JPH0680997B2 - 掛算回路 - Google Patents

掛算回路

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JPH0680997B2
JPH0680997B2 JP60274176A JP27417685A JPH0680997B2 JP H0680997 B2 JPH0680997 B2 JP H0680997B2 JP 60274176 A JP60274176 A JP 60274176A JP 27417685 A JP27417685 A JP 27417685A JP H0680997 B2 JPH0680997 B2 JP H0680997B2
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昌利 佐瀬
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、動作電流と利得が比例関係にあることを要
する用途に用いて好適な掛算回路に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、カレントミラーを負荷とする第1の差動ア
ンプと抵抗器を負荷とする第2の差動アンプを設け、第
1の差動アンプの出力側と第2の差動アンプの入力側を
相互接続し、第1の差動アンプと基準電位間にバイアス
電流が同時に供給される一対のダイオードを接続し、バ
イアス電流の値を変更して第2の差動アンプから得られ
る信号の利得を制御することにより、動作電流(バイア
ス電流)と利得の実質的に比例した関係を得るようにし
たものである。
〔従来の技術〕
第1の入力信号と第2の入力信号の積を得る掛算回路と
して従来例えば特公昭48-20932号等がある。第2図は後
者の要部を抜粋して示したもので、同図において入力電
圧を電流信号に変換する差動アンプを構成する一対のト
ランジスタ(1),(2)が設けられ、トランジスタ
(1),(2)の各ベースは夫々入力端子(3),
(4)に接続され、各エミッタは抵抗器(5),(6)
を介して共通接続された後2I0の定電流を流す定電流源
(7)を介して接地される。また、トランジスタ
(1),(2)の各コレクタと正の電源端子+Vccの間
に夫々ダイオード(8),(9)が設けられる。
トランジスタ(1),(2)の各コレクタは更に差動ア
ンプを構成する一対のトランジスタ(11)の各ベースに
夫々接続される。トランジスタ(10),(11)の各エミ
ッタは共通接続された後2I1の定電流を流す定電流源(1
2)を介して接地され、トランジスタ(10)のコレクタ
は直接、トランジスタ(11)のコレクタは負荷抵抗とし
ての抵抗器(13)を介して正の電流端子+Vccに夫々接
続される。そして、トランジスタ(11)のコレクタより
出力端子(14)が取り出される。
こゝでダイオード(8)及びトランジスタ(11)のベー
ス・エミッタ間降下電圧を夫々VBE8及びVBE11とし、ダ
イオード(9)及びトランジスタ(10)のベース・エミ
ッタ間降下電圧をVBE9及びVBE10とすると、(VBE8+V
BE11)=(VBE9+VBE10)の関係が成立する。また、信
号電流ISによってトランジスタ(10),(11)のコレク
タ電流が(I1+IOUT)及び(I1−IOUT)に変化したもの
と仮定すると、上記各電圧は となる。たゞし、qは電子の電荷、kはボルツマン定
数、Tは絶対温度、ISSはトランジスタの飽和電流であ
る。
従って、上述の電圧関係から が得られる。つまり、トランジスタ(1),(2)のコ
レクタからトランジスタ(10),(11)のコレクタまで
の電流利得は で表わされる。こゝで入力端子(3),(4)に印加さ
れる入力電圧をVinとすると、信号電流ISで表わされる。REは抵抗器(5),(6)の値である。
そして、出力端子(14)に得られる出力電圧VOUTとする
と第3図全体の電圧利得は次式で表わされる。
〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、第2図の如き構成を成す従来回路の場合、電
圧利得を考慮すると、上述の電圧利得の式からもわかる
ように、1/I0で制御される範囲が狭く、また、動作電流
1/I0が電圧利得に実質的に比例しない等の不都合があ
る。
この発明は斯る点に鑑みてなされたもので、動作電流利
得を実質的に比例関係となし、1/I0で制御される範囲を
拡大することができる掛算回路を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕 この発明による掛算回路は、カレントミラー(24)を負
荷とする第1の差動アンプ(20)と、この第1の差動ア
ンプの一対の出力端子が一対の入力端子に接続された第
2の差動アンプ(44)と、上記第1の差動アンプの一対
の出力端子にアノード側が接続された一対のダイオード
(41)(42)と、この一対のダイオードのカソード側に
接続されバイアス電流を供給する電流源(43)とを具
え、上記バイアス電流の値を変更して上記第2の差動ア
ンプから得られる信号の利得を制御するように構成して
いる。
〔作用〕
斯る構成によりバイアス電流の値を変更して第2の差動
アンプから得られる信号の利得が制御されるが、この際
に動作電流としてのバイアス電流1/I0が利得(電圧)に
実質的に比例するようになる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図に基づいて詳しく説
明する。
第1図はこの発明の実施例を示すもので、同図におい
て、(20)は入力電圧を電流信号に変換する第1の差動
アンプであって、トランジスタ(21)及び(22)から成
り、トランジスタ(21),(22)の各ベースには入力信
号源(23)が接続される。トランジスタ(21),(22)
の各コレクタはカレントミラー(24)を構成するトラン
ジスタ(25),(26)のコレクタ−エミッタ路を夫々介
して正の電源端子+Vcc接続される。トランジスタ(2
5),(26)の各ベースは相互接続された後トランジス
タ(25)のコレクタ側に接続される。
トランジスタ(21),(22)の各エミッタは夫々抵抗器
(27),(28)を介して共通接続された後トランジスタ
(29)のコレクタ−エミッタ路及び抵抗器(30)を介し
て接地される。トランジスタ(29)のベースはダイオー
ド接続のトランジスタ(31)のコレクタに接続され、ト
ランジスタ(31)のコレクタは更に抵抗器(32)及びト
ランジスタ(33)のエミッタ−コレクタ路を介して正の
電源端子+Vccに接続され、トランジスタ(31)のエミ
ッタは抵抗器(34)を介して接地される。トランジスタ
(33)のベースは抵抗器(35)を介して正の電源端子+
Vccに接続されると共に抵抗器(36)及びダイオード接
続のトランジスタ(37)〜(39)を介して接地される。
なお、(29)〜(39)の回路は温度特性のない定電流源
を構成しており、例えば2I2の定電流が流れる。
トランジスタ(21),(22)の各コレクタは夫々ダイオ
ード(41),(42)を介して共通接続された後2I0の定
電流を流す定電流源(43)を介して接地される。また、
トランジスタ(21),(22)の各コレクタは第2の差動
アンプ(44)を構成するトランジスタ(45),(46)の
各ベースに夫々接続され、トランジスタ(45),(46)
の各エミッタは共通接続された後2I1の定電流を流す定
電流源(47)を介して接地される。また、トランジスタ
(45)のコレクタは正の電源端子+Vccに接続され、ト
ランジスタ(46)のコレクタは抵抗器(48)を介して正
の電源端子+Vccに接続される。そしてトランジスタ(4
6)のコレクタより出力端子(46)が取り出される。
いま、定電流源としてのトランジスタ(29)の所に2I2
の定電流を流し、定電流源(43)に2I0の定電流を流す
と、カレントミラー(24)のトランジスタ(25),(2
6)の各コレクタ側にはI0+I2の等しい電流が流れる。
そして、入力信号源より入力電圧Vinを印加すると、こ
の入力電圧Vinは差動アンプ(20)で (たゞし、REは抵抗器(27),(28)の値)の信号電流
に変換され、この結果差動アンプ(20)のトランジスタ
(21)のコレクタにはI2−IS、トランジスタ(22)のコ
レクタにはI2+ISの電流が流れ、また、ダイオード(4
1)にはI0+IS、ダイオード(42)にはI0−ISの電流が
流れる。尚、信号電流I0,I1の影響を受けない。
こゝで、出力端子(49)に得られる出力電圧をVOUTとす
ると、このときの電圧利利得 は次のように表わされる。
こゝで、RLは抵抗器(48)の値である。この式より、電
圧利得は動作電流1/I0に実質的に比例しており、動作電
流I0を変更することにより、広い範囲にわたって制御で
きることが理解される。
また、カレントミラー(24)には信号電流ISが流れない
ため、PNPトランジスタの周波数特性の悪さの影響が小
さい。更に差動アンプ(20)の動作電流とダイオード
(4),(42)の動作電流(バイアス電流)の大きさの
制限がなく、利得を大幅に制御できる。
〔発明の効果〕
上述の如くこの発明によれば、カレントミラーを負荷と
する第1の差動アンプと抵抗器を負荷とする第2の差動
アンプの間にバイアス電流が同時に供給される一対のダ
イオードを設け、バイアス電流の値を変更して第2の差
動アンプから得られる信号の利得を制御するようにした
ので、広い範囲の動作電流に対してバイアス電流(動作
電流)1/I0と電圧利得の実質的に比例した掛算回路を比
較的簡単な回路構成で容易に得ることができ、特に集積
回路化する場合には有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す接続図、第2図は従
来の一例を示す接続図である。 (20)は第1の差動アンプ、(24)はカレントミラー、
(4),(42)はダイオード、(43),(47)は定電流
源、(44)は差動アンプである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カレントミラーを負荷とする第1の差動ア
    ンプと、 この第1の差動アンプの一対の出力端子が一対の入力端
    子に接続された第2の差動アンプと、 上記第1の差動アンプの一対の出力端子にアノード側が
    接続された一対のダイオードと、 この一対のダイオードのカソード側に接続されバイアス
    電流を供給する電流源とを具え、 上記バイアス電流の値を変更して上記第2の差動アンプ
    から得られる信号の利得を制御するようにしたことを特
    徴とする掛算回路。
JP60274176A 1985-12-05 1985-12-05 掛算回路 Expired - Fee Related JPH0680997B2 (ja)

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US5465072A (en) * 1994-08-05 1995-11-07 Linear Technology Corporation Tunable operational transcondunctance amplifier having high linearity

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JPH0630423B2 (ja) * 1985-03-14 1994-04-20 ソニー株式会社 ゲインコントロ−ルアンプ

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