JPH068923Y2 - 自動車用成形天井 - Google Patents

自動車用成形天井

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JPH068923Y2
JPH068923Y2 JP6983088U JP6983088U JPH068923Y2 JP H068923 Y2 JPH068923 Y2 JP H068923Y2 JP 6983088 U JP6983088 U JP 6983088U JP 6983088 U JP6983088 U JP 6983088U JP H068923 Y2 JPH068923 Y2 JP H068923Y2
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JP
Japan
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ceiling
thin
base material
boundary line
walled
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JP6983088U
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JPH01175947U (ja
Inventor
邦雄 長
芳弘 浅野
Original Assignee
池田物産株式会社
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、天井用基材の車室内側の表面を二種以上の領
域で区分して成る自動車用成形天井に関する。
「従来の技術」 従来の自動車用成形天井としては、例えば、第9図から
第11図に示すようなものがある。
すなわち、成形天井1は前側ルーフ2と後側ルーフ3と
から成り、前側ルーフ2の基材4の車室内側の表面には
一の表皮5が貼着され、後側ルーフ3の基材6の車室面
側の表面には表皮5とは別種の表皮7が貼着されてい
る。後側ルーフ3の前端部には段部8が形成され、表皮
5,7同志が滑らかに連続するよう、前側ルーフ2の後
端部と後側ルーフ3の段部8とが重ね合わされており、
連結ブラケット9で離間不能に止着されている。
これにより成形天井1が二種の表皮5,7で区分され、
高級な感じを出すことができる。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の自動車用成形天井で
は、前側ルーフ2と後側ルーフ3とが別部品であって、
連結ブラケット9で組付けられているため、部品点数が
多く、組付工数が多くなりコストが嵩む上に、各部品精
度や組付精度の程度によっては、表皮5,7間のつなぎ
目に隙間が生じたり、段差が生じたりしてつなぎ目がき
れいに処理できないで美観を損ない、きれいに処理する
ためにはコストが嵩むという問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、部品が少なくなって組付け作業が改善されると
ともにコストが嵩まずに、また、車室内側の表面を構成
する互いに別種である領域間のつなぎ目がきれいに処理
できて美観が向上する自動車用成形天井を提供すること
を目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 天井用基材の車室内側の表面を二種以上の領域で区分し
て成る自動車用成形天井において、 天井用基材の車室内側の表面に二種以上の領域を配し、 隣り合う領域間の境界線に相当する天井用基材の部位を
薄肉状の境界線部とし、前記境界線を中心線として該境
界線に一定距離隔てそれぞれ並行する並行線に相当する
天井用基材の部位を薄肉状の並行線部とし、 前記薄肉状の境界線部を車室内側と反対の方向へ突出す
るとともに、前記隣り合う領域同志が滑らかに連続する
よう前記薄肉状の並行線部を折曲して相互に離間不能に
接合したことを特徴とする自動車用成形天井に存する。
「作用」 一つの天井用基材の車室内側の表面に二種以上の領域を
配するとともに、薄肉状の境界線部と薄肉状の並行線部
とを例えば成形型により形成する。これにより薄肉状の
境界線部と薄肉状の並行線部との相対的な位置等の誤差
が極めて少なくなる。
次に薄肉状の境界線部を車室内側と反対の方向へ突出す
るとともに、薄肉状の並行線部を折曲すれば、各折曲部
位に相当する基材が薄肉状になっているので、容易にか
つ、極めて精度よく折曲することができ、隣り合う領域
同志は、隙間や段差がなく滑らかに連続するようにな
る。さらに薄肉状の並行線部同志を相互に離間不能に接
合すれば、隣り合う領域同志が滑らかに連続するような
状態を維持することができるものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の各種実施例を説明する。な
お、各種実施例につき同種の部位には同一符号を付し重
複した説明を省略する。
第1図から第5図は本考案の第1実施例を示している。
第1図および第2図に示すように、自動車用成形天井1
0は、天井用基材20の車室側の表面21を二種の領域
である表皮30,30aで前後に区分してなるものであ
る。天井用基材20と表皮30,30aとの間にはパッ
ド材40が介在している。
天井用基材20の素材にはダンボール、ポリエチレンフ
ォーム、ポリウレタンフォーム等が用いられ、表皮3
0,30aの素材にはそれぞれ濃い色の塩化ビニールフ
ィルム、淡い色の不織布が用いられ、パッド材40の素
材にはウレタンフォーム等が用いられている。
第5図に示すように、自動車用成形天井10は、表皮3
0,30aとパッド材40とをラミネートにし、そのラ
ミネートにしたものと天井用基材20とを重ね、各素材
を上下から型で押圧してなる。押圧前の各素材はそれぞ
れほぼ平な状態であって、天井用基材20の車室内側の
表面21には前後に二種の表皮30,30aが互いの間
に隙間を有して配されている。二種の表皮30,30a
の間の隙間が境界線と成っている。第4図に示すよう
に、押圧後の各素材は、境界線に相当する天井用基材2
0の部位が薄肉状の境界線部22と成り、その境界線を
中心線として境界線に一定距離隔てそれぞれ並行する並
行線に相当する天井用基材20の部位が薄肉状の並行線
部23,24と成っている。表皮30,30aおよびパ
ッド材40は、押圧によってはその板厚が殆ど変化しな
いものである。
薄肉状の境界線部22および薄肉状の並行線部23の板
厚は、天井用基材20の一般断面の板厚のほぼ半分にな
っているが、天井用基材20の材質により板厚を薄くす
る程度を加減すればよい。
第1図および第4図に示すように、押圧の際、自動車用
成形天井10の前端部にはサンバイザ用の格納凹部1
1、室内灯用の格納孔12などが一般的に成形される。
第1図および第2図に示すように、自動車用成形天井1
0は、押圧後さらに、薄肉状の境界線部22を車室内側
と反対の方向へ突出するとともに、薄肉状の並行線部2
3,24を略直角に折曲して第3図に示すようなカシメ
金具50により相互に離間不能に止着して成る。カシメ
金具50ばかりでなくステッチャーにより止着してもよ
い。
次に作用を説明する。
第4図において、天井用基材20を基準にして、天井用
基材20の車室内側の表面21に表皮30,30aを所
定位置に配し、さらに成形型上に天井用基材20をセッ
トし押圧すれば、薄肉状の境界線部22と薄肉状の並行
線部23,24との相対的な位置等の誤差が極めて少な
くなる。
第2図において、薄肉状の境界線部22えお車室内側と
反対の方向へ突出するとともに、薄肉状の並行線部2
3,24をそれぞれ略直角に折曲する。その際には、薄
肉状の境界線部22および薄肉状の並行線部23,24
が簡単に曲がり、所定の位置で誤差なく折曲することが
できる。また、止着する際には止着部位が薄肉状になっ
ているので、容易にカシメ金具50等で止めることがで
きる。
そして表皮30,30aのつなぎ目には隙間や段差がな
く滑らかに連続するようになる。
第6図から第8図は本考案の第2実施例を示している。
本実施例では、前述した薄肉状の境界線部22と薄肉状
の並行線部23,24を連続させて一つの薄肉状の折曲
部25を形成したもので、他の部位は第1実施例のもの
と同じである。これにより成形型の構造が簡単になる。
前記実施例においては、表皮30,30aとのつなぎ目
を滑らかに連続するように止着したものを示したが、例
えば、つなぎ目に沿って玉縁などを配してもよい。
「考案の効果」 本考案に係る自動車用成形天井によれば、二種以上の領
域が配される天井用基材を一つにしたので、部品点数が
少なくなって組付け作業が改善されたりしてコストが嵩
まずに済み、また、折曲すべき天井用基材の部位を予め
成形型等により薄肉状に形成したので、折曲すべき部位
の精度がよくなり、折曲した際領域間のつなぎ目がきれ
いに処理できて美観を向上することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図から第5図は本考案の第1実施例を示しており、
第1図は自動車用成形天井の全体斜視図、第2図は第1
図II−II線断面図、第3図はカシメ金具の斜視図、第4
図は押圧後の自動車用成形天井の要部断面図、第5図は
押圧前の自動車用成形天井と成形型とを示す断面図、第
6図から第8図は第2実施例を示しており、第6図は自
動車用成形天井の要部断面図、第7図は押圧後の自動車
用成形天井の要部断面図、第8図は押圧前の自動車用成
形天井と成形型とを示す断面図、第9図から第11図は
従来例を示しており、第9図は自動車用成形天井の全体
斜視図、第10図は第9図X−X線断面図、第11図は
第10図部分拡大断面図である。 10…自動車用成形天井 20…天井用基材 21…車室内側の表面 22…薄肉状の境界線部 23,24…薄肉状の並行線部 30,30a…表皮 40…パッド材 50…カシメ金具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井用基材の車室内側の表面を二種以上の
    領域で区分して成る自動車用成形天井において、 天井用基材の車室内側の表面に二種以上の領域を配し、 隣り合う領域間の境界線に相当する天井用基材の部位を
    薄肉状の境界線部とし、前記境界線を中心線として該境
    界線に一定距離隔てそれぞれ並行する並行線に相当する
    天井用基材の部位を薄肉状の並行線部とし、 前記薄肉状の境界線部を車室内側と反対の方向へ突出す
    るとともに、前記隣り合う領域同志が滑らかに連続する
    よう前記薄肉状の並行線部を折曲して相互に離間不能に
    接合したことを特徴とする自動車用成形天井。
JP6983088U 1988-05-26 1988-05-26 自動車用成形天井 Expired - Lifetime JPH068923Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6983088U JPH068923Y2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26 自動車用成形天井

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JP6983088U JPH068923Y2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26 自動車用成形天井

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Publication Number Publication Date
JPH01175947U JPH01175947U (ja) 1989-12-14
JPH068923Y2 true JPH068923Y2 (ja) 1994-03-09

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