JPH0663461U - アンチロックブレーキ用液圧制御装置 - Google Patents

アンチロックブレーキ用液圧制御装置

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JPH0663461U
JPH0663461U JP517193U JP517193U JPH0663461U JP H0663461 U JPH0663461 U JP H0663461U JP 517193 U JP517193 U JP 517193U JP 517193 U JP517193 U JP 517193U JP H0663461 U JPH0663461 U JP H0663461U
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JP
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valve
cylinder side
actuator housing
solenoid valve
hydraulic control
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Application number
JP517193U
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English (en)
Inventor
剛 渕田
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータハウジングに電磁弁と一体に
してコンパクトに組込まれ、少ない部品点数で脈動の抑
制と共に音振低減に貢献できるアンチロックブレーキ用
液圧制御装置を提供する。 【構成】 アクチュエータハウジング3の電磁弁1への
マスタシリンダ側液路(17A,4)に、アクチュエー
タハウジング(3)に液密かつ摺動自在に保たれると共
にマスタシリンダ側とホイールシリンダ側との液圧の差
が所定値以上になると絞り部(オリフィス形成部材3
0)を介してのみ連通可能に閉弁動作を行う液圧制御弁
(音振低減バルブ2)を電磁弁(1)と一体にして設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アンチロックブレーキ用液圧制御装置に関し、詳しくは、車両のブ レーキ制御において車輪がロックされるのを防止するアンチロックブレーキ装置 に設けられ、その制御動作時の液圧制御にかかわる液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のアンチロックブレーキ装置(以下でABSという)では、その制御用 アクチュエータに設けられるポンプの脈動に伴う騒音や、電磁制御弁(以下で単 に電磁弁という)のオン・オフに伴うシャッタ音および急激な液圧変動を防止す るために、ポンプが設けられる還流液路にオリフィスやダンパ室を配設し、一方 、マスタシリンダ(以下でM/Cという)とインレット電磁弁との間にM/C側 の液圧かホイールシリンダ(以下でW/Cという)側の液圧より所定値以上高く なると、W/C側に供給する液路が絞られるように制御される液圧制御弁(以下 で音振低減バルブ)を設けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、ABS制御系の各部に音振低減のための機構 をそれぞれ独立して配設するのでは弁の数や部品点数が増えるばかりで、これら をアクチュエータハウジングに個別に組込むものでは液路が複雑になる上、ハウ ジング自体が大型になり、車両搭載上不利となる。また、部品点数の増加と共に ABS自体のコスト増を招く。
【0004】 本考案の目的は、このような従来の問題に着目し、その解決を図るべく、アク チュエータハウジングに電磁弁と一体にしてコンパクトに組込まれ、少ない部品 点数で脈動の抑制と共に、音振低減に貢献できるアンチロックブレーキ用液圧制 御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、アクチュエータハウジングのマスタ シリンダ側からホイールシリンダ側への液通路に配設された電磁弁を有し、該電 磁弁の制御動作により前記マスタシリンダ側とホイールシリンダ側との液圧の差 が所定値以上になると前記マスタシリンダ側からホイールシリンダ側に連通可能 に制御されるアンチロックブレーキ用液圧制御装置において、前記アクチュエー タハウジングの前記電磁弁へのマスタシリンダ側液路に、前記アクチュエータハ ウジングに液密かつ摺動自在に保たれると共に前記液圧の差が所定値以上になる と絞り部を介してのみ前記ホイールシリンダ側と連通可能に閉弁動作を行う液圧 制御弁を前記電磁弁と一体にして設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案によれば、電磁弁の制御動作によりマスタシリンダ側とホイールシリン ダ側との液圧の差が所定値以上になると液圧制御弁の閉弁動作によりマスタシリ ンダ側液路とホイールシリンダ側液路との間が閉弁状態に保たれると共に絞り部 を介してのみマスタシリンダ側液路とホイールシリンダ側液路とが連通されるも ので、絞り部を介して例えば緩増圧が行われることにより電磁弁に発生する脈動 を抑制し、音振の発生を低減させることができると共に、液圧制御弁をコンパク トな形で電磁弁と一体化してアクチュエータハウジングに組込むことができる。
【0007】
【実施例】
以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を具体的に説明する。
【0008】 図1は本考案の一実施例を示す。本考案ではこの図に示すように常開のインレ ット電磁弁1と液圧制御にかかわる音振低減バルブ2とを一体にしてアクチュエ ータハウジング3に組込むようにするもので、ここで、4はアクチュエータハウ ジング3の不図示のM/Cポートにつながる液路、5は不図示のW/Cポートに つながる液路である。また、6はインレット電磁弁1の外筒、7は内筒、8は可 動子9と一体に形成され、内筒7内に沿って摺動自在なプランジャ、10はプラ ンジャ8の先端部に設けられている半球状の弁体部、11は弁体部10をバルブ シート12から開弁状態に保つべく、プランジャ8を上方に向けて偏倚させてい るばね、13は内筒7に穿設されている液路であり、液路13はフィルタ14を 介してW/C側の液路5に連通している。15は電磁弁1を駆動するソレノイド である。
【0009】 なお、上述したような構成になるインレット電磁弁1はその外筒6がアクチュ エータハウジング3の弁保持孔3Aに圧入されていて、その内筒7とハウジング 3との間はシール部材16により液密に保たれる。一方、内筒7にはバルブシー ト12から下方に円筒部17が延在されていて、その筒状をなす内側の液通路1 7Aにバルブシート12が圧入固定されると共に、その外周面17Bに音振低減 バルブ2の弁部材2Aが摺動自在に嵌め合わされている。
【0010】 18は円筒部外周面17Bと弁部材2Aとの間を液密に保つシール部材、19 は弁部材2Aをアクチュエータハウジング3のシリンダ部3Bに液密かつ摺動自 在に保つカップシール、20はフィルタ、21は弁部材2Aをシリンダ部3Bの 底面3Cに向けて偏倚させているばねであり、このばね21により液通路17A とM/C側液路4とを弁部材2Aに設けた連通路2Bを介して連通状態に保つ。 また、30は弁部材2Aの円筒部17下端と対向する位置に取付けられたオリフ ィス形成部材であり、後述するようにして音振低減バルブの弁部材2Aにより液 通路17Aが閉塞されたときにオリフィス形成部材30により液通路17Aを介 して僅かながらM/C側液路4とW/C側液路5との間のブレーキ液の流通を許 容する。
【0011】 このようにインレット電磁弁1と音振低減バルブ2とを一体にしてアクチュエ ータハウジング3に組込むようにして、ABSでの通常のブレーキ操作時には、 電磁弁1および音振低減バルブ2は共に図1に示した状態に保たれている。従っ て、不図示のペダル踏込みによってM/Cに発生した液圧はそのまま、液路4か ら連通路2B,液通路17A,液路13を経て、W/C側液路5からW/Cに導 かれ、また踏込みを戻すことによってW/C側の液圧がM/C側に戻される。
【0012】 また、ABS制御時にあって、M/C側の液圧がW/C側の液圧より所定値以 上高くなると、音振低減バルブ2において、弁部材2Aがばね21のばね力に抗 して上方に向けて移動され、液通路17Aと弁部材2Aの連通路2Bとはオリフ ィス形成部材30に形成されているオリフィスを介して絞られた形で僅かながら しか連通しなくなる。かくして、W/C側への緩増圧を行わせることができ、そ の動作にかかわるインレット電磁弁1のオン・オフ動作が制御され、音振を低減 させることができる。
【0013】 なお、上述の実施例では1系統に対して、そのインレット電磁弁と一体にして 音振低減バルブが組込まれる場合について述べたが、例えば左右の前輪別および 後輪の3系統に対して制御される場合はアクチュエータハウジングに組込まれる 3つのインレット電磁弁に対してそれぞれ図1に示すような構成で音振低減バル ブを組込むようにすればよい。この場合、液圧ポンプ側に音振低減のために設け られる機構が共用されることはいうまでもない。
【0014】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、アクチュエータハウジングの前記 電磁弁へのマスタシリンダ側液路に、前記アクチュエータハウジングに液密かつ 摺動自在に保たれると共に前記液圧の差が所定値以上になると絞り部を介しての み前記ホイールシリンダ側と連通可能に閉弁動作を行う液圧制御弁を前記電磁弁 を一体にして設けたので、音振低減機構をコンパクトな形でアクチュエータハウ ジングに組込むことができ、ハウジング自体をもコンパクトな形とすることがで きて、各系統別に効果的な液圧制御および音振低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インレット電磁弁 2 音振低減バルブ 2A 弁部材 2B 連通路 3 アクチュエータハウジング 3A 弁保持孔 3B シリンダ部 3C 底面 4,5,13 液路 6 外筒 7 内筒 8 プランジャ 9 可動子 10 弁体部 11,21 ばね 12 バルブシート 14,20 フィルタ 15 ソレノイド 16,18 シール部材 17 円筒部 17A 液通路 17B 外周面 19 カップシール 30 オリフィス形成部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータハウジングのマスタシリ
    ンダ側からホイールシリンダ側への液通路に配設された
    電磁弁を有し、該電磁弁の制御動作により前記マスタシ
    リンダ側とホイールシリンダ側との液圧の差が所定値以
    上になると前記マスタシリンダ側からホイールシリンダ
    側に連通可能に制御されるアンチロックブレーキ用液圧
    制御装置において、 前記アクチュエータハウジングの前記電磁弁へのマスタ
    シリンダ側液路に、前記アクチュエータハウジングに液
    密かつ摺動自在に保たれると共に前記液圧の差が所定値
    以上になると絞り部を介してのみ前記ホイールシリンダ
    側と連通可能に閉弁動作を行う液圧制御弁を前記電磁弁
    と一体にして設けたことを特徴とするアンチロックブレ
    ーキ用液圧制御装置。
JP517193U 1993-02-18 1993-02-18 アンチロックブレーキ用液圧制御装置 Pending JPH0663461U (ja)

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JP517193U JPH0663461U (ja) 1993-02-18 1993-02-18 アンチロックブレーキ用液圧制御装置

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JPH0663461U true JPH0663461U (ja) 1994-09-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000190834A (ja) * 1998-11-13 2000-07-11 Mando Mach Co Ltd アンチロックブレ―キシステム用ソレノイド弁
JP2000190833A (ja) * 1998-11-13 2000-07-11 Mando Mach Co Ltd アンチロックブレ―キシステム用ソレノイド弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000190834A (ja) * 1998-11-13 2000-07-11 Mando Mach Co Ltd アンチロックブレ―キシステム用ソレノイド弁
JP2000190833A (ja) * 1998-11-13 2000-07-11 Mando Mach Co Ltd アンチロックブレ―キシステム用ソレノイド弁

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