JPH0687242A - プリンタの用紙切替装置 - Google Patents

プリンタの用紙切替装置

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JPH0687242A
JPH0687242A JP26274192A JP26274192A JPH0687242A JP H0687242 A JPH0687242 A JP H0687242A JP 26274192 A JP26274192 A JP 26274192A JP 26274192 A JP26274192 A JP 26274192A JP H0687242 A JPH0687242 A JP H0687242A
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JP26274192A
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Cho Ito
超 伊藤
Hiroshi Ikeda
博 池田
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔キー操作、または、プリンタオペレーシ
ョンパネル上の電気スイッチのワンタッチ操作により、
単票紙と連続紙の切替操作を簡単に行う。 【構成】 キャリッジモータM1で駆動されるキャリッジ
31を最大印字幅を越えてオーバートラベルさせ、キャリ
ッジ31の突出片33でクラッチ操作手段としての揺動レバ
ー29を操作することにより、給紙選択手段のクラッチと
なる歯車26を介して紙送りモータM2と給紙選択手段とし
ての切替レバー11を接続して紙送りモータM2を駆動する
ことにより該切替レバー11を回転させ、用紙搬送手段を
構成するローラーホルダーユニット3とトラクタ4の作
動状態を変化させ、単票紙または連続紙のいずれか一方
を給紙対象として選択することにより、用紙切替のため
の格別の駆動源を設けずに用紙の選択操作を自動化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタの用紙切替装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタと一体に構成された連続紙用の
搬送機構とプリンタに着脱可能に構成された単票紙用の
給紙装置とを備えると共に、給紙装置の装着を検出して
連続紙の先端を印字ヘッド部から退避させるいわゆるペ
ーパーパーキング機能により、連続紙から単票紙への給
紙切替操作を簡単に行えるようにした用紙送り装置(特
開平1−301345号公報参照)や、連続紙用の搬送
機構と単票紙用の搬送機構とを共に備え、プリンタの紙
送りモータからの軸出力をマニュアルレバーの操作によ
って単票紙用の搬送機構または連続紙用の搬送機構のい
ずれか一方に切替えて接続し、プラテンに圧接する単票
紙用の紙送りローラをプラテンに対して接離させると共
に連続紙用のトラクタの動力を係脱させて、連続紙と単
票紙を任意に切替えて印字動作を行わせるようにした用
紙送り装置(特開昭和62−134280号公報参照)
等が既に公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
用紙送り装置は、給紙装置の装着の有無に応じて用紙の
選択状態を変化させたり、マニュアルレバーの手動操作
によって連続紙と単票紙を切替えるようにしていたた
め、たとえ連続紙用の搬送機構と単票紙用の搬送機構お
よびペーパーパーキング機能等を兼備したものであって
も、用紙の切替操作自体はオペレータがプリンタのハー
ドウェアを操作して行わなければならない煩わしさがあ
った。また、マニュアルレバーの手動操作で用紙の切替
えを行う場合は、紙送りローラやトラクタの接離および
係脱動作がマニュアルレバーを介して機械的に行われる
ため、このレバー操作には一定以上の力が要求される。
そこで、本発明の目的は、このような操作上の煩わしさ
を排除し、プリンタを接続したパーソナルコンピュータ
やワードプロセッサ等による遠隔からのキー操作、また
は、プリンタに配備したオペレーションパネル上の電気
スイッチのワンタッチ操作により、単票紙と連続紙の切
替操作を簡単に行うことのできるプリンタの用紙切替装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるプリンタの
用紙切替装置は、単票紙および連続紙のいずれか一方を
給紙対象として選択する給紙選択手段および選択された
用紙を印字ヘッド部に送り込む用紙搬送手段を備えたプ
リンタにおいて、用紙搬送用の紙送りモータを前記給紙
選択手段に接続するクラッチを介して接離自在に接続
し、かつ、キャリッジモータで駆動されるキャリッジを
最大印字幅を越えてオーバートラベル可能な構成とする
と共に、該キャリッジのオーバートラベル位置を検知し
て前記クラッチを給紙選択手段の側に接続するクラッチ
操作手段と、電気的な切替指令を受けてキャリッジモー
タと紙送りモータの各々にオーバートラベル位置への移
動指令と用紙選択のための駆動指令を出力する制御手段
とを設けたことを特徴とする構成により前記目的を達成
した。
【0005】
【作用】プリンタを接続したパーソナルコンピュータや
ワードプロセッサ等からの遠隔操作、または、オペレー
ションパネル上の電気スイッチのワンタッチ操作により
オペレータが用紙送り装置の制御手段に電気的な切替指
令を入力すると、切替指令を検出した制御手段がキャリ
ッジモータにオーバートラベル位置への移動指令を出力
し、キャリッジモータで駆動されるキャリッジをオーバ
ートラベル位置に移動させる。キャリッジがオーバート
ラベル位置に移動するとクラッチ操作手段がこれを検知
し、該紙送りモータを給紙選択手段に接続する。そし
て、この状態で紙送りモータからの出力により給紙選択
手段が作動され、単票紙と連続紙のいずれか一方に給紙
切替が行われる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は一実施例のプリンタの用紙送り装置(以
下、単に用紙送り装置という)1の構成の要部を示す平
面図、図2は同用紙送り装置1の構成の要部を示す側面
図である。
【0007】用紙送り装置1の用紙搬送手段は、プラテ
ン2およびローラーホルダーユニット3によって構成さ
れる単票紙用の用紙搬送手段とトラクタ4によって構成
される連続紙用の用紙搬送手段とから成り、更に、これ
らの用紙搬送手段を構成する様々な部材により、単票紙
または連続紙のいずれか一方を給紙対象として選択する
給紙選択手段の一部が構成されるが、用紙搬送手段と給
紙選択手段との間にはは機能上の区別がある。
【0008】単票紙用の用紙搬送手段の一部を構成する
プラテン2および連続紙用の用紙搬送手段を構成するト
ラクタ4の駆動源は共に紙送りモータM2によって構成
され、用紙搬送手段としてのプラテン2は、プラテン軸
13に固着された歯車14とプリンタ本体に回動自在に
軸支された歯車15および紙送りモータM2のモータ軸
に固着された歯車16を介して紙送りモータM2で回転
駆動され、また、用紙搬送手段としてのトラクタ4は、
トラクタ4の駆動軸に固着された歯車17とプリンタ本
体に回動自在に軸支された歯車18および前記プラテン
軸13に固着された歯車14に連動する歯車19を介し
て紙送りモータM2を駆動源として回転駆動される。歯
車19の回転を歯車17に伝達する歯車18はプリンタ
本体に対して軸支方向にスライド可能に取付けられ、図
1における右方向に向けてスプリング18aで常時付勢
されており、後述する切替レバー11の一部に形設され
たテーパ状の支持面20によりスライド位置を規制され
ている。なお、歯車19と歯車14との間の動力伝達機
構に関しては特に図示しない。
【0009】また、単票紙用の用紙搬送手段および給紙
選択手段の一部を構成するローラーホルダーユニット3
は上下に動くように制御される軸6に揺動可能に装着さ
れており、ローラーホルダーユニット3の上面には、プ
ラテン2の下面に接するフリクションローラ5,5′が
回動自在に軸支して設けられ、ローラーホルダーユニッ
ト3に固着された軸6には、ローラーホルダーユニット
3をプラテン2に向けて付勢するスプリング7が固着さ
れている。更に、軸6の一端にはアーム8aを介して係
合突起8を備えた略矩形状のカム9が回動自在に軸支さ
れ、該カム9の外周部がプラテン2とローラーホルダー
ユニット3との間に突設して設けられたプリンタ本体の
突起10と摺接するようになっている。
【0010】カム9に設けられた係合突起8は回転中心
11′(図2参照)を軸としてプリンタ本体に回動自在
に軸支された周縁の一部にセグメントギヤ25を有する
切替レバー11の係合溝12と嵌合しており、切替レバ
ー11の回転位置に対応して係合突起8が係合溝12で
押され、アーム8aを介してカム9が回転されることに
よりプリンタ本体の突起10に対するカム9の姿勢が変
化する。
【0011】図1および図2の実線では切替レバー11
が単票紙送りのポジションに位置し、カム9が倒れて軸
6が突起10に接近した状態を示している。この状態で
は、スプリング7によって付勢された軸6に固着された
ローラーホルダーユニット3のフリクションローラ5,
5′がプラテン2に圧接し、フリクションローラ5,
5′とプラテン2によって挟持された単票紙がプラテン
2の回転に伴って用紙搬送方向に送られる。また、この
状態では切替レバー11における支持面20の肉厚の薄
い部分によって歯車18が支持され、歯車18のスライ
ド位置が図1における右方向の移動限界に保持されるた
め、該歯車18と歯車17との噛合が解除され、トラク
タ4による連続紙の送りは不能となる。即ち、給紙選択
手段の一部を構成する切替レバー11が単票紙送りのポ
ジションに位置し、連続紙用の用紙搬送手段を構成する
トラクタ4が作動不能となり、単票紙用の用紙搬送手段
としてのプラテン2およびローラーホルダーユニット3
が作動可能となった状態となる。
【0012】一方、切替レバー11がこの状態から図2
における反時計方向に回転すると、係合突起8が切替レ
バー11の係合溝12に押され、アーム8aを介してカ
ム9が軸6を中心として時計方向に回転し、カム9に軸
着された軸6がプリンタ本体の突起10から離間して、
軸6と一体のローラーホルダーユニット3に設けられた
フリクションローラ5,5′とプラテン2との間に間隙
が生じ、プラテン2による単票紙送りの機能が解除され
る。また、この状態では切替レバー11における支持面
20の肉厚の厚い部分によって歯車18が押圧され、歯
車18のスラスト位置が図1における左方向に移動する
ため、該歯車18が歯車19および歯車17に対して同
時に噛合し、トラクタ4による連続紙の送りが可能とな
る。即ち、給紙選択手段の一部を構成する切替レバー1
1が連続紙送りのポジションに位置し、単票紙用の用紙
搬送手段としてのプラテン2およびローラーホルダーユ
ニット3の送り機能が解除され、連続紙用の用紙搬送手
段を構成するトラクタ4が作動可能となった状態であ
る。なお、切替レバー11が回転して連続紙送りのポジ
ションに位置した状態での係合突起8,係合溝12,カ
ム9,軸6,ローラーホルダーユニット3,歯車18の
位置を図1および図2に8′,12′,9′,6′,
3′,18′の破線で示す。
【0013】給紙選択手段としての切替レバー11が単
票紙送りのポジションに位置するか連続紙送りのポジシ
ョンに位置するかは、プリンタ本体側に配備されたフォ
トインタラプタ等のセンサ24をアーム21先端の遮光
部材23が遮っているか否かにより検出される。切替レ
バー11が単票紙送りのポジションに位置する場合は遮
光部材23がセンサ24の検出範囲に位置するので該セ
ンサ24からの検出出力はON、また、切替レバー11
が連続紙送りのポジションに位置する場合は遮光部材2
3がセンサ24の検出範囲から離脱するので検出出力は
OFFである。
【0014】また、切替レバー11の外周部にはセグメ
ントギヤ25が形成され、プリンタ本体に回動自在に軸
支された歯車26と噛合するようになっている。クラッ
チを構成する歯車26はスラスト方向の移動ができるよ
うにプリンタ本体に取付けられると共に、スプリング2
7で図1における右方向に向けて常時付勢され、プリン
タ本体に支軸28を介して回転自在に軸支された揺動レ
バー29の一端によりスライド位置を規制されている。
クラッチ操作手段を構成する揺動レバー29の他端はプ
リンタ本体にスライド自在に取付けられた押圧部材30
の一端と係合し、また、押圧部材30の他端は、キャリ
ッジモータM1によりプラテン2の軸方向に駆動される
キャリッジ31(印字ヘッドを含む)のペーパーガイド
32に設けられた突出片33に係合するようになってい
る。
【0015】図1ではキャリッジ31が最大印字幅を越
えて右方向にオーバートラベルした状態を示しており、
この状態では、ペーパーガイド32の突出片33が押圧
部材30を右方向に押圧し、押圧部材30の一端と係合
した揺動レバー29が時計方向に回転して歯車26を左
に移動させているので、紙送りモータM2によって駆動
される歯車14の回転が歯車26を介して切替レバー1
1のセグメントギヤ25に伝達され、該切替レバー11
が回転中心11′を軸に回転駆動される。また、キャリ
ッジ31が最大印字幅の範囲内に位置する場合には押圧
部材30への押圧力が取り除かれて揺動レバー29が自
由に回転できる状態となるので、歯車26はスプリング
27の付勢力により右方向に移動して歯車14から離脱
し、歯車14の回転は切替レバー11に伝達されなくな
る。なお、キャリッジ31が最大印字幅の範囲内に位置
するときの揺動レバー29,歯車26の位置を図1の破
線29′,26′で示す。キャリッジ31の最大印字幅
P1−P2とオーバートラベル位置P3との関係は図4
に示す通りである。
【0016】図3は用紙送り装置1における第1,第
2,第3のモータ制御手段と選択状態判別手段を兼ねる
プリンタ制御部100の要部を示すブロック図であり、
該制御部100は、概略において、マイクロプロセッサ
(以下、CPUという)104、および、プリンタ本体
各部の駆動制御や用紙送り装置1の駆動制御に必要とさ
れる制御プログラム等を書き込んだROM103、ま
た、データの一時記憶等に用いられるRAM102、な
らびに、印字ヘッド31,キャリッジモータM1,紙送
りモータM2等のためのドライバ回路105〜107に
よって構成され、これらの各要素はパーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサ200との接続に用いられるイ
ンターフェイス101やセンサ24と共にCPU104
にバス接続されている。
【0017】図5はCPU104による所定周期毎のタ
スク処理で繰り返し実行される「切替検出処理」の概略
を示すフローチャートであり、以下、このフローチャー
トを参照して本実施例の処理動作を説明する。
【0018】まず、所定周期毎の「切替検出処理」を開
始したCPU104は、パーソナルコンピュータやワー
ドプロセッサ200からの用紙切替指令またはプリンタ
本体のオペレーションパネルに配備されたキースイッチ
からの用紙切替指令が入力されているか否かを判別する
が(ステップS1)、用紙切替指令が入力されていなけ
ればステップS2以降の処理を非実行として当該処理周
期の「切替検出処理」を終了し、以下、所定周期毎の
「切替検出処理」におけるステップS1の判別処理を繰
り返し実行し、用紙切替指令の入力を待機することとな
る。この間、別のタスク処理では、必要に応じ、印字や
用紙送り等に関する処理が従来と同様に実行される。
【0019】そして、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサ200またはオペレーションパネルに配備さ
れたキースイッチからの用紙切替指令が入力されると、
所定周期毎の「切替検出処理」を繰り返し実行している
CPU104はステップS1の判別処理でこの信号の入
力を検出し、センサ24からの検出信号の出力がONと
なっているか否か、即ち、切替レバー11が単票紙送り
のポジションに位置するのか連続紙送りのポジションに
位置するのかを判別する(ステップS2)。既に述べた
ように、センサ24からの検出信号の出力がONであれ
ば切替レバー11が単票紙送りのポジションに位置し、
また、センサ24からの検出信号の出力がOFFであれ
ば切替レバー11が連続紙送りのポジションに位置する
ことを意味する。
【0020】ステップS2の判別結果が真となった場
合、即ち、切替レバー11が現段階において単票紙送り
のポジションに位置する場合には、今回入力された用紙
切替指令が用紙送り装置1の態様を単票紙対応から連続
紙対応へと変化させるためのものであることを意味す
る。この場合、CPU104は今回の指令で新たに選択
された給紙態様を示すメッセージやシンボル、例えば、
“連続紙”等の表示データをパーソナルコンピュータや
ワードプロセッサ200またはオペレーションパネル上
の表示手段へと出力して表示させ(ステップS3)、用
紙送り装置1の態様を単票紙対応から連続紙対応へと変
化させるための処理を開始することとなる。
【0021】そこで、CPU104は、まず、キャリッ
ジ31をプラテン2に沿って移動させるキャリッジモー
タM1のドライバ106にオーバートラベル位置P3へ
の移動指令となる分配パルスの出力を開始し(ステップ
S4)、パルス分配が完了するまで待機する(ステップ
S5)。そして、パルス分配が完了してキャリッジ31
がオーバートラベル位置P3まで移動すると、キャリッ
ジ31のペーパーガイド32に設けられた突出片33が
押圧部材30を図1における右方向に押圧して揺動レバ
ー29を時計方向に回転させ、クラッチを構成する歯車
26を介し、給紙選択手段となる切替レバー11のセグ
メントギヤ25と歯車14とが接続される。
【0022】次いで、CPU104は紙送りモータM2
のドライバ107に連続紙選択のための駆動指令となる
正転指令の出力を開始し(ステップS6)、センサ24
からの検出信号が反転するまで待機する(ステップS
7)。この段階では既に切替レバー11のセグメントギ
ヤ25と歯車14とが歯車26を介して接続されている
ので、まず、紙送りモータM2の正回転により歯車1
6,歯車15,歯車14,歯車26およびセグメントギ
ヤ25を介して給紙選択手段である切替レバー11が図
2における反時計方向に回転し、ローラーホルダーユニ
ット3をプラテン2から離間させてプラテン2による単
票紙送りの機能が解除される。そして、紙送りモータM
2が更に回転すると、切替レバー11のテーパ状の支持
面20と摺接する歯車18が支持面20にガイドされて
図1における左方向に徐々に移動し、該歯車18を介し
て歯車19と歯車17が噛合してトラクタ4による連続
紙の送りが可能な状態となる。即ち、単票紙送りの機能
解除と連続紙送りの機能回復は必ずしも同時に行われる
わけではなく、単票紙送りの機能解除は、切替レバー1
1における係合溝12の配設位置と支持面20の形設位
置との関係により、時系列上、連続紙送りの機能回復に
先行して行われる。
【0023】そして、切替レバー11が所定の角度、即
ち、連続紙送りのポジションにまで回転し、単票紙送り
の機能解除と連続紙送りの機能回復が全て完了すると、
アーム21先端の遮光部材23がセンサ24から離脱し
て該センサ24からの検出信号がOFFとなり、ステッ
プS7の判別処理でセンサ24からの検出信号の反転を
検出したCPU104が紙送りモータM2の正転を停止
させる(ステップS8)。この実施例の場合、給紙選択
手段の一部と用紙搬送手段の一部をプラテン2,ローラ
ーホルダーユニット3,トラクタ4等によって兼用させ
ているが、単票紙から連続紙への切替えに際し、単票紙
送り機能の解除が連続紙送り機能の回復に先行して行わ
れ、しかも、連続紙送り機能が回復した段階で直ちに紙
送りモータM2の駆動が停止されるので、連続紙の不用
意な送り込みやジャミング等が生じることはない。
【0024】紙送りモータM2の駆動を停止したCPU
104は、次いで、キャリッジモータM1のドライバ1
06に元位置復帰指令を出力してキャリッジ31をホー
ムポジションに復帰させ、押圧部材30への押圧力を取
り除いて揺動レバー29が自由に回転できる状態とし、
スプリング27の付勢力で歯車26を図1における右方
向に移動させて歯車26とプラテンギヤ14との噛合を
解除し、切替レバー11を連続紙送りのポジションに保
持したまま、印字動作および紙送り動作の開始を可能な
状態として(ステップS9)、該「切替検出処理」を終
了し、印字や用紙送り等に関する通常の指令が入力され
るのを待機する。
【0025】そして、印字や用紙送り等に関する指令が
入力されれば、CPU104は従来と同様の処理で印字
ヘッドを制御し、また、キャリッジモータM1で駆動さ
れるキャリッジ31を最大印字幅の範囲内で移動させ、
かつ、改行指令毎に紙送りモータM2を所定量回転させ
て、トラクタ4による連続紙の送りを実行する。歯車2
6とプラテンギヤ14との噛合はこの段階で既に解除さ
れているので、モータM2の回転が切替レバー11に伝
達されることはない。また、ステップS3の処理でパー
ソナルコンピュータやワードプロセッサ200またはオ
ペレーションパネル上の表示手段に表示された給紙態様
のメッセージやシンボルは、次の用紙選択操作が行われ
るまでの間そのまま保持されるので、オペレータは表示
手段を参照することにより現在選択されている用紙の種
別を容易に知ることができる。
【0026】一方、ステップS2の判別結果が偽となっ
た場合、即ち、切替レバー11が現段階において連続紙
送りのポジションに位置する場合には、今回入力された
用紙切替指令が用紙送り装置1の態様を連続紙対応から
単票紙対応へと変化させるためのものであることを意味
する。この場合、CPU104は今回の指令で新たに選
択された給紙態様を示すメッセージやシンボル、例え
ば、“単票紙”等の表示データをパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサ200またはオペレーションパネ
ル上の表示手段へと出力して表示させ(ステップS1
0)、従来と同様の処理によりトラクタ4を逆転させて
連続紙を待機位置まで復帰させた後(ステップS11,
いわゆるペーパーパーキング機能)、用紙送り装置1の
態様を連続紙対応から単票紙対応へと変化させるための
処理を開始することとなる。
【0027】そこで、CPU104は、まず、前述のス
テップS4およびステップS5と同様の処理でキャリッ
ジ31をオーバートラベル位置P3まで移動させ、切替
レバー11のセグメントギヤ25と歯車14とを接続し
た後(ステップS12,S13)、紙送りモータM2の
ドライバ107に単票紙選択のための駆動指令となる逆
転指令の出力を開始し(ステップS14)、センサ24
からの検出信号が反転するまで待機する(ステップS1
5)。この場合、紙送りモータM2の逆回転により歯車
16,歯車15,歯車14,歯車26およびセグメント
ギヤ25を介して給紙選択手段である切替レバー11が
図2における時計方向に回転し、切替レバー11のテー
パ状の支持面20と摺接する歯車18が支持面20にガ
イドされて図1における右方向に徐々に移動して該歯車
18による歯車19と歯車17との噛合が解除され、ト
ラクタ4による紙送り機能が解除された後(連続紙は待
機位置にそのまま保持される)、更に、切替レバー11
の回転によるカム9の姿勢変化によりローラーホルダー
ユニット3がスプリング7の付勢力でプラテン2に圧接
し、プラテン2による単票紙送りの機能が回復されるこ
ととなる。
【0028】そして、切替レバー11が所定の角度、即
ち、単票紙送りのポジションにまで回転し、連続紙送り
の機能解除と単票紙送りの機能回復が全て完了すると、
アーム21先端の遮光部材23がセンサ24を遮って該
センサ24からの検出信号がONとなり、ステップS1
5の判別処理でセンサ24からの検出信号の反転を検出
したCPU104は紙送りモータM2の逆転を停止させ
る(ステップS8)。
【0029】次いで、CPU104はキャリッジモータ
M1のドライバ106に元位置復帰指令を出力してキャ
リッジ31をホームポジションに復帰させ、既に説明し
た通り、歯車26と切替レバー11のセグメントギヤ2
5との噛合を解除して、切替レバー11を単票紙送りの
ポジションに保持したまま、印字動作および紙送り動作
の開始を可能な状態として(ステップS9)、該「切替
検出処理」を終了し、印字や用紙送り等に関する通常の
指令が入力されるのを待機する。
【0030】そして、印字や用紙送り等に関する指令が
入力されれば、CPU104は従来と同様の処理で印字
ヘッドを制御し、また、キャリッジモータM1で駆動さ
れるキャリッジ31を最大印字幅の範囲内で移動させ、
かつ、改行指令毎に紙送りモータM2を所定量回転させ
て、プラテン2およびローラーホルダーユニット3によ
る単票紙の送りを実行する。前記と同様、ステップS1
0の処理でパーソナルコンピュータやワードプロセッサ
200またはオペレーションパネル上の表示手段に表示
された給紙態様のメッセージやシンボルは、次の用紙選
択操作が行われるまでの間そのまま保持されるので、オ
ペレータは表示手段を参照することにより現在選択され
ている用紙の種別を容易に知ることができる。
【0031】以下、CPU104はパーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサ200からの用紙切替指令また
はプリンタ本体のオペレーションパネルに配備されたキ
ースイッチからの用紙切替指令を検出する毎に、センサ
24からの検出信号の出力がONとなっているか否か、
即ち、現段階において単票紙送りが選択されているのか
連続紙送りが選択されているのかを判別し、前述のステ
ップS3〜ステップS7もしくはステップS10〜ステ
ップS15の処理のいずれか一方を選択的に実行し、更
に、ステップS8〜ステップS9の処理を実行して、用
紙選択の切替操作を行うことなる。
【0032】用紙選択の切替えに際し、オペレータはパ
ーソナルコンピュータやワードプロセッサ200等のキ
ー操作によりインターフェイス101を介してCPU1
04に切替指令を入力するだけで良く、これまでのよう
に、いちいちパーソナルコンピュータやワードプロセッ
サ200等から離れてプリンタ側のマニュアルレバーを
操作する必要がなくなり、また、プリンタにおけるオペ
レーションパネル上の電気スイッチを操作して切替操作
を行う場合であっても、切替機構の操作に必要とされる
実質的な労力は全て紙送りモータM2によって提供され
るので、切替操作が大変楽になる。
【0033】なお、パーソナルコンピュータやワードプ
ロセッサ200からの用紙切替指令またはプリンタ本体
のオペレーションパネルに配備されたキースイッチから
の用紙切替指令を割り込み信号として前述の「切替検出
処理」を行わせる場合には、この処理をタスク処理とし
て行わせる必要はなく、これらの割り込み信号に基いて
ステップS2以降の処理を開始させるようにすれば良
い。
【0034】
【発明の効果】本発明によるプリンタの用紙切替装置
は、キャリッジモータで駆動されるキャリッジを最大印
字幅を越えてオーバートラベル可能な構成とすると共
に、簡単な機構からなるクラッチ操作手段でキャリッジ
のオーバートラベル位置を検知してクラッチを切替える
ことにより用紙搬送用の紙送りモータで給紙選択手段を
作動させて単票紙または連続紙のいずれか一方を給紙対
象として選択するようにしたので、給紙選択手段を作動
させる格別の駆動源をプリンタに配備しなくても、プリ
ンタ自体の構成に必要とされるキャリッジモータおよび
紙送りモータの駆動制御だけで給紙対象の選択切替を簡
単に行うことができる。更に、斯る駆動制御に必要とさ
れる制御装置はプリンタ自体のマイクロプロセッサによ
って構成することができるので、切替指令を入力するた
めの電気スイッチをプリンタのオペレーションパネルに
設けたり、また、パーソナルコンピュータやワードプロ
セッサ等による遠隔からのキー操作で切替指令を入力す
ることにより、用紙の切替操作を完全に自動化すること
がでる。従って、オペレータはこれまでのようにいちい
ちパーソナルコンピュータやワードプロセッサ等から離
れてプリンタ側に配備した切替用のマニュアルレバーを
操作する必要がなくなり、また、オペレーションパネル
上の電気スイッチを操作して切替操作を行う場合であっ
ても、給紙選択手段の操作に必要とされる実質的な労力
は全て紙送りモータによって提供されるので、切替操作
自体が大変楽になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例におけるプリンタの用紙送り装
置の構成の要部を示す平面図。
【図2】同実施例におけるプリンタの用紙送り装置の構
成の要部を示す側面図。
【図3】同実施例におけるプリンタの用紙送り装置の第
1,第2,第3のモータ制御手段と選択状態判別手段を
兼ねるプリンタ制御部の要部を示すブロック図。
【図4】同実施例におけるプリンタの最大印字幅P1−
P2とキャリッジのオーバートラベル位置P3との関係
を示す図。
【図5】同実施例における「切替検出処理」の概略を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1 プリンタの用紙送り装置 2 用紙搬送手段の一部を構成するプラテン 3 用紙搬送手段の一部を構成するローラーホルダーユ
ニット 4 用紙搬送手段の一部を構成するトラクタ 5,5′ フリクションローラ 6 軸 7 スプリング 8 係合突起 8a アーム 9 カム 10 突起 11 給紙選択手段の一部を構成する切替レバー 12 係合溝 13 プラテン軸 14,15,16,17,18,19 歯車 20 支持面 21 アーム 22 支軸 23 遮光部材 24 センサ(フォトインターラプタ) 25 セグメントギヤ 26 クラッチを構成する歯車 27 スプリング 28 支軸 29 クラッチ操作手段の一部を構成する揺動レバー 30 クラッチ操作手段の一部を構成する押圧部材 31 キャリッジ 32 ペーパーガイド 33 クラッチ操作手段の一部を構成する突出片 100 第1,第2,第3のモータ制御手段と選択状態
判別手段を兼ねるプリンタ制御部 101 インターフェイス 102 RAM 103 ROM 104 マイクロプロセッサ 105,106,107 ドライバ 200 パソコンやワードプロセッサ等からなるホスト
コンピュータ M1 キャリッジモータ M2 紙送りモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単票紙および連続紙のいずれか一方を給
    紙対象として選択する給紙選択手段および選択された用
    紙を印字ヘッド部に送り込む用紙搬送手段を備えたプリ
    ンタにおいて、用紙搬送用の紙送りモータを前記給紙選
    択手段にクラッチを介して接離自在に接続し、かつ、キ
    ャリッジモータで駆動されるキャリッジを最大印字幅を
    越えてオーバートラベル可能な構成とすると共に、該キ
    ャリッジのオーバートラベル位置を検知して前記クラッ
    チを給紙選択手段に接続するクラッチ操作手段と、電気
    的な切替指令を受けてキャリッジモータと紙送りモータ
    の各々にオーバートラベル位置への移動指令と用紙選択
    のための駆動指令を出力する制御手段とを設けたことを
    特徴とするプリンタの用紙切替装置。
JP26274192A 1992-09-07 1992-09-07 プリンタの用紙切替装置 Pending JPH0687242A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101856910A (zh) * 2009-04-07 2010-10-13 精工爱普生株式会社 记录装置
JP2012056110A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Canon Inc 画像記録装置及びその制御方法

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