JPH0696291A - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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JPH0696291A
JPH0696291A JP4241870A JP24187092A JPH0696291A JP H0696291 A JPH0696291 A JP H0696291A JP 4241870 A JP4241870 A JP 4241870A JP 24187092 A JP24187092 A JP 24187092A JP H0696291 A JPH0696291 A JP H0696291A
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JP
Japan
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antenna
responder
controller
transponder
command
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Application number
JP4241870A
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English (en)
Inventor
Munetoshi Imada
宗利 今田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速で移動する応答器に対して確実に一連の
動作シーケンスが可能な移動体識別装置を提供する。 【構成】 質問器10は、第1のアンテナ部1と第2の
アンテナ部2とを備えている。これらのアンテナ部1及
び2は、コントローラ3に接続され、コントローラ3は
さらにパーソナルコンピュータ等の上位のデータ処理端
末4に接続されている。第1のアンテナ部1は、アンテ
ナ11、及び送受信部12を備えている。第2のアンテ
ナ部2も同様にアンテナ21、及び送受信部22を備え
ている。第1のアンテナ部1は、そのビームエリアに高
速進入した待機状態である応答器を起動すると、そのこ
とをコントローラ3に知らせ、応答器のIDコードがコ
ントローラ3のRAMに登録される。次に、コントロー
ラ3は、第2のアンテナ部2を介して、通常モードのま
ま自己のビームエリア内に移動してきた応答器と動作コ
マンドアクセスに関する動作シーケンスを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体識別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体識別装置は、一般的に、固定した
位置に配置された質問器と移動体等に取り付けられた応
答器とを備えており、生産ラインの部品の投入、検査、
払い出し等の工程での製品個々の仕様、加工及び検査等
の情報を管理するのに有効な装置である。移動体識別装
置は、生産ライン以外にも、搬送、物流等で利用されて
おり、また、有料道路の料金徴収システムにも利用でき
る。
【0003】この種の移動体識別装置の応答器はデータ
キャリアとも呼ばれており、通常、アンテナ及び送受信
部等が内蔵された密閉構造を有しており、移動体に取り
付けられる。
【0004】移動体識別装置を有料道路の料金徴収シス
テム等、高速移動する物体に設けられた応答器とデータ
アクセスするシステムに適用する場合、応答器が任意の
タイミングで質問器のビームエリア内に高速進入するた
め、質問器は連続オートリードライト方式で、同一動作
を繰り返し実行することになる。
【0005】連続オートリードライト方式について、図
8を参照して以下に説明する。
【0006】質問器は、ビームエリアに入った応答器に
対して起動コマンドを送信し、応答器がこれに答えて質
問器に対して起動レスポンスを送り返す。この起動レス
ポンスを質問器が受信することによって、質問器は応答
器がビームエリア内にいることを知る。次に、質問器が
動作コマンドを送信すると、動作コマンドを受信した応
答器は、動作実行後実行結果である動作レスポンスを質
問器に向かって返信する。質問器は動作レスポンスを受
信するとこれによって実行終了を知り、終了コマンドを
応答器に送信して、一連の動作シーケンスは終了する。
【0007】アンテナ及び送受信部を夫々含む2台のア
ンテナ部を接続した質問器が具備されたシステムもある
が、上記した動作シーケンスを夫々のアンテナで実行し
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンテナ部2台
を備えた移動体識別装置では、各アンテナ部で異なる動
作を実行するか、一方のアンテナ部で応答器から読みだ
したデータをもう一方のアンテナ部の前を通過する応答
器に書込むコピー機能が使用されている。
【0009】従って、この種の移動体識別装置を鉄道や
運輸等、車両が高速移動する分野に応用する場合、動作
コマンドアクセスまでの起動コマンドアクセスや、応答
器内のパワーセーブモードから通常モードになる迄の待
ち時間により、応答器がビームエリア外に移動し、肝心
の動作ができなくなるという問題点がある。
【0010】従って、本発明は、高速で移動する応答器
に対して確実に一連の動作シーケンスが可能な移動体識
別装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、応答器
と、夫々のビームエリア内を通過する応答器と非接触伝
送媒体を介して通信を行う第1及び第2のアンテナ部を
含む質問器とを備えており、質問器が、更に、待機中の
応答器を起動するべく第1のアンテナ部を介して第1の
コマンドを送信する手段と、応答器が起動されたことを
示す起動レスポンスを受信した際に応答器に対して所定
の動作を命じるべく第2のアンテナ部を介して第2のコ
マンドを送信する手段とを含む移動体識別装置が提供さ
れる。
【0012】
【作用】応答器が、第1のアンテナ部のビームエリア内
に入り第1のアンテナ部から起動のための第1のコマン
ドを受信すると、待機中から通信可能状態となる。具体
的には、パワーセーブモードから通常モードへと切り替
わる。これに対して、通常起動レスポンスを第1のアン
テナ部へと返信して次の動作実行へと移行する。所定の
動作起動の為の第2のコマンド送信は、第2のアンテナ
部から行われ、この第2のアンテナ部のビームエリアに
入った応答器はこの第2のコマンドを受信して所定の動
作を実行する。
【0013】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0014】図1は本発明による移動体識別装置の一実
施例の構成を概略的に示すブロック図である。
【0015】図1に示すように、本発明による移動体識
別装置の質問器10は、待機状態即ちパワセーブモード
にある応答器を起動するための第1のアンテナ部1と起
動後の応答器と動作コマンドアクセスに関する動作シー
ケンスを実行する第2のアンテナ部2とを備えている。
そしてこれらのアンテナ部1及び2は、コントローラ3
に接続され、コントローラ3はさらにパーソナルコンピ
ュータ等の上位のデータ処理端末4に接続されている。
【0016】アンテナ部1は、アンテナ部11、及び送
受信部12を備えている。アンテナ部2も同様にアンテ
ナ部21、及び送受信部22を備えている。
【0017】送受信部11及び22は、夫々アンテナ部
11及び21を介して各種コマンドを送信し、その後無
変調のマイクロ波を送信して応答器5からレスポンス及
びデータを読取る機能を有する。即ち、応答器5からの
返信されるレスポンス及びデータを含む変調波を受信し
復調する。さらに、送受信部12及び22は、夫々応答
器5へ伝送する情報に応じてマイクロ波を変調する機能
を有する。アンテナ部11及び21は、通常、指向性の
向上及び遠距離通信対応のため方形パッチアンテナ部を
複数個配列したアレーアンテナ部が用いられる。
【0018】質問器10は、また、コントローラ3を備
えており、コントローラ3は、CPU(中央処理装置)
31、インタフェース32、ROM(リードオンリメモ
リ)33、RAM(ランダムアクセスメモリ)34、I
/Oインターフェース35、及び電源36を備えてい
る。コントローラ3は、また、I/Oインターフェース
35を介して、パソコン、プログラマブルコントローラ
等のデータ処理端末4に接続されている。アンテナ部1
及びアンテナ部2の動作制御のためのシステムプログラ
ムが、コントローラ3のROM34に格納されており、
データ等がRAM34に格納されている。応答器5から
の起動レスポンスに付加されたIDコードは、RAM3
4に格納される。インタフェース32は、アンテナ部及
び送受信部を夫々含むアンテナ部1及び2とコントロー
ラ3とのインタフェースであり、信号のパラレル/シリ
アル変換機能を有する。
【0019】応答器5は、アンテナ部51、CPU5
2、送受信部53、ROM54、RAM55、及び電源
56を備えており、アンテナ部51は送受信部53を介
してCPU52に接続されており、ROM54、RAM
55、電源56、及びCPU52は互い接続されてい
る。アンテナ部51は、例えば、送受信を兼ねた方形パ
ッチアンテナ部が用いられる。
【0020】送受信部53は、アンテナ部51を介して
受信した質問器10から送信された変調したマイクロ波
を復調したり、質問器10から受けとった非変調波に送
信すべきデータに応じてディジタル変調する機能を有す
る。ROM54には、一般に、応答器5の動作制御を行
うシステムプログラムが格納されており、RAM55に
は、自分と他とを区別するためのIDコード等のデータ
が格納されている。
【0021】図2及び3は、夫々、本発明による移動体
識別装置の一実施例の起動コマンドアクセス及び動作コ
マンドアクセスを示す説明図である。
【0022】図2に示すように、質問器の第1のアンテ
ナ部で起動コマンドアクセスに関する動作シーケンスが
実行され、アンテナ部のビームエリア内にいる応答器
は、質問器から起動コマンドを受信するとパワセーブモ
ードから通常モードへと移行し起動レスポンスを返信す
る。また、第2のアンテナ部での動作コマンドアクセス
に関する動作シーケンスでは動作コマンドの送信に対し
て応答器は動作レスポンスの返信でこれに答える。
【0023】次にこの起動コマンドアクセス及び動作コ
マンドアクセスに関する動作シーケンスに付いて詳細に
説明する。
【0024】図4及び5は本発明による移動体識別装置
の一実施例の質問器側の動作シーケンスの一例を示すフ
ローチャート図であり、図6は図4及び5に対応する応
答器側の動作シーケンスの一例を示すフローチャート図
である。
【0025】次に、図4から6を参照して応答器と質問
器との間の動作シーケンスの一例のフローを説明する。
【0026】図4に示すように、第1のアンテナ部は、
任意のタイミングでビームエリア内に高速進入してくる
応答器とアクセスするため、応答器に対して起動コマン
ドを繰り返し送信する(ステップS10)。次に、この
起動コマンドを受信した応答器は、一定時間経過後パワ
ーセーブモードから通常モードへ移行してコマンド解析
後RAMに記憶されているIDコードを読みだし、この
IDコードを付加して起動レスポンスを発信する。第1
のアンテナ部はこの起動レスポンスを受信したか否かを
判定して(ステップS11)、判定結果が否定的である
ならば、起動レスポンスを受信するまでステップS10
を繰り返す。ステップS11で起動レスポンスを受信し
たならば、サムチェック、パリティチェック等の伝送誤
り検出により伝送誤りがあるか否かを判定して、即ちコ
マンドの有効性を判定して(ステップS12)、伝送誤
りがあれば再度ステップS10を実行する。
【0027】伝送誤りがなく正常に通信が行われたなら
ば、第1のアンテナ部は、進入してきた上記の応答器か
ら送信された起動レスポンスに付加されたIDコードを
コントローラへと送信しコントローラはこれをRAMに
登録する(ステップS13)。そして、コントローラは
第2のアンテナ部を介した動作開始指示を出して(ステ
ップS14)、中止指示があるか否かを判定する(ステ
ップS15)。中止指示があり、継続して起動コマンド
送信処理を行わないならば動作を中止する。一方、中止
指示がなければ、ステップS10に戻り次に進入してく
る応答器を検知するために起動コマンドを送信する。
【0028】次に、コントローラは、図5に示すように
第1のアンテナ部で起動シーケンスが実行され動作開始
指示がなされたか否かを判定する(ステップS20)。
指示がなければ指示がある迄このステップS20を繰り
返す。指示があれば、コントローラは応答器を特定する
IDコードをRAMから読みだし、IDコード付き動作
コマンドを第2のアンテナ部を介して応答器へ送信する
(ステップS21)。これに対して、通常モードのまま
第2のアンテナ部のビームエリアに進入した応答器はI
Dコード付きコマンドを受信すると、RAMに登録され
ているIDコードと受信したIDコードとをチェックし
て一致したならば動作を実行する。応答器は、動作の実
行後、結果をIDコードが付加された動作レスポンスと
して第2のアンテナ部へ送信する。第2のアンテナ部を
介してコントローラは、この動作レスポンスを受信した
か否かを判定し(ステップS22)、応答器から動作実
行後の実行結果である動作レスポンスを受信したなら
ば、伝送誤りを検出したか否かを判定して(ステップS
23)、伝送誤りがあれば再度ステップS21を実行す
る。
【0029】伝送誤りがなく正常に通信が行われたなら
ば、コントローラは、さらに動作レスポンスに付加され
たIDコマンドと登録しているIDコマンドとを比較し
て(ステップS24)、IDコードが不一致であるなら
ばステップS21に戻ってIDコード付き動作コマンド
を第2のアンテナ部を介して再度送信する。
【0030】ステップS24にてIDコードが一致して
いたならば、中止指示があるか否かを判定して(ステッ
プS25)、中止指示がなければステップS20に戻っ
て繰り返し動作開始指示があるか否かを判定する。一
方、中止指示があるならば処理を中止する。
【0031】一方、応答器は、図6に示すように、質問
器の第1のアンテナ部より起動コマンドを受信したか否
かを判定している(ステップS30)。応答器が第1の
アンテナ部のビームエリア内にいるならば起動コマンド
を受信するので、その待機状態を解除し伝送誤りを検出
したか否かを判定して(ステップS31)、伝送誤りが
あれば再度ステップS30を実行する。伝送誤りがなけ
れば自己のIDコードを読みだし(ステップS32)、
このIDコードを付加して起動レスポンスを第1のアン
テナ部へ送信する(ステップS33)。
【0032】次に、質問器の第2のアンテナ部のビーム
エリア内に進入してきた応答器は、第2のアンテナ部か
ら動作コマンドを受信したか否かを判定する(ステップ
S34)。動作コマンドを受信しなかったならば動作コ
マンドを受信する迄ステップS34を繰り返す。動作コ
マンドを受信したならば、伝送誤りを検出したか否かを
判定して(ステップS35)、伝送誤りがあれば再度ス
テップS34を実行する。
【0033】ステップS35の結果、伝送が正常に行わ
れたことが明らかであれば、動作コマンドに付加された
IDコードと自己のIDコードとを比較して(ステップ
S36)、一致しているならば応答器は指定された動作
を実行してIDコード付き動作レスポンスを質問器の第
2のアンテナ部へ送信する(ステップS37)。次に、
質問器から一連の動作シーケンス処理が終了したことを
示す終了コマンドを受信したか否かを判定する(ステッ
プS38)。これを受信したならば、正常な通信を終了
したとして処理を終了する。終了コマンドを受信しなか
ったならば、これを受信するまでステップS38を繰り
返すが、終了コマンドは必ず受信するとは限らず、所定
の一定時間経過したか(タイムアウトしたか)否かを判
定して(ステップS39)、一定時間経過したならば終
了処理を行う。
【0034】以上示したように、本実施例によれば、起
動コマンドアクセスと動作コマンドアクセスとを2台の
アンテナ部へと役割分担することができ、高速で移動す
る応答器との動作を実現することができる。これによっ
て、移動体識別装置による運輸や鉄道の運行管理システ
ム、有料道路の料金徴収システムが可能となる。
【0035】上記実施例において、伝送媒体の方式とし
てはマイクロ波方式を用いたが、これに限られるもので
はなく、電磁結合方式、電磁誘導方式、光通信方式等を
用いてもよい。
【0036】また、上記実施例では各アンテナ部は送受
信部及びアンテナから構成されたが、CPU、RAM及
びROM等を含んでもよい。この場合、コントローラを
介さず、各種の制御を行うことができ、例えば、第1の
アンテナ部から直接に動作開始指示を第2のアンテナ部
に与えることができる。
【0037】次に、本発明による移動体識別装置を有料
道路料金徴収をホストペイド方式で行うシステムに適用
して実施例について述べる。
【0038】図7は、本発明による移動体識別装置を適
用した有料道路料金徴収を説明するためのルート図であ
る。図7では、入口IC(インターチェンジ)51から
出口IC53へ行くルートとして、ルートA50(入口
IC51→A経由地点52→出口IC53)とルートB
54(入口IC51→B経由地点55→出口IC53)
との2通りがある。
【0039】この有料道路を利用する車両が備えている
応答器がRAMに格納しているデータは、表1に示すよ
うに、応答器の発券時に登録する固有データ(IDコー
ド、有効期限)、入口ICで登録する入口データ(イン
ターチェンジコード、車種コード)、経由地点で登録す
る経由データ(経由地点データ)、及び出口ICで登録
する出口データ(インターチェンジコード、車種、利用
額)である。表1は、ルートB54を通った車両の出口
ICでの処理の例である。
【0040】上記実施例による質問器及びそのコントロ
ーラは、例えば、高速対応が要求される出口ICに適用
される。
【0041】上記したように、第1のアンテナ部は、任
意のタイミングで高速進入してくる車両に取り付けられ
た応答器がビームエリアに存在することを検知するた
め、起動コマンドを繰返し送信する。起動コマンドを受
信した応答器は、自分がビームエリア内に入ったことを
知り、一定時間経過後パワーセーブモードから通常モー
ドになり、コマンド解析後RAMに登録されている固有
データ(IDコード:123456、有効期限:199
6年2月2日)、入口データであるインターチェンジコ
ード:A111、車種:01(普通車を意味する)、及
び経由データである経由地点コード:C222を起動レ
スポンスとして返す。
【0042】
【表1】
【0043】次に、固有データ、入口データ、経由デー
タから成る起動レスポンスを受信した第1のアンテナ部
は、新たな車両が出口料金所を通過中であると判断し
て、有効期限(1996年2月2日)とIDコード(1
23456)とを有効であると判断した後、固有デー
タ、入り口データ、経由データをコントローラのRAM
に登録し、コントローラは第2のアンテナ部を介して動
作を開始する。他方、次に進入してくる車両を検知する
ため起動コマンドを第1のアンテナ部を介して繰り返し
送信する。
【0044】質問器のコントローラは、入口ICのイン
ターチェンジコード:A111、経由地点:C222、
及び車種:01(普通車)から利用額を2200円と算
定する。そして、出口データであるインターチェンジコ
ード:D444、車種:01、利用額:2200円、及
び応答器を特定するIDコードを動作コマンドとして第
2のアンテナ部を介して応答器へ送信する。
【0045】通常モードのまま第1のアンテナ部から第
2のアンテナ部のビームエリア内に進入した応答器は、
動作コマンドを受信し、受信したIDコード:1234
56と自己のIDコードとが一致しているか判定して一
致しているならば出口データ(インターチェンジコー
ド:D444、車種:01、利用額:2200円)をR
AMに登録して動作レスポンスを返信し、一定時間経過
後消費電力を抑えるために再びパワーセーブモードとな
り待機状態となる。
【0046】第2のアンテナ部は動作レスポンスを受信
して、IDコード:123456の車両との動作シーケ
ンスが終了したことを知り、次の動作開始指示を待つ。
【0047】この様に、2台のアンテナ部に動作を役割
分担することで、従来一連の動作シーケンスが不可能で
あった高速で走行する車両との通信が可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、応答器と、夫々のビームエリア内を通過する応答器
と非接触伝送媒体を介して通信を行う第1及び第2のア
ンテナ部を含む質問器とを備えており、質問器が、更
に、待機中の応答器を起動するべく第1のアンテナ部を
介して第1のコマンドを送信する手段と、応答器が起動
されたことを示す起動レスポンスを受信した際に応答器
に対して所定の動作を命じるべく第2のアンテナ部を介
して第2のコマンドを送信する手段とを含むので、起動
コマンドアクセスと動作コマンドアクセスとを2台のア
ンテナ部へと役割分担することができ、高速で移動する
応答器との動作を実現することができる。これによっ
て、移動体識別装置による運輸や鉄道の運行管理システ
ム、有料道路の料金徴収システムが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる移動体識別装置の一実施例の構
成の概略を示すブロック図である。
【図2】本発明に係わる移動体識別装置の起動コマンド
アクセスの概略を示す説明図である。
【図3】本発明に係わる移動体識別装置の動作コマンド
アクセスの概略を示す説明図である。
【図4】本発明に係わる移動体識別装置の一実施例の第
1のアンテナ部側の起動コマンドアクセスに関する動作
シーケンスの一例を示すフローチャート図である。
【図5】本発明に係わる移動体識別装置の一実施例の第
2のアンテナ部側の動作コマンドアクセスに関する動作
シーケンスの一例を示すフローチャート図である。
【図6】本発明に係わる移動体識別装置の一実施例の応
答器側の動作シーケンスの一例を示すフローチャート図
である。
【図7】本発明に係わる移動体識別装置を有料道路に適
用した実施例を示す説明図である。
【図8】従来の移動体識別装置の動作シーケンスの概略
を示す説明図である。
【符号の説明】
1、2 アンテナ部 3 コントローラ 4 データ処理端末 5 応答器 10 質問器 11、21、51 アンテナ 12、22、53 送受信部 31、52 CPU 32 インタフェース 33、54 ROM 34、55 RAM 35 I/Oインターフェース 36、56 電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 応答器と、夫々のビームエリア内を通過
    する応答器と非接触伝送媒体を介して通信を行う第1及
    び第2のアンテナ部を含む質問器とを備えており、前記
    質問器が、更に、待機中の応答器を起動するべく前記第
    1のアンテナ部を介して第1のコマンドを送信する手段
    と、前記応答器が起動されたことを示す起動レスポンス
    を受信した際に前記応答器に対して所定の動作を命じる
    べく前記第2のアンテナ部を介して第2のコマンドを送
    信する手段とを含むことを特徴とする移動体識別装置。
JP4241870A 1992-09-10 1992-09-10 移動体識別装置 Pending JPH0696291A (ja)

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JP4241870A JPH0696291A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 移動体識別装置

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JP (1) JPH0696291A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006115146A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Fuji Photo Film Co Ltd 画像管理システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006115146A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Fuji Photo Film Co Ltd 画像管理システム

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