JPH03143429A - Ｘ線診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は天井式Ｘ線管保持装置と撮影装置とからなるＸ
線診断装置に関する。

（従来の技術） Ｘ線診断装置として、天井に設けた昇降体にＸ線管を保
持した天井式Ｘ線管保持装置と、この天井式Ｘ線管保持
装置に設けたＸ線管から放射されたＸ線を受けるフィル
ムを保持する本体を移動可能に設けた撮影装置とを具備
し、この撮影装置の装置本体を移動する動作に伴い、天
井式Ｘ線管保持装置の昇降体が駆動してＸ線管を昇降さ
せる動作を連動して行う型式のものがある。

この型式のＸ線診断装置について説明を加える。

Ｘ線管保持装置は、天井に伸縮可能な昇降体を吊下げ、
この昇降体の下端部にＸ線管および絞り機構を設けた保
持ユニットを設ける。この昇降体はモータを駆動し適宜
な昇降機構により伸縮昇降する。保持ユニットには照射
野ランプとこのランプヲ点消灯させるランプスイッチを
設ける。この照射野ランプは、Ｘ線管から照射されるＸ
線と同じ光軸をもって光線を模擬Ｘ線として照射するも
ので、後述するように撮影装置の一例であるブ・ツキ−
スタンドのブツキー本体に設けるフィルムに対する照射
野を確認してＸ線の照射野を調整するために使用する。

撮影装置として例えばブツキースタンドを使用する。ブ
ツキースタンドは、天井式Ｘ線管保持装置から離れた箇
所に設けたものであり、床上に設置したスタンドにブツ
キー本体を昇降自在に設けている。ブツキー本体はモー
タを駆動して図示しない昇降機構により昇降される。ブ
ツキー本体にはフィルムを保持したカセツテを装填する
。

そして、ブツキースタンドにおいてブツキー本体を昇降
動作させると、Ｘ線管保持装置におけるモータが駆動し
て昇降体をブツキー本体の昇降に合わせて昇降させ、こ
れにより保持ユニットを昇降させてＸ線管を昇降させる
ように機能を有している。

このように構成したＸ線診断装置においてＸ線診断を行
う場合には、被検体をブツキースタンドのブツキー本体
の前方に位置させ、操作者がブツキースタンドの側にい
てブツキー本体を昇降する操作を行い、ブツキー本体を
昇降させて被検体の撮影すべき部位に対応する位置で停
止させる。このブツキースタンドのブツキー本体の昇降
動作に連動して、Ｘ線管保持装置の昇降体もブツキー本
体と同じように昇降動作を行い保持ユニットすなわちＸ
線管をブツキー本体に対応した位置に停止させる。

その後、Ｘ線管から照射されるＸ線の照射野と、このＸ
線を受けるブツキー本体に装填したフィルムとの位置関
係を調べるために、操作者はブツキースタンドからＸ線
管保持装置の保持ユニットまで移動し、保持ユニットに
設けたランプスイッチを操作して照射野ランプを点灯し
、ランプの光線をＸ線管から照射されるＸ線と同じ光軸
でブツキー本体のフィルムに照射する。そして、光線の
照射野とフィルムとの関係を確認し、必要に応じて照射
野を調整する。これによりＸ線管から照射されるＸ線の
フィルムに対する照射野を確認調整する。

しかしながら、このようにＸ線撮影を行なう際には、操
作者はブツキースタンドの側に居てブツキー本体の操作
を行なっている。このため、Ｘ線照射野を確認する作業
を行なう場合には、操作者がブツキースタンドからこれ
と離れた位置にあるＸ線管保持装置の保持ユニットの箇
所まで移動しランプスイッチを操作して照射ランプを点
灯する必要があった。

（発明が解決しようとする課題） このように従来のＸ線診断装置では、Ｘ線の照射野を確
認する作業を行なう度、操作者がブツキースタンドから
Ｘ線管保持装置まで移動する必要があるので、作業が面
倒であり、操作者の負担が大きいとともに作業時間も長
くなっていた。

本発明は前記事情基づいてなされたもので、Ｘ線の照射
野を確認する作業を容易且つかつ迅速に行え、Ｘ線の照
射野を確認する作業における操作者の負担を軽減したＸ
線診断装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成コ （課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明のＸ線診断装置は、天
井に設けｔ！昇降体にＸ線管を保持した天井式Ｘ線管保
持装置と、この天井式Ｘ線管保持装置に設けたＸ線管か
ら放射されたＸ線を受けるフィルムを保持する装置本体
を移動可能に設けた撮影装置とを具備し、この撮影装置
の装置本体を移動する動作に伴い天井式Ｘ線管保持装置
の昇降体が駆動してＸ線管を昇降させる動作を連動して
行う型式のＸ線診断装置において、撮影装置の装置本体
を移動する動作を行う時に、この動作に連動して天井式
Ｘ線管保持装置に設けた照射野ランプを点灯させる機能
を備えたことを特徴とするものである。

また、撮影装置の装置本体を移動する動作を停止した後
に、照射野ランプを所定時間継続して点灯させるもので
ある。

（作用） この構成により、撮影装置の装置本体を移動する動作を
行う時に、この動作に連動して天井式Ｘ線管保持装置に
設けた照射野ランプが点灯し、さらに撮影装置の装置本
体を移動する動作を停止した後に、照射野ランプを所定
時間継続して点灯させるので、Ｘ線の照射野を確認する
作業を行う時に、撮影装置にいる操作者が撮影装置から
Ｘ線管保持装置まで移動する必要がなく、操作者は撮影
装置の側に居たまま、Ｘ線管保持装置に設けた照射野ラ
ンプから照射される光線を利用して照射野を確認するこ
とができる。

（実施例） 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

本発明のＸ線診断装置の一実施例を第１図および第２図
を参照して説明する。

第２図はこの型式のＸ線診断装置の一例を示している。

すなわち、撮影装置としてはブツキースタンドを使用し
たものとブツキーテーブルスタンドを使用したものが有
るが、この実施例では撮影装置としてブツキースタンド
を使用している。

第２図において、１は天井式Ｘ線管保持装置、２はブツ
キースタンドである。Ｘ線管保持装置１は、天井Ｒに複
数の部材を上下方向に伸縮可能に組み合わせた昇降体３
を吊下げて設けており、この昇降体３はモータ４を駆動
して図示しない昇降機構により伸縮昇降される。昇降体
３の下端部にＸ線管５および絞り機構６を設けた保持ユ
ニット７が保持してあり、この保持ユニット７には照射
野ランプ９とこのランプ９を点渭灯させるランプスイッ
チ８が設けである。この照射野ランプ９は、Ｘ線管５か
ら照射されるＸｖＡと同じ光軸をもって光線を模擬Ｘ線
として照射するもので、後述するようにブツキースタン
ド２のブツキー本体１１に設けるフィルムに対する照射
野を確認してＸ線の照射野を確認調整するために使用す
る。

ブツキースタンド２は、天井式Ｘ線管保持装置１から離
れた箇所に設けたものであり、床Ｆ上に設置したスタン
ド１０にブツキー本体１１を昇降自在に設けている。ブ
ツキー本体１１はモータ１２を駆動して図示しない昇降
機構により昇降される。ブツキー本体１１にはフィルム
を保持したカセツテ１３を装填する。また、ブツキー本
体］］にはＸ線撮影に必要な機構が設けられる。

次に本発明の特徴である制御系について第１図を参照し
て説明する。

ブツキースタンド２においては、ブツキー本体昇降用ス
イッチ２１、ブツキー本体昇降位置検出器２２、フィル
ムサイズ検出器２３、リンクスイッチ２４が設けられる
。昇降用スイッチ２１は駆動回路２５に信号を与えるも
のである。駆動回路２５はブツキー本体昇降用のモータ
１２の駆動および停止を行うものである。昇降位置検出
器２２はブツキー本体１１に設けられ、ブツキー本体１
１の昇降に伴う位置の変化を検出するものである、具体
的にはポテンショメータが使用され、ブツキー本体１１
の昇降に伴うポテンショメータの出力の変化を利用して
昇降位置を知る。フィルムサイズ検出器２３はブツキー
本体１１に設けられ、カセツテ１３に支持されてブツキ
ー本体１１に装填されるフィルムのサイズを検出するも
のである。

具体的にはポテンショメータが使用され、このポテンシ
ョメータをカセツテ１３に装着する。カセツテはフィル
ムサイズに応じた位置に移動するので、その移動量に応
じたボテンッショメータがらの出力に応じてフィルムサ
イズを検出する。リンクスイッチ２４はブツキー本体１
１の昇降に連動してＸ線管保持装置１のモータ４を駆動
して昇降体３を昇降させるためのものである。昇降位置
検出器２２およびフィルムサイズ検出器２３はＸ線管保
持装置１に設けた比較回路２７に信号を出力し、リンク
スイッチ２４はＸ線管保持装置１に設けたゲート回路２
８に信号を出力する。なお、昇降用スイッチ２１および
リンクスイッチ２４はブツキー本体１１または適宜な操
作部に設けられる。

Ｘ線管保持装置１には、昇降位置検出器２６、ランプス
イッチ８、比較回路２７゛およびゲート回路２８が設け
られる。昇降位置検出器２６は保持ユニット７の昇降に
伴う位置変化を検出するものである、具体的にはポテン
ショメータを使用し、このポテンショメータ４に保持ユ
ニット７に設けて保持ユニット７の昇降に伴う出力の変
化を利用して昇降位置を知る。比較回路２７は、昇降位
置検出器２２、フィルムサイズ検出器２３および昇降位
置検出器２６からの信号を受けて比較演算を行ない、そ
の結果に応じてゲート回路２８に信号を出力する。ゲー
ト回路２８は、比較回路２７とリフスイッチ２４からの
信号を受けて動作し、駆動回路２つに信号を出力する。

駆動回路２９は保持体昇降用のモータ４の駆動および停
止を行うものである。なお、モータ駆動回路２９は照射
野ランプ９に信号を出力するようになっている。なお３
０はタイマである。

このように構成したＸ線診断装置においてＸ線診断を行
う場合には、先ずリンクスイッチ２４をオンにする。リ
ンクスイッチ２４の信号はゲート回路２８に出力される
。次に、Ｘ線管保持装置１の保持ユニット７に設けたラ
ンプスイッチ８をオンにする。これにより照射野ランプ
９の点灯回路に設けられたタイマ（図示せず）により約
３０秒間照射野ランプ９が点灯する。

次いで、被検体をブツキースタンド２のブツキ本体１１
の前方に立たせ（或いは座らせる）。

ここで、操作者はブツキースタンド２の側に居てブツキ
ー本体１１を昇降する操作を行い、ブツキー本体１１を
昇降させて被検体の撮影すべき部位に対応する位置で停
止させる。すなわち、操作者はブツキースタンド２に設
けた昇降用スイッチ２１を操作して駆動回路２５に信号
を送り、駆動回路２５がモータ１２を駆動する事により
ブツキー本体１１を昇降させる。

このブツキースタンド２のブツキー本体１１の昇降動作
に連動して、Ｘ線管保持装置１の昇降体３もブツキー本
体１１と同しように昇降動作を行い、保持ユニット７す
なわちＸ線管５をブツキ本体１１に対応した位置に停止
させる。すなわち、昇降するブツキー本体１１に設けた
昇降位置検出器２２からの信号とＸ線管保持装置１に設
けた昇降位置検出器２６の信号とを受けた比較回路２７
２４からの信号を受けて駆動回路２つに信号を出力する
。駆動回路２つはモータ４を駆動することにより、昇降
体３を昇降させる。また、駆動回路２つは対して点灯を
して照射野ランプ９を点灯する。それと同時にタイマー
が３０秒動作し、３０秒後に照射野ランプ９が消灯する
。

そして、ブツキースタンド２の昇降用スイッチ２１をオ
フにして、駆動回路２５によりモータ１２の駆動を停止
してブツキー本体１１の昇降を停止する。これによりブ
ツキー本体１１に設けた昇降α置検出器２２からの信号
とＸ線管保持装置１に設けた昇降位置検出器２６の信号
とを受けた比較回路２７がゲート回路２８に信号を出力
する。

ゲート回路２８は比較回路ｌＺからの信号とリンクスイ
ッチ２４からの信号を受けて駆動回路２つに信号を出力
する。駆動回路２９はモータ４の駆動を停止する。

この間、操作者はブツキースタンド２において、Ｘ線管
保持装置１の照射野ランプ９がらブツキー本体１１に装
填したフィルムに向けて照射される光線の照射野とフィ
ルムとの関係を確認し、必要に応じて調整する。

従って、ブツキー本体１１の昇降動作が終了した後、照
射野ランプ９の光線による照射野の確認を行う作業は、
操作者がブツキースタンド２の側に居たまま行なうこと
ができる。

また、Ｘ線撮影に際しては、あらかしめ設定したサイズ
のフィルムを使用し、このフィルムをそのフィルムサイ
ズに応じたカセツテをブツキースタンド２のブツキー本
体１１に装填する。設定したサイズとは異なるサイズの
フィルムを使用し、そのフィルムサイズに応したカセツ
テをブツキースタンド２のブツキー本体１１に装填した
場合は、ブツキー本体１１に設けたフィルムサイズ検出
器を出力する。以降は前述した動作により昇降体３が昇
降して保持ユニット７が昇降する。また、この時照射野
ランプ９が点灯する。これにより新たなフィルムサイズ
に応じた照射野の調整を行うことができる。

第３図は撮影装置としてブツキーテーブル１４を用いた
場合を示している。第３図において第２図と同じ部分は
同じ符号を付して示している、この場合にはブツキーテ
ーブル１４の昇降に応じてＸ線管保持装置１の保持ユニ
ット７を昇降させる。

この場合に動作は前述した実施例の場合と同しである。

［発明の効果〕 以上説明したように本発明のＸ線診断装置によれば、撮
影装置の装置本体を移動する動作を行う時に、この動作
に連動して天井式Ｘ線管保持装置に設けた照射野ランプ
を点灯し、さらに撮影装置の装置本体を移動する動作を
停止した後にも照ｑ、を野ランプを所定時間継続して点
灯するので、Ｘ線の照射野を確認する作業を行う時に、
撮影装置の側に居る操作者が撮影装置からＸ線管保持装
置まで移動する必要がなく、操作者は撮影装置の側に居
たまま、Ｘ線管保持装置に設けた照射野ランプから照射
される光線を利用して照射野を確認することができる。

従って、照射野の確認作業を容易且つ迅速に行え、Ｘ線
の照射野を確認する作業における操作者の負担を軽減す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明のＸ線診断装置の一実施例
を示し、第１図は制御系を示すブロック図、第２図は装
置の概略的構成を示す図、第３図は他の実施例の概略的
構成を示す図である。 １・・・Ｘ線管保持装置、２・・・ブツキースタンド（
撮影装置）、５・・・Ｘ線管、９・・・照射野ランプ、
８・・・ランプスイッチ、１１・・・ブツキースタンド
。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）天井に設けた昇降体にＸ線管を保持した天井式Ｘ
   線管保持装置と、この天井式Ｘ線管保持装置に設けたＸ
   線管から照射されたＸ線を受けるフィルムを保持する装
   置本体を移動可能に設けた撮影装置とを具備し、この撮
   影装置の装置本体を移動する動作に伴い天井式Ｘ線管保
   持装置の昇降体が駆動してＸ線管を昇降させる動作を連
   動して行う型式のＸ線診断装置において、前記撮影装置
   の装置本体を移動する動作を行う時に、この動作に連動
   して前記天井式Ｘ線管保持装置に設けた照射野ランプを
   点灯させる機能を備えたことを特徴とするＸ線診断装置
   。
2. （２）撮影装置の装置本体を移動する動作を停止した後
   に、照射野ランプを所定時間継続して点灯させる請求項
   １記載のＸ線診断装置。