JP2002015347A - 路側機、車載機及び料金収受システム - Google Patents

路側機、車載機及び料金収受システム

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JP2002015347A
JP2002015347A JP2000194195A JP2000194195A JP2002015347A JP 2002015347 A JP2002015347 A JP 2002015347A JP 2000194195 A JP2000194195 A JP 2000194195A JP 2000194195 A JP2000194195 A JP 2000194195A JP 2002015347 A JP2002015347 A JP 2002015347A
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roadside
spot beam
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JP2000194195A
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Shinichiro Ueno
進一郎 植野
Kyoya Kimura
恭也 木村
Junji Sato
潤二 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路側機と車載機との間で無線通信をおこなう
路側無線装置において、路側機を閉空間に設置した場
合、路側アンテナから出力される送信電波は種々の構造
物で反射、散乱され、希望しない位置に存在する車載機
と通信できてしまう。 【解決手段】 通信領域41,42,43が走行レーン
6に比して極めて狭い複数のスポットビームアンテナ1
01,102、103のうち、通信状況が最も良いスポ
ットビームアンテナを選択して路側機1と車載機5との
料金収受に関わる情報の無線通信を行うようにすること
ができ、ビル8のようなマルチパスの影響が出やすい状
況においても、車載機5との通信状況が優れた位置にあ
る急峻な指向性を有するスポットビームアンテナを用い
ることが可能となり、料金収受間違いや収受済み車両の
停止などの誤りを防ぐことが実現できると言う有利な効
果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、料金の収受を行う
駐車場等の料金所において、走行する車両を停止させる
事なく、無線通信により通行料金収受手続きを行う料金
収受に関わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、有料道路の料金収受を道路脇の路
側無線装置と車両に搭載した車載無線装置との間で料金
収受手続きに関わる情報を無線通信によりやり取りしな
がら自動的に料金収受するシステム、例えば特開平1−
259484号公報、特開平2−285480号公報、
特開平2−300887号公報などの構成が種々知られ
ている。
【0003】また、このようなシステムを実際の料金所
に配置した場合に、車載機の搭載有無の車両がランダム
に通過する場合や電波伝搬状況による課題を解決するも
のとして、例えば、特開平11−120395号公報、
特開平11−120396号公報、特開平11−120
394号公報や特開平10−261120号公報の構成
が知られている。
【0004】以下、図21を参照し、特開平10−26
1120号公報の記載の自動料金収受システムに関して
説明する。図21において、900はセクタビームアン
テナ、901はブロードビームアンテナ、902は受信
機A、903は受信機B、904は比較器、905はゲ
ート、906は料金収受制御装置、907は車載機から
の送信電波である。セクタビームアンテナ900、ブロ
ードビームアンテナ901、受信機A902、受信機B
903、比較器904、ゲート905、料金収受制御装
置906で路側器を構成する。
【0005】以上の構成で以下その動作を説明する。セ
クタビームアンテナ900及びブロードビームアンテナ
901を有料道路の料金所の近傍、例えば走行レーンの
上部に設置し、走行レーンを通行する車載に搭載されて
いる図示してない車載機と路側機とが双方向に通行料金
に関わる情報をやり取りする。これらのデータから料金
収受制御装置906は、例えば運転手の銀行口座から通
行料金の引き落とし処理を行う事で、自動的に料金収受
処理を実現する事ができる。
【0006】車載機からの送信電波907はセクタビー
ムアンテナ900及びブロードビームアンテナ901で
受波され、セクタビームアンテナ900で受波された電
波は受信機A902で、ブロードビームアンテナ901
で受波された電波は受信機B903に入力される。受信
機A902と受信機B903の出力は、セクタビームア
ンテナ900及びブロードビームアンテナ901で受波
された受信電界強度情報を有する信号、例えば増幅器あ
るいは周波数変換器で構成され、各々同じ増幅率の信号
を出力する。
【0007】比較器904は受信機A902と受信機B
903の電力レベルを比較し、受信機A902の出力が
大きい場合は、ゲート905を制御し、受信機A902
出力を料金収受制御装置906に出力させる。料金収受
制御装置906は受信機A902信号を復調し、必要な
データを入手する事が可能となる。即ち、セクタビーム
アンテナ901の受信レベルの大きい場合のみ、料金収
受制御装置906は信号を得る事が可能となる。
【0008】図22は、セクタビームアンテナ900と
ブロードビームアンテナ901のアンテナ特性を示した
ものであるが、設定する通信領域内ではセクタビームア
ンテナ900のアンテナ利得が大きくなるように、セク
タビームアンテナ900とブロードビームアンテナ90
1にアンテナ特性を持たせる事で、料金収受制御装置9
06は通信領域内にいる車載機とだけから信号を得る事
になる。
【0009】これにより、路側機は、通信領域外に存在
する車載機と通信する事ができなくなり、車載機を搭載
した車両の連続走行時などでの通信の信頼性を高める事
が可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来例の構成
は、特に車両進行方向における車載機からの受波信号レ
ベルと異なる指向特性を有するアンテナで受信しそのレ
ベルを判断することで、車載機が通信領域内にあるかど
うか判断できるもので、より信頼性の高い状況になった
時に、路側機が車載機と通信を開始するため、誤りの少
ない状況で路側機と車載機が通信する事が可能とするも
のである。
【0011】通信領域は、車両のどの位置でも車載機を
搭載可能とするために、幅方向は車の幅以上に設定さ
れ、長さ方向は所定のデータ容量と想定する車速に応じ
て設定される。このような通信領域の限定方法として
は、指向特性を成形したアンテナを、通信領域上空に配
置する事で可能とする。但し、アンテナから出力される
送信電波は、アンテナ直下にある種々の構造物で反射、
散乱されるため、アンテナが有する指向特性から得られ
る分布と実際の受信電界強度分布は異なってしまい、希
望しない位置に存在する車載機と路側機が通信できてし
まう場合があり、結果として種々の誤通信につながる。
【0012】特に、ビルのように天井や側壁などに囲ま
れた建物内に路側機を設置する場合、強めの反射信号が
周囲に存在し、偏波識別を利用したとしても、例えば隣
の路側機と車載機が通信を開始するなど、誤通信の割合
が増えると言う課題を有していた。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、路側機が、送信アンテナと複数のスポット
ビームアンテナとを有し、送信アンテナを走行レーン上
に形成する通信領域が走行レーンの幅程度になるような
指向特性を持たせると共に走行レーン上空に設置し、ス
ポットビームアンテナの指向特性を送信アンテナの指向
特性より絞り込み、各スポットビームアンテナの通信領
域が走行レーンの幅方向に並びかつ送信アンテナの通信
領域をカバーするように各スポットビームアンテナを設
置し、路側機は送信アンテナで応答要求信号を送信し、
この応答要求信号を受信した車載機は応答信号を送信
し、路側機は応答信号を前記複数のスポットビームアン
テナで受信し、各スポットビームアンテナで受信した受
信電界強度から最もレベルの高いスポットビームアンテ
ナを選択し、路側機と車載機との料金収受に関わる情報
の無線通信を行うようにしたもので、通信状況が優れた
位置にある急峻な指向性を有するスポットビームアンテ
ナを用いて車載機と通信することができ誤通信を低減さ
せることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】この課題を解決するために本発明
の請求項1に記載の発明は、路側機が、送信アンテナと
複数のスットビームアンテナとを有し、送信アンテナ
を、走行レーン上に形成する通信領域が走行レーンの幅
程度になるような指向特性を持たせると共に走行レーン
上空に設置し、スポットビームアンテナの指向特性を送
信アンテナの指向特性より絞り込み、各スポットビーム
アンテナの通信領域が走行レーンの幅方向に並びかつ送
信アンテナの通信領域をカバーするように各スポットビ
ームアンテナを設置し、路側機は送信アンテナで応答要
求信号を送信し、この応答要求信号を受信した車載機は
応答信号を送信し、路側機は応答信号を前記複数のスポ
ットビームアンテナで受信し、各スポットビームアンテ
ナで受信した受信電界強度から最もレベルの高いスポッ
トビームアンテナを選択し、路側機と車載機との料金収
受に関わる情報の無線通信を前記選択したスポットビー
ムアンテナを用いて行うようにしたものであり、ビルの
ようなマルチパスの影響が出やすい状況においても、車
載機との通信状況が優れた位置にある急峻な指向性を有
するアンテナを用いることが可能となり、料金収受間違
いや収受済み車両の停止などの誤りを防ぐことが可能と
言う作用を有する。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、第1の
請求項に記載されている構成に対し各スポットビームア
ンテナが形成する通信領域が走行レーンの幅方向に等間
隔に並ぶように設置し、各スポットビームアンテナで受
信した受信電界強度に応じた信号より、各スポットビー
ムの位置をx軸に、受信電界強度信号をy軸に配置し、
複数のx,y情報から最小二乗法などで2次関数に近似
して、yがピークになるxを求め、求めたxの位置に近
いスポットビームアンテナを選択することで、複数のス
ポットビームアンテナで受信した車載機からの信号レベ
ルより最も通信状況の良い位置を推定でき、この推定し
た位置に近いスポっトビームアンテナを選択することが
可能となるため、路側機と車載機との料金収受に関わる
情報の無線通信をビルのようなマルチパスの影響が出や
すい状況においても良好に行え、料金収受間違いや収受
済み車両の停止などの誤りを防ぐことが可能と言う作用
を有する。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、スポッ
トビームアンテナが3個で構成されたものであり、路側
機と車載機との料金収受に関わる情報の無線通信を前記
選択したスポットビームアンテナを用いて行うようにし
たものであり、ビルのようなマルチパスの影響が出やす
い状況においても、車載機との通信状況が優れた位置に
ある急峻な指向性を有するアンテナを用いることが可能
となり、料金収受間違いや収受済み車両の停止などの誤
りを防ぐことが可能と言う作用を有する。
【0017】本発明の請求項5記載の発明は、路側機と
車載機との間で無線通信することで料金収受手続きを行
う料金収受システムであって、路側機は、請求項1乃至
4のいずれか記載の路側機を用いるものである。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、複数の
走行レーンを有した駐車場の料金所において、自走行レ
ーン上に路側機を、隣接走行レーン上に隣接路側機を設
置し、路側機の各高周波回路部の受信電界強度に応じた
信号を比較選択部に出力すると共に隣接路側機内の比較
選択部にも出力し、逆に、隣接路側機の各高周波回路部
の受信電界強度に応じた信号を比較選択部に出力すると
共に路側機内の比較選択部にも出力し、比較選択部の送
受信するスポットビームアンテナの選択法において、隣
接路側機からの受信電界強度に応じた信号を含めて最も
レベルの高い信号を算出し、この信号が隣接路側機から
の信号である場合は、車載機との料金収受に関わる情報
の通信を行わないようにしたものであり、車載機を搭載
した車両の走行レーンを推定することが可能となり、料
金収受間違いや収受済み車両の停止などの誤りを防ぐこ
とが可能と言う作用を有する。
【0019】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6記載の構成で、路側機の比較選択部が最初に路側機の
各高周波回路部から出力される受信電界強度に応じた信
号の中から最もレベルの高い信号を算出し、この信号レ
ベルを隣接路側機の各高周波回路部から出力される受信
電界強度に応じた全ての信号と比較し、いずれか一つの
信号レベルより低い場合は、車載機との料金収受に関わ
る情報の通信を行わないようにしたもであり、より簡便
な方法で車載機を搭載した車両の走行レーンを推定する
ことが可能となり、料金収受間違いや収受済み車両の停
止などの誤りを防ぐことが可能と言う作用を有する。
【0020】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
5乃至7記載の構成で、駐車場などの料金所近傍に設置
された路側機と車両に搭載された車載機との間で駐車料
金に関わる情報を無線通信することで料金収受手続きを
行う料金収受システムにおいて、事前に駐車場事業者が
駐車場利用者に少なくとも利用者ID情報を記憶し発行
した記録媒体と、車載機に前記記録媒体の読取り手段を
有し、車載機は少なくとも前記記録媒体に記憶されてい
る情報を含む料金収受に関わる情報を路側機に通信する
もので、利用者は予め駐車料金算出に必要な情報を書き
込まれた記録媒体を車載機の記録媒体読み取り手段に接
続することで、駐車場の路側機の通信領域を通過するだ
けで駐車料金の収受を行え、利用者の利便性を高めると
共に駐車場事業者は利用者の利便性を高めることで期待
される利用者の確保や駐車場運営の管理経費を節減及び
駐車場事業者が利用者の状況を把握することによるサー
ビスの向上などが可能と言う作用を有する。
【0021】本発明の請求項9記載の発明は、請求項8
記載の構成で、記録媒体が磁気カードで、車載機の記録
媒体読取り手段が磁気カードリーダライタとするもの
で、駐車場事業者は薄型小型な記録媒体を利用者に提供
することができ、利用者の利便性を更に高めると共に駐
車場事業者は利用者の利便性を高めることで期待される
利用者の確保や駐車場運営の管理経費を節減などが可能
と言う作用を有する。
【0022】請求項10記載の発明は、請求項5乃至9
記載の構成で、駐車場などの料金所近傍に設置された路
側機と車両に搭載された車載機との間で駐車料金に関わ
る情報を無線通信することで料金収受手続きを行う料金
収受システムにおいて、事前に駐車場事業者が各駐車場
利用者毎に決定した利用者ID情報と、料金処理装置と
ネットワークシステムと接続された中央制御装置と、ネ
ットワークシステムに接続された複数の入力装置を有
し、中央制御装置が、少なくとも利用者IDと、駐車場
利用者の入力装置からの予約情報と、駐車場入口側の路
側機で得られた利用者の入庫時間情報とからなるデータ
ベースを構築し、中央演算装置が、出口側路側機で得ら
れた利用者ID情報と出庫時間と、前記データベースに
記憶されている情報とから予約に有無に応じて割り引い
た駐車料金を算出するもので、利用者は公衆電話網やイ
ンターネットのようなネットワークシステムから事前に
駐車場を確保することで、駐車場到着時に例えば満杯に
より駐車できなくなるなどの不便を無くすことができま
た駐車料金が割安になると言う利便性があり、駐車場事
業者は利用者の利便性を高めることで期待される利用者
の確保が可能となると言う作用を有する。
【0023】請求項11記載の発明は、請求項5乃至1
0記載の構成で、隣接域または敷地内に駐車場を有する
商店等において、店内の複数のキャッシュレジスタ端末
と中央制御装置と料金処理装置に接続されたLANと、
事前に商店事業者が各利用者毎に決定した利用者ID情
報を記憶し発行した記録媒体と、各キャッシュレジスタ
端末に接続されたユーザ情報入力装置を有し、中央制御
装置がLAN経由で得た少なくとも、ユーザID情報
と、駐車場入口側の路側機から出力される各利用者の入
庫時間情報と、利用者の商品購入時にユーザ情報入力装
置で得た記録媒体に記憶しているユーザID情報と共に
キャッシュレジスタ端末から出力される購入金額情報か
らなるデータベースを構築し、中央演算装置が、出口側
路側機で得られたユーザID情報及び出庫時間情報と前
記データベースに記憶されている情報とから購入金額に
応じて割り引いた駐車料金を算出するもので、商店事業
者は利用者に駐車場入庫時に記録媒体を車載機に接続し
てもらうことで駐車場を利用している利用者の情報を路
側機や料金収受装置とLAN接続された中央制御装置で
得、また店内での購入時に利用者に前記記録媒体を提示
して頂く事で、利用者毎の購入金額情報をLAN接続さ
れたキャッレジスタ端末から得データベース化すること
が出き、このデータベースを検索することで購入金額の
多寡に応じて駐車料金を割引くなどのサービスを瞬時に
行うことができ、利用者の利便性を高め、また利便性を
高めることで期待される利用者の確保が可能となると言
う作用を有する。
【0024】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の構成で、隣接域または敷地内に駐車場を有する商店等
において、駐車場の出口側に複数の走行レーンを有する
出口側料金所と、各走行レーン上に設けた出口側路側機
と、出口側料金所の階上もしくは階下に設けた荷物集積
場を有し、出口側路側機が利用者の駐車場からの出庫時
に車載機との通信により得られたユーザID情報を荷物
集積場に提示し、このユーザID情報から当該利用者が
購入した商品群を選択し、出口側料金所で利用者に受け
渡すと共に、中央演算装置が前記出口側路側機で得られ
たユーザID情報と出庫時間と中央制御装置に記憶して
いるデータベースから駐車料金を算出するもので、利用
者は駐車場出庫時に商店内で購入した商品群を受け取る
ことができると言う利便性を得、商店事業者は利用者の
利便性を高めることで期待される利用者の確保が可能と
なると言う作用を有する。
【0025】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の構成で、出口側路側機を複数の走行レーンを有する出
口側料金所の手前側の駐車場を出庫する車両が通過する
部分に設け、出口側路側機が車載機との通信により得ら
れたユーザID情報を荷物集積場に提示すると共に利用
者に購入商品を受け渡す走行レーンを提示するととも
に、中央演算装置が前記出口側路側機で得られたユーザ
ID情報と出庫時間と中央制御装置に記憶しているデー
タベースから駐車料金を算出するもので、利用者は駐車
場出庫時に商店内で購入した商品群を受け取ることがで
きると言う利便性を得、商店事業者は出口側の路側機の
数を低減することができシステム導入及び維持でのコス
ト低減と利用者の利便性を高めることで期待される利用
者の確保が可能となると言う作用を有する。
【0026】請求項14記載の発明は、請求項10乃至
13記載の構成で、中央制御装置が一定間隔毎に記憶し
ているデータベースの情報から現時点までの全ての利用
者の駐車料金を算出しこの駐車料金情報をデータベース
に付加更新し、料金処理装置が出口側路側機で得られた
ユーザID情報で前記データベースを検索するもので、
中央制御装置の駐車場出庫時に同時に発生する機能か
ら、駐車場利用者の駐車料金の計算を事前させるシステ
ム設計ができ、よりシンプルなシステム構築による開発
コストの低減が可能と言う作用を有する。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図20を用いて説明する。
【0028】(実施の形態1)図1は、実施の形態1で
のビル等に構成された駐車場の入り口側の機器の概略配
置図である。図1に於いて、8は駐車場を内包または駐
車場の入口部分を設けたビルなどの構造物、3はビル8
の側面にある駐車場入口、1は路側機、6は車載機5を
搭載した車両、7は路側機の走行レーンの進行方向側に
設けられた遮断機、75は車両6の運転者に情報を提示
する表示機、41、42、43は路側機1のスポットビ
ームアンテナの送受信領域、2は路側機1の送信アンテ
ナの送信領域である。
【0029】図2は路側機1の概略ブロック構成を示す
図である。図2において、101はアンテナ直下の走行
レーン上に、限定された送受信領域A41を構成するス
ポットビームアンテナAで、151はスポットビームア
ンテナA101に接続された高周波回路部である。高周
波回路部A151において、121はスポットビームア
ンテナA101に接続されサーキュレータ、131はサ
ーキュレータ121に接続された受信部、141はサー
キュレータ121を介し、スポットビームアンテナA1
01に送信信号を出力する送信部である。なお、スポッ
トビームアンテナB102、スポットビームアンテナC
103も同じ回路構成の高周波回路部152、153に
接続されている。
【0030】15は各高周波回路部の受信部131、1
32、133の出力レベルを比較し車載機5との通信で
用いるスポットビームアンテナを選択する比較選択部、
16は受信部131、132、133に接続され受信部
からの出力信号を復調する復調部、17は送信部14
1、142、143に接続され変調信号を出力する変調
部、18は路側機1のタイミング管理や動作制御を行う
制御部、11は送信アンテナ、14は送信アンテナ11
に送信信号を出力する送信部である。9は路側機1の制
御部18に接続された料金処理装置でコンピュータから
構成する。
【0031】201、202、203は受信部131、
132、133の受信電界強度に依存した信号でRSS
I−A、RSSI−B、RSSI−C、211、21
2、213は受信部131、132、133の出力信号
でRX−A、RX−B、RX−C、221、222、2
23は送信部141、142、143への変調信号でT
X−A、TX−B、TX−C、224は送信部14への
変調信号でTX−TRIG、205は比較選択部15の
比較選択結果を示す信号でSlec、206は復調部1
6の復調結果であるDMOD、207は変調部17への
入力信号であるMOD、231、232は復調部16、
変調部17の動作を制御する信号でCont−MOD、
Cont−DMODである。
【0032】スポットビームアンテナ101、102、
103は所望の指向特性を有するアンテナ、例えばアレ
イアンテナやパラボラアンテナで構成し、図1に示すよ
うに送受信領域A41、送受信領域B42、送受信領域
C43が、走行レーンの幅方向に3つ並ぶように走行レ
ーンの上空、例えば天井に配置する。同じように送信ア
ンテナ11も送信領域2が、送受信領域A41と送受信
領域B42と送受信領域C43を包含するように指向特
性を成形したアンテナで構成し走行レーンの上空に設置
する。
【0033】以上のような構成で以下その動作を説明す
る。路側機1の制御部18は、車載機5に対する応答要
求信号をTX−TRIG224を介し送信部14に出力
する事で、応答要求信号が送信領域2に照射される。走
行レーンを移動中の車両6に搭載している車載機5は、
この応答要求信号を受信したら応答信号を路側機1に送
信する。車載機5からの応答信号は、スポットビームア
ンテナA101、スポットビームアンテナB102、ス
ポットビームアンテナC103で受信される。受信部1
31、132、133は、スポットビームアンテナA1
01、スポットビームアンテナB102、スポットビー
ムアンテナC103の受信レベルに応じた信号であるR
SSI−A201、RSSI−B202、RSSI−C
203を比較選択部15に出力する。
【0034】これらの信号より比較選択部15は図3に
示すような比較選択動作を開始する。(1)RSSI−
A201、RSSI−B202、RSSI−C203の
レベルが設定したレベル以上であるかを判断する。設定
したレベルとは送信領域2内の車載機5が規定された送
信電力で送信した場合に、スポットビームアンテナで受
信できる受信電界強度レベルで、車両6のフロントガラ
スや水滴、あるいはワイパーによるレベル低下をマージ
ンとして考慮した値とする。
【0035】(2)3つのレベルが全て設定したレベル
より小さければ、車載機5を搭載した車両6が走行して
いないものとし、(3)それに対応したコードをSle
c205に出力する。(4)いずれか1つが設定したレ
ベル以上であれば、(5)3つの内で一番高いレベルに
対応したスポットビームアンテナを選択し、(6)比較
選択結果としてSlec205に出力する。
【0036】制御部18は、Slec205で指定され
たスポットビームアンテナを選択し車載機5と駐車料金
に関わる情報を送受信する。例えば、スポットビームア
ンテナA101が選択された場合、制御部18はCon
t−MOD232により送信部141だけに変調信号T
X−A221が出力するようにし、またCont−DM
OD231により受信部131の出力信号RX−A21
1を復調部16で復調し制御部18に取り込む事で、ス
ポットビームアンテナA101と車載機5の間で無線に
よる通信が実行される。
【0037】予め車載機5には、車載機5の特有の情報
である車載機ID情報、車種情報、事前に駐車場事業者
とユーザとの間で取り決めたユーザID情報、あるいは
ユーザの銀行口座やクレジット口座情報を記憶させ、ま
たは、記憶したユーザ専用の記録媒体を車載機5に挿入
して置き、路側機1は車載機5との無線通信によりこれ
らの情報を入手する。記録媒体としては、磁気カードや
ICカードで実現できる。
【0038】駐車料金が一律の場合は、制御部18は車
載機5より前記情報を入手すると共に、遮断機7を開け
車両6の入庫を可能とする。また、制御部18は車載機
5から得た情報を料金処理装置9に転送し、料金処理装
置9はこれらの情報に基づき銀行引落とし決裁手法など
により料金収受処理を実施する。路側機1と車載機5と
の通信が正常でない場合や車載機5を搭載してない車両
6の場合は、遮断機7を閉状態にし車両6を停止させる
と共に、別な手段、例えば金銭による料金収受を行う。
【0039】車種や時間に応じて駐車料金が変動する場
合は、図4に示すように入口側に路側機1を出口側に出
口側路側機21を設置し、路側機1と出口側路側機21
の制御部18を料金処理装置9と接続させる。出口側路
側機21の構成は図2に示した路側機1の構成と同じで
ある。路側機1は車載機5から得た情報を料金処理装置
9に転送し、料金処理装置9は入庫時間を付加し図5に
示すような駐車管理リストを作成し記憶する。
【0040】一方、出口側において、出口側路側機21
は車載機5より車載機ID情報またはユーザID情報を
得、料金処理装置9に転送する。料金処理装置9は、出
口側路側機21より転送したきた車載機ID情報または
ユーザID情報及び銀行口座やクレジット口座番号を
得、駐車管理リストを検索し該当車両6の入庫時間や車
種情報を得る事で駐車料金を算出し、例えば銀行引き落
としのような料金収受処理を行う。入口側及び出口側で
の通信が正常な場合は、遮断機7を開け、正常でない場
合や車載機5を搭載してない車両6の場合は遮断機7を
閉状態にし車両6を停止させ、入口側では図示してない
駐車券発行装置により駐車券を発行し、出口側では金銭
等により収受処理を行う。
【0041】車載機5と送受信するスポットビームアン
テナ101、102、103は、送信領域2に比して限
定された領域にだけ送受信ビームを形成させており、ま
た比較選択部15で最も信号レベルの高いアンテナ、即
ち空間的に車載機5と最も近いか、または電波伝搬環境
特性の良いアンテナを選択する事で、周囲の側壁や天井
等のマルチパスの影響を受け難い状態で、路側機1と車
載機5は送受信できるため、信頼性の高い通信が可能に
なる。
【0042】図6は実施の形態1の別な形態を示す概略
配置図で、図1の配置図に対し、送信領域2が形成され
る領域より手前側に、車両6を検知するセンサ、例えば
発光装置44と受光装置45を配置し、この出力を制御
部18に入力したものである。
【0043】以上の構成で以下その動作を説明する。制
御部18は、発光装置44と受光装置45により車両6
が路側機1に近づいた事を検出し、検出した場合だけ送
信部14を動作させ応答要求信号を送信する事で路側機
1の消費電力を削減する事ができる。
【0044】図7は実施の形態1の更に別な形態を説明
するための路側機1の概略ブロック図で、図2と異なる
部分は、送信アンテナ11、送信部14が無い点であ
る。
【0045】以上のような構成で以下その動作を説明す
る。図2の構成の説明とは異なり、路側機1の制御部1
8は車載機5に対する応答要求信号をTX−A221、
TX−B222、TX−C223を介し送信部141、
142、143に出力する事で、スポットビームアンテ
ナA101、スポットビームアンテナB102、スポッ
トビームアンテナC103から応答要求信号を同時に走
行レーンに照射する。この後の動作は図2の構成の説明
と同じ動作を行い、路側機1は車載機5と駐車に関わる
情報を得、自動的に料金を収受する事が可能となる。
【0046】以上の説明では、比較選択部15での選択
動作を受信部131、132、133の受信電界強度信
号であるRSSI−A201、RSSI−B202、R
SSI−C203で実施していたが、受信部131、1
32、133の出力信号であるRX−A、RX−B、R
X−C、211、212、213を復調部16で各々復
調し、正しく復調できた受信部出力に関わるスポットビ
ームアンテナを選択しても良い。また、複数の受信部の
出力信号が正しく復調された場合は、正しく復調された
受信部の受信電界強度信号だけを比較選択部15で比較
しスポットビームアンテナを選択しても良い。
【0047】また、上記説明では、ユーザ専用のICカ
ードに銀行口座やクレジット口座情報を記憶させていた
が、これらの情報はセキュリティの関係から料金処理装
置9にデータベースとして記憶させて、路側機1あるい
は出口側路側機21で得られた車載機ID情報やユーザ
ID情報から変換しても良い。
【0048】また、車載機5として、例えば自動料金収
受システムのような別な料金収受システム用の車載機を
流用し、このシステムで使用しているICカードから車
載機やユーザに関する情報を得てもよい。この場合、予
め駐車場事業者とユーザとの間で取り決めたユーザID
情報あるいはユーザの銀行口座やクレジット口座情報を
データベース化して、料金処理装置9に記憶させ、路側
機1で得られた車載機情報から、駐車場管理が必要とす
るユーザID情報に変換することでユーザ専用の記録媒
体を使用した事と同じになる。
【0049】更に、図8は車載機5の構成を示す概略ブ
ロック図で、51は高周波回路部、52のカードリーダ
ライタ、53はCPU部である。以上の構成で以下その
動作を説明する。カードリーダライタ52は、図示して
いない高速道路の自動料金収受システム用のICカード
と駐車場利用時に使う専用の記録媒体であるカードの両
方を読み取れる構造にする。利用者は、高速道路利用時
と駐車場利用時にカードを入れ替えることで、一つの車
載機5で複数のシステムに対応させることが可能とな
る。
【0050】または、自動料金収受システム用のICカ
ードと同じ規格でユーザ専用のICカードを発行しても
良い。この場合、車載機5は挿入されたICカードに記
憶されているアプリケーション情報に応じて、処理プロ
グラムを変更し各々のシステムに対応させる。従って、
ユーザは1つの車載機5でICカードを変える事で、別
なシステムに対応できるユーザは1つの車載機で複数の
システムに対応できる。
【0051】図9は車載機5の別な構成を示す概略ブロ
ック図で、54は第一のカードリーダライタ、55は第
2のカードリーダライタである。以上のような構成で以
下その動作を説明する。第一のカードリーダライタ54
は、高速道路の自動料金収受システム用のICカードを
読み取れるもので、第二のカードリーダライタ55は駐
車場用の記録媒体である専用カードを読み取れるもので
ある。利用者は、各カードを第一のカードリーダライタ
54と第二のカードリーダライタ55に挿入しておくだ
けで、車載機5が路側機1からの応答要求信号の中から
アプリケーション情報からシステムを同定し、同定した
システムに応じて第一のカードリーダライタ54または
第二のカードリーダライタカード55より必要な情報を
挿入されているカードから得、路側機1との通信に使う
ことが可能となる。
【0052】以上より、ビル8内のようなマルチパスの
影響が出やすい状況においても、路側機1と車載機5が
駐車料金に関わる情報を、マルチパスの影響の出にくい
ビーム形状を絞り込んだアンテナで送受信でき、料金収
受間違いや正常に通信した車両6に対する遮断機7の誤
制御などを防ぐことが可能となる。
【0053】なお、路側機1のスポットビームアンテナ
として3つの構成に関して説明したが、比較選択部15
が上述のような考え方に応じて車載機5と送受信するス
ポットビームアンテナを選択する方式であれば別な構成
でも構わない。
【0054】(実施の形態2)図10は実施の形態2で
の、比較選択部15の動作を示す概略フロー図である。
路側機1の配置や構成は図1及び図2で示したものであ
り、また料金収受に関わる動作は実施の形態1で説明し
たものと同じである。なお、スポットビームアンテナA
101、スポットビームアンテナB102、スポットビ
ームアンテナC103は等間隔に配置する。
【0055】以上のようなフローで以下その動作を説明
する。路側機1の制御部18は実施の形態1で説明した
ように送信領域2の領域に応答要求信号を照射させ、ス
ポットビームアンテナA101、スポットビームアンテ
ナB102、スポットビームアンテナC103で車載機
5からの応答信号を受信させる。
【0056】受信部131、132、13は、受信電界
強度出力RSSI−A201、RSSI−B202、R
SSI−C203を比較選択部15に出力する。比較選
択部15は、まず最初に、(1)RSSI−A201、
RSSI−B202、RSSI−C203のレベルが実
施の形態1で詳細に説明した設定したレベル以上である
かを判断する。(2)3つのレベルが全てが設定したレ
ベル以下の場合は、車載機5を搭載した車両6が走行し
ていないものとし、(3)それに対応したコードをSl
ec205に出力する。
【0057】(4)いずれか1つ以上が設定したレベル
以上であれば、3つの受信電界強度出力レベルを受信し
たスポットビームアンテナの位置による関数、即ち、ス
ポットビームアンテナの位置をx軸に、受信電界強度出
力レベルをy軸に配置し、(式1)y=αx2+βx+
γ (α<0)における(5)α、β、γを求める。
次に、比較選択部15は、求めた2次関数より、(6)
yがピークとなるxの位置を算出する。
【0058】次に、比較制御部15は(7)求めたピー
ク位置に最も近いスポットビームアンテナを選択し、
(8)それに対応したコードをSlec205に出力す
る。
【0059】以下、制御部18はSlec205に対応
したスポットビームアンテナを用い、実施の形態1で詳
細に説明したような動作で料金収受処理を行う。
【0060】なお、走行レーンの幅方向における車載機
5の位置によっては、スポットビームアンテナでの受信
電界強度が受信部で得られる感度以下、即ちノイズレベ
ル以下になる場合が想定される。このような値を用いて
図8のようなフローでピーク位置を算出すると大きな誤
差成分を含む。従って、各々の受信電界強度出力RSS
I−A201、RSSI−B202、RSSI−C20
3がノイズレベル以上であるか判断をしても良い。この
場合、2つの値がノイズレベル以上であれば、この2つ
の値のうち高い方を、また1つだけがノイズレベル以上
であればあおの受信電界恭ぢ出力に対応したスポットビ
ームアンテナを選択結果としてSlec205に出力し
ても良い。
【0061】なお、上記説明では、入口側の動作に関し
て説明したが、実施の形態1で説明したように出口側に
も同じような構成の機器群を設置し、料金収受処理を実
施しても良い。
【0062】また、路側機1のスポットビームアンテナ
として3つの構成に関して説明したが、比較選択部15
が上述のような考え方に応じて車載機5と送受信するス
ポットビームアンテナを選択する方式であれば別な構成
でも構わない。この場合、比較選択部では最小2乗法等
で2次関数に近似することで、yがピークになるxの位
置を算出することができる。
【0063】以上より、ビル内のようなマルチパスの影
響が出やすい状況においても、路側機1と車載機5が駐
車料金に関わる情報を、マルチパスの影響の出にくいビ
ーム形状を絞り込んだアンテナで送受信でき、料金収受
間違いや正常に通信した車両6に対する遮断機7の誤制
御などを防ぐことが可能となる。
【0064】(実施の形態3)図11は実施の形態3で
のビル等に構成された駐車場の入り口側の機器の概略配
置図である。図1と異なる点は、路側機1の隣に隣接路
側機19を設け、入口側のレーン数を増大させている点
である。図12は路側機1及び隣接路側機19の概略ブ
ロック構成を示す図で、同一機能を有するものは同一の
番号をつけている。図12において、301、302、
303は隣接路側機19の各受信部からの受信電界強度
出力で、各々RSSI−NA、RSSI−NB、RSS
I−NC、304は路側機1と隣接路側機19の動作タ
イミングを同期させるための同期タイミング生成部で、
路側機1及び隣接路側機19の制御部18に接続されて
いる。
【0065】路側機1及び隣接路側機19のより詳細な
ブロック構成は基本的に図2に示した構成と同じである
が、路側機1のRSSI−A201、RSSI−B20
2、RSSI−C203を隣接路側機19の比較制御部
15に接続させると共に、隣接路側機19のRSSI−
NA301、RSSI−NB302、RSSI−NC3
03を路側機1の比較選択部15に接続させている。
【0066】以上のような構成で以下その動作を説明す
る。路側機1の制御部18は同期タイミング生成部30
4の制御信号に同期し、実施の形態1で説明したよう
に、送信領域2の領域に応答要求信号を照射させ、スポ
ットビームアンテナA101、スポットビームアンテナ
B102、スポットビームアンテナC103で車載機5
からの応答信号を受信させる。受信部131、132、
133の受信電界強度出力RSSI−A201、RSS
−B202、RSSI−C203を比較選択部15に入
力される。同期タイミング生成部18の同期信号に応
じ、隣接路側機19の3つのスポットビームアンテナに
対応した受信部は、受信電界強度出力RSSI−NA3
01、RSS−NB302、RSSI−NC303を路
側機1の接続部18に出力する。
【0067】比較選択部15は、図13に示すようなフ
ローで比較選択動作を開始する。まず、第1の実施例で
説明したように、(1)RSSI−A201、RSS−
B202、RSSI−C203のレベルと設定したレベ
ルと比較し、(2)いずれか1つ以上が設定したレベル
以上であれば、(3)3つの内で一番高いレベルを求め
る。次に、(4)この最大のレベルと隣接隣接路側機1
9からの3つの受信電界強度レベルと各々比較し、
(5)全てに対して高ければ、(6)このレベルの受信
電界強度出力を比較選択結果として対応したコードをS
lec205に出力する。
【0068】(7)隣接路側機19のいずれかの受信電
界強度レベルの方が高い場合は、車載機5を搭載した車
両6は自走行レーンを通行していないと判断し、(8)
路側機1が通信を行わない事を指示するコードをSle
c205に出力し、このコードを受けた制御部18は該
当の車載機5との通信を行わないようにする。なお、具
体的な料金収受処理は実施の形態1で説明した方法によ
り実施する。
【0069】このようにする事で、例えば、送信アンテ
ナ11から照射した応答要求信号が、走行車両や壁、天
井などで複雑に反射し、隣接レーンを走行している車両
に搭載している車載機が誤応答した場合でも、この応答
信号を路側機1及び直上の隣接路側機19の複数のスポ
ットビームアンテナで受信し比較する事で、車載機5の
走行レーンを特定する事が可能となる。
【0070】上記の動作を同期タイミング制御部304
は、路側機1と隣接路側機19で時分割に交互に動作さ
せる事で、2つの走行レーンを移動する車両6に対する
料金収受処理を実施する事が可能となる。
【0071】なお、実施の形態2で説明したフローで比
較選択部15は、スポットビームアンテナの選択をして
も構わない。また、上記説明では、入口側の動作に関し
て説明したが、実施の形態1で説明したように出口側に
も同じような構成の機器群を設置し、料金収受処理を実
施しても良い。
【0072】また、スポットビームアンテナとして3つ
の構成に関して説明したが、比較選択部15が上述のよ
うな考え方に応じて車載機5と送受信するスポットビー
ムアンテナを選択する方式であれば別な構成でも構わな
い。
【0073】以上のように実施の形態3によれば、ビル
内のようなマルチパスの影響が出やすくかつ複数の走行
レーンを有するような形態の駐車場において、複数の走
行レーン毎に路側機を設け、比較選択部15で受信電界
強度信号RSSI−A201、RSSI−B202、R
SSI−C203と隣接走行レーンの隣接路側機19の
受信電界強度信号RSSI−NA301、RSSI−N
B302、RSSI−NC303のレベルを比較する事
で、車載機5を搭載した車両6が走行しているレーンを
特定する事ができる。
【0074】即ち、駐車場の入口を多数設けることで、
ユーザの駐車場入庫時間を短縮できるサービスを付加す
ると共に、料金収受間違いや正常に通信した車両6に対
する遮断機7の誤制御などを防ぐことが可能となる。
【0075】(実施の形態4)図14は実施の形態4の
料金収受システムの構成を表す図である。図14におい
て、1及び21は、実施の形態1乃至3で説明した路側
機で、図4で示したように駐車場50の入口側と出口側
に設置されている。81は中央制御装置で、31はネッ
トワーク、30はネットワーク31に接続された入力装
置である。中央制御装置81はコンピュータから構成し
ネットワーク31や料金処理装置9に接続されている。
ネットワーク31としては既存の公衆電話網やインター
ネット網で実現でき、また入力装置としては、電話やモ
デムを介したコンピュータまたはコンピュータで実現で
きる。中央制御装置81は、予約に関する処理及び駐車
料金の割引きを行う。
【0076】以上のような構成で以下その動作を説明す
る。予約処理はユーザが事前に駐車スペースの予約を可
能とするサービスである。具体的には、ユーザが入力装
置30により駐車場50の中央制御装置81に通知する
事で可能とする。通知する内容としては、例えば入庫予
定時間、車載機5に予め記憶している車載機ID情報
や、あるいは事前に駐車場事業者とユーザとの間で取り
決めたユーザID情報などである。
【0077】これらの情報をネットワーク31を介し得
た中央制御装置81は、駐車スペースの空きがあればこ
れを予約とし、入庫時間までは他車両6の駐車を拒否す
ると共に、予約できた事を入力装置30を介しユーザに
通知する。中央制御装置81は図15に示すような予約
情報の一覧である予約リストを作成しメモリに記憶する
と共に、別なユーザから予約が成されればこの予約リス
トを更新する。また、同一ユーザから再度予約された場
合は、後の予約を無視する、あるいは最新の予約に更新
するなどの処理を行えば良い。
【0078】次に入口側処理について説明する。予約し
たユーザが駐車場50に入場する際、入口側の路側機1
は、実施の形態1乃至3で詳細に説明したように無線通
信により必要なデータのやり取りを行い、車載機5から
ユーザID情報を得、中央制御装置81に転送する。中
央制御装置81は、ユーザID情報と予約リストと照合
し、合致している場合、即ち予約しているユーザであれ
ば、予約した駐車スペースの位置を遮断機7近傍に設置
した表示機75に表示する、あるいは路側機1から車載
機5にこの情報を送信する事で、音声や車載機5に接続
された車内の表示部によりユーザに通知する。
【0079】また、中央制御装置81は、当該車両6が
予約して入庫した車両6である事を料金処理装置9に通
知し、料金処理装置9は図16に示すような駐車管理リ
ストを作成し記憶すると共に、入庫車両6の予約情報を
予約リストから消去する。この駐車管理リストは図5に
示す駐車管理リストに予約の有無や駐車料金の割引率を
付加したものである。
【0080】予約リストに一致するユーザID情報が無
い場合は、中央制御装置81は非予約者として料金処理
装置9に通知し、料金処理装置9は非予約者として駐車
管理リストを更新する。入口側処理が終了したら、料金
処理装置9は遮断機7を制御し車両6の入庫を可能とす
る。中央制御装置81は、予約時間を超えても該当車両
6が入庫しない場合は、予約リストから予約情報を削除
しても良い。
【0081】出口側処理は、実施の形態1乃至3で詳細
に説明したように、出口側路側機21で車載機5よりユ
ーザID情報を得、料金処理装置9に出力する。料金処
理装置9は得られたユーザID情報により中央演算装置
81に記憶している図16の駐車管理リストを検索し、
該当車両6の入庫時間や予約の有無情報を得、駐車料金
を算出し収受処理する。例えば、車両6が予約してから
入庫した車両であれば、予め決められた率で駐車料金を
割引き料金収受処理を行う。
【0082】あるいは、料金処理装置9は得られたユー
ザID情報を中央演算装置81に出力し、中央演算装置
81はユーザID情報と記憶している駐車管理リストか
ら駐車料金を算出し、料金処理装置9に料金情報を返送
しても良い。更に、中央演算装置81は、一定間隔、例
えば10分毎に駐車管理リストの全ての車両の現時点で
の駐車料金を計算し駐車管理リストに料金情報を更新記
憶することで、料金処理装置9は得られたユーザID情
報から直接該当車両6の駐車料金を得る事ができる。
【0083】なお、上記説明では車載機5からのユーザ
ID情報でデータベースを検索していたが、車載機5の
特有情報である車載機情報で実施しても構わない。具体
的には、中央制御装置81は車載機情報とユーザID情
報の相関リストを作成し、車載機5から得た車載機情報
に基づきユーザID情報を検索し予約リストを作成して
も良い。このようにする事で、予め駐車場50の事業者
とユーザとが取り決めたユーザID情報を車載機5に記
憶させる必要がなくなり、車載機5の汎用性を保つ事が
可能となる。即ち、同じ車載機5で異なった事業者が運
営する駐車場を利用する事や例えば追えば自動料金収受
システムのような他のシステムを利用する事が可能とな
る。
【0084】また、駐車場50の利用時間に応じて割引
き率を変えても良い。即ち、一般的に駐車場50の稼動
率の悪い時間帯の駐車料金の低くする事で、ユーザは低
料金で駐車場が利用でき、かつ駐車場事業者は稼動率の
悪い時間帯でのユーザを確保する事ができる。
【0085】また、ユーザの駐車場50の日頃の利用状
況に応じ割引き率を変えても良い。即ち、利用頻度の多
いユーザの駐車料金を低くする事で、ユーザは特定の駐
車場50を繰返し利用し、駐車場事業者は特定のユーザ
を確保する事ができる。また、中央演算装置81と料金
処理装置9の機能を一括し1台のコンピュータ装置で実
現しても良い。
【0086】以上ように実施の形態4によれば、ユーザ
は事前に目的とする場所の駐車スペースを確保できると
共に駐車料金を低くする事ができ、また駐車場事業者は
予約や駐車料金の割引きにより近隣の駐車場との差別化
したサービスが提供でき、結果としてユーザを確保する
事が可能となる。即ち、ユーザと駐車場事業者の両方に
メリットを持たせたシステムを実現できる。
【0087】(実施の形態5)図17は実施の形態5の
料金収受システムの構成を表す図である。図17におい
て、60は店舗で、61は店舗60内の各キャッシュレ
ジスタ端末64に接続されたユーザ情報入力装置、62
は記録媒体、65キャッシュレジスタ端末64や中央演
算装置81、料金処理装置9の情報を伝送するLANで
ある。駐車場50は店舗60専用の駐車場である。例え
ば、ユーザ情報入力装置61はバーコードリーダ、磁気
レーダやICカードリーダなどで構成し、記録媒体62
は、ユーザ情報入力装置61の情報読取り方式に応じた
樹脂系のカードで構成する。
【0088】以上のような構成で以下その動作を説明す
る。店舗60を利用するユーザは、実施の形態4で説明
したように、店舗60の経営者との間でユーザID情報
を取り決め、このユーザID情報を記憶している記録媒
体62を発行してもらう。店舗60を利用するユーザが
車両6で駐車場50に入庫する場合、実施の形態1乃至
3に記載したように、路側機1は車載機5からユーザI
D情報を得、正常に通信が終了した場合は制御部18に
より遮断機7を開け車両6の入庫を許可すると共に、ユ
ーザID情報を中央演算装置81に転送する。
【0089】中央演算装置81は、駐車場50に入庫し
たユーザのユーザID情報を用い全てのユーザID情報
が記憶されているユーザID情報データベースを検索
し、図18に示すユーザID情報、入庫時間、購入金額
情報などから構成された来訪リストを構築する。来訪者
リストは図16に示す駐車管理リストに店舗60でユー
ザが購入した商品の購入総額情報を付加したものであ
る。中央演算装置81は別な車両6が駐車場50に入庫
する毎にこの来訪者リストを更新する。
【0090】店舗60で商品を購入したユーザは、精算
時に記録媒体62を店員に渡し、店員は精算処理をする
と共にユーザ情報入力装置61により記録媒体62より
ユーザID情報を読取り購入金額情報と共に中央演算装
置81に転送する。中央演算装置81は、来訪者リスト
の該当するユーザID情報を検索し購入金額情報を記憶
する。更に、ユーザが異なる商品を購入した場合も同じ
ようにユーザID情報と購入金額情報が中央演算装置8
1に転送され、既に記憶された購入金額情報に加算し再
度記憶する。
【0091】ユーザが駐車場50から出庫する場合、出
口側路側機21にて車載機5からユーザID情報を得、
料金処理装置9は得られたユーザID情報から中央演算
装置81に記憶されている来訪者リストを検索し、ユー
ザの購入金額と入庫時間を得、入庫時間から駐車時間を
算出すると共に購入金額総額値より割引き率を求める事
で車両6の駐車料金を算出し実施の形態1乃至3に説明
した方法もしくは金銭により駐車料金を収受する。
【0092】あるいは、実施の形態4で説明したよう
に、中央演算装置81で駐車料金を算出し、料金処理装
置9に返送しても良い。車載機5を搭載してない車両6
に関しては、従来のように金銭による収受を行う。
【0093】駐車料金の割引としては、例えば、購入金
額総額がA円までは駐車1時間を無料とし、B円までは
2時間を無料とするなどのユーザサービスを施す場合に
おいても、出口側料金所にて出口路側機21及び料金処
理装置9、中央演算装置81にて瞬時に複雑な駐車料金
の精算に柔軟に対応する事ができる。
【0094】上記説明では車載機5からのユーザID情
報でデータベースを検索していたが、車載機5の特有情
報である車載機情報で実施しても構わない。具体的に
は、中央制御装置81は車載機情報とユーザID情報の
相関リストを作成し、車載機5から得た車載機情報に基
づきユーザID情報を検索し予約リストを作成しても良
い。このようにする事で、予め駐車場50の事業者とユ
ーザとが取り決めたユーザID情報を車載機5に記憶さ
せる必要がなくなり、車載機5の汎用性を保つ事が可能
となる。即ち、同じ車載機5で異なった事業者が運営す
る駐車場を利用する事が可能となる。
【0095】なお、実施の形態4で説明した、駐車場5
0の事前予約と連動させ、予約車両6の駐車料金を更に
割り引くサービスを行っても良い。また、中央演算装置
81と料金処理装置9の機能を一括し1台のコンピュー
タ装置で実現しても良い。
【0096】以上のように実施の形態5によれば、ユー
ザは店舗60での購入金額に応じた割引きサービスを精
算時に記録媒体62を提示することで、従来のようにユ
ーザが提示する領収書等と入庫時間が記載された駐車券
により料金所の担当者が判断する場合に比して、出口側
の処理時間が短縮され、ユーザは速やかに駐車場50か
ら出庫できる。また店舗60の経営者にとっては、差別
化されたサービスを提供によりユーザを確保することが
できると共に、駐車券の発行に伴う設備導入維持費用の
削減や出口側駐車料金精算担当者の管理コストの削減を
実現することが可能となるなどのユーザと店舗60の経
営者の両方にメリットを持たせたシステムを実現でき
る。
【0097】(実施の形態6)図19は実施の形態6の
料金収受システムである駐車場50の出口側の構成を示
す図である。図19において、801は複数設けた出口
側の走行レーン、802は各走行レーン801に設けら
れた出口側路側機、804は各走行レーン横に設けられ
た荷物受渡し位置、805は駐車スペース、806は出
口である。なお、図示していないが、図19の出口側料
金所の階上もしくは階下には荷物集積場を設け、各荷物
受渡し位置804に所望の荷物を、図示していないベル
トコンベアあるいはエレベータあるいはスロープにより
移動させる。その他の構成は、実施の形態5で説明した
構成と同じである。
【0098】以上のような構成で以下その動作を説明す
る。実施の形態5で説明したようにユーザは駐車場50
に車両6を入庫させると共に店舗60で商品を購入し、
精算時に記録媒体62を提示し、ユーザ情報入力装置6
1によりユーザID情報が読取られ購入金額情報と共に
中央演算装置81内の来訪データベースを更新する。購
入した商品はユーザの希望に応じユーザID情報が判る
形態で、例えばタグを貼付する電子的なタグを付けるな
どして荷物集積場に転送される。荷物集積場では、ユー
ザID情報毎に商品をまとめておく。
【0099】車両6を出口側料金所に移動させたユーザ
は、いずれかの走行レーン801で停止し、出口側路側
機802と実施の形態5で説明したような通信を行い駐
車場料金の収受を行うと共に、出口側路側機802また
は料金処理装置9または中央演算装置81より荷物集積
場に、走行レーン801に停止しているユーザのユーザ
ID情報を通知する。荷物集積場では通知されたユーザ
ID情報に応じ購入した商品群を該当する走行レーン8
01の荷物受渡し位置804に移動させ、ユーザはこれ
らの商品群を受け取り車両6を出庫する。
【0100】図20は実施の形態5の別な形態を示す図
である。図20において図19と異なる部分は、走行レ
ーン801上の出口側路側機802を無くし、走行レー
ンに手前側に出口側路側機803を設けた事である。
【0101】以上のような構成で以下その動作を説明す
る。車両6を出口側料金所に移動させたユーザは、実施
の形態5で説明したような方式により出口側路側機80
3により駐車料金を収受される。中央演算装置81は車
載機5から得られたユーザID情報により荷物集積場に
ユーザが受け取るべき商品群が存在するかどうか判断
し、有る場合は出口側路側機803を介し表示機7に複
数ある走行レーン801の内いずれかに移動することを
指示する表示を行うと共に、荷物集積場に該当のユーザ
ID情報と移動指示した走行レーン801の情報を通知
する。
【0102】荷物集積場では通知された情報に応じ、購
入した商品群を該当する走行レーン801の荷物受渡し
位置804に移動させ、ユーザはこれらの商品群を受け
取り車両6を出庫する。これによりユーザが車両6を走
行レーン801に移動させる前に、荷物集積場に商品群
の移動を指示でき、ユーザの出庫時間を短縮する事が可
能となる。
【0103】上記説明では、走行レーン801毎に荷物
受渡し位置804を設置する構成にしたが、幾つかの走
行レーン801には荷物受渡し位置804を設けず、受
け取る荷物の無いユーザの専用レーンにしても良い。
【0104】また、車載機5からのユーザID情報でデ
ータベースを検索していたが、車載機5の特有情報であ
る車載機情報で実施しても構わない。具体的には、中央
制御装置81は車載機情報とユーザID情報の相関リス
トを作成し、車載機5から得た車載機情報に基づきユー
ザID情報を検索し予約リストを作成しても良い。この
ようにする事で、予め駐車場50の事業者とユーザとが
取り決めたユーザID情報を車載機5に記憶させる必要
がなくなり、車載機5の汎用性を保つ事が可能となる。
即ち、同じ車載機5で異なった事業者が運営する駐車場
を利用する事が可能となる。
【0105】なお、実施の形態4で説明した、駐車場5
0の事前予約と連動させ、予約車両6の駐車料金を更に
割り引くサービスを行っても良い。また、中央演算装置
81と料金処理装置9の機能を一括し1台のコンピュー
タ装置で実現しても良い。
【0106】更に、駐車場50出口での荷物の受渡しサ
ービスに対する料金を店舗60の経営者は付加しても良
く、例えば駐車場料金に上乗せして料金収受しても良
い。更に、受け渡す荷物の個数に応じて料金を設定して
も良い。
【0107】以上のように実施の形態6によれば、ユー
ザは店舗60で購入した商品を店舗60内で持ち運ぶ事
がなく駐車場50の出口において受け取る事が可能とな
り、ユーザは利便性の良いサービスを受ける事が可能に
なり、また店舗60の経営者にとっては、差別化された
サービスの提供によりユーザを確保することができるな
どのユーザと店舗60の経営者の両方にメリットを持た
せたシステムを実現できる。
【0108】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通信領域
が走行レーンに比して狭い複数のスポットビームアンテ
ナのうち、通信状況が最も良いスポットビームアンテナ
を選択して路側機と車載機との料金収受に関わる情報の
無線通信を行うようにすることができ、ビルのようなマ
ルチパスの影響が出やすい状況においても、車載機との
通信状況が優れた位置にある急峻な指向性を有するスポ
ットビームアンテナを用いることが可能となり、料金収
受間違いや収受済み車両の停止などの誤りを防ぐことが
実現できると言う有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における自動料金収受シ
ステムの概略図
【図2】本発明の一実施の形態における路側機の概略ブ
ロック図
【図3】本発明の一実施の形態におけるスポットビーム
アンテナ選択方式を説明するためのフローチャ―ト
【図4】本発明の一実施の形態における自動料金収受シ
ステムの構成を示す図
【図5】本発明の一実施の形態におけるデータベースで
ある駐車管理リストを説明するための図
【図6】本発明の一実施の形態における自動料金収受シ
ステムの概略図
【図7】本発明の一実施の形態における路側機の概略ブ
ロック図
【図8】本発明の一実施の形態における車載機の概略ブ
ロック図
【図9】本発明の一実施の形態における車載機の概略ブ
ロック図
【図10】本発明の一実施の形態におけるスポットビー
ムアンテナ選択方式を説明するためのフローチャ―ト
【図11】本発明の一実施の形態における自動料金収受
システムの概略図
【図12】本発明の一実施の形態における路側機及び隣
接路側機の接続を示す図
【図13】本発明の一実施の形態におけるスポットビー
ムアンテナ選択方式を説明するためのフローチャ―ト
【図14】本発明の一実施の形態における自動料金収受
システムの概略図
【図15】本発明の一実施の形態におけるデータベース
である予約リストを説明するための図
【図16】本発明の一実施の形態におけるデータベース
である駐車管理リストを説明するための図
【図17】本発明の一実施の形態における自動料金収受
システムの概略図
【図18】本発明の一実施の形態におけるデータベース
である来訪リストを説明するための図
【図19】本発明の一実施の形態における自動料金収受
システムの概略図
【図20】本発明の一実施の形態における自動料金収受
システムの概略図
【図21】従来の一実施の形態における自動料金収受シ
ステムを説明するための図
【図22】従来の一実施の形態における自動料金収受シ
ステムを説明するための図
【符号の説明】
1 路側機 2 通信領域 3 駐車場入口 5 車載機 6 車両 7 遮断機 8 ビル 9 料金処理装置 11 送信アンテナ 14 送信部 15 比較選択部 16 復調部 17 変調部 18 制御部 19 隣接路側機 21 出口側路側機 30 入力装置 31 ネットワーク 41 送受信領域A 42 送受信領域B 43 送受信領域C 44 発光装置 45 受光装置 50 駐車場 51 高周波回路部 52 カードリーダライタ 53 CPU部 54 第一のカードリーダライタ 55 第二のカードリーダライタ 60 店舗 61 ユーザ情報入力装置 62 記録媒体 64 キャッシュレジスタ端末 65 LAN 81 中央制御装置 101 スポットビームアンテナA 102 スポットビームアンテナB 103 スポットビームアンテナC 121 サーキュレータ 122 サーキュレータ 123 サーキュレータ 131 受信部 132 受信部 133 受信部 141 送信部 142 送信部 143 送信部 151 高周波回路部 152 高周波回路部 153 高周波回路部 304 同期タイミング生成部 801 走行レーン 802 出口側路側機 803 出口側路側機 804 荷物受渡し位置 805 駐車スペース 806 出口 900 セクタビームアンテナ 901 ブロードビームアンテナ 902 受信機A 903 受信機B 904 比較器 905 ゲート 906 料金収受制御装置 907 送信電波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 潤二 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 Fターム(参考) 3E027 EA03 EB01 EB05 EC06 EC07 EC08 5H180 AA01 BB04 CC12 DD02 EE10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信アンテナと複数のスポットビームア
    ンテナとを有し、前記送信アンテナを、走行レーン上に
    形成する通信領域が走行レーンの幅程度になるような指
    向特性を持たせると共に走行レーン上空に設置し、前記
    スポットビームアンテナの指向特性を前記送信アンテナ
    の指向特性より絞り込み、前記各スポットビームアンテ
    ナの通信領域が走行レーンの幅方向に並びかつ前記送信
    アンテナの通信領域をカバーするように前記各スポット
    ビームアンテナを設置し、 送信アンテナで応答要求信号を送信し、この応答要求信
    号に対応する車載機からの応答信号を前記複数のスポッ
    トビームアンテナで受信し、各スポットビームアンテナ
    で受信した受信電界強度から最もレベルの高いスポット
    ビームアンテナを採用することを特徴とする路側機。
  2. 【請求項2】 送信アンテナと複数のスットビームアン
    テナと、各スポットビームアンテナに接続された複数の
    高周波回路部と、各高周波回路部の受信電界強度に応じ
    た信号を入力し最も高いレベルの受信電界強度を比較選
    択する比較選択部と、各高周波回路部の出力である受信
    信号を入力し指定された高周波回路部の出力信号を復調
    する復調部と、各高周波回路部に接続し指定された高周
    波回路部へ送信信号を出力する変調部と、比較選択部の
    出力により、復調部で復調する高周波回路部及び送信信
    号を出力する高周波回路部の指定を行う制御部とを有
    し、 前記送信アンテナを、走行レーン上に形成する通信領域
    が走行レーンの幅程度になるような指向特性を持たせる
    と共に走行レーン上空に設置し、前記スポットビームア
    ンテナの指向特性を送信アンテナの指向特性より絞り込
    み、前記各スポットビームアンテナの通信領域が走行レ
    ーンの幅方向に並びかつ前記送信アンテナの通信領域を
    カバーするように前記各スポットビームアンテナを設置
    し、 前記送信アンテナで応答要求信号を送信し、この応答要
    求信号に対応する車載機からの応答信号を前記複数のス
    ポットビームアンテナで受信し、前記比較選択部で各ス
    ポットビームアンテナで受信した受信電界強度から最も
    レベルの高いスポットビームアンテナを選択することを
    特徴とする路側機。
  3. 【請求項3】 各スポットビームアンテナが形成する通
    信領域が走行レーンの幅方向に等間隔に並ぶように設置
    し、 前記各スポットビームアンテナからの受信電界強度に応
    じた信号より、各スポットビームの位置をx軸に、受信
    電界強度信号をy軸に配置し、複数のx,y情報から最
    小二乗法などで2次関数に近似して、yがピークになるx
    を求め、求めたxの位置に近いスポットビームアンテナ
    を採用することを特徴とする請求項1乃至2のいずれか
    記載の路側機。
  4. 【請求項4】 スポットビームアンテナが3個で構成さ
    れた請求項1乃至3のいずれか記載の路側機。
  5. 【請求項5】 路側機と車載機との間で無線通信するこ
    とで料金収受手続きを行う料金収受システムであって、 路側機は、請求項1乃至4のいずれか記載の路側機であ
    って、送信アンテナと複数のスポットビームアンテナと
    を有し、前記送信アンテナで応答要求信号を送信し、 前記応答要求信号を受信した車載機は応答信号を送信
    し、 前記路側機は前記応答信号を前記複数のスポットビーム
    アンテナで受信し、前記各スポットビームアンテナで受
    信した受信電界強度から最もレベルの高いスポットビー
    ムアンテナを採用して、路側機と車載機との料金収受に
    関わる情報の通信を行う料金収受システム。
  6. 【請求項6】 複数の走行レーンを有した駐車場の料金
    所において、 自走行レーン上に請求項2乃至4のいずれか記載の路側
    機を、隣接走行レーン上に請求項2乃至4のいずれか記
    載の隣接路側機を設置し、 路側機の各高周波回路部の受信電界強度に応じた信号を
    比較選択部に出力すると共に隣接路側機内の比較選択部
    にも出力し、 逆に、隣接路側機の各高周波回路部の受信電界強度に応
    じた信号を比較選択部に出力すると共に路側機内の比較
    選択部にも出力し、 比較選択部の送受信するスポットビームアンテナの選択
    法において、隣接路側機からの受信電界強度に応じた信
    号を含めて最もレベルの高い信号を算出し、この信号が
    隣接路側機からの信号である場合は、車載機との料金収
    受に関わる情報の通信を行わないようにした、料金収受
    システム。
  7. 【請求項7】 路側機の比較選択部が、最初に路側機の
    各高周波回路部から出力される受信電界強度に応じた信
    号の中から最もレベルの高い信号を算出し、この信号レ
    ベルを隣接路側機の各高周波回路部から出力される受信
    電界強度に応じた全ての信号と比較し、いずれか一つの
    信号レベルより低い場合は、車載機との料金収受に関わ
    る情報の通信を行わないようにした、請求項6記載の料
    金収受システム。
  8. 【請求項8】 車載機が、事前に駐車場事業者が駐車場
    利用者に少なくとも利用者ID情報を記憶し発行した記
    録媒体の読取り手段を有し、車載機は少なくとも前記記
    録媒体に記憶されている情報を含む料金収受に関わる情
    報を路側機に通信する請求項5乃至7のいずれか記載の
    料金収受システム。
  9. 【請求項9】 車載機が利用者ID情報を記憶し発行し
    た記録媒体を読み取れる手段を含む2種類の記録読み取
    り手段を有する請求項8記載の料金収受システム。
  10. 【請求項10】 駐車場などの料金所近傍に設置された
    路側機と車両に搭載された車載機との間で駐車料金に関
    わる情報を無線通信することで料金収受手続きを行う料
    金収受システムにおいて、 事前に駐車場事業者が各駐車場利用者毎に決定した利用
    者ID情報と、 料金処理装置とネットワークシステムと接続された中央
    制御装置と、 ネットワークシステムに接続された複数の入力装置を有
    し、 中央制御装置が、少なくとも利用者IDと、駐車場利用
    者の入力装置からの予約情報と、駐車場入口側の路側機
    で得られた利用者の入庫時間情報とを有するデータベー
    スを構築し、 中央演算装置が、出口側路側機で得られた利用者ID情
    報と出庫時間と、前記データベースに記憶されている情
    報とから予約に有無に応じて割り引いた駐車料金を算出
    し料金収受する請求項5乃至9のいずれか記載の料金収
    受システム。
  11. 【請求項11】 隣接域または敷地内に駐車場を有する
    商店等において、店内の複数のキャッシュレジスタ端末
    と中央制御装置と料金処理装置に接続されたLANと、
    事前に商店事業者が各利用者毎に決定した利用者ID情
    報を記憶し発行した記録媒体と、各キャッシュレジスタ
    端末に接続されたユーザ情報入力装置を有し、 中央制御装置がLAN経由で得た少なくとも、ユーザI
    D情報と、駐車場入口側の路側機から出力される各利用
    者の入庫時間情報と、利用者の商品購入時にユーザ情報
    入力装置で得た記録媒体に記憶しているユーザID情報
    と共にキャッシュレジスタ端末から出力される購入金額
    情報とを有するデータベースを構築し、 中央演算装置が、出口側路側機で得られたユーザID情
    報及び出庫時間情報と前記データベースに記憶されてい
    る情報とから購入金額に応じて割り引いた駐車料金を算
    出し料金収受する請求項5乃至10記載の料金収受シス
    テム。
  12. 【請求項12】 隣接域または敷地内に駐車場を有する
    商店等において、駐車場の出口側に複数の走行レーンを
    有する出口側料金所と、各走行レーン上に設けた出口側
    路側機と、出口側料金所の階上もしくは階下に設けた荷
    物集積場を有し、 出口側路側機が利用者の駐車場からの出庫時に車載機と
    の通信により得られたユーザID情報を荷物集積場に提
    示し、このユーザID情報から当該利用者が購入した商
    品群を選択し、出口側料金所で利用者に受け渡すと共
    に、 中央演算装置が前記出口側路側機で得られたユーザID
    情報と出庫時間と中央制御装置に記憶しているデータベ
    ースから駐車料金を算出し料金収受する請求項11記載
    の自動料金収受システム。
  13. 【請求項13】 出口側路側機を複数の走行レーンを有
    する出口側料金所の手前側の駐車場を出庫する車両が通
    過する部分に設け、出口側路側機が車載機との通信によ
    り得られたユーザID情報を荷物集積場に提示すると共
    に利用者に購入商品を受け渡す走行レーンを提示すると
    ともに、 中央演算装置が前記出口側路側機で得られたユーザID
    情報と出庫時間と中央制御装置に記憶しているデータベ
    ースから駐車料金を算出し料金収受する請求項12記載
    の自動料金収受システム。
  14. 【請求項14】 中央制御装置が一定間隔毎に記憶して
    いるデータベースの情報から現時点までの全ての利用者
    の駐車料金を算出しこの駐車料金情報をデータベースに
    付加更新し、 料金処理装置が出口側路側機で得られたユーザID情報
    で前記データベースを検索する事で当該利用者の駐車料
    金情報を得、駐車料金収受する請求項10乃至13記載
    の料金収受システム。
  15. 【請求項15】 送信アンテナと複数のスポットビーム
    アンテナとを有する通信装置ついて、前記送信アンテナ
    を、走行レーン上に形成する通信領域が走行レーンの幅
    程度になるような指向特性を持たせると共に走行レーン
    上空に設置し、前記スポットビームアンテナの指向特性
    を前記送信アンテナの指向特性より絞り込み、前記各ス
    ポットビームアンテナの通信領域が走行レーンの幅方向
    に並びかつ前記送信アンテナの通信領域をカバーするよ
    うに前記各スポットビームアンテナを設置することを特
    徴とするアンテナ設置方法。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至4のいずれか記載の路側
    機と無線通信する車載機であって、少なくとも利用者I
    D情報を記憶し発行した記録媒体の読取り手段を有し、
    少なくとも前記記録媒体に記憶されている情報を含む料
    金収受に関わる情報を路側機に通信する車載機。
  17. 【請求項17】 車載機が利用者ID情報を記憶し発行
    した記録媒体を読み取れる手段を含む2種類の記録読み
    取り手段を有する請求項16記載の車載機。
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