JP2591647Y2 - 竪型容器の蓋開閉装置 - Google Patents

竪型容器の蓋開閉装置

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JP2591647Y2
JP2591647Y2 JP1993062384U JP6238493U JP2591647Y2 JP 2591647 Y2 JP2591647 Y2 JP 2591647Y2 JP 1993062384 U JP1993062384 U JP 1993062384U JP 6238493 U JP6238493 U JP 6238493U JP 2591647 Y2 JP2591647 Y2 JP 2591647Y2
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lid
locking pin
elevating
fixing hole
actuator
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JP1993062384U
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JPH0731645U (ja
Inventor
利道 市川
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株式会社千代田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係る竪型容器の蓋開閉
装置は、例えば大型培養装置の蓋体を人手によらず開閉
する為、この蓋体を動力により昇降させる昇降装置に組
み込んで使用する。
【0002】
【従来の技術】各種微生物や植物細胞を培養する為に、
各種の培養装置が使用されている。培養装置を構成する
培養槽は、上端が開口した竪型の容器本体とこの容器本
体の開口を塞ぐ蓋体とから成る。この蓋体は、昇降する
事で上記容器本体の上端開口を開閉する。
【0003】工場等で使用される大型の培養装置には、
例えば容器本体だけでも高さが1mを越え、蓋体の直径
が60cm前後のものがある。この様な大型の培養装置の
蓋体は重量が嵩み、しかも床面から高い位置に設けられ
る為、人手によりこの蓋体を昇降させる事は困難であ
る。この為従来から、上記蓋体を昇降させるのに、電動
式の送りねじ装置、或は油圧シリンダ等のアクチュエー
タを使用して、この蓋体の開閉を行なっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述の様な、動力によ
り蓋体を昇降させる装置を設けた培養装置では、作業者
が上記蓋体を上昇させるべく、操作ボックス6のスイッ
チにより蓋体2を図1に鎖線で示す様に上昇させて、容
器本体1内の清掃等の作業を行なっている際に、過って
下降用のスイッチをONすると、作業者が蓋体2と容器
本体1の間に挟まれる危険がある。
【0005】本考案の竪型容器の蓋開閉装置は、この様
な事情に鑑みて考案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の竪型容器の蓋開
閉装置は、上端が開口した容器本体と、この容器本体の
側方に設けられたフレームと、このフレームに鉛直方向
に亙って支持されたガイドレールと、このガイドレール
に沿って昇降する昇降部材と、昇降する事により上記容
器本体の上端開口を開閉する蓋体と、この蓋体をその先
端部に固定すると共に上記昇降部材にその基端部を固定
した吊り上げ腕と、伸縮に基づいてこの吊り上げ腕を昇
降させるアクチュエータと、このアクチュエータを伸縮
させる為のスイッチを有する操作ボックスと、このスイ
ッチの操作に基づいて上記アクチュエータを伸縮させる
制御器と、上記操作ボックスに固定された係止ピンと、
上記昇降部材に固定された昇降板に水平方向に亙って穿
設された、上記係止ピンを挿通自在な昇降孔と、上記フ
レームに固定された固定板に水平方向に亙って穿設され
た、上記係止ピンを挿通自在な固定孔と、この固定孔の
近傍に設けられて、この固定孔への上記係止ピンの挿入
を検出する検出スイッチとを備え、上記昇降孔と上記固
定孔とは、上記蓋体が上端位置に迄上昇した場合に互い
に整合し且つ近接して、上記係止ピンをこれら両孔に同
時に挿通自在とする位置に設けられており、上記制御器
は、上記検出スイッチが上記固定孔への係止ピンの挿入
を検出しない場合にのみ、上記アクチュエータの伸縮を
可能とするものである。
【0007】
【作用】上述の様に構成される本考案の竪型容器の蓋開
閉装置の作用は、次の通りである。先ず、清掃作業等を
行なう為に容器本体に載置された蓋体を開放させるべ
く、操作ボックスのスイッチにより、アクチュエータを
上方に伸長させると、昇降部材がフレームのガイドレー
ルに沿って上昇し、吊り上げ腕を介して上記蓋体が上昇
する。この際操作ボックスに付属の係止ピンは、昇降孔
及び固定孔から抜き出しておく。
【0008】昇降部材の上昇に伴って蓋体が上端位置ま
で上昇して停止したならば、昇降板の昇降孔と固定板の
固定孔とに、操作ボックスの係止ピンを差し込む。これ
により昇降部材は、フレームに確実に固定され、操作ボ
ックスの誤操作により蓋体が下降する事がなくなる。
又、この状態では、検出スイッチからの信号により制御
器が、上記アクチュエータを伸縮させる事がなくなる。
従って、上記両孔に係止ピンを挿通したままアクチュエ
ータが伸縮する事で、構成各部を破損する事はない。
【0009】
【実施例】図1〜3は、本考案の実施例を示している。
本考案は、上昇させた蓋体を機械的手段により固定する
事に特徴がありその他の構成及び作用は従来構造と同様
である為、その特徴部分を中心に説明する。
【0010】培養装置の竪型容器を構成する容器本体1
の上側には、この容器本体1の上端開口を開閉する為の
蓋体2を設けている。この蓋体2の上面片隅部(図1の
右隅部)には、一対の吊り上げ腕5の先端部をそれぞれ
固定している。この吊り上げ腕5の基端部は、上記蓋体
2の外周縁よりも直径方向外方に突出している。
【0011】一方、容器本体1の側方に設けられたフレ
ーム3に鉛直方向に亙って支持されたガイドレール4に
は、このガイドレール4に沿って昇降自在な昇降部材9
を支持している。この昇降部材9は、電動モータにより
駆動される送りねじ装置等のアクチュエータ8の伸縮に
基づいて昇降させられる。又、このアクチュエータ8の
伸縮は、図示しない制御器により制御される。又、上記
昇降部材9の側面には昇降板10が固定されており、こ
の昇降板10の先端部に昇降孔10aが形成されてい
る。
【0012】又、上記フレーム3の上部側面には、固定
板11を固定している。そして、この固定板11に固定
孔11aを形成している。これら昇降孔10a及び固定
孔11aは、それぞれ水平方向に亙って穿設されてい
る。又、各孔10a、11aは、次述する操作ボックス
6に固定の係止ピン7を挿通自在な内径を有する。上記
固定板11は、取付板12をボルト13により緊締する
事で固定されている。
【0013】又、上記アクチュエータ8を伸縮させる指
令信号を出す為の操作ボックス6と上記制御器とは、ス
パイラルコード15により接続されている。前記蓋体2
を昇降させるべく、上記アクチュエータ8を伸縮させる
際には、上記スパイラルコード15を伸ばしつつ、上記
操作ボックス6を、上記容器本体1の手前側(図1の左
側)の操作し易い場所に引き出す。
【0014】又、上記操作ボックス6の背面(図1〜4
の右側面)には支持板16を固定し、この支持板16の
上端部背面に、係止ピン7の基端部を結合固定してい
る。この係止ピン7の先端部は先細にテーパさせて、前
記昇降孔10a及び固定孔11aへの挿入を容易にして
いる。
【0015】更に、前記フレーム3の側面で、前記固定
板11の下側位置には、検出スイッチ14を設けてい
る。この検出スイッチ14は上記固定板11の固定孔1
1aに係止ピン7が挿入された際に、この固定板11の
片端面(図1〜3の右端面)から突出した係止ピン7の
先半部の外周面7aにより押される。前記制御器は、上
記検出スイッチ14が係止ピン7により押された状態で
は、前記アクチュエータ8を伸縮させる事はない。尚、
上記検出スイッチ14の取付位置は、上記固定板11の
取付板12に形成されている長孔12aとボルト13に
より調整自在である。
【0016】上述の様に構成される本考案の竪型容器の
蓋開閉装置の作用は、次の通りである。容器本体1の上
端開口を開放するには、操作ボックス6のスイッチによ
りアクチュエータ8を伸長させる。このアクチュエータ
8の伸長に伴い、吊り上げ腕5に固定された蓋体2がこ
の蓋体2に接続されている配管と共に、図1の実線位置
から鎖線位置に迄、容器本体1の上方に上昇する。
【0017】この様にして上昇した蓋体2が図1の鎖線
位置(上端位置)で停止している時には、上記吊り上げ
腕5及び昇降部材9も同図の鎖線で示す位置に停止す
る。この時に、この昇降部材9の昇降板10の昇降孔1
0aと前記固定板11の固定孔11aとは整合する位置
にある。そこで、これら両孔10a、11aに、操作ボ
ックス6に固定の係止ピン7を差し込む。尚、蓋体2が
上昇し切った後、所定時間を経過しても上記両孔10
a、11aに係止ピン7が差し込まれず、従って前記検
出スイッチ14が係止ピン7に押されない場合には、前
記制御器が、ブザーを鳴らす等の警報を発する。
【0018】この様に、昇降部材9の昇降板10に穿設
された昇降孔10aと前記フレーム3に固定した固定板
11の固定孔11aとに上記係止ピン7を差し込む事に
より、上記昇降部材9を上端位置で固定する。この結
果、上記昇降部材9に吊り上げ腕5を介して固定されて
いる蓋体2が容器本体1の上方に於いてフレーム3に支
持固定される。従って、操作ボックス6の誤操作によ
り、蓋体2が不用意に下降する事がなくなる。
【0019】
【考案の効果】本考案の竪型容器の蓋開閉装置は、以上
に述べた通り構成され作用するので、重量の嵩む蓋体の
開閉作業を行なう際に上昇させた蓋体を上端位置で確実
に固定することができるので、作業者の傷害を確実に防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の竪型容器の蓋開閉装置が組み込まれる
培養装置を示す略半部縦断側面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】蓋体が上昇した時の、図2と同様の図。
【図4】係止ピンを備えている操作ボックスの斜視図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋体 3 フレーム 4 ガイドレール 5 吊り上げ腕 6 操作ボックス 7 係止ピン 7a 外周面 8 アクチュエータ 9 昇降部材 10 昇降板 10a 昇降孔 11 固定板 11a 固定孔 12 取付板 12a 長孔 13 ボルト 14 検出スイッチ 15 スパイラルコード 16 支持板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端が開口した容器本体と、この容器本
    体の側方に設けられたフレームと、このフレームに鉛直
    方向に亙って支持されたガイドレールと、このガイドレ
    ールに沿って昇降する昇降部材と、昇降する事により上
    記容器本体の上端開口を開閉する蓋体と、この蓋体をそ
    の先端部に固定すると共に上記昇降部材にその基端部を
    固定した吊り上げ腕と、伸縮に基づいてこの吊り上げ腕
    を昇降させるアクチュエータと、このアクチュエータを
    伸縮させる為のスイッチを有する操作ボックスと、この
    スイッチの操作に基づいて上記アクチュエータを伸縮さ
    せる制御器と、上記操作ボックスに固定された係止ピン
    と、上記昇降部材に固定された昇降板に水平方向に亙っ
    て穿設された、上記係止ピンを挿通自在な昇降孔と、上
    記フレームに固定された固定板に水平方向に亙って穿設
    された、上記係止ピンを挿通自在な固定孔と、この固定
    孔の近傍に設けられて、この固定孔への上記係止ピンの
    挿入を検出する検出スイッチとを備え、上記昇降孔と上
    記固定孔とは、上記蓋体が上端位置に迄上昇した場合に
    互いに整合し且つ近接して、上記係止ピンをこれら両孔
    に同時に挿通自在とする位置に設けられており、上記制
    御器は、上記検出スイッチが上記固定孔への係止ピンの
    挿入を検出しない場合にのみ、上記アクチュエータの伸
    縮を可能とするものである、竪型容器の蓋開閉装置。
JP1993062384U 1993-11-19 1993-11-19 竪型容器の蓋開閉装置 Expired - Lifetime JP2591647Y2 (ja)

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JPH0731645U JPH0731645U (ja) 1995-06-13
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