とからなり、前
記窪みにおいては、その窪みの開口側よりも奥側の方が
広い奥広がり形状となし、前記突起においては、根元よ
りも先を広げた先広がり形状となし、その窪みあるいは
突起により、前記2次導体が前記スロットの壁から剥離
することを係止してなる回転子を備えたものである。
形成したスロットと、そのスロットの壁に形成した少な
くとも窪みあるいは突起のいずれかと、そのスロットの
空間に鋳込みにより設けられた2次導体の長手方向に沿
ってその2次導体に形成した気体流通溝とからなり、前
記窪みにおいては、その窪みの開口側よりも奥側の方が
広い奥広がり形状となし、前記突起においては、根元よ
りも先を広げた先広がり形状となし、その窪みあるいは
突起により、前記2次導体が前記スロットの壁から剥離
することを係止してなる回転子を備えたものである。
【0017】請求項7記載の発明の誘導機は、誘導機回
転子軸に軸受を介して回転自在に設けた送風羽根と、前
記回転子とは独立して前記送風羽根を駆動する手段とか
ら他冷送風機を構成するものである。
転子軸に軸受を介して回転自在に設けた送風羽根と、前
記回転子とは独立して前記送風羽根を駆動する手段とか
ら他冷送風機を構成するものである。
【0018】請求項10記載の発明の誘導機回転子の冷
却方法は、誘導機の回転子に形成したスロットと、その
スロットに設けられた2次導体の長手方向に沿ってその
2次導体に形成した気体流通路と、その気体流通路の略
中央部に気体を供給あるいはその略中央部から気体を排
出する気体給排路と、誘導機の外部から前記気体流通路
と気体給排路間に圧力差を生じせしめる差圧発生手段と
により、前記気体流通路に気体を流して前記2次導体を
冷却せしめるものである。
却方法は、誘導機の回転子に形成したスロットと、その
スロットに設けられた2次導体の長手方向に沿ってその
2次導体に形成した気体流通路と、その気体流通路の略
中央部に気体を供給あるいはその略中央部から気体を排
出する気体給排路と、誘導機の外部から前記気体流通路
と気体給排路間に圧力差を生じせしめる差圧発生手段と
により、前記気体流通路に気体を流して前記2次導体を
冷却せしめるものである。
【0019】
【作用】請求項1及び請求項4記載の発明は、上記した
構成によって気体を2次導体に設けた気体流通路中に強
制的に高速で流すことができるので、効果的にその2次
導体を冷却できる。
構成によって気体を2次導体に設けた気体流通路中に強
制的に高速で流すことができるので、効果的にその2次
導体を冷却できる。
【0020】請求項5記載の発明は、上記した方法によ
って、効率的に2次導体の長手方向に沿って気体流通路
を形成できる。
って、効率的に2次導体の長手方向に沿って気体流通路
を形成できる。
【0021】請求項6記載の発明は、上記した構成によ
って、2次導体の長手方向に沿って気体流通溝が設けら
れていてもスロットから剥離する事はない。
って、2次導体の長手方向に沿って気体流通溝が設けら
れていてもスロットから剥離する事はない。
【0022】請求項7記載の発明は、上記した構成によ
って、小スペースで他冷送風機を構成できる。
って、小スペースで他冷送風機を構成できる。
【0023】請求項10記載の発明は、上記した方法に
よって、差圧発生手段を誘導機と離間して配置できるの
で、誘導機を小型に構成できる。
よって、差圧発生手段を誘導機と離間して配置できるの
で、誘導機を小型に構成できる。
【0024】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。
明する。
【0025】図1は本発明の第1実施例を示す斜視図で
あり、図2〜図5は図1の半径方向の部分断面図であ
り、図6、図7は図1の要部拡大斜視図、図8は図7の
D方向矢視図である。
あり、図2〜図5は図1の半径方向の部分断面図であ
り、図6、図7は図1の要部拡大斜視図、図8は図7の
D方向矢視図である。
【0026】図1、図2において、10は回転子で、1
1はシャフト、12はそのシャフト11に固定され、例
えばけい素鋼板を積層して構成した鉄心である。13は
鉄心12に形成されたスロットと称する溝で、14はそ
のスロットの長手方向に沿って内側に設けられた2次導
体である。この2次導体は、例えばアルミを鋳込んで構
成され、内側には溝状の気体流通路15が形成されてい
る(図2も参照)。
1はシャフト、12はそのシャフト11に固定され、例
えばけい素鋼板を積層して構成した鉄心である。13は
鉄心12に形成されたスロットと称する溝で、14はそ
のスロットの長手方向に沿って内側に設けられた2次導
体である。この2次導体は、例えばアルミを鋳込んで構
成され、内側には溝状の気体流通路15が形成されてい
る(図2も参照)。
【0027】図2における12ー1は、スロット13の
壁13ー1に形成された開口側寸法b1ー1よりも奥側
寸法b1−2の方が広い奥広がり形状の溝で、この中に
充填された2次導体14ー1は、その溝12ー1から抜
け出す事はない。
壁13ー1に形成された開口側寸法b1ー1よりも奥側
寸法b1−2の方が広い奥広がり形状の溝で、この中に
充填された2次導体14ー1は、その溝12ー1から抜
け出す事はない。
【0028】従って、2次導体14は、内側に気体流通
路15が形成されていても、スロット13に強固に固定
されるので、そのスロット13から剥離して抜け出す事
はない。
路15が形成されていても、スロット13に強固に固定
されるので、そのスロット13から剥離して抜け出す事
はない。
【0029】この2次導体の抜け防止構造は、上記の構
造に限るものではなく、例えば図3に示すように、スロ
ット13の壁13ー1に根元寸法b2−1よりも先端寸
法b2−2を広げた先広がり形状の凸条12ー2を形成
してもよい。
造に限るものではなく、例えば図3に示すように、スロ
ット13の壁13ー1に根元寸法b2−1よりも先端寸
法b2−2を広げた先広がり形状の凸条12ー2を形成
してもよい。
【0030】あるいは、図4に示すようにスロット13
の壁13ー1に根元寸法b3−1よりも先端寸法b3−
2を片側にのみ広げた先広がり形状の凸条12ー3を形
成してもよい。
の壁13ー1に根元寸法b3−1よりも先端寸法b3−
2を片側にのみ広げた先広がり形状の凸条12ー3を形
成してもよい。
【0031】以上において、溝12ー1は奥広がり形状
の溝としたが、奥広がり形状の窪みでもよい。また、同
様に、凸状12ー2、12ー3は先広がり形状の凸条と
したが、先広がり形状の突起としてもよい。
の溝としたが、奥広がり形状の窪みでもよい。また、同
様に、凸状12ー2、12ー3は先広がり形状の凸条と
したが、先広がり形状の突起としてもよい。
【0032】次に気体流通路15を形成するための方法
の実施例を図5において説明する。16は鋳型であり、
17は気体流通路15に相当する入れ子でスロット13
に挿入されている。この入れ子17には、必要に応じた
抜き勾配17ー1が設けられている。
の実施例を図5において説明する。16は鋳型であり、
17は気体流通路15に相当する入れ子でスロット13
に挿入されている。この入れ子17には、必要に応じた
抜き勾配17ー1が設けられている。
【0033】この状態でアルミを鋳込み、アルミが固化
した後、入れ子17を矢印C方向に抜いた後、鋳型16
から鉄心12を取り出せばよい。
した後、入れ子17を矢印C方向に抜いた後、鋳型16
から鉄心12を取り出せばよい。
【0034】こうすることによって、鋳型は高価になる
が効率的に気体流通路15を形成することができる。小
量生産の場合は、入れ子17を用いず、アルミ鋳込み
後、気体流通路15を切削加工すればよい。
が効率的に気体流通路15を形成することができる。小
量生産の場合は、入れ子17を用いず、アルミ鋳込み
後、気体流通路15を切削加工すればよい。
【0035】図1、図6において、18、19はそれぞ
れ鉄心12の両側面に、例えば2次導体14の形成と同
時にアルミを鋳込んで形成された短絡環である。20は
短絡環18に一体的に形成された複数の第1の羽根であ
る。21は短絡環19に第1の羽根とは逆向きに一体的
に形成された複数の第2の羽根である。これら第1の羽
根20、第2の羽根21はアルミ鋳込み時に同時に鋳造
され、あるいは鋳込み後において切削加工等により形成
される。
れ鉄心12の両側面に、例えば2次導体14の形成と同
時にアルミを鋳込んで形成された短絡環である。20は
短絡環18に一体的に形成された複数の第1の羽根であ
る。21は短絡環19に第1の羽根とは逆向きに一体的
に形成された複数の第2の羽根である。これら第1の羽
根20、第2の羽根21はアルミ鋳込み時に同時に鋳造
され、あるいは鋳込み後において切削加工等により形成
される。
【0036】以上の構成によれば、回転子10を矢印A
方向に回転させると、第1の羽根20の作用により、羽
根近傍の気体は気体流通路15に押し込まれ、第2の羽
根21の作用により気体流通路15中の気体は外へ吸引
排出されることになる。
方向に回転させると、第1の羽根20の作用により、羽
根近傍の気体は気体流通路15に押し込まれ、第2の羽
根21の作用により気体流通路15中の気体は外へ吸引
排出されることになる。
【0037】従って、2次導体14の内側に設けた気体
流通路15に気体を強制的に高速で流すことができるの
で、この2次導体14を効果的に冷却することができ
る。
流通路15に気体を強制的に高速で流すことができるの
で、この2次導体14を効果的に冷却することができ
る。
【0038】以上において、例えば第1の羽根20の形
状は、図6の形状に限るものではなく、図7、及び図7
のD矢視図である図8に示すように、羽根20と同様な
形状で根元寸法b22ー1よりも先端寸法b22−2を
広げた羽根22の内周側に内周羽根22ー1を設ける
と、より多くの気体を気体流通路15に流すことがで
き、冷却効果をより一層高めることができる。
状は、図6の形状に限るものではなく、図7、及び図7
のD矢視図である図8に示すように、羽根20と同様な
形状で根元寸法b22ー1よりも先端寸法b22−2を
広げた羽根22の内周側に内周羽根22ー1を設ける
と、より多くの気体を気体流通路15に流すことがで
き、冷却効果をより一層高めることができる。
【0039】以上の例においては、気体流通路15は溝
としたが、図9に示すように気体通路を管としてもよ
い。図9において、24は鉄心12に形成されたスロッ
ト23に挿入して固定された、例えば銅の角管である。
24ー1はその角管24を加工して形成された羽根であ
る。28は各々の角管24に溶接あるいはロウ付等によ
り接続された短絡環である。29は溶接あるいはロウ付
等による肉盛り部である。
としたが、図9に示すように気体通路を管としてもよ
い。図9において、24は鉄心12に形成されたスロッ
ト23に挿入して固定された、例えば銅の角管である。
24ー1はその角管24を加工して形成された羽根であ
る。28は各々の角管24に溶接あるいはロウ付等によ
り接続された短絡環である。29は溶接あるいはロウ付
等による肉盛り部である。
【0040】このような構成においても、気体は前記と
同様にその角管24の中を気体流通路として通過し、2
次導体である角管24を冷却することができる。
同様にその角管24の中を気体流通路として通過し、2
次導体である角管24を冷却することができる。
【0041】次に、本発明の第2実施例の回転子30
を、その斜視図である図10に基づき、図1と同一機能
を有する構成要素には同一番号を付して説明する。
を、その斜視図である図10に基づき、図1と同一機能
を有する構成要素には同一番号を付して説明する。
【0042】図10は、図1のスロット13を斜スロッ
ト33としたものであり、気体流通路15に対応する気
体流通路35も斜めとなる。
ト33としたものであり、気体流通路15に対応する気
体流通路35も斜めとなる。
【0043】回転子30の回転方向を矢印Aとした時、
本実施例では、気体流通路35の開口のうち、回転子3
0の回転前方側の開口端35ー1からその気体流通路3
5に気体を圧送する向きに羽根20を設け、回転子の回
転後方側の開口端35ー2からその気体流通路35中の
気体を排出する向きに羽根21を設けている。
本実施例では、気体流通路35の開口のうち、回転子3
0の回転前方側の開口端35ー1からその気体流通路3
5に気体を圧送する向きに羽根20を設け、回転子の回
転後方側の開口端35ー2からその気体流通路35中の
気体を排出する向きに羽根21を設けている。
【0044】従って、本実施例では、これらの羽根2
0、21によるポンプ作用の他に、斜めになった気体流
通路35自体にも開口端35ー1から流体を吸い込んで
開口端35ー2へ排出するポンプ作用を生じさせること
ができるので、2次導体14の冷却作用をより一層高め
ることができる。
0、21によるポンプ作用の他に、斜めになった気体流
通路35自体にも開口端35ー1から流体を吸い込んで
開口端35ー2へ排出するポンプ作用を生じさせること
ができるので、2次導体14の冷却作用をより一層高め
ることができる。
【0045】次に、本発明の第3実施例の回転子38
を、その斜視図である図11、13及び断面図である図
12に基づき、図1と同一機能の構成要素には同一番号
を付して説明する。
を、その斜視図である図11、13及び断面図である図
12に基づき、図1と同一機能の構成要素には同一番号
を付して説明する。
【0046】図11は、図1のスロット13をヘリンボ
ーン形斜スロット43としたものであり、気体流通路1
5に対応する気体流通路45もヘリンボーン形となる。
ーン形斜スロット43としたものであり、気体流通路1
5に対応する気体流通路45もヘリンボーン形となる。
【0047】回転子の回転方向を矢印A方向とすると、
ヘリンボーン形の屈曲部45ー1から見て回転子の回転
方向前方に気体流通路45の開口端45ー3が位置して
いる時、気体をその気体流通路に圧送する向きに前記両
方の開口端部に羽根20と同様な羽根40を設けると、
ヘリンボーン形気体流通路45にも気体を両開口端45
ー3から吸い込んで、屈曲部45ー1に圧送するポンプ
作用を生じさせることができるので、より一層多くの流
体を屈曲部45ー1に向かい流すことができる。
ヘリンボーン形の屈曲部45ー1から見て回転子の回転
方向前方に気体流通路45の開口端45ー3が位置して
いる時、気体をその気体流通路に圧送する向きに前記両
方の開口端部に羽根20と同様な羽根40を設けると、
ヘリンボーン形気体流通路45にも気体を両開口端45
ー3から吸い込んで、屈曲部45ー1に圧送するポンプ
作用を生じさせることができるので、より一層多くの流
体を屈曲部45ー1に向かい流すことができる。
【0048】次に屈曲部45ー1に圧送されてきた流体
を排出する構造について、図12、13を用いて説明す
る。図12、13において、50は回転子38から所要
のギャップgを隔て設けた固定子、51は1次固定子巻
線、52はフレームである。53は、図13にも示す通
り、固定子50の中央部に、屈曲部45ー1に対向し
て、円周方向に複数設けられたスペーサである。54
は、それらのスペーサ53の間に形成された気体流路で
ある。
を排出する構造について、図12、13を用いて説明す
る。図12、13において、50は回転子38から所要
のギャップgを隔て設けた固定子、51は1次固定子巻
線、52はフレームである。53は、図13にも示す通
り、固定子50の中央部に、屈曲部45ー1に対向し
て、円周方向に複数設けられたスペーサである。54
は、それらのスペーサ53の間に形成された気体流路で
ある。
【0049】そのスペーサ53の回転子38側の内側空
間55は、屈曲部45ー1から気体流路54に空気を脈
動なく流すためのバッファ空間であり、反回転子側であ
る外側空間56はフレーム52に設けた通風孔52ー1
を介してそのフレーム52の外部空間57に接続されて
いる。
間55は、屈曲部45ー1から気体流路54に空気を脈
動なく流すためのバッファ空間であり、反回転子側であ
る外側空間56はフレーム52に設けた通風孔52ー1
を介してそのフレーム52の外部空間57に接続されて
いる。
【0050】以上の構成によれば、回転子40が矢印A
方向へ回転する場合は、羽根40とヘリンボーン形気体
流通路45のポンプ作用により、両開口端45ー3から
流入した気体は2次導体14を冷却しつつ前記ヘリンボ
ーン形の屈曲部45ー1に達した後、内側空間55、気
体流路54、外側空間56、通風孔52ー1を通して外
部空間57へ排出される。
方向へ回転する場合は、羽根40とヘリンボーン形気体
流通路45のポンプ作用により、両開口端45ー3から
流入した気体は2次導体14を冷却しつつ前記ヘリンボ
ーン形の屈曲部45ー1に達した後、内側空間55、気
体流路54、外側空間56、通風孔52ー1を通して外
部空間57へ排出される。
【0051】回転子40の回転方向が矢印Aとは逆方向
になった場合は、羽根40とヘリンボーン形気体流通路
45は前記とは逆方向のポンプ作用を生じ、外部空間5
7の気体を通風孔52ー1、外側空間56、気体流路5
4、内側空間55を通して吸い込み、ヘリンボーン形の
屈曲部45ー1から2次導体14を冷却しつつ両開口端
45ー3から排出される。
になった場合は、羽根40とヘリンボーン形気体流通路
45は前記とは逆方向のポンプ作用を生じ、外部空間5
7の気体を通風孔52ー1、外側空間56、気体流路5
4、内側空間55を通して吸い込み、ヘリンボーン形の
屈曲部45ー1から2次導体14を冷却しつつ両開口端
45ー3から排出される。
【0052】以上のヘリンボーン形斜めスロット43の
場合は、同一気体がその2次導体の半分の長さを冷却す
る事に対し、図10の斜スロット33の場合は、同一気
体がその2次導体の全長を冷却する事になる。従って、
ヘリンボーン形斜めスロット43は、斜スロット33に
比較して2次導体14の長手方向の温度勾配を小さくで
きる利点がある。
場合は、同一気体がその2次導体の半分の長さを冷却す
る事に対し、図10の斜スロット33の場合は、同一気
体がその2次導体の全長を冷却する事になる。従って、
ヘリンボーン形斜めスロット43は、斜スロット33に
比較して2次導体14の長手方向の温度勾配を小さくで
きる利点がある。
【0053】次に、本発明の第4実施例を、その断面図
を表す図14に基づいて説明する。図14において、6
0は、軸61、鉄心62、スロット63、2次導体6
4、短絡環68とからなる回転子である。61ー1はそ
の軸61の軸心である。70は固定子、71は1次固定
子巻線である。従ってその回転子60は固定子70、1
次固定子巻線71と協働して本体電動機72として動作
する。
を表す図14に基づいて説明する。図14において、6
0は、軸61、鉄心62、スロット63、2次導体6
4、短絡環68とからなる回転子である。61ー1はそ
の軸61の軸心である。70は固定子、71は1次固定
子巻線である。従ってその回転子60は固定子70、1
次固定子巻線71と協働して本体電動機72として動作
する。
【0054】73はフレームで、固定子70を支持し、
軸受74を介して軸61を回転自在に支持する。80
は、外周に送風羽根81が形成され、内周には回転子8
2が設けられ、軸受83を介して軸61に回転自在に支
持された羽根車である。84は、フレーム73に固定さ
れたブラケット85に支持された固定子で、86はその
固定子巻線である。
軸受74を介して軸61を回転自在に支持する。80
は、外周に送風羽根81が形成され、内周には回転子8
2が設けられ、軸受83を介して軸61に回転自在に支
持された羽根車である。84は、フレーム73に固定さ
れたブラケット85に支持された固定子で、86はその
固定子巻線である。
【0055】したがって回転子82と固定子84と固定
子巻線86とから羽根駆動電動機87が構成される。そ
の羽根駆動電動機87は、羽根車80と組み合わされて
本体電動機72とは独立して動作する、いわゆる他冷送
風機88を構成することになる。羽根駆動電動機87
は、誘導型であっても、他の方式であってもよい。73
ー1と73ー2はそれぞれフレーム73に設けられた通
風穴である。
子巻線86とから羽根駆動電動機87が構成される。そ
の羽根駆動電動機87は、羽根車80と組み合わされて
本体電動機72とは独立して動作する、いわゆる他冷送
風機88を構成することになる。羽根駆動電動機87
は、誘導型であっても、他の方式であってもよい。73
ー1と73ー2はそれぞれフレーム73に設けられた通
風穴である。
【0056】以上のように送風羽根の軸受を本体電動機
の軸に設ける事により、他冷送風機を小型に構成できる
利点がある。
の軸に設ける事により、他冷送風機を小型に構成できる
利点がある。
【0057】以上の構成において、羽根駆動電動機87
により羽根車80を例えば矢印E方向に駆動すると、送
風羽根81により矢印Fで示すように通風穴73ー1か
ら吸い込まれた気体は、固定子70と回転子60のギャ
ップgを通過する間に回転子60に形成された2次導体
64を冷却し、通風穴73ー2から排出される。
により羽根車80を例えば矢印E方向に駆動すると、送
風羽根81により矢印Fで示すように通風穴73ー1か
ら吸い込まれた気体は、固定子70と回転子60のギャ
ップgを通過する間に回転子60に形成された2次導体
64を冷却し、通風穴73ー2から排出される。
【0058】この時、その2次導体64に図1の気体流
通路15と同様な溝を形成しておくと、冷却効果が更に
向上する事は云うまでもない。
通路15と同様な溝を形成しておくと、冷却効果が更に
向上する事は云うまでもない。
【0059】羽根車80の回転方向を矢印E方向から反
転させると、矢印F方向と逆方向に気体が流通する。矢
印F方向に気体が流通する場合は、2次導体64の左側
が右側よりも良好に冷却され、その逆方向に流通する場
合は右側の方が良好に冷却される。
転させると、矢印F方向と逆方向に気体が流通する。矢
印F方向に気体が流通する場合は、2次導体64の左側
が右側よりも良好に冷却され、その逆方向に流通する場
合は右側の方が良好に冷却される。
【0060】従って、羽根車80を適宜交互に反転させ
ると2次導体64の左右を同等に冷却することができ
る。また、羽根駆動電動機87と羽根車80からなる他
冷ファンは、本体電動機72の発熱度合に応じて回転数
を変化させる等の運転を行なうことができる。
ると2次導体64の左右を同等に冷却することができ
る。また、羽根駆動電動機87と羽根車80からなる他
冷ファンは、本体電動機72の発熱度合に応じて回転数
を変化させる等の運転を行なうことができる。
【0061】従って、回転子に羽根を設ける第1、第
2、第3実施例では、回転子の回転数に応じた冷却効果
と2次導体の発熱度合とは必ずしも一致せず、冷却に過
不足が生じる事があることに対し、本実施例ではそのよ
うな過不足を生じる事なく適切な冷却状態に管理できる
利点がある。
2、第3実施例では、回転子の回転数に応じた冷却効果
と2次導体の発熱度合とは必ずしも一致せず、冷却に過
不足が生じる事があることに対し、本実施例ではそのよ
うな過不足を生じる事なく適切な冷却状態に管理できる
利点がある。
【0062】以上の羽根駆動電動機87は、回転子82
を内周側に、固定子84を外周側に構成したが、図15
のように回転子82を外周側に、固定子84を内周側に
構成してもよい。
を内周側に、固定子84を外周側に構成したが、図15
のように回転子82を外周側に、固定子84を内周側に
構成してもよい。
【0063】次に、本発明の第5実施例を、その断面図
を示す図16に基づいて説明する。図16において、9
0は、軸91、鉄心92、スロット93、2次導体9
4、短絡環98とからなる回転子である。95は図1の
気体流通路15と同様に、その2次導体94の長手方向
に沿って形成された気体流通路である。
を示す図16に基づいて説明する。図16において、9
0は、軸91、鉄心92、スロット93、2次導体9
4、短絡環98とからなる回転子である。95は図1の
気体流通路15と同様に、その2次導体94の長手方向
に沿って形成された気体流通路である。
【0064】100は固定子、101は1次固定子巻線
である。103はフレームで、固定子100を支持し、
軸受104を介して軸91を回転自在に支持する。10
3ー1、103ー2はフレーム103に設けられた通風
穴である。
である。103はフレームで、固定子100を支持し、
軸受104を介して軸91を回転自在に支持する。10
3ー1、103ー2はフレーム103に設けられた通風
穴である。
【0065】91ー1、91ー2は軸91に形成された
気体供給孔である。92ー1はバッファ空間、92ー2
はそのバッファ空間92ー1と気体流通路95を接続す
る接続孔である。
気体供給孔である。92ー1はバッファ空間、92ー2
はそのバッファ空間92ー1と気体流通路95を接続す
る接続孔である。
【0066】110は、気体を加圧して配管111に送
出する公知の気体加圧装置である。112は配管111
が接続され、軸91の左端空間94ー5を密封する蓋で
ある。113は公知の軸シールである。このシールの形
式はオイルシールでもメカニカルシールでもあるいは、
多少の漏れを許す場合は、ラビリンスシールでもよい。
出する公知の気体加圧装置である。112は配管111
が接続され、軸91の左端空間94ー5を密封する蓋で
ある。113は公知の軸シールである。このシールの形
式はオイルシールでもメカニカルシールでもあるいは、
多少の漏れを許す場合は、ラビリンスシールでもよい。
【0067】以上の構成によれば、気体加圧装置110
からの気体は配管111、空間94ー5、気体供給孔9
1ー1、91ー2、バッファ空間92ー1、接続孔92
ー2を通って気体流通路95に流れ込み、2次導体94
を冷却する。
からの気体は配管111、空間94ー5、気体供給孔9
1ー1、91ー2、バッファ空間92ー1、接続孔92
ー2を通って気体流通路95に流れ込み、2次導体94
を冷却する。
【0068】次に、上記方式のその他の実施例につい
て、その断面を示す図17を用いて、図16と同一機能
を有する構成要素は同一番号にて説明する。
て、その断面を示す図17を用いて、図16と同一機能
を有する構成要素は同一番号にて説明する。
【0069】図17において、113、114、11
5、116はそれぞれ図12のスペーサ53、気体流路
54、内側空間55、外側空間56と同様のスペーサ、
気体流路、内側空間、外側空間である。配管111は、
フレーム103を介して外側空間116に接続されてい
る。
5、116はそれぞれ図12のスペーサ53、気体流路
54、内側空間55、外側空間56と同様のスペーサ、
気体流路、内側空間、外側空間である。配管111は、
フレーム103を介して外側空間116に接続されてい
る。
【0070】本構成によれば、気体加圧装置110から
の気体は配管111、外側空間116、気体流路11
4、内側空間115を通って気体流通路95に流れ込
み、2次導体94を冷却する。本構成によれば、上記の
ように軸シールを必要とせず冷却気体を供給できるので
構成が簡単となる。
の気体は配管111、外側空間116、気体流路11
4、内側空間115を通って気体流通路95に流れ込
み、2次導体94を冷却する。本構成によれば、上記の
ように軸シールを必要とせず冷却気体を供給できるので
構成が簡単となる。
【0071】以上の構成に基づく冷却方法によれば、気
体加圧手段を誘導機から離間させて配置できるので誘導
機を小型に構成できる利点がある。
体加圧手段を誘導機から離間させて配置できるので誘導
機を小型に構成できる利点がある。
【0072】以上において、110は気体加圧装置とし
たが、減圧装置として前記と逆方向に気体を流しても2
次導体94を冷却可能であり、さらには配管111を排
気管とし、通風穴103ー1、103ー2から加圧する
方式でもよい。
たが、減圧装置として前記と逆方向に気体を流しても2
次導体94を冷却可能であり、さらには配管111を排
気管とし、通風穴103ー1、103ー2から加圧する
方式でもよい。
【0073】以上を要約すれば、誘導機の外部から気体
流通路95と気体給排路(図16においては接続孔92
ー2、図17においては気体流路114)との間に圧力
差を生じせしめる差圧発生手段により気体流通路95に
気体を流せばよい。
流通路95と気体給排路(図16においては接続孔92
ー2、図17においては気体流路114)との間に圧力
差を生じせしめる差圧発生手段により気体流通路95に
気体を流せばよい。
【0074】以上第1、第2、第3、第4実施例共に誘
導機回転子は円筒型にて説明したが、本発明は他の形状
の、例えば斜視図である図18、断面図である図19に
示す円盤型回転子にも適用できる。
導機回転子は円筒型にて説明したが、本発明は他の形状
の、例えば斜視図である図18、断面図である図19に
示す円盤型回転子にも適用できる。
【0075】図18、19において、120は、軸12
1、鉄心122、スロット123、2次導体124、内
周短絡環108、外周短絡環109とからなる円盤型回
転子である。125は図1の気体流通路15と同様にそ
の2次導体124の長手方向に沿って形成された気体流
通路である。
1、鉄心122、スロット123、2次導体124、内
周短絡環108、外周短絡環109とからなる円盤型回
転子である。125は図1の気体流通路15と同様にそ
の2次導体124の長手方向に沿って形成された気体流
通路である。
【0076】円盤型回転子においては、気体流通路12
5は半径方向に形成されるので、気体流通路125には
ポンプ作用が生じ、良好に気体を内周から外周に向かっ
て気体流通路125中を流すことができる。
5は半径方向に形成されるので、気体流通路125には
ポンプ作用が生じ、良好に気体を内周から外周に向かっ
て気体流通路125中を流すことができる。
【0077】もちろん気体流通路125の内周と外周に
図1の第1の羽根20と第2の羽根21に相当する羽根
を設けるとより一層冷却効果を増すことは云うまでもな
い。また、図10と同様に斜スロットとしてもよいこの
円盤型回転子120の回転方向が決まっている場合は、
2次導体124と気体流通路125を渦巻状とすると気
体流通路125にはより強力なポンプ作用が生じるので
より一層冷却効果を増すことができる。
図1の第1の羽根20と第2の羽根21に相当する羽根
を設けるとより一層冷却効果を増すことは云うまでもな
い。また、図10と同様に斜スロットとしてもよいこの
円盤型回転子120の回転方向が決まっている場合は、
2次導体124と気体流通路125を渦巻状とすると気
体流通路125にはより強力なポンプ作用が生じるので
より一層冷却効果を増すことができる。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明の誘導機の第1の構
成は、回転子のスロットに設けられた2次導体の長手方
向に沿ってその2次導体に気体流通路を設け、その気体
流通路の開口端部にその回転子が回転した時、気体をそ
の気体流通路中に強制的に流す向きに羽根を設けたこと
により、良好にその2次導体を冷却できる。
成は、回転子のスロットに設けられた2次導体の長手方
向に沿ってその2次導体に気体流通路を設け、その気体
流通路の開口端部にその回転子が回転した時、気体をそ
の気体流通路中に強制的に流す向きに羽根を設けたこと
により、良好にその2次導体を冷却できる。
【0079】また、本発明の誘導機の第2の構成は、ス
ロットの壁に窪みあるいは突起を設け、そのスロットの
空間に鋳込みにより2次導体を形成することにより、そ
の2次導体の長手方向に沿って気体流通溝が設けられて
いても、2次導体が前記窪みあるいは突起に係止されて
スロットから剥離する事はない。従って長期に亘って優
れた冷却構造を維持することができる。
ロットの壁に窪みあるいは突起を設け、そのスロットの
空間に鋳込みにより2次導体を形成することにより、そ
の2次導体の長手方向に沿って気体流通溝が設けられて
いても、2次導体が前記窪みあるいは突起に係止されて
スロットから剥離する事はない。従って長期に亘って優
れた冷却構造を維持することができる。
【0080】また、本発明の誘導機の第3の構成は、誘
導機回転子軸に軸受を介して回転自在に送風羽根を設
け、回転子とは独立して送風羽根を駆動する手段を設け
たことにより、小スペースで他冷送風機を構成できる。
導機回転子軸に軸受を介して回転自在に送風羽根を設
け、回転子とは独立して送風羽根を駆動する手段を設け
たことにより、小スペースで他冷送風機を構成できる。
【0081】また本発明の誘導機回転子の製造方法は、
回転子の2次導体が形成されるスロットに、入れ子を挿
入した状態で溶融した2次導体材料を鋳込み、その2次
導体材料が固化した後、入れ子を抜き出し、その入れ子
が占有していた空間を気体流通溝として2次導体に形成
することにより、効率的に2次導体の長手方向に沿って
気体流通路を形成できる。
回転子の2次導体が形成されるスロットに、入れ子を挿
入した状態で溶融した2次導体材料を鋳込み、その2次
導体材料が固化した後、入れ子を抜き出し、その入れ子
が占有していた空間を気体流通溝として2次導体に形成
することにより、効率的に2次導体の長手方向に沿って
気体流通路を形成できる。
【0082】また本発明の誘導機回転子の冷却方法は、
回転子の2次導体の長手方向に沿って形成した気体流通
路の略中央部に気体を供給あるいは排出する気体給排路
を設け、誘導機外部から前記気体流通路と気体給排路間
に圧力差を生じせしめる差圧発生手段により前記気体流
通路に気体を流して前記2次導体を冷却することによ
り、差圧発生手段を誘導機と離間して配置できるので、
誘導機を小型に構成できる。
回転子の2次導体の長手方向に沿って形成した気体流通
路の略中央部に気体を供給あるいは排出する気体給排路
を設け、誘導機外部から前記気体流通路と気体給排路間
に圧力差を生じせしめる差圧発生手段により前記気体流
通路に気体を流して前記2次導体を冷却することによ
り、差圧発生手段を誘導機と離間して配置できるので、
誘導機を小型に構成できる。
【0083】以上の本発明によれば、効果的に誘導機の
回転子を冷却できるので、小型で効率の良い誘導機を実
現することができる。
回転子を冷却できるので、小型で効率の良い誘導機を実
現することができる。
【図1】本発明の第1の実施例における回転子の斜視図
【図2】図1に示す回転子の2次導体の取付構造を示す
部分断面図
部分断面図
【図3】図1に示す回転子の2次導体の他の取付構造を
示す部分断面図
示す部分断面図
【図4】図1に示す回転子の2次導体の更に他の取付構
造を示す部分断面図
造を示す部分断面図
【図5】図1に示す回転子の製造方法の1例を示す部分
断面図
断面図
【図6】図1に示す回転子の羽根構造を示す部分斜視図
【図7】図1に示す回転子の他の羽根構造を示す部分斜
視図
視図
【図8】図7の部分矢視図
【図9】図1に示す回転子における2次導体の他の構成
を示す部分斜視図
を示す部分斜視図
【図10】本発明の第2の実施例における回転子の斜視
図
図
【図11】本発明の第3の実施例における回転子の斜視
図
図
【図12】図11に示す回転子を用いた誘導機の要部断
面図
面図
【図13】図12に示す誘導機の固定子の斜視図
【図14】本発明の第4の実施例の構成を示す要部断面
図
図
【図15】同第4の実施例における、羽根駆動電動機の
その他の構造例を示す部分断面図
その他の構造例を示す部分断面図
【図16】本発明の第5の実施例の構成を示す断面図
【図17】本発明の第5の実施例における、その他の変
形例を示す断面図
形例を示す断面図
【図18】本発明における、更に他の回転子の構成を示
す斜視図
す斜視図
【図19】図18における矢視断面図
【図20】従来例の誘導機の要部断面図
10 回転子 12ー1 奥広がり形状の溝 12ー2 先広がり形状の凸条 13 スロット 14 2次導体 15 気体流通路 16 鋳型 17 入れ子 20 第1の羽根 21 第2の羽根 30 回転子 33 斜スロット 35 気体流通路 38 回転子 40 羽根 43 ヘリンボーン形斜スロット 45 気体流通路 50 固定子 54 気体流路 55 内側空間 56 外側空間 60 回転子 61 軸 63 スロット 70 固定子 72 本体電動機 80 羽根車 81 送風羽根 83 軸受 87 羽根駆動電動機 88 他冷送風機 92ー2 接続孔 93 スロット 94 2次導体 95 気体流通路 110 気体加圧装置 120 円盤型回転子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楢崎 和成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松浦 貞裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】回転子に形成したスロットと、そのスロッ
トに設けられた2次導体の長手方向に沿ってその2次導
体に形成した気体流通路と、その回転子の前記気体流通
路の一方の開口端部に、その回転子が一方の方向に回転
した時、気体をその気体流通路に圧送する向きに設けた
第1の羽根と、その回転子の前記気体流通路他方の開口
端部に、その回転子が前記と同方向に回転した時、前記
気体流通路中の気体を排出する向きに設けた第2の羽根
から構成した回転子を備えた誘導機。 - 【請求項2】誘導機の回転子のスロットを斜スロットと
し、そのスロットに設けられた前記2次導体の気体流通
路の開口の内、回転子の回転前方の開口端からその気体
流通路部に気体を圧送し、回転子の回転後方の開口端か
らその気体流通路中の気体を排出する向きに前記第1及
び第2の羽根を設けてなる請求項1記載の誘導機。 - 【請求項3】気体流通路を、2次導体に形成した溝ある
いは孔としてなる請求項1あるいは2記載の誘導機。 - 【請求項4】回転子に形成したヘリンボーン形斜めスロ
ットと、そのスロットに設けられた2次導体の長手方向
に沿ってその2次導体に形成した気体流通溝と、前記回
転子に対向して所要のギャップを隔てて設けた固定子
と、その固定子に形成された気体流路であって、前記ヘ
リンボーン形斜スロットの屈曲部に対向する位置に一端
が開口し、他端がその固定子の反回転子側空間に開口す
る気体流路と、前記ヘリンボーン形状の屈曲部から見て
前記回転子の回転前方に前記気体流通溝の開口端が位置
している時、気体をその気体流通溝に圧送する向きに前
記両方の開口端部に設けた羽根とからなり、回転子が一
方の方向に回転した時は、前記2次導体の気体流通溝の
両開口端から前記ヘリンボーン形状の屈曲部に圧送され
てきた気体を前記気体流路を通して前記固定子の反回転
子側空間に排出し、回転子が前記方向とは逆方向に回転
した時は、前記とは逆に前記固定子の反回転子側空間の
気体を、前記気体流路を通して前記ヘリンボーン形状の
屈曲部から前記2次導体の気体流通溝の両開口端に吸引
排出してなる誘導機。 - 【請求項5】誘導機回転子の2次導体が形成されるスロ
ットに、入れ子を挿入した状態で溶融した2次導体材料
を鋳込み、その2次導体材料が固化した後、入れ子を抜
き出し、その入れ子が占有していた空間を気体流通溝と
して2次導体に形成してなる誘導機回転子の製造方法。 - 【請求項6】回転子に形成したスロットと、そのスロッ
トの壁に形成した少なくとも窪みあるいは突起のいずれ
かと、そのスロットの空間に鋳込みにより設けられた2
次導体の長手方向に沿ってその2次導体に形成した気体
流通溝とからなり、前記窪みにおいては、その窪みの開
口側よりも奥側の方が広い奥広がり形状となし、前記突
起においては、根元よりも先を広げた先広がり形状とな
し、その窪みあるいは突起により、前記2次導体が前記
スロットの壁から剥離することを係止してなる回転子を
備えた誘導機。 - 【請求項7】誘導機回転子軸に軸受を介して回転自在に
設けた送風羽根と、前記回転子とは独立して前記送風羽
根を駆動する手段とから他冷送風機を構成してなる誘導
機。 - 【請求項8】送風羽根の回転方向を適宜交互に反転さ
せ、回転子と固定子間に流れる気体の向きを交互に反転
せしめてなる請求項7記載の誘導機。 - 【請求項9】回転子に形成したスロットと、そのスロッ
トに設けられた2次導体の長手方向に沿ってその2次導
体に形成した気体流通路とを設けた回転子を備えてなる
請求項7あるいは8記載の誘導機。 - 【請求項10】誘導機の回転子に形成したスロットと、
そのスロットに設けられた2次導体の長手方向に沿って
その2次導体に形成した気体流通路と、その気体流通路
の略中央部に気体を供給あるいはその略中央部から気体
を排出する気体給排路と、誘導機の外部から前記気体流
通路と気体給排路間に圧力差を生じせしめる差圧発生手
段とにより、前記気体流通路に気体を流して前記2次導
体を冷却してなる誘導機回転子の冷却方法。 - 【請求項11】気体給排路を誘導機の固定子を貫通して
設けてなる請求項10記載の誘導機回転子の冷却方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5256847A JPH07115742A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 誘導機及び誘導機回転子の製造方法並びに誘導機回転子の冷却方法 |
EP94116253A EP0649211A3 (en) | 1993-10-14 | 1994-10-14 | Induction machine and method of manufacturing an induction machine rotor. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5256847A JPH07115742A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 誘導機及び誘導機回転子の製造方法並びに誘導機回転子の冷却方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07115742A true JPH07115742A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17298244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5256847A Pending JPH07115742A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 誘導機及び誘導機回転子の製造方法並びに誘導機回転子の冷却方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0649211A3 (ja) |
JP (1) | JPH07115742A (ja) |
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- 1993-10-14 JP JP5256847A patent/JPH07115742A/ja active Pending
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- 1994-10-14 EP EP94116253A patent/EP0649211A3/en not_active Withdrawn
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EP0649211A3 (en) | 1995-11-02 |
EP0649211A2 (en) | 1995-04-19 |
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