JPH07104831A - レーザセンサを用いたロボットの自動位置教示方法 - Google Patents

レーザセンサを用いたロボットの自動位置教示方法

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JPH07104831A
JPH07104831A JP27599893A JP27599893A JPH07104831A JP H07104831 A JPH07104831 A JP H07104831A JP 27599893 A JP27599893 A JP 27599893A JP 27599893 A JP27599893 A JP 27599893A JP H07104831 A JPH07104831 A JP H07104831A
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robot
teaching
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laser sensor
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Bunichi Terawaki
文一 寺脇
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットに多数の教示点を含む位置教示を自
動的に行なうこと。 【構成】 ロボット本体1のアーム先端部には溶接トー
チ2及びレーザセンサ3が取り付けられている。レーザ
センサ3は、レーザビームでロボット進行方向側のセン
シング領域を偏向走査し、CCDカメラでその軌跡を撮
像する。撮像された映像に基づいて、センサ制御装置1
0内で溶接線P1 L1 R1 L2 P2 の位置を表わすセン
サデータが計算される。センサデータはロボット制御装
置20内でロボットデータに変換され、ロボットの位置
補正計算に使用される。予備的な位置教示として、始点
P1 と終点P2 のみを教示し、レーザセンサ3及びセン
サ制御装置10を利用したリアルタイムトラキングによ
るロボット移動を実行する。その際に補正計算されたロ
ボット位置データの中から適当な間隔乃至頻度で教示点
となる点を選択指定し、多数の教示点データを含む教示
データを自動的に作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、レーザセンサを用い
たロボットの自動位置教示方法に関し、更に詳しく言え
ば、レーザセンサを利用して溶接線等の作業線をリアル
タイムにトラッキングしながら移動させるロボットに対
して、該作業線に対応した位置教示を自動的に行なう為
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロボットを溶接線等の作業線に
沿って移動させながら所定の作業を実行する為には、ロ
ボットに位置教示を行なう必要がある。その場合、単に
ロボットに作業線に沿った経路を辿らせることのみを考
えるのであれば、公知のレーザセンサを利用したリアル
タイムトラッキング方式を採用することにより、少数の
点を教示点に指定した位置教示を実行することで一応の
目的を達成することが出来る。しかし、現実のロボット
作業に際しては、作業内容に適合した移動速度の指定/
変更、経路途上におけるロボット姿勢の指定/変更、ハ
ンドやツールの動作に関する各種命令を含むプログラム
を作成して所望される諸条件の下で作業を実行する必要
があり、その為に充分な数の教示点を指定しておくこと
が重要となる。
【0003】ところが、ロボットの位置教示をティーチ
ングプレイバック方式で行なった場合、多数の教示点を
含む位置教示を実行する為には多くの工数を要し、オペ
レータの作業負担が大きくなることが避けられない。事
前に作業線に関するオフラインデータが用意されている
場合には、オフラインで位置教示を行なうことも可能で
あるが、充分なオフラインデータが完備している場合は
限られており、また、オフラインデータを教示プログラ
ムの位置データに加工する為に相当の作業が必要となる
のが通例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、充分
な数の教示点を含んだ形でロボットの位置教示を行なう
為には大きな作業負担を伴うことが多く、ロボット作業
全体の作業効率の向上を妨げる要因となっていた。本願
発明の目的は、充分な数の教示点を含むロボットの位置
教示を自動的に行なうことの可能な位置教示方法を提供
することによってこの問題点を解決することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本願発明は、「ツール
先端点に関してロボット進行方向側の領域における作業
線位置をセンシングするレーザセンサを支持するロボッ
トに前記作業線に関連した予備的な位置教示を行なう段
階と、該予備的な位置教示データを前記レーザセンサに
よる作業線位置センシングによって補正しながら前記ロ
ボットを前記作業線に沿って移動させる段階と、該移動
中に前記レーザセンサによって獲得された前記作業線位
置センシングデータに基づいて前記作業線を表現する教
示位置データを作成する段階を含むレーザセンサを用い
たロボットの自動位置教示方法。」によって上記技術課
題を達成したものである。
【0006】
【作用】本願発明は、レーザセンサを用いたトラッキン
グ機能を備えたシステムにおいては、少数の教示点のみ
を指定した予備的な位置教示によってトラッキングが実
行可能であり、また、そのトラッキング実行時には作業
線位置がセンシングされて作業線位置データ(センサデ
ータまたはそれをロボットデータに変換したもの)が獲
得されることに着目し、それらデータに基づいて多数の
教示点を含む教示データを自動的に作成するものであ
る。
【0007】予備的な教示及びそれに基づいたトラッキ
ング移動は、従来通りの手法によって実行すれば良く、
教示データの作成も簡単なソフトウェア処理によって、
作業線位置データ(センサデータまたはそれをロボット
データに変換したもの)を選択的に記憶しておくだけで
充分である(後述する実施例参照)。
【0008】本願発明によれば、オペレータに要求され
る教示作業は、少数の教示点についての予備的位置教示
のみであるから、ロボットの位置教示に必要な工数を大
幅に減少させることが出来る。
【0009】また、教示点が実際の作業線に沿った点列
で指定され、その位置データはレーザセンサを利用した
トラッキング実行時に獲得されたデータに基づき、一定
のルールに従って作成されるから、教示データの信頼性
が高く、また、その後のデータ加工も容易となる特徴が
ある。
【0010】
【実施例】図1は、溶接トーチ及びレーザセンサを担持
したロボットを用いて溶接作業を行なうケースに本願発
明の自動位置教示方法を適用する際の全体配置を例示し
たものである。図中、ロボット本体は符号1で全体的に
指示されており、そのアーム先端部には溶接トーチ2及
びレーザセンサ3が取り付けられている。レーザセンサ
3には、レーザ発振器、レーザビーム偏向器及びCCD
カメラを備えた公知のものを使用することが出来る。レ
ーザセンサ3はセンサ制御装置10に接続され、ロボッ
ト本体1はロボット制御装置20に接続されている。一
方、センサ制御装置10とロボット制御装置20は、後
述するように、適当な通信インターフェイスを介して結
合され、専用のプロトコルに従ってセンサデータ等のシ
リアル通信を相互に行なう機能を備えている。
【0011】4はワークで、板状の部材5に対してワー
ク4が溶接される。溶接は、ワーク4が板状部材5に接
する下縁部を連ねた第1直線部L1 (始端点P1 )、円
弧部R1 及び第2直線部L2 (終端点P2 )を溶接線と
し、レーザセンサ3を利用したリアルタイムトラッキン
グ方式によるロボット移動によって実行されるものとす
る。また、溶接線の位置センシングは、レーザセンサ3
の偏向レーザビーム3aの照射点軌跡をCCDカメラで
撮像し、照射点軌跡の屈曲点位置から溶接線位置を定め
る公知の方式によって実行されるものとする。
【0012】従って、本事例の場合、溶接トーチ2の先
端2aをツール先端点に設定し、点P1 及び点P2 を教
示点とするロボットに位置教示を行なえば、ロボットは
溶接線を辿るように移動することになる。既述したよう
に、実際の溶接作業を所望される諸条件の下で行なう為
には、相当数の教示点を含む位置教示を行なっておく必
要がある。
【0013】そこで、まずロボットに点P1 を始点、点
P2 を終点とする位置教示を予備的に実行した上で、レ
ーザセンサ3を利用したリアルタイムトラッキング方式
によるロボットの再生運転を行ない、その間に取得され
る溶接線の位置データに基づいて適宜数の教示点を新た
に指定する。一連のプロセスは、以下に説明するよう
に、ロボット制御装置10及びセンサ制御装置20の各
CPUを利用したソフトウェア処理によって自動的に実
行される。
【0014】図2は、図1中に示された事例に使用され
ているロボット制御装置10及びセンサ制御装置20の
概略構成を中心に、本実施例におけるロボットシステム
の構成を例示した要部ブロック図である。システム全体
はセンサ制御装置10、ロボット制御装置20、ロボッ
ト本体1、レーザセンサ3、溶接トーチ2の動作を制御
する溶接トーチ制御器30から構成されている。センサ
制御装置10は中央演算処理装置(以下、CPUとい
う。)11を有し、該CPU11には、フレームメモリ
12、ROMで構成されたコントロールソフト用メモリ
13、RAM等で構成されたプログラムメモリ14、不
揮発性RAMで構成されたデータメモリ15、センサイ
ンターフェイス16、画像処理プロセッサ17及び通信
インターフェイス18がバス19を介して接続されてい
る。
【0015】センサインターフェイス16には、レーザ
センサ3が接続されており、レーザセンサ3のセンシン
グ動作及び映像信号の取り込みは、CPU11からの指
令によって周期的に実行されるようになっている。通信
インターフェイス18は、ロボット制御装置20側の通
信インターフェイス27に接続されており、両者を介し
て専用のプロトコルに従ってセンサデータ等のシリアル
通信を相互に行なわれることは既述した通りである。
【0016】レーザセンサ3のCCDカメラの視野で捉
えられた画像は、グレイスケールによる濃淡画像に変換
されてフレームメモリ12に格納される。画像処理プロ
セッサ17はフレームメモリ12に格納された画像をC
PU11の指令に従って処理する機能を有している。コ
ントロールソフト用メモリ13には、CPU11がレー
ザセンサ3を制御する為のコントロールプログラム、治
具を用いてセンサ座標系を設定する為のキャリブレーシ
ョン用プログラム、適正なタイミングでロボット側へ各
種のデータを送信する為のプログラム等が格納される。
【0017】なお、CCDカメラの捉えた画像やフレー
ムメモリ12から呼び出された画像を視認する為のTV
モニタを、モニタインタフェイスを介して接続すること
もできる(図示省略)。
【0018】一方、ロボット制御装置20は、中央演算
処理装置(CPU)21を有し、該CPU21には、制
御プログラムを格納したROM22、計算データの一時
記憶等の為に利用されるRAM23、教示データや各種
設定値が格納される不揮発性RAMで構成されたメモリ
24、ロボット本体1の各軸を制御する軸制御器25
(サーボ回路を含む)、ロボットの手動操作、座標系設
定、位置教示、自動運転(再生動作)指令等を実行する
為の教示操作盤26及びセンサ制御装置10側の通信イ
ンターフェイス18に接続された通信インターフェイス
27がバス28を介して接続されている。
【0019】通信インターフェイス27は、センサ制御
装置10側の通信インターフェイス18に接続されてい
る一方で、溶接トーチ制御器30に接続されており、C
PU21からの制御信号によって該溶接トーチ制御器3
0の動作(ON/OFF、溶接電圧/溶接電流値等)が
制御される。
【0020】以上のシステム構成及び機能は、従来のリ
アルタイムトラッキング方式による溶接作業を行なうレ
ーザセンサ付き溶接ロボットシステムと基本的に変わる
ところはないが、本願発明を具体化して実施する為に、
図3のフローチャートに記された処理を実行する自動位
置教示プログラムがロボット制御装置20の不揮発性メ
モリ24に格納されている。以下、図3のフローチャー
トを参照して自動位置教示を実行する手順及び処理につ
いて説明する。
【0021】先ず、自動位置教示を実行する為の準備と
して、予備的教示と教示点選択ルールの設定を実行す
る。予備的教示は、一般に出来るだけ少数の点を教示点
に指定して行なうことが作業効率の面から考えて好まし
い。但し、溶接線(一般には作業線、以下同様。)が不
連続である場合や溶接線形状が複雑な場合には、レーザ
センサ3によるリアルタイムトラッキングに支障の無い
程度の教示点数が予備的教示の段階で必要になることも
あり得る。
【0022】ここでは、図1に示されたように、P1
(始点)とP2 (終点)の2点を教示点とする予備的位
置教示を行なうものとする。予備的位置教示は、ロボッ
ト制御装置20の教示操作盤26を操作して、手動ジョ
グ送りによるティーチング・プレイバック方式によって
実行する(オフラインティーチングの採用も可能)。溶
接線には円弧部R1 が含まれているが、動作形式には
「チョクセン」を指定し、円弧部R1 の通過についはレ
ーザセンサ3を用いた位置補正トラッキングで処理す
る。
【0023】また、教示点選択ルールは、溶接線に沿っ
て指定される教示点の分布乃至密度を定めるもので、例
えば、(1)レーザセンサ3によって位置センシングが
行なわれた溶接線上の点(以下、センシング点と言
う。)の列の中から、予備的位置教示で指定された教示
点から測ってロボットが所定距離移動する毎に1個の割
合で教示点を選択指定する方法、あるいは、(2)セン
シング点列の中から、予備的位置教示で指定された教示
点から数えて一定個数計数毎に教示点を選択指定する方
法がある。ここでは、(1)の方法を採用し、所定距離
(隣り合う教示点間の基準距離)をdとする。dは例え
ば、直線部L1 ,L2 あるいは円弧部R1 の全長の数分
の1乃至数10分の1の程度に設定される。特に、必要
があれば、dの値を区間別に変更することも考えられ
る。
【0024】以上の準備の下に、図3のフローチャート
にその概略を記した自動位置教示の処理を開始する。処
理は、ロボット制御装置20側で行なう主処理とセンサ
制御装置10側で行なう副処理を並行させる形で実行す
る。尚、ロボット本体1は予め点P1 に近接した初期位
置に、必要な座標系設定(ベース座標系、ツール座標
系、センサ座標系等)を完了した状態で待機しているも
のとする。
【0025】先ず、ロボット制御装置20の教示操作盤
26を操作して、主処理と副処理を同時に開始させる。
主処理では予備的な位置教示で指定した教示点P1 の位
置データを含むプログラム1ブロックを読み込み(ステ
ップS1)、初期位置から点P1 へ向けて移動を開始す
る(ステップS2)。また、レーザセンサ3のセンシン
グ領域が溶接線に重なり始めるタイミングで、レーザセ
ンサ3によるセンシングの開始指令を通信インターフェ
イス27,18を介してセンサ制御装置10に送信する
(ステップS3)。
【0026】センサ制御装置10側では、副処理の開始
と共にレーザビームの起動/偏向とCCDカメラの撮像
準備を完了し、直ちにロボット制御装置20からのセン
シング開始指令の送信を待つ態勢に入る(ステップT
1)。主処理のステップS3によりセンシング開始指令
を受けると、レーザセンサ3によるセンシングを開始し
(第1回目のセンシング実行;ステップT2)、センシ
ング領域内を走査するレーザビーム軌跡の映像を取り込
んで、画像処理プロセッサ17を利用したソフトウェア
処理により、レーザビームが溶接線(L1 R1 L2 )を
横切る位置(センシング点位置)を表わすセンサデータ
を作成し(ステップT3)、データメモリ15に格納す
る(ステップT4)。なお、データメモリ15内には、
複数のセンシング点のセンサデータを循環的に書き込む
ことにの出来る領域が確保されているものとする。
【0027】以後、レーザセンサ3を利用したセンシン
グとそれに続くセンサデータの記憶は、ロボット制御装
置20からセンシング終了指令が送信される迄(主処
理、ステップS13参照)周期的に繰り返される。即
ち、ステップT5でロボット制御装置20からの指令の
受信の有無を確認し、センサデータの送信指令を受けて
いればセンサデータを送信した上で(ステップT6→ス
テップT7)、ステップT2以下に戻って、次回のセン
シング処理(ステップT2〜ステップS5)を実行す
る。ステップT5でロボット制御装置20からの指令受
信が無ければ、直接ステップT2へ戻る。
【0028】さて、主処理では、ステップS3に続くス
テップS4で、予備的な位置教示で指定した教示点P2
の位置データを含むプログラム1ブロックを読み込み、
P1P2 間の教示パスの補間計算を開始する。次いで、
リアルタイムトラッキングを実行する為に、センシング
点の位置を表わすセンサデータの送信指令を通信インタ
ーフェイス27,18を介してセンサ制御装置10に送
信し、必要なセンサデータを受信する(ステップS
6)。これに対応するセンサ制御装置10側の処理は、
副処理中ステップT5〜ステップT7で実行される。
【0029】ロボット制御装置20のCPU21は、受
信したセンサデータをロボットデータに変換し(ステッ
プS7)、補正されたロボット移動目標位置を計算し
(ステップS8)、補正された目標位置へロボットを移
動させる(トラッキングの実行;ステップS9)。ここ
で、計算された目標位置と前回に指定された教示点(最
初はP1 )との間の距離を計算して、基準値dに達して
いるか否かの判断を行い(ステップS10)、イエスで
あればあれば該補正位置(センシング点位置)の位置デ
ータを不揮発性メモリ24内の所定領域に格納して保存
する(ステップS11)。
【0030】そして、補間点が残存しているか(即ち、
P2 迄にロボットが到達したか)を確認し、残存してい
れば、ステップS5〜ステップS12の処理を繰り返
す。ステップS10で、ノーの場合には、ステップS1
1を経ることなく、ステップS10からステップS12
へ向かうことは、フローチャートに示した通りである。
【0031】ロボットが溶接線L1 R1 L2 に沿った移
動を続行して、P2 に到達すると、ステップS12で初
めてノーの判断が出され、ステップS13へ進んでセン
シング終了指令がセンサ制御装置10へ送信される。
【0032】センサ制御装置10がこれを受信すると、
副処理のステップT6で初めてノーの判断がなされて、
レーザセンサ3のセンシング動作を停止させて処理を終
了する。
【0033】一方、ロボット制御装置20側ではロボッ
トが終点P2 に到達した後に、ステップS14におい
て、ステップS11で保存された多数のセンシング点の
位置データを順次読み出してP1 ,P2 を両端の教示点
とする教示データを作成する。
【0034】即ち、位置データが保存された溶接線上の
点がQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 ・・・・・Qn-1 ,Qn の
n個であった場合には、自動位置教示によって作成され
る教示データには、溶接線経路に沿ったP1 ,Q1 ,Q
2 ,Q3 ,Q4 ・・・・Qn-1 ,Qn ,P2 の計n+2
個の教示点の位置データが含まれることになる。作成さ
れた教示データは、ロボット制御装置20の不揮発性メ
モリ24内に格納され、全処理を終了する。
【0035】以上、図1に示した溶接ロボットに本願発
明の自動位置教示方法を適用した実施例について説明し
たが、本願発明の技術思想が他のアプリケーションに対
しても適用可能であることは、特に説明を要しないであ
ろう。また、本願発明を実施する際に使用されるシステ
ムの構成に関しても、種々の変形が考えられる。例え
ば、図2に示した構成に代えて、レーザセンサをセンサ
インターフェイスを介して、必要な画像処理プロセッ
サ、フレームメモリ等と共にロボット制御装置のCPU
にバス結合させる形で、ロボット制御装置側に内蔵させ
る構成を採用しても良い。
【0036】なお、本願発明に従って一旦作成された教
示データを、別のホストコンピュータ等に転送して、更
にデータの加工(例えば、直線部L1 ,L2 と円弧部R
1 の境界部分に教示点を追加し、直線部L1 ,L2 の中
央付近では教示点を間引きする等)を行なっても良いこ
とは言うまでもない。
【0037】また、上記実施例における処理(ステップ
S11)に代えて、センシング点のセンサデータを選択
ルールに従って別途保存し、P1 P2 間のトラッキング
移動の終了後に改めて保存されたセンサデータをロボッ
トデータに変換し、教示点の位置データを作成する等の
変形を適宜行なっても良い。
【0038】
【発明の効果】本願発明によれば、少数の教示点につい
て位置教示(予備的位置教示)を行なっておくだけで、
レーザセンサを用いたトラッキング機能を利用して、多
数の教示点を含む位置教示が自動的に実行されるので、
ロボットの位置教示に必要な工数を大幅に減少させるこ
とが出来る。
【0039】また、教示点が実際の作業線に沿った点列
で指定され、その位置データはレーザセンサを利用した
トラッキング実行時に獲得されたデータに基づき、一定
のルールに従って作成されるから、教示データの信頼性
が高く、また、その後のデータ加工も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶接トーチ及びレーザセンサを担持したロボッ
トを用いて溶接作業を行なうケースに本願発明の自動位
置教示方法を適用する際の全体配置を例示したものであ
る。
【図2】図1中に示された事例に使用されているロボッ
ト制御装置及びセンサ制御装置の概略構成を中心に、実
施例におけるロボットシステムの構成を例示した要部ブ
ロック図である。
【図3】ロボット制御装置及びセンサ制御装置の両CP
Uによって実行される自動位置教示の処理の概要を記し
たフローチャートである。
【符号の説明】
1 ロボット本体 2 溶接トーチ 2a 溶接トーチ先端(ツール先端点) 3 レーザセンサ 3a レーザビーム 4 ワーク 5 板状部材 10 センサ制御装置 11 CPU(センサ制御装置) 12 フレームメモリ 13 コントロールソフトメモリ 14 プログラムメモリ 15 データメモリ 16 センサインタフェース 17 画像処理プロセッサ 18 通信インタフェース(センサ制御装置) 19 バス(センサ制御装置) 20 ロボット制御装置 21 CPU(ロボット制御装置) 22 メモリ(ROM) 23 メモリ(RAM) 24 不揮発性メモリ 25 軸制御器 26 教示操作盤 27 通信インタフェース(ロボット制御装置) 28 バス(ロボット制御装置) 30 溶接トーチ制御器 P1 溶接線始点 P2 溶接線終点 L1 ,L2 直線部 R1 円弧部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/19 H 9064−3H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツール先端点に関してロボット進行方向
    側の領域における作業線位置をセンシングするレーザセ
    ンサを支持するロボットに前記作業線に関連した予備的
    な位置教示を行なう段階と、該予備的な位置教示データ
    を前記レーザセンサによる作業線位置センシングによっ
    て補正しながら前記ロボットを前記作業線に沿って移動
    させる段階と、該移動中に前記レーザセンサによって獲
    得された前記作業線位置センシングデータに基づいて前
    記作業線を表現する教示位置データを作成する段階を含
    むレーザセンサを用いたロボットの自動位置教示方法。
JP27599893A 1993-10-08 1993-10-08 レーザセンサを用いたロボットの自動位置教示方法 Withdrawn JPH07104831A (ja)

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