JPH0686155A - 撮像出力信号処理回路 - Google Patents

撮像出力信号処理回路

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JPH0686155A
JPH0686155A JP4236124A JP23612492A JPH0686155A JP H0686155 A JPH0686155 A JP H0686155A JP 4236124 A JP4236124 A JP 4236124A JP 23612492 A JP23612492 A JP 23612492A JP H0686155 A JPH0686155 A JP H0686155A
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JP
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image pickup
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unit
level
signal
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JP4236124A
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Inventor
Osamu Kuroda
黒田  修
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】撮像部からの撮像出力信号を増幅した後ディジ
タル化し、それに基づく映像信号を形成するにあたり、
比較的簡単な構成をもって、撮像出力信号に対する増幅
部のダイナミックレンジを実質的に拡大する。 【構成】CCD撮像部(11)から得られる撮像出力信
号を夫々第1のゲイン及び第1のゲインより小なる第2
のゲインをもって増幅する増幅部(21)及び(22)
と、CCD撮像部(11)からの撮像出力信号が比較的
大なるレベル以下のレベルを有するものであるとき、増
幅部(21)により増幅された撮像出力信号にディジタ
ル処理を施して映像信号を形成し、また、CCD撮像部
(11)からの撮像出力信号が、比較的大なるレベルを
越えるレベルを有するものであるとき、増幅部(22)
により増幅された撮像出力信号にディジタル処理を施し
て映像信号を形成する映像信号形成部(26)とを備え
て構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像部からの撮像出力
信号を増幅し、増幅された撮像出力信号にディジタル処
理を施して映像信号を形成する撮像出力信号処理回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】撮像部によって画像を撮影し、それによ
り撮像部から得られる撮像出力信号に基づいて映像信号
を形成するビデオカメラにあっては、撮像部として電荷
結合素子(チャージ・カップルド・ディバイス)が用い
られて構成された固体撮像部(CCD撮像部)を備える
ものが広く普及している。このようなCCD撮像部を備
えたビデオカメラにおいては、CCD撮像部から送出さ
れる撮像出力信号が、ゲイン制御機能を具えた増幅部に
よって増幅された後、アナログ/ディジタル変換部によ
ってディジタル化され、撮像出力信号処理回路部におい
て各種のディジタル処理が施されて、例えば、輝度信号
と色信号とから成る映像信号が形成されるものとされ
る。
【0003】CCD撮像部からの撮像出力信号に対する
ゲイン制御機能を具えた増幅部は、ゲイン制御によっ
て、撮像対象に応じて変化する撮像出力信号のレベルを
映像信号の形成にあたって最適なものとすべく作動す
る。撮像出力信号の撮像対象に応じてのレベル変化は、
極めて広いレベル範囲に亙るので、ゲイン制御機能を具
えた増幅部としては、広いダイナミックレンジを有する
ものとされることが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現実に
おいては、CCD撮像部からの撮像出力信号に対するゲ
イン制御機能を具えた増幅部として、撮像出力信号の撮
像対象に応じてのレベル変化に充分に対応できる程広い
ダイナミックレンジを有したものを得ることは困難であ
る。それゆえ、例えば、明るい外界に面した窓が設けら
れた室内において、その窓を背景にした人が居るような
シーンが撮像される場合、窓からの外光が露出状態に大
なる影響を及ぼし、人に対して最適な露出設定を行う
と、背景となる窓の外界の画像が飽和画像となってしま
い、また、窓の外界に対して最適な露出設定を行うと、
人の画像が明度差が得られない暗い画像となってしまう
という不都合が生じる。
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、撮像部から送
出される撮像出力信号を増幅部によって増幅した後ディ
ジタル化し、ディジタル化された撮像出力信号に各種の
ディジタル処理を施して映像信号を形成するにあたり、
比較的簡単な構成をもって、撮像出力信号に対する増幅
部のダイナミックレンジを実質的に拡大できることにな
る撮像出力信号処理回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る撮像出力信号処理回路は、撮像部から
得られる撮像出力信号を第1のゲインをもって増幅する
第1の増幅部と、撮像部から得られる撮像出力信号を第
1のゲインより小なる第2のゲインをもって増幅する第
2の増幅部と、第1もしくは第2の増幅部を経た撮像出
力信号に基づいて映像信号を得る映像信号形成部とを備
え、映像信号形成部が、第1及び第2の増幅部に供給さ
れる撮像部からの撮像出力信号が、比較的大なるレベル
以下のレベルを有するものであるとき、第1の増幅部に
より増幅された撮像出力信号にディジタル処理を施して
映像信号を形成するとともに、第1及び第2の増幅部に
供給される撮像部からの撮像出力信号が、上述の比較的
大なるレベルを越えるレベルを有するものであるとき、
第2の増幅部により増幅された撮像出力信号にディジタ
ル処理を施して映像信号を形成するものとされて、構成
される。
【0007】
【作用】このように構成される本発明に係る撮像出力信
号処理回路にあっては、撮像部から得られて第1及び第
2の増幅部に供給される撮像出力信号が、比較的大なる
レベル以下のレベルを有するときには、撮像出力信号
が、比較的大なる第1のゲインをもって機能する第1の
増幅部により増幅され、充分なレベルを有するものとさ
れて、映像信号を形成するためのディジタル処理に供さ
れ、また、撮像部から得られて第1及び第2の増幅部に
供給される撮像出力信号が、比較的大なるレベルを越え
るレベルを有するときには、撮像出力信号が、第1のゲ
インより小なる第2のゲインをもって機能する、ダイナ
ミックレンジが拡大された第2の増幅部により増幅され
て、映像信号を形成するためのディジタル処理に供され
る。従って、映像信号を形成するためのディジタル処理
に供される撮像出力信号は、比較的大なるレベル以下の
レベルを有するときには、充分に増幅されるとともに、
比較的大なるレベルを越えるレベルを有するときには、
拡大されたダイナミックレンジを有した増幅部により増
幅されることになる。即ち、比較的簡単な構成をもっ
て、撮像出力信号に対する増幅部のダイナミックレンジ
が実質的に拡大されることになる。
【0008】撮像部から得られて第1及び第2の増幅部
に供給される撮像出力信号についての、比較的大なるレ
ベル以下であるのか比較的大なるレベルを越えるのかの
判別は、例えば、撮像部からの撮像出力信号のエンベロ
ープレベルが、予め設定された基準レベルと比較される
ことにより行われ、あるいは、撮像部からの撮像出力信
号における再生画像の中央部分に対応する信号成分と中
央部分の周囲の部分に対応する信号成分との間のレベル
差が、予め設定された基準値と比較されることにより行
われる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る撮像出力信号処理回路
の一例を、それが適用されたビデオカメラの概略構成と
共に示す。
【0010】図1に示されるビデオカメラにおいては、
CCD撮像部11が設けられている。CCD撮像部11
は、その撮像面部に光学カラーフィルタが配されたもの
とされ、画像撮影を行って撮像出力信号SIを送出し、
それを本発明に係る撮像出力信号処理回路の一例を成
す、撮像出力信号処理回路12に供給する。撮像出力信
号処理回路12からは、撮像出力信号SIに基づいて形
成されたディジタル輝度信号DYとディジタル色信号D
Cとにより成るディジタル映像信号が得られる。
【0011】撮像出力信号処理回路12からのディジタ
ル輝度信号DYは、輝度信号処理部13においてガンマ
補正処理等の各種のディジタル処理が施された後、ディ
ジタル/アナログ(D/A)変換部14によってアナロ
グ化され、出力輝度信号Yとされて輝度信号端子15に
導出される。また、撮像出力信号処理回路12からのデ
ィジタル色信号DCは、色信号処理部16においてガン
マ補正処理等の各種のディジタル処理が施された後、D
/A変換部17によってアナログ化され、出力色信号C
とされて色信号端子18に導出される。
【0012】撮像出力信号処理回路12においては、C
CD撮像部11からの撮像出力信号SIが、並列接続さ
れた二つの増幅部21及び22の夫々に供給される。増
幅部21及び22の各々はゲイン制御機能を具えてお
り、例えば、増幅部21のゲインG1が、図2に示され
る入出力特性図(横軸:入力信号レベルVi、縦軸:出
力信号レベルVo)において直線GAによりあらわされ
る如くに、比較的大なるものに設定され、また、増幅部
22のゲインG2が、図2に示される入出力特性図にお
いて直線GBによりあらわされる如くに、ゲインG1よ
り小なるものに設定される。そして、増幅部22の出力
側には、入力信号に予め設定されたオフセット電圧Vx
を付加するオフセット付加部23が設けられており、増
幅部22においてゲインG2をもって増幅された撮像出
力信号SIがオフセット付加部23に供給され、オフセ
ット付加部23からは、増幅部22においてゲインG2
をもって増幅された撮像出力信号SIにオフセット電圧
Vxが付加されたオフセット撮像出力信号SI’が得ら
れる。従って、増幅部22及びオフセット付加部23の
両者は、全体で、CCD撮像部11からの撮像出力信号
SIを、図2に示される入出力特性図において直線G
B’によりあらわされる如くのゲインG2’をもって増
幅し、それによりオフセット撮像出力信号SI’を送出
することになる。
【0013】増幅部21によりゲインG1をもって増幅
された撮像出力信号SIは、スイッチ24の選択接点2
4aに供給され、また、オフセット付加部23から得ら
れるオフセット撮像出力信号SI’が、スイッチ24の
選択接点24bに供給される。スイッチ24は、可動接
点24cの状況に応じて、増幅部21からの撮像出力信
号SIとオフセット付加部23からのオフセット撮像出
力信号SI’とを選択的に取り出し、取り出された撮像
出力信号SIもしくはオフセット撮像出力信号SI’を
アナログ/ディジタル(A/D)変換部25に供給す
る。
【0014】A/D変換部25においては、スイッチ2
4により取り出された撮像出力信号SIもしくはオフセ
ット撮像出力信号SI’がディジタル化され、A/D変
換部25からディジタル撮像出力信号DIが得られて映
像信号形成部26に供給される。映像信号形成部26に
おいては、ディジタル撮像出力信号DIに対して輝度信
号/色信号分離処理を含む各種のディジタル処理が施さ
れ、映像信号形成部26から、CCD撮像部11からの
撮像出力信号SIに基づいて形成されたディジタル輝度
信号DYとディジタル色信号DCとにより成るディジタ
ル映像信号が送出される。
【0015】撮像出力信号処理回路12においては、C
CD撮像部11からの撮像出力信号SIがレベル検出部
27にも供給される。レベル検出部27は、CCD撮像
部11からの撮像出力信号SIのエンベロープレベルを
検出し、検出されたエンベロープレベルをあらわすレベ
ル検出電圧VEをレベル比較部28の比較端子に供給す
る。レベル比較部28の基準端子には、基準レベル形成
部29からの、予め設定された比較的大なる基準レベル
をあらわす基準レベル電圧VRが供給されている。この
基準レベル電圧VRがあらわす基準レベルは、図2の入
出力特性図に示される直線GAと直線GB’との交点P
に対応する入力信号レベルVaに相当するものに選定さ
れる。そして、レベル比較部28において、レベル検出
部27から得られるレベル検出電圧VEが基準レベル電
圧VRと比較される。その結果、レベル比較部28から
は、レベル検出電圧VEが基準レベル電圧VR以下のと
き低レベルをとり、レベル検出電圧VEが基準レベル電
圧VRより大であるとき高レベルをとるレベル検出出力
信号が得られ、斯かるレベル検出出力信号がスイッチ制
御信号CSとして、スイッチ24に供給される。
【0016】スイッチ24にあっては、スイッチ制御信
号CSが低レベルをとるとき、可動接点24cが選択接
点24aに接続されて、可動接点24cに、増幅部21
によりゲインG1をもって増幅された撮像出力信号SI
が取り出され、また、スイッチ制御信号CSが高レベル
をとるとき、可動接点24cが選択接点24bに接続さ
れて、可動接点24cに、増幅部22及びオフセット付
加部23の両者により、撮像出力信号SIがゲインG
2’をもって増幅されて得られるオフセット撮像出力信
号SI’が取り出される。
【0017】これよりして、CCD撮像部11から得ら
れて増幅部21及び22に夫々に供給される撮像出力信
号SIが、図2の入出力特性図に示される入力信号レベ
ルVaに対応する比較的大なるレベル以下のレベルを有
するときには、レベル比較部28から得られるスイッチ
制御信号CSが低レベルをとるものとされ、それによ
り、スイッチ24からは、増幅部21によりゲインG1
をもって増幅された撮像出力信号SIが取り出され、そ
れがA/D変換部25に供給されて、映像信号形成部2
6におけるディジタル輝度信号DYとディジタル色信号
DCとから成る映像信号の形成に供される。また、CC
D撮像部11から得られて増幅部21及び22に夫々に
供給される撮像出力信号SIが、図2の入出力特性図に
示される入力信号レベルVaに対応する比較的大なるレ
ベルを越えるレベルを有するときには、レベル比較部2
8から得られるスイッチ制御信号CSが高レベルをとる
ものとされ、それにより、スイッチ24からは、増幅部
22及びオフセット付加部23の両者により、撮像出力
信号SIがゲインG2’をもって増幅されて得られるオ
フセット撮像出力信号SI’が取り出され、それがA/
D変換部25に供給されて、映像信号形成部26におけ
るディジタル輝度信号DYとディジタル色信号DCとか
ら成る映像信号の形成に供される。
【0018】従って、CCD撮像部11から得られてA
/D変換部25に供給される撮像出力信号SIは、増幅
部21及び22,オフセット付加部23及びスイッチ2
4により、図2の入出力特性図において、交点Pまでは
直線GAに沿うとともに交点P以降は直線GB’に沿う
破線GCによってあらわされるゲインをもって増幅され
ることになる。それにより、仮に、CCD撮像部11か
ら得られてA/D変換部25に供給される撮像出力信号
SIが、増幅部21のみにより、図2の入出力特性図に
おいて直線GAによってあらわされるゲインG1をもっ
て増幅されるものとすると、CCD撮像部11からの撮
像出力信号SIが、図2における入力信号レベルVbに
対応するレベルを越えるレベルをとる場合には、A/D
変換部25に供給される撮像出力信号SIが、図2にお
ける出力信号レベルVmに対応する飽和レベルをとるこ
とになってしまうが、CCD撮像部11から得られてA
/D変換部25に供給される撮像出力信号SIが、上述
の如くに、図2の入出力特性図において破線GCによっ
てあらわされるゲインをもって増幅されることにより、
A/D変換部25に供給される撮像出力信号SIが、図
2における出力信号レベルVmに対応する飽和レベルを
とるのは、CCD撮像部11からの撮像出力信号SI
が、図2における入力信号レベルVbより大なる入力信
号レベルVcに対応するレベルを越えるレベルをとる場
合とされることになる。即ち、CCD撮像部11から得
られる撮像出力信号SIに対する増幅部のダイナミック
レンジが、実質的に拡大されることになるのである。
【0019】図3は、本発明に係る撮像出力信号処理回
路の他の例を、それが適用されたビデオカメラの概略構
成と共に示す。
【0020】図3に示されるビデオカメラにおいても、
図1に示されるビデオカメラと同様に、CCD撮像部1
1が設けられており、CCD撮像部11は、画像撮影を
行って撮像出力信号SIを送出し、それを本発明に係る
撮像出力信号処理回路の他の例を成す、撮像出力信号処
理回路30に供給する。撮像出力信号処理回路30から
は、図1に示される撮像出力信号処理回路12の場合と
同様に、撮像出力信号SIに基づいて形成されたディジ
タル輝度信号DYとディジタル色信号DCとにより成る
ディジタル映像信号が得られる。
【0021】撮像出力信号処理回路30からのディジタ
ル輝度信号DYは、輝度信号処理部13においてガンマ
補正処理等の各種のディジタル処理が施された後、D/
A変換部14によってアナログ化され、出力輝度信号Y
とされて輝度信号端子15に導出される。また、撮像出
力信号処理回路30からのディジタル色信号DCは、色
信号処理部16においてガンマ補正処理等の各種のディ
ジタル処理が施された後、D/A変換部17によってア
ナログ化され、出力色信号Cとされて色信号端子18に
導出される。
【0022】撮像出力信号処理回路30においては、C
CD撮像部11からの撮像出力信号SIが、並列接続さ
れた二つの増幅部31及び32の夫々に供給される。増
幅部31及び32の各々はゲイン制御機能を具えてお
り、例えば、増幅部31のゲインG3が、図4に示され
る入出力特性図(横軸:入力信号レベルVi、縦軸:出
力信号レベルVo)において直線GDによりあらわされ
る如くに、比較的大なるものに設定され、また、増幅部
32のゲインG4が、図4に示される入出力特性図にお
いて直線GEによりあらわされる如くに、ゲインG3よ
り小なるものに設定される。
【0023】そして、増幅部31によりゲインG3をも
って増幅された撮像出力信号SIは、A/D変換部33
においてディジタル化され、A/D変換部33からディ
ジタル撮像出力信号DI1が得られて映像信号形成部3
5に供給される。また、増幅部32によりゲインG4を
もって増幅された撮像出力信号SIは、A/D変換部3
4においてディジタル化され、A/D変換部34からデ
ィジタル撮像出力信号DI2が得られて映像信号形成部
35に供給される。
【0024】映像信号形成部35においては、A/D変
換部33からのディジタル撮像出力信号DI1もしくは
A/D変換部34からのディジタル撮像出力信号DI2
に対して輝度信号/色信号分離処理を含む各種のディジ
タル処理が施され、映像信号形成部35から、CCD撮
像部11からの撮像出力信号SIに基づいて形成された
ディジタル輝度信号DYとディジタル色信号DCとによ
り成るディジタル映像信号が送出される。
【0025】斯かる際、映像信号形成部35は、CCD
撮像部11からの撮像出力信号SIが、図4の入出力特
性図に示される入力信号レベルVdに相当する比較的大
なるレベル以下となるレベルを有するときには、A/D
変換部33からのディジタル撮像出力信号DI1に基づ
いてディジタル輝度信号DYとディジタル色信号DCと
により成るディジタル映像信号を形成する動作を行い、
また、CCD撮像部11からの撮像出力信号SIが、図
4の入出力特性図に示される入力信号レベルVdに相当
する比較的大なるレベルを越えるレベルを有するときに
は、A/D変換部34からのディジタル撮像出力信号D
I2に、CCD撮像部11からの撮像出力信号SIが図
4の入出力特性図に示される入力信号レベルVdに相当
する比較的大なるレベルを有するとき、増幅部31から
得られる撮像出力信号SIがとる、図4の入出力特性図
に示される出力信号レベルVqに相当するレベルVQが
加えられたものに基づいて、ディジタル輝度信号DYと
ディジタル色信号DCとにより成るディジタル映像信号
を形成する動作を行う。
【0026】従って、CCD撮像部11から得られて映
像信号形成部35におけるディジタル輝度信号DYとデ
ィジタル色信号DCとから成るディジタル映像信号の形
成に供される撮像出力信号SIは、等価的に、図4の入
出力特性図において、出力信号レベルVqに対応する点
Qまでは直線GDに沿うとともに点Q以降は直線GEに
平行な一点鎖線GE’に沿う破線GFによってあらわさ
れるゲインをもって増されることになる。それにより、
仮に、CCD撮像部11から得られて映像信号形成部3
5におけるディジタル輝度信号DYとディジタル色信号
DCとから成るディジタル映像信号の形成に供される撮
像出力信号SIが、増幅部31のみにより、図4の入出
力特性図において直線GDによってあらわされるゲイン
G3をもって増幅されるものとすると、CCD撮像部1
1からの撮像出力信号SIが、図4における入力信号レ
ベルVeに対応するレベルを越えるレベルをとる場合に
は、A/D変換部33に供給される撮像出力信号SI
が、図4における出力信号レベルVmに対応する飽和レ
ベルをとることになってしまうが、CCD撮像部11か
ら得られて映像信号形成部35におけるディジタル輝度
信号DYとディジタル色信号DCとから成るディジタル
映像信号の形成に供給される撮像出力信号SIが、上述
の如くに、図4の入出力特性図において破線GFによっ
てあらわされるゲインをもって増幅されることにより、
撮像出力信号SIが図4における出力信号レベルVmに
対応する飽和レベルをとるのは、CCD撮像部11から
の撮像出力信号SIが、図4における入力信号レベルV
eより大なる入力信号レベルVfに対応するレベルを越
えるレベルをとる場合とされることになる。即ち、CC
D撮像部11から得られる撮像出力信号SIに対する増
幅部のダイナミックレンジが、実質的に拡大されること
になるのである。
【0027】映像信号形成部35における、ディジタル
輝度信号DYとディジタル色信号DCとから成るディジ
タル映像信号の形成に、A/D変換部33からのディジ
タル撮像出力信号DI1を供するか、A/D変換部34
からのディジタル撮像出力信号DI2にレベルVQが加
えられたものを供するかの判定は、以下の如くに行われ
る。
【0028】即ち、例えば、明るい外界に面した窓が設
けられた室内において、その窓を背景にした人が居るよ
うなシーンが撮像される場合、CCD撮像部11からの
撮像出力信号SIは、それに基づく再生画像が中央部に
人が配されるものとなるようにされる。そして、CCD
撮像部11からの撮像出力信号SIが、図4の入出力特
性図に示される入力信号レベルVdに相当する比較的大
なるレベル以下のレベルを有する場合には、CCD撮像
部11からの撮像出力信号SIにおける、図5に示され
る如くの、それに基づく再生画像RPにおける中央部分
Acに対応する信号成分と中央部分Acの周囲の部分A
sに対応する信号成分との間のレベル差が所定の値以下
となり、また、CCD撮像部11からの撮像出力信号S
Iが、図4の入出力特性図に示される入力信号レベルV
dに相当する比較的大なるレベルを越えるレベルを有す
る場合には、CCD撮像部11からの撮像出力信号SI
における、それに基づく再生画像RPにおける中央部分
Acに対応する信号成分と中央部分Acの周囲の部分A
sに対応する信号成分との間のレベル差が所定の値を越
えることになる。
【0029】そこで、映像信号形成部35は、A/D変
換部33からのディジタル撮像出力信号DI1に基づい
て、CCD撮像部11からの撮像出力信号SIにおけ
る、図5に示される如くの、それに基づく再生画像RP
における中央部分Acに対応する信号成分と中央部分A
cの周囲の部分Asに対応する信号成分との間のレベル
差を算出し、算出されたレベル差が所定の値以下である
ときには、ディジタル輝度信号DYとディジタル色信号
DCとから成るディジタル映像信号の形成に、A/D変
換部33からのディジタル撮像出力信号DI1を供する
こととし、また、算出されたレベル差が所定の値を越え
るときには、ディジタル輝度信号DYとディジタル色信
号DCとから成るディジタル映像信号の形成に、A/D
変換部34からのディジタル撮像出力信号DI2にレベ
ルVQが加えられたものを供することとする。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る撮像出力信号処理回路にあっては、撮像部から得ら
れる撮像出力信号に対して比較的大なる第1のゲインを
もって機能する第1の増幅部と、第1のゲインより小な
る第2のゲインをもって機能する、ダイナミックレンジ
が拡大された第2の増幅部とが設けられ、撮像部から得
られて第1及び第2の増幅部に供給される撮像出力信号
が、比較的大なるレベル以下のレベルを有するときに
は、撮像出力信号が、第1の増幅部により増幅され、充
分なレベルを有するものとされて、映像信号を形成する
ためのディジタル処理に供され、また、撮像部から得ら
れて第1及び第2の増幅部に供給される撮像出力信号
が、比較的大なるレベルを越えるレベルを有するときに
は、撮像出力信号が、第2の増幅部により増幅されて、
映像信号を形成するためのディジタル処理に供されるの
で、映像信号を形成するためのディジタル処理に供され
る撮像出力信号は、比較的大なるレベル以下のレベルを
有するときには、充分に増幅されるとともに、比較的大
なるレベルを越えるレベルを有するときには、拡大され
たダイナミックレンジを有した増幅部により増幅される
ことになり、従って、比較的簡単な構成をもって、撮像
出力信号に対する増幅部のダイナミックレンジが実質的
に拡大されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像出力信号処理回路の一例をそ
れが適用されたビデオカメラの概略構成と共に示すブロ
ック構成図である。
【図2】図1に示される例の動作説明に供される特性図
である。
【図3】本発明に係る撮像出力信号処理回路の他の例を
それが適用されたビデオカメラの概略構成と共に示すブ
ロック構成図である。
【図4】図3に示される例の動作説明に供される特性図
である。
【図5】図3に示される例の動作説明に供される概念図
である。
【符号の説明】
11 CCD撮像部 12,30 撮像出力信号処理回路 13 輝度信号処理部 14,17 D/A変換部 16 色信号処理部 21,22,31,32 増幅部 23 オフセット付加部 24 スイッチ 25,33,34 A/D変換部 26,35 映像信号形成部 27 レベル検出部 28 レベル比較部 29 基準レベル形成部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像部から得られる撮像出力信号を第1の
    ゲインをもって増幅する第1の増幅部と、 上記撮像部から得られる撮像出力信号を上記第1のゲイ
    ンより小なる第2のゲインをもって増幅する第2の増幅
    部と、 上記第1及び第2の増幅部に供給される上記撮像部から
    の撮像出力信号が、比較的大なるレベル以下のレベルを
    有するものであるとき、上記第1の増幅部により増幅さ
    れた撮像出力信号にディジタル処理を施して映像信号を
    形成するとともに、上記第1及び第2の増幅部に供給さ
    れる上記撮像部からの撮像出力信号が、上記比較的大な
    るレベルを越えるレベルを有するものであるとき、上記
    第2の増幅部により増幅された撮像出力信号にディジタ
    ル処理を施して映像信号を形成する映像信号形成部と、 を備えて構成される撮像出力信号処理回路。
  2. 【請求項2】第2の増幅部により増幅された撮像出力信
    号に所定の直流オフセット電圧を付加するオフセット付
    加部と、第1及び第2の増幅部に供給される撮像部から
    の撮像出力信号のエンベロープレベルを検出するレベル
    検出部と、該レベル検出部により検出されたエンベロー
    プレベルが所定レベル以下であるとき、上記第1の増幅
    部により増幅された撮像出力信号を取り出すとともに、
    上記レベル検出部により検出されたエンベロープレベル
    が上記所定レベルを越えるものであるとき、上記第2の
    増幅部により増幅された撮像出力信号を取り出す信号選
    択部と、該信号選択部により取り出された撮像出力信号
    にアナログ/ディジタル変換を施して、映像信号形成部
    に供給するアナログ/ディジタル変換部とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の撮像出力信号処理回路。
  3. 【請求項3】第1の増幅部により増幅された撮像出力信
    号にアナログ/ディジタル変換を施して、映像信号形成
    部に供給する第1のアナログ/ディジタル変換部と、第
    2の増幅部により増幅された撮像出力信号にアナログ/
    ディジタル変換を施して、上記映像信号形成部に供給す
    る第2のアナログ/ディジタル変換部とを備え、上記映
    像信号形成部が、上記撮像部からの撮像出力信号におけ
    る再生画像における中央部分に対応する信号成分と中央
    部分の周囲の部分に対応する信号成分との間のレベル差
    が所定の値以下であるとき、上記第1のアナログ/ディ
    ジタル変換部から得られるディジタル出力を処理して映
    像信号を形成するとともに、上記撮像部からの撮像出力
    信号における再生画像における中央部分に対応する信号
    成分と中央部分の周囲の部分に対応する信号成分との間
    のレベル差が上記所定の値を越えるとき、上記第2のア
    ナログ/ディジタル変換部から得られるディジタル出力
    を処理して映像信号を形成するものとされたことを特徴
    とする請求項1記載の撮像出力信号処理回路。
JP4236124A 1992-09-03 1992-09-03 撮像出力信号処理回路 Pending JPH0686155A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10200785A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Fujitsu Ltd 表示制御装置
US6909459B2 (en) * 2002-08-21 2005-06-21 Alpha Innotech Corporation Method of and apparatus for extending signal ranges of digital images
JP2005173555A (ja) * 2003-11-21 2005-06-30 Olympus Corp 光検出回路および該光検出回路を備えたレーザ顕微鏡
US8921471B2 (en) 2009-08-07 2014-12-30 Ticona Llc Low formaldehyde emission polyacetal composition

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