JPH0660844B2 - 分光光度計 - Google Patents

分光光度計

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JPH0660844B2
JPH0660844B2 JP1019251A JP1925189A JPH0660844B2 JP H0660844 B2 JPH0660844 B2 JP H0660844B2 JP 1019251 A JP1019251 A JP 1019251A JP 1925189 A JP1925189 A JP 1925189A JP H0660844 B2 JPH0660844 B2 JP H0660844B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は分光光度計に関し、特に波長走査或いは波長設
定のため分散素子をモータにより回転させる型の分光光
度計に関する。
(従来の技術) 回折格子を用いた分光光度計の波長走査機構として従来
からサインバー機構が用いられて来たが、この機構は送
りねじによって移動せしめられるナットによって回折格
子軸より突出されたサインバーを押動するようになって
おり、送りねじの回転量が波長とリニヤな関係があると
云う利点があるが、送りのじを用いているため波長の高
速送りが困難である。近時コンピュータ技術の普及によ
り、パルスモータの回転量を任意の関数値に変換する動
作が簡単迅速に行われるようになって来たのに伴い、分
光光度計においても、サインバー機構の送りねじ回転量
と波長とがリニヤな関係にあると云う利点は薄れ、高速
波長送りが困難と云う点が問題視されるようになり、構
造的にも簡単で安価になると云うこともあって、分光素
子を減速機構を介して直接回転させるようにした分光光
度計が用いられるようになって来た。
分光素子を減速機構を介して直接回転させる型の分光光
度計では分散素子として回折格子を用いた場合でもモー
タの回転量と波長との関係はリニヤでなくなり、分散素
子として回折格子を用いた場合、回折格子の基準位置か
らの回転角θと波長λとの関係は回折格子の格子定数を
d、回折次数をnとして で表わされる。こゝで角度φは第4図に示すように回折
格子Gへの入射光と回折光とのなす角の半分で、分光器
の入出射スリットが回折格子中心に対して張る角の1/
2である。回折格子の回転角と波長との関係が(1)式の
ようになっているので、分散素子を減速機構を介して直
接回転させる型の分光光度計では分散素子駆動用モータ
の回転量xに対して、 λ=Ksinpx 但し θ=px…(2) なる関係表を記入したROMを用いて駆動用モータの回
転量を波長値に変換するようにしている。上記(2)式で
pは減速機構により定まる定数であるがKは(1)式に示
されるように回折格子の格子定数と、分光器の入出射ス
リット等の光学素子の位置に関する量を含んでおり、こ
れらには分光器の工作上および組立上の誤差が含まれて
いて、同じ設計で造られた分光光度計でも各装置毎にわ
ずかずつ異なっている。しかし分光光度計の製作に当っ
て個々の装置毎に、Kを実測して作成された(2)式の表
を記録したROMを搭載すると云うことは実際上困難で
あり、幾つかのKの値について(2)式の表を作成して記
入したROMを予め用意しておいて、各分光光度計に搭
載し、工場において出荷の際各分光光度計毎に較正テス
トを行い、予めROMに記録してある幾つかの表の中か
ら最適の表を選び、分光光度計の使用時にはその表によ
って駆動モータの回転量を波長値に変換するようにして
いる。
(発明が解決しようとする課題) 分散素子を減速機構を介してモータにより直接回動させ
る型の分光光度計では上述したように、モータの回転量
を変換表を用いて波長値に変換しており、その際分光器
の工作上の精度により変換表は個々の分光光度計毎に異
ったものとしなければならないが、実際上予め用意した
幾つかの表の中から較正テストにより最適の表を選択し
て以後の測定に用いるようにしている。このため予め用
意しておく表は少しずつ異なるべく多数の表を用意して
おくのが望ましいが、ROMの容量から予め用意でいる
表の数は限られたものとなり、このため或る分光光度計
では最適の表がなく、一つの表ともう一つの表から得ら
れる二つの値の中間値が最も良いと云うことになり、ま
た或る分光光度計ではモータの回転量と波長値との関係
が予め用意した表の何れとも適合しないと云うような場
合が生じる。しかし従来はこのような場合に簡単に対処
する方法がなかった。
従って本発明は予め多数の変換表を用意することなし
に、上述したような問題に対処し得る分光光度計を提供
しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 分散素子駆動モータの回転量を波長値に変換する変換表
作成機能を備え、較正動作モードを指定することが可能
で、上記較正モードにおいて、既知波長の輝線光検出動
作を行い、同輝線が検出されたときの上記駆動モータの
回転量と上記輝線の既知波長とから上記変換表作成に用
いられる計数を決定し、その係数を用いて、変換表を作
成して不揮発性メモリに格納し、分析動作時には同メモ
リ内の上記変換表により、駆動モータの回転量を波長値
に変換する制御装置を分光光度計に設けた。
(作用) 回折格子の回転角θと波長λとの関係は前述(2)式で与
えられる。こゝでKが格子定数およびスリット等の光学
要素の位置の工作上のばらつきで装置毎に異っている。
制御装置は上記(2)式によって駆動モータの回転量xを
波長に変換する表を作成する機能を有しているので、K
の値を較正動作で実測的に決定してやることにより、モ
ータ回転量xを波長に変換する表を作成することができ
る。実際の分析時に一々この表を作成していると表の計
算に時間を取られるが、作成された表を不揮発性メモリ
に保存しておくので、実際分析時にはメモリ内の表によ
りモータの回転量を直ちに波長に変換することができ
る。
(実施例) 第1図に本発明の一実施例分光光度計において用いられ
ている分光器を示し、第2図に上記分光光度計の全体構
成を示す。第1図においてGは平面回折格子で、Aは同
回折格子の回転軸であり、この回転軸は減速機構Bの出
力軸になっている。Pはパルスモータでその回転が減速
機構Bを介してその出力軸Aに減速して伝達される。S
1は分光器の入射スリット、S2は出射スリットで、M
1はS1から入射した光を平行光束にして回折格子Gに
入射させるコリメータ鏡、M2は回折格子Gで回折され
た平行光束を出口スリットS2上に集光させるカメラ鏡
で、図示の角Ψの2等分角が前記(1)式における角φに
なる。回折格子の中心法線が角Ψの2等分線と一致する
回折格子の方向が回折格子Gの基準位置で、回折格子の
回転角θはこの基準位置から測る。
第2図において、MCが第1図に示した分光器であり、
L1,L2は分光光度計内蔵の内部光源で、L1は短波
長域測定用の重水素ランプ、L2は長波長域測定用のタ
ングステンランプであり、これら両光源は切換え鏡m1
の出入によって何れかの光が分光器MCに入射せしめら
れるようになっている。Cは試料室で分光器MCの出射
光束が通過するようになっており、分光器出射光束の光
路内に試料をセットできるようになっている。Dは試料
室Cを通過した分光器出射光を受光する光検出器で、同
検出器の出力信号は増幅部Apで増幅され、インターフ
ェースIfを介して制御装置Kに取込まれる。制御装置
Kは中央処理装置CPU、動作プログラム,変換表作成
でプログラム等を書込んだROM,不揮発性メモリEE
PROM,RAM等より成り、装置全体の制御、Ifを
介して取込んだ測光データに対するデータ処理を行う。
CRTは分析結果等を表示する表示部、Fはオペレータ
が制御装置に種々のデータを入力したり、動作に関する
指示を与えるための操作部である。
上記したROMには上述分光光度計の設計上のモータP
回転量xと波長との前記(2)式で示される変換表作成プ
ログラムが記入してある。上述分光光度計の較正テスト
は次のように行われる。この較正テストには分光光度計
内部光源L1を利用する。L1は重水素ランプで、その
放射光は第3図に示すような波長特性を有し、486.
0nmと656.1nmの所に鋭いピークがあり、この
ピークを用いて較正を行う。まず回折格子Gを波長0の
方向に回して行くと、波長0の位置で0次回折光が検出
されるので、波長0の付近で光検出器Dの出力のピーク
サーチを行い、ピーク中心が検出されたときの回折格子
Gの方向を基準位置とし、その位置からのパルスモータ
Pの回転量を前記(2)のxとする。xはパルスモータP
に供給した駆動パルスの計数値で、回折格子Gが基準位
置にあるときから駆動パルスの計数を開始する。この駆
動パルスの供給およびパルス計数はCPUが行う。回折
格子Gを上述基準位置から長波長側へ駆動しつゝ、パル
スモータPの回転量を計数して行くと、光源L1の48
6.0nm、次いで656.1nmの輝線が光検出器D
に入射する。そこでこの486.0nmおよび656.
1nmの輝線光のピークサーチを行い、ピーク中心が検
出されると、そのときのパルスモータPの回転量xが4
86.0nmおよび656.1nmの波長に対応する。
このxの値とROM内に格納してある上記両輝線の波長
とから(2)式のKを決定できる。Kは二つの輝線光から
得られる値の平均をとる。その上で変換表作成プログラ
ムにより変換表を作成して不揮発性メモリEEPROM
に書込む。
変換表作成プログラムはパルスモータPの回転量の一ス
テップ毎のxの値について波長λを計算するもので、前
述したようにxp=θとなるような減速機構B、一般的
には回折格子駆動機構によって決まっている定数をpと
して、(2)式に示されるようにpxのsinを算出する必要
があるが、計算時間を短縮するため、幾つかのxの値に
ついてのsinpxの値を予め計算してROMに保有して
むき、中間のxの値については適当な補間演算でsinp
xを計算するようにし、このようにして計算されたsin
pxに上述したKの値を掛算し、一ステップ毎のxの値
と共に不揮発性メモリEEPROMに書込むようになっ
ている。
次に実際の分析を行うときは回折格子Gの基準位置から
のパルスモータPの回転量xに対する波長値を上記不揮
発性メモリEEPROM内の変換表から引出せばよい。
上述実施例では較正テストに分光光度計の内部光源の輝
線を利用しているが、このようにすると分光光度計のユ
ーザー側において較正テストを行うことができる。しか
し較正テストそのものは外部光源を用いて行ってもよい
ことは云うまでもない。また上述実施例では較正テスト
は2本の輝線光を用いているだけであり、Kの値は2本
の輝線から求まるKの値の平均を用いているが、理論上
は1本の輝線光だけでも分散素子として回折格子を用い
る場合は較正可能である。しかし実際上前記(2)式のK
の値も格子定数の格子上の場所によるばらつき等の影響
で波長の関数になっているので、幾つかの輝線光に基づ
いてKの値を求め最少自乗法等によりKをxの関数とし
て、変換表をK(x)sinpxの形で作成するようにす
ればきわめて高精度な較正ができる。
なお回折格子の基準位置の検出は上述実施例では0次回
折光のピーク中心を検出することによって行っている
が、回折格子の回転軸にピンを立て、このピンを光電的
或は機械的に検出し、ピンが検出されたとき回折格子が
基準位置になっているようにしてもよい。
(発明の効果) 本発明によれば各分光光度計毎の工作上の誤差の存在に
かゝわらず、何れの分光光度計でも夫々に適合した分散
素子回転量と波長との変換表を用いることができ、しか
もそのため格別大容量のROMを必要としないで高精度
の分光光度計が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例分光光度計に用いられる分光
器の斜視図、第2図は同実施例分光光度計の全体構成を
示すブロック図、第3図は較正テストに用いられる重水
素ランプの分光エネルギー特性グラフ、第4図は回折格
子の光の入出射角と波長との関係を説明する図である。 G…回折格子、A…回折格子の回転軸、B…減速機構、
P…パルスモータ、M1…コリメータ鏡、M2…カメラ
鏡、S1…入口スリット、S2…出口スリット、L1,
L2…光源、MC…分光器、C…試料室、D…光検出
器、K…制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転をサインバーを介さず直接に
    分散素子の回転に変換する型の回析格子分光光度計にお
    いて、pを回析格子の駆動機構によって決まる定数とし
    て回析格子駆動モータの回転量xを波長値λに変換する
    基本式λ=Ksinpxでxを与えてλを算出する変換
    表作成機能を備え、較正動作モードを指定することが可
    能で、上記較正モードにおいて、既知波長の輝線光検出
    動作を行い同輝線が検出されたときの上記駆動モータの
    回転量と上記輝線の既知波長とから上記変換表作成に用
    いられる係数Kを決定し、その係数を用いて、変換表を
    作成して不揮発性メモリに格納し、分析動作時に同メモ
    リ内の上記変換表により、駆動モータの回転量を波長値
    に変換する制御装置を有することを特徴とする分光光度
    計。
JP1019251A 1989-01-28 1989-01-28 分光光度計 Expired - Fee Related JPH0660844B2 (ja)

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CN90100456.1A CN1019604B (zh) 1989-01-28 1990-01-24 分光光度计
DE90101485T DE69002955T2 (de) 1989-01-28 1990-01-25 Verfahren zum Betrieb eines Spektrophotometers.
EP90101485A EP0381053B1 (en) 1989-01-28 1990-01-25 Method of operating a spectrophotometer

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