JPH0695900B2 - とうもろこしの加工方法及びとうもろこしから味噌を製造する方法 - Google Patents

とうもろこしの加工方法及びとうもろこしから味噌を製造する方法

Info

Publication number
JPH0695900B2
JPH0695900B2 JP2260743A JP26074390A JPH0695900B2 JP H0695900 B2 JPH0695900 B2 JP H0695900B2 JP 2260743 A JP2260743 A JP 2260743A JP 26074390 A JP26074390 A JP 26074390A JP H0695900 B2 JPH0695900 B2 JP H0695900B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corn
fruit
core
skin
miso
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2260743A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04141053A (ja
Inventor
和子 野見山
Original Assignee
和子 野見山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 和子 野見山 filed Critical 和子 野見山
Priority to JP2260743A priority Critical patent/JPH0695900B2/ja
Publication of JPH04141053A publication Critical patent/JPH04141053A/ja
Publication of JPH0695900B2 publication Critical patent/JPH0695900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、馬歯種(阿蘇産在来種)等のように実が硬い
とうもろこしを柔らかく煮る加工方法及びとうもろこし
から味噌を製造する方法に関する。
(ロ)従来の技術 とうもろこしは、脂肪、蛋白質、ビタミンA,B群、ビタ
ミンE、各種の酵素を多く含み、栄養のバランスも良好
である。
また、とうもろこしは、薬草としても使用されており、
その薬効として、とうもろこしの手を4〜10gを煎じて
飲用することによって、腎臓病、脚気等の浮腫みに効き
その他、膀胱炎、胃痛等にもその効用が認められてい
た。
しかし、薬用のとうもろこし(馬歯種)は、主として、
阿蘇地方で採れるものであるが、実が非常に硬く、容易
に食することができないものであった。
そこで、従来、このとうもろこしは、粉状にして、牛等
の飼料に利用されていた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ところが、上記のとうもろこしは、以下のような欠点を
有している。
即ち、この薬用のとうもろこしを食用とする為には、粉
状にして、食するしかなく、従って、調理方法も限られ
たものであった。
そこで、この問題を解消する為に、高圧鍋等を利用して
加工してみたが、高圧鍋の場合、長時間煮ても柔らかく
ならなかった。
また、他の方法として、加熱油中に、このとうもろこし
の実を投入しても、実の芯が残り、柔らかくならなかっ
た。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明では、加熱湯中に、とうもろこしの実を入れると
ともに、その芯及び/又は皮を入れて、とうもろこしの
実を柔らかく煮ることを特徴とするとうもろこしの加工
方法を提供するものである。
また、本発明では、とうもろこしの実を、その芯、及び
/又は、皮とで煮て、とうもろこしの実を柔らかくし、
この実を潰した後に、米麹と塩を混ぜたことを特徴とす
るとうもろこしから味噌を製造する方法を提供するもの
である。
また、本発明では、とうもろこしの実を、その芯、及び
/又は、皮とで煮て、とうもろこしの実を柔らかくし、
この実を潰した後に、米麹と、塩と、少量のウコンを混
ぜたことを特徴としている。
(ホ)作用及び効果 本発明では、とうもろこしをその芯及び皮を入れて煮る
と、その芯等から成分が溶出し、この成分によって硬い
とうもろこしを柔らかくすることができる。
そして、柔らかくしたとうもろこしは、どのような料理
にも使用することができ、容易に食することができ、健
康の維持に利用するとこができる。
また、上記の方法で煮たとうもろこしを潰し、米麹と塩
とを混合して、一定の時間放置して、とうもろこしを醗
酵させて、とうもろこしから味噌を製造し、このとうも
ろこしを容易に食することができる。
また、とうもろこし中に、少量のウコンを混合して、こ
のウコンは、とうもろこしとの相乗効果により醗酵を早
めるとともに、長期期間の保存を行え、かつ味噌を美味
しくすることができる。
(ヘ)実施例 本発明の実施例を詳説すれば、阿蘇地方で採れるとうも
ろこし(馬歯種)の実を芯より外し、そして、とうもろ
こしの実1.2kgを、その約3倍の水中に入れて、とろ火
で6〜9時間加熱する。
本発明では、このとうもろこしの実を煮る際に、3本〜
4本分のとうもろこしの芯と皮をその中に入れて、同芯
と皮の成分が水中に溶け出し、とうもろこしの実を柔ら
かく煮るようにしている。
このようにして得られたとうもろこしの実一個と、同一
のとうもろこしの実1.2kgを、その約3倍の水中に入れ
て、とろ火で6〜9時間加熱して得られた実一個とを、
それぞれ、同一条件で、圧潰試験に供したところ、本発
明に係るとうもろこしは、500gで圧潰したのに対し、単
に煮沸しただけのものは、900gで圧潰した。
本実施例は、とうもろこしの芯より実を外す際に、実に
胚芽を付けたままの状態で採るが、この胚芽は健康によ
いものであり、さらに、この胚芽によって、後述すると
うもろこしの醗酵を促進することができる。
また、とうもろこしの芯と皮は、特に、漢方薬として利
用されており、その中の成分が溶出して、とうもろこし
の実を柔らかく煮ることができるものである。
次いで、このとうもろこしから味噌を製造する方法につ
いて詳説する。
即ち、上記の方法によって、柔らかくしたとうもろこし
の実を取出し、この実を潰し、そして、1.2kgのとうも
ろこしの実に対して、4kgの米麹と、1kgの塩とを混合す
る。
さらに、とうもろこしの実を、約2カ月の間放置して醗
酵させて、味噌を製造するものである。また、他の実施
例として、とうもろこしの実を煮る際と、とうもろこし
の実に、米麹と塩とを混合する際に、少量のウコンをそ
れぞれ混入している。
かかるウコンは、生姜科の植物であり、このウコンをス
ライスした後に、天火で乾燥し、そして、その乾燥物を
粉にしたものである。
本実施例では、味噌の製造工程中に、このウコンを混入
したことにより、このに味噌の防腐剤、殺菌剤となり、
長期期間の保存を行え、とうもろこしの実の醗酵作用を
促進することができるとともに、臭気を取り去り、容易
に食することができる。また、このウコンは、肝臓炎、
胆石症、カタール性黄疸、心臓病、高血圧、低血圧、食
欲不振、腹痛、吐血、血淋、金瘡、膿腫、痔、創傷、関
節炎、結核、助膜炎、喘息、子宮出血、疫利、眼瞼縁
炎、湿疹等の疾病に効能がある。
このように、かかる方法で製造された味噌は、原料とし
て、とうもろこしを使用している為に、健康食として、
容易に食するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱湯中に、とうもろこしの実を入れると
    ともに、その芯及び/又は皮を入れて、とうもろこしの
    実を柔らかく煮ることを特徴とするとうもろこしの加工
    方法。
  2. 【請求項2】とうもろこしの実を、その芯及び/又は皮
    とで煮て、とうもろこしの実を柔らかくし、この実を潰
    した後に、米麹と塩を混ぜたことを特徴とするとうもろ
    こしから味噌を製造する方法。
  3. 【請求項3】とうもろこしの実を、その芯及び/又は皮
    とで煮て、とうもろこしの実を柔らかくし、この実を潰
    した後に、米麹と、塩と、少量のウコンを混ぜたことを
    特徴とする請求項2に記載のとうもろこしから味噌を製
    造する方法。
JP2260743A 1990-09-28 1990-09-28 とうもろこしの加工方法及びとうもろこしから味噌を製造する方法 Expired - Fee Related JPH0695900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2260743A JPH0695900B2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 とうもろこしの加工方法及びとうもろこしから味噌を製造する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2260743A JPH0695900B2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 とうもろこしの加工方法及びとうもろこしから味噌を製造する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04141053A JPH04141053A (ja) 1992-05-14
JPH0695900B2 true JPH0695900B2 (ja) 1994-11-30

Family

ID=17352131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2260743A Expired - Fee Related JPH0695900B2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 とうもろこしの加工方法及びとうもろこしから味噌を製造する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0695900B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101456647B1 (ko) * 2012-11-27 2014-11-04 김한나 울금 된장 및 간장의 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101456647B1 (ko) * 2012-11-27 2014-11-04 김한나 울금 된장 및 간장의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04141053A (ja) 1992-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101723206B1 (ko) 흰점박이 꽃무지 유충 추출물을 함유하는 건강보조식품용 환 및 그의 제조방법
CN104351500A (zh) 一种改善鸡蛋风味的蛋鸡饲料及其制作方法
CN105266090A (zh) 一种营养藕粉及其制备方法
CN106720868A (zh) 一种茶苕酥制备方法
CN104286460A (zh) 一种大豆秸秆妊娠母羊饲料及其制备方法
KR102234999B1 (ko) 식용 곤충 분말 기반의 건강식품 제조방법 및 이에 의해 제조된 식용 곤충 분말 기반의 건강식품
KR20190104812A (ko) 연잎을 씌운 연잎밥 제조방법
CN107692027A (zh) 一种藤三七面条及其制备方法
CN104366118A (zh) 一种奶香猪饲料
KR20130027108A (ko) 양(소의 혹위, 제1위)과 찹쌀을 주원료로 하는 약선죽의 제조방법
CN108651969A (zh) 一种核桃仁香菇酱及其制备方法
JPH0695900B2 (ja) とうもろこしの加工方法及びとうもろこしから味噌を製造する方法
KR102141788B1 (ko) 염소 사육용 사료 및 이를 이용한 염소의 사육방법
KR20170141403A (ko) 뼈의 골다공증이나 관절의 도움이 되는 건강보조식품의 환의 제조방법
KR20210022868A (ko) 한약우 사골 김치
KR102472881B1 (ko) 전복 미역국 제조방법 및 그에 의해 제조된 전복 미역국
KR20200101169A (ko) 잣송이를 이용한 발효식품 제조 방법
CN103976232A (zh) 一种红薯海鲜粥及其制备方法
KR102347341B1 (ko) 황칠 성분이 포함된 어묵의 제조방법
KR20120091633A (ko) 갈비맛 오리찜 조리방법
KR102319620B1 (ko) 황자계죽의 제조방법
CN107307353A (zh) 一种预防冠心病的菱角泡和菱角茎及其制作方法
KR20050023891A (ko) 마늘 버터 소스 및 이의 제조방법
CN106262757A (zh) 蟹黄酱的制作方法
Yampolsky et al. Avocado (lat. Persēa americāna)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees