JP2576949Y2 - 天井走行式x線管懸垂器 - Google Patents

天井走行式x線管懸垂器

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JP2576949Y2 JP1993027978U JP2797893U JP2576949Y2 JP 2576949 Y2 JP2576949 Y2 JP 2576949Y2 JP 1993027978 U JP1993027978 U JP 1993027978U JP 2797893 U JP2797893 U JP 2797893U JP 2576949 Y2 JP2576949 Y2 JP 2576949Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、X線撮影用の天井走
行式X線管懸垂器に係り、特に、X線発生装置のX線中
心をX線撮影装置の撮影中心に合わせる際の位置検出の
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の天井走行式X線管懸垂器の構成を
図6ないし図12を参照して説明する。図6は、天井走
行式X線管懸垂器の全体正面図であり、図7は、その側
面図である。図中、符号1は天井のX方向に沿って固設
された固定レールであり、この固定レール1には、図8
(図7のA−A矢視断面図)に示すように、移動レール
支持部材3に設けられたコロ2により、移動レール支持
部材3が、固定レール1に沿って、すなわち、X方向に
移動自在に支持されている。この移動レール支持部材3
に固定レール1と直交するように移動レール4が支持さ
れている。この移動レール4には、図9(図6のB−B
矢視断面図)に示すように、懸垂部支持部材6に設けら
れたコロ5により、懸垂部支持部材6が、移動レール4
に沿って、すなわち、Y方向に移動自在に支持されてい
る。この懸垂部支持部材6には、伸縮自在に構成された
懸垂部7が天井から懸垂された状態で取り付けられてい
る。懸垂部7の先端部分には、サポート軸19が取り付
けられている。このサポート軸19には、図10(図7
のC−C矢視断面図)に示すように、回動軸32が、複
数個のコロ33によりサポート軸19に対して回動自在
に緩挿されている。また、回動軸32の一方の端部に
は、X線管20とコリメータ21とから構成されるX線
発生装置22が取り付けられ、他方の端部には、操作部
23が取り付けられている。
【0003】図8,図9に示すように、上述の固定レー
ル1には、X線撮影装置のX方向の撮影中心CXを示す
切片M3がネジで固着されている。そして、移動レール
4には、X線発生装置22のX方向のX線中心を示すマ
イクロスイッチM1がL字状の検出器支持部材12を介
して取り付けられている。マイクロスイッチM1は、そ
の作動片が前記切片M3に接触するように取り付けられ
る。また、上述の移動レール4には、X線撮影装置のY
方向の撮影中心CYを示す切片M4がネジで固着されて
いる。そして、懸垂部7には、X線発生装置22のY方
向のX線中心を示すマイクロスイッチM2がL字状の検
出器支持部材17を介して取り付けられている。マイク
ロスイッチM2は、その作動片が前記切片M4に接触す
るように取り付けられる。
【0004】操作部23は、図12に示すように構成さ
れている。操作者は、操作部23に設けられた操作ハン
ドル24を押したり、引いたり、上下させたり、回転さ
せたりすることにより、X,Y方向へX線発生装置22
を移動させたり、懸垂部7を伸縮させてX線発生装置2
2を上下動させたり、回動軸32を回転させてX線発生
装置22のX線照射方向を移動させたりすることができ
るが、普段、各方向への移動は各方向の制動機構により
その動きが抑止されている。これらの制動機構を解除す
るための移動方向選択スイッチ25〜30が、操作部2
3に設けられている。
【0005】スイッチ25は、X方向移動制動機構の制
動を解除するためのスイッチであり、スイッチ26は、
Y方向移動制動機構の制動を解除するためのスイッチで
あり。また、スイッチ27は、上下動制動機構の制動を
解除するためのスイッチであり、スイッチ28は、回動
制動機構の制動を解除するためのスイッチであり、スイ
ッチ29は、全ての制動機構の制動を解除するためのス
イッチである。さらに、スイッチ30は、後述する検出
器によっておこなわれるX,Y方向移動制動機構の制動
を解除するためのスイッチである。
【0006】上記の各方向の制動機構の構成は以下のよ
うになっている。これらの制動機構は同様の構成である
ので、X方向移動制動機構を例に採って説明する。X方
向移動制動機構は、図11に示すように、移動レール支
持部材3内に設けられており、その具体的な構成は、ソ
レノイドSOL1 の「OFF」,「ON」により伸縮す
るロッド34の先端部に、揺動支点35を中心として揺
動されるレバー36の一端部が連結され、そのレバー3
6の他端部には、ゴム等の摩擦係数の高い制動部材37
が先端部に取り付けられた制動軸38の基端部が連結さ
れている。また、上記ロッド34の先端部は、引張コイ
ルバネ39により付勢されている。ソレノイドSOL1
が「ON」になると、ロッド34が収縮し、レバー36
を揺動させて、制動軸38を固定レール1と反対方向に
引くことにより、固定レール1に押圧されていた制動部
材37が、固定レール1との接触が解かれることによっ
て、X方向への移動の制動が解除される。また、ソレノ
イドSOL1 が「OFF」になると、ロッド34は引張
コイルバネ39により引つ張られ、レバー36を揺動さ
せて、制動軸37を固定レール1方向に押し出すことに
より、制動部材37が固定レール1に押圧されて制動が
かかる。
【0007】操作者は、X線発生装置22のX線中心を
床面に設置された図示しないX線撮影装置の撮影中心C
X,CYに一致させるため、X線発生装置22を移動させ
たい方向の移動方向選択スイッチ25〜30を押しなが
ら(その方向の制動を解除しながら)、操作ハンドル2
4を押したり、引いたりして、X線発生装置22を移動
させる。X方向の移動は、X線撮影装置のX方向の撮影
中心CXを示す切片M3をX線発生装置22のX方向の
X線中心を示すマイクロスイッチM1が検出すると制動
される。また、Y方向の移動は、同様にY方向の撮影中
心CYを示す切片M4をY方向のX線中心を示すマイク
ロスイッチM2が検出すると制動される。以上のように
して、X線中心を撮影中心に一致さた後、被検体にX線
を曝射してX線撮影を行なう。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、X線発生装置22のX線中心を、X線
撮影装置の撮影中心CX,CYに一致させるには、操作者
が手動でX線発生装置22の移動を行なう。このとき、
X線発生装置22を移動させる速度によってはマイクロ
スイッチM1(M2)が動作して制動機構が働き、X線
発生装置22が完全に停止するまでに、X線発生装置2
2がかなりの距離を移動するので、X線撮影装置の撮影
中心とX線発生装置22のX線中心との間に”ズレ”が
生じ易いという問題点がある。X線撮影装置の撮影中心
とX線発生装置22のX線中心とに”ズレ”を生じる場
合、X線フィルムに照射されるX線の照射野がずれて、
撮影されない部分ができる。この撮影されない部分の限
度は、薬事法により規定されており、一定範囲内に納め
る必要がある。
【0009】また、X線撮影装置の撮影中心CX,CY
示す切片M3と切片M4は、固定レール1と移動レール
4にそれぞれネジ等によって固着されている。この撮影
中心を示す切片M3と切片M4の位置は、例えば、X線
撮影装置を移動させたときのように、天井走行式X線管
懸垂器とX線撮影装置の相対位置が元の位置関係と異な
った場合には、変更する必要がある。しかし、切片M3
と切片M4はネジ等によって固着されているので、それ
ら位置変更するには、固定レール1と移動レール4に新
たなネジ穴を開けて、それらをネジで固着するという煩
雑な作業が伴う。
【0010】この考案は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、X線撮影装置の撮影中心とX線発生
装置のX線中心との”ズレ”を少なくできる天井走行式
X線管懸垂器を得ることを目的とする。
【0011】また、この考案の他の目的は、X線撮影装
置の撮影中心を示す指示器の位置変更を容易に行なえる
ようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この考案は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この考案に係る天井走行式X線管懸垂器は、天井に
配備されたレールに沿って水平移動可能に懸垂された懸
垂部にX線発生装置を取り付け、このX線撮影装置のX
線中心を床面に設置されたX線撮影装置の撮影中心に合
わせる際に、操作者が前記懸垂部に配設された操作部に
設けられた移動方向選択スイッチを操作することにより
懸垂部の水平移動を抑止する制動を解除して懸垂部を移
動させ、X線撮影中心を示す中心指示器をX線発生装置
に伴って移動する検出器が検出することにより制動を行
なう天井走行式X線管懸垂器において、前記中心指示器
を含む移動方向の適宜範囲を示す範囲指示器と、X線発
生装置に伴って移動し、前記範囲指示器を検出する範囲
検出器と、前記範囲指示器を検出することにより警告を
発する警告装置とを備え、かつ前記中心指示器と範囲指
示器とはそれぞれ着脱自在に設置されることを特徴とす
るものである。
【0013】
【作用】この考案の作用は次のとおりである。すなわ
ち、X線発生装置が移動しているとき、範囲検出器が範
囲指示器を検出すると、警告装置から警告が発せられ
る。これにより操作者は、撮影中心に近づいたことを知
ることができるので、X線発生装置の移動速度を落と
す。そして、中心検出器が中心指示器を検出すると、制
動機構が働き、X線撮影装置が速やかに停止する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの考案の一実施例を
説明する。図1は、この考案の一実施例に係る天井走行
式X線管懸垂器に備えられた位置検出機構の正面図であ
り、図2は、位置検出機構の側面図であり、図3は、位
置検出器であるフォトセンサと指示器の位置関係の説明
に供する斜視図である。なお、この実施例では、この考
案の要部である位置検出機構の構成以外は、従来例で説
明した図6ないし図12に示した天井走行式X線管懸垂
器と同様の構成であるので、ここでの説明は省略する。
【0015】図中、符号1は固定レールであり、これに
床面に設置された図示しないX線撮影装置のX方向の撮
影中心CXを示す反射板8が粘着性テープを介して固着
されている。また、前記反射板8の下方には、撮影中心
Xを含むX方向の適宜範囲に反射板9が同様に固着さ
れている。そして、反射形フォトセンサ10,11が、
投受光面を前記反射板8,9に対向する形でL字状の検
出器指示部材12を介して移動レール4に取り付けられ
ている(図1,図2参照)。
【0016】また、移動レール4には、X線撮影装置の
Y方向の撮影中心CYを示す反射板13が粘着性テープ
を介して固着されている。また、前記反射板13の下方
には、撮影中心CYを含むY方向の適宜範囲に反射板1
4(以下、範囲反射板という)が同様に固着されてい
る。そして、反射形フォトセンサ15,16が、投受光
面を前記反射板13,14に対向する形でL字状の検出
器指示部材17を介して懸垂部7に取り付けられている
(図1,図2参照)。
【0017】上記の反射形フォトセンサ10(15),
11(16)とX線撮影装置の撮影中心CX(CY)およ
び指示器18(反射板8(13)と範囲反射板9(1
4))からなる位置検出機構の関係を図3を参照して説
明する。X線撮影装置の撮影中心であるCX(CY)線上
に反射板8(13)を設ける。この撮影中心であるCX
(CY)を含む範囲で、反射板8(13)の下方にX
(Y)方向に反射板8(13)よりも長い範囲反射板9
(14)を設ける。反射形フォトセンサ10(15)
は、前記反射板8(13)を検出可能な距離(例えば5
mm)を隔てて設けられ、反射形フォトセンサ11(1
6)も同様に設けられる。また、反射形フォトセンサ1
0(15)と11(16)とは、相互に干渉しない距離
(例えば10mm)を隔てて設けられる。
【0018】次に、操作部23のスイッチ25〜30を
押したときの動作を、図5の回路図を参照して説明す
る。これらのスイッチ25〜30は、スイッチを押して
いる間だけ「ON」状態が保持されるスイッチ(モーメ
ンタリスイッチ)で構成されており、普段は、「OF
F」状態になっている。
【0019】スイッチ25を押すと、押している間だけ
リレーR1 が「ON」状態になる(同図(a))。そし
て、反射形フォトセンサ10が「OFF」状態の間(X
方向の撮影中心CXを示す反射板8を反射形フォトセン
サ10が検出していない間)は、その出力端子に接続さ
れるリレーR5 が「ON」状態であるので、ソレノイド
SOL1 が「ON」状態になる(同図(b))。スイッ
チ25を離すと、リレーR1 が「OFF」状態になり、
ソレノイドSOL1 が「OFF」状態になる。このソレ
ノイドSOL1 は上述したように、X方向移動制動機構
を構成する部品であり、ソレノイドSOL1 を「ON」
状態にするとX方向の制動が解除され、「OFF」状態
にすると制動がかかるように構成されている。
【0020】スイッチ26を押すと、スイッチ25と同
様に、反射形フォトセンサ15が「OFF」状態の間
(Y方向の撮影中心CYを示す反射板13を反射形フォ
トセンサ15が検出していない間)はソレノイドSOL
2 が「ON」状態になってY方向の制動が解除され、ス
イッチ26を離すと、リレーR2 が「OFF」状態にな
り、ソレノイドSOL2 が「OFF」状態になってY方
向に制動がかかる。
【0021】スイッチ27,28を押すと、押している
間だけリレーR3 ,R4 が「ON」状態になって、各ソ
レノイドSOL3 ,SOL4 が作動し、X線発生装置の
上下制動機構及び回動制動機構が解除される。そして、
スイッチ27,28を離すと、各制動機構が働く。スイ
ッチ29を押すと、押している間だけリレーR1 〜R4
が全て「ON」状態になり、ソレノイドSOL1 〜SO
4 が全て「OFF」状態になる。但し、ソレノイドS
OL1 とソレノイドSOL2 に関しては、X方向の撮影
中心CXを示す反射板8を反射形フォトセンサ10が、
また、Y方向の撮影中心CYを示す反射板13を反射形
フォトセンサ15がそれぞれ検出していないとき(X線
撮影中心とX線中心とが一致していないとき)だけであ
る。
【0022】また、スイッチ30は、スイッチ25また
はスイッチ26とを同時に押して使用する。つまり、ス
イッチ25(26)を押しながらX線発生装置22を移
動させ、反射形フォトセンサ10(11)が撮影中心で
ある反射板8(13)を検出し、リレーR5 (R6)が
「OFF」状態になると、ソレノイドSOL1 (SOL
2 )が「OFF」状態になり、制動が行なわれる。そし
て、例えばX線撮影の後に、この状態からX線発生装置
22を移動させるために制動を解除するには、スイッチ
25(26)とスイッチ30とを同時に押して、リレー
1 (R2 )とリレーR7 とを共に「ON」状態にし、
ソレノイドSOL1 (SOL2 )を「ON」状態にす
る。
【0023】次に、操作者が、X線発生装置22のX線
中心をX線撮影装置の撮影中心CX(CY )に一致させ
るため、X線発生装置22をX方向の移動方向選択スイ
ッチ25(Y方向の移動方向選択スイッチ26)を押し
ながら(その方向の制動を解除しながら)、操作ハンド
ル24を押したり、引いたりしてX線発生装置22を移
動させる動作について説明する。
【0024】まず、スイッチ25(26)が押されてリ
レーR1 (R2 )は「ON」状態になり、ソレノイドS
OL1 (SOL2 )は「ON」状態になる。これで制動
が解除され、移動レール4(懸垂部7)は、操作者の手
によってX線撮影中心CX (CY )に向かって押され
る。範囲検出器である反射形フォトセンサ11(16)
が範囲反射板9(14)を検出すると、各フォトセンサ
の出力端子に接続されたブザーBZ1(BZ2)が警告
音を発する。操作者は、この警告音を聞くと押す力を弱
めて速度を落とす。そして、さらに移動レール4(懸垂
部7)がX線撮影中心CX (CY )に近づいて、X線撮
影中心CX (CY )を示す反射板8(13)を反射形フ
ォトセンサ10(15)が検出すると、その出力端子に
接続されたリレーR5 (R6 )が「OFF」状態にな
る。これにより、警告音を発するブザーBZ1(BZ
2)は、リレーR5 (R6 )が「OFF」状態になるこ
とにより消音し、ソレノイドSOL1 (SOL2 )は
「OFF」状態になり、制動が行なわれる。このように
して、X線発生装置22のX線中心をX線撮影装置の撮
影中心CX (CY )に精度よく一致させることができ
る。
【0025】次に、例えば、X線撮影装置とX線発生装
置22との位置関係が、X線撮影装置の移動により異な
った場合に必要となる作業について説明する。まず、固
定レール1(移動レール4)に粘着性テープを介して固
着されているX(Y)方向の反射板8(13)と範囲反
射板9(14)とを剥がす。次に、剥がした前記反射板
を移動後のX線撮影装置の撮影中心CX ,CY に再固着
する。
【0026】なお、この実施例では、反射板8(13)
はX線撮影装置の撮影中心CX (CY )に一致する位置
に固着されたが、必ずしも、一致する位置に固着される
必要はない。例えば、反射板8(13)がX線撮影装置
の撮影中心CX (CY )から距離Dだけ離れた位置に固
着された場合、移動レール4および懸垂部7に取り付け
られるフォトセンサ10(15)もX線発生装置22の
X線中心から同じ方向に距離Dだけずらせばよい。
【0027】なお、上記の位置検出機構は、この実施例
に限定されることなく種々変形実施が可能である。図4
(a)は、反射板8(13)と範囲反射板9(14)と
を一体化して指示器18aとしたものである。図4
(b)は、検出器を反射形フォトセンサ10(15),
11(16)に代えて透過形フォトセンサ10b(15
b),11b(16b)としたものである。指示器18
bは、T字形の遮光板8b(13b)と範囲遮光板9b
(14b)とから構成される。
【0028】また、指示器18は、粘着性テープに代え
て磁石によって固着してもよい。さらに、検出器は、フ
ォトセンサに代えて磁気センサで構成することも可能で
ある。
【0029】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、この考
案によれば、撮影中心を含む移動方向の適宜範囲を示す
範囲指示器が検出されることによって、撮影中心の近辺
で警告装置が警告音を発するので、操作者は撮影中心が
近いと判断できる。これにより、操作者はX線発生装置
を押す力加減を調整することができるので、撮影中心を
示す指示器が検出されて制動がかかるとX線発生装置が
速やかに停止し、X線中心とX線撮影中心との間に”ズ
レ”が生じにくい。また、X線撮影中心を示す指示器と
その近辺を示す範囲指示器は、着脱自在に設置されるの
で、容易にその位置を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る天井走行式X線管懸
垂器に備えられた位置検出機構の正面図である。
【図2】この考案の一実施例に係る天井走行式X線管懸
垂器に備えられた位置検出機構の側面図である。
【図3】位置検出器であるフォトセンサと指示器の位置
関係の説明に供する斜視図である。
【図4】指示器の変形実施例および指示器と検出器の変
形実施例を示す斜視図である。
【図5】制動機構の回路構成を示す図である。
【図6】天井走行式X線管懸垂器の全体正面図である。
【図7】天井走行式X線管懸垂器の全体側面図である。
【図8】図7の従来装置に係るA−A矢視断面図であ
る。
【図9】図6の従来装置に係るB−B矢視断面図であ
る。
【図10】図7のC−C矢視断面図である。
【図11】制動機構の構成を示す図である。
【図12】操作部の外観図である。
【符号の説明】
1 … 固定レール 4 … 移動レール 7 … 懸垂部 8,13 … 反射板 9,14 … 範囲反射板 10,11,15,16 … 反射形フォトセンサ CX … X線撮影装置のX方向撮影中心 CY … X線撮影装置のY方向撮影中心 SOL1 〜SOL4 … ソレノイド R1 〜R7 … リレー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に配備されたレールに沿って水平移
    動可能に懸垂された懸垂部にX線発生装置を取り付け、
    このX線撮影装置のX線中心を床面に設置されたX線撮
    影装置の撮影中心に合わせる際に、操作者が前記懸垂部
    に配設された操作部に設けられた移動方向選択スイッチ
    を操作することにより懸垂部の水平移動を抑止する制動
    を解除して懸垂部を移動させ、X線撮影中心を示す中心
    指示器をX線発生装置に伴って移動する検出器が検出す
    ることにより制動を行なう天井走行式X線管懸垂器にお
    いて、前記中心指示器を含む移動方向の適宜範囲を示す
    範囲指示器と、X線発生装置に伴って移動し、前記範囲
    指示器を検出する範囲検出器と、前記範囲指示器を検出
    することにより警告を発する警告装置とを備え、かつ前
    記中心指示器と範囲指示器とはそれぞれ着脱自在に設置
    されることを特徴とする天井走行式X線管懸垂器。
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