JPH0651625U - 竪型容器用蓋昇降装置 - Google Patents

竪型容器用蓋昇降装置

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JPH0651625U
JPH0651625U JP9219792U JP9219792U JPH0651625U JP H0651625 U JPH0651625 U JP H0651625U JP 9219792 U JP9219792 U JP 9219792U JP 9219792 U JP9219792 U JP 9219792U JP H0651625 U JPH0651625 U JP H0651625U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蓋5をアクチュエータ19により昇降させ、蓋
5が上昇し切った場合にのみ、この蓋5を容器本体1の
上端開口から水平方向に退避させる。 【構成】アクチュエータ19の出力軸24により、押上
腕25、吊り上げ腕16を介して、蓋5を昇降させる。
蓋5が上昇し切った場合に、ガイドロッド47が回り止
めリング51から抜け出る。この結果、吊り上げ腕16
が連結ロッド30を中心に回動可能となり、蓋5を上記
上端開口から退避させられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係る竪型容器用蓋昇降装置は、例えば大型培養装置の蓋を人手によ らず開閉する為、この蓋を動力により昇降させるものである。
【0002】
【従来の技術】
各種微生物や植物細胞を培養する為に、各種の培養装置が使用されている。培 養装置は、上端が開口した竪型の容器本体と蓋とを備えている。培養作業時には この蓋により上記容器本体の上端開口を塞ぎ、この蓋を容器本体に、ボルト等の 抑え部材により抑え付ける。この際、蓋の下面と上記容器本体の上端面との間で 、Oリング等のシール材を弾性的に圧縮して、蓋の下面と容器本体の上端面との 間の気密及び液密を保持する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、大型の培養装置を構成する蓋の開閉を容易に行なえる竪型容器用蓋 昇降装置を得るものである。
【0004】 工場で使用される大型の培養装置には、例えば容器本体だけでも高さが1mを 越え、蓋の直径が60cm前後のものがある。この様な大型の培養装置の蓋は重量 が嵩み、しかも床面から高い位置に存在する為、人手によりこの蓋を昇降させる 事は困難である。この為、油圧シリンダ等のアクチュエータを使用してこの蓋の 開閉を行なう事が考えられるが、単にアクチュエータにより蓋を昇降させるだけ で容器本体の上方に蓋が存在するのでは、開放時にもこの蓋が邪魔になって、各 種作業を行ないにくい。
【0005】 この為、蓋の開放時にはこの蓋を容器本体の上方から退避させる事が考えられ るが、この場合には、蓋を昇降させる途中で蓋が水平方向に動かない様にする事 が、不用意に蓋が動く事で作業者が負傷したりするのを防止する面から必要であ る。
【0006】 本考案の竪型容器用蓋昇降装置は、この様な事情に鑑みて考案されたものであ る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の竪型容器用蓋昇降装置は、上端が開口した容器本体と、この容器本体 の上端開口を開閉する蓋とを備えた竪型容器に組み付けて上記蓋を昇降させるも のである。
【0008】 この様な本考案の竪型容器用蓋昇降装置は、上記蓋の上面にその基端部を固定 し、先端部を蓋の外周縁よりも直径方向外方に突出させた吊り上げ腕と、鉛直方 向に亙って変位自在な出力軸を有し、この出力軸を上方に突出させた状態で、上 記容器本体の外側に鉛直方向に亙って配置されたアクチュエータと、このアクチ ュエータの上方に鉛直方向に亙って配置され、その下端部を上記出力軸の上端部 に結合し、その上端部に上記吊り上げ腕の先端部を、鉛直軸を中心とする回転自 在に枢支した押上腕と、上記容器本体の外側面に、鉛直方向に亙って支持された ガイドロッドと、上記吊り上げ腕の下部で上記鉛直軸から水平方向にずれた位置 に設けられた、上記ガイドロッドの上部を挿入自在な回り止めリングとを備えて いる。
【0009】 そして、上記ガイドロッドは、上記出力軸により上記蓋が上端位置に迄上昇す る事で上記回り止めリングの下方に抜け出るものである。
【0010】
【作用】
上述の様に構成される本考案の竪型容器用蓋昇降装置は、アクチュエータの出 力軸を鉛直方向に移動させ、押上腕と吊り上げ腕とを介して蓋を昇降させる事で 、容器本体の上端開口を開閉する。
【0011】 蓋が上端位置に移動する迄は、ガイドロッドが回り止めリングに挿通されてい る為、吊り上げ腕が鉛直軸を中心として回転する事はなく、蓋が水平方向に変位 する事もない。この蓋が上端位置に迄移動すると、上記ガイドロッドが回り止め リングから抜け出して、上記吊り上げ腕が鉛直軸を中心として回動自在となる。 この状態で蓋を水平方向に押せば、この蓋が容器本体の上端開口から退避して、 この上端開口を大きく開放出来る。
【0012】
【実施例】
図1〜7は本考案の実施例を示している。培養装置の竪型容器を構成する容器 本体1の上端開口部には下側フランジ2を、全周に亙って固定している。この容 器本体1の外周面には加温ジャケット3を設けて、容器本体1内に貯溜した液体 を所望の温度に加温自在としている。又、上記容器本体1の底部には接続管4、 4を設けて、この容器本体1内に、所望の液体を出し入れ自在としている。
【0013】 この様な容器本体1の上方には、この容器本体1の上端開口を開閉する為の蓋 5を設けている。この蓋5の下端開口部には、上記下側フランジ2と対向する上 側フランジ6を、全周に亙り固定している。この様な蓋5には、各種センサやホ ースを挿通或は接続する為の接続部を設けている。
【0014】 上記下側フランジ2の上面内周寄り部分には係止凹溝7を、全周に亙り形成し ている。そしてこの係止凹溝7に、シール材であるOリング8を嵌装している。 このOリング8の上端部は、自由状態では上記係止凹溝7の上端開口から上方に 突出するが、次述する蓋5の緊締時には弾性的に圧縮されて、係止凹溝7内に押 し込まれる。従って、Oリング8が自由状態時に係止凹溝7から突出する高さが 、このOリング8の圧縮代である。
【0015】 更に、上記下側、上側両フランジ2、6の外周縁で互いに整合する位置には、 複数個ずつ(図示の例では6個ずつ)の切り欠き9、10を形成している。上記 容器本体1の上端部外周面で、上記各切り欠き9、9の直下位置部分にはブラケ ット11、11を設け、各ブラケット11、11にボルト12、12の下端部を 、横軸13、13により枢支している。そして、各ボルト12、12の上端部に 、このボルト12、12と共に抑え部材を構成する、袋ナット14、14を螺合 させている。各袋ナット14、14には、この袋ナット14、14を回転させる 工具(棒材)を挿入する為の、円環部15、15を設けている。
【0016】 前記蓋5の上面片隅部(図2の左上隅部)には、吊り上げ腕16の基端部を固 定している。この吊り上げ腕16の先端部は、上記蓋5の外周縁よりも直径方向 外方に突出している。そして、この吊り下げ腕16の先端部下縁に、円形の取付 板17を溶接固定し、この取付板17の下面に結合板18を、螺子止め固定して いる。
【0017】 一方、前記容器本体1の下部側面で、上記吊り上げ腕16の先端部下方に位置 する部分にはブラケット20を固定し、このブラケット20に設けた横軸21に アクチュエータ19を枢支する事で、このアクチュエータ19を鉛直方向に亙っ て配置している。このアクチュエータ19は上端部に、ベローズ23により覆わ れた出力軸24を有する。又、このアクチュエータ19は、モータ22により駆 動される送り螺子機構を内蔵しており、このモータ22への通電により上記出力 軸24を、鉛直方向に亙って変位させる。
【0018】 前記吊り上げ腕16の先端部と上記アクチュエータ19の出力軸24の上端部 とは、押上腕25により結合している。この押上腕25は、上記出力軸24の上 端部に結合される下端結合部材26と、この下端結合部材26の上端部に結合固 定されたシリンダ部材27と、このシリンダ部材27の上端面外半部に結合固定 された保持部材28と、この保持部材28の内側に保持されたスラスト軸受29 と、上端部を上記吊り上げ腕16の先端部に結合し、上記スラスト軸受29の内 側を挿通して、上記シリンダ部材27内に挿入された連結ロッド30とから構成 されている。この連結ロッド30が、前記吊り上げ腕16を枢支する鉛直軸とし て機能する。
【0019】 上記シリンダ部材27は、それぞれが鉛直方向に亙る、内外1対のシリンダ孔 31、32を有する。そして、前記容器本体1の直径方向外側のシリンダ孔31 に、上記連結ロッド30を挿通している。このシリンダ孔31の内周面と連結ロ ッド30の外周面との間には、滑り易い材料により造られたスリーブ33、33 を設けている。従って上記連結ロッド30は、上記シリンダ部材27に対する軸 方向(鉛直方向)に亙る変位、並びに回転が自在である。尚、上記連結ロッド3 0の下端部で、上記下端結合部材26の内側に位置する部分には、ストッパ34 を固定して、この連結ロッド30が上記シリンダ孔31から上方に抜け出るのを 防止している。
【0020】 一方、上記連結ロッド30の上端部には小径部35を形成し、この小径部35 に上端結合部材36を外嵌している。この上端結合部材36の内周面と上記小径 部35の外周面との間にはキー37を設けて、上端結合部材36が小径部35に 対し回転するのを防止している。又、この上端結合部材36の中間部外周面には 鍔部38を形成している。そして、この上端結合部材36の上部で、この鍔部3 8よりも上側部分を、前記取付板17並びに結合板18に形成した通孔39、4 0に挿入している。この状態で、上記連結ロッド30の上端面には抑え板41を 、ボルト42により結合固定している。そして、この抑え板41と上記鍔部38 とを、別のボルト43により結合している。この結果、上記連結ロッド30の上 端部は、上端結合部材36と取付板17並びに結合板18とを介して、前記吊り 上げ腕16の先端部に結合される。
【0021】 上記上端結合部材36の下端部は、前記保持部材28の上端開口部に挿入され ている。図示の実施例では、この上端開口部内周面に係止されたOリング44の 内周縁を、上記上端結合部材36の下端部外周面に摺接させて、保持部材28内 への塵芥等の進入防止を図っている。互いに対向する、上記上端結合部材36の 下端面36aと前記スラスト軸受29の上面との間には、前記アクチュエータ1 9の出力軸24が下端位置に迄下降した状態で、高さ寸法がhの隙間45が形成 される。この隙間45が、押上腕25の圧縮方向の遊びになる。従って、上記高 さ寸法hは、前記Oリング8の圧縮代よりも大きい。又、上記高さ寸法hは、上 記保持部材28の上面と前記鍔部38の下面との間の隙間46の高さ寸法Hより も小さく(h<H)して、上記保持部材28の上面と前記鍔部38の下面とが当 接する以前に、上記上端結合部材36の下端面36aと前記スラスト軸受29の 上面とが当接する様にしている。
【0022】 更に、前記容器本体1の中間部側面で、アクチュエータ19を支持する為のブ ラケット20の上方には、ガイドロッド47を、鉛直方向に亙って支持している 。下半部の上下2箇所位置を支持されたガイドロッド47の中間部は、前記シリ ンダ部材27に形成した内外1対のシリンダ孔31、32の内、内側のシリンダ 孔32に挿通している。このシリンダ孔32の内周面と上記ガイドロッド47の 外周面との間には、滑り易い材料により造られたスリーブ48、48を介在させ て、上記シリンダ部材27がガイドロッド47に沿って、軽い力で昇降出来る様 にしている。
【0023】 前記取付板17並びに結合板18の一部で、前記蓋5を容器本体1の上方に移 動させた状態で、上記ガイドロッド47と整合する位置には、それぞれ通孔49 、50を形成している。この内、取付板17に形成した通孔49の内径は、上記 ガイドロッド47の外径よりも十分に大きく、結合板18に形成した通孔50の 内径は、ガイドロッド47の外径よりも少しだけ大きく、それぞれ形成している 。そして、結合板18の通孔50の内側に、上記ガイドロッド47を挿通自在な 回り止めリング51を装着している。
【0024】 ナイロン等の滑り易い材料により造られた、この回り止めリング51の下側開 口周縁部には、図6に示す様に、円弧状の位置決め壁52を設けている。この様 な回り止めリング51は、位置決め壁52を前記連結ロッド30を中心とする円 弧の(直径方向端部ではなく)円周方向片側に位置させた状態で、上記通孔50 の内側に装着している。回り止めリング51に形成した小孔53には図示しない ピンを挿入して、この回り止めリング51が通孔50の内側で回転するのを防止 している。
【0025】 上述の様に構成される本考案の竪型容器用蓋昇降装置の作用は、次の通りであ る。先ず、それ迄開放状態にあった容器本体1の上端開口を塞ぐ場合、この上端 開口から側方に退避していた蓋5を、この上端開口の上方に移動させるべく、前 記吊り上げ腕16を連結ロッド30を中心として回転させる。この際、蓋5並び に吊り上げ腕16は、図4に鎖線で示す様に、上昇位置にある。吊り上げ腕16 を回転させると、ガイドロッド47の上端部側面が、上記回り止めリング51の 位置決め壁52の内側面に当接すると同時に、蓋5下端の上側フランジ6と容器 本体1上端の下側フランジ2とが整合する。
【0026】 そこで、この状態からアクチュエータ19のモータ22に通電し、送り螺子機 構を介して出力軸24を、下方に移動させる。蓋5を開放する為、上記吊り上げ 腕16を上昇させた状態では、前記シリンダ部材27が連結ロッド30に対して 上昇し、スラスト軸受29の上面と上端結合部材36の下面とが当接している。 即ち、シリンダ部材27を含んで構成される押上腕25の遊びは、この押上腕2 5を伸長させる方向にのみ存在し、この押上腕25を収縮させる方向には存在し ない。この為、蓋5が開いた状態から出力軸24を下方に移動させると、この出 力軸24の移動分だけ、上記押上腕25を介して蓋5が下降する。
【0027】 この様にして蓋5が少し下降すると、前記ガイドロッド47の上端部が回り止 めリング51の内側に進入する。この状態で上記蓋5は、上記連結ロッド30を 中心として回転する事がなくなる。従って、一度整合させた上記下側フランジ2 と上側フランジ6とがずれる事がなくなる。
【0028】 この状態から更に蓋5を下降させると、この蓋5に固定した上側フランジ6の 下面と、容器本体1に固定した下側フランジ2の上面とが、Oリング8を介して 当接し、容器本体1の上端開口が塞がれる。上記アクチュエータ19の出力軸2 4は、この様に蓋5が容器本体1の上端開口を塞いだ後も、上記押上腕25の遊 び分だけ下降して、移動方向下端に達する。この結果、押上腕25の遊びは、こ の押上腕25を収縮する方向に存在する様になる。
【0029】 この様に下側フランジ2の上面に上側フランジ6を載せた後、それ迄横軸13 、13を中心として下方に回動していたボルト12、12を、図1、3に示す様 に上方に回動させ、このボルト12、12を上記両フランジ2、6外周縁の切り 欠き9、10に進入させる。この際に、各ボルト12、12に螺合した袋ナット 14、14は、それぞれ各ボルト12、12の先端寄りに移動させておく。
【0030】 各ボルト12、12を上記各切り欠き9、10内に進入させたならば、各ボル ト12、12に螺合させた袋ナット14、14を回転させて、各袋ナット14、 14の下面により、上側フランジ6の上面外周寄り部分を強く抑え付ける。この 結果、下側フランジ2の係止凹溝7に係止されたOリング8が、この係止凹溝7 から突出しない程度に迄、弾性的に押し潰される。この様にOリング8が押し潰 されるのに伴なって、上記上側フランジ6を固定した蓋5が、上記Oリング8の 圧縮代分だけ下降し、吊り上げ腕16を介してこの蓋5に結合された押上腕25 の上端部を構成する上端結合部材36が、下方に押される。
【0031】 この様に押上腕25の上端部が下方に押されても、この押上腕25を構成する 上端結合部材36の下端面36aとスラスト軸受29の上面との間には、上記圧 縮代よりも大きな高さ寸法hを有する隙間45が、圧縮方向に亙る遊びとして存 在する為、上記上端結合部材36が圧縮代分下方に押されても、この押上腕25 の下端結合部材26が、上記アクチュエータ19の出力軸24を下方に押す事は ない。この結果、出力軸24を昇降させる為の送り螺子機構に無理な力が加わる 事がなくなり、アクチュエータ19の破損防止が図られる。
【0032】 蓋5を開放する場合には、前記袋ナット14、14を弛め、各ボルト12、1 2を下方に回動させた後、上記アクチュエータ19の出力軸24を上昇させる。 この出力軸24が、上記隙間45の高さ寸法h分だけ上昇すると、スラスト軸受 29の上面と上端結合部材36の下面36aとが当接し、この出力軸24の動き が上端結合部材36に伝わる様になる。
【0033】 出力軸24は更に上昇する為、上記上端結合部材36、取付板17並びに結合 板18、吊り上げ腕16を介して蓋5が、図4の実線位置から鎖線位置に迄上昇 させられる。この上昇途中では、前記ガイドロッド47が前記回り止めリング5 1内に存在する為、上記吊り上げ腕16が連結ロッド30を中心に回転する事が ない。従って、上記蓋5が不用意に側方に回動する事が防止される。
【0034】 蓋5が上昇し切ると、上記ガイドロッド47が回り止めリング51から抜け出 て、上記吊り上げ腕16が連結ロッド30を中心に回転自在となる。そこで、上 記蓋5を側方に移動させて、容器本体1の上端開口を広く開放する。この際蓋5 の重量は、スラスト軸受29により支承する。尚、アクチュエータ19の出力軸 24を所望の位置で停止させる事は、リミットスイッチ55、55からの信号に より行なう。又、停止時には、前記モータ22の下側に設けたブレーキ54を作 動させて、停止位置が所望位置からずれるのを防止する。
【0035】
【考案の効果】
本考案の竪型容器用蓋昇降装置は、以上に述べた通り構成され作用するので、 重量の嵩む蓋の開閉作業を、人手によらず、容易に行なえ、しかも蓋を昇降させ る途中で蓋が不用意に水平方向に動くのを防止して、蓋が不用意に動く事で作業 者が負傷したりする事の防止を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の竪型容器用蓋昇降装置が組み込まれる
培養装置を示す、半部縦断側面図。
【図2】同平面図。
【図3】図1のA部拡大図。
【図4】図2のB−B断面図。
【図5】図4のC部拡大図。
【図6】位置決めリングの縦断面図。
【図7】同底面図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 下側フランジ 3 加温ジャケット 4 接続管 5 蓋 6 上側フランジ 7 係止凹溝 8 Oリング 9、10 切り欠き 11 ブラケット 12 ボルト 13 横軸 14 袋ナット 15 円環部 16 吊り上げ腕 17 取付板 18 結合板 19 アクチュエータ 20 ブラケット 21 横軸 22 モータ 23 ベローズ 24 出力軸 25 押上腕 26 下端結合部材 27 シリンダ部材 28 保持部材 29 スラスト軸受 30 連結ロッド 31、32 シリンダ孔 33 スリーブ 34 ストッパ 35 小径部 36 上端結合部材 36a 下端面 37 キー 38 鍔部 39、40 通孔 41 抑え板 42、43 ボルト 44 Oリング 45、46 隙間 47 ガイドロッド 48 スリーブ 49、50 通孔 51 回り止めリング 52 位置決め壁 53 小孔 54 ブレーキ 55 リミットスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端が開口した容器本体と、この容器本
    体の上端開口を開閉する蓋とを備えた竪型容器に組み付
    けて上記蓋を昇降させる、竪型容器用蓋昇降装置であっ
    て、上記蓋の上面にその基端部を固定し、先端部を蓋の
    外周縁よりも直径方向外方に突出させた吊り上げ腕と、
    鉛直方向に亙って変位自在な出力軸を有し、この出力軸
    を上方に突出させた状態で、上記容器本体の外側に鉛直
    方向に亙って配置されたアクチュエータと、このアクチ
    ュエータの上方に鉛直方向に亙って配置され、その下端
    部を上記出力軸の上端部に結合し、その上端部に上記吊
    り上げ腕の先端部を、鉛直軸を中心とする回転自在に枢
    支した押上腕と、上記容器本体の外側面に、鉛直方向に
    亙って支持されたガイドロッドと、上記吊り上げ腕の下
    部で上記鉛直軸から水平方向にずれた位置に設けられ
    た、上記ガイドロッドの上部を挿入自在な回り止めリン
    グとを備え、上記ガイドロッドは、上記出力軸により上
    記蓋が上端位置に迄上昇する事で上記回り止めリングの
    下方に抜け出るものである、竪型容器用蓋昇降装置。
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