JPH0680405U - 天井走行式x線管懸垂器 - Google Patents

天井走行式x線管懸垂器

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JPH0680405U JP2797893U JP2797893U JPH0680405U JP H0680405 U JPH0680405 U JP H0680405U JP 2797893 U JP2797893 U JP 2797893U JP 2797893 U JP2797893 U JP 2797893U JP H0680405 U JPH0680405 U JP H0680405U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線撮影装置の撮影中心とX線発生装置のX
線中心との”ズレ”が少ない天井走行式X線管懸垂器を
得ることを目的とする。 【構成】 X線撮影中心を含む移動方向の適宜範囲を示
す範囲反射板9(14)を反射形フォトセンサ11(1
6)で検出することにより、警告装置が警告音を発生す
る。これにより、操作者がX線発生装置を移動する速度
を加減する。そして、反射形フォトセンサ10(15)
がX線撮影中心である反射板8(13)を検出すること
により、制動をおこない、X線発生装置が停止する。ま
た、反射板8(13)と範囲反射板9(14)は、位置
変更を容易に行なえるように粘着性テープ等により固着
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、X線撮影用の天井走行式X線管懸垂器に係り、特に、X線発生装 置のX線中心をX線撮影装置の撮影中心に合わせる際の位置検出の機構に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井走行式X線管懸垂器の構成を図6ないし図12を参照して説明する 。 図6は、天井走行式X線管懸垂器の全体正面図であり、図7は、その側面図で ある。 図中、符号1は天井のX方向に沿って固設された固定レールであり、この固定 レール1には、図8(図7のA−A矢視断面図)に示すように、移動レール支持 部材3に設けられたコロ2により、移動レール支持部材3が、固定レール1に沿 って、すなわち、X方向に移動自在に支持されている。この移動レール支持部材 3に固定レール1と直交するように移動レール4が支持されている。この移動レ ール4には、図9(図6のB−B矢視断面図)に示すように、懸垂部支持部材6 に設けられたコロ5により、懸垂部支持部材6が、移動レール4に沿って、すな わち、Y方向に移動自在に支持されている。この懸垂部支持部材6には、伸縮自 在に構成された懸垂部7が天井から懸垂された状態で取り付けられている。懸垂 部7の先端部分には、サポート軸19が取り付けられている。このサポート軸1 9には、図10(図7のC−C矢視断面図)に示すように、回動軸32が、複数 個のコロ33によりサポート軸19に対して回動自在に緩挿されている。また、 回動軸32の一方の端部には、X線管20とコリメータ21とから構成されるX 線発生装置22が取り付けられ、他方の端部には、操作部23が取り付けられて いる。
【0003】 図8,図9に示すように、上述の固定レール1には、X線撮影装置のX方向の 撮影中心CXを示す切片M3がネジで固着されている。そして、移動レール4に は、X線発生装置22のX方向のX線中心を示すマイクロスイッチM1がL字状 の検出器支持部材12を介して取り付けられている。マイクロスイッチM1は、 その作動片が前記切片M3に接触するように取り付けられる。 また、上述の移動レール4には、X線撮影装置のY方向の撮影中心CYを示す 切片M4がネジで固着されている。そして、懸垂部7には、X線発生装置22の Y方向のX線中心を示すマイクロスイッチM2がL字状の検出器支持部材17を 介して取り付けられている。マイクロスイッチM2は、その作動片が前記切片M 4に接触するように取り付けられる。
【0004】 操作部23は、図12に示すように構成されている。操作者は、操作部23に 設けられた操作ハンドル24を押したり、引いたり、上下させたり、回転させた りすることにより、X,Y方向へX線発生装置22を移動させたり、懸垂部7を 伸縮させてX線発生装置22を上下動させたり、回動軸32を回転させてX線発 生装置22のX線照射方向を移動させたりすることができるが、普段、各方向へ の移動は各方向の制動機構によりその動きが抑止されている。これらの制動機構 を解除するための移動方向選択スイッチ25〜30が、操作部23に設けられて いる。
【0005】 スイッチ25は、X方向移動制動機構の制動を解除するためのスイッチであり 、スイッチ26は、Y方向移動制動機構の制動を解除するためのスイッチであり 。また、スイッチ27は、上下動制動機構の制動を解除するためのスイッチであ り、スイッチ28は、回動制動機構の制動を解除するためのスイッチであり、ス イッチ29は、全ての制動機構の制動を解除するためのスイッチである。さらに 、スイッチ30は、後述する検出器によっておこなわれるX,Y方向移動制動機 構の制動を解除するためのスイッチである。
【0006】 上記の各方向の制動機構の構成は以下のようになっている。これらの制動機構 は同様の構成であるので、X方向移動制動機構を例に採って説明する。 X方向移動制動機構は、図11に示すように、移動レール支持部材3内に設け られており、その具体的な構成は、ソレノイドSOL1 の「OFF」,「ON」 により伸縮するロッド34の先端部に、揺動支点35を中心として揺動されるレ バー36の一端部が連結され、そのレバー36の他端部には、ゴム等の摩擦係数 の高い制動部材37が先端部に取り付けられた制動軸38の基端部が連結されて いる。また、上記ロッド34の先端部は、引張コイルバネ39により付勢されて いる。ソレノイドSOL1 が「ON」になると、ロッド34が収縮し、レバー3 6を揺動させて、制動軸38を固定レール1と反対方向に引くことにより、固定 レール1に押圧されていた制動部材37が、固定レール1との接触が解かれるこ とによって、X方向への移動の制動が解除される。また、ソレノイドSOL1 が 「OFF」になると、ロッド34は引張コイルバネ39により引つ張られ、レバ ー36を揺動させて、制動軸37を固定レール1方向に押し出すことにより、制 動部材37が固定レール1に押圧されて制動がかかる。
【0007】 操作者は、X線発生装置22のX線中心を床面に設置された図示しないX線撮 影装置の撮影中心CX,CYに一致させるため、X線発生装置22を移動させた い方向の移動方向選択スイッチ25〜30を押しながら(その方向の制動を解除 しながら)、操作ハンドル24を押したり、引いたりして、X線発生装置22を 移動させる。 X方向の移動は、X線撮影装置のX方向の撮影中心CXを示す切片M3をX線 発生装置22のX方向のX線中心を示すマイクロスイッチM1が検出すると制動 される。また、Y方向の移動は、同様にY方向の撮影中心CYを示す切片M4を Y方向のX線中心を示すマイクロスイッチM2が検出すると制動される。以上の ようにして、X線中心を撮影中心に一致さた後、被検体にX線を曝射してX線撮 影を行なう。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題が ある。 すなわち、X線発生装置22のX線中心を、X線撮影装置の撮影中心CX,C Y に一致させるには、操作者が手動でX線発生装置22の移動を行なう。このと き、X線発生装置22を移動させる速度によってはマイクロスイッチM1(M2 )が動作して制動機構が働き、X線発生装置22が完全に停止するまでに、X線 発生装置22がかなりの距離を移動するので、X線撮影装置の撮影中心とX線発 生装置22のX線中心との間に”ズレ”が生じ易いという問題点がある。 X線撮影装置の撮影中心とX線発生装置22のX線中心とに”ズレ”を生じる 場合、X線フィルムに照射されるX線の照射野がずれて、撮影されない部分がで きる。この撮影されない部分の限度は、薬事法により規定されており、一定範囲 内に納める必要がある。
【0009】 また、X線撮影装置の撮影中心CX,CYを示す切片M3と切片M4は、固定 レール1と移動レール4にそれぞれネジ等によって固着されている。この撮影中 心を示す切片M3と切片M4の位置は、例えば、X線撮影装置を移動させたとき のように、天井走行式X線管懸垂器とX線撮影装置の相対位置が元の位置関係と 異なった場合には、変更する必要がある。しかし、切片M3と切片M4はネジ等 によって固着されているので、それら位置変更するには、固定レール1と移動レ ール4に新たなネジ穴を開けて、それらをネジで固着するという煩雑な作業が伴 う。
【0010】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたものであって、X線撮影装置の 撮影中心とX線発生装置のX線中心との”ズレ”を少なくできる天井走行式X線 管懸垂器を得ることを目的とする。
【0011】 また、この考案の他の目的は、X線撮影装置の撮影中心を示す指示器の位置変 更を容易に行なえるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この考案は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。 すなわち、この考案に係る天井走行式X線管懸垂器は、天井に配備されたレー ルに沿って水平移動可能に懸垂された懸垂部にX線発生装置を取り付け、このX 線撮影装置のX線中心を床面に設置されたX線撮影装置の撮影中心に合わせる際 に、操作者が前記懸垂部に配設された操作部に設けられた移動方向選択スイッチ を操作することにより懸垂部の水平移動を抑止する制動を解除して懸垂部を移動 させ、X線撮影中心を示す中心指示器をX線発生装置に伴って移動する検出器が 検出することにより制動を行なう天井走行式X線管懸垂器において、前記中心指 示器を含む移動方向の適宜範囲を示す範囲指示器と、X線発生装置に伴って移動 し、前記範囲指示器を検出する範囲検出器と、前記範囲指示器を検出することに より警告を発する警告装置とを備え、かつ前記中心指示器と範囲指示器とはそれ ぞれ着脱自在に設置されることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
この考案の作用は次のとおりである。 すなわち、X線発生装置が移動しているとき、範囲検出器が範囲指示器を検出 すると、警告装置から警告が発せられる。これにより操作者は、撮影中心に近づ いたことを知ることができるので、X線発生装置の移動速度を落とす。そして、 中心検出器が中心指示器を検出すると、制動機構が働き、X線撮影装置が速やか に停止する。
【0014】
【実施例】
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。 図1は、この考案の一実施例に係る天井走行式X線管懸垂器に備えられた位置 検出機構の正面図であり、図2は、位置検出機構の側面図であり、図3は、位置 検出器であるフォトセンサと指示器の位置関係の説明に供する斜視図である。な お、この実施例では、この考案の要部である位置検出機構の構成以外は、従来例 で説明した図6ないし図12に示した天井走行式X線管懸垂器と同様の構成であ るので、ここでの説明は省略する。
【0015】 図中、符号1は固定レールであり、これに床面に設置された図示しないX線撮 影装置のX方向の撮影中心CXを示す反射板8が粘着性テープを介して固着され ている。また、前記反射板8の下方には、撮影中心CXを含むX方向の適宜範囲 に反射板9が同様に固着されている。そして、反射形フォトセンサ10,11が 、投受光面を前記反射板8,9に対向する形でL字状の検出器指示部材12を介 して移動レール4に取り付けられている(図1,図2参照)。
【0016】 また、移動レール4には、X線撮影装置のY方向の撮影中心CYを示す反射板 13が粘着性テープを介して固着されている。また、前記反射板13の下方には 、撮影中心CYを含むY方向の適宜範囲に反射板14(以下、範囲反射板という )が同様に固着されている。そして、反射形フォトセンサ15,16が、投受光 面を前記反射板13,14に対向する形でL字状の検出器指示部材17を介して 懸垂部7に取り付けられている(図1,図2参照)。
【0017】 上記の反射形フォトセンサ10(15),11(16)とX線撮影装置の撮影 中心CX(CY)および指示器18(反射板8(13)と範囲反射板9(14) )からなる位置検出機構の関係を図3を参照して説明する。 X線撮影装置の撮影中心であるCX(CY)線上に反射板8(13)を設ける 。この撮影中心であるCX(CY)を含む範囲で、反射板8(13)の下方にX (Y)方向に反射板8(13)よりも長い範囲反射板9(14)を設ける。反射 形フォトセンサ10(15)は、前記反射板8(13)を検出可能な距離(例え ば5mm)を隔てて設けられ、反射形フォトセンサ11(16)も同様に設けら れる。また、反射形フォトセンサ10(15)と11(16)とは、相互に干渉 しない距離(例えば10mm)を隔てて設けられる。
【0018】 次に、操作部23のスイッチ25〜30を押したときの動作を、図5の回路図 を参照して説明する。 これらのスイッチ25〜30は、スイッチを押している間だけ「ON」状態が 保持されるスイッチ(モーメンタリスイッチ)で構成されており、普段は、「O FF」状態になっている。
【0019】 スイッチ25を押すと、押している間だけリレーR1 が「ON」状態になる( 同図(a))。そして、反射形フォトセンサ10が「OFF」状態の間(X方向 の撮影中心CXを示す反射板8を反射形フォトセンサ10が検出していない間) は、その出力端子に接続されるリレーR5 が「ON」状態であるので、ソレノイ ドSOL1 が「ON」状態になる(同図(b))。スイッチ25を離すと、リレ ーR1 が「OFF」状態になり、ソレノイドSOL1 が「OFF」状態になる。 このソレノイドSOL1 は上述したように、X方向移動制動機構を構成する部品 であり、ソレノイドSOL1 を「ON」状態にするとX方向の制動が解除され、 「OFF」状態にすると制動がかかるように構成されている。
【0020】 スイッチ26を押すと、スイッチ25と同様に、反射形フォトセンサ15が「 OFF」状態の間(Y方向の撮影中心CYを示す反射板13を反射形フォトセン サ15が検出していない間)はソレノイドSOL2 が「ON」状態になってY方 向の制動が解除され、スイッチ26を離すと、リレーR2 が「OFF」状態にな り、ソレノイドSOL2 が「OFF」状態になってY方向に制動がかかる。
【0021】 スイッチ27,28を押すと、押している間だけリレーR3 ,R4 が「ON」 状態になって、各ソレノイドSOL3 ,SOL4 が作動し、X線発生装置の上下 制動機構及び回動制動機構が解除される。そして、スイッチ27,28を離すと 、各制動機構が働く。 スイッチ29を押すと、押している間だけリレーR1 〜R4 が全て「ON」状 態になり、ソレノイドSOL1 〜SOL4 が全て「OFF」状態になる。但し、 ソレノイドSOL1 とソレノイドSOL2 に関しては、X方向の撮影中心CXを 示す反射板8を反射形フォトセンサ10が、また、Y方向の撮影中心CYを示す 反射板13を反射形フォトセンサ15がそれぞれ検出していないとき(X線撮影 中心とX線中心とが一致していないとき)だけである。
【0022】 また、スイッチ30は、スイッチ25またはスイッチ26とを同時に押して使 用する。つまり、スイッチ25(26)を押しながらX線発生装置22を移動さ せ、反射形フォトセンサ10(11)が撮影中心である反射板8(13)を検出 し、リレーR5 (R6)が「OFF」状態になると、ソレノイドSOL1 (SO L2 )が「OFF」状態になり、制動が行なわれる。そして、例えばX線撮影の 後に、この状態からX線発生装置22を移動させるために制動を解除するには、 スイッチ25(26)とスイッチ30とを同時に押して、リレーR1 (R2 )と リレーR7 とを共に「ON」状態にし、ソレノイドSOL1 (SOL2 )を「O N」状態にする。
【0023】 次に、操作者が、X線発生装置22のX線中心をX線撮影装置の撮影中心CX (CY )に一致させるため、X線発生装置22をX方向の移動方向選択スイッチ 25(Y方向の移動方向選択スイッチ26)を押しながら(その方向の制動を解 除しながら)、操作ハンドル24を押したり、引いたりしてX線発生装置22を 移動させる動作について説明する。
【0024】 まず、スイッチ25(26)が押されてリレーR1 (R2 )は「ON」状態に なり、ソレノイドSOL1 (SOL2 )は「ON」状態になる。これで制動が解 除され、移動レール4(懸垂部7)は、操作者の手によってX線撮影中心CX ( CY )に向かって押される。範囲検出器である反射形フォトセンサ11(16) が範囲反射板9(14)を検出すると、各フォトセンサの出力端子に接続された ブザーBZ1(BZ2)が警告音を発する。操作者は、この警告音を聞くと押す 力を弱めて速度を落とす。そして、さらに移動レール4(懸垂部7)がX線撮影 中心CX (CY )に近づいて、X線撮影中心CX (CY )を示す反射板8(13 )を反射形フォトセンサ10(15)が検出すると、その出力端子に接続された リレーR5 (R6 )が「OFF」状態になる。 これにより、警告音を発するブザーBZ1(BZ2)は、リレーR5 (R6 ) が「OFF」状態になることにより消音し、ソレノイドSOL1 (SOL2 )は 「OFF」状態になり、制動が行なわれる。このようにして、X線発生装置22 のX線中心をX線撮影装置の撮影中心CX (CY )に精度よく一致させることが できる。
【0025】 次に、例えば、X線撮影装置とX線発生装置22との位置関係が、X線撮影装 置の移動により異なった場合に必要となる作業について説明する。 まず、固定レール1(移動レール4)に粘着性テープを介して固着されている X(Y)方向の反射板8(13)と範囲反射板9(14)とを剥がす。次に、剥 がした前記反射板を移動後のX線撮影装置の撮影中心CX ,CY に再固着する。
【0026】 なお、この実施例では、反射板8(13)はX線撮影装置の撮影中心CX (C Y )に一致する位置に固着されたが、必ずしも、一致する位置に固着される必要 はない。例えば、反射板8(13)がX線撮影装置の撮影中心CX (CY )から 距離Dだけ離れた位置に固着された場合、移動レール4および懸垂部7に取り付 けられるフォトセンサ10(15)もX線発生装置22のX線中心から同じ方向 に距離Dだけずらせばよい。
【0027】 なお、上記の位置検出機構は、この実施例に限定されることなく種々変形実施 が可能である。 図4(a)は、反射板8(13)と範囲反射板9(14)とを一体化して指示 器18aとしたものである。 図4(b)は、検出器を反射形フォトセンサ10(15),11(16)に代 えて透過形フォトセンサ10b(15b),11b(16b)としたものである 。指示器18bは、T字形の遮光板8b(13b)と範囲遮光板9b(14b) とから構成される。
【0028】 また、指示器18は、粘着性テープに代えて磁石によって固着してもよい。さ らに、検出器は、フォトセンサに代えて磁気センサで構成することも可能である 。
【0029】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案によれば、撮影中心を含む移動方向 の適宜範囲を示す範囲指示器が検出されることによって、撮影中心の近辺で警告 装置が警告音を発するので、操作者は撮影中心が近いと判断できる。これにより 、操作者はX線発生装置を押す力加減を調整することができるので、撮影中心を 示す指示器が検出されて制動がかかるとX線発生装置が速やかに停止し、X線中 心とX線撮影中心との間に”ズレ”が生じにくい。 また、X線撮影中心を示す指示器とその近辺を示す範囲指示器は、着脱自在に 設置されるので、容易にその位置を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る天井走行式X線管懸
垂器に備えられた位置検出機構の正面図である。
【図2】この考案の一実施例に係る天井走行式X線管懸
垂器に備えられた位置検出機構の側面図である。
【図3】位置検出器であるフォトセンサと指示器の位置
関係の説明に供する斜視図である。
【図4】指示器の変形実施例および指示器と検出器の変
形実施例を示す斜視図である。
【図5】制動機構の回路構成を示す図である。
【図6】天井走行式X線管懸垂器の全体正面図である。
【図7】天井走行式X線管懸垂器の全体側面図である。
【図8】図7の従来装置に係るA−A矢視断面図であ
る。
【図9】図6の従来装置に係るB−B矢視断面図であ
る。
【図10】図7のC−C矢視断面図である。
【図11】制動機構の構成を示す図である。
【図12】操作部の外観図である。
【符号の説明】
1 … 固定レール 4 … 移動レール 7 … 懸垂部 8,13 … 反射板 9,14 … 範囲反射板 10,11,15,16 … 反射形フォトセンサ CX … X線撮影装置のX方向撮影中心 CY … X線撮影装置のY方向撮影中心 SOL1 〜SOL4 … ソレノイド R1 〜R7 … リレー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に配備されたレールに沿って水平移
    動可能に懸垂された懸垂部にX線発生装置を取り付け、
    このX線撮影装置のX線中心を床面に設置されたX線撮
    影装置の撮影中心に合わせる際に、操作者が前記懸垂部
    に配設された操作部に設けられた移動方向選択スイッチ
    を操作することにより懸垂部の水平移動を抑止する制動
    を解除して懸垂部を移動させ、X線撮影中心を示す中心
    指示器をX線発生装置に伴って移動する検出器が検出す
    ることにより制動を行なう天井走行式X線管懸垂器にお
    いて、前記中心指示器を含む移動方向の適宜範囲を示す
    範囲指示器と、X線発生装置に伴って移動し、前記範囲
    指示器を検出する範囲検出器と、前記範囲指示器を検出
    することにより警告を発する警告装置とを備え、かつ前
    記中心指示器と範囲指示器とはそれぞれ着脱自在に設置
    されることを特徴とする天井走行式X線管懸垂器。
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